ページ目次関正生の英文解釈ポラリスとはポラリス英文解釈の特徴とはポラリス1と2の違いは?ポラリス英文解釈1の特徴ポラリス英文解釈1のレベルはポラリス英文解釈1の事前にやるべき学習ポラリス英文解釈1後の学習ルート【ポラリス英文解釈2】特徴ポラリス英文解釈2のレベル【ポラリス英文解釈2】事前にやるべき学
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関正生の英文解釈ポラリスとは
英語力を伸ばすには、単語力と文法力に加えて、文章を正しく読み解く力も必要不可欠です。
文章の流れを把握し、論理展開を読み取る「読解力」を鍛えるには、英文解釈の学習が重要になってきます。
そこで今回は、英文解釈の定番参考書「関正生の英文解釈ポラリス」について詳しく解説したいと思います。
最強講師・関先生待望の英文解釈の教材ですので期待の高い一冊となっています。
[toc]ポラリス英文解釈の特徴とは
まずはポラリス英文解釈シリーズ両方に当てはまる特徴を見ていきます。
直訳と意訳でわかれている
自分の訳した文章と答えを比べても全然違くてあっているかわからない・・
解釈形の参考書を勉強していてこのような悩みを持ったことはありませんか。
どの解釈の参考書もベテランの予備校の先生が記述しているので、
日本語のレベルも高くて勉強し始めの高校生の記述と全然違うことがほとんどです。そのような悩みをポラリスでは解決してくれています。
関正生の英文解釈ポラリスの大きな特徴の一つは、解答例に直訳と意訳が明確に区別されている点です。
このおかげで、下記のような学習が可能です。
- 勉強の初期段階→”英文の構造”を直訳で把握、
- 復習段階→意訳で”文章の内容”を理解する訓練
直訳と意訳の違いは
直訳とは、英文を日本語に訳す際に、英文の構造や語順にできるだけ忠実に訳していく方法です。
一方、意訳とは、直訳した日本語を更に読みやすく自然な日本語に言い換えることです。英文構造の予測力強化
関正生の英文解釈ポラリスは、英文の構造を予測する力を鍛えるのに効果的な教材です。
「指針」部分で、「”○○○”を見たら」〜というように処理する
受験生が悩みそうな部分を、
「関正夫であればこのような思考回路が働いているよ!」
と、伝授してくれています。
このような形で英文を読む文章の流れから次に来る構文、意味を予測する力をつけることができます。
このような予測力が高まることで、複雑な英文でもスラスラ読み流すことができるようになります。文脈把握力の向上
関正生の英文解釈ポラリスを使うことで、英文を正確に理解するために文脈を把握する力を身につけることができます。
英文を読む際、単語や文法知識だけでなく、その文が使われている状況やその前後の流れを理解することが大切です。
これを文脈把握と呼びます。関正生の英文解釈ポラリスでは、各英文の特徴やポイントを丁寧に解説しています。
例えば、下記のような文脈上のポイントが示されています。- この英文が使われている状況は何か、
- 書き手の意図は何か、
- 前の文とのつながりはどうか、
この解説を通して、一文一文を単独で読むのではなく、前後の文脈との関係性を意識しながら読む訓練ができます。
文章全体の流れを把握し、論理展開を理解する力が身につきます。注意!
ポラリス英文解釈はめちゃめちゃ良い教材であることは間違いないのですが、音声DLがついていないのが残念な点です・・ポラリス1と2の違いは?
それではここからは、ポラリス1と2のそれぞれのレベルの違いを見ていきましょう。
1標準〜応用 2発展 出題校 日東駒専〜国公立 早慶上智、難関国公立 初期段階 共通テスト5割、偏差値55 共通テスト8割、偏差値60 到達段階 GMARCH、関関同立 早慶、旧帝大合格 英検レベル 英検2級 英検準1級 理想の開始時期 高校3年春 高校3年夏 ポラリス英文解釈1の特徴
ポラリス英文解釈1の良いところとして、
最初の10数ページで英文解釈の定義や目的、学習法について詳細に解説しています。特に英文解釈に対しての取り組み方、
復習やり方まで詳細に指示をしてくれているのは、類書にない特徴です。また、英文を理解する際の考え方が具体的に示されている点も大きな特徴です。
英文を処理するときの思考の流れがイメージでき、読解力向上につながります。
さらに、先述のように直訳と意訳の解答例が用意されているため、訳し方のコツを習得しやすいです。ポラリス英文解釈1の目次
- Chapter 0 英文解釈の正体
- Chapter 1 句と節の意識(基本の確認)
- Chapter 2 句と節の意識(実戦演習)
- Chapter 3 文型の威力
- Chapter 4 SVの把握
- Chapter 5 不足・省略・反復
- Chapter 6 接続詞
- Chapter 7 倒置
- Chapter 8 注意すべき語順
- Chapter 9 特殊なSVO
- Chapter 10 名詞構文
- Chapter 11 強調構文
11チャプター、56テーマに分かれています。
名詞構文も扱っているのはポイント高い
個人的に名詞構文をこのレベルの教材で学習できるのはあまりないので、、
どのように処理したら良いのかを読みやすくまとまってくれている点も評価高いです。
オリジナル問題も含めて10題ほど問題を用意してくれています。名詞構文はポレポレや英文熟考下などが有名でしたが、
オリジナル問題で処理のしやすい問題を用意してくれいているのは良いですね。ポラリス英文解釈1のレベルは
レベルはGMARCHから関関同立を目指す受験生向け
この一冊でGMACHレベルの解釈力を身につけることが可能です。
類書よりもコンパクトにまとまっているので復習もしやすいです。注意!
解説はもの類書と比べてものすごく詳しいわけではないの英文解釈力がまだ基礎段階の人は要注意です。
最初の段階ではいろいろと理解はできないのでシンプルに考えるということもできるので、解説を読んで合う人はやってみましょう。
解説が詳しく多いほうが良い!という場合は、英文熟考をおすすめします。ポラリス英文解釈1の事前にやるべき学習
この参考書の前に英文法、英文解釈のの基礎的な理解ができる下記のどれかをマスターしておくと良いでしょう。
- 『読解のための英文法』
- 『動画でわかる英文法[読解入門編]』
- 『はじめの英文読解ドリル』
- 『英文法基礎ドリル』
時間のある人は、『動画でわかる英文法[読解入門編]』+『はじめの英文読解ドリル』で基礎的な部分を実施しておきたいです。
もちろん、肘井先生の読解のための英文法からポラリス英文解釈でも十分に理解できますよ。
肘井先生の読解のための英文法の使い方はこちらの記事で詳しく説明しています。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hijiimanabu/"]ポラリス英文解釈1後の学習ルート
この後にどのようなルートを進むのかは志望大学、残り期間によります。
- 早慶→『ポラリス英文解釈2』、『ポレポレ』、『透視図』
- GMARCH→英文熟考・上、または長文(The Rulesなど)+Essentials
ポラリス英文解釈1だけでは、早慶レベルは難しいけれど、
GMARCHレベルであれば語彙を鍛えればこれだけで対応可能です。The essentialsやRulesと組み合わせて関先生で固めるのもありです。関正夫The Essentials レベル、おすすめの使い方【神書確定】【The Rules/ルールズ】早慶必須の英語長文問題集の使い方【英文解釈】「透視図」と「ポレポレ」どっちが良いのか徹底比較
【ポラリス英文解釈2】特徴
ポラリス英文解釈2は、ポラリス1に引き続き、より高度な英文解釈力を養成することを目的としています。
- 早慶上智をはじめとした難関国立大学レベルの例文が多数採用
- 文法事項もさらに発展的な内容
- 直訳から意訳への変換、文脈把握、構造予測などの実践力の強化
例文のレベルが格段に高度になっているため、難関大学合格を目指す志望力向上に適しています。
文法事項もより複雑な構文が取り上げられ、実戦での活用力が養われます。
ポラリス1で身につけた解釈力が、さらに磨かれていき実践応用力へと高められるのが特徴です。ポレポレなどの難関レベルの解釈の教材に新たなシリーズとなりますね。
解説は解釈1よりも詳しい
流石に最難関向けの学生に対してのシリーズとなるため、1のような説明では足りません。(1が悪いわけではないですよ)
ポラリス英文解釈2のレベル
レベルとしては、早慶、難関国公立大学向け
採用されている例文は、早慶上智をはじめとした難関国公立大の過去問題からのものが多くを占めています。
また、文法事項の難易度も高く、受験範囲のほぼ全てを網羅した上級レベルの内容となっています。
従って、このポラリス英文解釈2のレベル感は、早慶上智や旧帝大を目指す人向けの高度な英文解釈力養成を目的としたものといえます。【ポラリス英文解釈2】の目次
chapter 0 | 英文解釈の心構え 英文解釈の「入口」と「出口」
Chapter 1 | 重要構文の再構築 THEME 1強構文(基本形) THEME 2 強調構文(変形) THEME 3 重要構文(本質のabout)THEME 4 疑問詞の強調
chapter 2| 訳語からの脱却 THEME 5 因果表現(1) THEME 6 因果表現(2) THEME 7 因果表現(3) THEME 8 イコールの意味になる動詞(1) THEME 9 イコールの意味になる動詞(2)
chapter 3|直訳の解体 THEME 10 名詞構文(1)THEME 11 名詞構文(2)THEME 12 名詞構文(3)
chapter 4|核心の把握 THEME 13 主語を見抜く(1)THEME 14 主語を見抜く(2)THEME 15 SVを見つける THEME 16 副調節の把握
Chapter 5|英文の整合性 THEME 17 andを意識する(1)THEME 18 andを意識する(2)THEME 19 andを意識する(3)THEME 20 andを意識する(4)THEME 21 andを意識する(5) THEME 22 意外な従属接続詞THEME 23 従属接続詞 whether の特別用法 文法別早見表 「節をつくるもの」
chapter 6|錯乱からの脱出 THEME 24 擬態を見破る THEME 25 疑問詞を変換する THEME 26 文構造の整理 THEME 27 省略を見抜く THEME 28 正しい道筋を探る
chapter 7|構造の恩恵 THEME 29 第1文型 THEME 30 第3文型(SV that ~) THEME 31 第4文型/so~that….構文 THEME 32 SVOO (take 型の動詞)(1) THEME 33 SVOO (take 型の動詞)(2)THEME 34 SVOCの訳し方 THEME 35 SV to 原形
Chapter 8|英文の調律 THEME 36 強制倒置(1) THEME 37 強制倒置(2)THEME 38 任意倒置(1)THEME 39 任意倒置(2) THEME 40 任意倒置(3)/比較対象の省略 THEME 41 任意倒置(4)
Chapter 9 |弱点の解消 THEME 42 分詞構文 THEME 43 譲歩のas THEME 44 名詞を限定するas THEME 45 様態のas THEME 46 so~that…構文 THEME 47 no 比較級 than 〜の解法 THEME 48 慣用表現 THEME 49 比較級を使った倍数表現 THEME 50 if not 〜
chapter 10|訳文の研磨 THEME 51 文頭のNo /関係代名詞what (1) THEME 52 関係代名詞what (2) THEME 53 follow やSV, with OCの訳し方 THEME 54 SV, with the result that~ THEME 55 前に移動する only
【ポラリス英文解釈2】事前にやるべき学習
ポラリス英文解釈1から続けてやっても問題ないです。
入試までに時間がない生徒は、ポラリス英文解釈シリーズはコンパクトにまとまっているので、
この2冊だけ(事前に偏差値55程度の学力がある人限定ではありますが・・)で早慶を目指すだけの学力を身につけることができます。また、早慶や難関大学からの出題の問題が多いので単語レベルが大きく上がっています。
こちらに記載の基本単語帳で基本レベルは鍛えておくと良いでしょう。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/osusumeeitangotyou/"]【ポラリス英文解釈2】後の学習ルート
この後は基本的に過去問に移っていくのが基本となるでしょう。
ただし、慶應文学部、京都大学など最難関レベルはこの1冊だけではやや心許ないので、
時間が許すのであれば、この辺りの大学を受ける人はポレポレや透視図、解体新書あたりはやっておきたい。[ad doc=""]