『基礎からの英文解釈クラシック』:レベル・使い方・効果的な学習法
英語学習において、文法や単語を覚えても実際の英文を正確に読み解くことに苦労する人は少なくありません。
そんな悩みを解決し、英文解釈力を劇的に向上させるのが『基礎からの英文解釈クラシック』です。
この記事では、『基礎からの英文解釈クラシック』のレベル、効果的な使い方、他の参考書との比較など、あらゆる角度から徹底解説します。
英文解釈の基礎から応用まで網羅した『基礎からの英文解釈クラシック』の魅力をご紹介します。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
『基礎からの英文解釈クラシック』の概要
『基礎からの英文解釈クラシック』は、英語教育のエキスパートである久保田智大先生が手掛けた英文解釈対策の決定版と言える参考書です。
この本の最大の特徴は、英文解釈の基礎となる品詞や文型の知識を丁寧に解説していることです。単なる文法知識の暗記ではなく、英文の構造を理解するための本質的な考え方を学べます。
『基礎からの英文解釈クラシック』の特徴とは
この本には、英文解釈の基本的な考え方から実践的なテクニックまで、幅広い内容が盛り込まれています。
これは、大学入試や英語検定試験の高得点獲得には欠かせないスキルです。
英文の構造や論理展開が詳細に解説されているので、英語の読解力が確実に向上します。
単に英文を訳すのではなく、「正確に理解する」ための技術を身につけることができるのです。
また、各章末には練習問題が用意されているので、学んだ内容をすぐに実践できます。
自分の弱点を把握し、効率的に改善していくことができるでしょう。
他の英文解釈の参考書にはない、「そもそも品詞とは何か」「文型とは何か」という根本的な部分から解説している点が画期的ですね。
『基礎からの英文解釈クラシック』の目次と構成
本書は大きく2つの部分に分かれています:講義部分と問題部分です。
講義部分(約130ページ)の構成:
- 1. 品詞の説明(名詞、動詞、形容詞、副詞)
- 2. 文型の説明(第1文型から第5文型まで)
- 3. 句と節の説明
『基礎からの英文解釈クラシック』で学べることは?
『基礎からの英文解釈クラシック』の最大の特徴は、他の教材ではあまり見られない「品詞」と「文型」の概念を詳しく解説している点です。この「品詞」と「文型」の理解は、正確な英文解釈を習得する上で極めて重要です。
多くの英文解釈教材が文法や構文に焦点を当てる中、本書は「そもそも品詞とは何か」「文型とはどういうものか」という根本的な問題にアプローチしています。これは、英文解釈で多くの学習者が直面する最大の壁を克服するための画期的なアプローチです。
英語が苦手・・なんとなく英語を読んでいるという人は、品詞がわかってないことがほとんどです。この教材を使うことでこのなんとなく理解から上のレベルを目指すことができます。
1. 品詞の徹底理解
本書では、名詞、動詞、形容詞、副詞といった基本的な品詞について、その定義から役割まで詳細に解説しています。
これにより、英文中の各単語がどのような働きをしているのかを正確に把握できるようになります。
2. 文型の基礎からの学習
第1文型から第5文型まで、英文の基本的な構造を順を追って学びます。これにより、複雑な英文でも骨格を見抜く力が身につきます。
3. 句と節の理解
品詞と文型の知識を基に、より複雑な英文構造を理解するための句と節について学びます。これにより、長文や難解な英文にも対応できる力が養われます。
他の教材では、ともすれば「この文型ではこう訳す」といった暗記型のアプローチが多い中、
『基礎からの英文解釈クラシック』は英文構造の根本的な考え方を教えてくれます。
これにより、未知の複雑な英文に直面しても、自信を持って解釈に取り組めるようになるのです。
この「品詞」と「文型」の概念は、英語だけでなく日本語の文章力向上にも大いに役立ちますね。
論理的思考力を鍛えるという意味で、学習効果は計り知れません。
このように、『基礎からの英文解釈クラシック』は単なる英文解釈の技術書ではなく、
英語の本質的な理解力を養う可能性を秘めた画期的な教材と言えるでしょう。
『基礎からの英文解釈クラシック』の対象者
この参考書は、以下のような方におすすめです:
- 英文解釈の基礎から学びたい高校生
- 進学校に通っているが英語が苦手な高校生
- 英語の読解力を総合的に向上させたい方
- 英語の基礎を再確認したい大学生や社会人
特に、これまで英文解釈に苦手意識を持っていた人や、英文の構造を正確に把握する力を身につけたい人に最適です。
「基礎からの英文解釈クラシック」の効果的な使い方
『基礎からの英文解釈クラシック』を最大限に活用するために、以下のステップで学習を進めることをおすすめします。
- STEP1通読するまずは、本全体を通読しましょう。各章の概要をつかみ、全体の流れを理解することが大切です。この段階では深く考えすぎず、著者の説明を素直に受け止めることに集中してください。
- STEP2各章を詳しく学ぶ2回目からは、各章をじっくりと読み込みます。品詞や文型の説明を丁寧に理解し、例文を自分で訳してみましょう。重要なポイントはノートにまとめると良いでしょう。
- STEP3練習問題に取り組む各章末の練習問題に取り組みます。時間を計って実戦的に解答し、その後で丁寧に見直しをしましょう。間違えた問題は、なぜ間違えたのかを分析することが重要です。
- STEP4応用問題に挑戦本書後半の応用問題に挑戦します。これらの問題は難易度が高いので、最初は時間を気にせず丁寧に解いていきましょう。解答・解説をしっかり読み、自分の解釈と比較することが大切です。
- STEP5実践演習本書で学んだ知識を使って、実際に様々な英文を解釈する練習をします。新聞記事や小説の一節など、本書以外の英文にも挑戦してみましょう。可能であれば、先生や仲間に添削してもらうのも効果的です。
以上のステップを繰り返し行うことで、『基礎からの英文解釈クラシック』の内容を確実に身につけ、英文解釈のスキルを大きく向上させることができます。
基礎をしっかり固めてから応用へと進むことで、確実に力をつけていくことができるでしょう。
『基礎からの英文解釈クラシック』の後は何をするのか
本書はあくまで文法用語になれたり、基本的な品詞を学んでいくための本であり、基礎の基礎の本です。
本書から英語の品詞が好きになって得意になったのであれば、英文解釈クラシックに進むことも可能です。
ですが、多くの受験生にとっては少し難しいでしょう。下記のような標準レベルの英文解釈の教材を始める方が効果的です。
本書で学んだ知識を難関大学レベルまでの解釈力を身につけるためには、「入門英文問題精講」「英文熟考」「基礎英文解釈100」といった中級レベルの英文解釈の教材を使ってください。
また本書の理解をさらに深める教材として、「はじめの英文読解ドリル」も手元に置いても良いでしょう。
この教材の後で、長文をやるとすれば4技能The Rules1であれば取り組むこともできるでしょう。
The Rules1をSVOCを取りながら、読み込んでみると良いでしょう。
「基礎からの英文解釈クラシック」のメリット・デメリット
『基礎からの英文解釈クラシック』の主なメリットとデメリットを整理してみましょう。
- 品詞と文型の基礎から丁寧に解説されている
- 段階的な難易度上昇で、無理なく学習を進められる
- 豊富な例文と練習問題で、学んだ内容をすぐに実践できる
- 英文の構造を正確に把握する力が身につく
- 難関大学入試レベルの英文にも対応できる力が養える
- 英文解釈クラシック(無印)との接続がやや難しい
- 受験テクニックよりも本質的な理解に重点を置いているため、短期的な点数アップを目指す人には向かない可能性がある
- 基礎的な文法知識がない場合、理解が難しい部分がある
デメリットはありますが、英語を本質的に理解したい人にとっては、そのデメリットも学習の過程で克服できる課題だと言えますね。
「基礎からの英文解釈クラシック」のまとめ
『基礎からの英文解釈クラシック』は、英文解釈のスキルを効果的に向上させるための優れた教材です。以下にその特徴をまとめます:
- 品詞と文型の基礎から丁寧に解説
- 段階的な難易度上昇で無理なく学習可能
- 豊富な例文と練習問題で実践力を養成
- 英文の構造を正確に把握する力が身につく
- 難関大学入試レベルまで対応可能
この教材を活用することで、大学入試はもちろん、英語検定試験やTOEICなどの外部試験でも高得点を狙うことができます。
また、実践的な英文解釈力を身につけることで、将来的な英語の活用場面でも大いに役立つでしょう。
英文解釈は多くの人が苦手意識を持つ分野ですが、適切な方法で学習すれば必ず上達します。
『基礎からの英文解釈クラシック』は、その道筋を明確に示してくれる心強い味方となるはずです。
Published by