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豪族と貴族の違いとは?

2020.05.30

豪族と貴族の違いとは? 豪族と貴族について、ここでは日本史を題材に説明していきます(世界史でも考え方は基本的に同じです)。 まずイメージとしては、貴族は「偉い人」です。 加えて、貴族は出張などを除いて基本的には都に住んでおり、天皇の部下として地位を持っている人たちのことを言います。 天皇を頂点とした

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  • 豪族と貴族の違いとは?

    豪族と貴族について、ここでは日本史を題材に説明していきます(世界史でも考え方は基本的に同じです)。

    まずイメージとしては、貴族は「偉い人」です。
    加えて、貴族は出張などを除いて基本的には都に住んでおり、天皇の部下として地位を持っている人たちのことを言います。
    天皇を頂点としたピラミッド型の階層構造の中でも、上の方に属する人たちのことです。

    そして一番特徴的なのは、
    貴族としての地位・権力は世襲制で、頑張っても途中から貴族になることはできないということです。

    次に豪族はまず、貴族とは違い、地方に住んでいます。
    地方で権力を持っている人、有力者として地方を支配している人たちのことをいいます。
    貴族はもともと勢力を持っている豪族が都に集められ、天皇に支配されることで成立したものです。
    その後に豪族になった人たちは単に農民の人などが権力を持って、地方を支配するようになった、というだけです。
    この豪族たちが、集まって一緒になった時に、そのリーダーとして担ぎ出されたのが「源氏」と「平氏」で、このような流れの中で、「武士」が誕生していくことになります。

    まとめると、「貴族」は都に住んでいる有力者で権力は世襲されていきます。
    一方の「豪族」は地方に住んでいる有力者で、地方を支配する力を持った人のことを言います。
    この考え方は世界史でも通用する考え方なので、しっかり違いを理解するようにしましょう。

    動画でも解説していますので、確認してみてくださいね。

    豪族と貴族の違いについて違いは理解できましたか?

    学校ではこのような基本的な言葉の定義はなかな教えてくれない部分でもありますので、、
    今回の記事で理解ができたのであれば幸いです。

    また、当塾では、今回のような基本的な定義の部分からどのように理解をしたら良いのかを0からお伝えしております。
    このような基本的なレベルを0から理解していくことは早慶合格への重要なステップとなります。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/nihonshi-benkyo/" title1="日本史勉強法【完全版】最速で偏差値70まで成績を上げる全パターン紹介|インプット編" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/nihonshi/ishikawajikkyo/" title2="石川晶康の日本史B実況中継使い方|早慶過去問でどこまで使えるのか検証" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokujapanesehistory-schedule/" title3="早慶への日本史勉強法おすすめ参考書|偏差値30から早慶圧勝レベルまで効率的に成績を上げる方法" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/nihonshi/jidaitonagarenihon/" title4="【使い方】時代と流れで覚える!日本史B用語|圧倒的に成績を伸ばす方法"]

準動詞とは?不定詞、動名詞、分詞の使い方を簡単に説明

2020.05.30

ページ目次準動詞とは何かを徹底解説準動詞とは?不定詞の説明動名詞の説明分詞の説明準動詞の正体とは? 準動詞とは何かを徹底解説 どれも英語を使用するうえでは大切であり、絶対に避けて通ることはできません。 今回はそれぞれの用法を簡単に説明いたします。 難しい不定詞も今回でマスターしちゃいましょう! 準動

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  • 準動詞とは何かを徹底解説

    [word_balloon id="1" position="L" size="M" balloon="line" name_position="under_avatar" radius="radius_12" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="true" font_color="#ffffff" bg_color="#70a6ff" font_size="22" balloon_full_width="true"]準動詞って何? と思っている方は多いかもしれません。 単純に言うのであれば、準動詞とは不定詞、動名詞、分詞のことです。[/word_balloon]

    どれも英語を使用するうえでは大切であり、絶対に避けて通ることはできません。

    今回はそれぞれの用法を簡単に説明いたします。

    難しい不定詞も今回でマスターしちゃいましょう!

    [toc]

    準動詞とは?

    すでに述べましたが準動詞とは不定詞、動名詞、分詞のことです。

    1つずつ簡単におさらいしていきましょう。

    不定詞は

    I have a lot of things to do today. 今日やらなきゃいけないことがたくさんあるんだ。

    のto do todayが不定詞ですね。

     

    動名詞は

    I enjoy reading books. 私は本を読むのが大好きだ。

    のreading booksが動名詞。

     

    最後に分詞は

    The woman wearing a red hat is my mother. 赤の帽子をかぶっているのが私の母親です。

    のwearing a red hadが分詞部分です。

     

    ここまで見てきて準動詞の意味が分かりましたか?

    分かりませんよね。

    ここからはそれぞれの文法を分かりやすく解説していきます。

    すると最後にあなたは準動詞の正体がわかるでしょう。

    不定詞の説明

    不定詞の基本の形は

    to+動詞の原形

    この形さえ覚えておけば不定詞は8割がたマスターしたようなものです。

    ここからは不定詞の3つの使い方を簡単に見ていきましょう。

    He likes to dance. 彼はダンスをするのが好きだ。

    to danceの部分は「ダンスをすること」と名詞になっていますよね。

    不定詞の名詞用法は最も簡単な使い方です。

     

    I need something to write. 何か書くものが必要だ。

    このto writeが修飾しているのはsomethingです。

    名詞を修飾しているので、これは不定詞の形容詞用法。

    不定詞の形容詞用法は、名詞についての情報を教えてくれます

     

    He came to help me. 彼は僕を助けるために来てくれた。

    to help meが修飾しているのは動詞のcame。

    動詞を修飾しているので、これは不定詞の副詞用法です。

    副詞用法は「~するために」と訳せば、比較的簡単に理解できるはずです。

    動名詞の説明

    動名詞は動詞+ingの形が基本です。

    例えばswimmingやdancingなどがそうですね。

    動名詞はその名の通り名詞ですが、動詞のように使用することもできます。

    例えば

    swimming in the lake.

    drinking juice

    など。

     

    例文を見て理解を深めていきましょう。

    Dancing is fun. 踊ることは楽しい。

    動名詞のdancingが主語になっているパターンです。

     

    I’m addicted to playing video games. 僕はビデオゲーム中毒だよ。

    この動名詞playingはtoの目的語になっています。

     

    I don’t like his way of eating. 彼の食べ方は好きじゃないんだ。

    動名詞eatingは前置詞ofの目的語になっています。

     

    分詞の説明

    分詞は形容詞として使用される動詞のことです。

    分詞には現在形分詞(~ingで終わる)過去分詞(~ed、~t等の過去形の形で終わる)があります。

     

    現在形分詞には1つの熟語として使用されるようなものもあります。

    そのいい例が

    boiling water  沸騰したお湯

    a broken window / door… 壊れた窓、ドア

    breaking news 速報

    です。

     

    例文を見ながら分詞の理解を深めていきましょう。

    I like scones crammed with cream 私はクリームが詰まったスコーンが好きです。

    このcrammedが修飾しているのはsconesです。

     

    I like that laughing man. 僕はあの笑っている男性が好きだ。

    現在時制の分詞構文。

    laughingが修飾しているのは名詞のmanですね。

    準動詞の正体とは?

    ここまで見てきて分かるように準動詞は時制を示さない動詞のことです。

    言い換えれば動詞に憧れを持つファンということです。

     

    どういうことかというと

    準動詞は動詞に憧れを持つ、つまり動詞になりたいと思っています。

    しかし動詞になることはできないので、動詞の真似をしているのです。

    準動詞は動詞の意味を持ってはいますが、動詞そのものではないのです。

     

    最後に例文を見ていきましょう。

    I hate dancing. 私は踊ることが嫌いだ。

    「踊る」という意味のdanceがing形になっていますね。

    これはなんだかわかりますか?

    dancingが修飾しているのは「嫌う」という意味の動詞hateなので動名詞です。

     

    これが動詞に憧れを持つ準動詞ということは明らかですよね。

    何故ならI dancing.とは絶対に出来ませんから。

     

    準動詞の見分け方として

    S+VのVの位置に動詞が置けないものは準動詞というものがあります。

     

    例えば

    She laughing.

    I to write something.

    などには絶対できません。

    準動詞は動詞の使い方をしますが、動詞ではないということを覚えておきましょう。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/chokusetsutokannsetsu/" title1="直接、間接目的語の違い" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/wasjanakutewere/" title2="仮定法でIf I Wasじゃなくて I Wereが使われている理由" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/" title3="偏差値30から早慶合格の英語勉強法とは?" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/which-nottov-tonotv/" title4="to not V? not to V ? どっちが正しいのか?" ]

v-tグラフとその意味を0から理解する(変位、速度、加速度とは?その2)

2020.05.30

物体の運動について考えるとき、v–tグラフをかくととても便利です! このページでは、v–tグラフの描き方、意味を説明していきます。 v-tグラフの意味と読み取り方を中心に~ 力学の最初の方に出てくるv – tグラフについて苦手な方が多いのでまとめてみます。 まず以

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  • [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]物理、高校に入ってから数学みたいになってきてよく分からない。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]えっどういうこと?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]この間v-tグラフとかでてきたじゃん〜[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]あれね、どうしてあんなグラフとか描く必要があるのかしら。[/speech_bubble]

    物体の運動について考えるとき、vtグラフをかくととても便利です!
    このページでは、vtグラフの描き方、意味を説明していきます。

    v-tグラフの意味と読み取り方を中心に~

    力学の最初の方に出てくるv tグラフについて苦手な方が多いのでまとめてみます。

    まず以下のことを理解して覚えてください

    v tグラフの傾き:加速度を表す。

    v tグラフの面積:移動距離を表す。

    まず①について説明します。等加速度運動の式v = v0 + atにおいて、時間tについてのグラフと見ると傾きがaだとわかると思います。
    (y = ax +bでaは傾きですよね)

    また物理において時間t > 0になることが通常ないので、たいていの場合はt = 0から始まります。そのため切片v0は初速度だということもわかります
    (y = ax + bでbは切片ですよね)

    ②については小学生の時にこのようなことを考えませんでしたか?

    このとき(道のり) = (速さ) × (時間)が成り立ちました。v tグラフでは縦軸速さ、横軸時間tなので、今回のようなvが一定のグラフにおいて

    (面積) = (縦) × (横) = (速さ) × (時間)   (1)

    が成り立ちます。

    速さ一定ではなく時間変化するとしても考える時間幅をとても小さくしたら(1)式は成立します。

    これは数学的には積分の考えです。実際に

                                x=∫ v dt

    がこのテーマの裏には隠れています。

    グラフの面積の正負については、

    グラフの面積>0:正方向へ移動距離

    グラフの面積<0:負方向への移動距離

    を表しています。

    例えば下のグラフではグラフの右の図(青いボール)のような運動を表しています。

        

     VTグラフを読み取る

    物体の運動において、大事な要素は3つあります。

    位置x、速度v、加速度aの3つです。
    これらは、運動の種類によっては時間変化します。
    それを分かりやすくするためにグラフにするのです。

    つまり、vtグラフは横軸に時間、縦軸に速度を取ったもので、速度vと時間tがどのような関係にあるかを示したグラフになります。

    また、vtグラフの面積を計算すると、その値は変位を表します。

    そして、このグラフの傾きは加速度aを表します。グラフが出てきたら以上の2つの値が決定します。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/enshinryoku/』" title1="0から理解する遠心力の理屈" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/kepler/" title2="0からのケプラーの法則の理解の仕方" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/hennisonoiti/" title3="ベクトルとスカラーの違いは?" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/toukasokusonosann/" title4="等速度運動、等加速度運動の3つの公式"]

0からの定滑車、動滑車の理解の仕方(運動方程式その4)

2020.05.30

ページ目次0からの定滑車、動滑車の理解の仕方定滑車とは?動滑車とは?定滑車、動滑車まとめ 0からの定滑車、動滑車の理解の仕方 定滑車とは? 定滑車とは、滑らかに動く固定された滑車です。 2つの物体をつなぐので、2つの物体は同じ加速度で進みますが、向きは異なるので注意しましょう。 運動方程式は 斜面の

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  • 0からの定滑車、動滑車の理解の仕方

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]動滑車って物体が2つでてきて頭がパンクしそうだ…。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]なんで加速度が違うんだ?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]しかも座標もどうとればいいんだ?[/speech_bubble] [toc]

    定滑車とは?

    定滑車とは、滑らかに動く固定された滑車です。

    2つの物体をつなぐので、2つの物体は同じ加速度で進みますが、向きは異なるので注意しましょう。

    運動方程式は

    斜面の物体M:Ma=Mgsinθ−T

    物体m:ma=Tmg

    となるので、2つの式を足すことで、

    (m+M)a=Mgsinθ-mg

    \therefore a= \frac{M \sin \theta -m}{M+m}g

    となります。

    動滑車とは?

    動滑車は固定されていないので定滑車よりも複雑になります。

    図からも分かるように、動滑車に繋がった物体を距離動かすのに、2引っ張る必要があります。しかし、その力は1/2で済みます。

    物体Aの質量を7m、Bの質量を4とすると、物体Aが下降、Bが上昇したとします。

    すると、次のように加速度を求めることができます。

    まず、物体Aが時間tで2lだけ落下したとすると、Bはlだけ上昇します。

    このとき、Aについて:2l= \frac{1}{2} a_{1}t^{2}

    Bについて: l=\frac{1}{2} a_{2}t^{2}よって、2a=aという関係式が求まります。

    次に物体の加速度を求めます。

    物体Aについての運動方程式:7mgT1=7ma1

    物体Bについての運動方程式:T2-4mg=4ma2

    動滑車について:2T1T2=0

    これらを解き、2a=aを利用すると、

    a_{1}=\frac{5}{8} gが求まります。

    このように動滑車は一般に変位、速さ、加速度は半分になります。これを覚えておくとよいでしょう。

    また、A,B,動滑車についてそれぞれ別々の運動方程式を立てることを忘れないようにしましょう。

    定滑車、動滑車まとめ

    動滑車と定滑車の理解はできましたか。
    学校ではこのような基本的な言葉の定義はなかな教えてくれない部分でもありますので、、
    今回の記事で理解ができたのであれば幸いです。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/enshinryoku/』" title1="0から理解する遠心力の理屈" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/kepler/" title2="0からのケプラーの法則の理解の仕方" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/hennisonoiti/" title3="ベクトルとスカラーの違いは?" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minbutsu/toukasokusonosann/" title4="等速度運動、等加速度運動の3つの公式"]

How long VS How much time? 時間についての疑問文をマスター

2020.05.30

How long VS How long time 時間を尋ねる表現は混乱しやすく、多くの方が使い方を間違っています。 How long、How long time、How much time, How many time。 この4つの表現のうち、2つは間違いです。 今回は時間を尋ねる疑問視を徹底解

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  • How long VS How long time

    時間を尋ねる表現は混乱しやすく、多くの方が使い方を間違っています。

    How long、How long time、How much time, How many time。

    この4つの表現のうち、2つは間違いです。

    今回は時間を尋ねる疑問視を徹底解説します。

    [toc]

    How longとHow long timeはよく似ていますが、1つは正解で、1つは間違いです。

    以下3つの例文を見てください。

    1.How long time have you been married? どのくらい長く結婚しているのですか?

    2.How long have you been here?  どのくらい長くここにいるのですか?

    3.How many time have you been to Tokyo? 何回東京に行ったことがありますか?

    3つの例文で間違っているのは2つあります。

    まずは2から見ていきましょう。

    How long have you been here?

    実は正解は2だけです。

    なぜ2だけが正解なのか?

    How long~?は「どのくらい長く~」という意味で、時間を尋ねる表現です。

    答えは1分間、1時間、1日、1年間も知れません。

    How longという表現だけで、時間を尋ねています。

    そしてHow longと現在完了形の相性はばっちりということも覚えておきましょう。

    How long have you worked here? どのくらいここで働いているのですか?

    How long have you lived in Moscow? どのくらいモスクワに住んでいるのですか?

    もちろん、How longは現在形、過去形、未来形などの時制とも使われます。

    しかし、よく使われるのはHow long have / has~?の形です。

    How long time は間違い?

    次は1の例文を見ていきましょう。

    How long time have you been married?

    これは間違いの例文です。

    何が間違いなのかわかりますか?

    先ほどHow longという表現は時間を尋ねると紹介しました。

    つまり、How longだけで時間を表現するので、Timeは不要というわけですね。

    正しい形にすると、以下の通りになります。

    How long have you been married?

    How long time did you sleep on the train?

    電車の中でどのくらい眠ったの?

    これも間違いですね。  Timeは余計です。

    正しくはHow long did you sleep on the train?

    How long timeは一見すると、言葉の流れもよく、正しく見えますよね。

    でもHow long timeは間違い。 正しくはHow longです。

     

    3の例文も間違いです。

    How many time have you been to Tokyo?

    正しい形はわかりますか?

    正しくはHow many times have you been to Tokyo?

    How much time VS How many times

    How longは正しくて、How long timeは間違いでしたね。

    次に見ていくのはHow much timeとHow many timesです。 混乱しますよね。

    「How much timeは正しいから、How long timeも正解!」

    と覚えている人もいるでしょう。

    でも、何度も言いますがHow long timeは間違いです。

    How much timeの意味は、How longとほとんど同じです。

    How much timeも時間を尋ねる表現です。

    例文を見ていきましょう。

    How much time have you waited?

    How long have you waited?

    どのくらい待っているの?

    どちらも正しくて、意味は同じです。

    このようにHow longとHow much timeは言い換えることができます。

    How much time does it take you to get to school?

    通学時間はどのくらいかかるの?

    この例文をHow longを使って言い換えることはできますか? 簡単ですね。

    How long does it take you to get to school?

    How much timeとHow longの意味は同じですが、会話ではHow longの方が好まれます。

    どちらを使おうか迷ったら、How longを使用するといいですね。

    次に見ていくのはHow many timesです。

    How many timesはHow much timeと全く違うものです。

    How many timesは「何回」と回数を尋ねる表現

    How many times did you watch the movie E.T.?

    ETは何回見たことがありますか? 回数を聞いている表現ですよね。

    答えは1回かもしれませんし、2,000回かもしれません。

    How many times have you gone to Japan?  日本には何回行ったことがあるの?

    注意点はHow many timesとsが必ずつくことです。

    How many timeではなく、How many timesが鉄則。

    今回の記事のまとめ

    How long と How much timeも違いは理解できましたか?

    学校ではこのような基本的な言葉の定義はなかな教えてくれない部分でもありますので、、
    今回の記事で理解ができたのであれば幸いです。

    [plus url1="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/chokusetsutokannsetsu/" title1="直接、間接目的語の違い" url2="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/wasjanakutewere/" title2="仮定法でIf I Wasじゃなくて I Wereが使われている理由" url3="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/" title3="偏差値30から早慶合格の英語勉強法とは?" url4="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/which-nottov-tonotv/" title4="to not V? not to V ? どっちが正しいのか?" ]

仮定法でIf I Wasじゃなくて I Wereが使われている理由

2020.05.29

ページ目次仮定法の秘密とは?If I WasじゃなくてIf I Wereになる理由If I wasが正しくなるときもある?If I wasは正しい?まとめ 仮定法の秘密とは? 学校の授業や参考書ではI was、He was、She wasと習います。 これは言うまでもなく、正しい過去形の形です。 で

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  • 仮定法の秘密とは?

    学校の授業や参考書ではI was、He was、She wasと習います。

    これは言うまでもなく、正しい過去形の形です。
    ではI were、He were、She wereはどうでしょうか?
    実はこれも文法的に正しくなるときがあります。

    それは一体どういう時でしょうか。本記事で説明していきます。

    [toc]

    If I WasじゃなくてIf I Wereになる理由

    If I wasではなく、If I wereになる理由は、
    それは仮定法だからです。

    仮定法は事実や現実とは違うことを話すときに使用されます。
    実際には、私はあなたではありません。

    そのため、仮定法では、If I / He / She / It WEREという形にすることで、
    聞いたり見たりした時にこれは仮定法だぞ!というのがすぐにわかります。

    この点をわかりやすく理解するために仮定法では

    were を利用しているのです。

    仮定法の例文

    例文を見てみましょう。

    If I were rich, I would quit the job.
    もし僕がお金持ちだったら、仕事を辞めるのに。

    この例文の本当の意味は、「お金持ちじゃないから、仕事を辞めることができない」。

    If he were taller, he would be a model.
    彼は背が高ければ、モデルになれたのに。
    実際には、彼の背は低いので、モデルにはなれていません。

    She would go out with him if she were nicer.
    彼女がもう少しいい人だったら、彼と付き合っていたのに。
    実際には、彼女は優しくないので、彼と付き合っていません。

    If I wasが正しくなるときもある?

    ネイティブの中には、If I was、If he was、If she wasと使う方もいます。
    仮定の度合いで, If I wasを利用しているとのことです。

    しかし、仮定法でのWasの使用はインフォーマル(口頭でなら伝わる)です。
    そのため、公式の文書や資格試験で利用するのは避けたほうがよいでしょう。

    If I wasは正しい?

    実はIf I / He / She / It wasが正しくなる時もあります。
    しかし、それが正しくなるのは,多くの場合仮定法ではありません。

    If I / He / She / It wasが正しくなるのは、直接法の時です。
    直接法と仮定法の違いは複雑ですが、簡単に言えば直接法は将来起こる可能性もあれば、起こらない可能性もあるということです。
    例文を見ていきましょう。
    1.If I was sick, she would take me to the hospital.
    もし僕が病気だったら、彼女は病院に連れていくだろう。
    2.If I were sick, I wouldn’t go to the party.
    もし僕が病気なら、パーティーには行かなかっただろう。
    1の例文は、直接法です。
    直接法の場合、IfはWhenever「いつでも」と置き換えることができます。
    2の例文は、仮定法です。
    「僕」は病気ではありませんが、病気だった「場合」を仮定しているのです。
    少々ややこしいですね。

    仮定法と直接法を見分けるのは、多くの文章に慣れるしかありません。

    まとめ

    仮定法でif I was を使う理由の理解はできましたでしょうか? 
    仮定法は難しいですが、理解すると表現力が広がり、またネイティブの感覚も理解できるようになります。
    まだまだ仮定法ができてないな・・・という受験生は、お気軽にご相談ください。
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方程式とはなにか?|これが正確にわからないから数学ができてない!

2020.05.28

方程式とはなにか? 方程式とは、値が分からない文字が入った等式のことです。 ”等式”というのは”等しい式”、つまり”=”で結ばれた式のことです。 この等式は文字にある値を代入したときに成り立ちます。 このように文字に代入して等式が成り立つ数のことを解といいます。 つまり、問題でよく見かける”方程式を

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  • 方程式とはなにか?

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]問題でよく”方程式を解け”って出てくるけど、そもそも方程式って何?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]なんだろうね…。確かにあまり意識したことないや。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]とりあえず式の中の文字当てはまる数を求めてるけど…。[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]その文字に当てはまる数を求めることを”方程式を解く”っていうんじゃない?”[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]じゃあ方程式ってそういう文字が入った式の事なのかな?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]まあそんなもんじゃない?![/speech_bubble]

    方程式とは、値が分からない文字が入った等式のことです。

    ”等式”というのは”等しい式”、つまり”=”で結ばれた式のことです。

    この等式は文字にある値を代入したときに成り立ちます。
    このように文字に代入して等式が成り立つ数のことをといいます。

    つまり、問題でよく見かける”方程式を解け”とは

    ’この文字に代入してイコールが成り立つ値を求めて!”という意味なのです。

    方程式の解き方

    方程式と言っても様々な種類があります。

    1次方程式、2次方程式、連立方程式、高次方程式、微分方程式などです。

    1次方程式とは値が分からない数が一次の等式のことです。
    ここでは最もシンプルな方程式である1次方程式についてだけ、説明します。

    ”一次”というのはx, y, a, bなどなど、式の中の文字が、1乗までしかないってことです!
    x², y³のように、に2乗3乗の文字はない、まあいたってシンプルな感じのやつですね。

    では解き方について簡単に説明です!

    ①カッコを展開したり移項をしたりして、xのついたやつを全部左側に持っていく。

    ②イコールの両辺に同じ数をかけたり割ったりして、

    x=(ある数)

    とする!これで求まります。

    と日本語で言っても何言ってるのかわかりませんね。
    数学は数字が言語ですから(嫌だとか言わないで(ToT))実際にやってみましょう。

    方程式の例題

    問題:方程式 3(x+5)=12  の解をもとめよ。

    答え:上のステップと照らし合わせてやってみます。

    ①カッコを展開する       3x+15=12
    15を移項する      3x=12-15
    3x=-3            ←左側がxだけの式になった!

    ②両辺を3で割る    x=-1

    答えはx=-1です! もとの方程式に代入して確かめて見てください。確かに成り立ってますね。

    ところで最初の段階で、「え、展開するの…?」と思った方、なかなか手慣れていますね。

    実はこの問題の場合、最初に両辺を3で割ってしまうと大変簡単に求まってしまいます!
    つまり、
    3(x+5)=12
    x+5=4
    x=-1

    という具合です!こっちのほうが数字が小さくてなんだか気持ちが良いと思いませんか?
    でもこうやって最初の式の段階で両辺を同じ数で割れることはそんなに多くありません。
    割るときはほんとに割れるか確かめてからですよ!

    方程式を解く際のポイント

    これは本当に本当に基本的な1次方程式の解き方です。
    他に、分数や小数、ときにはルート(√2とかそういうやつ)が入ってくるものもあります。
    ここではそんなに全パタ−ンを紹介することはとてもできないので、みなさんお手持ちの教科書や問題集などでの練習が不可欠です。

    しかしどんな問題でも、基本は

    ★カッコの展開、移項

    ★両辺を同じ数でかける、割る

    の操作だけで完了できます!どの操作をしたら x= ◯ というゴールの形に近づけるか考えて、少しずつ計算に慣れていきましょう!

    方程式は数学の基本ですが、方程式と同じくらい重要な概念に不等式もあります。不等式についてはこちらの記事をどうぞ!

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5minmt/hutoshiki/"]

【使い方】パラグラフ・リーディング ナビ|圧倒的に成績を伸ばす方法

2019.08.09

参考書の特色 対象者 偏差値50~65 英文の読み方を身に付けたい人向け センターレベル〜MARCHレベル程度の英文を使ってパラグラフリーディングを身に着ける本です。 1パラグラフというかなり基本的な文章から、数パラグラフに及ぶ文章を読んでいきます。 パラグラフリーディングは英文を読む上でもっとも基

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  • [toc]

    参考書の特色

    対象者

    偏差値50~65 英文の読み方を身に付けたい人向け

    センターレベル〜MARCHレベル程度の英文を使ってパラグラフリーディングを身に着ける本です。

    1パラグラフというかなり基本的な文章から、数パラグラフに及ぶ文章を読んでいきます。

    パラグラフリーディングは英文を読む上でもっとも基本的な読み方で、
    これが身についていないと入試英文を読み下すのはかなり難しいでしょう。
    逆を言えばこれさえ身につければほとんどの英文には対応できるようになります。

    例えばセンター試験の第6問はパラグラフリーディングができればすぐに解くことができます。

    また英文の構造は現代文の評論ともほとんど同じなので、
    これを身につければ英語だけでなく国語の成績も上がります。

    できる人は自然にできることなのですが、一度体系的に訓練を積んでおくと自信につながりますので、読み方に不安があるのであれば上記のレベル帯以上の人にもおすすめです。

    使い方

    使用期間

    1~2ヶ月程度

    英文の構造やカタマリを意識しながら解き進めていきましょう。パッセージ全体の主張と各パラグラフの主張をおさえられるかが勝負です。
    余裕があれば要約までできると完璧です。
    パラグラフリーディングができるようになれば各段落の要約や全体の要約がスラスラ書ける(言える)はずですのでぜひチャレンジしてみてください。

【英語】時、条件の副詞節では未来形がつかえない理由

2019.05.18

<2019年5月18日に更新しました。> 生徒からよくある質問のひとつです。 これに対する解答は諸説あります。 例えば、 「ifは確率50%の表現なので100%の確信を示すwillとは併用できない」、 「主節が未来を表しているのだからわざわざ副詞節にもwillを用いることはない」、 「i

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  • <2019年5月18日に更新しました。>

    生徒からよくある質問のひとつです。

    これに対する解答は諸説あります。

    例えば、
    「ifは確率50%の表現なので100%の確信を示すwillとは併用できない」、
    「主節が未来を表しているのだからわざわざ副詞節にもwillを用いることはない」、
    「ifやwhenなどはそもそもそれ自体に未来の意味が含まれているのだからwillと併用する必要がそもそもない」
    などとよく説明されます。

    こうした説明でも良いのですが、今回は現在形と”未来形”にフォーカスしてみましょう。

    動詞の形と時制について

    まずは1つ考えてみてほしいのですが、
    “動詞の形のみ”を変えることによって表現できる英語の時制はいくつあるでしょうか?

    例えばstudyという動詞で考えてみましょう。

    study(現在形) studied(過去形

    この2つは間違いないですね。 動詞の語形のみで時制を表すことが出来ています。

    それでは“未来形”と言われているかたちはどうかというと、

    will(be going to) study

    これはwill(助動詞)+動詞の原形ですね。
    未来を表している表現ではありますが、動詞の形が変化して時制を表しているのではなく、willまたはbe going toの部分が未来を表しているに過ぎません。

    つまり動詞の未来形というものは存在しないと言うこともできるわけですね。

    もちろん動詞の形を述語動詞Vと考えれば、未来形も認められ、完了形や進行形も時制に含みます。むしろ学参などはこちらの見方で書いてあるものが多いです。
    基本的にどちらが正しいというのはあまりありませんが、今回は未来形が存在しないという原理主義的な視点でみていきます。

    ではなぜ動詞の未来形がないかというと、そもそも現在形だけでも未来のことは表せるように出来ているんですね。

    どういうことかと言いますと、現在形の用法は細かいものを除けば大きくわけて3つあり、それぞれ①習慣②不変の真理③確定した未来となっています。

    ③確定した未来

    一番わかりやすいのは③で、例えば以下のような用法です。
    The train arrives at eight.(その電車は8時に着く)

    特に何事もなければ、電車は来る時間はあらかじめ決まっているのが普通なのでこの場合のarrivesは確定した未来を表していると言えます。電車が来るということを習慣的に捉えれば①として考えても問題ないでしょう。

    ②不変の真理

    ②の不変の真理ですが、例えば以下のような文章です。
    The sun rises in the east.(太陽は東からのぼる)

    この例文の事実は過去・現在・未来で変わりません。つまりこの文は過去・現在・未来すべてに言及していると言えます。やはり未来のことについて現在形で述べることが出来ています。

    ①習慣

    ①は例えば、
    I go to school.(私は学校に行く)

    というような感じですが、この文の意味するところは、「これまでも学校に通っていてこれからも学校に通う」ということです。これからのことについても言及しているかたちなのでやはり未来のことを表現出来ています。

    まとめ

    ということで現在形はそれ自体で未来のことも表現できるということがわかっていただけたでしょうか。
    このように現在形を見直すと、「時・条件を表す副詞節の中では未来のことを現在形で表すというルールもとても自然なものに思えてきませんか?

    よって、今回の結論は「未来のことを話す際、時・条件の副詞節内においては、現在形を用いれば”未来形”を使う必要がなく、必要がないのでwillを使わないということになります。

    丸暗記でこのルールを覚えるのはそれはそれで構いませんが、こんな風に本質的なところから考えていくと面白いうえに忘れにくいのでおすすめです。

    その他英語で勉強をしていて、お困りのことや、学校の先生や塾で教わったけれどわからない・・ということがあればお気軽にご相談ください。
    こちらからご相談いただけます。

【化学】原子の基本構造

2018.01.15

原子の基本構造 原子は原子核と電子からなり、電子が原子核の周囲を回っています。 そして原子核は陽子と中性子という粒子が固まった状態です。 大切なのは陽子がプラス、電子がマイナスの電荷を持っているということです。 現在の物理でもなぜかは分かっていませんが、私達の住む宇宙はプラスに帯電したモノとマイナス

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  • [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]原子の構造ってよく分からないな[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="seitow4.gif" name="山田さん"]K殻には電子が2個、L殻には8個入るとかって覚えるしかないのかな?[/speech_bubble] [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom3.gif" name="小山くん"]元素と原子って何が違うんだろう[/speech_bubble]

    原子の基本構造

    原子は原子核電子からなり、電子が原子核の周囲を回っています。
    そして原子核は陽子中性子という粒子が固まった状態です。

    大切なのは陽子がプラス、電子がマイナスの電荷を持っているということです。

    現在の物理でもなぜかは分かっていませんが、私達の住む宇宙はプラスに帯電したモノとマイナスに帯電したモノの間には引き合うように力が働くように出来ています。

    中性子は電荷を持っていないので、原子核は陽子の数と比例してプラスの電荷を持っていることになります。

    これにマイナスの電荷を持つ電子が引き寄せられるので、原子核の周りを電子が回った状態になります。(電子と原子核が引き合っているなら、電子が原子核に衝突するんじゃないかと疑問に思うかもしれませんが、「引き合っている物体が回転運動をする」というのは太陽と地球が引力で引き合っているのにぶつからないことを考えると納得できると思います)

    また電子と中性子のもつ電荷は大体等しいので、電子と陽子が同じ数ずつあれば、原子全体では電気的にちょうど0になります。
    通常、原子はこの状態で安定します。もし陽子より電子が少なかったら、原子全体がプラスの電荷をもつ状態なので、他のところにある電子を引き寄せてしまうと考えれば、これも自然なことだと思います。

    電子殻

    原子核の周りを電子が回っているのは理解できたと思いますが、じつは電子が飛ぶ軌道はいくつか決まった層を作ります。

    一番内側の電子殻をK殻とよび、アルファベット順にL殻、M殻……と名前がつきます。
    これは昔の人がK殻の電子殻を発見した時、「もしかしたらこの内側にも電子殻もあるかもしれない」ということで、将来J殻やI殻が見つかってもいいようにKのアルファベットを割り当てたことに由来しますが、結局K殻より内側の電子殻は見つかりませんでした。

    それぞれの電子殻にはK殻に2個、L殻に8個、M殻に18個の電子が入ります。
    どの原子核にいくつの電子が入るかは知っていないといけませんが、実は一見不規則にみえる2,8,18という数列には規則性があります。
    奇数を並べると1,3,5となりますね。これを二倍すると、2,6、10となります。
    これを順番に足していくと、内側から数えて何番目の電子殻にいくつの電子が入るか求めることが出来ます。

    例えば内側から2番めのL殻は二個分足して2+6個、内側から3番めの電子殻であるM殻は三個分で2+6+10個になります。
    同じようにして、4番目のN殻には2+6+10+12個の電子がはいることができます。

    なぜこうなるかは高校範囲を越えて、原子雲について考える必要があります。

    元素と原子

    原子というのは簡単に言ってしまえば、「物質を細かく見ていったとき、最後に出てくる陽子、中性子、電子からなる最小単位」です。
    一方で元素は「原子を陽子の数で分類したときの種類」を指します。
    陽子が1個の原子を水素という元素と、陽子が6個の原子を炭素という元素というカテゴリにいれると考えると分かりやすいと思います。

    実は昔は「水素=陽子と電子が1つずつ」というように、ひとつの元素というカテゴリに分類できる原子が1つしかなかったので、あまり元素と原子を区別する必要はありませんでした。

    しかし現在では「陽子が6個、電子が6個、中性子が6個の炭素」と「陽子が6個、電子が6個、中性子が7個の炭素」のように陽子の数が同じでも中性子の数が違う原子がみつかります。

    同じ陽子数なのに他の条件が違う原子のことを同位体と呼びます。

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