SPARTA(スパルタ)英単語帳のレベル別使い方と効果的な学習法
こんにちは。早慶専門塾HiroAcademiaの英語講師の山田です。今回は、関正生先生が手がけた新しい英単語帳「SPARTA」について、レベル別の特徴と効果的な使い方を詳しく解説します。また、同じ関先生による「Stock」シリーズとの比較も行いますので、自分に合った単語帳選びの参考にしてください。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
SPARTA(スパルタ)とは?3つのレベルを徹底解説
SPARTAは、スタディサプリでおなじみの関正生先生が開発した最新の英単語帳シリーズです。最大の特徴は、1ヶ月で1000語習得を目指す「1ヶ月1000語メソッド」を採用していることです。
レベル別に3冊構成となっており、それぞれの特徴は以下の通りです:
特徴 | SPARTA 1 | SPARTA 2 | SPARTA 3 |
---|---|---|---|
対象レベル | 共通テスト8割を目指す | 共通テスト8割以上、MARCH・国公立大学志望 | 早慶上智・旧帝大志望 |
収録語数 | 約1000語 | 約1000語 | 約1000語 |
推奨される学習者 | 英単語学習を始めたばかりの人 | 基礎単語は押さえている人 | 最難関大学入試レベルの高度な語彙 |
1. SPARTA(スパルタ) 1 (standard level)
- 対象:共通テスト8割を目指す受験生
- 収録語数:約1000語
- 特徴:基本的な単語に加え、最新の入試で頻出の日常語彙も多数収録
- 例:「plug」(電源に差し込む)、「selection」(品揃え)など、現代的な意味も掲載
2. SPARTA(スパルタ) 2 (advanced level)
- 対象:共通テスト8割以上、MARCH・国公立大学志望者
- 収録語数:約1000語
- 特徴:やや難度の高い単語と、受験生が見落としがちな重要語を厳選
- 例:「cyberbullying」(ネット上でのいじめ)など、最新の社会問題に関連する単語も収録
3. SPARTA(スパルタ) 3 (mastery level)
- 対象:早慶上智・旧帝大志望者
- 収録語数:約1000語
- 特徴:最難関大学の入試に対応する高度な語彙を収録
- 例:「solicit」(要請する)、「burdensome」(負担の大きい)など、洗練された表現を学べる
SPARTA(スパルタ)の効果的な使い方
SPARTAを最大限活用するには、「1ヶ月1000語メソッド」に沿った学習が効果的です。以下のステップで進めましょう:
- 1日200語のペースで学習
- 5日間で1000語を1周
- 1ヶ月(30日)で6周完了
具体的な学習手順は次の通りです:
- STEP1時間を計り、1時間で100語のペースを意識する
- STEP2既知の単語は素早くチェックして飛ばす
- STEP3未知の単語は、付属の赤シートを使って意味を隠しながら覚える
- STEP4巻末の確認問題で定着度をチェック
- STEP5無料音声をダウンロードし、発音も確認
この方法を1ヶ月間継続することで、驚くほど単語力が向上します。
あなたにおすすめのSPARTAレベルは?
SPARTAのどのレベルを選ぶべきか迷っている方も多いでしょう。以下の目安を参考に、自分に最適なレベルを選んでください:
SPARTA 1 (standard level)がおすすめの人
- 英単語学習を始めたばかりの高校1年生、2年生
- 共通テストで8割以上を目指している人
- 英検準2級〜2級レベルの単語力がある人
- TOEIC 500点程度の英語力がある人
SPARTA 2 (advanced level)がおすすめの人
- 基礎単語(3000語程度)はすでに押さえている高校2年生、3年生
- MARCH、関関同立、中堅国公立大学を志望している人
- 英検2級〜準1級レベルの単語力がある人
- TOEIC 650点以上の英語力がある人
SPARTA 3 (mastery level)がおすすめの人
- SPARTA上位2000語程度はすでに習得済みの高校3年生、浪人生
- 早慶上智、旧帝大などの最難関大学を志望している人
- 英検準1級以上の単語力がある人
- TOEIC 800点以上の英語力がある人
アドバイス:迷った場合は、まずSPARTA 1から始めるのがおすすめです。1冊終わるごとに実力が伸びているか確認し、次のレベルに進むかどうか判断しましょう。また、受験まで時間がない場合は、自分の現在のレベルよりも1つ上のレベルを選ぶことで、効率的に単語力を伸ばすことができます。
どのレベルを選んでも、SPARTAの「1ヶ月1000語メソッド」を活用することで、短期間で驚くほど単語力を向上させることができます。自分の目標と現在の英語力を考慮して、最適なレベルを選びましょう。
SPARTA(スパルタ)とStockの比較
関先生による別の単語帳シリーズ「Stock」と比較してみましょう:
特徴 | SPARTA | Stock |
---|---|---|
コンセプト | 短期集中型 | 長期学習型 |
例文 | なし(情報を絞り込み) | あり(使用例を重視) |
収録語数 | 各1000語(計3000語) | 3000語・4500語の2種類 |
学習期間 | 1冊1ヶ月を想定 | 半年〜1年程度を想定 |
おすすめの使用者 | 短期で単語力を伸ばしたい人 受験直前期の人 |
じっくり学習したい人 早い時期から始める人 |
SPARTAは短期集中型、Stockは長期学習型と、それぞれ異なるアプローチを取っています。自分の学習スタイルや残り時間に合わせて選びましょう。
SPARTA(スパルタ)についての関正生先生のコメント
SPARTAの著者である関正生先生は、本シリーズについて以下のようにコメントしています:
「SPARTAは、受験生の負担を減らすことを第一に考えて作りました。辞書のような情報量ではなく、単語帳としての本質に立ち返り、覚えることを最優先にしています。例文を省いたのも、短期間で効率的に単語力を伸ばすためです。」
さらに、関先生はSPARTAとStockの使い分けについても言及しています:
「SPARTAは短期集中型、Stockは長期学習型と、異なるアプローチを取っています。時間に余裕がある場合はStockで丁寧に学び、受験が迫っている場合はSPARTAで一気に単語力を上げるという使い分けが効果的です。」
関先生のこれらのコメントから、SPARTAが単なる単語帳ではなく、効率的な学習を追求した新しいアプローチの教材であることがわかります。特に受験直前期の学習者にとって、時間を最大限に活用できる強力なツールとなりそうです。
よくある質問と回答
Q1: SPARTAには例文がありませんが、大丈夫でしょうか?
A1: SPARTAは短期集中型の学習を目的としているため、あえて例文を省略しています。基本的な使い方は他の教材で学び、SPARTAで語彙力を爆発的に増やすという使い方がおすすめです。
Q2: 1日200語は多すぎませんか?
A2: 確かに多く感じるかもしれませんが、SPARTAの構成は効率的な学習ができるよう工夫されています。集中して取り組めば、十分に達成可能な目標です。
Q3: SPARTAを使った後はどのような学習をすればいいですか?
A3: SPARTAで語彙力をつけた後は、実際の長文読解や英作文の練習に移行するのがおすすめです。獲得した語彙を実践的に使う機会を増やしましょう。
まとめ:SPARTA(スパルタ)で単語力を爆上げしよう
SPARTAは、短期間で効率的に単語力を伸ばせる画期的な英単語帳です。「1ヶ月1000語メソッド」を活用し、自分のレベルに合った冊子を選ぶことで、驚くほど単語力が向上するでしょう。
ただし、単語力だけでなく、文法や長文読解力も併せて伸ばすことが重要です。SPARTAで単語力の基礎を固めたら、総合的な英語力アップを目指しましょう。
SPARTAを最大限活用するためのポイント
- 毎日決まった時間に学習する習慣をつける
- 音声教材を活用し、発音も同時に学ぶ
- 定期的に復習を行い、忘却曲線に対抗する
- 学んだ単語を実際の文脈で使用する機会を作る
SPARTAを活用して、着実に単語力を伸ばし、志望校合格を勝ち取りましょう!
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