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【早稲田文・文化構想】英語の要約の対策と必須の読解9パターン

2025.01.05

早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要 早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。 そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。 しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考

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  • 早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要

    早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。
    そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。

    しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考えると、
    この5点をしっかり取り切れるかどうかで合否に大きな差がつきます。

    実際、多くの受験生は“大問Ⅴは割と勘で解いてしまう”ことが多く、
    その結果、ほかの大問である程度点を取っていても要約問題で落としきれない失点が重なり、合格ラインに届かないというケースが珍しくありません。

    だからこそ、意外と侮れないこの5点を確実に手中に収めることが、早稲田文・文化構想合格への鍵になるのです。

    合格するためには確実に取りたいのがこの問題です!

    感覚で答えを出している人がほとんど

    要約問題を苦手とする受験生の多くは、文章全体の流れやロジックを追わずに“なんとなく”の感覚で答えを埋めてしまいがちです。
    筆者の主張や論拠、対比などの論理構造を理解せず、“単に英文を短くしたつもり”になってしまうのです。

    しかし、実際には、論理構造を把握して正確に理解をする必要があります。今回のブログ記事では、文・文化構想の問題を解く上で超重要な基本論理構造の9パターンをお伝えします。

    感覚に任せるだけでは、的外れな内容になってしまい、5点中2〜3点を落とす結果に直結します。
    早稲田レベルで英語を攻略するには、“要約=文章構造の再構築”という視点が欠かせません。

    ヒロアカでは他塾ではできない論理構造の指導を細かく実施

    ヒロアカでは、英文要約を単に内容を書き抜くだけのトレーニングではなく、
    論理構造をきちんと理解したうえでまとめるスキルとして指導しています。

    多くの塾では時間の都合上、ここまで踏み込んだ指導は難しいのが現状ですが、
    ヒロアカなら英語全体の点数アップのみならず、合格をさらに引き上げられるサポートを提供しています。

    早稲田文・文化構想の要約はまずは読解が重要

    早稲田文学部・文化構想学部の要約は、
    “自分の言葉で書くこと”が想像されがちですが、
    実際はまずは文章を読み解くところからが重要になっています。

    ほとんどの人が論理の構造を理解できてないです。

    英検準1級の要約対策でもこの辺りの話はふれているので興味のある人はどうぞ。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-yoyaku/"]

    要約には論理構造の理解が必要不可欠

    要約とは、文章を短くするだけではなく、
    「筆者が本当に言いたい要点」を読み手自身が組み立て直す作業です。

    もし文章中に「AとBを対比し、最後にCという結論に至る」ような論理の流れがあるのに、
    単に「AとBが出てきました」だけを述べても、筆者の言いたい結論(C)は分かりません。

    文章全体を貫く主張の道筋(論理構造)を追わないと、肝心な結論や主張を的確に把握できないのです。

    英語長文ができない子は、文章を1文1文で繋がりを考えずにバラバラに捉えがちです。
    でも論理構造がわからないと、文章を理解するのは不可能です。

    論理構造とは?

    簡単にいうと、文や文章のなかで「どうしてそうなるの?」とか「これとこれを比べてどう違うの?」という
    考え方の道すじ(話の“すじ道”や“つながり方”を表すルール)のことです。

    たとえば、算数で「1 + 1 = 2」は、“1たす1”が“2になる”理由がはっきりしていますよね。

    これと同じように、文章でも「どうしてAになるのか?」や「なぜBという結論が出てくるのか?」というつながりを

    示している部分が、論理構造です。

    早稲田文学部、文化構想学部の要約で合格点を取るためには、
    論理構造を理解することが必要不可欠

    論理構造が分かると「どこが重要か」が明確になる

    文章にはしばしば例え話や細かい補足、背景情報などの「枝葉的情報」が混在しています。
    しかし、論理構造を理解できれば、
    「ここは結論に直結する重要な根拠だから押さえる」
    「ここは具体例を示すための挿話だから概略だけ拾えばいい」と、
    情報の取捨選択が容易になります。

    筆者の「意図」と「立場」が見える

    論理構造には、
    たとえば「相手の反論を紹介したあと、自分の見解を示す」や「Aという前提からBが導かれる」など、
    筆者が意図的に組んだ展開の順序が表れます。

    この展開の順序を追うと、
    筆者が「読者をどの方向へ導きたいか」「どの部分を強調したいか」がわかります。

    したがって要約のときも、どの見解が筆者自身の意見で、どれが引用・批判・反駁などの“借りてきた意見”なのかを区別しながらまとめられます。

    論理構造にはパターンがある

    文章を読んでいると、「筆者は何を言いたいんだろう?」とか「どうしてこの結論になるんだろう?」と感じることはありませんか?

    実は、文章はただ思いついたことを順番に並べているわけではなく、

    “結論までの道すじ”をあるパターンに沿って組み立てている ことが多いのです。

    たとえば、友達同士の会話でも、無意識に「こうだからこうなるよね」という 因果関係 を使ったり、「AよりBのほうがいいんじゃない?」という 対比 で話したり、「○○するためには××が必要だよね」という 目的と手段 の流れを使ったりしているはずです。

    文章を読むときに、この “結論までの道すじ” がどんなパターンに当てはまるのかを見極められると、
    内容をすばやく整理して「要点はここだ!」と見つけやすくなります。

    パターンを理解することができれば、早稲田文学部、文化構想学部での未知の問題に瞬時に対応することができます。

    絶対に理解をしたい!基本論理構造9パターン

    下記は、早稲田大学の問題を理解する上で超重要な基本論理構造の9パターンになります。

    パターン 特徴 理解するために必要な視点
    パターン1: 対比 (Comparison/Contrast) AとBを並べて差異や矛盾を強調する。「しかし」「一方で」などの対立表現が目印。 対立するキーワードを確認し、両者の立場・評価を整理する。
    パターン2: 因果 (Cause & Effect) 原因A → 結果Bという流れ。「〜のために」「〜の結果として」などが目印。 原因と結果を取り違えないよう整理する。
    パターン3: 目的 (Goal) と手段 (Means) 目的を達成するために具体的な手段がとられる。「〜するために」などが目印。 目的と手段を明確に区別して読む。
    パターン4: 逆説 (Paradox) 一見矛盾する事象や、解決策が逆に問題を起こす構造。「しかし実は」「一方で」などで強調される。 見かけと実際の食い違いに着目する。
    パターン6: 問題-解決 (Problem-Solution) 問題を提示→解決策→その影響・限界を示す流れ。 問題と提案策の関係、および成否を押さえる。
    パターン7:定義 → 例示 (Definition → Example) まず概念を定義し、次に例を挙げて理解を深める構成。 定義を表す語句を見つけ、例示と照らし合わせる。
    パターン8: 帰納 (Inductive Structure) 複数の具体データを積み重ね、最後に一般的な結論を導く。 複数事例の共通点からどんな結論を導いているか見る。
    パターン8: 漸次展開 (段階的な拡大・累積) 個人・局所の話から徐々に社会・世界へ話を広げ、最終的に大きな結論を示す。 どの段階でスケールが拡大しているかを追う。
    パターン9: 反論と再反論 (Counterargument → Rebuttal) 相手の主張を先に示し、データや理論で切り返して自説を補強する構造。 相手の立場と、それに対する反証・根拠を関連づけて整理する。

    ここからはそれぞれのパターンをひとつずつ解説していきます。

    パターン1:対比

    特徴

    AとBを並べ、差異・矛盾点を指摘することで主張を際立たせる
    「しかし」「一方で」「逆に」「vs.」などの対立を示す接続詞・語句が目印

    出題年度

    2024年: “多様性は分断を生む”という否定的見解 vs. “実際は全体の定員拡大で既得権も守られた”という反証
    2021年: “速読”vs.“遅読”
    2017年: “毒殺説・激しい対立”vs.“実は協力関係だった”
    2014年: “電子書籍のメリット”vs.“紙の本の読書体験”

    理解するためには何が必要か?

    対立を示すキーワード(but, however, on the other hand など)を見逃さない。
    対比する要素が文中でどのように評価(正・負)されているか把握し、それぞれの立場や結果を整理する。

    パターン2:因果

    特徴

    原因(原因A)→結果(結果B)という流れ
    「なぜなら」「〜のために」「〜の結果として」などが目印

    出題年度

    2022年: 気候変動(原因)→ 極端気象の頻発・巨大化(結果)
    2019年: 社会的ステレオタイプや他者の言説(原因)→ アイデンティティ形成のあり方へ影響(結果)
    2013年: 都市の魅力(原因)→ 若者の流出→ 農村部の過疎化・衰退(結果)
    (部分的に)2021年: 読むスピード上昇(原因)→ 理解度低下(結果)
    (部分的に)2020年: 大量の忘却が起こる(前提)→ それでも自己は維持される(結論的メッセージ)

    理解するためには何が必要か?

    因果を示す接続詞(because, since, as a result, therefore など)に注目。
    「どの要素が原因で、何が結果なのか」を混同せず明確にする。

    パターン3:目的と手段

    特徴

    ある意図・目的があり、それを達成するために何らかの手段や施策がとられる
    「〜するために」「〜を狙って」「目的は〜だ」などが目印

    出題年度

    2018年: 「植民地支配を円滑にする」= 目的 → 「英文学教育を導入」= 手段
    キリスト教布教の代替策として英文学を使い、イギリス的価値観を浸透させる

    理解するためには何が必要か?

    筆者が何を最終的に成し遂げたいのか(目的)をまず読み取り、その手段としてどんな具体的行動や政策が提示されているかを区別する。

    パターン4:逆説

    特徴

    一見すると矛盾しているような事象や、解決策が却って問題を引き起こす構造
    「しかし実は」「一方ではこうなる」など、論理的ギャップを強調する記述が多い

    出題年度

    2020年: 大量の記憶を失っているのに、自己同一性が保たれる=「一見矛盾だが実は成立する」
    2015年: 図書館の書架・紙の劣化問題を解決するためのマイクロフィルムが、逆に劣化してしまう

    理解するためには何が必要か?

    表面上の常識と、実際の結末が食い違う部分を捉える。
    「本来はこうあるべきだが、実は反対になっている」という流れを明確に区別して理解する。

    パターン5:問題-解決

    特徴

    序盤で「このままでは○○という問題がある」と問題点を明確化し、途中または終盤
    で「そこで××という手段が考えられる」と解決策を示す。さらに、その結果どうなるか(メリット・デメリット)に言及することが多い。
    例:ある問題を提示 → 解決策を提示 → その解決策の影響や限界を述べる

    出題年度

    図書館の「書架不足」や「酸性紙の劣化」という問題(2015年の例)に対して、マイクロフィルム化という解決策を実施 → 逆説的に失敗する、という流れが典型。

    理解するためには何が必要か?

    「どんな問題点があり、提案された方策が何か」を簡潔に押さえ、その方策が成功したのか失敗したのか、あるいは部分的だったのかを確認する。

    パターン6:定義 → 例示

    特徴

    見慣れない概念(専門用語)をわかりやすく説明し、その後に具体例をいくつか挙げて実感を伴った理解を促す。結論(主張)が最後にまとめられる。
    例:ある概念をまず定義 → 具体的な事例・数字・逸話などを提示 → 結論を導く

    出題年度

    2020年の記憶・忘却の箇所などで、「記憶」「忘却」「失われたニューロン」といった概念の簡単な定義や解説 → 個人の体験例や一般的事例 → 「それでもアイデンティティは保たれる」という結論につながる。

    理解するためには何が必要か?

    定義の文(is defined as, refers to, meansなど)を見つけ、そこに続く具体例を探して照らし合わせる。
    用語の使い方や筆者がそこに付与しているニュアンスを理解する。

    パターン7:帰納

    特徴

    冒頭から事例A・B・Cと次々に挙げ、「以上のことから○○が言える」という形で結論に至る。問題解決策や大きな主張よりも「傾向」「特徴づけ」「法則」などを導き出すために使われる。
    例:小さな具体例・データ・事象の積み重ね → 一般的な結論を提示

    出題年度

    2013年の都市化の話は、世界人口の統計・農村と都市の対比的な事実を順に並べる → 「これらの事例(人口移動・農村インフラ縮小)から、今や世界は都市中心になりつつある」と導くなど。

    理解するためには何が必要か?

    複数の具体例をまとめ、そこから導かれる共通点・法則を見出す意識を持つ。
    事例A・B・Cをどう総合し、最終的に何を結論づけているかを確認。

    パターン8:漸次展開

    特徴

    序盤は個人の事例や単発の調査結果などを提示し、「このような個別の問題は実は社会全体にも当てはまる」と範囲を広げていく。段階的に視点を移しながら、最終的に普遍的な主張へ結びつける。
    例:はじめに小さな視点(個人・局所) → 徐々に範囲を広げて社会全体・世界的視点へ → 大きな結論

    出題年度

    2019年のアイデンティティの例は、まず個人の日常行動と「他者からの見られ方」を論じる → 次第に「社会的ステレオタイプ」「大衆メディアの影響」→ 結局、個人のアイデンティティは社会全体の言説と連動している、という大きな帰結を提示。

    理解するためには何が必要か?

    「筆者が話のスケールをどのように広げているか」をパラグラフの流れで見る。
    「個人→社会」または「ミクロ→マクロ」のステップに注目し、どこで視点が拡大されているかをチェック。

    パターン9:反論と再反論

    特徴

    まず相手方の立場(通説・一般的イメージ・批判)を紹介し、それに対して筆者独自の根拠(データ、理論)を提示して切り返し、最終的に自説を補強する。説得力を高めるために使われる。
    例:「Aという主張があるが、実際にはBというデータや事例がある。よってAは正しくないか、あるいは限定的である」

    出題年度

    2024年の多様性議論は、「多様性は既存の特権層を脅かす」「差異を強調し過ぎる」という批判 → 実際の数字(既存層の減少はなかった) → 結論(むしろ多様性はコミュニティを強化する)という流れになっている。

    理解するためには何が必要か?

    異なる立場を表す文や引用を見つけたら、その後で筆者がどう切り返しているかを追う。
    「どのような論拠・証拠」で再反論しているかに着目する。

    【文】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲d大学文学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 Diversity in American Higher Education 対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論 [rating stars="4.0"]
    2023年 Freud’s Two Conceptions of Reality 対比(2つの「現実」観)・矛盾構造 [rating stars="5.0"]
    2022年 Accelerating Climate Change 因果(気候変動→極端気象) [rating stars="3.0"]
    2021年 Speed-Reading vs. Slow-Reading 対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下) [rating stars="3.0"]
    2020年 Memory, Forgetting, and Individual Identity 逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示 [rating stars="3.0"]
    2019年 Social Identities and Public Representation 因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会) [rating stars="4.0"]
    2018年 English Literature as a Tool of Colonial Influence in India 目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育) [rating stars="3.0"]
    2017年 Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History 対比(毒殺説vs.共作の新発見) [rating stars="2.0"]
    2016年 Decline of External Moral Consensus in the U.S. 過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳) [rating stars="4.0"]
    2015年 The Mass Microfilming Crisis in Libraries 問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化) [rating stars="3.0"]
    2014年 The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books 対比(電子書籍vs.紙書籍) [rating stars="2.0"]
    2013年 Urbanization: Global Population Shift to Cities 因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論 [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論

    理由

    対比だけでなく「反論と再反論」が組み合わさり、筆者が「多様性の否定派」の意見を紹介してからデータで切り返すという流れを理解する必要がある。
    特に、「多様性が既存の特権層の機会を奪うのでは」という批判をどう覆しているのか、事例や数値が示されている部分をしっかり追う必要があり、構造としてはやや複雑。
    また、「多様性」と「民主主義」「拡大する入学定員」など社会的・政治的テーマに触れるため、背景知識・抽象的思考も要求される。

    2023年:難易度[rating stars="5.0"]

    論理構造

    対比(2つの「現実」観)・矛盾構造

    理由

    フロイトの理論という心理学・哲学的要素があり、「現実は心が作るもの」と「固定された外部の現実」という 概念自体が抽象的。
    さらに両者が矛盾しているのに共存しているという、解決されない論理的対立を把握しなければならず、読解が難しい。
    一般的な社会問題やデータによる説明よりも 思考実験や理論批評に近い 内容であり、読解にかなりの抽象的思考が求められる。
    よって全12年分の中でも最も高めの難易度と判断

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    因果(気候変動→極端気象)

    理由

    基本的には「気候変動が原因となり極端な天候が頻発する」というシンプルな因果関係を軸にしている。
    ただし、具体的な災害例や将来的な悪化予測が登場し、「現在の非常事態が未来の通常になる」という少し ショッキングな表現 を理解する必要がある。
    しかし、専門的な議論(化学的・物理的な仕組み)までは深掘りされず、メインは「因果」構造なので、難易度は中程度の「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下)

    理由

    「速読と遅読の対比」「読書速度が上がると理解度が下がる」という因果が主な軸。
    文章自体のテーマ(読書法)も身近で、専門用語も少なめ。
    一方で、「 comprehension と knowledge acquisition は違う」「メタ認知が必要」など、やや認知心理学的要素を理解する必要があるため、初心者には少し難しい部分も含む。
    しかし全体としては読み取りやすく、難易度は中ぐらい。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示

    理由

    「人間は多くを忘れるのになぜ自分でいられるのか」という逆説的なテーマを扱う。
    記憶や脳の話なので、ある程度の生物学的・心理学的イメージがあると理解しやすい。
    論理構造は「(A) 膨大に忘れる → (B) でもアイデンティティは維持 → (C) それは記憶の本質がこうだから」という比較的わかりやすいフロー。
    逆説ではあるが、専門理論が多量に出るわけではなく、理解レベルとしては中くらいの難易度。

    2019年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会)

    理由

    まず個人の行動が他者の言説にどう影響されるか、メディアによる集団イメージが社会政策にどう影響するか、などを 段階的に拡大 して解説している。
    「社会構築主義」「ステレオタイプ」「内面化」など、社会学・心理学の概念を背景に読む必要がある。
    因果関係が多層的(「他者の表象 → 集団アイデンティティ形成 → 政策反映 → 当事者がさらに内面化」)でやや複雑。
    そのため「4」というやや高めの難易度に設定。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育)

    理由

    「植民地行政の都合でインド人をどのように支配下に置こうとしたのか」が主題で、 歴史的事実とその目的 → 手段 というわかりやすい流れ。
    キリスト教布教との対比などもあるが、構造としては単純で、読み慣れれば理解しやすい。
    歴史や植民地主義などの背景知識があれば、難解さはさほど高くないため「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(毒殺説vs.共作の新発見)

    理由

    「モーツァルトとサリエリの有名な毒殺説」と「実際の史料発見(共作)」を対比するシンプルな構造。
    結論として「歴史の定説が覆った」という話なので、難しい理論や複雑な論理展開はない。
    文化史的知識が多少あると理解しやすく、比較的読みやすい題材。
    よって「2」という低めの難易度。

    2016年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳)

    理由

    「昔は外部の道徳観に従っていたが、今は個人の内面を重視するようになった」という 社会通念や倫理観の変化 がテーマ。
    「道徳秩序」「内面の自己」「解放や自立」といった倫理社会学的要素が含まれ、やや抽象度がある。
    1960年代のアメリカ文化・社会の背景がわかるとスムーズだが、そうでないと少し難しく感じる。
    そのため「4」。

    2015年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化)

    理由

    「書架不足&酸性紙劣化という問題 → マイクロフィルム化 → 逆にフィルムも劣化する」という 問題→解決策→逆説 の典型構造。
    大規模に本を裁断・廃棄したのにフィルムもダメだった、という皮肉な結末を抑えればよいので、非常に明快。
    ただ、図書館運営の知識が全くないと少し背景説明が必要になるかもしれないが、文章構成としてはシンプルなので「3」。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(電子書籍vs.紙書籍)

    理由

    「電子書籍のメリット vs. 紙の本の良さ」という身近な話題の対比で、比較的とっつきやすい。
    専門的な数字や理論もなく、テクノロジーや読書経験があれば理解しやすいので難易度は低め。
    「将来は紙の本がなくなるかも?」という結論もわかりやすい。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論

    理由

    「2008年に都市居住人口が過半数に」「農村は若者の流出で衰退」という 因果関係 を示す。
    具体的な統計(UNのデータ)→一般化(世界的傾向)という構造が読みやすい。
    テーマもグローバル化・都市化というわかりやすい社会現象で、背景知識がなくても比較的理解しやすいので「2」。

    【文化構想】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文化構想学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲田大学文化構想学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 芸術と知識は「直接的価値」か「間接的価値」か 対比(芸術=直接的幸福手段 vs. 知識=間接的手段)+「文明人の価値意識」 [rating stars="4.0"]
    2023年 “エスキモーは雪を表す単語が多数ある”という誤情報とその拡散 対比(真実 vs. 面白がられる神話)+皮肉(学術界でも広まる誤情報) [rating stars="3.0"]
    2022年 ロックダウンで拡張するデジタル世界と「ハイパーリアリティ」 因果(ロックダウン → オンライン依存激化)+「習慣の大転換」 [rating stars="3.0"]
    2021年 「コミュニケーション」はメッセージ伝達だけでなく、役割演技・儀礼行為でもある 定義+対比(送信モデル vs. 儀礼モデル)+社会的役割のパフォーマンス [rating stars="3.0"]
    2020年 近現代の英国スポーツ文化の変容とメディア・市場の影響 過去と現在の比較(道徳的体育 → 商業的・消費主義的スポーツ) [rating stars="4.0"]
    2019年 産業資本主義と労働時間の変化:時計がもたらした効率化と「時間の売買」 因果(時計導入→労働管理)+逆説(人間が“時間”を売るようになる) [rating stars="3.0"]
    2018年 教育の社会化機能とそのパラドックス 対比(社会への順応 vs. 社会変革)+逆説(社会化がかえって批判意識を生む) [rating stars="3.0"]
    2017年 予想を超えた「新しいコミュニケーション様式」と人間の欲望の限界 比較(SFの想像力 vs. 実際の技術進歩)+新たに「作られる」欲望 [rating stars="2.0"]
    2016年 「会話」はゴール設定のない活動であり、むしろ互いに“導かれる”もの 対比(議論=勝敗あり vs. 会話=勝敗なし)+引用(ガダマーの会話論) [rating stars="3.0"]
    2015年 海外生活からの帰国時にも起こる「カルチャーショック第2波」 問題提起(帰国者もショックを受ける)+原因(周囲の無関心・環境変化) [rating stars="2.0"]
    2014年 「五感」以外に存在する人間の感覚とは? 定義の拡張(第六感=超常?→実は他にも身体感覚・内的感覚がある) [rating stars="2.0"]
    2013年 ARPANETから生まれたインターネットは誰の所有物でもないが、規制の動きもある 歴史的経緯(政府の研究→世界的ネット)+対比(自由な協働 vs. 各国規制) [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    芸術は“作品を鑑賞すれば直接的に優れた感情状態を得られる”
    知識は“いったん内面で咀嚼されてはじめて価値をもつ(間接的な手段)”
    真に「文明的」な人は、その知識の持つ精神的価値(実用性ではなく)を重んじる

    難易度理由

    一見すると芸術の直接価値と知識の間接価値を比べるだけだが、「文明人が知識をどう扱うか」という抽象的な価値観まで踏み込むため、やや哲学色が強い。
    「直接手段 vs. 間接手段」「最終的には同じ“精神的充実”をもたらす」など二重構造の理解が必要で、難易度はやや高めの「4」。

    2023年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    一般大衆は「面白い話」を一度受け入れると撤回しにくい
    学術界ですら誤情報を批判的検証なしに定着させることがある
    代表例=エスキモーの語彙説(実は全く文献根拠がない)

    難易度理由

    内容自体は「誤情報が広まる例」としてシンプル。
    ただし「学問コミュニティまでミスを踏襲する皮肉」という構造理解が重要。抽象度はそこまで高くないため、難易度は中程度の「3」。

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    ロックダウンが世界的規模で人々をオンライン生活へ押しやった
    それ自体は既存テクノロジー(Zoom, Twitch, Amazonなど)が引き金
    重要なのは“テクノロジーが変わったのではなく、人間の関わり方が激変した”点

    難易度理由

    「社会実験としてのロックダウン」「既存技術+人間の習慣転換」という因果関係を追う必要あり。
    しかし扱う要素は比較的具体的かつ身近で、背景知識もそこまで難しくないので「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    人は相手・状況に応じて自己を演じ分ける(複数の“誠実な自分”)
    SNS投稿なども、“実際の受け手”というよりは“周囲へのパフォーマンス”
    送信モデル (sender-message-receiver) ではなく、儀礼モデル(役割・社会構造の再確認)で捉える

    解説・難易度理由

    自分が“母親”を演じる投稿の例を通して、投稿内容が「実際の相手」ではなく「想定された第三者」向けであるという点がやや抽象的。
    ただし社会学的な文脈がある程度わかれば読みやすいため、中間レベルの「3」。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    19世紀、上流階級の学校でスポーツは“品性・道徳”を鍛える手段とされた
    20世紀後半以降、メディアの発展・商業主義がスポーツ組織の在り方を変容させる
    結果として“金銭・市場”によるスポーツ運営が主流化し、従来のアマチュア精神は崩壊

    難易度理由

    歴史的背景(英国パブリックスクール~帝国主義の名残)と、メディア・企業参入によるビジネス化という二重の流れを追う必要がある。
    社会・経済・歴史の複合理解が要り、難易度はやや高めの「4」。

    2019年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    伝統的農村社会では“自然のリズム”が時間の基準
    工場制・時計導入により、労働時間管理が個人から切り離される人は“時間を売る”存在となり、効率・生産性が重視される世の中へ

    難易度理由

    比較的わかりやすい因果関係(時計=工場労働=時間管理)で進む。
    「時間が貨幣化する」点が重要だが、具体例も多く抽象概念はそこまで難しくないため「3」。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    教育の目的:社会の価値観や規範を身につけさせる(社会化)
    しかしJames Baldwinの言うとおり、教育を受けるほど社会を批判的に見る力も生まれる
    結果として“社会へ順応”と“社会への批判”が同時に起こる可能性

    難易度理由

    「社会化の道具が逆に社会批判を育む」という逆説を理解する必要がある。
    テーマ自体は教育論でとっつきやすいが、抽象思考が若干必要なので「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    過去のSFでは“ビデオ電話”などは予測されたが、携帯端末でどこでも……は描き切れなかった
    そもそも“世界に向けてつぶやく”欲望自体、昔の人は持っていなかった
    テクノロジーが進歩し、新たな欲望が次々と“創出”されている

    難易度理由

    「人間の想像力の限界」という視点と「新たな欲望の創造」という発想がメイン。
    概念自体は難しくなく、読みやすいため「2」。

    2016年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    議論(Argument)とは異なり、会話には勝ち負けや明確なゴールがない
    ガダマーの言うように、参加者はむしろ会話に“導かれる”
    他者の発話内容が少しずつズレても、それを含めて楽しむのが会話

    難易度理由

    「会話の終了条件は外部要因のみ」「コントロールしようとすれば破綻する」などがキー。
    ガダマー哲学がちらりと出るが、大きく深入りはしないため中程度の「3」。

    2015年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    海外でのカルチャーショックは有名だが、帰国後に再びショックが起こることがある
    家族・友人が海外経験にあまり興味を示さない→疎外感
    本人が環境の変化に追いつかず“帰りたい”と思う場合も…

    難易度理由

    理解しやすいエピソード的内容。抽象理論や専門用語も少ない。
    「2」という低めの難易度。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    アリストテレス以来の“五感”という前提
    しかし“階段を何段上がるか”など身体位置感覚はどこに分類?
    吐き気や疲労感などは五感では説明できない

    難易度理由

    身体感覚の話なので、具体例(階段、タイプ入力など)が分かりやすい。
    学術的には“固有受容感覚”や“内臓感覚”という領域だが、本文も難解ではなく「2」。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    難易度理由

    歴史的背景も短くまとめられており、基本的には読みやすい。
    インターネット管理の仕組みをざっくり知っていれば理解しやすく、「2」。

    早稲田文・文化構想で出題されそうな論理構造の予測4パターン

    ここまでの内容を踏まえてヒロアカでは早稲田大学文学部、文化構想学部で今後出そうな問題の論理構造を予測しました。
    苦手なタイプの論理構造があれば、
    英文もセットで載せておくので理解をしておくと良いでしょう。

    【頻出】 パターン1:依然として「対比構造」が軸!

    2024年を含め多くの回で「A vs. B」という二項対立が組み込まれてきています。

    したがって、2025年も何らかの「AとBの対立や比較」を扱い、
    最終的に筆者の立場を示すか、もしくは両者が実は両立できるという展開が来る可能性は高いです。

    対比構造を使った英文を用意してみました。

    The Rise of Digital Nomads: Flexibility vs. Stability
    In recent years, the notion of working and traveling simultaneously has gained significant popularity, giving birth to a new breed of professionals known as “digital nomads.” Proponents argue that this lifestyle offers unparalleled freedom, allowing individuals to explore diverse cultures while maintaining a career on their own terms. They point out that remote work eliminates long commutes and fosters creativity through constant exposure to fresh environments. However, critics question the viability of this wanderlust-driven approach. They emphasize that a stable work setting often promotes stronger social connections, professional development, and consistent routines. Unlike digital nomads, office-based employees can readily seek advice from seasoned mentors, cultivate enduring professional networks, and benefit from clear corporate structures.Ultimately, the debate hinges on whether the thrill of mobility outweighs the potential drawbacks of limited job security and fragmented relationships. Although digital nomadism promises a life of adventure, skeptics warn that its short-term excitement may not guarantee long-term career growth or personal stability.

    構造の特徴: “Flexibility vs. Stability” という二項対立を明示し、前半で「自由・創造性」を肯定、後半で「安定と継続的成長の大切さ」を否定的観点から示しています。
    筆者の立場: 明言しすぎずに双方のメリット・デメリットを列挙し、最後に「トレードオフ」を示す形でまとめています。実際の出題では、最終段落でどちらに重心があるかを要約で問われることが多いです。

    パターン2:社会問題・新たなテクノロジーに関する「問題-解決」パターン

    大学入試の題材としては、気候変動やAI、デジタル化など「現代的テーマ」は引き続き扱われやすい。
    すでに電子書籍(2014年)やマイクロフィルム問題(2015年)といった「情報管理」系の話題があったので、AI活用・ビッグデータ・デジタル・オンライン教育などを絡めて「問題提示 → 解決策や方向性」を示すような論理構造が出ても不思議ではありません。

    Addressing Algorithmic Bias in Online Recruitment
    As more companies adopt automated systems to screen job applicants, a growing concern is the potential for algorithmic bias to exclude qualified candidates. These biases often arise when the historical data used to train the algorithms reflect existing inequalities, such as underrepresentation of certain ethnic groups or gender stereotypes. Consequently, well-intentioned recruiters may unknowingly miss out on diverse talent, while perpetuating systemic discrimination.
    To combat this issue, experts recommend several strategies. First, organizations should regularly audit the data sets and screening criteria to identify patterns of bias. Second, companies can employ diverse development teams, ensuring that the people designing these algorithms are sensitive to various cultural and social contexts. Finally, transparency in how the software makes its decisions allows both applicants and regulators to hold employers accountable. Through these measures, automated hiring practices can become more equitable, benefiting both job seekers and forward-thinking businesses alike.

    構造の特徴: 前半で「問題提起(algorithmic bias)」を明確に述べ、後半で「解決策(複数の具体的ステップ)」を列挙する流れ。
    読解の要点: どのような問題か、どう対処しようとしているかを把握するのがポイント。要約問題では「なぜバイアスが生じるのか」「その対策は何か」を整理することが重要です。

    パターン3:「逆説・パラドックス」的な要素を含む人文系トピック

    2020年の記憶と忘却や、2023年のフロイトの事例のように、「一見矛盾するが両方成り立つ」視点を深く掘り下げる文章も定番です。
    人間の行動・認知科学・心理学などで「AかBかと思いきや、実は両方必要/両立している」ようなテーマが引き続き登場するかもしれません。

    The Productivity Paradox: Working Less to Achieve More
    It seems contradictory to suggest that people might produce higher-quality work by reducing their total working hours. Yet recent studies have shown that shorter workweeks can actually lead to increased productivity, reduced stress, and greater job satisfaction. On the surface, it appears illogical: how can working fewer hours result in accomplishing more tasks?
    One explanation lies in the concept of “focused energy.” When employees know they have limited time, they often eliminate unproductive activities and concentrate on the most crucial tasks. This heightened focus can intensify creativity and reduce burnout, enabling teams to achieve better outcomes within tighter schedules. Meanwhile, free time away from work fosters mental recovery, allowing for deeper problem-solving and innovative thinking.
    Paradoxically, by constraining work hours, organizations may cultivate an environment where both individuals and projects flourish—a notion that challenges the age-old belief in endless labor as the path to progress.

    構造の特徴: 一見「労働時間を減らす」ことと「生産性が上がる」ことは矛盾(パラドックス)に見えますが、実は両立し得るという逆説を示しています。
    読解の要点: 「従来の常識を覆す要素は何か」「どのような仕組みで両立するのか」が焦点。要約問題では原因や理由を明示してまとめるとよいでしょう。

    パターン4:社会構造の変化・歴史解釈の変遷などをめぐる「相互作用」や「対立構造」

    近年の例では、サリエリとモーツァルト、植民地支配と英文学など「歴史解釈の変化」もテーマ化されてきました。
    歴史的事件や人物の再評価、昔の認識と現代の研究結果との食い違いなどを扱う文章が再度出ることも考えられます。

    Reevaluating Queen Isabella: Conqueror or Visionary?
    Historians have long portrayed Queen Isabella of Castile as a staunch advocate of imperial expansion, often criticizing her for the harsh treatment of indigenous peoples under Spanish rule. Traditional accounts emphasize her relentless drive for power, highlighting her role in sponsoring overseas conquests and consolidating absolute authority. In recent years, however, scholars have begun to reassess her reign by examining newly discovered letters and financial records.
    These sources suggest that Isabella was more than a ruthless conqueror; she also championed administrative reforms and education initiatives that laid the groundwork for Spain’s subsequent cultural renaissance. Moreover, her personal correspondence reveals concerns about the moral implications of colonization and the potential for cultural exchange. While modern perspectives cannot entirely absolve Isabella of wrongdoing, they do paint a more nuanced portrait of a ruler grappling with the complexities of nation-building. In this light, Isabella’s legacy may be neither purely heroic nor wholly villainous, but a blend of both.

    構造の特徴: 従来の歴史解釈(“ruthless conqueror”)と新たな資料による再評価(“more nuanced portrait”)の対比・変化を示しています。
    読解の要点: どこが従来と異なる評価か、また新資料によってどう見方が変わったのかが文章のメインテーマ。入試で問われやすいのは、「旧来説と新説の違い」「筆者がどうまとめているか(完全肯定・完全否定ではなく“blend of both”)」といった部分です。

    早稲田文学部・文化構想のどの過去問から対策をしたら良いのか?

    再度難易度をまとめなおしました。
    中間レベルの問題が一般的なのでまずはこのレベルの問題を解いてみて、
    話の内容をどの程度理解することができてまとめることができるのかを考えてみましょう。

    難易度 [rating stars="2.0"](比較的易しめ)

    2017 文学部:Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History
    2014 文学部:The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books
    2013 文学部:Urbanization: Global Population Shift to Cities
    2017 文化構想学部:New Communication Types Surpassing SF Imagination
    2015 文化構想学部:Reverse Culture Shock upon Returning Home
    2014 文化構想学部:Beyond the Five Senses
    2013 文化構想学部:ARPANET and the Future of the Internet

    難易度 [rating stars="3.0"](中間レベル)

    2022 文学部:Accelerating Climate Change
    2021 文学部:Speed-Reading vs. Slow-Reading
    2020 文学部:Memory, Forgetting, and Individual Identity
    2018 文学部:English Literature as a Tool of Colonial Influence in India
    2015 文学部:The Mass Microfilming Crisis in Libraries
    2023 文化構想学部:“Eskimos Have Many Words for Snow” as a Common Myth
    2022 文化構想学部:Hyperreality and Our Shift to the Online World
    2021 文化構想学部:Communication as Performance and Ritual
    2019 文化構想学部:Clock Time and Industrial Capitalism
    2018 文化構想学部:Education’s Paradox: Socialization vs. Critical Awareness
    2016 文化構想学部:Conversation as a Goal-Free Activity

    難易度 [rating stars="4.0"](やや難)

    2024 文学部:Diversity in American Higher Education
    2019 文学部:Social Identities and Public Representation
    2016 文学部:Decline of External Moral Consensus in the U.S.
    2020 文化構想学部:Transformation of Sports in Modern Britain
    2024 文化構想学部:Art vs. Knowledge: Direct vs. Indirect Means to Good

    難易度 [rating stars="5.0"](最も難解)

    2023 文学部:Freud’s Two Conceptions of Reality

    英検2級、準1級レベルの単語をアウトプットレベルに

    読解ができればあとは、自分の言葉で言い換えるだけなので難しくはありません。

    確かに自分の言葉で言い換えるのなんて無理・・と思いがちですが、
    読解が成功していれば、どこを書けば良いのかがわかるわけですから、
    何を書いたら良いのか?について理解するのは難しくありません。

    できれば受験までに英検2級、準1級を受けて、
    合格水準のライティング力をつけておくと良いでしょう。

    ヒロアカで早稲田文学部、文化構想学部の対策を完璧に!

    ヒロアカでは早慶専門塾として0から早稲田大学文学部、
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【高1必見】GMARCHに現役合格する具体的な勉強時間と計画

2024.11.12

「高1からGMARCHを目指したいけど、どのくらい勉強すればいいんだろう…」 「部活と勉強の両立は可能なのかな…」 「科目別の時間配分はどうすればいい?」 このような悩みを持つ高1生は多いのではないでしょうか。 結論から言うと、高1からGMARCHを目指す場合、平日2-3時間

  • …続きを読む
  • 「高1からGMARCHを目指したいけど、どのくらい勉強すればいいんだろう…」
    「部活と勉強の両立は可能なのかな…」
    「科目別の時間配分はどうすればいい?」

    このような悩みを持つ高1生は多いのではないでしょうか。

    結論から言うと、高1からGMARCHを目指す場合、平日2-3時間、休日4-5時間の勉強時間が目安となります。ただし、この時間を「どう使うか」が重要です。

    この記事では、以下の内容を徹底的に解説していきます:

    • GMARCHに必要な具体的な勉強時間
    • 科目別の最適な時間配分
    • 成功する3年間の学習計画
    • 部活との両立方法
    • 合格者の具体的な勉強法
    [toc]

    GMARCHに現役合格するために必要な勉強時間

    高1から始めることで、無理のない計画的な学習が可能になります。早めのスタートは、精神的な余裕も生み出します。

    学年別の必要勉強時間

    GMARCHに現役合格した先輩たちの平均勉強時間は以下の通りです:

    • 高1:平日2-3時間、休日4-5時間(月間計70-80時間)
    • 高2:平日3-4時間、休日5-6時間(月間計90-100時間)
    • 高3:平日4-6時間、休日6-8時間(月間計120-150時間)

    高1の段階から自学習を回していくのが重要ですね。

    高1で確保すべき科目別の勉強時間

    科目別の時間配分は、文系・理系で大きく異なります。以下、それぞれの推奨時間配分を解説します。

    あくまで一般的な場合です。中高一貫校で英語が苦手(偏差値60以下)という場合は、かなり苦労しますので、中学校レベルでできない部分がある場合は、高校1年生から中学校の復習を始めたほうが良いです

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/genekisei/chukoikkan-english/"]

    文系志望の場合の時間配分

    科目 1日の目安時間 重点ポイント
    英語 60-90分 文法・長文読解の基礎固め
    国語 40-50分 読解力・古文基礎
    社会 30-40分 基礎知識の蓄積
    文系で英語が苦手な場合は、勉強時間を英語に全振りでも構いません。

    理系志望の場合の時間配分

    科目 1日の目安時間 重点ポイント
    数学 60-90分 基本問題の完全理解
    英語 60分 文法・読解の基礎
    理科 30-40分 物理・化学の基礎
    理系で数学が苦手な場合は、最初は勉強時間を数学に全振りでも構いません。
    ただし、文系と違って理系は英語を放置しがちなので、早い段階で英語をできるようにしていく必要があります。

    高1の具体的な勉強スケジュール例

    Girl
    ここで具体的にどのようにしたら良いのかをスケジュール例を見ていきます。

    部活動がある平日の場合

    [ptimeline]
    [ti label="朝" title="6:30-8:00"]
    6:30 起床
    6:45-7:15 英単語学習
    7:15-8:00 朝食・準備
    [/ti]
    [ti label="日中" title="8:00-18:00"]
    8:00-15:00 学校
    15:00-18:00 部活動
    [/ti]
    [ti label="夜" title="19:00-23:00"]
    19:00-20:00 夕食・休憩
    20:00-22:00 メイン学習
    22:00-22:30 1日の復習
    23:00 就寝
    [/ti]
    [/ptimeline]

    朝の英単語学習は、継続することで大きな差になります。たった30分でも、毎日続けることが重要です。

    休日の場合

    [ptimeline]
    [ti label="午前" title="8:00-12:00"]
    8:00 起床
    9:00-10:30 第1ターム:英語
    10:45-12:00 第2ターム:数学/社会
    [/ti]
    [ti label="午後" title="13:00-17:00"]
    13:00-14:30 第3ターム:弱点科目
    15:00-16:30 第4ターム:予習・復習
    16:30-17:00 まとめ学習
    [/ti]
    [/ptimeline]

    科目別の具体的な対策方法

    英語の対策

    英語は、高1のうちに以下の3つの基礎力を確実に身につけることが重要です:

    1. 文法力

    – 中学英文法の完全理解
    – 高校英文法の基礎固め
    – 文法問題集を最低2周

    文法については、大岩の英文法中学編、通常盤を使っていくのが良いでしょう。

    1. 単語力

    – 1日100個の新出単語
    – 中学単語の復習
    – 音読による定着

    英単語の勉強法について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください:
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokuenglishreading-tango-jukugo/"]

    1. 読解力
      上記が身に付いたら、英検2級を目処にリーディングの勉強を始めていきましょう。

    数学の対策

    数学の勉強については、
    入門問題精講シリーズから開始することと基本的な計算力が身に付いていないことが多いので、
    合格る計算シリーズをやり込むことをおすすめします。

    本当に数学が苦手・・・何言っているのかわからないという場合は、
    坂田先生の数学シリーズがおすすめです。
    (かなりわかりやすいですが、人によってはレイアウトに苦手意識を持つかもしれません。
    私も最初は苦手でした。)

    合格者の声:成功した勉強法

    GMARCHに現役合格したAさん(文系)の場合:

    • 高1:平日2時間、休日4時間を確保
    • 英語は毎日最低1時間
    • 分からない問題は必ずその日のうちに解決
    • 定期テスト2週間前から対策開始

    まとめ:成功するための3つのポイント

    1. 継続的な学習習慣の確立

    – 平日2-3時間、休日4-5時間の確保
    – 朝学習の習慣化
    – スキマ時間の活用

    1. 基礎力の徹底的な習得

    – 教科書レベルの完全理解
    – 基本問題の反復演習
    – 弱点の早期発見と対策

    1. 計画的な学習の実施

    – 月間目標の設定
    – 定期的な振り返り
    – 柔軟な計画の修正

    高1から計画的に学習を進めることで、無理なく確実にGMARCH合格レベルまで実力を伸ばすことができます。焦らず、着実に基礎力を積み上げていきましょう。

【高2慶應文志望】合格のための対策、どうしたらいいのか?

2024.11.11

ページ目次偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!慶應文学部はチャンスが多い慶應文学部の入試傾向を徹底解説慶應文学部が求める人物像【高2生】慶應文学部科目別対策とは?慶應文学部は対策次第で穴場になる合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣慶應文学部に合格したいのであれば、

  • …続きを読む
  • 偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!

    「英語が苦手」「偏差値が全然足りない…」 そう感じて、慶應文学部を諦めかけていませんか?

    確かに、慶應文学部は狭き門です。

    しかし、決して不可能ではありません!正しい戦略と、それをやり抜く努力があれば、偏差値40台・E判定からでも逆転合格は可能なのです。

    この記事では、長年の指導実績を持つ私たち早慶専門塾HIRO ACADEMIAが、
    慶應文学部の入試傾向を徹底分析し、合格へ導くための具体的な戦略を伝授します。ぜひ最後まで読んで、逆転合格を掴み取ってください!

    [toc]

    慶應文学部はチャンスが多い

    慶應文学部には、
    自己推薦入試という入試が11月にあり、2月の一般入試と2回チャンスがあります。

    自己推薦入試の合格は、成績が足りていてかつ適切な対策が必要になります。
    本気で慶應文学部に行きたい人は、まずはこちらを受けてみるのが良いでしょう。
    詳しくはこちらの記事で!
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/keio-jikosui/"]

    倍率が低くて入りやすそうに見えますが、
    一般入試よりも対策がしづらくほとんど小論文で決まってしまうので、何も対策せずに合格を勝ち取るのは実は難しいです。

    一般入試については、他の慶應大学よりも倍率が低い傾向になるので、
    一見すると合格は簡単に見えますが、
    他の慶應と同じく英語の比重が大きく、英語ができないと合格は難しいです。

    慶應文学部の倍率は過去このように推移しています。

    Keio bungraph.

    年度 実質倍率
    2024年度 3.2倍
    2023年度 3.2倍
    2022年度 3.2倍
    2021年度 3.9倍
    2020年度 4.2倍
    2019年度 4.0倍

    慶應文学部の入試傾向を徹底解説

    慶應文学部は、2025年入試から外部試験利用入試(CSE2500点以上)が導入されます。

    ここでは、2025年度以降の慶應文学部入試の全体像、そして合格を勝ち取るために必要な戦略を解説します。

    募集人数・配点・試験時間

    募集人数 試験科目 配点 試験時間
    580名程度 外国語(英語・ドイツ語・フランス語から選択), 地理歴史(世界史B・日本史Bから選択), 小論文 英語:150点, 地歴:100点, 小論文:100点 (計350点満点) 英語:120分, 地歴:60分, 小論文:90分
    注意

    ※募集人数、配点、試験時間等は年度ごとに変更となる可能性があります。必ず大学公式HPで最新情報を確認してください。

    外部試験利用入試とは?

    2025年から新たに導入される外部試験利用入試では、大学入学共通テストの代わりに英語検定でCSE2500以上のスコアが利用されます。

    詳しくはこちらの記事で記載しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    早稲田の文学部とは違って別枠での入試ではありません。
    何点に換算されるのかは不明ですが、本番で難しいのが出てどのような点数になるのかがわからないよりかは、
    ある程度の点数を確保できるので安心です。

    慶應文学部が求める人物像

    慶應文学部は、単なる知識詰め込み型の勉強ではなく、幅広い教養と高い思考力、そして社会に対する問題意識を持った人材を求めています。

    そのため、入試問題も知識を問う問題だけでなく、思考力・判断力・表現力を試す問題が出題されます。日頃から、様々な分野の本や新聞を読み、社会問題について深く考える習慣を身につけておくことが重要です。

    過去には小論文で理系の文章がでたこともあるので、さまざまな事柄に興味を持って論理的に考えられるようにしてください。

    【高2生】慶應文学部科目別対策とは?

    ここでは、高校2年生が慶應文学部合格のために必要な科目別の対策を、具体的な勉強法や参考書も交えながら解説します。
    ぜひ、このプランを参考に、自分に合った学習計画を立ててみてください。

    英語

    慶應文学部の英語対策として、高校2年生から計画的な学習を進めていくことが重要です。
    そこで、基礎力の確立から実践力の向上まで、段階的な学習プランをご紹介します。

    慶應文学部を目指す高2が鍛えるべき英語の基礎学力とは?

    まず最初に取り組むべきは、基礎力の確立です。具体的には、単語・熟語の強化から始めましょう。
    『システム英単語』や『ターゲット1900』などの基本的な単語帳を用いて、着実に語彙力を養成していきます。
    併せて、『速読英熟語』『解体英熟語』で重要熟語もしっかりと習得します。
    この際、単なる暗記に終わらせず、毎日継続的に学習し、文脈の中での使い方も意識することが大切です。

    構文理解は超重要

    文法の理解ももちろん重要ですが、SVOC、句、節がどのように文章の中で使われているのかを修飾関係を理解して読めるようになることは非常に重要です。
    『肘井の読解のための英文法 必修編』『はじめの英文読解ドリル』の2冊でこの部分はかなり鍛えられるので苦手な人はここから始めていき、
    『英文熟考上・下』に進むのが良いでしょう。

    この構文理解の段階で和訳問題への対策もしてください。構文理解で和訳の基礎を固め、自然な日本語に訳出する練習を重ねていきます。

    長文の読み方も身につける

    慶應文学部の入試では、抽象度の高い文章も出題されるため、様々なジャンルの英文に触れることが大切です。
    また、パラグラフごとの論理展開を意識した読み方を身につけることで、より深い理解が可能になります。

    さらに慶應文学部の英語の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/english"]

    世界史

    慶應文学部に合格するためには、世界史の体系的な学習が不可欠です。
    高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から応用まで段階的に説明していきます。

    まず最も重要なのは、基礎知識の確立です。『山川詳説世界史』などの標準的な教科書を活用し、先史時代から現代までの通史をしっかりと学習していきましょう。特に重要な出来事や時代の流れを理解することが、その後の応用的な学習の土台となります。併せて、『世界史用語集』を活用して、重要な用語や人物名、地名も着実に覚えていく必要があります。慶應文学部の入試では漢字での記述が求められることが多いため、漢字の練習も怠らないようにしましょう。

    苦手な子は教科書を読んでもできるようにならないので、まずは『一度読んだら絶対に忘れない世界史』をやってください。

    慶應文学部の世界史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/worldh"]

    日本史

    慶應文学部の日本史入試では、幅広い知識と深い理解力が求められます。高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から応用まで段階的に説明していきます。

    まず最も重要なのは、基礎知識の確立です。教科書を何度も読み返し、基本的な歴史の流れをしっかりと理解することから始めましょう。特に重要な出来事や時代の変遷を正確に把握することが、その後の応用的な学習の基盤となります。また、教科書に出てくる用語や人物名については、『山川用語集』なども活用しながら、理解を深めていくことが大切です。併せて、『日本史用語集』を使って、重要な用語や人物名、地名も着実に覚えていきましょう。慶應文学部の入試では漢字での記述が求められることが多いため、漢字の練習も欠かせません。

    苦手な子は教科書を読んでもできるようにならないので、まずは『金谷のなぜと流れがわかる』シリーズをやってください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/nihonshi/kanayanihon/"]

    さらに、慶應文学部の日本史では、80字から120字程度の記述問題が多く出題されるため、論述問題を解く練習を重ねていく必要があります。
    この際、適切な語句を用いて論理的に説明する力を養うことが大切です。

    慶應文学部の日本史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/japaneseh"]

    小論文

    慶應文学部の小論文試験では、高度な読解力と論理的な文章力が求められます。
    高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から実践までの段階的なアプローチを説明していきます。

    まず最も重要なのは、読解力の向上が不可欠です。
    高校生向けの新書や、評論文を日常的に読む習慣をつけることから始めましょう。
    その際、単に内容を理解するだけでなく、論理的な構成や筆者の主張を意識して読むことが重要です。
    また、難解な語句やテーマに関する知識を増やすために、関連する書籍や記事も幅広く読むことを心がけましょう。

    注意!
    現代文が得意な人は、高校2年生の段階で特段する必要はありません。現代文に苦手意識がある人は、『現代文読解の基礎ドリル』といった基本的な教材から始めると良いでしょう。

    小論文の学習は他の教科の学習にも良い影響を与えます。論理的思考力や表現力は、英語や国語の記述問題にも活かすことができますし、社会科の論述問題にも応用が可能です。このように、小論文対策を通じて培った力は、入試全般での成功につながる重要なスキルとなるでしょう。

    慶應文学部の小論文の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/kbun-shouron/"]

    慶應文学部は対策次第で穴場になる

    慶應文学部は慶應大学部の中でも記述が多い学部で、倍率はそこまで高くはありません。

    そのため、英語の出来によって大きく合格を左右します。

    慶應文学部の英語はかなりクセが強く、
    慶應文学部に合わせて対策をしない限り合格水準の答案に達することができません。穴場ではありますが、合格するためにはポイントに合わせた対策が必要です。

    合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣

    ここでは、実際に早慶専門塾HIRO ACADEMIAの指導を受けて、見事、偏差値40台/E判定から慶應文学部に逆転合格を果たした先輩の体験談をご紹介します。

    私は高校2年生の夏までは部活に打ち込んでいて、本格的に受験勉強を始めたのは2年生の冬からでした。当初の偏差値は40台後半で、慶應文学部はE判定…。正直、合格できるか不安でした。

    しかし、ヒロアカに入塾してからは、先生方が私の現状を的確に分析し、克服すべき課題を明確にしてくれました。
    特に英語は、長文読解が苦手でしたが、先生と一緒に文章の構造を丁寧に分析していくことで、読解スピードが格段に上がりました。

    また、小論文は、論理的な文章構成や表現方法を徹底的に指導していただき、自信を持って自分の意見を表現できるようになりました。先生方の熱心な指導のおかげで、最後まで諦めずに努力することができ、第一志望の慶應文学部に合格することができました!(2023年度合格: H さん)

    慶應文学部に合格したいのであれば、自主応募推薦も考える

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慶應文自主応募制推薦入試の対策【実は穴場・・】参考書

2024.09.17

慶應義塾大学文学部の自主応募推薦入試を考えている皆さん、こんにちは。今回は、この独特な入試制度について徹底的に解説していきます。一般入試とは異なるアプローチで、あなたの能力を示すチャンスです! ページ目次慶應文学部自主応募推薦の概要と特徴入試概要慶應義塾文学部自主応募推薦入試で合格のポイントは提出書

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  • 慶應義塾大学文学部の自主応募推薦入試を考えている皆さん、こんにちは。今回は、この独特な入試制度について徹底的に解説していきます。一般入試とは異なるアプローチで、あなたの能力を示すチャンスです! [toc]

    慶應文学部自主応募推薦の概要と特徴

    慶應義塾大学文学部の自主応募推薦は、学校長の推薦を必要としない、ユニークな入試制度です。この制度は、高い学業成績と文学部への強い志望動機を持つ現役高校生に、一般入試とは異なる角度から自身の能力を示すチャンスを提供します。

    主な特徴は以下の通りです:

    • 全体の評定平均値が4.1以上の現役高校生が対象
    • 学校長の推薦書が不要
    • 面接試験がなく、書類審査と筆記試験(総合考査I・II)で合否を判定
    • 幅広い学問分野に対する適性を評価

    なぜ自主応募推薦が注目されているのか

    Keio 1

    自主応募推薦が注目を集めている理由は主に以下の3点です:

    1. 低い競争率:一般入試と比較して、自主応募推薦の競争率は著しく低くなっています。2022年度から2024年度までの3年間、倍率は2.1〜2.7倍程度で推移しており、一般入試の約半分です。これは、慶應義塾大学という名門大学への入学チャンスが大きく広がることを意味します。
    2. 早期合格の安心感:11月下旬に合格発表があるため、早い段階で進路を確定させることができます。これにより、受験生は残りの高校生活を、より充実した学びや経験に充てることができます。
    3. 多様な才能の評価:一般入試では測りきれない、受験生の個性や潜在能力を多角的に評価します。特に、文学部の幅広い学問分野に対する適性や、論理的思考力、表現力などが重視されます。

    このように、自主応募推薦は、学力だけでなく個性や意欲も重視する入試方式として、多くの受験生から注目を集めています。
    高い学力と明確な志望動機を持つ現役高校生にとって、慶應義塾大学文学部への入学を実現する貴重な機会となっているのです。

    入試概要

    ここからは慶應文学部自主応募推薦の入試概要について説明していきます。

    出願資格と募集人数

    慶應義塾文学部の自主応募推薦入試は、以下の条件を満たす現役高校生を対象としています。

    1. 全体の評定平均値が4.1以上であること
    2. 慶應義塾大学文学部を第一志望とし、合格した場合に入学を確約できること

    募集人数は120名で、これは文学部の一般入試による募集人数の約15%に相当します。この人数枠は、文学部が求める多様な才能を持つ学生を確保するために設けられています。

    選考スケジュール

    2024年度入試の主なスケジュールは以下の通りです:

    • Web出願登録期間:10月中旬
    • 出願書類提出期限:11月上旬
    • 総合考査I・II実施日:11月下旬
    • 合格発表:11月下旬

    具体的な日程は、毎年8月頃に発表される募集要項で確認してください。早めに準備を始めることで、余裕を持って出願できます。

    倍率の推移(過去3年分)

    自主応募推薦入試の倍率は、一般入試と比較して非常に低く、受験生にとって大きなチャンスとなっています。

    年度 倍率 志願者数 合格者数
    2024年度 2.1倍 350名 129名
    2023年度 2.1倍 350名 121名
    2022年度 2.7倍 350名

    この3年間、倍率は2.1〜2.7倍で推移しており、一般入試の約半分の競争率となっています。

    慶應義塾文学部自主応募推薦入試で合格のポイントは

    慶應義塾大学文学部自主応募推薦で合格するためには、いくつかの重要なポイントがあります。

    Keio nyushi.

    まず、学業成績の重要性を認識することが大切です。出願資格として全体の評定平均値が4.1以上であることが求められていますが、実際の合格者の多くはこれを大きく上回る成績を持っています。日頃から真摯に学業に取り組み、高い評定平均値を維持することが合格への近道となります。

    次に、課外活動の活かし方も重要です。慶應義塾大学文学部は、単に学業成績だけでなく、受験生の多様な才能や経験を評価します。部活動やボランティア、研究活動など、自分が打ち込んできた活動を自己推薦書でアピールしましょう。ただし、活動の量よりも質、そしてその活動を通じて何を学び、どのように成長したかを明確に示すことが重要です。

    文学部志望理由の作り方も合否を左右する重要なポイントです。慶應義塾大学文学部の特徴である17の専攻分野の幅広さや、2年次からの専攻選択制度などを理解した上で、自分の興味関心とどのように結びつくかを具体的に述べることが求められます。また、入学後の学習計画や将来のビジョンを明確に示すことで、自身の志望度の高さをアピールしましょう。

    最後に、語学力の活かし方も忘れてはいけません。総合考査Iの和文英訳問題では、英語以外にドイツ語、フランス語、中国語の選択も可能です。もし、これらの言語に秀でた能力を持っている場合は、積極的に活用することをおすすめします。

    提出書類

    自主応募推薦入試では、以下の書類の提出が求められます。これらの書類を通じて、受験生の学業成績、活動実績、志望動機などが総合的に評価されます。

    自己推薦書の書き方のコツ

    自己推薦書は、受験生自身が記入する唯一の書類であり、非常に重要です。A4サイズ1ページに、以下の2つの設問に答える形式で作成します。

    設問1:高校時代の活動実績

    「高校では何に力を入れ、どのような成果を上げましたか。具体的に書いてください(資格を取得した場合は、そのことについても触れてください)。また、可能な限り、それらを証明する書類(コピー可)を添付してください。」

    ポイント

    • 具体的なエピソードを交えて記述する
    • 数字や具体的な成果を盛り込む
    • 活動を通じて得た学びや成長を強調する
    • 文学部での学びにつながる要素を意識する

    設問2:志望理由と将来計画

    「文学部をなぜ第一志望としたのですか。また、文学部で何を学び、将来、どのように活かそうと考えていますか。具体的に書いてください。」

    ポイント

    • 文学部の特色(17専攻の幅広さ、2年次からの専攻選択制度など)に触れる
    • 自身の興味・関心と文学部の学びを具体的に結びつける
    • 将来のビジョンを明確に示す
    • 論理的かつ熱意のこもった文章を心がける

    評価書について

    評価書は、在籍学校の担当教員もしくは指導教員等が作成する書類です。受験生の学業成績、人物評価、活動実績などが記載されます。評価書の依頼は早めに行い、記入者に十分な時間的余裕を持ってもらうことが大切です。

    その他の必要書類

    • 調査書:高校在学時の全期間の成績などが記載された公式書類
    • 志願確認票:Web出願システムから印刷して提出
    • 写真:出願前3ヶ月以内に撮影したもの

    これらの書類を丁寧に準備し、期限内に提出することが重要です。特に自己推薦書は、慶應義塾大学文学部への志望度や適性を示す重要な書類となるため、十分な時間をかけて作成しましょう。

    総合考査I(120分)

    慶應義塾大学文学部自主応募推薦の総合考査Iは、受験生の読解力と表現力を多角的に評価する試験です。
    試験時間は120分で、A4用紙2段組で長文を読み解き、4つの問いに答える形式となっています。

    出題形式と傾向について詳しく見ていきましょう。問い1と問い2は現代文の読解力を問う問題です。ここでは、文章の内容を正確に理解し、論理的に説明する能力が求められます。一方、問い3と問い4は和文英訳の問題となっており、日本語の文章を適切な英語(または独・仏・中のいずれか)に翻訳する力が試されます。

    各パートの対策

    現代文パート(問い1、問い2)の対策としては、まず文章全体の構造を把握する練習を重ねることが重要です。慶應義塾大学文学部の試験では、単に表面的な内容理解だけでなく、筆者の主張や論理展開を素早く理解する力が求められます。そのため、日頃から質の高い文章を読み、300〜400字程度の要約や説明の練習を繰り返し行うことをおすすめします。また、過去問を解くことで、出題傾向や時間配分を把握することも大切です。

    和文英訳パート(問い3、問い4)の対策では、まず基本的な文法事項を確実に押さえることが肝心です。その上で、和文英訳特有の定型表現を学習し、日本語の意味を正確に理解して適切な英語表現に翻訳する練習を重ねましょう。なお、慶應義塾大学文学部の自主応募推薦では、英語以外にドイツ語、フランス語、中国語の選択も可能です。語学の得意な受験生は、これらの言語での受験も検討してみるとよいでしょう。

    和文英訳はかなり難しいので、入念な対策が必要になってきます。

    解答の順番と時間配分

    参考までにですが、和文英訳(問い3、4)を先に見ておくと良いでしょう。
    この段階である程度どのような構成にするのかを考えておく必要があるでしょう。
    これらの問題には約25分を使い、その後現代文パート(問い1、2)に90分程度を費やします。
    最後の5分程度で見直しと清書を行いましょう。この順番で解くことで、比較的取り組みやすい和文英訳から着手でき、現代文パートにじっくり時間をかけることができます。

    総合考査II(60分)

    総合考査IIは、受験生の思考力と表現力を評価する小論文試験です。
    課題文を読み、そのテーマやキーワードに関して400字程度で論述する形式となっています。
    この試験では、課題文の正確な理解力、論理的思考力、そして自分の考えを簡潔に表現する能力が問われます。

    合格する小論文を書くためには、まず課題文を正確に理解することが重要です。
    次に、自分の意見を明確に示し、具体例や根拠を用いて論理的に展開していきます。
    最後に、結論を明確にまとめることで、説得力のある小論文に仕上げます。

    時間配分と構成のポイント

    まず、構想・メモ作成に20分程度を使います。ここでしっかりと論の骨格を組み立てることが、良い小論文を書くための鍵となります。
    次に、下書きに20分程度を費やします。ここでは、序論・本論・結論の構成を意識しながら、論理的な文章を組み立てていきます。
    残りの20分で清書と見直しを行います。時間に余裕があれば、文章の論理性や表現の適切さを再確認しましょう。

    対策スケジュール

    慶應義塾大学文学部自主応募推薦の対策は、計画的に進めることが重要です。以下に、時期別の対策スケジュールを詳しく説明します。

    2年前からの準備

    2年前からの準備としては、まず学業成績の向上に努めましょう。評定平均値4.1以上を目指し、日々の授業や定期試験に真剣に取り組みます。
    同時に、文学部の各専攻分野に関連する読書や調べ学習を始め、志望動機を固めていきます。また、課外活動にも積極的に参加し、自己推薦書で書けるような経験を積むことも大切です。

    評定が取れないことには話が進まないので、4.1取れるように毎回のテストは点数を取れるようにしましょう。

    3ヶ月ー半年前からの集中対策期間

    半年前からの集中対策期間では、総合考査I・IIの過去問演習を本格的に始めます。現代文の読解力強化と和文英訳の練習を重点的に行い、小論文の書き方も学んでいきます。この時期には、自己推薦書の下書きも始めるとよいでしょう。自分の活動実績や志望理由を整理し、文章化していく過程で、自身の強みや志望動機がより明確になっていきます。

    直前期の過ごし方

    直前期の過ごし方としては、総合考査の演習を継続しつつ、時間配分の練習も行います。自己推薦書は何度も推敲を重ね、先生や家族にも目を通してもらいます。

    おすすめの参考書と勉強法

    慶應義塾大学文学部自主応募推薦の対策には、適切な参考書選びと効果的な勉強法が欠かせません。

    現代文対策の参考書ルート

    慶應文学部の自己推薦の肝になる部分です。
    基本的には通常の現代文の勉強と変わりません。とはいえ記述力が問われるので日頃から記述力を鍛えていく必要があります。

    『ことばはちからだ!』のような現代文の評論用語を学ぶキーワード教材と
    『現代文読解力の開発講座』が読解力をつける上では、重要です。

    現代文の学習法について詳しくはこちらの記事で確認ください。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/gendaibun-benkyo/"]

    英作文・和文英訳対策の参考書ルート

    今やあまり多くの大学では出題されてない和文英訳の問題です。
    苦手な人が多い問題ですが、発想の転換と対策を積むことで合格レベルの答案を作ることは可能です。
    慶應文学部の和文英訳で重要なのは、直訳で英訳を作らないことです。

    書いてある日本語をそのまま英語に当てはめるだけだと何を言っているのか伝わりません。具体的に説明的に記載をする練習を積んでいく必要があります。

    基礎がために、「英作文ハイパートレーニング」「入門英作文問題精講」をやっておくと良いでしょう。
    英作文の発想を身につけるのは、過去問をやっているだけでは身に付かなくて、下記のような教材をやっておくと良いです。

    • ドラゴンイングリッシュ
    • シンプル・クッキング英作文
    • 大学入試 最難関大への英作文 ハイパートレーニング 新装版
    • 大学入試 短期集中! 合格英作文 1和文英訳編
    • 実戦編 英作文のトレーニング

    よくある質問(FAQ)

    慶應義塾大学文学部自主応募推薦に関して、受験生からよく寄せられる質問とその回答をまとめました。

    Q1: 併願は可能ですか?

    A1: 公式には「慶應義塾大学文学部を第一志望とし、合格した場合に入学を確約できる者」とされていますが、実質的には他大学との併願も可能です。ただし、志望理由書などでは慶應義塾大学文学部への強い志望度を示すことが重要です。

    Q2: 留学経験は評価されますか?

    A2: 留学経験は積極的に評価される傾向にあります。特に、留学を通じて得た語学力や異文化理解、グローバルな視点などを自己推薦書でアピールすることで、高評価につながる可能性があります。

    Q3: 一般入試との併願戦略はどうすればよいですか?

    A3: 自主応募推薦と一般入試の併願は可能です。自主応募推薦で不合格になった場合でも、その経験を一般入試の対策に活かすことができます。ただし、自主応募推薦の準備に集中するあまり、一般入試の対策がおろそかにならないよう注意が必要です。

    こちらの記事で、自主応募推薦で落ちた場合についてのリカバリーについて記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/keio-bun-jikosuisen-ochita/"]

    Q4: 英語が苦手でも受験できますか?

    A4: 英語が苦手でも受験は可能です。総合考査Iの和文英訳パートで点数を落としても、現代文パートや総合考査II、自己推薦書などで高評価を得ることで十分にカバーできる可能性があります。ただし、基本的にその可能性は難しく英語が苦手でも最低限の答案を作れる学力をつけることは必要です。

    合格者の声とアドバイス

    実際にこれまでに慶應義塾大学文学部自主応募推薦に合格した学生たちの声をまとめてみました。

    まず、自己推薦書の作成に十分な時間をかけることが大切だと多くの合格者が述べています。
    高校での活動を振り返り、それを文学部での学びとどう結びつけるかを深く考えることで、志望理由がより明確になったそうです。
    また、自己推薦書を作成する際には、先生に添削してもらい、客観的な意見を取り入れることで内容をブラッシュアップできたとのことです。

    次に、総合考査の対策として日々の練習が重要であると語られています。具体的には、毎日新聞の社説を読んだり、要約する練習を行うことで、現代文の読解力と小論文の書き方の両方を向上させた人もいました。また、過去問を繰り返し解き、慶應義塾大学文学部の出題傾向に慣れることや、時間を計って練習しペース配分を身につけることも効果的だったと述べています。

    早めの準備の重要性も多くの学生が強調しています。高校2年生の後半から準備を始めたことで、試験に余裕を持って臨むことができたといいます。

    最後に、慶應義塾大学文学部の特徴や魅力を深く理解することが合格への鍵であると強調されています。オープンキャンパスや説明会に積極的に参加し、在学生や教授の話を直接聞くことで、自分が本当にこの学部で学びたいという思いが強まりました。それが自己推薦書や小論文を書く際の大きな力になったといいます。

    2024年の入試では当塾で指導を受けた受験生全員が
    合格しました。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/news/2024keio-bunall/"]

    自主推薦と一般入試の両方対策ができるのはヒロアカだけ!

    今回合格した生徒は、
    一般入試でも合格水準に達していた生徒たちでした。

    自主推薦に合格して、早く決まるのはもちろん良いのですが、

    そこだけにかけてしまった場合、落ちた場合の保険がないと恐ろしいです。

    慶應文学部で落ちた場合に、
    どのように一般入試に対応したら良いのかをお伝えしていきます。

    ヒロアカでは、両者を見ながら対策をしていきます。

    無料カウンセリングの案内

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【2025年最新】慶應文学部 対策&入試傾向|偏差値40台/E判定から逆転合格

2024.06.18

ページ目次偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!慶應文学部の入試傾向を徹底解説慶應文学部が求める人物像科目別対策:あなたの弱点を克服する最強プラン慶應文学部は対策次第で穴場になる合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣あなたに最適な学習プラン:無料相談で合格への最短ルー

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  • 偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!

    「英語が苦手」「偏差値が全然足りない…」 そう感じて、慶應文学部を諦めかけていませんか?

    確かに、慶應文学部は狭き門です。

    しかし、決して不可能ではありません!正しい戦略と、それをやり抜く努力があれば、偏差値40台・E判定からでも逆転合格は可能なのです。

    この記事では、長年の指導実績を持つ私たち早慶専門塾HIRO ACADEMIAが、
    慶應文学部の入試傾向を徹底分析し、合格へ導くための具体的な戦略を伝授します。ぜひ最後まで読んで、逆転合格を掴み取ってください!

    [toc]

    慶應文学部の入試傾向を徹底解説

    慶應文学部は、2025年入試から外部試験利用入試が導入されます。従来の一般入試とは大きく変わるため、しっかりと最新情報を押さえておく必要があります。

    ここでは、2025年度以降の慶應文学部入試の全体像、そして合格を勝ち取るために必要な戦略を解説します。

    募集人数・配点・試験時間

    募集人数 試験科目 配点 試験時間
    580名程度 外国語(英語・ドイツ語・フランス語から選択), 地理歴史(世界史B・日本史Bから選択), 小論文 英語:150点, 地歴:100点, 小論文:100点 (計350点満点) 英語:120分, 地歴:60分, 小論文:90分

    ※募集人数、配点、試験時間等は変更となる可能性があります。必ず大学公式HPで最新情報を確認してください。

    外部試験利用入試とは?

    2025年から新たに導入される外部試験利用入試では、大学入学共通テストの代わりに英語検定でCSE2500以上のスコアが利用されます。

    詳しくはこちらの記事で記載しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    慶應文学部が求める人物像

    慶應文学部は、単なる知識詰め込み型の勉強ではなく、幅広い教養と高い思考力、そして社会に対する問題意識を持った人材を求めています。

    そのため、入試問題も知識を問う問題だけでなく、思考力・判断力・表現力を試す問題が出題されます。日頃から、様々な分野の本や新聞を読み、社会問題について深く考える習慣を身につけておくことが重要です。

    過去には理系の文章がでたこともあるので、さまざまな事柄に興味を持って論理的に考えられるようにしてください。

    科目別対策:あなたの弱点を克服する最強プラン

    ここでは、慶應文学部合格のために必要な科目別の対策を、具体的な勉強法や参考書も交えながら解説します。ぜひ、このプランを参考に、自分に合った学習計画を立ててみてください。

    英語:辞書を使いこなす読解力がカギ! 長文読解の攻略法

    慶應文学部の英語は、長文読解が中心で、辞書持ち込み可という特徴があります。一見有利に見えますが、高度な読解力と、辞書を効率的に使いこなす情報処理能力が求められます。

    慶應文学部の英語の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。

    世界史:広範囲を効率的に学習する!頻出テーマ&重要ポイントはコレ!

    慶應文学部の世界史は、幅広い時代・地域から出題されるため、闇雲に勉強するのではなく、効率的な学習が重要となります。頻出テーマや重要ポイントを押さえて対策しましょう。

    慶應文学部の世界史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/worldh"]

    日本史:論述問題を得点源に!史料読解と論理的思考を鍛える

    慶應文学部の日本史は、論述問題の比率が高く、正確な知識と論理的思考力が求められます。史料を読み解き、自分の意見を論理的にまとめる練習を徹底的に行いましょう。

    慶應文学部の日本史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/japaneseh"]

    小論文:採点基準をクリアする!論理的思考力&表現力を磨くトレーニング

    慶應文学部の小論文は、与えられた資料(5000〜6000字程度)を要約する問題と、自分の意見を論述する問題が出題されます。高度な読解力、論理的思考力、そして分かりやすく説得力のある文章を書く力が求められます。

    慶應文学部の小論文の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/kbun-shouron/"]

    慶應文学部は対策次第で穴場になる

    慶應文学部は慶應大学部の中でも記述が多い学部ですが、倍率はそこまで高くはありません。

    そのため、英語の出来によって大きく合格を左右します。

    慶應文学部の英語はかなりクセが強く、
    慶應文学部に合わせて対策をしない限り合格水準の答案に達することができません。穴場ではありますが、合格するためにはポイントに合わせた対策が必要です。

    合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣

    ここでは、実際に早慶専門塾HIRO ACADEMIAの指導を受けて、見事、偏差値40台/E判定から慶應文学部に逆転合格を果たした先輩の体験談をご紹介します。

    私は高校2年生の冬までは部活に打ち込んでいて、本格的に受験勉強を始めたのは3年生の春からでした。当初の偏差値は40台後半で、慶應文学部はE判定…。正直、合格できるか不安でした。

    しかし、ヒロアカに入塾してからは、先生方が私の現状を的確に分析し、克服すべき課題を明確化してくれました。特に英語は、長文読解が苦手でしたが、先生と一緒に文章の構造を丁寧に分析していくことで、読解スピードが格段に上がりました。

    また、小論文は、論理的な文章構成や表現方法を徹底的に指導していただき、自信を持って自分の意見を表現できるようになりました。先生方の熱心な指導のおかげで、最後まで諦めずに努力することができ、第一志望の慶應文学部に合格することができました!(2024年度合格: H さん)

    あなたに最適な学習プラン:無料相談で合格への最短ルートを見つけよう!

    早慶専門塾HIRO ACADEMIAでは、慶應文学部合格のために必要な知識・思考力・表現力を効果的に身につけるための、独自のカリキュラムと、熱意溢れる講師陣による指導を提供しています。

    「今の自分には何が足りないのか」「どのように勉強すればいいのか」そんな悩みを抱えている方は、ぜひ一度、無料相談にお越しください。あなたの現状や目標を伺いながら、最適な学習プランをご提案させていただきます。

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2025年【立教大学】英検スコア換算、予想、出願戦略

2024.06.17

【2025年度版】立教大学 英検利用 入試得点換算表と学部別合格最低スコア徹底解説! ― 大学受験のプロが教える!英検と国語で合格へ導く戦略 ― こんにちは!大学受験対策のプロとして日々多くの受験生を指導している [あなたの名前] です。 立教大学を目指す皆さんにとって、英語資格・検定試験、特に「英

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  • 【2025年度版】立教大学 英検利用 入試得点換算表と学部別合格最低スコア徹底解説!

    ― 大学受験のプロが教える!英検と国語で合格へ導く戦略 ―

    こんにちは!大学受験対策のプロとして日々多くの受験生を指導している [あなたの名前] です。

    立教大学を目指す皆さんにとって、英語資格・検定試験、特に「英検」を効果的に活用することは、合格を大きく引き寄せる戦略となります。しかし、英検で高得点を取れば必ず合格できるわけではありません。立教大学の受験では「国語力」も非常に重要視されている点を忘れてはいけません。

    この記事では、大学受験のプロの視点から、英検と国語の両面から合格を勝ち取るための戦略を、具体的なデータに基づいて解説していきます。

    この記事でわかること

    • 2025年度入試の変更点
    • 英検スコアの換算方法と得点率
    • 学部別 合格最低スコア予想
    • 穴場学部と合格戦略
    • 立教大学合格のカギを握る「国語力」

    1.立教大学 英検利用入試:2025年度も英語資格を活用!

    2021年度入試より、立教大学ではグローバル人材育成を目的とした入試改革が行われ、文学部を除き大学独自の英語試験が廃止されました。

    2025年度もこの方針は継続され、英語資格・検定試験の結果、または共通テストの英語スコアを利用します。

    注目ポイント:

    2025年度入試の詳細な変更点については、例年4月〜5月頃に大学公式HPで発表されます。こまめにチェックし、最新情報を入手しましょう。

    2.【2025年度版】立教大学 英検CSEスコア換算表|得点率を把握しよう!

    立教大学では、英検CSEスコアを下記の表に基づいて換算し、選考に利用します。

    得点率 英検CSEスコア(2023年度) 英検CSEスコア(2024年度) 英検CSEスコア(2025年度)
    100%相当 2,450以上 2,450以上 2,500以上(予想)
    95%相当 2,400以上 2,400以上 2,400以上(予想)
    85%相当 2,300以上 2,300以上 2,300以上(予想)

    3.【学部別】立教大学 合格最低スコア予想|目標スコアを突破しよう!

    目標とする学部・学科によって、必要な英検CSEスコアは異なります。

    下記の表は、過去のデータや傾向を元に算出した予想になりますので、あくまでも目安として参考にしてください。

    偏差値帯 学部・学科例 目標CSEスコア
    65以上 異文化コミュニケーション学部 2500点以上
    65以上 経営学部(経営学科) 2400点以上
    62.5~65 現代心理学部(心理学科), 経営学部(国際経営学科), 社会学部, 文学部(史学科) 2350点以上
    60~62.5 法学部, 経済学部, 現代心理学部(映像身体学科), 文学部(英米文学科, 日本文学科) 2300点以上
    57.5~60 観光学部, コミュニティ福祉学部, スポーツウエルネス学部, 文学部(キリスト教学科, ドイツ文学科, フランス文学科) 2250点以上

    上記スコアがないと受からない!というわけではありません。あくまで参照値としてください。

    2025年は慶應文学部も英検利用入試に入ってきているため、併願可能性のある学部は全体的にスコアが上がる可能性があります。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    4.【2025年度版】立教大学 穴場学部|戦略的に合格を掴む!

    立教大学で比較的入りやすいとされる、穴場学部をご紹介します。

    穴場学部の特徴:

    • 偏差値: 立教大学全体と比較して、やや偏差値が低い傾向。
    • 倍率: 例年、他の学部と比べて倍率が低い傾向。
    • キャンパス: 新座キャンパスにある学部は、池袋キャンパスに比べて人気が低いため狙い目。

    具体的な穴場学部例:

    • 文学部 キリスト教学科: キリスト教に関する科目が中心となるため、敬遠する受験生も。
    • コミュニティ福祉学部: 福祉分野への関心の高まりとともに、徐々に人気上昇中だが、まだ狙い目。
    • 観光学部: 新座キャンパスに位置することがネックとなり、倍率が低い傾向。
    • スポーツウエルネス学部: 実技試験があるため、敬遠する受験生も。

    5.立教大学合格のカギを握る「国語力」

    多くの受験生が「英語」に注目しがちな立教大学の受験ですが、合格を掴むためには「国語力」が不可欠です。

    なぜ国語が重要なのか?

    • 選抜の基準: 立教大学は、建学の精神に基づき、高い教養と倫理観、そして思考力を持った人材を育成することを目指しています。そのため、受験生がこれらの素養を備えているかどうかの判断材料として、論理的思考力や表現力を問われる「国語」の試験を重視しています。
    • 得点差がつきにくい英語: 英検利用入試では、高得点の受験者が多く、英語の得点差がつきにくい傾向があります。一方で、国語は英語に比べて得点差が開きやすく、合否を分ける重要な科目となります。

    効果的な国語の対策方法

    • 現代文: 文章の論理構造を正確に把握する訓練や、筆者の主張を読み取る練習が効果的です。
    • 古文: 古典文法、古典単語、古文常識をしっかりと身につけた上で、文章全体の意味を理解する練習を積み重ねましょう。
    • 漢文: 句法や重要句形、漢文特有の表現技法を習得し、文章を正確に読解する力を養いましょう。

    国語で大きく差が開くことが多いです。特に古文は苦手で放置してしまう子が多いので、、要注意です。
    漢文については文学部以外は出題されません。

    立教大学の国語の対策についてはこちらの記事で記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kokugo/"]

    6.合格に近づくための学習戦略

    • 英検対策は計画的に: 目標スコア達成のために、計画的に学習を進めましょう。
    • 過去問演習は必須: 過去問を解きながら、出題傾向や時間配分を掴みましょう。
    • 苦手分野の克服: 弱点克服は、得点アップに直結します。
    • 国語も計画的に: 英語だけでなく、国語の学習計画も立て、日頃から文章に触れる習慣をつけ、読解力、表現力、思考力を高めていきましょう。

    立教大学全体の出願戦略についてこちらの記事で記載をしています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kouryaku/"]

    7.まとめ

    立教大学合格には、英検で高得点を目指すだけでなく、高い国語力を身につけることが重要です。

    この記事で紹介した情報を参考に、戦略的に学習を進め、合格を勝ち取ってください!

【2025年慶應大学】数学、歴史が大きく変わる・・

2024.06.11

【慶應受験】2025年度入試変更点まとめ! 2025年度、いよいよ新課程が始まります。大学入試制度も変わる中、慶應義塾大学の一般選抜も大きな変更が発表されました。 特に数学は学部によって範囲が異なるなど、複雑な変更点が多いので、受験生は正確に情報を掴んでおく必要があります。 そこで今回は、2025年

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  • 【慶應受験】2025年度入試変更点まとめ!

    2025年度、いよいよ新課程が始まります。大学入試制度も変わる中、慶應義塾大学の一般選抜も大きな変更が発表されました。

    特に数学は学部によって範囲が異なるなど、複雑な変更点が多いので、受験生は正確に情報を掴んでおく必要があります。

    そこで今回は、2025年度慶應義塾大学一般選抜の変更点について、わかりやすくまとめました。

    [toc]

    文系全学部の変更点

    世界史、日本史の科目が下記のように変更となります。
    世界史 → 歴史総合・世界史探求、日本史 → 歴史総合・日本史探求

    そのため、旧課程の生徒は対応する必要があります。
    商学部のみ、歴史総合は入りません。

    とはいえ、多くの生徒が旧課程の範囲でつまづいているので、まずはその範囲をクリアしていくのが最優先でしょう。

    文学部:英語の英検利用が追加!

    文学部では、大きく分けて以下の変更点があります。

    「英語外部試験利用」の新設と「中国語」の廃止

    • 英検CSEスコア2500点以上が必須
    • 取得期間:2023年1月1日〜2024年12月31日

    特に注目すべきは、英語外部試験利用が新設されたこと。

    CSEスコア2500点以上を取得していれば、試験当日に英語を受験する必要はありません。

    準1級レベル以上の英語力が必要となりますが、高得点取得が難しい場合は、外部試験利用も積極的に検討してみましょう。

    英検スコアの取り方については下記で述べています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    経済学部:推薦新設と一般選抜減

    経済学部では、以下の変更点があります。

    学校推薦型選抜(指定校)を導入

    募集人数:30名

    それに伴い、一般選抜の募集人数を630名から600名に削減

    これまで一般選抜のみだった経済学部ですが、新たに学校推薦型選抜が導入されます。一方で、一般選抜の募集人数は減少するため、これまで以上に競争率が高くなることが予想されます。

    B方式は1500年以降が出題範囲になります。

    法学部:地歴の試験時間・配点・出題形式が大幅変更!記述式対策が必須に!

    慶應義塾大学法学部では、2025年度入試から地歴(世界史・日本史)の試験時間、配点、出題形式が以下のように大きく変更されます。

    • 試験時間:60分 → 90分
    • 配点:100点 → 150点
    • 出題形式:マークシート式 → マークシート式と記述式

    これまで60分だった試験時間が90分に延長。配点も100点から150点に増加します。

    そして、最大かつ重要な変更点が記述式問題の導入です。

    ただでさえ難しい法学部の問題がさらにハードルが上がるります。

    これまでマークシート式のみの出題でしたが、2025年度からは記述式問題も出題されるようになるため、求められる能力も大きく変わります。

    具体的には、以下のような点が求められるようになるでしょう。

    1. 正確な知識のインプットと理解:

    記述式問題では、単なる知識の丸暗記では対応できません。歴史の流れを理解し、正確な知識を結びつけて論述する力が求められます。

    • 教科書や参考書をじっくり読み込み、歴史の流れを理解する。
    • 各時代のキーワードや重要人物を整理し、相互の関係性を理解する。
    • 年号や用語を正確に暗記する。

    2. 論理的思考力・表現力:

    限られた時間の中で、自分の考えを論理的に構成し、分かりやすく表現する力が重要になります。

    • 設問に対して、根拠に基づいた上で自分の意見をまとめる練習をする。
    • 歴史用語を適切に使い、論理的な文章を作成する練習をする。
    • 時間配分を意識しながら、答案をまとめる練習をする。

    3. 歴史的事象を多角的に考察する力:

    複数の史料を読み解き、比較・分析しながら、多角的な視点で歴史的事象を捉える力が求められます。

    • 様々な史料に触れ、多様な意見や解釈があることを理解する。
    • 史料から読み取れる情報と、教科書で得た知識を結びつけて考察する練習をする。
    • 異なる立場や視点から、歴史的事象を多角的に分析する練習をする。

    慶應法学部を目指す受験生は、これらの変更点を踏まえ、早めに対策を始める必要があります。

    過去問に加えて、論述問題対策用の問題集を活用したり、添削指導を受けたりするなど、記述式問題にもしっかりと対応できるよう準備しておきましょう。

    医・理工・総政・環境情報・看護・薬:数学の範囲に要注意!

    これらの学部では、数学の試験範囲が変更されます。

    特に、学部・学科によって範囲が異なるため、注意が必要です。

    学部・学科ごとの変更点をまとめた表を作成しましたので、受験する学部・学科の変更点をしっかり確認しておきましょう。

    学部・学科 数学 変更点
    医学部 数ⅠAⅡBⅢC 数Bで「統計的な推測」が追加
    理工学部 数ⅠAⅡBⅢC 数Bで「統計的な推測」が追加
    総合政策学部(数学選択) 数ⅠAⅡB 統計的な推測が追加
    総合政策学部(情報及び数学選択) 情報ⅠⅡ
    数ⅠAⅡB
    新設
    環境情報学部(数学選択) 数ⅠAⅡBⅢC 新設
    環境情報学部(情報及び数学選択) 情報ⅠⅡ
    数ⅠAⅡB
    新設
    看護医療学部 数ⅠAⅡBC 数学Ⅱは統計的な推測、数Cで「平面上の曲線と複素数平面」が追加
    薬学部 数ⅠAⅡBⅢC 数ⅢCが追加

    医学部:数Bに「統計的な推測」追加!

    変更点: 数学Bに「統計的な推測」が追加されます。

    具体的な内容: 確率分布や正規分布、仮説検定など、統計分野の理解が求められます。

    対策: 統計分野の基礎を固め、問題演習を通して応用力を養いましょう。

    理工学部:数Bに「統計的な推測」追加!

    変更点:
    数学Bに「統計的な推測」が追加されます。
    「統計的な推測」: 医学部と同様、確率分布や正規分布、仮説検定などを扱います。

    対策: 新たに追加される分野もしっかりと学習し、基礎力と応用力をバランス良く高めましょう。

    総合政策学部:選択科目によって大きく変わる!

    数学選択

    • 変更点: 大きな変更はありません。
    • 対策: これまでの学習内容を継続し、基礎力と応用力の両方を鍛えましょう。

    情報及び数学選択:

    • 変更点: 新たに「情報及び数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 情報Ⅰ・Ⅱに加えて、数学ⅠAⅡBから出題されます。
    • 対策: 情報分野の基礎を固め、数学と関連付けながら理解を深めることが重要です。

    環境情報学部:総合政策学部と同様の変更!

    数学選択:

    • 変更点: 新たに「数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 数学ⅠAⅡBⅢCから出題されます。
    • 対策: 幅広い範囲を学習する必要があるため、計画的に学習を進め、基礎から応用までしっかりと理解しましょう。

    情報及び数学選択:

    • 変更点: 新たに「情報及び数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 総合政策学部と同様、情報Ⅰ・Ⅱに加えて、数学ⅠAⅡBから出題されます。
    • 対策: 総合政策学部と同様、情報分野の基礎を固め、数学と関連付けながら理解を深めることが重要です。

    看護医療学部:数Cに「平面上の曲線と複素数平面」が追加!

    変更点: 数Cに「平面上の曲線と複素数平面」が追加されます。

    具体的な内容: 媒介変数表示、極座標、複素数平面上の図形と方程式など、高度な内容が含まれます。

    対策: 新課程の内容をしっかりと理解し、問題演習を通して応用力を高めましょう。

    薬学部:数ⅢCが追加!

    変更点: 数学ⅢCが追加されます。

    具体的な内容: 微分積分、極限、微分方程式、ベクトル、行列など、幅広い範囲の学習が必要となります。

    対策: これまで数ⅢCを学習していなかった場合は、早めに学習計画を立て、基礎から応用までしっかりと理解しましょう。

    まとめ:早めの情報収集と対策を!

    今回は、2025年度慶應義塾大学一般選抜の変更点についてまとめました。

    変更点が多いので、まずは自分が受験する学部・学科の情報を正確に把握することが大切です。

    また、今後さらに変更が発表される可能性もあるため、こまめに大学公式HPなどをチェックするようにしましょう。

    しっかりと準備を進めて、合格を勝ち取りましょう!

立教文学部の完全対策と入試傾向 立教文逆転合格に詳しい塾が徹底解説

2024.03.17

ページ目次立教大学文学部入試傾向と対策立教文学部に合格するには?立教文学部の入試傾向立教文学部は穴場の学部ですか?立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠立教文学部の科目別対策立教文学部に独学で合格することは可能か立教文学部を受験する生徒からよくある質問立教

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  • 立教大学文学部入試傾向と対策

    本記事では立教大学文学部に合格するために、
    立教大学文学部の合格に詳しいヒロアカが徹底解説していきます。

    [toc]

    偏差値30台から立教文学部に合格!

    難関大学合格専門塾のヒロアカが入試傾向を徹底解説!

    立教大学の各学部や学科では、入試で問われる内容が大きく異なる傾向にあります。
    そのため、立教文学部に合格するためには、それぞれの科目でどのような問題が出されやすいのかを詳しく調べ上げ、
    特有の対策を練ることが不可欠となります。
    従って、立教大学文学部への合格を目指す場合、科目ごとの出題傾向をしっかり分析し、その上で適切な受験準備をすることが重要です。
    立教大学文学部に圧倒的な力で合格するためには、社会科学部専用の試験対策、つまり合格への道筋が存在します。

    この記事では、立教大学文学部に臨むためのいくつかの重要な対策ポイントをお伝えします。
    ぜひとも、難関大学合格専門塾ヒロアカのこの情報をお役立てください。

    立教文学部に合格するには?

    立教大学文学部に合格するためには、適切な準備効果的な学習方法が必要です。

    その過程で、入試の形式や選択可能な科目、
    合格に必要な最低得点や基準、倍率、さらには過去の入試の特徴や対策など、理解しておくべき多くの情報が存在します。

    立教文学部で偏差値30台から合格するためには、
    どのような内容をどのような方法で学ぶべきかを具体的にイメージしながら計画を立てていくことが大切です。

    立教文学部に合格するためには万全の対策と計画立てが必要不可欠です。

    立教大学文学部への合格には、戦略的な学習計画と効率の良い勉強法が極めて重要です。

    立教文学部の入試傾向

    • 募集人数と倍率
    • 他学部の偏差値
    • 合格最低点
    • 英語の重要性

    立教文学部の募集人数と倍率

    個別入試

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.6 22 25
    英米文学専修 3.5 3.8 100 142
    ドイツ文学専修 3.3 2.4 54 43
    フランス文学専修 4.3 2.5 38 47
    日本文学専修 3.6 3.4 84 80
    文芸・思想専修 4.0 5.9 67 64
    史学科 3.3 4.0 125 114
    教育学科 3.6 3.9 84 104

    一般入試

    複数日程がある日程の平均となっています。

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.9 42 43
    英米文学専修 3.5 3.9 303 310
    ドイツ文学専修 3.6 2.8 104 117
    フランス文学専修 4.4 2.9 105 131
    日本文学専修 3.9 3.4 175 206
    文芸・思想専修 4.2 6.2 167 148
    史学科 3.5 4.5 246 258
    教育学科 4.4 4.2 182 219

    立教の他学部の偏差値と比較

    学部名 偏差値
    異文化コミュニケーション学部 65.0
    経営学部 62.5~65.0
    社会学部 62.5
    法学部 62.5
    現代心理学部 60.0~62.5
    文学部 57.5~62.5
    経済学部 60.0
    コミュニティ福祉学部 57.5
    観光学部 57.5
    理学部 55.0~57.5
    スポーツウエルネス学部 55.0

    万全の対策をしない限りは合格することはできません。

    キャンパス別の学部紹介

    池袋キャンパス
    • 文学部
    • 異文化コミュニケーション学部
    • 経済学部
    • 経営学部
    • 理学部
    • 社会学部
    • 法学部
    新座キャンパス
    • 観光学部
    • コミュニティ福祉学部
    • 現代心理学部
    新座キャンパスと池袋キャンパスだと新座キャンパスの方が倍率が低くなる傾向があります。

    立教文学部の合格最低点

    大学から公式での発表はされていません。
    英語は外部試験を利用していたり、非常にわかりづらくなっています。

    英検でCSEスコア2300程度は必要です。

    英検の学部ごとの立教大学の点数についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kouryaku/"]

    立教文学部の合格への第一歩は英検準1級の合格

    立教大学文学部に合格するためには、英語が重要になってきます。

    立教大学志望で英検準1級に合格していないと合格は非常に難しいです

    英検準1級対策についてはこちらの記事で説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-saisokustudy-planning/"]

    立教文学部は穴場の学部ですか?

    結論から言うと、穴場でも受かりやすい学部でもありません。

    合格するためにはかなりの努力が必要な学部で、
    どの科目でも苦手な科目があった場合は立教大学文学部の合格がかなり難しくなります。

    英検準1がとれたのであれば、国語が合格の鍵を握っています

    立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ

    立教大学の文学部への合格を目標にしたいのであれば、早稲田大学を第一志望としたほうが受験戦略としては良いです。

    早稲田大学レベルの問題まで対応しておくことで立教大学の合格に余裕を持って臨むことができます。

    逆に立教大学にギリギリ受かる程度の学力しかないと、もし入試形式に変更などがあった場合に対応するのが難しくなってしまいます。

    早稲田を目指して立教に圧勝する!

    これまでの指導経験から立教大学を目指して立教大学に合格するのは、確実性が高いとは言えません。

    どうしても立教大学に合格したいのであれば、

    早稲田レベルの難しい問題まで対応できるようにしておくのが良いでしょう。

    早稲田に合格できる学力があれば、立教大学にも容易に合格できますね

    難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠

    上述のように、入試では受験までの戦略がものを言います。

    行き当たりばったりで受験先を決めて、勉強をしていても難関大学に合格することはできません!

    当塾では志望大学に合わせて、どのように合格したら良いのか、指導をしていきます。
    お気軽にご相談ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/counceling/"]

    立教文学部の科目別対策

    立教大学文学部の科目別の対策を見ていきましょう。

    英語 入試傾向と対策

    立教大学の英語は一般試験であれば、英検などの外部試験が基本となっています。

    個別入試については下記ブログ記事にて詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/rk-bun-en/"]

    国語 入試傾向と対策

    現代文の解法ですが、文学的文章と論説文それぞれの解法、および共通の解法を理解し、定着させることが必要です。
    説明記述では、最重要な要素を的確に把握し、必要度の優先順位を特定できるように練習を重ねましょう。

    古文対策としては、重要古文単語および文法を徹底的に習得することが不可欠です。
    特に助動詞、助詞の意味・用法・接続は完全に定着させる必要があります。

    また、敬語の習得も欠かせません。文学史を含めた古典常識や和歌修辞法も確認しておきましょう。

    具体的な対策についてはこちらの記事で説明をしています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kokugo/"]

    日本史入試傾向と対策

    立教大学の日本史入試では、様々なテーマ史問題が出題されるのが特徴です。
    政治史、外交史、経済史、文化史といった幅広い分野から、音楽史、疫病の歴史、資源の歴史など独特なテーマまで、多岐にわたる問題が出題されます。また、史料問題も頻出しており、空所補充問題や読み取り問題が主な形式となっています。
    さらに、マーク式と記述式の併用型式を採用しているため、漢字の正確な使用が求められる記述問題や、歴史の流れや相互関係を自分の言葉で説明する論述問題にも対応する必要があります。

    世界史入試傾向と対策

    全学部入試では、正誤問題が頻出しており、年代、人物、出来事の正確な暗記が求められます。
    また、地図や図表を使った問題も出題されるため、文章だけでなく、地図や図表と関連付けて理解することが重要です。参考書や教科書の脚注やコラムにも注目しながら学習を進めましょう。
    全学部入試の設問数は大問2題構成で40問程度と、他の上位大学と比べて少ないため、1問1問への集中力が求められます。
    さらに、年代問題には直接的な年代問題だけでなく、年代を類推する問題や配列法による問題など、様々な形式で年代の知識が問われるので注意が必要です。

    一方、文学部入試の傾向については、問題の形式や難易度が全学部入試とは異なるため、過去問や入試情報を確認し、文学部独自の傾向を把握することが大切です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/sekaishi/"]

    政治経済入試傾向と対策

    立教大学で政治経済を受ける場合は使える日程が限られてくるので要注意です。
    どうしても立教大学に合格したい場合は、政治経済は選択しない方が良いです。

    立教大学の政治経済入試では、時事問題や法律に関する問題が頻出しています。
    このような傾向を踏まえ、効果的な対策を立てることが重要です。

    法律に関する問題に対応するためには、法律の制定年と一緒に覚えることが有効です。法律の制定年を直接選ぶ問題や、並び替え問題、年号をもとに法律名を選ぶ問題など、制定年を覚えていないと解けない問題が多数出題されるためです。また、政治経済の内容は常に更新されるため、最新の参考書や教科書を使用することにも注意が必要です。

    高得点を取るための具体的な勉強法としては、まず講義系の参考書で全体像を把握することが重要です。
    政治経済は日本史や世界史と比べて暗記量が少ないため、いきなり一単元ずつ暗記するのではなく、読み物を読むイメージで全体像を把握していくことが効果的です。

    次に、語句の意味まで理解することが求められます。
    政治経済では、単純に語句を答える問題は多くないため、語句を使いこなせるように理解を深める必要があります。一問一答の逆バージョンとして、語句を見て解説を説明できるか練習することがおすすめです。

    最後に、問題集や過去問を解く中で出会った新たな知識を、インプットの教材に書き込んでいくことで、情報を1つにまとめることが大切です。
    自分だけの参考書を作ることで、復習しやすくなり、わからないことに出会っても解決しやすくなります。

    立教大学の政治経済の難易度については、幅広い知識が求められ、単元・時代を横断する複合問題が多いことから、難易度が高くなっています。合格最低点は公表されていませんが、受験者の成績開示や問題の難易度から逆算すると、8割を目指すことが望ましいでしょう。また、設問数が少ないため、わずかなミスも許されない激戦になりやすく、すべての問題を確実に回答することが理想とされています。

    立教文学部に独学で合格することは可能か

    立教大学文学部に独学でも合格はもちろん可能ですが、、

    立教文学部に最短で予備校や塾を利用したほうが合格するためには近道です。

    予備校や塾を利用する受験勉強の利点について

    独学では、疑問が生じた際に即座に相談できる人が不在であることがネックです。自力で難問に立ち向かうことで学びは深まりますが、受験に向けた時間は限られています。質問が迅速に解答できる環境にあれば、学習時間を効果的に活用できます。

    個々の自己管理能力も、多様な誘惑に晒される中で実践するのは難しいものです。成功的な受験勉強を行うためには、集中できる学習環境を整えることが欠かせません。対策を施した通いやすい塾を選ぶことが、受験を有利に進めることにつながります。

    集団塾と個別指導塾の違い

    一般的な集団授業塾では、全ての生徒にとっての最適な授業ペースや難易度というものは、稀です。
    集団形式での学習が各々に合った方法とは限らず、必ずしも効率的な学習方法だとは言えないでしょう。
    多くの生徒が在籍するクラスでは、質問を投げかけにくい環境もあり、消極的な生徒ほど学習進度についていけなくなる危険性があります。

    個別指導塾を選ぶことは、生徒一人ひとりのペースに応じて授業が進むため推奨されます。
    わからない点や疑問点を直接質問できる点が大きな利点であり、より効率的な学習が可能になります。

    立教文学部専門の対策ができるかどうか

    もちろん、個別指導ならばなんでも良いわけではありません。

    立教大学文学部に合格するためには、立教大学文学部専門の対策が必要になってきます。

    この対策ができる個別指導の塾はかなり数が少ないので、

    個別指導なら大丈夫!と思ってはいけません。

    立教文学部の対策はかなり難しく、完璧に対策ができる講師はなかなかいないので立教文学部にどうしても合格したいのであれば検討が必要です。

    もちろん、当塾では対応ができますが、現在個別指導を検討されている場合も立教文学部の対策、

    特に英語ができるかどうかを確認した方が良いでしょう。

    立教文学部を受験する生徒からよくある質問

    下記は立教大学文学部を受験する生徒からよくある質問があります。

    日本史と世界史どちらが有利なのか?

    どちらが有利、不利というのはありません。

    一般的には日本史の方が短期間で完成させやすいです。
    高校受験や中学受験である程度のレベルの学校での対策をしていたのであれば、
    合格するための流れを掴むのは容易です。

    とはいえ、その分高得点を取る必要もあるため、一概に有利とは言えません。
    好きな方を選ぶと良いでしょう。

    いつから立教大学合格のための対策をしたら良いのでしょうか。

    高校1年生から立教大学文学部への受験勉強をスタートすると、合格の見込みをぐんと高めることができます。
    この時期から計画的に勉強を進めることで、中学からの基本的な学力を補強し、立教文学部合格に必須の英語力をしっかりと構築することが可能です。
    そうすることで、英検などの資格試験に向けた準備も万全にすることができるため、
    立教大学文学部合格に向けた効率的な学習を実施することができます。

    高3の8月からでも立教文学部の対策をできますか?

    合格する可能性は充分にあると考えられます。特に夏休みを有効に使うことは大きなアドバンテージになります。
    当塾では現在の学力を踏まえて、立教大学文学部への合格に必要な「何を」「どれだけ」「どのように」勉強すべきか、
    個々の状況に応じたカスタマイズされた指導・学習計画を実施しております。まずはお気軽にご相談ください。

    高3の12月からでも立教文学部の対策をできますか?

    相応の英検をもっていれば十分に合格の可能性はあります。
    持っていない場合はかなり難しい場合が多いです。お気軽にご相談ください。

    E判定でも立教文学部の対策をすることはできますか?

    E判定だとしても、立教大学文学部への合格は十分に可能です。
    偏差値や競争倍率を見てすぐに第一志望校を諦めることは不要です。

    早慶専門塾ヒロアカでは、専門対策をすることでE判定やD判定、
    偏差値30台からでも早慶をはじめとした難関私立大学へ合格するための効果的な勉強方法と学習計画をご提案いたします。

    浪人生、社会人でも立教文学部の対策はできますか?

    高校生だけでなく、浪人生や社会人を含む、立教大学文学部への合格を志望している方々に対しても、
    個々の状況に合わせたカスタマイズされた受験対策プログラムを提供し、入試に向けた効果的な勉強方法のサポートを行います。

    立教文学部に合格するための勉強時間は?

    立教大学文学部合格のためには約3000時間以上の勉強が見込まれ、高校1年生から始めることが望ましいです。
    もしいまできてないのであれば、今すぐにでも少しずつ勉強を始めることが大切です。

    感覚としては高1では平日1時間、週末2〜3時間、休暇中は1日1〜2時間を目標にし、これを維持すれば8ヶ月で約350時間の勉強ができます。
    高2では平日3時間、週末4〜5時間、休暇中は3〜5時間勉強し、年間約1200時間を目指します。
    高3では平日4時間、週末7時間、休暇中は5〜7時間の学習を心がけると、試験日までに約1400時間を確保できます。

    高2から始める場合は、より多くの時間を学習に充てる必要があります。
    個人の状況に応じて、これらの目安時間を調整し、立教大学文学部への合格に向けて学習を進めましょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/sokei-studytime/"]

    立教文学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    文章内で述べたように立教大学に合格するためには早稲田大学に合格するレベルの学力があるのが望ましいです。

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、早稲田大学専門指導塾として圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、立教大学文学部に合格するためにどのように勉強をしたらよいのかを考える学習カウンセリングも承っています。
    学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    立教大学文学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

【2024年】早稲田教育学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.21

早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年早稲田大学教育学部英語全体講評2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ2025年早稲田大学教育学部を受ける

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  • 早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田大学教育学部英語全体講評

    近年早稲田教育学部は大きくレベルが上がり、
    今年度も同じ形式で出題されました。

    昨年ほどの長さではなかったのですが、
    文章自体が平均で1000wordsと長いので、読むのが大変です。

    問題自体はパラグラフで解ける問題がほとんどで、解ける問題を解けるようにして欲しかったです。

    [toc]

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ

    1 b
    2 a
    3 b
    4 d
    5 c
    6 b
    7 c
    8 b
    9 c
    10 a
    11 a
    12 d
    13 b
    14 b

    解答根拠

    (1)

    傍線内の比喩表現を理解する必要がある問題です。
    本文の最後の部分である「goodness, the difference between right and wrong, the nature of fairness — are sunk in conceptual quicksand」というフレーズが示しているのは、”善良さ、正と不正の違い、公平性の本質といった概念が概念上の流砂に沈んでいる”、
    つまりこれらの日常的な概念が本質的に定義が困難であるという意味です。これは、第2段落の最後の文に該当します。

    選択肢(a)「これらの考えは非常に特異である」には根拠がありません。文章中でこれらの概念が特異であるとは述べられていません。

    選択肢(c)「共通の考えが文化を超えて普遍的な意味を持たない」という意見も文章から直接導き出すことはできません。文化間の普遍性については言及されておらず、概念が深い理論的な混沌に陥っているという点に焦点を当てています。

    選択肢(d)「これらの考えが日常会話で見つけるのは非常に珍しい」という選択肢も文章の内容とは合致していません。むしろ、子どもたちが日常的にこれらの言葉を使っていると述べており、それは日常会話でよく使われる概念であることを示しています。

    (3)

    選択肢(b)「公平さの理論を説明する」が、下線部(3)「その瞬間の特定のコミュニケーションの課題」としては例として挙げられないものです。

    この文章は、「公平さ」や「善良さ」といった抽象的な概念について、哲学者たちが普遍的な理論を提供しようと苦闘している一方で、子供や大人はその瞬間のコミュニケーションの課題に対処するために十分に明確な意味を理解するだけでよいと述べています。具体的には、「It’s not fair!」と叫ぶことで子供が感じている不公平感を表現する必要がありますが、そのために全般的な公平さの理論を心に留めておく必要はないと説明しています。これは、本文の第2段落の第2文から第5文にかけての記述です。

    選択肢(a)「自分が何を望んでいるかを表現する」、選択肢(c)「自分の感情を伝えるための正しい言葉を見つける」、選択肢(d)「もっと大きなケーキのピースを求める」という行為は、いずれもその瞬間における特定のコミュニケーションの課題対する対処と見なすことができるため、下部(3)の例として適切です。

    (4)

    文章の中で、「fairness」(公平さ)についての明確な定義を提供している部分はありません。
    哲学者たちが「公平さ」を含む深い概念の普遍的な理論を構築しようとする挑戦について語っており、それがどのような状況や文脈でも機能するようなものでなければならないと述べています(第2段落の第1文)。
    しかし、子供たちや大人は、その瞬間、その瞬間の特定のコミュニケーションの課題に対処するのに十分な意味を捉えるだけで良いとも説明されています(第2段落の第2文と第3文)。
    例えば、「It’s not fair!」という叫びが子供がケーキの小さい切れ端を渡されたり、列で待たされたりしたときの憤りを表現する必要があるとされていますが、これは公平さの一般的な理論を心に留めておく必要はないとされています(第2段落の第4文と第5文)。

    選択肢(a)「全員がケーキの等しい部分を受け取ること」、選択肢(b)「贔屓なく公正な扱い」、選択肢(c)「プリスクールの子供たちが一人ひとり順番に列に並ぶこと」は、文章中で「fairness」の定義として明確に提供されているものではありません。

    (5)

    ここではエリザの例から、「子どもたちの概念理解における矛盾」を示すために使われていることがわかります。
    例えば、エリザがおもちゃの熊について言及している部分では、彼女は次のように述べています:
    “E: No —she’s dead. HOW CAN THAT BE?”
    “E: No, she’s middle-sized in between alive and dead. She moves sometimes.”(第3段落)。

    エリザが生きているものと死んでいるものの間の概念的な矛盾に直面していることを示しています。
    彼女の理解では、おもちゃの熊は動くことがあるため、「生きても死んでもない中間の状態」にあると解釈しています。

    さらに、エリザが死んだ人々の行動についての誤解を示す部分では、彼女は次のように質問します:
    “E: How do dead people go to the bathroom?”
    これに対して、「S: Dead people don’t have to go to the bathroom. They don’t do anything; they just lie there.」と応答されますが、
    エリザはそれでもなお、「E: But they ate or drank before they died — they have to go to the bathroom from just before they died.」と返答します(第3段落)。

    これらの引用は、子どもたちが生と死の概念をどのように理解し、それに疑問を持っているかを明確に示しています。
    彼女の疑問は、生きているものと死んでいるものの定義に関する成人の概念とは異なる、独自の解釈を反映しています。

    (6)

    b「Things that do not move or cannot be seen are not alive」がエリザの生と死に関する理解に最も適していると考えられます。これは、エリザが生きているものと死んでいるものをどのように区別しているかを示す文から明らかです。

    エリザがテレビで撃たれた人について言及した際、「”He’s dead — I can tell because he’s not moving.”」と述べています(第3段落)。この発言は、動かないものは生きていないというエリザの基本的な理解を示しています。
    さらに、エリザは、「”Isn’t it funny — statues aren’t alive, but you can still see them?”」と発言しています(第3段落)。この発言からは、エリザが見えるが動かないもの、この場合は像を、生きていないものと認識していることがわかります。

    これらの点から、エリザの生と死の理解は、動きや見えるかどうかに基づいていることが示されています。
    このため、bが彼女の観点を最もよく表していると考えられます。

    他の選択肢については、本文から確認できません。
    a「Statues are alive when you do not look at them.」は、エリザの観察からは支持されません。彼女は像が生きていないと認識していますが、見るか見ないかに基づくという考えは示されていません。
    c「People who are shot on TV are not real, and cannot die.」については、エリザがテレビ上での死を現実の死と同じように解釈していることから、この選択肢は彼女の理解を反映していないと言えます。
    d「Life and death are the same thing.」はエリザの観察に反するものです。彼女は生と死を区別しようとしており、それらが同じだとは考えていないようです。

    (8)

    この文脈での「charades」は、言葉を使った遊びやゲーム、特にコミュニケーションの状況において使用される比喩的な表現を指しています。
    第7段落で、「Both pre-school children and adults use words as players use gestures in charades — in creative, contradictory ways that are good enough to get through the language games of the moment.」と述べられています。
    ここでは、「charades」という言葉が、言語を使用したゲームや遊びを指していることを示しています。
    具体的には、子どもたちと大人が言葉を使って創造的かつ矛盾する方法でコミュニケーションを取り、その瞬間の言語ゲームを成功させることを指しています。

    a「language changes」はこの文脈では適切ではありません。「charades」が言語の変化や進化を指しているという直接的な証拠は文中にありません。
    c「sign languages」もまた、この文脈においては不適切です。文章は手話や特定のサイン言語を指しているのではなく、一般的なコミュニケーションの文脈での言語使用について語っています。
    d「language signs」も正確な表現ではありません。「charades」は言語の記号やサインを直接的に指すのではなく、言葉を使った遊びやゲーム、コミュニケーションの戦略を示しています。

    (10)

    第5段落では、生命の定義に関して「But this leaves tricky cases such as viruses (not composed of cells, not able to reproduce independently), viroids (circular RNA strands that replicate autonomously inside a host plant), prions (infectious proteins), and even the androids of the future (could a machine be conscious without being alive?). The definition of life, like the definitions of good, justice, right and wrong, has been the subject of endless and unresolved debates for millennia.」と述べられています。
    この引用は、生命の定義に関する質問が複雑であり、簡単な答えが存在しないことを示しています。

    b「questions that no philosophers have considered」は不正確です。文中で哲学者がこれらの問題を考慮していないとは言及されておらず、むしろ「endless and unresolved debates for millennia」と述べられています。
    c「questions that only scientists can answer」も不正確です。文中で科学者だけがこれらの問題に答えられるとは述べられておらず、実際にはこれらの質問が長い間議論されてきたことが示されています。
    d「questions with clear spiritual and religious answers」も文脈に合っていません。第5段落では、生命の定義に関する質問が宗教的または霊的な明確な答えを持っているとは述べられておらず、むしろこれらの問題が未解決のままであると説明しています。

    (11)

    第6段落には、「These types of questions(5段落の内容) are mostly irrelevant in the vast majority of linguistic charades we play in everyday communication — the tricky cases just don’t arise much in ordinary conversation. What matters is that we can get along well enough when dealing with the situations that actually occur in daily life.」と記述されています。この引用は、日常生活でのコミュニケーションでは、哲学的な意味の問題がほとんど関係なく、実際に発生する状況を上手く扱えることが重要であるという著者の主張を明確にしています。

    b「We need to memorize the definitions of words that other people use」については、第6段落では他人が使用する単語の定義を暗記する必要性について言及していません。
    c「People have numerous reasons to negotiate the meanings of life and death」も、この段落の主なメッセージではありません。実際には、日常会話では生と死の意味について交渉する多くの理由があるとは述べられていません。
    d「Children’s games are an important part of learning about life and death」に関しては、第6段落では子どものゲームが生と死について学ぶ重要な部分であるとは特に言及されていません。

    (12)

    第6段落「We no more need a mental definition of life to talk about living relatives or dead pets than we need a biological definition of gorillas to mime King Kong.」
    no more のいわゆるクジラ構文です。

    これは、生きている親族や亡くなったペットについて話す際に、生命の厳密な定義が必要でないのと同じように、キングコングを真似るためにゴリラの生物学的な定義を必要としないことを示しています。このアナロジーは、特定の活動やコミュニケーションにおいて、高度な専門知識よりも、状況を処理するための基本的な理解がより重要であることを強調しています。

    a「an understanding of the planet Mars to study the sun」は、太陽を研究するために火星の理解が必要でないという点でアナロジーが成立するものの、日常的な活動やシンプルなタスクと直接的な関連性が薄いため、この文脈でのアナロジーとしては適切ではありません。
    b「the classification of pipes to play the videogame Super Mario Brothers」は、ビデオゲームをプレイする際に特定の分類知識が必要でないという点で面白い比喩ですが、本文のコンテキストにおいて生命やコミュニケーションのシンプルさを示すアナロジーとしては直接的ではありません。
    c「the meaning of gorillas to say that they are 200 kilogram primates」は、本文引用部分に実際に登場するゴリラに関するアナロジーを使っていますが、この選択肢はアナロジーそのものを説明しており、置き換えるアナロジーとしては機能しません。

    (13)

    下線の表現は、コミュニケーションの過程で表面上は見えないが、実際の意味や理解に影響を与える大きな要素を指しています。

    第7段落から解答の根拠を具体的な引用すると、「And playing those conversational games requires paying attention to likely communicative objectives, the contents of the environment, and past linguistic usage — the hidden parts of the communication iceberg are just as important as the words themselves.」です。
    これは、会話ゲームをする際には、コミュニケーションの目的、環境の内容、過去の言語使用といった、一見すると見えないコミュニケーションの側面に注意を払う必要があると述べています。これらの「隠された部分」は、言葉自体と同じくらい重要であると強調しています。

    a「the differences in mother tongue that are a titanic obstacle to communication」は、文中で特に言及されているわけではなく、bのように広範なコミュニケーションの側面を包括しているわけではありません。
    c「the communication between children and adults that is often deep, cold, and damaging」は、第7段落での表現や文脈とは異なり、コミュニケーションの隠れた側面を説明する際に使用されているメタファーに合致しません。
    d「the true intentions that are not revealed in intergenerational communication」も、隠れた部分を指すメタファーとしては適切ではありますが、第7段落で述べられている「隠された部分」の説明はもっと広範なコミュニケーションの要素に関連しています。
    したがって、bが「the hidden parts of the communication iceberg」の意味を最も正確に反映しており、コミュニケーションの過程で見えない、しかし重要な部分を指しています。

    (14)

    記事全体を通じて、日常のコミュニケーションにおいて人々が共有する意味や概念は、その場その場のコンテキストに基づいて適応的に理解され、交渉されることが強調されています。第2段落で、「But children and adults only have to get meaning sufficiently clear to deal with the specific communicative challenge of the moment.」と述べられています。これは、日常のやり取りの中で人々が意味を常に交渉していることを示しています。

    a「People are able to communicate clearly using words because we already share a common understanding」は、記事が示すコミュニケーションの複雑さを過小評価しています。共有された理解があるとはいえ、その理解は状況に応じて変化し、交渉されることが強調されています。
    c「Young children play charades because they are not good at using language the same way as adults」は、子どもたちの言語使用に関する記事の主旨を誤解しています。実際には、子どもたちが成人とは異なる方法で言葉を使う能力について議論しつつ、それがコミュニケーションの交渉の一環であることを示しています。
    d「People in different countries use different nonverbal strategies to communicate when they lack the vocabulary to speak」は、この記事の焦点ではありません。記事は、非言語的戦略よりも言葉を使った意味の交渉に重点を置いています。

    出典

    “The Language Game: How improvisation created language and changed the world”

    by Morten H. Christiansen , Nick Chater

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ

    1 c
    2 b
    3 d
    4 d
    5 a
    6 b – a
    7 a
    8 a
    9 c
    10 d

    解答根拠

    (1)

    第1段落の最後の文から明らかです。「the invention of the first device ever that permitted us to henceforward stop using a part of our brains」では、Cal-Tech電子計算機が私たちが脳の一部を使うのを止めることを可能にした最初の装置であると著者が考えていることを示しています。

    aについては、著者が1967年に感傷的である、またはその年を特別なものとして懐かしんでいるという明確な証拠は文中にありません。
    bに関しては、Cal-Tech電子計算機の「impeccable accuracy」について第2段落で言及されていますが、それが著者が詳細に議論する主な理由ではないことが第1段落で示されています。
    dについては、電子計算機が私たちの生活を容易にしたという事実は第2段落で示唆されていますが、これが著者がCal-Techについて詳細に議論する主な理由ではなく、むしろ脳の使用を減らすことの影響に焦点を当てているためです。

    (2)

    第2段落「they still required you to make some use your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely」という部分で、Cal-Tech電子計算機が人々を「grey matter」、つまり脳胞を使う必要から解放したと述べています。この文脈で「grey matter」は脳の活動、特に計算を行う際の脳細胞の使用を指していると解釈できます。

    a「arithmetical instinct」についは、本文中では直接的に算数的直感につて言及されていないため、これを「grey matter」と考えるのは適切ではありません。
    c「vague ideas」も同様に、本文中で脳の活動や思考としての「vague ideas」につては言及されておらず、論理的な対応物は考えられません。
    d「electronic calculatorは、Cal-Tech 電子計算機が人々を脳細胞をう必要から解放したという文脈で言及されています、これは「grey matter」の代替というよりは、その使用を不要にしたツールと述べられています。したがって、これも「grey matter」の置き換えとしては適していないと言えます。

    (3)

    この選択肢を選んだ理由は、第6段落における「This has in recent months led to widespread hand-wringing. Our minds, it is said, will inevitably fall out of use, atrophying, or distending, whichever is worse」という文から明らかです。ここで表現されている「widespread hand-wringing」とは、人々が電子計算機やその他の技術革新が私たちの脳を使う方法に及ぼす影響について広範囲にわたって心配していることを指しています。

    aについては、長文のどこにも日々の忙しい作業が手に影響を与えるという心配に関する言及はありません。
    bに関しても、疲れるほどの精神的作業に関する心配が直接的に表現されているわけではなく、著者が言及しているのは、私たちが脳を使用する必要がなくなるという懸念です。
    cは、ディストピア的なビジョンが私たちに汚染された世界を放棄させるかもしれないという心配について述べていますが、これは第7段落の映画「Wall-E」の描写に基づく例えであり、直接的な心配の原因としては言及されていません。

    (4)

    この選択肢を選んだ理由は、第7段落と第8段落に基づいています。第7段落で、著者は「Wall-E」という映画を引き合いに出して、物理的な怠惰がもたらすディストピア的な未来像を描いています。引用すると、「the nightmare model – for our bodies – is a movie like Wall-E」とあります。そして直後の第8段落では、「So now there comes a similarly dire vision for our minds」と続けており、これは映画で描かれた身体の未来に対する悲観的な視点と精神の未来に対する悲観的な視点を比較していることを示しています。

    aについては、著者が「Wall-E」を引用しているのは夢を見ることに関する警告のためではなく、未来に対する一般的な悲観的なビジョンを示すためです。bについては、著者は実際に人々が映画のような生活をすることに対する心配を表明しているわけではなく、比喩的な意味で映画を参照しています。cは、映画で起こったことが現実の人々の心に起こると著者が確信しているように解釈される可能性がありますが、著者は比較を行っているに過ぎず、必然性を主張しているわけではありません。

    (7)

    下線部はthoughの倒置になります。意味が同じなので、asの倒置よりもわかりやすいとは思いますがGeniusの引用をしておきます。

    ⑸[倒置される場合] 倒置した Late though it was, the meeting still continued. (遅くなったが, 会議はまだ続いていた)の語順で用いるのは⦅主に文⦆. この場合にthough ではなくalthoughを使うのはきわめてまれ(→as接6a)). 名詞句が前置された場合は無冠詞となる:Genius though he was, he had no common sense. 彼は天才だったが, 常識というものがなかった. 動詞(句)の前置は⦅やや古⦆:Fail though I did, I would not give up my dream. 失敗したが夢はあきらめない.
    出典:Genius6 though 部分

    ここで著者は、AIによる変革がもたらすであろう知的生活に対する楽観的なビジョンを提示しており、同時に自身の見解が空想的に聞こえるかもしれないと予想しています。これは、著者がそのビジョンに対する批判や懐疑的な反応を予測していることを示唆しています。

    bは、著者が「renewed innocence」について疑念を抱いているとは文中で示されておらず、むしろそのような状態の到来を期待しているように読み取れます。
    cは著者がアリストテレスの関連性について不確かであるかのように語っていますが、文脈からは著者が古代ギリシャの知識人に言及しているのは、彼らが持っていた知の純粋さを現代でも追求すべきだという示唆のためであり、その関連性を疑っているわけではありません。
    dは、AIが新たな哲学者の出現を引き起こすと著者が考えているかのように読めますが、その表現は第15段落において「Fanciful though it may sound」という前置きを経て、可能性の一つとして提示されているに過ぎません。

    (8)

    第12段落で著者は古代ギリシャの知識人の心について言及していますが、「Their minds, though steeped in the totality of contemporary knowledge, were thus almost tabulae rasae – nearly empty, ready to take it all in, ready to think, primed for purpose.」と述べています。これは、古代ギリシャの知識人の心が、当時知られていた知識によって満たされていたが、まだ知られざることが多く、新しい情報を取り入れる準備ができているという意味です。現代の心が「ほとんど空」とはどこにも書かれていません。

    bについては、第4段落において「GPS has given us all the direction we might ever need.」と述べられており、GPSが従来の方位を測るツールを置き換えたことが明示されています。
    cは第14段落に基づいており、「a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence」とAI技術によって知的生活が改善される可能性が示唆されています。
    dは第2段落で、電子計算機がアバカスや計算尺とは異なり、完全に自動化されていて使い者の心を使う必要がないと説明されています。「The abacus and the slide rule might have been mental labour-saving devices, but they still required you to make some use of your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely.」

    (9)

    第13段落と第14段落に基づいています。著者は「Which is why our modern minds, once they have been purged of all that today’s algorithms might now deem unnecessary information, will be as ready as theirs were to think, to inquire, to wonder, to contemplate, to imagine, to create.」と述べています。これはAIが不必要な情報を取り除くことで、私たちの知的能力をより完全に行使することを可能にするという著者の楽観的な見解を反映しています。
    さらに著者は「So I see today’s algorithmic revolution as a necessary cleansing, a movement by which we rid ourselves of all the accumulated bricolage of modern intellectual life, returning us to a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence, filled with potential.」とも述べており、これもAIの肯定的な影響に対する彼の見方を示しています。

    aについては、著者がAIによって人間が怠惰な夢想家になることを恐れているという直接的な証拠はありません。第9段落で著者は「But I am not a doomsayer – not so far as our minds are concerned, at least.」と述べており、これは彼がAIに対して恐れを持っているわけではないことを示しています。bに関しては、著者がAIに関して全く懸念を抱いていないわけではないものの、第9段落での言及は、AIに関する彼の全体的な姿勢が楽観的であることを示しています。dは、著者がAIアルゴリズムが古代ギリシャの哲学者たちの独創性を超えると考えているかのように読めますが、文中ではそうした比較を行っていません。

    出典

    The big idea: will AI make us stupid?

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ

    1 c
    2 c
    3 c
    4 b
    5 c
    6 a
    7 d
    8 a
    9 b
    10 b
    11 d
    12 a
    13 d

    解答根拠

    (4)

    b「Terminal lucidity occurs when neural networks that were regarded as damaged are restored.」が本文の記述と一致しないという主張は、文中の情報とは合致しません。これを説明するためには、4段落の「It suggests there may be neural networks that are remaining, and/or pathways and neural function, that could help potentially restore cognitive abilities to individuals we otherwise think are permanently impaired」という部分を引用します。
    この文は、損傷したと考えられていた神経回路が復活するということではなく、依然として残っているかもしれないと可能性を示唆しています。
    これは神経回路が復元されるというよりは、まだ機能している神経回路が存在すること示されているため、bは文の内容とは一致しせん。

    a. 5段落「research into this phenomenon is still in its early phases」という記述から、終末期の明瞭さが我々に患の脳内で起きていることを理解する手がりを与えていると解釈できます。
    c. 1段落の「Such “terminal lucidity” is defined the return of cognitive faculties」という部分は、終末期の明瞭さが認知能力の突然の回復として明されていることを明示しています。
    d. 2段落の「they’re aware not merely of their surroundings … but understanding what their relationships to other people are」という記述は、終末期の明瞭さが者に予期せぬ形で他人との関係を思いさせることを示しています。

    (5)

    c「A surge of organized brain activity was observed in the last few days of life.」が6段落の実験の記述に言及されていない内容です。本文では、「Gamma-wave activity surged within the first few minutes of cardiac arrest and then ceased」と述べられており、これは心停止の最初の数分間にガンマ波の活動が急増したことを指していますが、最終日の数日間については言及されていません。
    a. 「including a 2013 PNAS study that revealed a similar surge in synchronized brain activity in rats exposed to a cardiac toxin」という部分が、毒素を投与された後の脳活動が観察されたことを示しています。
    b. 「and a 2015 study in which rats were killed by asphyxiation」という部分が、酸素欠乏によって死亡したラットでガンマ波の活動が観察されたことを示しています。
    d. 「Gamma waves are a frequency of brain wave typically associated with wakefulness, alertness and memory recall」という部分が、心停止後の瞬間にラットがより警戒していた可能性を示唆しています。

    (6)

    a「In experiments including both humans and animals, the brain activity of the subjects decreased after a sudden drop in oxygen levels.」は、ジモ・ボルジギンの主張と一致しません。
    8段落で、ボルジギンは「the subjects’ brain showed a spike in activity after the sudden reduction of oxygen supply」と述べており、これは酸素供給の急激な減少後に脳活動が増加したことを意味します。したがって、脳活動が減少したというこの選択肢は、実際には逆の状況を示しています。

    b. 7段落では、「Some other researchers believe this region may also be essential to conscious experience. The parts of the brain in this area are related to visual, auditory and motion perception—a phenomenon Borjigin believes is involved in the out-of-body experiences reported by people who come close to death and recover」と述べられており、頭蓋骨の後ろ近くにある脳の領域が臨死体験に関与していることが示されています。

    c. 7段落の「She adds that gamma-wave activation patterns akin to those observed in the comatose people are associated with activities that include the recognition of a familiar image—such as a human face—in healthy people」という部分が、昏睡状態の患者のガンマ波活動パターンが健康な人が馴染みのある画像を認識する時のそれと似ていることを示しています。

    d. 8段落でボルジギンは、「I believe dementia patients’ terminal lucidity may be due to these kinds of last-ditch efforts of the brain」と述べており、脳が酸素不足を感知したときに生物学的平衡を回復しようとする試みが終末期の明瞭さの原因である可能性があることを示唆しています。

    (8)

    a「Several seconds before cardiac arrest, brain activity was found to disappear.」は、AWARE II研究の記述に適切ではありません。本文には「Within 20 seconds of cardiac arrest, the brain flatlines」とあり、これは心停止の20秒以内に脳の活動がフラットライン(活動が見られなくなる状態)になると述べていますが、心停止の数秒前に脳活動が消失するとは記述されていません。
    したがって、この記述は不適切です。

    b. 「researchers monitored the brain activity of more than 500 critically ill people」という文が、重症患者の脳活動を研究者が監視したことを示しています。
    c. 「The patients were exposed to audiovisual stimuli while undergoing CPR to test their memory of events after cardiac arrest」という文が、心停止後の出来事に関する患者の記憶を探るために、CPR中に視聴覚刺激を受けたことを示しています。
    d. 「The AWARE II team also observed an unexpected spike in brain activity during CPR」という文が、CPR中に予期しない脳活動の急増を研究者が観察したことを示しています。

    (11)

    根拠は3段落にあります。カーロウィッシュは、「what we found is lucidity was more common than it was the exception in dementia patients, which would suggest that the idea of it being terminal is not entirely correct」と述べています。
    さらに、「We’ve actually found that a variety of these episodes occurred months, even years, before the person died」とも述べています。これらの引用は、彼が認知症患者の意識について、完全には失われていないと考えていることを示しており、その意識が部分的には変わらずに存在するという見解を支持しています。

    a「彼らの意識は非常に活発である」、b「彼らの意識は徐々に消えていく」、c「彼らの意識は永久に損なわれる」については、カーロウィッシュの意見を直接反映している引用は文中に見つかりません。彼は認知症患者の意識について、一部が未だに存在し、病気の経験の一部として見るべきであると述べていますが、これらの意識が「非常に活発」であるとか、「徐々に消えていく」とか、「永久に損なわれる」といった具体的な状態を指摘しているわけではありません。

    (12)

    a「questions the idea that cognitive decline is a one-way process」は、記事から合理的に推測できる内容です。11段落でカーロウィシュは、「rather than assuming their consciousness has been irrevocably changed, “we should still pay close attention to their mind because some aspects are still there, though they may be quite damaged.”」と述べており、これは認知機能の衰えが一方通行のプロセスであるという考え方に疑問を投げかけています。彼は認知症の人々の意識が不可逆的に変わってしまったと仮定するのではなく、まだ存在する側面に注意を払うべきだと述べています。

    b. 超自然的な信念や迷信についての言及はなく、科学的な考え方に基づいて死についての見解を述べています。
    c. 新しい技術を開発したという内容は記事には述べられておらず、研究や観察についての言及が主です。
    d. 心臓病の治療への投資を支持するという立場は記事からは直接読み取れません。記事は死の過程や認知症患者の意識についての研究に焦点を当てています。

    出典

    Why Dying People Often Experience a Burst of Lucidity

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