大学受験における模試の考え方を今回はお伝えします。
そもそも、、E判定とは?
そもそも、E判定とは合格率20%以下のことを指しています。
もちろん、大手の予備校が統計的に処理しているので、
大きく外れていることはありません。
この問題ができている人は、
この難しい問題もできるはず・・という考え方があり、
逆にいうなれば、こ簡単な問題ができてないということは、
こちらの難しい問題ができないという因果関係が、
長年の実績のデータが溜まっているのです。
そのため、
「その模試における偏差値=全体における自分の立ち位置」というのは、
大きく外れていないでしょう。
このことを大前提としてください!
今回の記事のポイントは、
模試の成績を気にしないで、捨ててくださいというわけではありません。
E判定を乗り越えるための3つのポイント
ですが、E判定がでて非常に辛いというのが、、、
実際の受験生の気持ちです。
ほとんどの受験生は、
E判定ですから、その捉え方が重要になってきます。
ここでは、どのように捉えていったら良いのかの3つのポイントをおつたえします。
▷模試の成績はだいぶ前の話
模試の成績が出るのは1ヶ月前のことであり、
現在の自分が反映されているわけではないということに注意してください!
体重で考えてみる。
痩せたい!と思っている時に1ヶ月の数値を参考にするのか。
→常に最新の数値を参考にするはず。
模試の成績だけにとらわれず、
自分がするべきこと、やるべきことがちゃんと意識ベースでできているかどうかが重要です。
例えば、
英語を読むにあたって、時制の違いがわかってないのに文章をちゃんと読むことはできませんし、
三角関数がわかってないのに数学3の微積ができるようにはなりません。
各科目の構造、分野ごとのつながりを、目次で確認して、どこまでできているのかを確認する必要があるでしょう。
闇雲に焦ってもできるようにはなりません。
▷テストが本番とは違う
信頼に足りる模試とはいえ、本番の形式とは全く違います。
また、模試と入試ではだいぶ出題意図も異なります。
模試はその時点までに理解をしておきたい内容の確認です。
入試は、受験生を落とすものです。
そのため、基本的に難しいです。
特に早稲田、慶應といった少子化の中でも倍率10倍近くあるような難関大学は、
あの手この手で落とすための策略があります。
そのため、模試とは問われ方が違うのです。こちらに時間を費やすのが重要です。
▷模試同士も比べても意味がない
よく模試同士の点数を比べて、
上がった下がったと一喜一憂している子がいるのですが、
これも意味がありません。
言うなれば、体重と血圧を比べて毎日比べて、
上がった下がったと一喜一憂しているようなものです。
痩せたい!と思って、血圧の数値を見る人はいないですよね?
100とかあるので・・・
大前提として、勉強ができない子がいきなり勉強を始めて模試で成果が出る!と思っているのがおかしいのです。
基本はできないという前提で望んでください。
大事なのは、その後の復習です。
どのような形で問われるのか?、今の自分は知識として何が抜けているのか?を理解するのが重要です。
そしてできてないことがあったら、ノートにまとめて何度も何度も読んで復習をしてください。
映像でも確認ができます。
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