上級英単語 ロゴフィリアを徹底解剖!
「ロゴフィリアって単語帳、なんか難しそう…」「早慶対策に本当に役立つの?」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。
この記事では、英語学習のプロである私が「上級英単語 ロゴフィリア」を徹底的に解剖し、その魅力を余すことなくお伝えします!
他の単語帳との比較や、著者の北村一真先生についても詳しく解説し、
ロゴフィリアに実際に掲載されている英文も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、あなたの英語学習に役立ててくださいね!
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
ロゴフィリアってどんな単語帳?
「上級英単語 ロゴフィリア」は、2022年4月に発売された比較的新しい単語帳です。
最大の特徴は、The Japan TimesやThe Guardianなどの英字新聞、BBCなどのニュースサイト、そして海外大学の論文など、実際にネイティブが読んでいる英文記事から厳選された文章を読みながら、自然と高度な英単語を身につけていける点にあります。
大学入試でも頻出の出典ばっかりですね。
従来の単語帳のように、単語と意味をひたすら暗記するような学習とは全く異なるアプローチで、「生きた英語」を体感しながら語彙力アップを目指せるのが魅力です。
他の人気単語帳と比較
では、他の単語帳と比べて、ロゴフィリアはどんな点が優れているのでしょうか?
代表的な単語帳と比較してみましょう。
単語帳 | 対象レベル | 特徴 | ロゴフィリアとの違い |
---|---|---|---|
ターゲット1900 | 英検準2級〜大学受験 | 基礎的な単語を網羅的に学習 | ロゴフィリアよりも基礎的な単語が多く、例文もシンプルで短い。 |
システム英単語 | 英検準1級〜大学受験 | 頻出単語を効率的に学習 | ロゴフィリアよりも単語数は多いが、英文記事は収録されておらず、例文も短め。 |
鉄壁 | 最難関大学受験 | 東大入試に特化した難単語を学習 | ロゴフィリアよりも学術的な単語が多く、英文記事は収録されていない。 |
リンガメタリカ | 英検準1級〜大学受験 | テーマ別に単語を学習 | ロゴフィリアよりもテーマの幅が広く、背景知識も学べるが、英文記事は短め。 |
パス単 英検準1級 | 英検準1級 | 英検準1級の頻出単語を効率的に学習 | ロゴフィリアよりも英検対策に特化しており、英文記事は収録されていない。 |
このように、ロゴフィリアは他の単語帳と比べて、「実践的な英文記事を通して学べる」「単語解説が充実している」「音声ダウンロードサービスが付いている」という3つの点で特に優れています。
どれももちろん素晴らしい単語帳ですが、レベルの高い英文を読みながらレベルの高い英単語を覚えられるという意味では他の単語帳とは比較できません!
ロゴフィリアはどんな人におすすめ?
ロゴフィリアは、以下のような学習者におすすめです。
- 英検準1級合格後、さらに上のレベルを目指したい人
- 英検1級合格を目指している人
- 早慶の受験を考えていて偏差値65程度の人
- 海外のニュースや新聞記事を原文で読めるようになりたい人
逆に、以下のような学習者には、まだ早いかもしれません。
- 英検準2級レベルの単語もまだ完璧に覚えられていない人
- 早慶の受験を考えているが偏差値60以下の人
- TOEIC® L & R TESTで600点以下のスコアの人
- 単語帳を使った学習に慣れていない人
ロゴフィリアのレベルは?早慶対策に使える?
ロゴフィリアのレベルは、英検準1級〜英検1級の中間レベルです。
収録されている単語は950語ですが、そのほとんどが英検準1級レベルを超えており、中には英検1級レベルの単語も多数含まれています。
そのため、TOEIC® L & R TESTで800点以上、英検準1級取得レベルの英語力を目安にすると良いでしょう。
早慶の英語試験対策としては、ロゴフィリアは非常に有効です。
近年、早慶の英語試験では、長文読解問題の難易度が上昇傾向にあり、高度な語彙力と文脈理解力が求められています。
ロゴフィリアは、実際にネイティブが読んでいるレベルの高い英文記事を通して単語を学習するため、自然と文脈理解力を養うことができます。
また、英検1級レベルの単語も多数収録されているため、昨今の早慶の英語試験で出題される単語をカバーすることができます。
ロゴフィリアの著者はどんな人?
ロゴフィリアの著者は、杏林大学准教授の北村一真先生と専修大学准教授の八島純先生です。
特に、北村先生は英語学習界隈では非常に有名な方で、「英文解体新書」や「英語の読み方」などのベストセラー書籍を多数出版されています。
北村先生の書籍は、難解な英文を分かりやすく解説してくれると評判で、多くの英語学習者から支持されています。
ロゴフィリアも、北村先生のこれまでの著作同様、学習者の視点に立った分かりやすい解説が特徴です。
英文解釈の上級レベル入門として有名な北村先生の「英文解体新書」ですが、こちらの記事で解説をしています。
ロゴフィリアの効果的な使い方をステップごとに解説!
ロゴフィリアを最大限に活用するためには、ただ漫然と読むのではなく、戦略的な学習方法を実践することが重要です。
ここで紹介する効果的な使い方を参考に、ぜひあなただけの学習プランを立ててみてください。
ステップ1:英文記事を精読する
ロゴフィリアを開いたら、まずは英文記事をじっくりと精読してみましょう。
このとき、「全て完璧に理解しよう!」と意気込む必要はありません。
わからない単語があっても、前後の文脈から意味を推測したり、辞書を引くのは最小限に抑えながら、まずは全体像を掴むことを意識しましょう。
1つの英文記事に3〜4回程度繰り返し音読も効果的
音読することで、英語のリズムやイントネーションを自然と身につけることができます。
例えば、ロゴフィリアのChapter 1「社会」にある「The Plight of the ‘hikikomori’」という記事では、以下のような英文が登場します。
Experts estimate that more than a million Japanese people have become “hikikomori” – recluses who withdraw from society and often don’t leave their homes for months or even years.
この英文を音読することで、「estimate」「recluse」「withdraw」「society」といった単語の発音を自然と覚えることができます。
ステップ2:単語解説をじっくり読んで理解を深める
英文記事をひと通り読み終えたら、次は単語解説をチェックしていきましょう。
単語の意味はもちろんのこと、語源や類義語、反対語、トリビアなどにも目を通すことで、より深く単語を理解することができます。
ストーリーと関連付けて情報を記憶
単語解説に記載されているトリビアなどは、単語を記憶するための強力なフックとなるので、ぜひ積極的に活用していきましょう。
例えば、「gregarious」という単語は「社交的な」という意味ですが、ロゴフィリアでは「羊の群れ」を意味するラテン語「grex」に由来するというトリビアが紹介されています。
このように、単語の由来や背景を知ることで、より記憶に残りやすくなるだけでなく、英語学習そのものを楽しむことができます。
ステップ3:日本語訳で内容を確認する
単語解説まで読み終えたら、今度は日本語訳を確認して、自分の理解が正しかったかどうかをチェックしましょう。
もし、理解が不十分だったと感じたら、もう一度英文記事に戻って、該当箇所を読み直してみてください。
このプロセスを繰り返すことで、英文読解の精度を高めることができます。
また、日本語訳を参考に、自分で英文を日本語に訳してみるのも効果的な学習方法です。
ステップ4:クイズに挑戦して理解度をチェック!
ロゴフィリアには、各英文記事の内容理解を深めるためのクイズが用意されています。
解答する際には、必ず根拠となる部分を英文の中から探し出すようにしましょう。
「なんとなくで解いていた」「勘で当てはまっていた」という状態では、真の英語力は身につきません。
クイズを通して、自分が英文をどれだけ正確に理解できているかを客観的に把握することができます。
ステップ5:苦手な単語は単語帳に書き出して復習する
ロゴフィリアで出会った単語の中で、特に覚えにくい単語や重要な単語は、単語帳に書き出して、定期的に復習するようにしましょう。
単語帳に書き出す際は、単語の意味だけでなく、例文も一緒に書き出すのがおすすめです。
自分で例文を作ってみるのも、より記憶に定着させる効果があるのでおすすめです。
また、単語カードや単語学習アプリを活用するのも効果的です。
ステップ6:音声を利用してリスニング学習!
ロゴフィリアの音声は、スマホアプリ「abceed」を使えば無料でダウンロードできます。
ダウンロードした音声は、リスニング学習教材として活用しましょう。
通勤・通学途中や家事の合間など、スキマ時間を有効活用して、繰り返し音声を聞くことで、自然と英語耳が鍛えられます。
ロゴフィリアとリンガメタリカの比較
背景知識を手に入れるのによく使われるロゴフォリアとリンガメタリカをここでは比較していきます。
ロゴフィリアとリンガメタリカはどちらも長文を通して英単語を学習する点で共通していますが、いくつかの重要な違いがあります。
- 網羅性: リンガメタリカ > ロゴフィリア
- 難易度: ロゴフィリア > リンガメタリカ
- 実践性: ロゴフィリア > リンガメタリカ
- 背景知識: リンガメタリカ = ロゴフィリア
- 語彙レベル: ロゴフィリア > リンガメタリカ
1. テーマと背景知識:
リンガメタリカは幅広いテーマを扱い、各テーマの背景知識を深く学べる構成です。一方、ロゴフィリアは背景知識よりも、単語を記憶しやすくするための興味深いトリビアに焦点を当てています。
2. 英文の長さとレベル
リンガメタリカは比較的短めの英文が多いのに対し、ロゴフィリアは実際の新聞や雑誌記事に近い、長くて複雑な英文が多く収録されています。そのため、ロゴフィリアの方がより実践的な読解力を身につけることができます。
3. ターゲットレベル:
リンガメタリカは英検準1級〜1級レベルをターゲットとしている一方、ロゴフィリアはほぼ全ての単語が英検1級レベルです。よりハイレベルな試験を目指す学習者に向いています。
4. 構成と学習方法:
リンガメタリカは左ページに英文、右ページに単語リストと解説という構成です。ロゴフィリアは左ページに英文、右ページに単語解説、最後に全訳という構成になっています。学習方法も、リンガメタリカは単語の関連付けを意識した学習方法を推奨しているのに対し、ロゴフィリアは英文読解を通して自然と単語を覚えていく方法を推奨しています。
リンガメタリカについてはこちらの記事で説明しています。
ロゴフィリアに関するよくある質問
ここからはロゴフィリアに関する質問をまとめていきます。
Q. ロゴフィリアだけで早慶に合格できますか?
A. ロゴフィリアは非常に優れた単語帳ですが、これだけで早慶に合格できるとは断言できません。
なぜなら、早慶の英語試験では、単語力だけでなく、文法力、読解力、英作文力など、総合的な英語力が求められるからです。
ロゴフィリアは、あくまで単語力強化のためのツールの一つとして捉え、他の教材も併用しながら、総合的な英語力を高めていくようにしましょう。
Q. ロゴフィリアはいつから始めればいいですか?
A. ロゴフィリアは、英検準1級レベルの単語帳を1冊終えた後に始めるのがおすすめです。
英検準1級レベルの単語をある程度理解していないと、ロゴフィリアの内容を十分に理解するのが難しい場合があるためです。
高3の夏頃からロゴフィリアに取り組み始め、遅くとも秋までには一通り学習を終え、過去問演習に移行できるように学習計画を立てると良いでしょう。
Q. ロゴフィリアの次にやるべき単語帳は何ですか?
A. ロゴフィリアを完璧にマスターしたら、英検1級レベルの単語帳に挑戦してみましょう。
おすすめの単語帳としては、以下の2冊が挙げられます。
- パス単 英検1級
- 英検1級 でる順パス単 単熟語 EX
これらの単語帳で、さらに高度な語彙力を身につけることで、早慶の英語試験でも余裕を持って対応できるようになるでしょう。
まとめ
この記事では、「上級英単語 ロゴフィリア」について、他の単語帳との比較や著者の紹介、そしてレベル感や使い方、早慶対策への有効性などを詳しく解説しました。
ロゴフィリアは、従来の単語帳とは一線を画す、実践的な英語力と教養を同時に身につけることができる画期的な単語帳です。
この記事で紹介した内容を参考に、ぜひあなたもロゴフィリアを活用して、ワンランク上の英語力を目指しましょう!
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