【新高2】早慶志望の春休みの過ごし方
早慶志望の新高2年が現役合格するためにどのようなことをしたら良いのか?についてお伝えしていきます。
- 早慶現役合格には、高2の間に基礎学力を身につける必要あり
- 文系は英語、理系は数学・英語で基礎の漏れがないようにしてください。
ページ目次
基礎学力の充実
文系理系に関わらず、英語、数学の勉強が基本になります。
英語と数学ができてない生徒は、
難関大学に合格する可能性が著しく低く(早慶はもちろん無理・・)なってしまいます。
そのため高校2年生のこの段階で、苦手をなくしていくようにしてください。
英語:まずは英検を目標に!
英語力は大学入試で最重要科目の一つです。
早慶現役合格を目指す生徒は春休み期間中に英語力強化に力を入れていきましょう!
基本的には、英検合格を目指すのが基本戦略です。
- 英語が得意→英検2級 or 英検準1級
- 英語が苦手→英検準2級 or 英検2級
英語が得意、苦手かによって目指す級は変わってきますが、
文系理系に関わらず2年生の間に必ず英検2級を取れるようにしてください。
それなりに学力のある高校に通っている子であれば、何も勉強しなくても英検2級に合格するのは難しくないのですが、その場合単語力リスニング力が2級レベルになってない可能性があります。それでは、仮に合格したとしてもその学力があるわけではないので、ちゃんとした”学力”をつけて合格できるようにしてください。
英語の基礎力を上げるための基本戦略
ここからは英語の基礎力を上げられるようにどのようなことをしたら良いのかをお伝えしていきます。
- 英単語の暗記・勉強の仕方を覚える
- 大学入試レベルの英文法書の一通り完成
まずは何はともあれ英単語の暗記をするのが最優先になります。
苦手な人であれば、この段階で中学レベルの英単語を2000語の確認・定着をしてください。
得意な人であれば、高校レベルの英単語帳を使っていく形で問題ありません。
もし、高校で単語帳を使っているようであれば、その単語帳をマスターしていくのが最初の一歩となるでしょう。
また、入試英文法レベルの参考書を一冊選び、例文と演習問題をこなすことで文法力の強化も行ってください。
長文は精読、読み方の基礎を身につけられるようにしてください。
英語は、とにかく単語と英文法を徹底的に行なっていくのが良いでしょう。
*具体的な参考書については後ほど記載していきます。
数学:数学1Aまでで苦手をなくす
数学は理系では必須の科目です。
苦手=理系失格となります。
数学が苦手の多くの人が、なんとなく行なっている数学1Aを正確に理解できるようになるのが、
得意になるためには肝心です。
二次関数、場合分け、確率ができないから放置していたけど、この部分ができるようになるのであれば、がんばってやってみたい!
早慶文系志望でも数学は使えるなら使ったほうが良いです。早慶文系の数学は難しいですが、2年生の段階からちゃんと勉強を始めることができれば、合格レベルに達するのは難しくないです。
数学の基礎力を上げるための基本戦略
- 中学レベルの公式・計算問題で基礎固め
- 高1レベルの演習問題を完全に理解
早慶を数学を使って現役合格を目指す生徒は、春休み期間中に次のような数学力強化をしてください。
まず数学が苦手・・・というレベルであれば中学レベルの数学の公式や計算問題を徹底的に解き直し、基礎基本を固めてください。
つぎに高校1年生で学習した内容の演習問題をこなし、完全正解を目指し知識の定着を図ってください。
中高一貫校で2Bまで始まっている場合でも1Aをちゃんと理解することで2Bの理解度も深まるので、
少しでも理解ができないな・・・と思う部分があったならば、1Aの基本的な部分に戻って再度正確に理解をしていくと良いでしょう。
早期の志望校決定と入試研究
早慶現役合格を目指す生徒は、春休み期間中に大切な志望校決定と入試研究を次のように行っておくと良いでしょう。
まず高校2年生の3月中には、念願の早稲田大学や慶應義塾大学を正式に志望校として決定し、合格という明確な目標を立てて
その上で、決めた志望校の過去の入学試験問題を実際に解き、出題傾向や自分の得意分野と苦手分野を分析していくと良いでしょう。
早稲田、慶應大学をさらに具体的に学部学科を絞ってどのような問題が出てくるのかまで理解をすると良いでしょう。
加えて志望学部の試験科目とその配点比重も調べて、点数を取りやすい科目を把握してください。
学習計画の立案
英語と数学といった入試の主要科目は毎日欠かさず時間を割いて学習し、
この二つが苦手教科であれば積極的に授業外学習に取り組んでください。
早慶合格したいのに、英語数学ができないと合格は不可能です
また、志望校が決まった段階からは、その大学の過去入試問題を解きながら弱点の克服や得意分野を伸ばすのに努めてください。
なんとなく勉強をしないで、
毎日の学習計画に加え、長期休暇前には全体の勉強スケジュールを立て、効果的な学習習慣の定着を心がけてください。
計画なしで勉強をしても全然勉強はできるようにならないんです・・・
このように早い段階から学習計画を立案し、
勉強の理想的な在り方を常に意識しながら目標達成を目指す勉強の仕方が、
早慶現役合格の大切な要素であると言えます。
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
【偏差値別】新高2春休みに早慶現役合格のためTODO
ここからは参考書を具体的に見ていきましょう。
どのような参考書を使っていったら良いのか?見ていきましょう。
【偏差値50~55】英語参考書
ある程度の英単語を覚えていて、なんとなく文法ができているのがこのレベルです。
正直、60くらいまでは誤差で大体同じくらいのレベル感と考えても良いでしょう。
- 『肘井の読解のための英文法』
- 『Z会の英文法・語法のトレーニング 基礎講義編』
- 『システム英単語』
- 『大学入試はじめの英文読解ドリル』
『肘井の読解のための英文法』にて、
基本的な長文の読み方、文章の構造を学ぶことができるのでこれは絶対にやっておくと良いでしょう。
『Z会の英文法・語法のトレーニング 基礎講義編』は、
問題演習も多くあり、一冊で高校英文法の基礎を作ることができおすすめです。
『システム英単語』は例文を使いながら覚えられるので、基本単語の中ではおすすめです。
ただし、すでにターゲットやLEAPなど同じレベルの単語帳をやっているのであれば、
そちらの単語帳を抑えておけば大丈夫です。
『大学入試はじめの英文読解ドリル』でSVOCの練習としては良い教材です。
【偏差値50~55】数学参考書
英語と同じでなんとなくでもできている人は、
さらにレベルを上げていく必要があるのがこのレベル感の生徒なので
わかりやすい基本書をマスターしていきましょう。
- 『入門問題精講』
- 『文系の数学 重要事項完全習得編』
- 『合格る計算』
『入門問題精講』
『文系の数学 重要事項完全習得編』
『合格る計算』
【偏差値50以下】英語参考書
本当の基礎基本の教材はこちらをやっておくと良いでしょう。
『高校基礎 英文法パターンドリル』
『土岐田のここからはじめる英文法ドリル』
『大学入試はじめの英単熟語ドリル』
大岩の英文法がよく薦められますが、本当の初学者は手を動かさないと覚えられないのでドリル教材を何度もやっていってください。『繰り返し繰り返し』が重要です。
『大岩の一番はじめの英文法』 初学者用の鉄板教材です。
『システム英単語 Basic』『ポラリス英文法レベル1』
【偏差値50以下】数学参考書
偏差値50以下の子に一番おすすめな教材は『数学のトリセツ』です。
この教材は少し他の教材と比べると高いのですが、
予備校の先生である迫田先生の動画で詳しく数学の基礎問題が解説されているので、
導入にはぴったりです。
動画での導入を行った後に『入門問題精講』で演習を積んでいってください。
さらに余裕があれば『白チャート』で演習量を増やすのも良いです。
さらに苦手な分野については坂田先生の数学シリーズもおすすめです。
少し独特なので、まずは一度レイアウト等を見てみてやってみると良いでしょう。
新高2春休みの過ごし方についてのアドバイス
高校2年生になる前の春休みは、ただ無意識に遊んではいけません!
学習習慣づけ、計画立てをしっかりと行なって、この後紹介する勉強ができるようにならない失敗パターンに陥らないように気をつけてください。
学習習慣づけ
早慶現役合格を目指す生徒は、春休み期間中から受験勉強に必要不可欠な学習習慣の定着に取り組んでください。
具体的には、自ら決めた時間どおりに必ず勉強を開始し、学習計画通りに内容をこなす「時間管理能力」を養ってください。
また、勉強中のサボりやスマホ操作を最小限に抑え、学習に専念できる「集中力」を身に付けられます。
加えて、わからないことがあれば教科書や参考書で調べるなど主体的に学び続ける「自律性」も同時に育むようにしてください。
学習内容そのものも大切ですが、こうした学びの過程を支える学習スキルの定着こそが合格への近道なのです。
毎日の学習時間の目安
平日: 2-3時間
休日: 4-5時間
平日は学校の授業と部活動があるので、2-3時間の勉強時間を確保できれば良いでしょう。
休日については4-5時間集中して勉強できれば良いです。
勉強時間に無理があると長続きしません。
生活リズムを崩さない範囲で継続することが大切です。
ここまで述べてきたように英語や数学などの基礎固めを最優先にしつつ、
他教科も勉強できるようにしておくことをオススメします。
このように比較的長めの学習時間を実践できるよう持久力をつけることで、
受験生としての勉強の基礎体力をつけることができます。
夏休みまでの早慶に現役合格するための勉強時間についてはこちらの記事で紹介しています。
休憩の取り方
早慶現役合格を目指す生徒は、春休みの期間中も勉強時間が長時間に及ぶため、効果的な休憩の取り方を意識してください。
休憩時間は携帯やSNSを見るのではなく、
水分補給や軽いストレッチ、窓際で景色を眺めるといった頭と体をリフレッシュする活動にあてます。
また連続して4時間程度勉強するごとに1時間程度のまとまった休憩時間を設け、散歩をしたりお気に入りの音楽を聴いたりして、気分転換を図ると良いでしょう。
このように学習効率の高い休憩を意識的に取り入れることで、
長時間勉強も乗り切れる体力づくりをこの時期からできると良いでしょう。
勉強ができるようにならない失敗パターン
現代はいろいろな人がいろいろなことを言っている情報化社会です。
そのため、良い勉強の教材はあっても結局どれがよいのかわからなくなってしまって、
結局あれもこれもやって何も身につかないという状況になってしまうでしょう。
勉強をやってもできるようにならない子は、色々とやり過ぎてしまって結局できないというパターンになってしまっています。時間がない場合は何でもかんでもやらないで、一つのことに絞ってできるようにしていくと良いでしょう。
【新高2】早慶現役合格への近道とは
早慶現役合格を目指すうえで欠かせないのが、早い段階からの計画的な取り組みです。
具体的には、高校2年生の春休み期間中から志望校を固め、その大学の過去問題を解き入試傾向を研究します。
基礎学力の定着はもちろんのこと、入試で求められる思考力や表現力を高めるために、質の高い参考書や専門予備校の講座を活用します。
学力をつけるためには、近道や魔法はありません。地道に基礎を作っていくことで合格までの力を身につけることができます。
早期からの塾活用
早慶現役合格を目指して早い段階から活用したいのが学習塾です。
高校2年生の春休み期間中から難関校対策が充実した予備校や塾に通うことで、
膨大な量の入試問題を解き入試傾向をつかみ、データ理解力や思考力を磨くことができます。
また、学年末の模試結果を分析したうえで夏期講習からのスケジュールも提案してもらえるので、計画的な学習習慣づくりにもつながります。
併せて、英語や数学の基礎学力定着をサポートしてくれる個別指導型塾と組み合わせることで、効率的で重点的な学習も可能になります。
個別指導の活用
早慶現役合格に向けて効果的な学習方針を立てるには、個別指導を活用することが近道です。
例えば、当塾のような個別指導型塾では、生徒一人ひとりの習熟度や得意分野、学習スタイルに応じた最適なカリキュラムを提供してくれます。
苦手分野の克服に重点を置いたり、得意分野をいかして高得点を取れる科目を絞った学習計画を提案してくれるなど、効率的な学習が可能です。
また、学習進捗状況に応じて柔軟に計画を見直してくれるため、試行錯誤しながら自分に合った学び方を確立できます。
大学受験において個別最適な学習は欠かせない要素であり、早い段階でこれを実現できる個別指導は大きなメリットがあります。
まとめ
早慶に高校2年生から準備をするのであれば、基礎学力を身につける必要があります。
ただし、それだけでは十分ではなく、専門の対策も必要になってきます。
早稲田慶應大学に合格するために何をしたら良いのか?についてはお気軽にご相談ください。
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