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早慶の長文が長すぎて読めません。

2019.10.07

本記事ではこれまでに、当塾に数多く寄せられたカウンセリングの中から抜粋して、 解決策を提案いたします。 質問者様と状況が同じような方の何か手助けになれば幸いです。(*他の方にも役に立つためにもなるべく具体的に記述いたしますが、個人が特定されない程度に情報は伏せさせていただいています) 勉強の効率が2

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  • 本記事ではこれまでに、当塾に数多く寄せられたカウンセリングの中から抜粋して、 解決策を提案いたします。

    質問者様と状況が同じような方の何か手助けになれば幸いです。(*他の方にも役に立つためにもなるべく具体的に記述いたしますが、個人が特定されない程度に情報は伏せさせていただいています) 勉強の効率が2.5倍上がるカウンセリングのお申込みはこちらから申し込みしております。

    東京都品川区にお住いの高校3年生からの相談です

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="ご相談者"] これまで学校の勉強で英語を進めてきました。一文一文丁寧に読むように言われてきたので、そのように読んでSVOCを徹底して読んできました。
    そのおかげか、初めて見る長文で難しい問題であっても読むことができるようになってきました。
    ですが、いざ早慶の過去問を読んでみると長すぎます。。。
    途中で、時間制限が来てしまうことがほとんどです。これはどのようにしたら良いのでしょうか。[/speech_bubble]

    HIRO ACADEMIA小野からのご提案

    ご連絡ありがとうございます。まず大前提として、長文を読むに英語のパラグラフのルールを意識して読んでいますか。
    もし知らないようであれば、こちらから説明していきます。

    超長文を読むための大前提-パラグラフルールとは?

    英語長文を読む際の大前提となるパラグラフのルールを意識して勉強をしていますか。
    英語の長文はパラグラフごとに言いたいことが一つあるという構造になっています。
    そのためパラグラフ一つで一つの言いたいことがあるのです。
    この構造をうまく使うことで文章を速く読むことができるのです。

    逆にこの構造を理解することなく、長文を速く読むことがはできません。
    速く読むことができる人はいたずらに速く読んでいるのではなく文章の具体抽象度に応じて速く読むことができているのです。

    詳しくはこちらの勉強法で書いているので参照してください。

    解くのを速く正確に行うためには?

    上記の方法で読むのは速くすることができます。
    ですが多くの受験生が、読むスピードを意識するばかりで、解くスピードを早める工夫をしていません。

    結局は、速く読めても速く解くことができなければ、合格点を取ることができません。

    本文内から速く根拠を取るための勉強法とは?

    早慶にも色々と問題や学部があり、学部や問題に応じて解き方を変えていく必要があります。
    問題に応じて解き方、読み方を変えていく必要があるのです。

    特に内容一致については、『本文を読んでから解く』というのが一般的ですが、それでは時間内に正確に探すことができないでしょう。

    そのため、設問から探すというスキミングという読み方をする必要があるのです。

    もちろん、このスキミングをするためには、基礎学力が必要です。基礎学力というのは、単語力、文構造把握力となります。
    残念ながら、こうした学力なしに、スキミングはうまくできません。

    なので、まずはこうした基礎的な部分を着実に身につけていきましょう。

    早慶レベルの英語長文の対策を万全に行いたいのであれば・・

    早慶レベルの英語の対策を万全に行いたいのであれば、ただ適当に過去問を行なっているだけではその能力は身につきません。適切に勉強をする必要があります。

    どのように早慶の対策をしたら良いのか、わからない方はこちらから申し込みしております。

2017年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問6

2019.10.06

方針の立て方 (1) 絶対値の問題では,絶対値の中身の正負で場合分けをする.すると,を境目にして場合分けが生じることが分かるため,本解答の(ⅰ)~(ⅲ)のように場合分けすることが分かる. (2) 考える図形を図示して,どこの面積を求めれば良いかを特定する.後は積分計算を行うだけ. (3) 解析を行う

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  • 方針の立て方

    (1)
    絶対値の問題では,絶対値の中身の正負で場合分けをする.すると,x=-1,0を境目にして場合分けが生じることが分かるため,本解答の(ⅰ)~(ⅲ)のように場合分けすることが分かる.

    (2)
    考える図形を図示して,どこの面積を求めれば良いかを特定する.後は積分計算を行うだけ.

    (3)
    解析を行うには,点\mathrm{A},\mathrm{B}の座標を具体的に書き下す必要があるが,そのままでは全部で(点\mathrm{A},\mathrm{B}がどの関数上に乗っているかで)6通りを考えることになる.高々6通りであるから,このまま考えても良いが,もう少し絞れないかを検討してみる.実際に満たす点\mathrm{A},\mathrm{B}を具体的に考えると,点\mathrm{A}y軸の左側,点\mathrm{B}y軸の右側になければならないと分かるから,点\mathrm{B}は必ずF\left(x\right)=-\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}上に乗っていると分かる.これより,考えるべきパターンは2通りに減少する.後は,本解答のように解析するのみ.

    解答例

    (1)
    \left|x+1\right|=\begin{cases} -x-1\left(x\leqq-1\right) \\ x+1\left(-1\leqq x\right) \end{cases},\int_{-1}^{x}\left(1-\left|t\right|\right)dt=\begin{cases} \int_{-1}^{x}\left(1+t\right)dt\left(x\leqq0\right) \\ \int_{-1}^{0}\left(1+t\right)dt+\int_{0}^{x}\left(1-t\right)dt\left(0\leqq\ x\right) \end{cases}となる.
    (ⅰ)x\leqq-1のとき
    F\left(x\right)=-x-1+\int_{-1}^{x}\left(1+t\right)dt=-x-1+\left[t+\frac{1}{2}t^2\right]_{-1}^x=\frac{1}{2}x^2-\frac{1}{2}
    (ⅱ)-1\leqq x\leqq0のとき
    F\left(x\right)=x+1+\int_{-1}^{x}\left(1+t\right)dt=x+1+\left[t+\frac{1}{2}t^2\right]_{-1}^x=\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}
    (ⅲ)0\leqq xのとき
    F\left(x\right)=x+1+\int_{-1}^{0}\left(1+t\right)dt+\int_{0}^{x}\left(1-t\right)dt=x+1+\left[t+\frac{1}{2}t^2\right]_{-1}^0+\left[t-\frac{1}{2}t^2\right]_0^x=-\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}
    以上,(ⅰ)~(ⅲ)より,
    F\left(x\right)=\begin{cases} \frac{1}{2}x^2-\frac{1}{2}\left(x\leqq-1\right) \\ \frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}\left(-1\leqq x\leqq0\right) \\ -\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}\left(0\leqq x\right) \end{cases}……(答)

    (2)
    前問で求めたF\left(x\right)のグラフを描くと,

    上図.
    よって,求める面積は,
    \int_{-1}^{0}\left(\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}\right)dx+\int_{0}^{2+\sqrt7}\left(-\frac{1}{2}x^2+2x+\frac{3}{2}\right)dx=\left[\frac{1}{6}x^3+x^2+\frac{3}{2}x\right]_{-1}^0+\left[-\frac{1}{6}x^3+x^2+\frac{3}{2}x\right]_0^{2+\sqrt7}=\frac{19+7\sqrt7}{3}……(答)

    (3)
    a<0かつ0<bが必要であり,\mathrm{B}\left(b,-\frac{1}{2}b^2+2b+\frac{3}{2}\right)となる.
    (ⅰ)a\leqq-1のとき
    \mathrm{A}\left(a,\frac{1}{2}a^2-\frac{1}{2}\right)となる.
    よって,\mathrm{A},\mathrm{B}を結ぶ線分の中点の座標は,\left(\frac{a+b}{2},\frac{a^2-b^2}{4}+b+\frac{1}{2}\right)と書ける.これが\left(0,\frac{3}{2}\right)であるとき,
    \begin{cases} \frac{a+b}{2}=0 \\ \frac{a^2-b^2}{4}+b+\frac{1}{2}=\frac{3}{2} \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} a=-1 \\ b=1 \end{cases}
    これはa\leqq-1かつ0<bを満たす.よって,\mathrm{A}\left(-1,0\right),\mathrm{B}\left(1,3\right)となる.
    このとき傾きmは,m=\frac{3}{2}となる.
    (ⅱ)-1\leqq a<0のとき
    \mathrm{A}\left(a,\frac{1}{2}a^2+2a+\frac{3}{2}\right)となる.
    よって,\mathrm{A},\mathrm{B}を結ぶ線分の中点の座標は,\left(\frac{a+b}{2},\frac{a^2-b^2}{4}+a+b+\frac{3}{2}\right)と書ける.これが\left(0,\frac{3}{2}\right)であるとき,
    \begin{cases} \frac{a+b}{2}=0 \\ \frac{a^2-b^2}{4}+a+b+\frac{3}{2}=\frac{3}{2} \end{cases}\Leftrightarrow a+b=0
    -1\leqq a<0より,0<b\leqq1.これは0<bを満たす.よって,\mathrm{A}\left(a,\frac{1}{2}a^2+2a+\frac{3}{2}\right),\mathrm{B}\left(-a,-\frac{1}{2}a^2-2a+\frac{3}{2}\right)となる.
    このとき傾きmは,m=\frac{-\frac{1}{2}a^2-2a+\frac{3}{2}-\left(\frac{1}{2}a^2+2a+\frac{3}{2}\right)}{-a-a}=\frac{a+4}{2}となる.
    -1\leqq a<0より,\frac{3}{2}\leqq\frac{a+4}{2}<2\Leftrightarrow\frac{3}{2}\leqq m<2
    以上,(ⅰ)と(ⅱ)より,求める範囲は,
    0<b\leqq1,\frac{3}{2}\leqq m<2……(答)

2017年慶応大学経済学部|過去問徹底研究 大問5

2019.10.06

方針の立て方 全て基本問題であり,特筆事項なし. 解答例 (1) よって,の実部はで,虚部は0……(答) よって,の実部はで,虚部は……(答) (2) のとき,,. ……(答) (3) より,の実部はで,虚部はである. よって,求める範囲は は全ての実数,……(答) (4) 真数条件より, の実部は

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  • 方針の立て方

    全て基本問題であり,特筆事項なし.

    解答例

    (1)
    z\bar{z}=\left|z\right|^2=\left(a^x\mathrm{cos} {y}\right)^2+\left(a^x\mathrm{sin} {y}\right)^2=a^{2x}
    よって,z\bar{z}の実部はa^{2x}で,虚部は0……(答)
    z^2=\left\{a^x\mathrm{cos} {y}+\left(a^x\mathrm{sin} {y}\right)i\right\}^2=a^{2x}\left\{{\mathrm{cos}}^2y-{\mathrm{sin}}^2y+2i\mathrm{sin} {y}\mathrm{cos} {y}\right\}=a^{2x}\mathrm{cos} {2y}+ia^{2x}\mathrm{sin} {2y}
    よって,z^2の実部はa^{2x}\mathrm{cos} {2y}で,虚部はa^{2x}\mathrm{sin} {2y}……(答)

    (2)
    x=0のとき,z^2=\mathrm{cos} {2y}+i\mathrm{sin} {2y}z=\cos{y}-i\sin{y}
    \therefore z^2+\bar{z}=0\Leftrightarrow\left(\mathrm{cos}{2y}+\mathrm{cos} {y}\right)+i\left(\mathrm{sin}{2y}-\mathrm{sin} {y}\right)=0
    \therefore\begin{cases} \mathrm{cos}{2y}+\mathrm{cos} {y}=0 \\ \mathrm{sin}{2y}-\mathrm{sin} {y}=0 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} 2{\mathrm{cos}}^2y+\mathrm{cos} {y}-1=0 \\ 2\mathrm{sin}{y}\mathrm{cos} {y}-\mathrm{sin} {y}=0 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} \left(2\mathrm{cos}{y}-1\right)\left(\mathrm{cos}{y}+1\right) \\ \mathrm{sin}{y}\left(2\mathrm{cos}{y}-1\right)=0 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} \mathrm{cos}{y}=-1,\frac{1}{2} \\ \mathrm{sin}{y}=0,\mathrm{cos} {y}=\frac{1}{2} \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} y=\frac{1}{3}\pi,\pi,\frac{5}{3}\pi \\ y=0,\frac{\pi}{3},\pi,\frac{5}{3}\pi \end{cases}\Leftrightarrow y=\frac{1}{3}\pi,\pi,\frac{5}{3}\pi……(答)

    (3)
    \bar{z}=a^x\mathrm{cos} {y}-ia^x\mathrm{sin} {y}より,\bar{z}の実部はa^x\mathrm{cos} {y}で,虚部は-a^x\mathrm{sin} {y}である.
    \therefore a^x\mathrm{cos} {y}>-a^x\mathrm{sin} {y}\Leftrightarrow\mathrm{cos} {y}+\mathrm{sin} {y}>0\Leftrightarrow\sqrt2\sin{\left(y+\frac{\pi}{4}\right)}>0\Leftrightarrow0\leqq y<\frac{3}{4}\pi,\frac{7}{4}\pi<y<2\pi
    よって,求める範囲は
    xは全ての実数,0\leqq y<\frac{3}{4}\pi,\frac{7}{4}\pi<y<2\pi……(答)

    (4)
    真数条件より,
    \begin{cases} a^x\mathrm{cos} {y}>0 \\ a^x\mathrm{sin} {y}>0 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} \mathrm{cos}{y}>0 \\ \mathrm{sin}{y}>0 \end{cases}\Leftrightarrow 0<y<\frac{1}{2}\pi
    wの実部は\log_a{\left(a^x\cos{y}\right)}=x+\log_a{\cos{y}}で,虚部は\log_a{\left(a^x\sin{y}\right)}=x+\log_a{\sin{y}}であるから,x+\log_a{\cos{y}}>x+\log_a{\sin{y}}\Leftrightarrow\log_a{\frac{\cos{y}}{\sin{y}}}>0
    0<a<1より,
    0<\frac{\cos{y}}{\sin{y}}<1
    真数条件0<y<\frac{1}{2}\piを考慮すれば,0<\frac{\cos{y}}{\sin{y}}は必ず満たされ,\frac{\cos{y}}{\sin{y}}<1\Leftrightarrow\cos{y}-\sin{y}<0\Leftrightarrow\sqrt2\sin{\left(y+\frac{3}{4}\pi\right)}<0\Leftrightarrow\frac{\pi}{4}<y<\frac{\pi}{2}となる.
    よって,求める範囲は
    xは全ての実数,\frac{1}{4}\pi<y<\frac{1}{2}\pi……(答)

2017年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問4

2019.10.06

方針の立て方 (1)(2)は典型問題であり特筆事項なし. (3)について,の中心が訊かれていることとの半径の情報が与えられていることから,の中心を文字でおき,の方程式を立式することを考える.その後は交点の座標を出し,計算すれば良い. 解答例 (1) 上の点をとおくと,であることより,実数を用いて,

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  • 方針の立て方

    (1)(2)は典型問題であり特筆事項なし.
    (3)について,Sの中心が訊かれていることとSの半径の情報が与えられていることから,Sの中心を文字でおき,Sの方程式を立式することを考える.その後は交点の座標を出し,計算すれば良い.

    解答例

    (1)
    l上の点を\left(x,y,z\right)とおくと,\vec{\mathrm{AB}}=\vec{\mathrm{OB}}-\vec{\mathrm{OA}}=\left(-2,2,1\right)であることより,実数tを用いて,
    \left(x,y,z\right)=\left(1,0,\frac{1}{2}\right)+t\left(-2,2,1\right)=\left(1-2t,2t,\frac{1}{2}+t\right)
    と書ける.
    よって,yz平面(x=0)との交点はt=\frac{1}{2}のときであり,座標は\left(0,1,1\right)……(答)

    (2)
    \mathrm{P}\left(1-2t,2t,\frac{1}{2}+t\right)(ただしtは実数)として,
    \mathrm{CP}=\sqrt{\left(1-2t-9\right)^2+\left\{2t-\left(-3\right)\right\}^2+\left(\frac{1}{2}+t\right)^2}=\sqrt{9t^2+45t+\frac{293}{4}}=\sqrt{9\left(t+\frac{5}{2}\right)^2+67}
    よって,t=-\frac{5}{2}のとき\mathrm{CP}は最小となる.
    \therefore\mathrm{P}\left(6,-5,-2\right)……(答)

    (3)
    球面Sの中心の座標は直線\mathrm{OC}上になることから,実数sを用いて,\left(9s,-3s,0\right)と書ける.よって,球面Sの方程式は,
    \left(x-9s\right)^2+\left(y+3s\right)^2+z^2=1
    と書ける.
    これと直線l\colon\left(x,y,z\right)=\left(1-2t,2t,\frac{1}{2}+t\right)との交点は,
    \left(1-2t-9s\right)^2+\left(2t+3s\right)^2+\left(\frac{1}{2}+t\right)^2=1\Leftrightarrow9t^2+\left(48s-3\right)t+90s^2-18s+\frac{1}{4}=0\Leftrightarrow t=\frac{1-16s\pm2\sqrt{-26s^2+10s}}{6}
    よって,
    \mathrm{Q}\left(1-2\cdot\frac{1-16s+2\sqrt{-26s^2+10s}}{6},2\cdot\frac{1-16s+2\sqrt{-26s^2+10s}}{6},\frac{1}{2}+\frac{1-16s+2\sqrt{-26s^2+10s}}{6}\right),\mathrm{R}\left(1-2\cdot\frac{1-16s-2\sqrt{-26s^2+10s}}{6},2\cdot\frac{1-16s-2\sqrt{-26s^2+10s}}{6},\frac{1}{2}+\frac{1-16s-2\sqrt{-26s^2+10s}}{6}\right)
    と表せる(t2\sqrt{-26s^2+10s}の係数の\pmのどちらを点\mathrm{Q},点\mathrm{R}とするかは本来決められないが,上記のように+の方を点\mathrm{Q}-の方を点\mathrm{R}とおいて一般性を失わない).
    これより,
    \vec{\mathrm{QR}}=\left(-\frac{4\sqrt{-26s^2+10s}}{3},\frac{4\sqrt{-26s^2+10s}}{3},\frac{2\sqrt{-26s^2+10s}}{3}\right)
    \therefore\left|\vec{\mathrm{QR}}\right|=\sqrt{\left(-\frac{4\sqrt{-26s^2+10s}}{3}\right)^2+\left(\frac{4\sqrt{-26s^2+10s}}{3}\right)^2+\left(\frac{2\sqrt{-26s^2+10s}}{3}\right)^2}=2\sqrt{-26s^2+10s}=2\sqrt{-26\left(s-\frac{5}{26}\right)^2+\frac{25}{26}}
    よって,s=\frac{5}{26}のとき,線分\mathrm{QR}の長さは最大値2\sqrt{\frac{25}{26}}=\frac{5\sqrt{26}}{13}を取る.……(答)
    また,このとき中心の座標は,\left(9\cdot\frac{5}{26},-3\cdot\frac{5}{26},0\right)=\left(\frac{45}{26},-\frac{15}{26},0\right)……(答)

2017年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問3

2019.10.06

方針の立て方 (1)は基本問題であり,(2)~(4)は樹形図を描き出すことで解答を得られるため,特筆事項なし. 解答例 (36)(37)(38)(39)(40) (41)(42)(43) (44)(45)(46) (47)(48)(49)(50)(51) 解説 (1) 題意を満たすのは,「さいころを

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    (1)は基本問題であり,(2)~(4)は樹形図を描き出すことで解答を得られるため,特筆事項なし.

    解答例

    (36)(37)(38)(39)(40)\frac{35}{256}
    (41)(42)(43)\frac{1}{16}
    (44)(45)(46)\frac{3}{16}
    (47)(48)(49)(50)(51)\frac{13}{256}

    解説

    (1)
    題意を満たすのは,「さいころを8回投げ終わったときにA,Bが両方4のマスにいて,最後の1回のさいころ投げで偶数の目が出て,Aが5のマスに移動する」という場合のみ.
    8回の内,どの4回でAが進むかで{{_8^}\mathrm{C}}_4通りあるため,求める確率は,
    {{_8^}\mathrm{C}}_4\left(\frac{1}{2}\right)^4\left(\frac{1}{2}\right)^4\times\frac{1}{2}=\frac{35}{256}……(答)

    (2)
    1回のさいころ投げで1マス進む駒を表示するとして,題意を満たす場合を樹形図に描き出すと,

    となる.
    これより,奇数回目のさいころ投げで樹形図は2またに分岐することが分かる.
    よって,題意を満たすさいころの目の出し方は2^5通りで,それぞれの目の出し方は確率\left(\frac{1}{2}\right)^9で起こる.よって,求める確率は,
    2^5\cdot\left(\frac{1}{2}\right)^9=\frac{1}{16}……(答)

    (3)
    1回のさいころ投げで1マス進む駒を表示するとして,題意を満たす場合を樹形図に描き出すと,

    となる.
    よって,題意を満たすさいころの目の出し方は3通りで,それぞれの目の出し方は確率\left(\frac{1}{2}\right)^4で起こる.よって,求める確率は,
    3\times\left(\frac{1}{2}\right)^4=\frac{3}{16}……(答)

    (4)
    Aが先に上がる確率は対称性から\frac{1}{2}
    1回のさいころ投げで1マス進む駒を表示するとして,「Aが先に上がり,かつ,ゲームを開始してからさいころを4回投げたときまで常にBが先行する」場合を樹形図に描き出すと,

    となる.これよりAが先に上がり,かつ,ゲームを開始してからさいころを4回投げたときまで常にBが先行する確率は,
    2\times\left(\frac{1}{2}\right)^8+9\times\left(\frac{1}{2}\right)^9=\frac{13}{512}
    よって,求める条件付き確率は,
    \frac{\frac{13}{512}}{\frac{1}{2}}=\frac{13}{256}……(答)

2017年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問2

2019.10.05

方針の立て方 (1) の値については特筆事項なし.については,何とかに代入して,を作り出すことを考える.するとがとなるようにすると,他の項はやとなるから扱いやすい. (2)(3) 典型問題であり特筆事項なし.回答欄の形式から,複雑な式は簡単にまとまるのではないかと考える.すると,を使うことが思いつく

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    (1)
    f\left(0\right)の値については特筆事項なし.f\left(2\alpha\right)については,何とか\alpha,\betaに代入して,f\left(2\alpha\right)を作り出すことを考える.するとf\left(\alpha+\beta\right)f\left(2\alpha\right)となるようにすると,他の項はf\left(\alpha\right)f\left(0\right)となるから扱いやすい.

    (2)(3)
    典型問題であり特筆事項なし.回答欄の形式から,複雑な式は簡単にまとまるのではないかと考える.すると,2f\left(\alpha\right)f\left(\beta\right)=f\left(\alpha+\beta\right)+f\left(\alpha-\beta\right)を使うことが思いつく.

    (4)については解説の通り.

    解答例

    (10)1
    (11)2
    (12)(13)-1
    (14)(15)-2
    (16)2
    (17)2
    (18)(19)-1
    (20)2
    (21)3
    (22)2
    (23)1
    (24)(25)-1
    (26)2
    (27)1
    (28)1
    (29)(30)-1
    (31)(32)01
    (33)(34)-1
    (35)2

    解説

    (1)
    f\left(0\right)((10)について)
    \alpha=\beta=0を代入すると,
    f\left(0\right)\geqq1,2f\left(0\right)f\left(0\right)=f\left(0\right)+f\left(0\right)\Leftrightarrow f\left(0\right)\geqq1,f\left(0\right)=1
    \therefore f\left(0\right)=1……(答)
    f\left(2\alpha\right)((11)~(13)について)
    \alpha=\betaを代入すると,f\left(0\right)=1より,
    f\left(\alpha\right)\geqq1,2f\left(\alpha\right)f\left(\alpha\right)=f\left(2\alpha\right)+f\left(0\right)\Leftrightarrow f\left(\alpha\right)\geqq1,f\left(2\alpha\right)=2\left\{f\left(\alpha\right)\right\}^2-1
    \therefore f\left(2\alpha\right)=2\left\{f\left(\alpha\right)\right\}^2-1……(答)

    (2)
    \left(x+\frac{1}{x}\right)^2=x^2+2+\frac{1}{x^2}\Leftrightarrow x^2+\frac{1}{x^2}=\left(x+\frac{1}{x}\right)^2-2……(答)
    これと,f\left(2\alpha\right)=2\left\{f\left(\alpha\right)\right\}^2-1\Leftrightarrow\left\{f\left(\alpha\right)\right\}^2=\frac{f\left(2\alpha\right)+1}{2}より,
    x^2+\frac{1}{x^2}=\left\{2f\left(\alpha\right)\right\}^2-2=4\left\{f\left(\alpha\right)\right\}^2-2=4\cdot\frac{f\left(2\alpha\right)+1}{2}-2=2f\left(2\alpha\right)……(答)

    (3)
    \left(x^2+\frac{1}{x^2}\right)\left(x+\frac{1}{x}\right)=x^3+\frac{1}{x^3}+x+\frac{1}{x}\Leftrightarrow x^3+\frac{1}{x^3}=\left(x^2+\frac{1}{x^2}\right)\left(x+\frac{1}{x}\right)-1\left(x+\frac{1}{x}\right)……(答)
    これと,2f\left(\alpha\right)f\left(\beta\right)=f\left(\alpha+\beta\right)+f\left(\alpha-\beta\right)\alpha\rightarrow2\alpha,\beta\rightarrow\alphaとした式:2f\left(2\alpha\right)f\left(\alpha\right)=f\left(3\alpha\right)+f\left(\alpha\right)\Leftrightarrow f\left(3\alpha\right)=2f\left(2\alpha\right)f\left(\alpha\right)-f\left(\alpha\right)を用いれば,
    x^3+\frac{1}{x^3}=2f\left(2\alpha\right)\cdot2f\left(\alpha\right)-1\cdot2f\left(\alpha\right)=2\left\{2f\left(2\alpha\right)f\left(\alpha\right)-f\left(\alpha\right)\right\}=2f\left(3\alpha\right)……(答)

    (4)
    (2)と(3)より,
    x^n+\frac{1}{x^n}=2f\left(n\alpha\right)……(答)
    が成り立つと推測できる.
    n=k-1,kでの①の成立が仮定されているため,
    x^{k-1}+\frac{1}{x^{k-1}}=2f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)
    x^k+\frac{1}{x^k}=2f\left(k\alpha\right)
    が仮定されている.
    ここで,
    \left(x^k+\frac{1}{x^k}\right)\left(x+\frac{1}{x}\right)=x^{k+1}+\frac{1}{x^{k+1}}+x^{k-1}+\frac{1}{x^{k-1}}\Leftrightarrow x^{k+1}+\frac{1}{x^{k+1}}=\left(x^k+\frac{1}{x^k}\right)\left(x+\frac{1}{x}\right)-1\left(x^{k-1}+\frac{1}{x^{k-1}}\right)……(答)
    と,2f\left(\alpha\right)f\left(\beta\right)=f\left(\alpha+\beta\right)+f\left(\alpha-\beta\right)で\alpha\rightarrow k\alpha,\beta\rightarrow\alphaとした式:2f\left(k\alpha\right)f\left(\alpha\right)=f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)+f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)\Leftrightarrow f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)=2f\left(k\alpha\right)f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)を用いれば,
    x^{k+1}+\frac{1}{x^{k+1}}=2f\left(k\alpha\right)\cdot2f\left(\alpha\right)-1\cdot2f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)=2\left[2f\left(k\alpha\right)f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)\right]=2f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)……(答)
    が成り立つと分かる.

    (5)
    f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)=2f\left(k\alpha\right)f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)\Leftrightarrow f\left(k\alpha\right)=\frac{f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)+f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)}{2f\left(\alpha\right)}
    より,
    \sum_{k=1}^{n-1}f\left(k\alpha\right)=\sum_{k=1}^{n-1}\frac{f\left(\left\{k-1\right\}\alpha\right)+f\left(\left\{k+1\right\}\alpha\right)}{2f\left(\alpha\right)}=\frac{f\left(0\right)+f\left(\alpha\right)+2f\left(2\alpha\right)+2f\left(3\alpha\right)+\cdots\cdots+f\left(\left\{n-1\right\}\alpha\right)+f\left(n\alpha\right)}{2f\left(\alpha\right)}=\frac{2\sum_{k=1}^{n-1}f\left(k\alpha\right)+f\left(0\right)+f\left(n\alpha\right)-f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{n-1\right\}\alpha\right)}{2f\left(\alpha\right)}\Leftrightarrow\sum_{k=1}^{n-1}f\left(k\alpha\right)=\frac{1-f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{n-1\right\}\alpha\right)+f\left(n\alpha\right)}{2\left\{f\left(\alpha\right)-1\right\}}
    f\left(0\right)=1を用いれば,
    \therefore S_n=f\left(0\right)+\frac{1-f\left(\alpha\right)-f\left(\left\{n-1\right\}\alpha\right)+f\left(n\alpha\right)}{2\left\{f\left(\alpha\right)-1\right\}}=\frac{1-f\left(\alpha\right)+f\left(\left\{n-1\right\}\alpha\right)-f\left(n\alpha\right)}{2\left\{1-f\left(\alpha\right)\right\}}

2016年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問6

2019.10.05

方針の立て方 (1)は積分方程式の典型問題であるため特筆事項なし. (2)は前問での議論を踏まえれば良い.が2つ出てきてしまうから,等式を満たすが2つ出てきてしまうのである.よって,が1つだけ出てくるならば,等式を満たすも1つしか出てこないと考える. (3)は,まずは積分計算を素直に行えば良い.「に

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  • 方針の立て方

    (1)は積分方程式の典型問題であるため特筆事項なし.
    (2)は前問での議論を踏まえれば良い.Aが2つ出てきてしまうから,等式を満たすf\left(x\right)が2つ出てきてしまうのである.よって,Aが1つだけ出てくるならば,等式を満たすf\left(x\right)も1つしか出てこないと考える.
    (3)は,まずは積分計算を素直に行えば良い.「aによらない」という条件が考えにくいが,実際にaに適当な値を代入して,それらが全てイコールになると考えると,分子が0になるという結論に達する.
    (4)計算するだけ.

    解答例

    (1)
    \int_{0}^{2}f\left(t\right)dt=A(Aは定数)とおくと,
    f\left(x\right)=\frac{3}{a}x^2-\frac{1}{a}x+A^2=-3x^2+x+A^2
    よって,
    A=\int_{0}^{2}f\left(t\right)dt=\int_{0}^{2}\left(-3t^2+t+A^2\right)dt=\left[-t^3+\frac{1}{2}t^2+A^2t\right]_0^2=2A^2-6\Leftrightarrow2A^2-A-6=0\Leftrightarrow\left(2A+3\right)\left(A-2\right)=0
    \therefore A=-\frac{3}{2},2
    これをf\left(x\right)=-3x^2+x+A^2に代入すれば,
    f\left(x\right)=-3x^2+x+\frac{9}{4}または-3x^2+x+4……(答)

    (2)
    \int_{0}^{2}f\left(t\right)dt=A(Aは定数)とおくと,
    f\left(x\right)=\frac{3}{a}x^2-\frac{1}{a}x+A^2
    よって,
    A=\int_{0}^{2}f\left(t\right)dt=\int_{0}^{2}\left(\frac{3}{a}t^2-\frac{1}{a}t+A^2\right)dt=\left[\frac{1}{a}t^3-\frac{1}{2a}t^2+A^2t\right]_0^2=2A^2+\frac{6}{a}\Leftrightarrow2A^2-A+\frac{6}{a}=0
    題意を満たすには,Aに関する二次方程式:2A^2-A+\frac{6}{a}=0の解が重解となれば必要十分.
    よって,判別式が0であれば必要十分であるから,
    \left(-1\right)^2-4\cdot2\cdot\frac{6}{a}=0\Leftrightarrow a=48……(答)

    (3)
    \int_{0}^{b}\left\{f\left(x\right)-f\left(b\right)\right\}dx=\int_{0}^{b}\left\{\frac{3}{a}x^2-\frac{1}{a}x-\frac{3}{a}b^2+\frac{1}{a}b\right\}dx=\left[\frac{1}{a}x^3-\frac{1}{2a}x^2-\frac{3}{a}b^2x+\frac{1}{a}bx\right]_0^b=-\frac{b^2\left(4b-1\right)}{2a}
    よって,-\frac{b^2\left(4b-1\right)}{2a}の値がaによらない場合を考えると,分子が0となるとき.bが正の実数であることから,
    b=\frac{1}{4}……(答)

    (4)
    \left(a,b\right)=\left(48,\frac{1}{4}\right)である.また,a=48のとき,(2)で考えたAに関する二次方程式の解は,A=\frac{1}{4}
    よって,\bigmf\left(x\right)=\frac{1}{16}x^2-\frac{1}{48}x+\frac{1}{16}
    \int_{b}^{2}f\left(x\right)dx=\int_{\frac{1}{4}}^{2}\left(\frac{1}{16}x^2-\frac{1}{48}x+\frac{1}{16}\right)dx=\frac{1}{48}\left[x^3-\frac{1}{2}x^2+3x\right]_{\frac{1}{4}}^2=\frac{721}{3072}……(答)

2016年慶應大学経済学部|過去問徹底研究 大問5

2019.10.05

方針の立て方 全体的にベクトルの始点が統一されていないため,まずはベクトルの始点をに揃える作業を行う.また,次々と新しい点を定義されていくため,次第にこんがらがってくるが,全て点を元に定義されているため,困ったらまで戻せば良い. (1)は特筆事項なし. (2)について.「線分の中点」という情報と「と

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  • 方針の立て方

    全体的にベクトルの始点が統一されていないため,まずはベクトルの始点を\mathrm{O}に揃える作業を行う.また,次々と新しい点を定義されていくため,次第にこんがらがってくるが,全て点\mathrm{A},\mathrm{B},\mathrm{C}を元に定義されているため,困ったら\vec{\mathrm{OA}},\vec{\mathrm{OB}},\vec{\mathrm{OC}}まで戻せば良い.
    (1)は特筆事項なし.
    (2)について.「線分\mathrm{PR}の中点\mathrm{M}」という情報と「\mathrm{QM}\mathrm{OD}が平行になる」という情報を数式的にどのように表せるかを考える.「線分\mathrm{PR}の中点\mathrm{M}」という情報は「\vec{\mathrm{OM}}=\frac{1}{2}\left(\vec{\mathrm{OP}}+\vec{\mathrm{OR}}\right)」と直し,「\mathrm{QM}\mathrm{OD}が平行になる」という情報は「ある実数kを用いてk\vec{\mathrm{QM}}=\vec{\mathrm{OD}}と書ける」と直す.
    (3)について.実際に切り口の図形を想定する.切り口の様子は平面\alphaが底面に対してどのぐらい傾いているかで様子が違うことは直観できるだろう.ここで,前問(2)の結果を用いれば,点\mathrm{Q}\mathrm{OB}2\colon3に内分する点であり,点\mathrm{P},\mathrm{R}に比べると大分点\mathrm{O}寄りに存在していることが分かるから,平面\alphaは底面に対して大分傾いていることが分かる.よって,平面\alphaは辺\mathrm{AD}と辺\mathrm{CD}と共有点を持つと直観できる.すると求める面積は五角形の面積であるから,三角形3つに分けて面積を求めていけば良いという方針が立つ.体積の方も,図形が中々に複雑であるが,切り口の面積を求めさせていることから,ここを底面を見て考えるのが良さそうだと考えると方針が立つ.

    解答例

     


    \vec{\mathrm{OP}}=\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OA}},\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OB}},\vec{\mathrm{OR}}=\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OC}}
    (1)
    \vec{\mathrm{PQ}}\cdot\vec{\mathrm{QR}}=\left(\vec{\mathrm{OQ}}-\vec{\mathrm{OP}}\right)\cdot\left(\vec{\mathrm{OR}}-\vec{\mathrm{OQ}}\right)=\left(\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OB}}-\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OA}}\right)\cdot\left(\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OC}}-\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OB}}\right)=\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OB}}\cdot\vec{\mathrm{OC}}-\left(\frac{1}{1+r}\right)^2\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|^2-\frac{16}{25}\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OC}}+\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}
    ここで,\left|\vec{\mathrm{OA}}\right|=\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|=\left|\vec{\mathrm{OC}}\right|=\sqrt2,\angle\mathrm{AOB}=\angle\mathrm{BOC}=\frac{1}{3}\pi,\angle\mathrm{AOC}=\frac{1}{2}\piより,\vec{\mathrm{OB}}\cdot\vec{\mathrm{OC}}=\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|\left|\vec{\mathrm{OC}}\right|\cos{\frac{1}{3}\pi}=1,\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|^2=2,\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OC}}=0,\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}=\left|\vec{\mathrm{OA}}\right|\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|\cos{\frac{1}{3}\pi}=1であるから,
    \vec{\mathrm{PQ}}\cdot\vec{\mathrm{QR}}=\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}-2\left(\frac{1}{1+r}\right)^2+\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}=\frac{8r-2}{5\left(1+r\right)^2}……(答)
    \vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{OQ}}=\left(\vec{\mathrm{OR}}-\vec{\mathrm{OP}}\right)\cdot\vec{\mathrm{OQ}}=\vec{\mathrm{OR}}\cdot\vec{\mathrm{OQ}}-\vec{\mathrm{OP}}\cdot\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OC}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}-\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}=\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}-\frac{4}{5}\cdot\frac{1}{1+r}=0……(答)

    (2)
    \vec{\mathrm{OM}}=\frac{1}{2}\left(\vec{\mathrm{OP}}+\vec{\mathrm{OR}}\right)=\frac{1}{2}\left(\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OA}}+\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OC}}\right)=\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OA}}+\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OC}}
    \therefore\vec{\mathrm{QM}}=\vec{\mathrm{OM}}-\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{1+r}\vec{\mathrm{OB}}+\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OC}}
    \vec{\mathrm{OD}}=\vec{\mathrm{OC}}+\vec{\mathrm{CD}}=\vec{\mathrm{OC}}+\vec{\mathrm{BA}}=\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}
    \mathrm{QM}\mathrm{OD}が平行であるから,ある実数kを用いてk\vec{\mathrm{QM}}=\vec{\mathrm{OD}}\Leftrightarrow\frac{2}{5}k\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{1+r}k\vec{\mathrm{OB}}+\frac{2}{5}k\vec{\mathrm{OC}}=\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}と書ける.係数比較をすると,
    \begin{cases} \frac{2}{5}k=1 \\ -\frac{1}{1+r}k=-1 \\ \frac{2}{5}k=1 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} k=\frac{5}{2} \\ r=\frac{3}{2} \end{cases}
    \therefore r=\frac{3}{2}……(答)

    (3)
    r=\frac{3}{2}であるから,\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{1}{1+\frac{3}{2}}\vec{\mathrm{OB}}=\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OB}}
    〇切り口の図形の面積
    平面\alphaは辺\mathrm{AD}と辺\mathrm{CD}と共有点を持つ.この共有点をそれぞれ点\mathrm{S},\mathrm{T}とおく.

    求める面積は五角形\mathrm{QPSTR}であり,その面積は\triangle\mathrm{QPR}\triangle\mathrm{PSR}\triangle\mathrm{STR}の面積の和に等しい.
    \mathrm{S}は平面\alpha上の点であるから,ある実数x,yを用いて,
    \vec{\mathrm{QS}}=x\vec{\mathrm{QP}}+y\vec{\mathrm{QR}}=x\vec{\mathrm{OP}}+y\vec{\mathrm{OR}}-\left(x+y\right)\vec{\mathrm{OQ}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OS}}=x\vec{\mathrm{OP}}+y\vec{\mathrm{OR}}-\left(x+y-1\right)\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{4}{5}x\vec{\mathrm{OA}}+\frac{2}{5}\left(1-x-y\right)\vec{\mathrm{OB}}+\frac{4}{5}y\vec{\mathrm{OC}}
    と書ける.
    一方,点\mathrm{S}は辺\mathrm{AD}上の点であるから,ある実数iを用いて
    \vec{\mathrm{OS}}=\vec{\mathrm{OA}}+i\vec{\mathrm{AD}}=\vec{\mathrm{OA}}+i\vec{\mathrm{BC}}=\vec{\mathrm{OA}}-i\vec{\mathrm{OB}}+i\vec{\mathrm{OC}}
    と書ける.これらを係数比較すると,
    \begin{cases} \frac{4}{5}x=1 \\ \frac{2}{5}\left(1-x-y\right)=-i \\ \frac{4}{5}y=i \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} x=\frac{5}{4} \\ y=\frac{1}{4} \\ i=\frac{1}{5} \end{cases}
    \therefore\vec{\mathrm{OS}}=\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OB}}+\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OC}}
    同様に,点\mathrm{T}も平面\alpha上の点であるから,ある実数x,yを用いて,
    \vec{\mathrm{QT}}=x\vec{\mathrm{QP}}+y\vec{\mathrm{QR}}=x\vec{\mathrm{OP}}+y\vec{\mathrm{OR}}-\left(x+y\right)\vec{\mathrm{OQ}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OT}}=x\vec{\mathrm{OP}}+y\vec{\mathrm{OR}}-\left(x+y-1\right)\vec{\mathrm{OQ}}=\frac{4}{5}x\vec{\mathrm{OA}}+\frac{2}{5}\left(1-x-y\right)\vec{\mathrm{OB}}+\frac{4}{5}y\vec{\mathrm{OC}}
    と書ける.
    一方,点\mathrm{T}は辺\mathrm{CD}上の点であるから,ある実数iを用いて
    \vec{\mathrm{OT}}=\vec{\mathrm{OC}}+i\vec{\mathrm{CD}}=\vec{\mathrm{OC}}+i\vec{\mathrm{BA}}=i\vec{\mathrm{OA}}-i\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}
    と書ける.これらを係数比較すると,
    \begin{cases} \frac{4}{5}x=i \\ \frac{2}{5}\left(1-x-y\right)=-i \\ \frac{4}{5}y=1 \end{cases}\Leftrightarrow\begin{cases} x=\frac{1}{4} \\ y=\frac{5}{4} \\ i=\frac{1}{5} \end{cases}
    \therefore\vec{\mathrm{OT}}=\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}
    これらより,
    \vec{\mathrm{ST}}=\vec{\mathrm{OT}}-\vec{\mathrm{OS}}=\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}-\left(\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OB}}+\frac{1}{5}\vec{\mathrm{OC}}\right)=\frac{4}{5}\left(\vec{\mathrm{OC}}-\vec{\mathrm{OA}}\right)=\frac{4}{5}\vec{\mathrm{AC}}
    となる.
    ところで,
    \vec{\mathrm{PR}}=\vec{\mathrm{OR}}-\vec{\mathrm{OP}}=\frac{4}{5}\left(\vec{\mathrm{OC}}-\vec{\mathrm{OA}}\right)=\frac{4}{5}\vec{\mathrm{AC}},\vec{\mathrm{PQ}}=\vec{\mathrm{OQ}}-\vec{\mathrm{OP}}=\frac{2}{5}\vec{\mathrm{OB}}-\frac{4}{5}\vec{\mathrm{OA}}より,\left|\vec{\mathrm{PR}}\right|=\frac{8}{5},\left|\vec{\mathrm{PQ}}\right|=\frac{2\sqrt6}{5},\vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{PQ}}=\frac{32}{5}であるから,
    \triangle\mathrm{QPR}=\frac{1}{2}\sqrt{\left|\vec{\mathrm{PR}}\right|^2\left|\vec{\mathrm{PQ}}\right|^2-\left(\vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{PQ}}\right)^2}=\frac{1}{2}\sqrt{\left(\frac{8}{5}\right)^2\cdot\left(\frac{2\sqrt6}{5}\right)^2-\left(\frac{32}{5}\right)^2}=\frac{8\sqrt2}{25} \vec{\mathrm{PS}}=\vec{\mathrm{OS}}-\vec{\mathrm{OP}}=\frac{1}{5}\left(\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}\right)より,\left|\vec{\mathrm{PS}}\right|=\frac{\sqrt2}{5},\vec{\mathrm{PS}}\cdot\vec{\mathrm{PR}}=0であるから,
    \triangle\mathrm{PSR}=\frac{1}{2}\sqrt{\left|\vec{\mathrm{PS}}\right|^2\left|\vec{\mathrm{PR}}\right|^2-\left(\vec{\mathrm{PS}}\cdot\vec{\mathrm{PR}}\right)^2}=\frac{1}{2}\sqrt{\left(\frac{\sqrt2}{5}\right)^2\cdot\left(\frac{8}{5}\right)^2-0^2}=\frac{4\sqrt2}{25}
    \vec{\mathrm{TS}}=-\vec{\mathrm{ST}}=-\frac{4}{5}\vec{\mathrm{AC}},\vec{\mathrm{TR}}=\vec{\mathrm{OR}}-\vec{\mathrm{OT}}=-\frac{1}{5}\left(\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}+\vec{\mathrm{OC}}\right)より,\left|\vec{\mathrm{TS}}\right|=\frac{8}{5},\left|\vec{\mathrm{TR}}\right|=\frac{\sqrt2}{5},\vec{\mathrm{TS}}\cdot\vec{\mathrm{TR}}=0であるから,
    \triangle\mathrm{STR}=\frac{1}{2}\sqrt{\left|\vec{\mathrm{TS}}\right|^2\left|\vec{\mathrm{TR}}\right|^2-\left(\vec{\mathrm{TS}}\cdot\vec{\mathrm{TR}}\right)^2}=\frac{1}{2}\sqrt{\left(\frac{8}{5}\right)^2\cdot\left(\frac{\sqrt2}{5}\right)^2-0^2}=\frac{4\sqrt2}{25}
    となる.
    五角形\mathrm{QPSTR}の面積はこれら3つの三角形の面積の和と等しいから,求める面積は,
    \frac{8\sqrt2}{25}+\frac{4\sqrt2}{25}+\frac{4\sqrt2}{25}=\frac{16\sqrt2}{25}……(答)
    〇多面体の体積
    体積を求める多面体は点\mathrm{O},\mathrm{D},\mathrm{P},\mathrm{Q},\mathrm{R},\mathrm{S},\mathrm{T}からなる多面体である.その体積は五角錐\mathrm{O}-\mathrm{PQRST}の体積と三角錐\mathrm{O}-\mathrm{DST}の体積の和と等しい.
    ここで,\vec{\mathrm{PR}}\cdot\vec{\mathrm{OQ}}=0かつ\left|\vec{\mathrm{PR}}\right|\neq0,\left|\vec{\mathrm{OQ}}\right|\neq0より,\mathrm{PR}\bot\mathrm{OQ}.また,\mathrm{QM}\mathrm{OD}が平行で,\mathrm{OD}\mathrm{OB}が垂直であることから,\mathrm{QM}\bot\mathrm{OB}.よって,\vec{\mathrm{OQ}}は平面\alphaと直交し,その長さは\left|\vec{\mathrm{OQ}}\right|=\frac{2}{5}\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|=\frac{2\sqrt2}{5}である.
    よって,五角錐\mathrm{O}-\mathrm{PQRST}の体積は,
    \frac{1}{3}\cdot\frac{16\sqrt2}{25}\cdot\frac{2\sqrt2}{5}=\frac{64}{375}
    となる.
    また,\vec{\mathrm{OS}}=\vec{\mathrm{OA}}+\frac{1}{5}\vec{\mathrm{AD}}より\left|\vec{\mathrm{DS}}\right|=\frac{4}{5}\left|\vec{\mathrm{AD}}\right|=\frac{4\sqrt2}{5}\vec{\mathrm{OT}}=\vec{\mathrm{OC}}+\frac{1}{5}\vec{\mathrm{CD}}より\left|\vec{\mathrm{DT}}\right|=\frac{4}{5}\left|\vec{\mathrm{CD}}\right|=\frac{4\sqrt2}{5}であるから,\triangle\mathrm{DST}の面積は,\frac{1}{2}\cdot\frac{4\sqrt2}{5}\cdot\frac{4\sqrt2}{5}=\frac{16}{25}である.
    更に点\mathrm{O}から底面\mathrm{ABCD}へ下ろした垂線の長さは1であるから,三角錐\mathrm{O}-\mathrm{DST}の体積は,
    \frac{1}{3}\cdot\frac{16}{25}\cdot1=\frac{16}{75}となる.
    \mathrm{O},\mathrm{D},\mathrm{P},\mathrm{Q},\mathrm{R},\mathrm{S},\mathrm{T}からなる多面体の体積は,これら2つの体積の和と等しいから,求める体積は,
    \frac{64}{375}+\frac{16}{75}=\frac{48}{125}……(答)

2018年慶應大学商学部|過去問徹底研究 大問2

2019.10.03

方針の立て方 (30)~(37)は基本問題であるため特筆事項なし. (38)~(42)も基本的には,2次関数の接線の問題であるが,が4の倍数であるという条件が付いていることから,について解いたときの分数を含む項の処理をしなければならないと考える.後は①を満たし,かつが4の倍数になるを探せば良い.「①

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  • 方針の立て方
    (30)~(37)は基本問題であるため特筆事項なし.
    (38)~(42)も基本的には,2次関数の接線の問題であるが,b_1が4の倍数であるという条件が付いていることから,b_1について解いたときの分数を含む項の処理をしなければならないと考える.後は①を満たし,かつb_1が4の倍数になるa_1を探せば良い.「①を満たす」と「b_1が4の倍数になる」を両方一気に考えるのは難しいため,最初は「b_1が整数になる」と条件を緩めて考えよう.
    (C)は代入するだけ.
    (43)と(44)について.\left[a_n\right]の処理をせねばならないと考える.ガウス記号の問題では,まずガウス記号の基本性質\left[x\right]=n\Leftrightarrow n\leqq x<n+1を使うことを考えよう.すると,本問はa_nの評価をすることになるが,a_nの中でも厄介なのは\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^nの項であるから,\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^nに焦点を当てて評価をしよう.
    (D)について.(33)~(35)で求めた漸化式を解けば良い.そのためにまず,a_nを削除する.a_nは一般項が求まっているため,a_nの削除は造作もない.すると,漸化式はb_{n+1}=\frac{3}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+54+\frac{1}{3}b_nとなる.この後の処理だが,累乗を含む漸化式の典型解法は使えない(+54の項がネックになる)ため,隣接二項間漸化式の原理を応用することを考える.即ち,等比型の漸化式に帰着することを考える.今回ならば,\alpha,\betaを実数としてb_{n+1}-\alpha\left(\frac{2}{3}\right)^{n+1}-\beta=\frac{1}{3}\left\{b_n-\alpha\left(\frac{2}{3}\right)^n-\beta\right\}と変形することを考えればよい.後は,等比型漸化式の解法を取れば良い.

    解答例
    (30)(31)\frac{2}{3}
    (32)6
    (33)(34)\frac{1}{3}
    (35)3
    (36)(37)18
    (38)(39)(40)\frac{55}{3}
    (41)(42)84
    (C)\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+18
    (43)(44)16
    (D)\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+81

    解説
    f_{n+1}\left(x\right)=x^2+a_{n+1}x+b_{n+1}
    一方で,f_{n+1}\left(x\right)は関数g\left(x\right)\cdot f_n\left(x\right)の導関数であるから,
    f_{n+1}\left(x\right)=\left\{g\left(x\right)\cdot f_n\left(x\right)\right\}^\prime=\left\{\left(\frac{1}{3}x+3\right)\left(x^2+a_nx+b_n\right)\right\}^\prime=\left\{\frac{1}{3}x^3+\left(\frac{1}{3}a_n+3\right)x^2+\left(\frac{1}{3}b_n+3a_n\right)x+3b_n\right\}^\prime=x^2+\left(\frac{2}{3}a_n+6\right)x+\frac{1}{3}b_n+3a_n
    である.これらより,f_{n+1}\left(x\right)についての等式が立ち,
    x^2+a_{n+1}x+b_{n+1}=x^2+\left(\frac{2}{3}a_n+6\right)x+\frac{1}{3}b_n+3a_n
    係数比較をすると,
    \begin{cases} a_{n+1}=\frac{2}{3}a_n+6 \\ b_{n+1}=\frac{1}{3}b_n+3a_n \end{cases}……(答)
    が得られる.
    a_{n+1}=\frac{2}{3}a_n+6\Leftrightarrow a_{n+1}-18=\frac{2}{3}\left(a_n-18\right)
    より,
    a_n-18=\left(a_1-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^{n-1}\Leftrightarrow a_n=\left(a_1-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^{n-1}+18
    となる.よって,全ての自然数nについてa_n>a_{n+1}が成り立つには,
    a_n>a_{n+1}\Leftrightarrow\left(a_1-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^{n-1}+18>\left(a_1-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^n+18\Leftrightarrow a_1-18>0\Leftrightarrow a_1>18
    が成り立つとき.よって,求めるa_1の条件は,
    a_1>18……(答)
    さて,放物線y=f_1\left(x\right)=x^2+a_1x+b_1について.
    {f_1}^\prime\left(x\right)=2x+a_1である.
    放物線y=f_1\left(x\right)と直線y=g\left(x\right)の接点の座標を\left(t,t^2+a_1t+b_1\right)とすると,接線の方程式はy=\left(2t+a_1\right)x-t^2+b_1と表せる.これとy=g\left(x\right)=\frac{1}{3}x+3が一致する.係数比較すると,
    \begin{cases} 2t+a_1=\frac{1}{3} \\ -t^2+b_1=3 \end{cases}
    2式からtを消去すると,
    b_1-3=\frac{1}{4}\left(\frac{1}{3}-a_1\right)^2
    となる.ここでb_1が4の倍数のとき,b_1-3は整数であるから,\frac{1}{3}-a_1は2の倍数となる必要がある.
    よって,①を満たし,かつ\frac{1}{3}-a_1が2の倍数となるa_1の最小値の候補は,a_1=18+\frac{1}{3}=\frac{55}{3}がある.このとき,a_1=\frac{55}{3}b_1-3=\frac{1}{4}\left(\frac{1}{3}-a_1\right)^2に代入して計算すると,b_1=84となり,これは4の倍数となっている.
    \therefore\left(a_1,b_1\right)=\left(\frac{55}{3},84\right)……(答)
    数列\left\{a_n\right\}の一般項はa_n=\left(a_1-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^{n-1}+18であったから,a_1=\frac{55}{3}のとき,
    a_n=\left(\frac{55}{3}-18\right)\cdot\left(\frac{2}{3}\right)^{n-1}+18=\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+18……(答)
    となる.
    また,
    0<\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n\leqq\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^1=\frac{1}{3}<1
    より,18<\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+18<19\Leftrightarrow18<a_n<19であるから,
    \left[a_n\right]=18
    \therefore a_n-\left[a_n\right]=\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n
    よって,a_n-\left[a_n\right]<0.001となるような最小のnは,
    \frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n<0.001\Leftrightarrow{\mathrm{log}}_{10}{\left\{\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n\right\}}<{\mathrm{log}}_{10}{0.001}\Leftrightarrow n\left({\mathrm{log}}_{10}{2}-{\mathrm{log}}_{10}{3}\right)-{\mathrm{log}}_{10}{2}\frac{3-{\mathrm{log}}_{10}{2}}{{\mathrm{log}}_{10}{3}-{\mathrm{log}}_{10}{2}}\fallingdotseq\frac{3-0.301}{0.477-0.301}=15.3\cdots\cdots
    より,n=16……(答)
    更に,②,③でa_1,b_1を定義すれば,
    b_{n+1}=\frac{1}{3}b_n+3a_n=\frac{1}{3}b_n+3\left\{\frac{1}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+18\right\}=\frac{3}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+54+\frac{1}{3}b_n\Leftrightarrow b_{n+1}-\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^{n+1}-81=\frac{1}{3}\left\{b_n-\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n-81\right\}
    であるから,
    b_n-\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n-81=\left\{b_1-\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^1-81\right\}\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1}=\left\{84-\frac{9}{2}\cdot\frac{2}{3}-81\right\}\left(\frac{1}{3}\right)^{n-1}=0\Leftrightarrow b_n=\frac{9}{2}\left(\frac{2}{3}\right)^n+81……(答)

2018年慶應大学商学部|過去問徹底研究 大問1

2019.10.03

方針の立て方 (ⅰ) 3次元の図形は作図が難しく考えにくいため,適当な平面で切って2次元の問題に帰着する.(8)と(9)は(3)と(4)の問題を一般化したパターンである.そのため(3)と(4)の考え方を応用すればよい. (ⅱ) (10)~(20)までは基本問題であり特筆事項なし. (21)~(25)

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  • 方針の立て方
    (ⅰ)
    3次元の図形は作図が難しく考えにくいため,適当な平面で切って2次元の問題に帰着する.(8)と(9)は(3)と(4)の問題を一般化したパターンである.そのため(3)と(4)の考え方を応用すればよい.

    (ⅱ)
    (10)~(20)までは基本問題であり特筆事項なし.
    (21)~(25)について.「\vec{\mathrm{OA}}\vec{\mathrm{BD}}が平行である」という情報と「\vec{\mathrm{OB}}\bot\vec{\mathrm{OD}}」という情報を数式化する.「2つのベクトルが平行である」という情報は「2つのベクトルが実数倍だけ違う」という情報に,「2つのベクトルが垂直である」という情報は「2つのベクトルの内積が0となる」という情報に言い換えると数式化できる.後は,\vec{\mathrm{BD}}のみ始点が\mathrm{O}でないため,始点を\mathrm{O}に揃えるという変形が思いつく.
    (26)~(29)について.これも始点がバラバラであるから,始点を\mathrm{O}に揃えると解法を得られる.
    (A)と(B)は,ベクトルによる三角形の面積公式を利用すれば良い.本解答では座標を用いた三角形の面積公式を応用している.

    解答例
    (ⅰ)
    (1)(2)15
    (3)(4)10
    (5)5
    (6)(7)10
    (8)(9)14

    (ⅱ)
    (10)6
    (11)(12)24
    (13)(14)-6
    (15)(16)-3
    (17)3
    (18)(19)-3
    (20)3
    (21)4
    (22)(23)\frac{1}{2}
    (24)(25)\frac{1}{2}
    (26)(27)\frac{1}{4}
    (28)(29)\frac{1}{6}
    (A)3\sqrt3
    (B)24\sqrt3

    解説
    (ⅰ)
    r_1=\sqrt5のとき((1)と(2)について)
    断面図を考えると,

    S_0S_1が交わってできる円の半径は上図の破線に当たる.
    両円の中心と交点で作られる三角形は正三角形であるから,破線の長さは,\sqrt5\cdot\frac{\sqrt3}{2}=\frac{\sqrt{15}}{2}
    よって,求める円周の長さは2\pi\cdot\frac{\sqrt{15}}{2}=\sqrt{15}\pi……(答)

    S_0S_1が交わってできる円の円周の長さが最大となるとき((3)~(7)について)

    上図のように,S_0S_1が交わってできる円の半径がS_0の半径と一致するとき,円周が最大となる.
    三平方の定理より,
    r_1=\sqrt{\left(\sqrt5\right)^2+\left(\sqrt5\right)^2}=\sqrt{10}……(答)
    また,直線lS_0S_1の位置関係について作図すると,

    上図(実際にはx軸対称にもう1本直線lが存在するが,求める座標は同じになるため,上図の1本のみ考える).直線lの方程式をy=ax+b\left(0<a,b\right)とすると,S_0S_1の接線であるから,
    \begin{cases} \frac{\left|-b\right|}{\sqrt{1+a^2}}=\sqrt{5} \\ \frac{\left|-5a-b\right|}{\sqrt{1+a^2}}=\sqrt{10} \end{cases}\Leftrightarrow \left(a,b\right)=\left(\sqrt{\frac{-1+\sqrt{2}}{2}},\sqrt{\frac{5\left(1+\sqrt{2}\right)}{2}}\right)
    よって,直線lの方程式は,y=\sqrt{\frac{-1+\sqrt2}{2}}x+\sqrt{\frac{5\left(1+\sqrt2\right)}{2}}.よって,求める座標のx座標は,
    0=\sqrt{\frac{-1+\sqrt2}{2}}x+\sqrt{\frac{5\left(1+\sqrt2\right)}{2}}\Leftrightarrow x=-\sqrt5-\sqrt{10}
    よって,求める座標は,\left(-\sqrt5-\sqrt{10},0,0\right)……(答)
    r_kr_0の100倍以上となるとき((8)と(9)について)
    (3)と(4)を考えたときと同様に考えると,S_{k-1}S_kが交わってできる円の円周の長さが最大となるのは,S_{k-1}S_kが交わってできる円の半径がS_{k-1}の半径と一致するときである.
    \therefore r_k=\sqrt2r_{k-1}
    この漸化式を解くと,
    r_k=r_0\left(\sqrt2\right)^k\Leftrightarrow\frac{r_k}{r_0}=\left(\sqrt2\right)^k
    となる.r_kr_0の100倍以上となるのは,
    100r_0\leqq r_k\Leftrightarrow100\leqq\frac{r_k}{r_0}\Leftrightarrow100\leqq\left(\sqrt2\right)^k
    が成り立つとき.この不等式が成り立つのは14\leqq kのときである.……(答)

    (ⅱ)
    \left|\vec{\mathrm{OA}}\right|^2,\left|\vec{\mathrm{OB}}\right|^2,\vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}の値((10)~(14)について)
    \left|\vec{\mathrm{OA}}\right|^2=\left(-\sqrt3\right)^2+\left(\sqrt3\right)^2=6……(答)
    \left|\vec{\mathrm{OB}}\right|^2=\left(3+\sqrt3\right)^2+\left(3-\sqrt{3}\right)^2=24……(答)
    \vec{\mathrm{OA}}\cdot\vec{\mathrm{OB}}=-\sqrt3\cdot\left(3+\sqrt3\right)+\sqrt3\cdot\left(3-\sqrt3\right)=-6……(答)
    〇点\mathrm{C}の座標((15)~(20)について)
    \vec{\mathrm{OC}}=-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}=-2\cdot\left(-\sqrt3,\sqrt3\right)-\left(3+\sqrt3,3-\sqrt3\right)=\left(-3+\sqrt3,-3-\sqrt3\right)
    よって,点\mathrm{C}の座標は\left(-3+\sqrt3,-3-\sqrt3\right)……(答)
    \left|\vec{\mathrm{BD}}\right|\vec{\mathrm{OA}}((21)~(25)について)
    \vec{\mathrm{OA}}\vec{\mathrm{BD}}は平行であるから,実数kを用いて\vec{\mathrm{BD}}=k\vec{\mathrm{OA}}と書ける.
    \vec{\mathrm{BD}}=\vec{\mathrm{OD}}-\vec{\mathrm{OB}}であるから,
    \vec{\mathrm{OD}}=\vec{\mathrm{OB}}+k\vec{\mathrm{OA}}
    と書ける.
    \vec{\mathrm{OB}}\bot\vec{\mathrm{OD}}より,
    \vec{\mathrm{OB}}\cdot\vec{\mathrm{OD}}=0\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OB}}\cdot\left(\vec{\mathrm{OB}}+k\vec{\mathrm{OA}}\right)=0\Leftrightarrow24-6k=0\Leftrightarrow k=4
    (※途中で(11)~(14)の結果を用いた)
    よって,\vec{\mathrm{BD}}=4\vec{\mathrm{OA}}であり,これより,\left|\vec{\mathrm{BD}}\right|=4\left|\vec{\mathrm{OA}}\right|……(答)
    また,\vec{\mathrm{OD}}=\vec{\mathrm{OB}}+4\vec{\mathrm{OA}}であり,\vec{\mathrm{OC}}=-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OB}}=-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OC}}であるから,連立すると,
    \vec{\mathrm{OD}}=-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OC}}+4\vec{\mathrm{OA}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OA}}=\frac{1}{2}\vec{\mathrm{OC}}+\frac{1}{2}\vec{\mathrm{OD}}……(答)

    \frac{\left|\vec{\mathrm{OE}}\right|}{\left|\vec{\mathrm{BE}}\right|}の値((26)と(27)について)
    \mathrm{E}は直線\mathrm{OB}上の点であるから,\vec{\mathrm{OE}}=k\vec{\mathrm{OB}}(kは実数)と表せる.
    また,点\mathrm{E}は直線\mathrm{CD}上の点でもあるから,\vec{\mathrm{OE}}=s\vec{\mathrm{OC}}+\left(1-s\right)\vec{\mathrm{OD}}(sは実数)とも表せる.
    ここで,
    \vec{\mathrm{OB}}=\vec{\mathrm{OD}}-\vec{\mathrm{BD}}=\vec{\mathrm{OD}}-4\vec{\mathrm{OA}}=\vec{\mathrm{OD}}-4\left(\frac{1}{2}\vec{\mathrm{OC}}+\frac{1}{2}\vec{\mathrm{OD}}\right)=-2\vec{\mathrm{OC}}-\vec{\mathrm{OD}}
    より,\vec{\mathrm{OE}}について等式を立てると,
    -2k\vec{\mathrm{OC}}-k\vec{\mathrm{OD}}=s\vec{\mathrm{OC}}+\left(1-s\right)\vec{\mathrm{OD}}
    両辺の係数比較をすると,
    \begin{cases} -2k=s \\ -k=1-s \end{cases}\Leftrightarrow\left(k,s\right)=\left(-\frac{1}{3},\frac{2}{3}\right)
    \therefore\vec{\mathrm{OE}}=k\vec{\mathrm{OB}}=-\frac{1}{3}\vec{\mathrm{OB}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{OB}}=-3\vec{\mathrm{OE}}
    \therefore\frac{\left|\vec{\mathrm{OE}}\right|}{\left|\vec{\mathrm{BE}}\right|}=\frac{\left|\vec{\mathrm{OE}}\right|}{\left|\vec{\mathrm{OE}}-\vec{\mathrm{OB}}\right|}=\frac{\left|\vec{\mathrm{OE}}\right|}{\left|\vec{\mathrm{OE}}-\left(-3\vec{\mathrm{OE}}\right)\right|}=\frac{1}{4}……(答)
    \vec{\mathrm{AE}}((28)と(29)について)
    \vec{\mathrm{OB}}=-3\vec{\mathrm{OE}}より,
    \vec{\mathrm{AE}}=\vec{\mathrm{OE}}-\vec{\mathrm{OA}}=-\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{3}\vec{\mathrm{OB}}
    一方,\vec{\mathrm{OC}}=-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}\vec{\mathrm{OD}}=\vec{\mathrm{OB}}+4\vec{\mathrm{OA}}より,
    \vec{\mathrm{DC}}=\vec{\mathrm{OC}}-\vec{\mathrm{OD}}=\left(-2\vec{\mathrm{OA}}-\vec{\mathrm{OB}}\right)-\left(\vec{\mathrm{OB}}+4\vec{\mathrm{OA}}\right)=-6\vec{\mathrm{OA}}-2\vec{\mathrm{OB}}=6\left(-\vec{\mathrm{OA}}-\frac{1}{3}\vec{\mathrm{OB}}\right)
    これらより,
    \vec{\mathrm{DC}}=6\vec{\mathrm{AE}}\Leftrightarrow\vec{\mathrm{AE}}=\frac{1}{6}\vec{\mathrm{DC}}……(答)

    \triangle\mathrm{OAC}\triangle\mathrm{BCD}の面積((A)と(B)について)
    \vec{\mathrm{OA}}=\left(-\sqrt3,\sqrt3\right),\vec{\mathrm{OC}}=\left(-3+\sqrt3,-3-\sqrt3\right)より,
    \triangle\mathrm{OAC}=\frac{1}{2}\left|-\sqrt3\left(-3-\sqrt3\right)-\sqrt3\left(-3+\sqrt3\right)\right|=3\sqrt3……(答)
    \vec{\mathrm{BC}}=\vec{\mathrm{OC}}-\vec{\mathrm{OB}}=\left(-3+\sqrt3,-3-\sqrt3\right)-\left(3+\sqrt3,3-\sqrt3\right)=\left(-6,-6\right),\vec{\mathrm{BD}}=4\vec{\mathrm{OA}}=\left(-4\sqrt3,4\sqrt3\right)より,
    \triangle\mathrm{BCD}=\frac{1}{2}\left|-6\cdot4\sqrt3-\left(-6\right)\cdot\left(-4\sqrt3\right)\right|=24\sqrt3……(答)


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