早稲田大学人間科学部 入試難易度:2.0 国語が難しい早稲田大学の中でも平易な問題が出題されます。そのため合格のためには8割は最低でも必要ならラインとなってきます。 全体概観:配点50点 時間60分 現代文と古文漢文融合問題の2問から構成されています。 大問Ⅰ 早稲田大学人間科学部では例年大問1に現
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早稲田大学人間科学部
入試難易度:2.0
国語が難しい早稲田大学の中でも平易な問題が出題されます。そのため合格のためには8割は最低でも必要ならラインとなってきます。
全体概観:配点50点 時間60分
現代文と古文漢文融合問題の2問から構成されています。
大問Ⅰ
早稲田大学人間科学部では例年大問1に現代文の問題が出題されます。早稲田大学の他学部と比べると平易な文章ではありますが、背景知識がないと難しい問題が多いです。近代から現代に移り変わる中で文化における変化にどのような変化が起こったのかを理解しながら勉強してください。早稲田現代文はその他の私立大学と比べて圧倒的に現代文の難易度が高くなっています。この現代文に対抗するためには、早稲田大学の現代文がなぜ他の大学と比べて難しいのか?という特徴をしらなければいけません。
なぜ早稲田大学の現代文は難しいのか?
早稲田大学の現代文がMARCH以下の大学よりも難しい要因は大きく分けて長さと文章の中身の2つあります。この2つの難しい要因の長さについてまず考えてみましょう。
対策1 長さにどう対策すればよいのか?
早稲田大学の文章はMARCH以下の大学と比べると遥かに長いです。多くの学生がこの長さに耐え切れず結局この文章は何を言ってるのか?という部分を理解できずに終わってしまいます。この問題に対して、”文章を短く読む”というのが解決策になります。これはどういうことかというと、短く読む=わからない部分を飛ばして読む、1段落飛ばしで読むだとかそういうものではありません。実際に短く読むのではなくて、文章を読む際の自身の印象度を操作して読み終わった後に、この著書は何を言ってたのか?ということを簡潔にまとめることができる能力のことです。ただこれだと多くの人が具体的にどうすればよいのかがわからないと思うので・・・
具体的にどうすればよいのかをお教えしますね。読後の印象を操作するためにはどうするのか?
これは文章の抽象部分と具体部分を見分けて抽象部分がどのような順番で説明されているのかを考えるということです。
人は具体部分の方が記憶に残り易いという習性をもっているため、その習性を訓練で修正して抽象部分のみが頭の中に残るようにしていかなければいけません。
そのための訓練方法として、おすすめなのが要約です。要約とは、抽象部分を関係ごとに言葉でまとめ上げる練習です。
この要約をしているかしていないかで具体部分と抽象部分を見分けることができることの能力に圧倒的な差がでてくるのです。
早稲田大学人間科学部に圧勝の成績で受かる学生はけっしてわからない文章をよみとばしていません!
彼らが文章を早く読める理由は読み飛ばしているからではなくて、文章内の具体抽象を明確に見分け、文章内での重要度に応じて読むスピードを変えています。
それでは続いて、2つ目の対策に移りましょう。対策2 内容が難しい文章にどのように対処すればよいのか?
早稲田大学の文章は長いだけでなくて内容そのものが難しいです。この問題に対してはあらかじめ現代文に対しての背景知識を付けておくことが必要となっています。背景知識というのは具体的には政治経済、世界史、日本史、美術、古文などあらゆる知識が含まれます。こうした背景知識をまとめて読むための本がACADEMIAがおすすめしている「ことばはチカラだ」や「読解を深める 現代文単語」が含まれるのです。この知識があるかないか、またあったとしてもただの暗記では意味がありません。その知識が人に説明できるレベルまで落とし込まれている必要があります。
以上の2点が早稲田大学人間科学部の文章に対抗するための対策です。
大問Ⅲ
古文漢文の融合問題で出題されることがほとんどです。まず古文の対策としては文法単語常識といった古文基礎力+和歌の知識があるかどうかがまず第一のポイントです。
古文を勉強する際にに気をつけてもらいたいのは・・
古文を読む=現代文に和訳するという意味ではありません。
全文訳をするよりも、「主語、動詞、目的語、場所」をきっちり抑えて読んでいくのが大事です。
また実際に問題を解くときにも古典文法の問題は、基本的な文法の知識があれば文章の内容にかかわらず解けてしまいます。
続いて、和歌の対策です。
まず基本的な掛詞や枕詞は必ず暗記してください。最低限まずこれができていないと問題は解けません。暗記ができたら登場人物が和歌を読む理由を考えてみましょう。因果関係が取れるかどうかが肝心です。文学史対策はどうするか?
早稲田大学人間科学部では例年、古文に文学史が出題されています。この文学史は日本史受験の方であれば全く問題がないのですが、その他の学生にとってはそもそも文学史なんかあるの?という状態のため対策ができていないパターンが多いです。
早稲田大学では2,3点違えば合否が変わると考えてください。日本史受験以外の方もこの文学史を確実に取れるようになりましょう。
続いて漢文の対策です。早稲田大学人間科学部は古文の他に漢文が出題されます。漢文は年度によって出題にバラつきがあるのですが、長文が出題されるケース、漢詩が出題されるケースの2パターンを想定して対策を積んでおきましょう。必要な知識としては基本的な句形、知識、熟語を確実に覚えておく必要があります。▶日本史の最速の対策はこちら!
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