ライティングに欠かせないのが制限用法と非制限用法 制限用法と非制限用法何て聞いたことがない という方も多いと思います。 ご安心ください。 難しい言葉を使っているだけで、実は皆さん知っている文法用法のことです。 今回は制限用法と非制限用法についてマスターしましょう。 制限用法とは? 制限
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- ライティングに欠かせないのが制限用法と非制限用法
制限用法と非制限用法何て聞いたことがない
という方も多いと思います。
ご安心ください。
難しい言葉を使っているだけで、実は皆さん知っている文法用法のことです。
今回は制限用法と非制限用法についてマスターしましょう。
制限用法とは?
制限用法とはある単語を限定する用法のこと。
非制限用法とはある単語に追加の情報を加える用法です。
例文を見ながら理解を深めていきましょう。
The players who are wearing the green uniforms will win this game.
緑のユニフォームを着た選手たちがこの試合に勝つよ。この文を見て関係代名詞が使われていることに気づきますか?
この文章は次のように分けることが可能です。
The players will win this game.
The players are wearing green uniforms.
2文を関係代名詞whoを使って1文にしているのですね。
さてこの例文で制限用法の部分は太文字部分です。
太文字部分が情報を制限していますよね。
もし太文字部分を取り去ると、どのプレイヤーが勝利を収めるのか分かりません。
もしかしたら赤のユニフォーム、もしくは青のユニフォームのプレイヤーが勝利するかもしれません。
もう1文見てみましょう。
The boy who broke the window is playing soccer.
窓を壊した少年はサッカーをしている。この文の制限用法もまた太字の部分です。
太字の部分がなければ、どの少年のことを言っているのか分かりませんね。
「窓を壊した」という少年を限定しています。
この制限用法部分が文章中で絶対に必要なのは言うまでもありませんよね。
ここまで見てきて分かるように制限用法は
関係代名詞部分が修飾する名詞を限定するということですね。
言い換えれば
制限用法とは人間の心臓みたいなものです。
文章を人間の体とすると制限用法は人間の体に必要不可欠な心臓です。
例文をもう1つだけ見ましょう。
I have two sons who are lawyers.
弁護士の息子が2人いるいつも同様、制限用法部分は太字の部分です。
この文で伝えたいことは弁護士の息子が2人いるということ。
つまり制限用法部分は人間の体(=文章)で絶対に必要な心臓ですね。
注意をしたいのが他にも息子がいる可能性があるということです。
もし息子が2人しかいないなら、わざわざ情報を限定する必要はありませんよね。
さらに訳し方にも注目してください。
どの例文も制限用法部分から訳していますよね。
制限用法が使われた文章では
制限用法→修飾する名詞という順で訳すと自然なものになります。
非制限用法の使い方
次は非制限用法を見ていきましょう。
非制限用法とは
ハンバーガーセットについているフライドポテトみたいなものです。
つまりいたら得だけど、別にいなくてもいい存在なのです。
Haruki Murakami, who wrote “1Q84”, is a great Japanese writer.
『1Q84』を書いた村上春樹は日本の偉大な作家だ。非制限用法は太字の部分です。
さてこの文を見て太字の部分は絶対に必要だと思いますか?
いりませんよね。
ハンバーガーセットについてくるフライドポテトのような存在ですよね。
さらに非制限用法部分の前後にはコンマがついているのも特徴です。
非制限用法はコンマで囲まれます。
These boys, who are playing soccer, will all go to the same college.
サッカーをしている少年たちは皆同じ大学に行く太字の非制限用法部分は別に絶対必要というわけではないですよね。
なくても、どの少年たちのことを言っているのか分かります。
あくまでも非制限用法部分は情報の補足を行うのです。
またルール通り、非制限用法部分はコンマで囲まれています。
非制限用法は制限用法と比べると簡単ですよね。
これまで見てきた非制限用法の特徴をまとめると以下の通りです。
・非制限用法は情報の補足を行う
・非制限用法は絶対に必要というわけではない
・非制限用法はコンマで囲まれている
今回紹介したポイントを押さえておけば、制限用法と非制限用法は難しいことは何もないですよね。
難しいのは制限用法と非制限用法という単語だけ。
それらの正体は何とも簡単に理解できるものでした。