慶應義塾大学経済学部の英作文の対策
このブログでは、
慶應義塾大学経済学部の英語の英作文に特化した対策を紹介していきます。
基礎知識0の状態から合格するためには何をどのようにしたら良いのか</str ong>を参考書の使い方まで徹底解説!
本ブログ記事は慶應経済学部の英作文特化のブログになります。
慶應経済学部の配点や合格最低点他の科目や、慶應経済学部の英語全体的な勉強については下記よりご覧ください。
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【慶應義塾大学経済学部|英語】各設問の徹底対策とおすすめ参考書
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慶應経済英作文とは?
慶應経済学部の英語は、
読解部分(多くが3問でたまに4問)と
英作部分の二つのパートに分かれています。
読解の部分も量が多く難解なのですが、
それを100分で解かなくてはいけないというのが、、
また難しくなっているところになります。
慶應経済学部の英作文の難しさとは
慶應経済の英作文は独立した問題ではなく、
読解問題を前提とした上で解かなくてはいけません。
どういうことかと言うと、
読解問題から英作文で文章を引用しなくてはいけません。
このような形式の問題は他では見たことありません・・・
ですから、
慶應経済学部の英作文は独自対策が必須になります。
慶應経済英作文はなぜ重要なのか?
慶應経済学部の英作文が重要な理由は、その配点です。
さきほど伝えた読解と英作文部分で分かれていると伝えた部分ですが、
それぞれの点数は公表されています。
200点中、読解部分が90点で作文が110点とされています。
厳密に言うと作文部分は二つのパートに分かれているため、
110点全てが英作文ではないのですが、
少なく見積もっても英作文で70〜80点はあります。
つまり、読解問題が90点なのですが、それとほとんど変わらないと言うことです。
■目標得点
慶應経済学部の目標点とする点数は、
当塾では130,140点としています。
このように考えると、目標得点の半分程度を占めているので、
英作文は重要だと言うことがわかります。
このように考えると、
英作文は合格するためには外せない問題だと言えます。
慶應経済英作文で問われている力とは?
慶應経済における英作文の重要性がわかったところで、、
慶應経済学部が英作文にてどのようなことを聞いているのかを
考えてみましょう。
英作文=ただ書ければ良いわけではない!
英作文というと、たくさん書けば良い。と思っている人も多いようですが、、
もちろん、そんな単純なわけではありません。
採点基準を考えてみましょう。
慶應経済英作文の基準とは?
慶應経済学部の採点基準はもちろん機密事項のため、
公開されていませんが、、
英語の他の試験の採点基準を見ることで
どのような基準で評価されているのかを推測することはできます。
■国際基準のケンブリッジ英検の基準では?
英語学習者の言語運用能力を
客観的に評価するための国際指標を定めるCEFRを作るのに協力した
ケンブリッジ大学の英語検定機構の基準が参考になるでしょう。
国際基準では、下記の基準でWritingは評価されています。
基準 |
説明 |
Content |
have you answered the question? |
Communicative Achievement |
have you completed the task in the right sort of language |
Organisation |
have you structured your writing with paragraphs? |
Language |
have you used a good range of grammar and vocabulary |
もちろん、
そのままこの基準が使われているわけではないです。
なぜならば、Communicative Achievementは、
適切な相手に対して適切な論調、スタイルでいえているかどうかです。
ケンブリッジ英検では、
手紙やレビュー記事などの文章などさまざまな形式の文章を書く必要があるためこのような基準を設けられていますが、
慶應経済の入試では、
一つの形式ですので、そこまで重要視されていないと考えられます。
■英検の基準では?
続いて、日本での試験ということで、
英検における英作文の基準も見ておきましょう。
基準 |
説明 |
観点(1)内容 |
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか |
観点(2)構成 |
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか |
観点(3)語彙 |
課題に相応しい語彙を正しく使えているか |
観点(4)文法 |
文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか |
Cambridgeの場合は、
Languageの中に語彙と文法の両方が含まれていましたが、
英検の場合は、(3),(4)でわかれています。
それ以外の評価基準は同じです。
慶應経済の採点基準を推測してみると・・
上記を踏まえて、慶應経済学部の採点基準を推測してみます。
また現行の経済学部の入試では、
下記のような規則があるので採点基準として追加しておきます。
上記を踏まえて、、
下記4点で評価されているのではないかと考えられます。
基準 |
説明 |
Content |
課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているかどうか |
Organisation |
英文の構成や流れがわかりやすく論理的であるか |
Language |
課題に相応しい語彙を正しく使えているか、文構造のバリエーションやそれらを正しく使えているか |
TaskResponse |
課題文、要求に対して答えているのか |
Contentは読解問題を読んでいるため、
大きくずれないと思います。
TaskResponseについても、練習を積めば問題ないでしょう。
対策をした生徒とそうでない生徒で大きく差が出るところは、
Organisation、Languageの部分でしょう。
勉強をする際はこの2点に気をつけていく必要があるでしょう。
上記評価基準4つを高めていくために、
具体的にどのようなことをしたら良いのかをみていきます。
慶應経済の英作文で合格点を取るための4つの力とは
それでは基準がわかったところで、
実際に慶應経済の英作文で合格する作文を書けるようになるために必要な
4つの力を見ていきましょう。
- 文章の理解力
- 論の構成力
- 表現力
- 設問要件に答える力
■文章の理解力とは?
先ほどから伝えている通り、慶應経済学部の英作文は、
文章を読解した上で書いていきます。
そのため、文章を読解できてないと
合格のための論述をすることはできません。
読解ができてないと書けない理由としては、
慶應経済の英作文は引用文を探す必要があるからです。
引用文がどのような文脈で、
何を言っているのかを理解するためには、
読解力が必要不可欠です。
また多くの場合、慶應経済の英作文の文章を書く際に、
筆者の論旨をまとめた形になることがほとんどです。
そのため、まずは読解力を鍛えるようにしていきましょう。
■論の構成力とは?
英語の文章を英語の文章らしく、
早く書いていくのに必要なのは、
型通りに書いていくというのが一番でしょう。
日本語にも日本語の書き方がある通り、
英語にも英語の文章の書き方があります。
そのため、
慶應の経済学部の英作文で点数を取るためには
文章を型通りにかけるようにしていく必要があるのです。
その際に意識することは、
(1)文章全体の論理展開と(2)一文一文の論理の展開のさせ方です。
(1)について
文章をテンプレ化して何パターン化考えておいて、
どのような場合でも自分の話の形に持っていけるように
練習しておく必要があるでしょう。
(2)について
英語の基本論理の発展のさせ方である
抽象→具体の考え方を使いこなせること、
情報構造について考えられると話が繋がる文章が書けるでしょう。
■表現力とは?
表現力とは、適切な表現で言い表すことができるかどうかの力です。
英語では、重要なことは形を変えて同じことを何度も繰り返すという形があります。
同じことを繰り返すとはいえ、
同じ言葉で何度も繰り返していたらそれはダメでしょう。
例えば、
「言う」と言う日本語ひとつとっても、
英語ではsay,tell,talk,speak。。。とあります。
このように同じことを言うために別の表現で言い直せる語彙力が必要になります。
もちろん、
それぞれ使える場面、語彙の組み合わせが限られています。
これは日本語でも同じですね。
例えば、
「履く」、「着る」というのは動作、状態としては似ていますが、、
目的語として使えるものはそれぞれ限られています。
「Tシャツを履く」とは言えません。
単に語彙力をふやすだけでなく、
このようにどのような名詞、形容詞との組み合わせで使えるのか?ということを
意識しながら単語を覚えていくと使いこなせるようになってくるでしょう。
設問要件に答える力
最後に、設問要件に答える力を見ていきましょう。
あくまで現行の入試の問題で・・・と考えてみると、
下記が用件として上がっています。
一つでも満たされてないと、
それだけで10点程度減点されてしまうので・・・
要注意です。
- 箇条書きは不可
- 自分の意見とは異なる見解に言及し、反論する
- 引用を最低一つ
- 引用を使って自分の意見をまとめること
- 引用の書き方
一つづつ見ていきましょう。
▷ 箇条書きは不可
先ほど、論の構成部分で述べている通り、箇条書きは不可です。
この入試初めの頃は結構箇条書きで書いている子が散見されましたが、、
最近ではこの入試が出ていることも周知されているため、箇条書きで書く人はかなり少なくなってきています。
論の構成部分で述べた文章のテンプレート化ができていれば、
箇条書きで書くと言うのはなくなるでしょう。
まだテンプレートができてない人は、大至急テンプレートを作成して、
どんなお題でも書けるようにしていきましょう。
▷ 自分の意見とは異なる見解に言及し、反論する
こちらについても忘れがちな人が多いです。
異なる意見とは
すなわち、
譲歩部分を入れるようにしていきましょうということです。
もちろん、こちらについてもテンプレート化ができていれば、
どこで反論をしたら良いのか?というのがわかるので、問題ないかと思います。
難しいのは反論の仕方になるのではないか?と思います。
これまでの生徒の添削を見ていると、反論がうまくいかないケースが多いです。
単に水掛論的な形で終始せずに、
なぜ反対側の意見がダメなのか?を説明できるようにしましょう。
▷ 引用を使って自分の意見をまとめること
結構間違えがちなのが、
引用をそのまま理由に書いて引用=自分の理由としてしまうパターンです。
これは引用ではなく、盗作になってしまいます。
英語圏の大学では、
この行為は剽窃(plagiarism)と言って、
即退学になるくらい重い罪です。
そのため、そのまま書くだけでなく、引用の仕方を覚えましょう。
引用とは、
あくまで自分の意見があってその具体例やサポートするためなのです。
すなわち、
自分の意見→主
引用→従
と言うような関係になります。
このことを肝に銘じて取り組むようにしてください。
▷ 引用を最低一つ
先ほどのの意味を考えて、自分の意見をサポートできる部分を本文から探してみましょう。
■ 引用の書き方も間違いないように。
▷ 日本での事例
結構忘れがちなのが、
本文でのテーマはJapanese governmentがテーマとなっていることです。
そのため、問題文ででている日本以外の例を参照して、
日本の例に照らし合わせていく必要があります。
単にコピペをするのではなく、
日本の例を踏まえて考えていくようにすることで高得点を狙うことができます。
慶應経済英作文を解く手順とは?
ここまで見てきた慶應経済学部の問題ですが、
具体的にどのような手順で解いていったら良いのか確認していきましょう。
- 1,テーマを読む
- 2,展開を考える
- 3,引用を探す
- 4,書いていく
テスト開始時に、いきなり読解に入るのではなく、
まずはテーマを読んでください。
読解の展開を理解、予想するのも簡単になります。
その次に、
どのような作文の展開になるのかを考えてみましょう。
そして、ここまで来たら読解問題を解きつつ、
引用部分を探していきましょう。
このような感じで解くことができれば、
慶應経済の問題であっても高得点を狙うことができるでしょう。
慶應経済英作文を解くための必勝テンプレート
慶應経済の英作文の問題を解くための必勝テンプレートですが、
下記のような構造で書くのが良いでしょう。
イントロ、理由2つで反対の意見をその後に入れて、
反論をしていくという形式です。
具体的にどのような単語を使ったら良いのか、などについて
また別記事で記載していきます。
もちろん、この形以外でも十分に合格はできます。
何かしらのテンプレートを作成して
それに合わせて、練習を積んでいきましょう。
赤本など過去問解説で掲載されているようにテンプレート化されてない形式で書くのは
再現性等を考えて、かなりの英語上級者でなければお勧めしません。
形を決めて練習を積むことで、
学力差があっても、合格基準の点数を書くことが可能なのです。
慶應経済英作文を解くためにおすすめの参考書
ここまでお話してきましたが、最後におすすめの参考書をお伝えしていきます。
正直、慶應経済学部の英作文の問題の対策となる参考書はあまりありません。。。
英作文に書き慣れていない人は、英検2級、準1級の過去問で対策を積んでいくと良いでしょう。
そもそも英語の学力が不安な人は・・
そもそもの英語の学力が不安な人、
勉強がわからない人はこちらのブログ記事で英語の勉強経済について、
0から解説していますのでご覧ください。
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慶應経済学部にどうしても合格したい人・・
当塾では、慶應義塾大学専門塾として慶應経済学部に特化した勉強をお伝えしています。
ご覧のように慶應大学経済学部に合格するためには、、
ただ単に勉強をしているだけでは合格することはできません。
慶應経済学部に合格するためには、慶應経済学部の戦略が必要なのです。
こちらよりご相談ください。
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