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GMARCH

【2024年一般入試】GMARCH受かりやすい穴場学部(文系)完全公開

MARCHの穴場学部は、一見すると難関だと思われがちな大学の中でも、
実は競争率が相対的に低く、受験しやすい学部があることを知る必要があります。

本記事では、立地的な不利さやマイナーな学問分野などを理由に、MARCH各大学の穴場学部を紹介します。
穴場学部を上手く活用することで、自分の学力以上の大学合格が実現できる可能性が広がります。

一方で無理のない選択も重要です。
興味のある学問分野であれば穴場学部も魅力的な選択肢となり得ます。
はじめに大学のイメージだけで判断せず、穴場学部へのチャレンジも視野に入れてみてください。

MARCHの穴場の条件

  • 偏差値が低い、合格最低点が低い、倍率が低い 等の特徴がある
  • 都心から離れたキャンパスにあるケースが多い
  • 専門性が高くマイナーな学部が多い
Keio
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MARCHの偏差値別のランキング

  1. 立教大学スポーツウェルネス学部 55.0
  2. 法政大学現代福祉学部 55.0-57.5
  3. 法政大学スポーツ健康学部 52.5-57.5
  4. 中央大学商学部 55.0-57.5
  5. 学習院大学国際社会科学部 55.0
  6. 立教大学コミュニティ福祉学部 57.5
  7. 明治大学農学部 57.5-62.5
  8. 法政大学経済学部 52.5-60.0
  9. 青山学院大学社会情報学部 57.5-60.0
  10. 中央大学文学部 52.5-60.0

穴場になる条件は、偏差値が全てではないのですが、一つの穴場の基準として考えることができます。

bannaer

【明治大学】の穴場学部

Meiji

【明治】学部ごとの偏差値一覧

学部 最低偏差値 最高偏差値
文学部 57.5 65.0
国際日本学部 57.5 65.0
法学部 60.0 62.5
政治経済学部 60.0 62.5
経営学部 60.0 65.0
商学部 60.0 62.5
農学部 57.5 62.5
情報コミュニケーション学部 60.0 62.5

【明治】倍率、出願者の全体傾向

学部 2021年
(人数/倍率)
2022年
(人数/倍率)
2023年
(人数/倍率)
法学部 4528 / 3.5 4739 / 3.2 4325 / 3.1
商学部 9140 / 5.0 8478 / 4.2 9440 / 4.5
政治経済学部 5581 / 3.4 5694 / 3.1 6594 / 3.3
文学部 6414 / 4.1 6903 / 4.1 6853 / 4.2
農学部 3756 / 3.8 4173 / 3.6 4552 / 3.6
経営学部 6618 / 4.1 6653 / 3.8 7748 / 4.7
情報コミュニケーション学部 4646 / 4.6 4887 / 4.6 4878 / 4.9
国際日本学部 3774 / 3.8 3936 / 3.3 3643 / 2.9

商学部と経営学部は特に人気が高く、応募者数が多いですが、倍率も高めです。
法学部と国際日本学部は応募者数が減少し、倍率も下がっています。
情報コミュニケーション学部は応募者数が比較的安定している一方で、倍率は上昇傾向にあります。

【明治の狙い目1】農学部食料環境政策学科

農学部だが文系の受験が可能な学科であることがあまり知られていません。
農学部は理系の学部の中でもマイナーな学部であるため、敬遠されがちです。
生田キャンパスは都心から離れた場所にあるため、立地面での敬遠もあるでしょう。

【明治の狙い目2】文学部

明治大学の学部の中でも、文学部の偏差値は60と低めです。

特にドイツ文学の倍率が2.5~3倍と文学部の中でも低いのでおすすめです。

英米についても3倍程度で落ち着いています。

14もの専攻に分かれているため、受験生の分散要因にもなっています。

【青山学院大学】の穴場学部

Aoyama

【青山学院】の偏差値一覧

学部 偏差値
文学部 60.0~65.0
教育人間科学部 60.0
総合文化政策学部 60.0
地球社会共生学部 60.0
国際政治経済学部 60.0~65.0
法学部 57.5~62.5
経済学部 62.5
経営学部 60.0~62.5
社会情報学部 57.5~60.0
コミュニティ人間科学部 57.5

【青山】倍率、出願者の全体傾向

学部 2021年
(人数/倍率)
2022年
(人数/倍率)
2023年
(人数/倍率)
文学部 3318 / 3.3倍 3598 / 3.8倍 3116 / 3.0倍
教育人間科学部 514 / 5.7倍 726 / 4.8倍 594 / 4.8倍
経済学部 6569 / 6.0倍 6854 / 6.2倍 6266 / 6.2倍
法学部 1143 / 2.7倍 1319 / 3.8倍 1086 / 3.1倍
経営学部 2201 / 3.5倍 2250 / 4.1倍 2424 / 3.4倍
国際政治経済学部 919 / 6.5倍 1236 / 3.8倍 1165 / 3.3倍
総合文化政策学部 941 / 6.5倍 940 / 5.9倍 665 / 3.9倍
社会情報学部 1094 / 4.0倍 1228 / 5.0倍 1133 / 4.1倍
地球社会共生学部 176 / 3.2倍 323 / 3.4倍 321 / 3.5倍
コミュニティ人間科学部 203 / 3.2倍 179 / 3.5倍 266 / 3.4倍

人気学部についてですが、経済学部、経営学部、国際政治経済学部は引き続き非常に人気が高いことがわかります。
これらの学部は、高い入試倍率を維持しており、多くの受験生が競い合っています。
次に、変動の大きな学部に関しては、法学部や総合文化政策学部などが該当します。これらの学部では、年によって応募者数や入試倍率に大きな変動が見られます。

【青山の狙い目1】コミュニティ人間科学部

2020年に新設された新しい学部であるため、まだ知名度が低い。
相模原キャンパスではあるが、青山キャンパスほど都心に近くない。
偏差値が57.5と青山学院大学の学部の中では低め。
最近の入試倍率が2~3倍台と低調で推移している。

【青山の狙い目2】社会情報学部

相模原キャンパスであるため都心から遠いイメージがある。
古文・漢文が不要なため文系でも敬遠しがち。
入試は現代文のみで受験可能である。
社会情報学科の偏差値は60前後と他学部に比べて低い。

青山学院の出願戦略をこちらの記事で詳しく説明しています。

青山学院に絶対に合格したい人は確認してください。

【立教大学】の穴場学部

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【立教】の偏差値一覧

学部 偏差値
文学部 57.5~62.5
現代心理学部 60.0~62.5
社会学部 62.5
コミュニティ福祉学部 57.5
観光学部 57.5
法学部 62.5
経済学部 60.0
経営学部 62.5~65.0
スポーツウェルネス学部 55.0

【立教】倍率、出願者の全体傾向

学部 2021年
(人数/倍率)
2022年
(人数/倍率)
2023年
(人数/倍率)
9269 / 4.6 8610 / 4.0 7401 / 3.6
異文化コミュニケーション 1964 / 8.8 1618 / 6.9 1402 / 7.0
経済 5407 / 3.9 4662 / 3.1 4804 / 3.7
経営 3615 / 8.1 2855 / 6.2 2481 / 5.0
社会 6408 / 5.2 5672 / 4.4 4740 / 3.9
5058 / 3.3 5512 / 4.1 2923 / 2.3
観光 3256 / 4.7 2645 / 4.0 2482 / 3.3
コミュ福 2951 / 4.3 2414 / 3.7 1929 / 3.5
スポーツウェルネス 2951 / – 2414 / – 1086 / 3.2
現代心理 2704 / 5.6 2513 / 6.6 1946 / 4.2

全体的な傾向

多くの学部で応募者数が減少しています。
文学部、経済学部、社会学部、法学部、観光学部、コミュ福学部、現代心理学部
これらの学部では2021年から2023年にかけて応募者数が減少しています。特に文学部と社会学部の減少が顕著です。

異文化コミュニケーション学部や経営学部など、一部の学部では倍率が高く、競争が激しいことが見て取れます。

倍率の変動

異文化コミュニケーション学部:2021年の8.8倍という高い倍率から2022年には減少しましたが、2023年には再び上昇しています。
経営学部:高い倍率を記録していたが、2022年と2023年には減少しています。
法学部:2022年に倍率が上昇した後、2023年には大きく減少しています。

新設学部

スポーツウェルネス学部:2023年に初めて倍率が記録されており、この年の倍率は3.2倍です。

【立教の狙い目1】コミュニティ福祉学部

立教大学でもマイナーな学問分野のため、受験生の関心が他学部に比べて低めです。

コミュニティ福祉学部は新座キャンパスに位置しています。新座キャンパスは都心から離れており、立地面で不利なイメージがあります。

コミュニティ福祉学部の偏差値は57.5と、立教大学の学部の中では低めです。
受験生の分散要因として、社会福祉学部からコミュニティ福祉学部への流入が期待できることもあると考えられます。
過去の入試倍率から判断しても、コミュニティ福祉学部の競争率は立教大学の中で低めだと言えます。

立教大学の狙い目の学部、出願戦略についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

【法政大学】の穴場学部

7

【法政】偏差値一覧

学部 偏差値
文学部 55.0~65.0
国際文化学部 60.0~62.5
現代福祉学部 55.0~57.5
法学部 57.5~62.5
経済学部 52.5~60.0
経営学部 57.5~60.0
スポーツ健康学部 52.5~57.5
キャリアデザイン学部 57.5~60.0
人間環境学部 57.5~60.0

【法政】倍率、出願者の全体傾向

学部 2021年
(人数/倍率)
2022年
(人数/倍率)
2023年
(人数/倍率)
4980 / 2.9 5838 / 4.6 4390 / 3.4
4290 / 4.6 4450 / 4.4 4509 / 4.1
経済 5335 / 3.6 7773 / 4.3 5415 / 3.5
社会 5238 / 5.1 5243 / 4.4 5302 / 4.2
経営 5988 / 4.1 8594 / 4.7 7389 / 4.8
国際文化 2138 / 6.0 2650 / 6.6 1827 / 5.0
人間環境 1847 / 5.5 2350 / 5.3 2108 / 4.7
現代福祉 1444 / 5.6 1176 / 4.6 1008 / 3.8
キャリアデザイン 2114 / 7.7 2257 / 6.8 2103 / 5.5
グローバル教養 328 / 5.9 152 / 2.4 190 / 1.6

全体的な傾向

一部の学部では、特に2022年に応募者数のピークが見られた後、2023年には減少傾向にあることが分かります。
一方で、社会学部のように比較的安定している学部もあります。

特定の学部の顕著な変動

国際文化学部:2022年には応募者数と倍率が増加しましたが、2023年には大幅に減少しました。
現代福祉学部:2021年から2023年にかけて、応募者数と倍率が継続して減少しています。
キャリアデザイン学部:応募者数は比較的安定していますが、倍率は減少傾向にあります。
グローバル教養学部:非常に大きな応募者数と倍率の減少を示しており、これは特に注目すべき点です。

【法政の狙い目1】経済学部

国語の試験に古文は出題されないため、古文が苦手な受験生に有利です。

偏差値と倍率が法政大学の学部の中では低めです。
特に国際経済学科は合格最低点も低く、経済学部の中でも入りやすい学科といえます。

【法政の狙い目2】社会学部

社会学部の偏差値は57.5~60.0と法政大学の平均を下回っており、難易度は低めです。
古文・漢文不要の選抜制度もあるため、苦手な受験生にもチャンスがあります。

【法政の狙い目3】人間環境学部

人間環境学部は多摩キャンパスに位置しています。多摩キャンパスは市ヶ谷から離れているため、立地的に敬遠されがちです。
人間環境学部には教育福祉学科、人間科学科、児童学科などの学科がありますが、これらは法政大学の中でもマイナーな学科分野といえます。
人間環境学部の各学科は分野が細分化されていて、受験生の分散につながりやすい側面があります。
前年度の人間環境学部の出願倍率は2-3倍程度と法政大学の学部の中で低めでした。

中央大学の穴場学部

8

【中央】偏差値一覧

学部 偏差値
文学部 52.5~60.0
国際情報学部 57.5~62.5
法学部 57.5~65.0
総合政策学部 55.0~60.0
経済学部 57.5
国際経営学部 57.5
商(フレックス)学部 55.0~57.5

【中央の狙い目1】商学部

商学部の偏差値は52.5~60.0と、中央大学の学部の中では低めです。
英語の難易度も商学部では他学部に比べて高くありません。文法や長文読解が中心で、標準的な問題が多いのが特徴です。
商学部は一般入試と統一入試の2回受験する機会があり、チャンスが2度あるのが魅力的です。
人気の経済学科には合格できなくても、経済情報システム学科や国際経済学科など1つ下の学科に合格できる可能性があるため、商学部なら合格のチャンスが広がります。

【中央の狙い目2】文学部日本史専攻

文学部日本史専攻の合格最低点は62.7%と、文学部の中でも低めです。
難易度も毎年あまり変動がない安定した傾向にあるため、対策しやすいのが強みです。
文学部の中でも日本史専攻は募集人数が多めで、他専攻からの流入も期待できるため競争率が下がりやすい学科です。
多摩キャンパスは都心から離れているため、立地面で敬遠する受験生もいます。

学習院大学の穴場学部

9

【学習院】偏差値一覧

学部 偏差値
文学部 55.0~57.5
国際社会科学部 55.0
法学部 55.0~57.5
経済学部 55.0~57.5

【学習院】倍率、出願者の全体傾向

学部 2021年
(人数/倍率)
2022年
(人数/倍率)
2023年
(人数/倍率)
法学部法律学科 1645 / 4.1倍 1631 / 4.2倍 1491 / 4.2倍
法学部政治学科 1105 / 8.4倍 667 / 3.2倍 905 / 3.2倍
経済学部経済学科 1888 / 4.1倍 2057 / 3.4倍 2177 / 3.5倍
経済学部経営学科 1851 / 5.2倍 1652 / 3.4倍 2000 / 4.5倍
国際社会学部 1219 / 3倍 1481 / 3.7倍 1308 / 3.1倍
文学部 3826 / 3.9倍 3578 / 2.6倍 3925 / 3.6倍

【学習院の狙い目1】文学部

特に狙い目:ドイツ語圏文化学科、フランス語圏文化学科

これら語学文化系の学科は専門性が高く、受験生の関心が薄い傾向にある。
過去の入試倍率が2倍程度と学習院大学の中で低め。

【学習院の狙い目2】国際社会科学部

まだ新設のため、国際社会科学科の偏差値は60と文系学部の中では低め。

MARCH 穴場のまとめ

Pandas

MARCHというと難関大学のイメージが強いですが、実は各大学の中には比較的受験しやすい穴場学部が存在します。
例えば、都心から離れたロケーションの学部、専門性の高い学問分野の学部、受験生の人気が他学部より下がりやすい学部などが穴場学部となり得ます。

今回ご紹介した各大学の穴場学部も、立地的な不利さやマイナーな学問分野であることから競争率が下がりやすく、比較的受験しやすい状況にあります。
穴場学部を受験するメリットとして、自分の実力以上の大学に進学できる可能性が高まることがあります。一方で、興味のない学部に進むリスクもあります。

そのため、穴場学部の受験にあたっては、自分の学力と興味に応じて慎重に判断する必要があります。専門性の高い学部は卒業後の就職にも影響する可能性を考慮することも大切です。
穴場学部を上手く活用することで、普段の実力では難しい大学に進学できる可能性が広がります。一方で無理のない選択をすることも成功のカギです。今回紹介した穴場学部を参考に、受験の選択肢を広げることができれば幸いです。

受験日程から考える入試戦略

受験を考える上で入試日程を熟知した上で、自身の受験校を決めることは必要不可欠です。

どのような関係性になっているのか、難関大学の2月のスケジュールから考えていきます。

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Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。