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偏差値30からの勉強法

英検2級、準1級の4技能対策の仕方(高校3年生、浪人生向け)

こんにちは。HIRO ACADEMIAの小野です。

コロナウィルス の影響で20年度英検1回が延期(従来の5月末から6月末)となりました。

今年から本格的に勉強を始めた人にとっては、これはかなりチャンスです!!

3,4月から塾が始まり、1ヶ月以上もあったので基礎はできているはずです。

そのため、対策を積めば多くの場合、合格を掴み取ることが可能です。

以前からお伝えしています通り、近年の入試で英検なしで入試で望むのは、かなり厳しいです。

もし、今回申し込みを忘れてしまった受験生は必ず次の回で申し込みをしてください。

それでは、ここからはどのような教材、どのように勉強をしたら良いのか、2級、準1級で各技能ごとに記載していきます。

英検2級で合格するために最優先ですべきことは?

2級のレベル感としては、旧センター試験で90〜120点程度の子(偏差値48〜53程度)で受かります。 ですので、基本的な英語事項ができていれば合格はできるはずです。

その上で重要なのは、過去問を行う、単語を覚える、ライティングの対策を積むことです。各プロセスで具体的にどのようにしていくのかを説明していきます。

まずは過去問を行う

どの試験でもそうなのですが、最優先で行うべきは、現状の学力と合格までのギャップを早めに知ることです。

ですので、まずは過去問を行ってみましょう。

過去問は一番問題数が載っている教学社のものを購入するようにお願いします。過去問と自身の成績を比べてみて、どのくらい足りてないのかを見てみてください。
過去問を行ってみて、リーディングで4割以下の場合はこれまで塾で行ったことの復習を徹底するのが最優先となります。 復習をした上で、次に大事になってくるのは単語です。

単語を覚える

2級ではそれなりに独自の単語がでてきますので、今年から勉強を始めた人には少し辛い部分があります。

まずはユメタンを覚えるのとその上で余裕があれば、パス単2級を行ってみてください。

覚え方で大事なのは、音をセットで覚えることです。
音なしで覚えていても、リスニング、スピーキングで応用することができず大変です。

ですので、CDを使って覚えて下さい。
覚えて、テストの繰り返しをしないとできるようになりません。

各分野での優先順位はライティングが最優先

単語が重要なのはもちろんなのですが、続いて大事なのはライティングです。多くの受験生はこれまでの勉強生活の中で英作文を書いたことがない人がほとんどです。

ライティングの添削を受験までに10回は受けられるようにしてください。

それくらい受けないと、できるようにはなりません。

なかなか英語が出てこない・・・という場合はまずは瞬間英作文を覚えるようにしてください。

英検対策に時間が取れそうな人は、下記教材を行ってください。

リスニングはどうしたら良いのか?

さっぱり聞き取れない過去問をやってみて2割以下の場合は、下記本を行ってください。

ゼロからスタート英語を聞きとるトレーニングBOOK

単に受かるというだけであれば、リスニングのルールを知らなくても受かるのは可能ですが、、今年は共通試験の対策もありますので、いずれにしろ上記本に載っていることを知らないとリスニングができるようにならないでしょう。

上記本を毎日聞いて、声に出すことができるレベルまで行うことができたら、過去問を行いましょう。上記本が聞き取れれば、part1についてはすぐにできるようになります。
Part2以降についての対策についてはこちらをみてみてください。

また、過去問を行っていてまだまだ勉強に余裕のある人は速読速聴COREを聴いてください。文章のレベルは偏差値60近くはないと読み下せないレベルです。
スロースピードと通常スピードの両方入っていますので、スロースピードでなれたら、通常スピードで聴いてください。

一日どれくらいリスニングに時間を割いたら良いのか?

旧来のセンター試験を踏まえての準備であれば1日30分もあれば十分ですが、
今年2020年度からリスニングが共通試験にでてきます。

リスニングは練習せずに聴けるようにはなりません!苦手な人は毎日1時間以上は聞く時間を取る必要があるでしょう。

大量に聴いていればできるようになるものでもないので、先ほどから述べているようにまずは、英語のリスニングのルールを理解できるようにしてください。

苦手な人はその上で、英検の過去問やVOAといった教材で大量に聴いていくのが良いでしょう。

スピーキングについては?

SCBTで申し込んだ場合は話が別なのですが、多くが普通の英検で申し込んでいると思いますので、筆記を受かった後の対策で問題ありません。

仮にSCBTで申し込んでしまった場合は、早期の対策が必要です。しかし、ライティングがまだ完成していない場合は、ライティングを優先して添削完了後のものを音読して覚えましょう。

基本フレーズとして覚えた上でスピーキング過去問を行って瞬時に引き出せるかを確認してみてください。一番まずいのは、黙り込むことです。黙り込まない限りは基本合格点を取ることは可能です。詳しくはこちらのブログで解説しています。

リーディングについては下記記事を!

受験生として勉強しているのであれば、英語の基礎学力はあるのでリーディングはわざわざ対策をするまでもないとは思います。こちらの記事で対策を載せていますのでご確認ください。

準1級で最優先ですべきこととは?

準1級のレベル感としてはMARCHくらい(偏差値60程度)のレベル感です。

単語力がやや上がるので、リーディングがこれまでできていた人でも真剣に覚えるようにしないといけません。

それ以外はリスニングの難度が上がるためごまかしが効かなくなります。

それでは、具体的にどのようなことを行うかをみていきましょう。

過去問を行うこと

2級の時と同じですが、まずは過去問を行ってください。ゴールと自分との距離感を掴むのが優先です。

2級の時と同じく教学社の過去問が問題数が多いのでオススメです。

過去問を解いてみて、極端に難しく感じるのが、リスニング、ライティングだと思います。

単語を覚える

単語についても基本は2級と同じです。使う教材は今回もパス単で良いでしょう。

専門用語も多くなるので、接頭辞、語幹、接尾辞の知識があると覚えやすいでしょう。

またここでも覚え方で大事なのは、音をセットで覚えることです。

音なしで覚えていても、リスニング、スピーキングで応用することができず大変です。

ですので、CDを使って覚えて下さい。

覚えて、テストの繰り返しをしないとできるようになりません。

語源を先に覚えた方が良いのか?

結論から言えば、語源から先に覚えなくて良いです。

最近語源を載せている単語帳や語源で覚える単語帳も増えてきているため、

「先に覚えるた方が効率が良いのではないか?」と思いがちです。

ですが、語源からはじめに覚えると単純に覚える量が増えて大変です。

そのため、単語を見ていて、「この形前にもみたことがある。。」

「この単語とこの単語はよく間違えるな・・」といった場合に語源を調べてみましょう。

語源の調べ方は?

OXFORD LEARNER’S DICTIONARIESを使って調べると良いでしょう。

precedeを試しに調べてみると、このようになります。

pre= before

cede = to go

このようにみたらメモをしておきましょう。

少し発音記号を覚える

2級くらいまでは正直リスニングを体系的に学ぶ必要はなくなんとかなりますが、準1級ともなると大変です。

そのため、単語を覚える時も発音記号を見れるようにしてください。

とは言え、全部の発音記号とその音を覚えるとなるとまた大変なので、入試まで間に合いません。 そこで覚えるのは絞りましょう。

曖昧母音 ə

シュワ発音と呼ばれるəは覚えてください。これがわからないとリスニングのルールの適用もよくわからなくなリます。 

əには基本的にアクセントはきませんので、強く発音しません。この前伝えた音節の話にも関わってくるのでみてみてください。

各分野での最優先はライティング、リスニング

ライティングもレベルが上がるため、対策は必要です。また、リスニングは英文の何度も上がるのと2級と異なりブリティッシュ発音が出てきます。

そのため聴き慣れてないと、聴きづらいでしょう。リスニングが得意な人はBBCなどを聞いてみても良いです。 最近はYoutubeで上がっていますので、楽に聞けますね。

リスニングとライティングが苦手な人は下記教材を手に入れておいてください。

リスニングのルールの徹底化

脱落、省略、連結、弱形とリスニングにはルールがあります。こうしたルールがわからないで聞いていてもなかなかスクリプトと一致せずよく分かりません。

もしまだ覚えてない人は下記教材で覚えると良いでしょう。

また、リスニングの各大問の説明はこちらでしているので参考にしてみてください。

ライティングではis good , bad 構文から卒業する

2級では文法、構文が間違わなければ合格できましたが、準一級までもgood,badを連発しているではよろしくありません。 

どのように良いのか?、探してみると良いでしょう。

類義語を探すのは下記サイトが良いでしょう.

https://www.thesaurus.com

試しにgoodを探してみると・・こんな感じでいろいろな方向性の良いがあります。

もっと良いのは、動詞化することです。

英語は動詞が強く働く言語ですので、goodと同じような意味となる動詞を使えるようにしていくと良いでしょう。書きながら、添削を受けてできるようになってください。

英検準一級のライティングのコツはこちらでも記載しているので確認してみてください。

スピーキングは英作文ができるようになってから!

スピーキングも気になる人は多いですが、まずはライティングができるようになってから対策を積んでください。ただでさえ、受験生は時間がないのにあれもこれも行うのは適切ではありません。 ですので、まずはライティングに集中してください。

スピーキング合格のコツはこちらで記載しています。

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Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。