2018年慶應義塾大学総合政策|過去問徹底研究 大問4 方針の立て方 (1) 解に関する情報が与えられているので,解を文字で置くという解法を取ろう. 問題文ではとが問われているため,解と係数の関係を用いて,とを引っ張り出すのが都合がいいと考えると方針を得られる.の未知数5つに対して,解と係数の関係で
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2018年慶應義塾大学総合政策|過去問徹底研究 大問4方針の立て方(1) 
 解に関する情報が与えられているので,解を文字で置くという解法を取ろう.
 問題文では と と が問われているため,解と係数の関係を用いて, が問われているため,解と係数の関係を用いて, と と を引っ張り出すのが都合がいいと考えると方針を得られる. を引っ張り出すのが都合がいいと考えると方針を得られる. の未知数5つに対して,解と係数の関係で得られる方程式は5つあるため,この方程式を解きさえすれば答えが得られると判断し,後はひたすらに計算をする. の未知数5つに対して,解と係数の関係で得られる方程式は5つあるため,この方程式を解きさえすれば答えが得られると判断し,後はひたすらに計算をする.(2) 
 未知数が の一文字だけなので,一先ずは3次方程式をなんとか解けないかと考える.すると,2次方程式の問題に帰着させられる. の一文字だけなので,一先ずは3次方程式をなんとか解けないかと考える.すると,2次方程式の問題に帰着させられる.
 2次方程式に帰着させた後は,問題文で解のことが問われていることから,解の公式を使って,強引に解を表現することを試みる.後は必要条件で答えの候補を炙り出し,個々について十分性を検証することで,真の答えを絞り込んでいく.解答例 
 (31)(32)(33)(34)…… 
 (35)(36)(37)(38)…… 
 (39)(40)…… 
 (41)(42)(43)(44)…… 解説(1) 
 共通解を として,3次方程式のもう一つの解を として,3次方程式のもう一つの解を とする.解と係数の関係から, とする.解と係数の関係から,
  
  
 これを解くと,
  ……(答) ……(答)(2) 
  
  の解は, の解は,
  
 よって,題意を満たすには, ( ( は4以上の自然数)が必要. は4以上の自然数)が必要.
  
  はともに整数で, はともに整数で, であるから,上式を満たす可能性があるのは, であるから,上式を満たす可能性があるのは,
  
 の4つである.これらを解くと,順番に,
  
  はともに整数であるから,適当なのは, はともに整数であるから,適当なのは, のみ.これより,答えは, のみ.これより,答えは, のときで,整数ではない有理数解は のときで,整数ではない有理数解は ……(答) ……(答)続きはこちらから 大問1 大問2 大問3 大問4 大問5 早慶の過去問を解いてみてまったくわからない・・どのように勉強をしたら良いのか知りたい方はお気軽にこちらからご連絡ください。 

 
				
			 
		




 と
と が問われているため,解と係数の関係を用いて,
が問われているため,解と係数の関係を用いて, の未知数5つに対して,解と係数の関係で得られる方程式は5つあるため,この方程式を解きさえすれば答えが得られると判断し,後はひたすらに計算をする.
の未知数5つに対して,解と係数の関係で得られる方程式は5つあるため,この方程式を解きさえすれば答えが得られると判断し,後はひたすらに計算をする.



 として,3次方程式のもう一つの解を
として,3次方程式のもう一つの解を とする.解と係数の関係から,
とする.解と係数の関係から,

 ……(答)
……(答)
 の解は,
の解は,
 (
( は4以上の自然数)が必要.
は4以上の自然数)が必要.
 はともに整数で,
はともに整数で, であるから,上式を満たす可能性があるのは,
であるから,上式を満たす可能性があるのは,

 はともに整数であるから,適当なのは,
はともに整数であるから,適当なのは, のみ.これより,答えは,
のみ.これより,答えは, のときで,整数ではない有理数解は
のときで,整数ではない有理数解は ……(答)
……(答)



 の期待値は,
の期待値は, 億円
億円 の期待値は,
の期待値は, 億円
億円 の期待値は,
の期待値は, 億円……(答)
億円……(答) であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. であり,そのとき
であり,そのとき であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. の期待値は,
の期待値は, ……(答)
……(答) )
) であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. であり,そのとき
であり,そのとき であり,そのとき
であり,そのとき となる.
となる. であり,そのとき
であり,そのとき であり,そのとき
であり,そのとき であり,そのとき
であり,そのとき であり,そのとき
であり,そのとき の期待値は,
の期待値は, ……(答)
……(答) を特定する方針が立つ.
を特定する方針が立つ.

 ……(答)
……(答)
 ACE
ACE ECB,∠ACF
ECB,∠ACF ∠FCDが成り立つから,角の二等分線の定理より,
∠FCDが成り立つから,角の二等分線の定理より, EB
EB ,AF
,AF が成り立つ.これより,EB
が成り立つ.これより,EB ,FD
,FD と分かる.
と分かる. EBC
EBC IGC,△FCD∽△JCHより,相似比から,CG
IGC,△FCD∽△JCHより,相似比から,CG ,CH
,CH と分かる.
と分かる.
 の直角三角形を2つ取り除いた図形であることが分かる.よって,求める面積は,
の直角三角形を2つ取り除いた図形であることが分かる.よって,求める面積は, ……(答)
……(答)
 を取ると,
を取ると, となる.このことより,右側の三角形の面積は,
となる.このことより,右側の三角形の面積は,
 ,上下の三角形の面積はそれぞれ
,上下の三角形の面積はそれぞれ .これより,求める面積は,
.これより,求める面積は, ……(答)
……(答)
 通り……(答)
通り……(答) 通り
通り 通り……(答)
通り……(答)
 の式となるため,
の式となるため, を加えて図示すれば答えとなる.
を加えて図示すれば答えとなる. )を消去すること(
)を消去すること( 上にあるので,図形
上にあるので,図形 .
.
 
  を満たす.
を満たす.

 .
. より,
より, .また,
.また, .
. (
 ( かつ
かつ )……(答)
)……(答) で切ったとき,点
で切ったとき,点 から最も遠い点を考える.
から最も遠い点を考える. (ただし,
 (ただし, かつ
かつ かつ
かつ
 とおくと,
とおくと,
 で
で
 のとき
のとき となり,距離の最大値は
となり,距離の最大値は のときの
のときの となる.
となる. のとき,増減表を描くと,
のとき,増減表を描くと,









 か
か となり,
となり, より,距離の最大値は,
より,距離の最大値は,

 ……(答)
……(答)![Rendered by QuickLaTeX.com V=\int_{0}^{1}S\left(t\right)dt=\int_{0}^{\frac{1}{2}}{3\pi\left(1-t\right)^2}dt+\int_{\frac{1}{2}}^{1}\pi\left(1-t^2\right)dt=\left[-\pi\left(1-t\right)^3\right]_0^{\frac{1}{2}}+\left[\pi\left(t-\frac{1}{3}t^3\right)\right]_{\frac{1}{2}}^1=\frac{13}{12}\pi](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-23dadfd7a2f6b605eb35cb7bc70d9990_l3.png) ……(答)
……(答)
 での接線は,
での接線は,

 ……(答)
……(答) を代入した
を代入した についての三次方程式:
についての三次方程式: の解が相異なる3つの実数解となれば必要十分.
の解が相異なる3つの実数解となれば必要十分. ((右辺)̠
((右辺)̠ が極大値と極小値をもち,かつ,その2つの符号が正,負(異符号)であれば必要十分.
が極大値と極小値をもち,かつ,その2つの符号が正,負(異符号)であれば必要十分.
 かつ,
かつ,
 のとき,
のとき, より,
より, という条件は
という条件は に内包される.
に内包される. ……(答)
……(答)


 がもっと具体的に書き下せることから具体的に書き下してみる.すると
がもっと具体的に書き下せることから具体的に書き下してみる.すると の与えられ方が数列の漸化式と同じ形式であることが見抜けて解法が得られる.
の与えられ方が数列の漸化式と同じ形式であることが見抜けて解法が得られる. という重要な性質から考える.(※極限値が分かっていてその証明をしたい場合には
という重要な性質から考える.(※極限値が分かっていてその証明をしたい場合には を利用する方が証明がしやすいことも併せておさえておこう.)
を利用する方が証明がしやすいことも併せておさえておこう.) の形を作り出したいというところから,
の形を作り出したいというところから, を考えることが思いつく.
を考えることが思いつく.

 ……(答)
……(答) より,
より,


 ……(答)
……(答)
 を中心とする半径
を中心とする半径 の円……(答)
の円……(答) (立体の表面積)
(立体の表面積) (内接球の半径)=(立体の体積)となることを利用する.内接球の半径の問題ではまずこの公式を疑いたい.
(内接球の半径)=(立体の体積)となることを利用する.内接球の半径の問題ではまずこの公式を疑いたい.
 であり,これが正四角錐PABCDの高さ.
であり,これが正四角錐PABCDの高さ. の正方形であることから,
の正方形であることから,


 とすると,表面積と体積の関係から,
とすると,表面積と体積の関係から, ……(答)
……(答) 
  
 

 ……(答)
……(答) とおくと,
とおくと,
 に注意して増減表を描くと,
に注意して増減表を描くと,




 ……(答)
……(答) より,
より, .よって,求める体積は,
.よって,求める体積は, ……(答)
……(答) や
や ,
, や
や について考えるときには,
について考えるときには, を代入することも見抜きたい.
を代入することも見抜きたい. を数列と見做すと都合がいいことが分かる.そこで,
を数列と見做すと都合がいいことが分かる.そこで, がどういう種類の数列なのかを考える.すると方針が得られる.本問は
がどういう種類の数列なのかを考える.すると方針が得られる.本問は と
と が任意の正の整数を取れることを示せばよい.奇数が
が任意の正の整数を取れることを示せばよい.奇数が で表されること,
で表されること, が偶数となることから,偶奇で別個に考えると良いという方針が立つ.
が偶数となることから,偶奇で別個に考えると良いという方針が立つ. のとき,
のとき,

 より,
より, は
は のときも成立.
のときも成立. ……(答)
……(答) を数学的帰納法により示す.
を数学的帰納法により示す. ,
, より,成立.
より,成立. のとき,
のとき, ,
, より,成立.
より,成立. のとき,
のとき, ,
, より,成立.
より,成立. のとき
のとき
 のときの成立を表す.
のときの成立を表す. より,
より,
 ……(答)
……(答) (奇数)とすることできるから,
(奇数)とすることできるから, として,
として, )得られたが,これらが相異なるならこれで解探しは終わりになると期待して,これらが相異なることを確認する(具体的には
)得られたが,これらが相異なるならこれで解探しは終わりになると期待して,これらが相異なることを確認する(具体的には ,
, ,
, を計算して,これを満たす
を計算して,これを満たす が存在しないことを示せれば十分である).あとは,求めるものが係数であることから,解と係数を結びつける公式,つまり,解と係数の関係を使えば解答が得られる.
が存在しないことを示せれば十分である).あとは,求めるものが係数であることから,解と係数を結びつける公式,つまり,解と係数の関係を使えば解答が得られる. を出発点として,(1)と同様に(*)を繰り返し用いることで,解を全て出し尽くすことを考える.後は本解答の通り,それらが,
を出発点として,(1)と同様に(*)を繰り返し用いることで,解を全て出し尽くすことを考える.後は本解答の通り,それらが, ,
, と一致することを示す.
と一致することを示す. を求めるので,三角方程式を立式する必要があると考える.
を求めるので,三角方程式を立式する必要があると考える. から始めてもいいはずである.それを実際に試してみることで三角方程式を導ける.
から始めてもいいはずである.それを実際に試してみることで三角方程式を導ける. は3次方程式のため,少なくとも1つの実数解が存在する.その実数解を
は3次方程式のため,少なくとも1つの実数解が存在する.その実数解を とする.
とする. も解であり,よって,
も解であり,よって, も解であり,よって,
も解であり,よって, も解である.
も解である. となり,
となり, は互いに相異なる3つの実数解であり,代数学の基本定理より,これが
は互いに相異なる3つの実数解であり,代数学の基本定理より,これが

 .これと,
.これと, を比較すると,
を比較すると,
 ……(答)
……(答) の範囲にあることを示す.
の範囲にあることを示す. より,
より, ,
, である.
である. ,
, ,
, のそれぞれの範囲に
のそれぞれの範囲に は
は …①
…① も解となる.
も解となる. を示す.
を示す. を示せば必要十分だが,これは,①より成立するため,
を示せば必要十分だが,これは,①より成立するため, も解となる.
も解となる. を示す.
を示す. を示せば必要十分だが,これは,①より成立するため,
を示せば必要十分だが,これは,①より成立するため, ,
, であり,
であり, も
も は
は が成り立つ.
が成り立つ. と置き換えると,
と置き換えると, が成り立つ.
が成り立つ. が成り立つ必要であり,これを解くと,
が成り立つ必要であり,これを解くと, (
 (
 より,
より, である必要であると分かる.
である必要であると分かる.