英語の受動態の使い方を簡単に解説! 「いつも受動態の文法問題を間違えてしまう。」 受動態は英語の試験で必ず出題されると言っても過言ではありません。 受動態という単語は難しいですが、簡単に言えば「~される」という意味です。 受動態が使われる理由は、よく使われるから。 特に学校でのレポートやビジネス文書
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- 英語の受動態の使い方を簡単に解説!
「いつも受動態の文法問題を間違えてしまう。」
受動態は英語の試験で必ず出題されると言っても過言ではありません。
受動態という単語は難しいですが、簡単に言えば「~される」という意味です。
受動態が使われる理由は、よく使われるから。
特に学校でのレポートやビジネス文書では受動態が好まれることが多いです。
受動態で気を付けるべきポイントは2つ。
興味の対象と受動態の形です。
この2つを押さえれば、受動態はマスターしたようなものです。
[ toc]
受動態の形
受動態を習う前に、まずは能動態について知っておきましょう。
能動態は、あなたがよく目にする文章です。
Someone stole my car.
誰かが僕の車を盗んだ。
能動態は主語が「~する」となっている文章のことです。
もう1つ能動態の例文を見てみましょう。
The hunter killed the tiger.
ハンターが虎を殺した。
能動態は、よく目にするので大丈夫ですよね。
では受動態はどのような形でしょうか?
受動態の基本の形は
主語+be動詞+動詞の過去分詞形
例文を見てみましょう。
The tiger was killed by the hunter.
虎はハンターによって殺された。
例文のように、受動態で動作の主体を述べたい場合はByを使用します。
例文で動作の主体はThe hunterですね。
The movie Kimi no Naha was directed by Shinkai Makoto.
映画「君の名は」は新海誠によって作られた。
映画の監督を務めるという動作の持ち主は新海誠ですね。
だからByいかにShinkai Makotoと続きます。
この文を能動態に変えると、次のようになります。
Shinkai Makoto directed the movie Kimi no Naha.
The house was built in 1992.
この家は1992年に建てられた。
例文のように、動作の主体が明らかになっていない時はByがつきません。
受動態が使われる理由は?
そもそもなぜ受動態が使われるのでしょうか?
能動態とは、具体的にどう違うのでしょうか?
受動態が使われる理由をここからは明らかにしていきましょう。
まずは次の2つの文を見てみてください。
The lion was killed by the hunter.
ライオンはハンターに殺された
The hunter killed the lion.
ハンターはライオンを殺した。
上が受動態で、下が能動態ですね。
意味はどちらも同じです。
しかし、興味の対象は違います。
能動態では、誰がライオンを殺したのかに注目が集まっています。
しかし、受動態の文章では、ハンターによって殺されたライオンに注目があります。
受動態では、興味・関心の対象が動作の主体ではなく、動作の受け手に集まります。
少しわかりやすく事件で例えてみましょう。
事件の犯人に注目が集まる場合は、能動態。
事件の被害者に注目が集まる場合は、受動態。
また動作の主体が分からない時、もしくは動作の主体を表現したくない時に受動態は使われます。
This house was built in 1992.
この家は1992年に建てられた。
The window was broken.
窓は割られていた。
フォーマルな文書でも受動態がよく使用されます。
長文問題などで受動態が使用されていて、よくわからない場合には能動態に戻してみると分かりやすくなります。
さまざまな受動態
ここまでは一般的な文章の受動態を見てきましたが、動名詞や助動詞と受動態が組み合わされることもあります。
基本的な形は同じなので、たくさん例文を見て覚えていきましょう。
He wants to be invited the party.
彼はパーティーに招待してほしい。
You may be disappointed.
もしかしたら君はがっかりさせられるかもしれない。
He has to be tested on his English grammar.
彼は英語の文法力をテストされる。
これらの例文は全て助動詞を含んだ受動態です。
助動詞の後ろにはbeが来るのが鉄則です。
He hates being interviewed.
彼はインタビューをされるのが嫌いだ。
She is excited about being taken to the cinema.
彼女は映画館に連れて行ってもらえることでワクワクしている。
上の2つの例文は、動名詞を含んだ受動態。
動名詞の場合には、be動詞がbeingという形になるだけですね。
受動態の種類はさまざまですが、基本的にbe動詞の形が変わるだけです。
受動態はよく使われ、よく出題されます。
今回で受動態の基本は完璧にマスターできたはずです。
あとは練習を繰り返すだけで、受動態は完璧ですね。