偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

  • 資料請求
  • カウンセリング
カウンセリング

『英語長文が苦手』たった5つの原因とその解決策とは

「英語の長文がどうしても読めない…」

「英検の長文問題で時間が足りない…」

「早慶の英語で長文につまずいてしまう…」

こんな悩みを抱えていませんか?

英語学習において、長文読解は多くの人が苦手とする分野です。単語や文法を覚えても、いざ長文となると頭が真っ白になってしまう…そんな経験をした人は少なくないでしょう。

この記事では、英語指導のプロがなぜ英語長文を読むことができないのかを本質から分析してどのようにしたら良いのかをお伝えしていきます。

この記事であなたが得られること

  • 英語長文が読めない本質的な原因の理解
  • 各原因に対する具体的な克服法
  • 効果的な長文読解トレーニング方法

それでは、英語長文が読めない5つの本質的な原因から見ていきましょう。

英語長文が読めない5つの本質的な原因

Grok X image (2)_640.

英語長文が読めない原因は人それぞれですが、多くの場合、以下の5つに集約されます。それぞれの原因を詳しく見ていきましょう。

1. 語彙力の不足

長文を読む上で最も基本となるのが語彙力です。単語の意味がわからなければ、文章の内容を理解することはできません。

例えば、次の文を見てみましょう:

The proliferation of digital technologies has revolutionized the way we communicate, leading to unprecedented levels of global interconnectedness.

この文で「proliferation」(急増)、「revolutionized」(革命を起こした)、「unprecedented」(前例のない)、「interconnectedness」(相互接続性)といった単語の意味がわからないと、文全体の意味を正確に捉えることは困難です。

単語のイメージの獲得

単語の辞書的な意味を知っているだけでは、文脈に応じた適切な理解ができないことがあります。
以下に、単語帳の意味をそのまま適用してしまうことの問題点を具体的に見ていきましょう:

  • Run: 初学者は「走る」という意味しか知りません。しかし、”The company runs smoothly”(その会社は順調に運営されている)や”The river runs through the city”(その川は市内を流れている)のような用法を理解できないことがあります。
  • Set: 「置く」という意味は知っていても、”set a date”(日程を決める)、”set an example”(模範を示す)、”set the table”(食卓の準備をする)といった多様な用法に対応できないことがあります。
  • Break: 「壊す」という意味は知っていても、”break the news”(ニュースを伝える)、”break a habit”(習慣を断つ)、”break even”(収支が釣り合う)といった慣用的な使い方を理解できないことがあります。
  • Sharp: 「鋭い」という意味は知っていても、”a sharp turn”(急な曲がり角)、”sharp criticism”(厳しい批判)、”be sharp”(頭が切れる)といった様々な文脈での使用を理解できないことがあります。
  • Heavy: 「重い」という意味は知っていても、”heavy traffic”(渋滞)、”heavy rain”(大雨)、”heavy smoker”(ヘビースモーカー)といった表現の意味を正確に捉えられないことがあります。

これらの例から分かるように、単語の辞書的な意味だけでなく、その単語が持つ様々なニュアンスや使用文脈を理解することが重要です。単語それぞれの使用イメージや語彙イメージを獲得することで、より自然で正確な理解が可能になります。

単語がどのような文脈で使われるのか、イメージや使い方を習得してください。そのためには、文章で気になった単語についてはひとつひとつ辞書で確認をしていくと良いですよ!

2. 文法理解が甘い

文法理解が甘いというのは、、

文法理解が甘いとは?
  • SVOCといった文構造に沿って理解することができてない
  • 文法を使って読めてない

上記の二つのことを述べています。

1文1文をSVOCに沿って読むのは、

多くの人ができると思い込んでいるのですが、

これまで指導してきた経験上、できてない人がほとんどです。

できていると思い込んでいる人でもSVをなんとなく振っているだけという場合が多いです。

SVOCの重要性についてはこのブログでも多く語ってきています。

こちらの記事で詳しく説明しているので確認ください。

文法を使って読むとは?

続いて、2点目の文法を使って読むというのはどのようなことなのかを考えていきます。

例えば、次の文を考えてみましょう:

Had I known about the traffic jam, I would have left home earlier.

この文は仮定法過去完了を使用しています。「Had I known」が「If I had known」の省略形であることや、「would have + 過去分詞」の形が理解できていないと、正確な意味を把握できません。

単語が2語以上繋がった場合は文法的な理解が発生するので、なんとなく単語を追うだけで理解をするのではなく文法的に理解をして文意を正確に理解をできるようになりましょう。

文法理解の甘さが特に問題となるケースには以下があります:

  • 複雑な関係代名詞の用法(例:The man to whom I spoke yesterday is my new neighbor.)
  • 仮定法(例:If it weren’t for your help, I couldn’t have finished this project.)
  • 時制の一致(例:She said that she would come as soon as she had finished her work.)
  • 分詞構文(例:Having finished his homework, he went out to play.)

偏差値80以上を目指す生徒は超重要

時制や名詞の理解が薄い生徒が非常に多いです。

4択の文法問題を選んでいるだけでは文法的に文章を正確に理解することは難しく、
文章内でなぜその時制なのか?
なぜその名詞を使っているのか?を一つ一つ考えて読んでいけるようにしましょう。

当塾では、英語で圧倒的な成績を出すことを目標にしているため、
1文1文をそのニュアンスまで含めて正確に理解できるようにしています。

3. 文章構造の把握力不足

Crumbling 640.

長文を読む際は、文章全体の構造を把握する能力が重要です。

  1. ディスコースマーカー
  2. 代名詞

ディスコースマーカーとは、日本語における接続詞のようなもので、文章の方向性を決めていきます。

例えば、次のような段落の始まりを見てみましょう:

First and foremost… / On the other hand… / In conclusion…

これらの表現が文章のどこで使われているかを理解し、各段落の役割(導入、対比、結論など)を把握することが、長文全体の理解につながります。

できてない人多数・・・

さらに、文章構造の把握において非常に重要なのが代名詞の適切な処理です。多くの読者は代名詞を正確に理解できていないことが多く、これが長文理解の大きな障害となっています。

以下の文章を例に見てみましょう:

John and Mary went to the park. He brought a frisbee, while she packed a picnic basket. They enjoyed their afternoon together, throwing the frisbee and eating sandwiches. It was a perfect day for outdoor activities, and that made them very happy.

この短い文章の中にも、複数の代名詞が使用されています:

  • 「He」はJohnを指しています。
  • 「she」はMaryを指しています。
  • 「They」と「them」はJohnとMary両方を指しています。
  • 「It」は「その日」や「その状況」を指しています。
  • 「that」は「完璧な野外活動日和だったこと」を指しています。

多くの読者は、「he」「she」「they」を単に「彼」「彼女」「彼ら」と訳すだけで、具体的に誰を指しているのかを考えずに読み進めてしまいます。また、「it」や「that」の指示対象を正確に把握できていないことも多いです。

theyを彼ら、heを彼女みたいな感じで訳してたらいつまで経っても成績が上がらないですよ?

より複雑な例を見てみましょう:

The new technology promises to revolutionize the industry. It has already shown remarkable results in initial trials. However, some experts are skeptical about its long-term effects. They argue that it may have unforeseen consequences on the environment. Despite these concerns, many companies are eager to adopt it, believing that the benefits outweigh the potential risks. This enthusiasm has led to a surge in investment in the sector.

この文章では:

  • 最初の「It」と後の「it」は「新しい技術」を指しています。
  • 「its」は「新しい技術の」を意味します。
  • 「They」は「一部の専門家」を指しています。
  • 「these concerns」は前文で述べられた「専門家の懸念」を指します。
  • 最後の「This enthusiasm」は「多くの企業の熱意」を指しています。

このように、代名詞や指示語が何を指しているかを正確に把握することは、文章の流れを理解する上で非常に重要です。これらを適切に処理できないと、文章の論理展開を追うことが困難になり、全体の理解に大きな支障をきたします。

代名詞をなんとなく、感覚で処理をしてしまっている、またはそもそも何を指すのかを考えてないという生徒は非常に多いですが、偏差値70以上の超難関大学を目指すのであれば、そのような適当な読み方では合格するのは不可能です。

ヒロアカでは?
当塾ではどのような場合でも一貫した代名詞の処理をできるようにしていくために、ルールに沿って処理ができるように訓練を積んでいます。

4. 内容理解・読解力の弱さ

Knowledge 640.

語彙や文法がわかっても、文章の内容を正確に理解し、批判的に読む力が必要です。これは単なる英語力だけでなく、総合的な読解力に関わる問題です。

例えば、次のような文章を見てみましょう:

While some argue that artificial intelligence will lead to widespread job losses, others contend that it will create new opportunities and industries, ultimately benefiting the economy.

この文を理解するには、AIの影響に関する背景知識や、相反する意見を比較する能力が必要です。単に単語や文法を理解するだけでは不十分です。

現在の世の中でどのようなことが話題になっているのかを理解しておくのは、難関大学を受ける上では必要不可欠でしょう。

これらの問題は、難関大学であるような高度な学術文章や複雑な議論を含む長文で顕著に現れます。

5. 頭を使いながら読めていない(クリティカルリーディングの欠如)

Criticalreading 640.

クリティカルリーディングとは、単に文字を追うだけでなく、内容を深く理解し、批判的に考えながら読む能力のことです。これは、ここまでの4つの要素(語彙力、文法理解、文章構造の把握、内容理解)を全て満たした上で求められる、より高度な読解スキルです。

多くの学生は、文章を単に「読む」だけで、その内容について深く考えたり、自分の意見を持ったりすることができていません。これは、長文読解において非常に重要な問題です。

以下の長文を例に見てみましょう:

In recent years, the debate over the use of genetically modified organisms (GMOs) in food production has intensified. Proponents argue that GMOs can increase crop yields, reduce pesticide use, and enhance nutritional content, potentially helping to address global food security challenges. They point to scientific studies showing no harmful effects on human health from consuming GMO products.

However, critics raise concerns about potential long-term health effects, environmental impact, and the consolidation of power in the hands of large agrochemical companies. They argue that not enough long-term studies have been conducted to guarantee the safety of GMOs and that the introduction of genetically modified crops could lead to unintended consequences in ecosystems.

Despite these ongoing debates, the use of GMOs in agriculture continues to expand globally. Many countries have adopted GMO crops, while others have implemented strict regulations or outright bans. As the world population grows and climate change threatens traditional agricultural practices, the role of GMOs in ensuring food security is likely to remain a contentious issue for years to come.

この文章を単に「読む」だけの学生は、以下のような問題に直面します。

  • 文章の事実と意見を区別できない
  • 筆者の立場や偏見を見抜けない
  • 提示された証拠の妥当性を評価できない
  • 文章の論理的な矛盾や欠陥を見つけられない
  • 読んだ内容と自分の知識や経験を関連付けられない
  • 文章の含意や今後の展開について考察できない

一方、クリティカルリーディングを実践できる読者は、以下のような思考プロセスとなります。

GMOの賛成派と反対派の主張を明確に区別し、それぞれの根拠を評価する。
「scientific studies showing no harmful effects」という記述に対し、どのような研究なのか、誰が行ったのかを疑問に思う。
「not enough long-term studies」という主張の妥当性を考える。どの程度の期間や規模の研究が「十分」なのか。
GMOの使用拡大と規制・禁止の両方が起きている状況から、この問題の複雑さを理解する。
人口増加や気候変動という背景が、GMO議論にどのような影響を与えるか考察する。
この文章で触れられていない側面(例:GMOの経済的影響、発展途上国への影響)について考える。

クリティカルリーディングができない読者は、単に「GMOには賛成派と反対派がいて議論が続いている」という表面的な理解で終わってしまいます。そのため、この文章に関する深い質問(例:「GMOの安全性を証明するには、どのような研究が必要だと思いますか?」)に答えることができません。

このような「頭を使いながら読む」能力がない生徒は、以下のような問題を引き起こします:

  • 高度な読解問題(筆者の意図を問う問題など)に答えられない
  • 文章の内容を自分の言葉で要約したり説明したりできない
  • 読んだ内容を実生活や他の学習に応用できない
  • 複数の文章を比較し、共通点や相違点を見出せない
  • 文章の内容に基づいて、自分の意見を形成・表現できない
Keio
【早慶志望】高2・1生向けおすすめ記事
  1. 【何からはじめたらいい?という人向け】
    【まず始めることをお伝えします】
  2. 早慶に合格するための戦略とは?
    1,2年生から合格するための戦略を立てるには?
  3. 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
    志望校に合格するためにやるべきこと紹介
  4. 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
    必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介
  5. 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
    勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介

各原因の詳細解説と克服法

ここまで上げてきた長文を読む上での問題点を解決するための方法を見ていきましょう。

1. 語彙力不足への対策

効果的な単語学習法

  • 単語帳だけでなく、文脈の中で単語を学ぶ
  • 同じ単語の異なる用法を学習する
  • 単語の語源や接頭辞・接尾辞を理解する
  • 単語のコロケーション(よく一緒に使われる語の組み合わせ)を学ぶ

文脈での単語理解の重要性

例えば、”run”という単語を学ぶ際、以下のような様々な用法を理解することが重要です:

1. The athlete runs fast. (走る)
2. The company runs smoothly. (運営される)
3. The river runs through the city. (流れる)
4. Her nose is running. (鼻水が出ている)
5. They run a risk of failure. (リスクを負う)

このように、一つの単語が持つ多様な意味や用法を理解することで、真の語彙力が身につきます。

辞書を効果的に読み込む方法:

  1. 定期的な辞書タイム:毎日15-30分ほど、辞書を読む時間を設ける
  2. 関連語の探索:ある単語を調べたら、その類語や反義語も併せて確認する
  3. 例文の分析:辞書に載っている例文を注意深く読み、その用法を理解する
  4. 語源への注目:単語の語源を確認し、関連する単語も学ぶ
  5. 熟語や慣用句の学習:単語の項目に載っている熟語や慣用句もチェックする
  6. 発音の確認:発音記号を確認し、正しい発音を学ぶ

例えば、”appreciate”という単語を辞書で調べる際:

appreciate (verb):
1. 感謝する:I really appreciate your help.
2. 正しく評価する:We appreciate good music.
3. (価値が)上がる:The value of the house has appreciated.
[派生語] appreciation (名詞), appreciative (形容詞)
[類語] value, esteem, cherish
[反義語] depreciate, undervalue

このように、単に意味を確認するだけでなく、派生語、類語、反義語まで学ぶことで、より豊かな語彙力を身につけることができます。

単語については、こちらの記事でも説明しています。

2. 文法理解を深める方法

SVOCの徹底理解

文の基本構造であるSVOC(主語・動詞・目的語・補語)を徹底的に理解することが重要です。例えば:

The teacher (S) appointed (V) him (O) captain (C).

この文では、”him”が目的語で、”captain”が目的格補語となっています。このような構造を瞬時に把握できるようになることが、長文読解の基礎となります。

複雑な構文の解析トレーニング

関係代名詞や仮定法などの複雑な構文を、段階的に学習していきます。例えば:

If I had known about the party, I would have attended it.

この仮定法過去完了の文を、「もし~だったら」「~だっただろう」という基本的な意味から、なぜこの時制が使われているのかまで深く理解することが大切です。

3. 文章構造把握力を養う

パラグラフリーディングの実践

各段落の主題文(トピックセンテンス)を見つけ、段落の役割を理解する練習をします。例えば:

There are several reasons why plastic pollution is a major environmental concern. First, plastic takes hundreds of years to decompose, leading to long-term accumulation in landfills and oceans. Second, it poses a significant threat to wildlife, particularly marine animals who often mistake plastic for food. Finally, as plastic breaks down into microplastics, it enters our food chain, potentially causing health issues for humans.

この段落では、最初の文が主題文となっており、その後に3つの理由が列挙されています。このような構造を素早く把握する練習を重ねることが重要です。

接続詞に注目した読解法

接続詞は文章の論理展開を示す重要な手がかりです。”however”, “therefore”, “in contrast”などの接続詞に注目することで、文章の流れをより正確に把握できます。

4. 内容理解・読解力を鍛える

要約トレーニング

読んだ文章を自分の言葉で要約する練習をします。これにより、文章の主要な内容を把握する力が養われます。

5. 頭を使いながら読めていない(クリティカルリーディングの欠如)

クリティカルリーディングとは、単に文字を追うだけでなく、内容を深く理解し、批判的に考えながら読む能力のことです。これは、語彙力、文法理解、文章構造の把握、内容理解といった基本的なスキルを全て満たした上で求められる、より高度な読解スキルです。

多くの学習者は、文章を単に「読む」だけで、その内容について深く考えたり、自分の意見を持ったりすることができていません。これは、長文読解において非常に重要な問題です。

クリティカルリーディング能力を向上させる方法

  • 読んだ後に、文章の主張、根拠、結論を自分の言葉でまとめる練習をする
  • 筆者の立場や偏見を識別する習慣をつける
  • 提示された証拠や統計の信頼性を評価する
  • 文章の主張に対する反論を考える
  • 読んだ内容と自分の知識や経験を関連付ける
  • 文章の内容について他者と議論し、多様な視点を得る

文字を追うだけでく、”自分ごと化”して考えることで深い理解を得ることができます。難しい文章ほど抽象的で考えることが難しいですが、考えながら読むことを習慣化することで、徐々に理解をしながら読むことができるようになってきます。

bannaer

よくある間違った対策と避けるべきこと

Oitumerareta 640.

英語の長文読解力を向上させようとする際、多くの学習者が陥りがちな間違いがあります。
ここでは、そのような間違いと、なぜそれらを避けるべきかを詳しく見ていきましょう。

1. 和訳への過度の依存

多くの学習者が、英文を読むたびに全文を和訳しようとします。

もちろん、初期の段階では価値ある勉強法であることは間違いありません。

ただし偏差値70以上を考えると、実際には効率が悪く、英語で直接理解することができなくなって、結果的に英語ができなくなります。

例えば、次の文を見てみましょう:

The fact that he failed to show up for the meeting, despite having confirmed his attendance earlier, led to considerable frustration among the team members who had prepared extensively for the presentation.

この文を一語一語和訳しようとすると、文の構造が複雑なため、日本語としての自然さを保ちながら訳すのは非常に困難です。

代わりに、塊ごとで理解して(「彼が現れなかった」「チームメンバーが準備していた」「フラストレーションを引き起こした」)、英語のまま理解することが効果的です。

2. 難しい長文の回避

難しい長文を避け、共通試験のような比較的やさしい文章ばかりを読むことは、
学力を上げるという意味での読解力を上げることはできません。
成績を上げたいのであれば、積極的に難しい文章を読んでいきましょう。

例えば、以下のような学術的な文章を見てみましょう:

The ubiquity of social media in contemporary society has led to a paradigm shift in how individuals interact and communicate. This transformation has far-reaching implications for various aspects of human behavior, including but not limited to interpersonal relationships, consumer habits, and political engagement.

この文章には、「ubiquity」「paradigm shift」「far-reaching implications」といった難しい表現が含まれています。しかし、このような文章にチャレンジすることで、語彙力が増え、複雑な文構造にも慣れていきます。

難しい長文に挑戦する際は、以下のようなアプローチを取ることが効果的です:

  • 未知の単語の意味を文脈から推測する
  • 長い文を意味のまとまりごとに区切って理解する
  • 段落ごとの主題を把握し、文章全体の構造を理解する

3. 量をこなすだけの学習

ただ多くの長文を読むだけで、深い理解や分析をしないことは、効果的な学習とは言えません。
質を伴わない量だけの学習は、真の読解力向上につながりません。

例えば、次のような文章を読んだとします:

Climate change is one of the most pressing issues of our time. It affects every aspect of our lives, from the food we eat to the air we breathe. Scientists warn that without immediate action, we face catastrophic consequences including rising sea levels, extreme weather events, and mass extinctions.

この文章を単に読み流すだけでなく、以下のような質問を自分に投げかけることが重要です:

  • 気候変動が「最も差し迫った問題」である根拠は何か?
  • 「食べ物や空気」以外に、気候変動はどのような影響を与えているか?
  • 「即座の行動」とは具体的に何を指しているのか?
  • この文章の主張に対して、反論の余地はあるか?

このように、読んだ内容について深く考え、批判的に分析することで、真の読解力が身につきます。

これらの誤った学習方法を避け、効果的な学習戦略をおこなうことで、
着実に英語長文読解力を向上させることができます。

重要なのは、単に英文を「読む」のではなく、

「理解し、分析し、振り返りをする」ことです。

おわりに:ヒロアカでの実践と更なる飛躍

ここまで、英語長文が読めない原因とその克服法について詳しく見てきました。
ヒロアカでは、これらの方法を実践し、多くの生徒が着実に英語長文読解力を向上しています。

早慶に合格したい方はご相談ください

慶應・早稲田大学への受験を控えている保護者様へ

慶應・早稲田大学の受験には学校別の対策が必須になります。慶應・早稲田合格に特化したHIRO ACADEMIAが完全サポート致します。

【無料プレゼント】LINE友だち追加で5大特典プレゼント

LINE公式に登録することで素敵なプレゼントをお渡しします。

Published by

小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。