<この記事は2019年4月8日に更新されました>
学校で受けることも多いTEAP試験ですが、その他の4技能試験と比べると知名度が高くないかと思います。
そこで本記事では、
まずTEAPとはどういう試験なのか?という点から説明をして、
その後、各技能(本記事ではスピーキング)の説明をしていきます。
TEAPとは?
TEAPとは英検で知られる日本英語検定協会と上智大学が共同開発した英語技能試験です。
TEAPは留学を含む大学教育で遭遇する英語能力を測る試験なのです。
大学で英語を使用する場面というと、
英語の論文を読む・書く、英語でプレゼンテーションを行う、
もしくは英語で講義を受けるなどですね。
このような場面に対処できる英語能力を測るのがTEAPです。
TEAPは主に高校3年生の大学入試を想定して開発されております。
そのためTEAPの難易度は英検でいうと準2級~準1級でしょう。
海外留学を目的としたTOEFLほど難しくはありません。
さらに問題構成も特徴的です。
従来の大学入試ではリスニングと文法・リーディングが中心となっていましたが、TEAPでは読む・書く・聞く・話すの4技能が測られます。
TEAPスピーキングの解説と対策
スピーキングは4つのパートで構成されます。
PART1
Part1ではあなた自身のことを表現するような質問がされます。
ここは試験官と会話を楽しむようにリラックスしながら行いましょう。
使えるフレーズは
I like to 動詞の原形 ~するのが好きです。
I want to 動詞の原形 ~したいです。
My favorite 名詞 is ~ 私の好きな「名詞」は~です。などです。
対策としては
中学校で習うような簡単な構文を沢山暗記して、自然と口から出るようにしましょう。
この考え方は非常に大事です。
英語学習者の多くが、
間違えたらどうしよう、
だとか
簡単すぎる表現だと、よくないかな・・といった部分で悩まされてしまいます。
ですが、スピーキングにおいて大事なのは、
拙くても良いのでまずは喋り続けることがだいじです。
Part2
part2ではあなたが試験官にインタビューを行うというものです。
あなたにはカードが渡され、そのカードに試験官に尋ねなければいけない内容が書いてあります。
公式サイトの見本問題には
・The grade he/she teaches
・The subject he/she teaches
・Problem in class
・Advice for future high school teachers
とあります。
上2つにはteachesという動詞が入っていますよね。
だから
Which grade do you teach?
What subject do you teach?
でOKです。
簡単ですよね?
下2つは動詞ではなく名詞があります。
このときには
Are there any problems in the class?
Do you have any advice for future high school teachers?
Are there any 名詞? ~はありますか?
Do you have any 名詞 for ~? ~に向けて「名詞」はありますか?
は便利なので覚えておきましょう。
Part3
part3ではカードが渡され、それを読みます。
そしてあなたの意見を述べるというものです。
カードにはagreeかdisagreeなのかと尋ねられているので、
必ずI agree / I disagree with this statement.で始めましょう。
その後に賛成、もしくは反対の理由を述べていくだけです。
最後はThese reasons are why I agree / disagree with this statement.
で終えます。
PART4
Part4では試験官から少し進んだ内容の質問が尋ねられます。
ここでもあなたの意見を言う必要があります。
使えるフレーズは
I think ~ ~だと思います。
Yes, I think there are some advantages to ~ はい、~する利点はあると思います。
My first reason is that~ 1つ目の理由は~です
などです。
スピーキングではどれだけたくさんの英文を暗記できているかがカギとなります。
日頃から単語だけではなく、英文をも暗記するようにしましょう。
TEAPは各技能100点満点で合計400点満点です。
どのスコアを狙う方にも言えるのが、早めの対策が必要だということです。
特にライティングとスピーキングは、学校の授業で行われることはほとんどありません。
自分でどれだけ早めに対策を行えるかが重要になってきます。
200点越えを狙うのなら、英語の基本の文法やリスニング力を高めること大切です。
リスニングやリーディングでのミスをどれだけ少なくすることができるかが200点超えを達成できるかどうかのカギとなります。
300点以上を狙うのなら、ライティングとスピーキングに力を入れましょう。
どんなに勉強しても解けない文法問題が1~2問は出題されます。
それらの問題は諦めて、正解が必ず書かれている長文問題や図表問題を落とさないことが大切です。
またリスニングは9割以上狙いましょう。
リスニングセクションは高得点を一番狙いやすいパートです。
ライティングとスピーキングは対策をしっかり行えば、高得点を狙うことができるパートになります。
塾講師や学校の先生に頼んで、日頃からライティングの添削やスピーキングの練習を行うことが一番の練習です。
とにかく300点以上を狙うのなら、どれだけ間違いを減らせるのか、減点されるポイントを減らすことができるかが勝負となってきます。
まとめ
4技能、特にスピーキングというと、大変なイメージがあり、ネイティブ以外はむりだ・・と思ってしまいがちですが、
今回紹介したポイントを押さえていただくだけでも、
TEAPスピーキングで高得点を狙えます。
敷居が高く感じてしまいますが、
TEAPは総合的な英語学習を測るいいテストなので、ぜひ受験してみてください。
TEAPの成績をあげるために、何をしたら良いのか?、どのようなことをしたら良いのかお悩みの場合は御気軽に、こちらよりお申し込みください。
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