<この記事は2019年2月27日に更新されました>
4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においてもIELTSを取得するメリットは非常に大きいです。今回は、4つの技能に分かれている本試験にてリスニングについて解説をしていきます。
リスニング
IELTSのリスニングは、試験時間30分間(終了後、解答を転記時間として10分間あり)で、問題数は40問です。
他の3技能に比べて問題内容が易化するため、得点源になりやすいでしょう。
主に、話の要点や特定の情報を聞き取る能力、話者の意図や姿勢、目的を理解する力、議論の展開についていく力など幅広いリスニング力が問われます。
問題形式 リーディングの問題形式はSection1、Section2、Section3、Section4の4題からなり、いずれも音声は1度しか放送されません。
問題数は40問ですが、選択問題、組み合わせ問題、計画・地図・図表の分類、用紙・ メモ・表・フローチャートの穴埋め、要約・文章完成、記述式問題など様々な問題が出題されます。 配点は、各1点×40問=40点満点です。
大問ごとの解説
Section1は、日常生活における会話です。
登場人物は2人で、内容としては電話でやりとりを行う宿泊施設の予約などがあります。
Section2は、日常生活を扱った説明で、内容としては地域の施設に関する描写、 食事の手配に関する説明などがあります。
Section3は、アカデミックな会話で、登場人物は2人以上です。内容としては課題について話し合う大学の指導教官と生徒、研究計画について議論する学生といったものがあります。
Section4は、アカデミックな内容の説明で、内容としてはニュースや学校における説明や講義などがあります。 頻出の設問形式としては、聞き取りながら穴埋めをするディクテーションが多いです。
一般的には、section1→section4にかけて問題内容が難化すると考えられます。
対策
IELTSのリスニングは、聞いて問題に答えるだけでなく、それを正しいスペルで書かなくてはなりません。
したがって、その単語のスペルにミスがないか、単数・複数は正しいか、文法的に正確な品詞であるか、などといった通常のリスニングの試験で問われるところとは別の部分に注意する必要があります。
また、音声を聞き取る際は、必ずメモを取りましょう。
特に、話のキーワードとなる語句や、値段や時間などの数字は聞き逃さないようにして下さい。 音声は1度しか放送されません。
そのため、音声が流れる前に予め問題を読んでおくと良いでしょう。
具体的なリスニング対策としては、lELTSの過去問を解くことが良いでしょう。 まずは同じ音声を聞き、問題を解いたらわからない単語や熟語はメモして下さい。
また、知っている単語や熟語であっても、実際に聞くと省略されていたり、繋がって聞こえてしまい上手く聞き取れない表現があります。
そういった表現も覚えておくと良いです。
その後は、同じ音声を何度も音読しましょう。ディクテーションの練習は、時間を取りがちになってしまいます。
もしディクテーションをする時間がなければ、シャドウイングがおすすめです。
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