知行とは?
知行とは平安時代から江戸時代にかけて使われた言葉で、平たくいえば、「武士が自分たちより上の立場の人から褒美としてもらう土地」のことです(大きなものは分国)。
土地をもらったら、もちろんその土地を支配しなくてはいけない(「知行」しなければいけない)ので、嬉しいだけではないですが、基本的に武士は知行(支配地)が欲しいものです。
ただし、土地には限りがあるので、土地がなければ知行は受けられません。
そこで武士は土地をもらえる可能性の高い人(勢力のある人)のところに集まります。
そうして大名が登場し、武士の社会ができ上がってきました。
このように知行は、武士と貴族の時代の違いを表す言葉になるので、しっかり覚えておきましょう。
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