このページでは大学受験では切っても切り離すことができない偏差値について何なのか?ということの説明と偏差値ごとの生徒のタイプの違いをご説明していきます。 ページ目次■予備校の模擬テストと定期テストの違い偏差値の段階ごとの受験生のタイプまとめ ■予備校の模擬テストと定期テストの違い 高校生のテストといえ
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■予備校の模擬テストと定期テストの違い
高校生のテストといえば定期テストと模擬試験がほとんどになります。定期テストで点数がとれるのに模試ではさっぱりというパターンがあります。模試と定期テストとの違いをきちんと把握しましょう。
定期テストは,範囲が限られていることや短期的に集中して記憶をしてしまえばそこそこの点数がとれるものです。逆に、模擬試験は、広い範囲からの出題であり、かつ範囲がないといっても過言ではないです。また、これまでに見たことのない問題に対しての対応ができることが必要になるため、丸暗記でない応用できる基礎事項の根本的な理解が必要となります。そのため、定期テストの点数が良くても模擬試験では全然できないということはよくあることです。大学受験に照準を合わせて模擬試験の成績を上げるためには、これまでの勉強方法を見直さないといけません。
大学受験に照準を合わせているのであれば、模擬試験や、入試で動やったら成果を上げることができるのか?という点を優先してください。■偏差値とは何か?
高校3年生ともなると受験勉強真っ盛りであり、模擬試験もかなりあります。ひとつひとつ違う模擬試験の点数や順位だけでは、正確なことがわからないものです。そこで、わかりやすくするのに偏差値がでてくるのです。この偏差値は、偏差値50を標準として、そこからどれくらい離れているか?によって勉強ができているのか?、できてないのか?を判定する数値です。偏差値50から10離れた偏差値40,60はそれぞれ全体の15%となり、ややできる、またはややできないというレベル感でしょう。また偏差値50から20離れた偏差値30,70はそれぞれ全体の2%程度なので、人数としては大部少数となります。この少数に入ることが、多くの受験生の目的となるでしょう。
■偏差値が高いことはその大学に入れることを意味しないし、その逆もまた同じ
偏差値が高くて、また自身の志望大学で良い判定をもらうと、「受かったも同然!」と感じてしまう人がいます。
ですが、ちょっと待ってください!
どれだけ偏差値が高くても本番の入試で点数が取れなければ合格はできせんし、逆に偏差値が低くても当日の入試で点数を取れば受かることができます。確かに一般的に言えば11月くらいの模試でA判定が出ていれば、受かる可能性が高いのは事実です。ですが、当塾でもよくあることですが10月、11月の早慶模試、早慶オープンで点数を取れていなくても、本番の入試で点数が取れることはよくあることです。早慶模試で点数が取れなくて(英語が50点中8点でした)落ち込んで当塾に入塾して、その後3ヶ月勉強を積んで早稲田大学に合格したという事例もあります。
ですから、模試の結果を見て一喜一憂せず、模試の結果から成績につなげるためにどうしたら良いのか?というのを常に考え続けるという方が効果的でしょう。特に現役生の場合は範囲が終わってない!ということが多いです。そうした場合は模試と受かりやすさは関係しない可能性が高いです。入試まで冷静になって、どうしたら受かるのか?という点を考え続ければ、志望校には受かるはずです。最後まで諦めずに頑張っていきましょう。
偏差値の段階ごとの受験生のタイプ
偏差値が上る人、上がらない人停滞する人はどのようなタイプなのかを偏差値のレベルごとで割り振ってご説明をしていきます。
■偏差値30~40レベル
このレベルの受験生は根本的に勉強時間が足りないレベルの学生です。そもそもまだ勉強習慣が身についていない場合も多いので、まずは勉強習慣を身につけるのが最優先でしょう。また、このレベルの学生でも勉強時間はちゃんとやっているのに・・できない!というレベルの学生もいます。そうした学生のパターンとして、①,自身のレベルと行っている教材のレベルがかけ離れているパターンの場合と②,暗記することがわかってなくできてないパターンの2つの場合があります。特に、1つ目のパターンの場合は、進学校に通っている人に多い場合です。進学校に通っていると自分はできていなくても先輩の実績や高校の偏差値を自分の実力と照らし合わせて、自分の実力と勘違いしてしまうことが多いものです。ですが、基本的に勉強は自分のレベルに合わせて、地に足をつけて行わないと成績は上がりません。
当塾での指導経験上、こういった生徒の場合、元々の頭の使い方自体は適切にできているので、勉強することのレベルを適切に設定してあげれば飛躍的に成績は上がっていきます。進学校に通っているけど、できない!という学生は一度当塾のカウンセリングを受けてみても良いでしょう。こちらからお申込できます。また、勉強しているけれど勉強ができてない受験生のもう一つのタイプについてですが、暗記することがわかってなくできてない場合です。この場合も勉強時間自体は長くて、机に座っているけれど、意識的に暗記をすることをしていない場合に起きやすいです。ただ見ているだけでは暗記はできません。赤シートを使ったり、アプリを使ったり、メモをしておくなど意識的に覚えようという気持ちで望んでください。理解をしただけで満足していても、入試当日に理解知識をアウトプットできないと意味がありません。まずは丸暗記でも良いので、覚えるということを行っていきましょう。
*もちろん、当塾では丸暗記を推奨していませんが、覚えてないというレベルであれば、まずは覚えるということを行う必要があります。■偏差値50~60未満レベル
多くの学生がこの偏差値のレベルに属しています。このレベルの学生であればある程度の勉強時間は取れて、勉強習慣ができている人でしょう。ですが、多くの学生がこのレベルで立ち止まってしまうのも事実です。このレベルに立ち止まってしまう原因としては、①理解の伴ってない暗記を行っていて単純な考え方しかできてないパターン、②復習不足で知識の定着が不十分のパターン、③参考書の買い過ぎで情報量が多すぎるパターンが考えられます。また現役生であれば、まだ未修分野が多く全然できてないというのもこのレベルに含まれるでしょう。①の理解の伴っていない暗記をしている場合というのは理系の学生であればよくわかるでしょう。多くの模試は、最初の方は公式をいれただけで答えが出たり、問題集によく掲載されている単純な問題がでています。今回のパターンの受験生はこの問題は「見たことがある!」と考えて、すぐに解くことができるでしょう。ですが、後ろの方にいくと応用問題が出題されてこの問題には太刀打ちできないということになってしまいます。こうした場合には、公式がどのように成り立っているのか?という構造の部分を理解していく必要があります。数学であれば公式の証明ということになります。また公式も数式だけを丸暗記するのではなく、日本語で説明ができる、直感的に何をしているのか理解できるレベルに持っていく必要があるでしょう。文系の受験生の場合は、フィーリングで選択肢から適当に選んで、何かわからないけどあたっているという場合が今回のケースでしょう。勉強ができるようになるには、偶然はありません。正しい道筋、勉強法で学ぶことによって、誰もができるようになるものです。まだ構造部分の理解ができてない学生は、時間のあるうちにゆっくり基礎を作っていきましょう。そうすれば必ずできるようになっていきます。焦りは禁物です。
その次のパターンとしてあるのが、塾には通っているけどなんとなく課題をこなしているだけで復習をしていないパターンです。塾の課題を受動的にこなしているだけでも、一つ一つの積み重ねができていくためある程度の成績を取ることはできるでしょう。ですが、圧倒的に勉強ができるというレベルに到達するためには、自分に何が足りないのか?を常に主体的に考えて復習をすることが必要です。偏差値30~40の部分でも上述しましたが、どれだけ良い授業を受けても復習をしていないと成績を上げることができません。下記画像を見てください。「忘却曲線」という、勉強した時間からどれくらい時間が経ったか(横軸)と学んだ内容をどれくらい覚えているか(縦軸)の関係を表した図です。この図は復習をしてない場合を想定しています。
その場合、学んだ20分後には覚えたことの25%が失われています。さらに1ヶ月後にはほとんど0%になっています。
勉強の復習をしないことがいかに愚かなことなのか?というのがわかっていただけましたでしょうか?復習をしていないということは難関大学合格はできないということを意味するでしょう。
また勉強ができない浪人生が、予備校の課題が多すぎてできるようにならないというのは当塾でもよくある相談例です。当塾では受動的に勉強している受験生は成績が出ないと言うとを十分にわかっており、他の塾とは違い、主体的に勉強ができる環境を作っております。まずは資料をご覧ください。こちらからどうぞ。最後のパターンとしてこのレベルから抜け出せないのが参考書の買いすぎの例でしょう。参考書の買い過ぎでの弊害として、①方法が定着しない、②ページをめくることで本人は満足感があり、勉強ができない!という時にできない理由がわからない。という場合があるでしょう。①が勉強ができないのは上で何度も述べていますが、②の場合は最悪です。これでではいつまで経っても成績がでないでしょう。参考書一冊は1000円程度なので、その他の塾などの学習方法と比べると安価のためついつい購入してしまうのでしょう。ですが、最終的には志望校に通うことができないという大きな代償を払わなければならないことを考えるのであれば、自身にあった塾に通ったほうが良いでしょう。
■偏差値60~70レベル
このレベルの受験生は上記のできてない原因をすべて解決している状態の受験生です。上述したことは解決したけれど、このレベルに到達できない理由としては①即決判断で場合分けができないパターン、②時間内に問題を解く工夫をしていないパターンが考えられます。
①の場合の即断即決思考というのは、私立志望の文系の受験生に多いです。物事を判断する軸が少なく、とりあえず知っていることっぽいというので選択肢を選ぶことです。言葉レベルや部分での一致で反応してしまうため、自身では理解しているつもりでも答えを選ぶ段階で間違っているため、いつまで経っても成績がでません。こうした場合での対策としては、①記述式の問題を行うこと、②正解の選択肢がなぜ正解なのかを論理的に他人に対して説明できることが考えられるでしょう。記述式で自身で考えるための思考力を養成して、根拠を考えて書くことで、自身の正解に自信を持って望むことができます。もちろん、選択肢を選ぶ際には即断即決をしてしまってはいけません。早慶レベルの選択肢だと、Aの場合もありうるし、Bの可能性もありうる・というように、可能性が何パターンも取りうる可能性があります。そういった場合には、Aを入れてみた際の矛盾、Bを入れてみた際の矛盾を考えられるようだと良いでしょう。数学のように場合分けをしてみて、答えの選択肢が何故正しいのかを考えてみましょう。誤った選択肢の場合は、必ず何処かで矛盾点が生じます。
また②時間内に問題を解く工夫をしていない場合を考えみましょう。この場合は、いかにして自身の理解したことを時間内に出せるかどうか?ということを工夫して行っていきます。当塾では早慶を始めとした難関大学の入試問題で時間のない中でどのように問題を解いていったら良いのか?という部分まで指導していきます。基本的な暗記理解は完璧!という状態で、成績が上がらない理由がわからない。。という状態でしたら、一度カウンセリングをこちらからしていただくのが良いかと思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか?成績が上がらない理由がわかりましたでしょうか?現在成績が上がってない。と言う状況には必ず理由があります。何ができてないかわからない。どうしたら勉強ができるようになるかわからないという場合はお気軽にご相談いただければと思います。また資料請求もこちらから受け付けております。