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慶應義塾大学総合政策学部【小論文】| 本番で圧勝の徹底対策シリーズ

慶應義塾大学総合政策学部

試験難易度 ico_grade6_4 4.0

総合政策学部での小論文は環境情報学部と同じく、問題は複数の小問に分かれていて、各々に詳細な条件が加えられていることが多いです。さらに、問題文に5個程度(年度によって上下あり)の資料がついていることが特徴的です。(2016年度の問題ではデータ付きの資料が出題されました。)それらの資料を参考にして、自分の主張を述べることが求められます。特に総合政策学部では、社会で生じている様々な問題・近時注目されているものにスポットをあてた出題・回答が求められます。(2016年度は様々な「格差」について、2015年度は「データサイエンス」の重要性について、2014年度は「教科書と学説の関係」についてなど)そのため、これらにマッチした回答を行うために自分の興味を持つ分野と連携させて考えるようにしましょう。


全体概観:字数500~800字程度(年度により大きくバラつきあり) 時間120分

総合政策学部においても、環境情報学部同様ただ単に文章を書き連ねていくだけではなく、各資料を理解してるのか?(理解力)やいかに文章を要約し情報を取捨選択するチカラがあるのか?(文章構成力・論理性)そして、いかに問題点を指摘し有効策を打ち出せるか?(問題発見・解決能力)が期待されています。
さらに、総合政策学部においては、どこにどういった問題があるのかそしてその問題解決の道筋を如何に作れるかが問われています。資料自体の分量は環境情報学部に比べて多いために、各々の資料の重要点を素早く見抜くことが求められます。
そのため、素早く・読み落とさないように文章を読むことが求められます。
これらの資料を素早く精読し、要約し、自分の考えをまとめるのには120分は長くないです。そのため、文章を素早く読みつつ重要な部分に注目していく練習を積みましょう。

▶環境情報学部の対策はこちらから

それでは、実際の入試での進み方を1ステップずつ解説していきます。

ステップⅠ 〜資料を読む(読解力・要約力)〜

まずは、資料の読解です。資料に関しては5個以上ある場合があり、素早く読解し要約することが求められます。要約をするということ=文章の内容を自身で再構成するという意味ですので、中途半端な理解では文章を要約することはできません。読解力に不安のある方はまずは、言葉レベルでの確認を行ってください。出題される文章としては、題材に昨今の流行りのモノや時事(Ex:2016年は流行のモノ・コト、2015年は最先端の技術に関して)を扱っていることが多いです。
そのため、新聞をチェックすることは勿論、その上でわからなかった記事をファイリングして要約したり、興味のある記事について知識を深めるために関連した本を読んでみるのが良いでしょう。総合政策学部では、多岐にわたる範囲から出題がされますので新聞を読むことが、試験対策に大きく影響するでしょう。

ステップⅡ 〜意見論述(問題解決能力)〜

続いて、自らの意見を書くときに重要になる「論理的な思考力」や、自らが考える意見に厚みを持たせるための「問題解決能力」を確認していきましょう。総合政策学部の小論文では、まず与えられた資料を素早く要約することが大切であることは上記のとおりです。しかし、それに加えて自身の考えを自らの小論文に組み込むことが必要だといえます。自分のなかで主張したいことを持つだけでなく、SFCが掲げる「学際的」な考えを常に意識するようにしましょう。自分の指摘しようとする問題点に対しては、一方向からではなく多方面からの
「問題解決能力」で一番大事なことは、本文で与えられた現状に対して「なぜ?」を考えて分析する力がポイントになってきます。漠然としていたり、抽象的なことを書いてしまう場合は、問題の分析が具体的にできてない証拠です。
より具体的な解決策を考えることができる=実現可能でかつ、実現して効果のある解決策になる解決策となります。机上の空論でなく実際にどのように解決策を提示できるのか?、そしてSFCでどのように学んでいくのか?といった部分を考えることができるのが合格への第一条件です。

ステップⅢ ~意見論述(独創力)~

意見論述においては独創力・発想力も重要で求められている要素です。当たり前ですが、本文内で語られているような意見を自身の言葉で言い換えるというような文章を書いても点数はもらえません。かといって、あまりに突飛な意見を述べたところで、その根拠付けが曖昧であれば採点者側に「筋の通らない文章である」、という烙印を押されてしまいます。
ですから、新聞を読むなかで自分の興味があったり、目を引くような記事があればそれらを簡単に要約してみてください。(ここ数年は、資料に魅惑的なタイトルをつけたり一行程度で表現するというような問題が出題されているので、記事に自分なりのタイトルを付けてみましょう。)
また、独創的かどうかというのは自身で判断するのではなく他の人に表現してもらうのが良いでしょう。もちろん、タイトルは突飛すぎることはないながらも独創的というだけでなく的を得た内容にあっているかどうかというのも肝心です。
総合政策学部で多く見られるのは、「型に嵌める」ような通り一遍なやり方では到底太刀打ちできないような問題が出ることもあります。その場合に必要となるのは、現状話題になっているテーマに関しての情報を集めて、それに関して自分の意見をまとめ一般的な解釈だけではなく物事を俯瞰的に見る能力です。多角的かつ広範にわたる視野から物事を眺めることで、厚みのある小論文が仕上がるでしょう。

過去の総合政策学部の課題文とテーマ一覧

▶2016年 身近なモノやコトの未来・進化 について

資料A.西岸良平著『夕焼けの詩 13ー雪うさぎー』「テレビがわが家にやって来た!」(小学館、1982年)資料B.リチャード・ランガム著、依田卓巳訳『火の賜物ーヒトは料理で進化した』(エヌティティ出版、2010年)
資料C.関根千佳著『ユニバーサルデザインの力 社会人のためのUD入門』(生産性出版、2010年)資料D.西垣通著『スローネットーIT社会の新たなかたち』(春秋社、2010年)資料E.グリーンズ編『ソーシャルデザインー社会をつくるグッドアイデア集』(朝日出版社、2012年)資料F.横井軍平著『決定版・ゲームの神様 横井軍平の言葉 ものづくりのイノベーション「枯れた技術の水平思考」とは何か?』(スペースシャワーネットワーク、2012年)資料G.ちきりん『社会派ちきりんの世界を歩いて考えよう!』(大和書房、2012年)

▶2015年 発明と創造 について

資料【A】〜【H】までの著者、 IEEE History Committee、エイドリアン・ヴォイヤー、大月ヒロ子、加藤徹生、鈴木淳、トード・クレソン、宮崎正勝、村井純

▶2014年  地球と人間 について

【A】〜【I】までの著者、貝塚爽平、長坂俊成、長山靖生、樋口広芳、日髙敏隆、広松伝、G・ポーター、D・メドウズ、山内恭

▶2013年 身体知 について

マイケル・ポランニー『暗黙知の領域』資料1.西岡常一、小山三夫、塩野米松著『木のいのち木のこころ<天、地、人>』(新潮文庫)資料2.生田久美子著『「わざ」から知る』(東京大学出
会)資料3.稲垣佳世子、波多野誼余夫著『人はいかに学ぶか』(中公新書)資料4.古屋晋一著『ピアニストの脳を科学する 超絶技巧のメカニズム』(春秋社)資料5.『日刊エレクトロニクス』「特集/スポーツ、未開の大陸/第三部<要素技術編>アスリートの神秘を」(日経BP社、2012年7月23日号)資料6.朝日新聞宮崎版(2009年5月26日朝刊)資料7.金井壽宏、楠見孝編『実践知ーエキスパートの知性』(有斐閣)資料8.慶應義塾内部資料より抜粋資料9.福澤諭吉著『福翁自伝』(慶應義塾大学出版会)

▶2012年 生活用品の発展 について

資料1.秋岡芳夫著、雑誌『セラミックス』掲載の論文(1969年)資料2.D・A・ノーマン著、伊賀聡一郎・岡本明・安村通晃訳『複雑さと共に暮らす、デザインの挑戦』(新曜社、2011年)資料3.ニール・ガーシェンフェルド著、糸川洋訳『ものづくり革命 パーソナル・ファブリケーションの夜明け』(ソフトバンククリエイティブ、2006年)資料4.山中俊治著、目黒美術館DOMA秋岡芳夫展カタログ(2010年)より

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