大学受験は、ある意味高校に入学した時点から始まっていると考えることです。
高1でしておくことは、勉強の習慣をみっちりつけておくことでしょう。
高校の勉強は、中学よりも進むペースや内容などに違いが出てくるものです。予習、授業、復習という習慣が当たり前としましょう。また、人間の記憶は反復が大切です。
1度ではすぐに忘れてしまうものでも繰り返すことで記憶として脳に残ります。
復習した後1週間後くらいにもういちど復習することで記憶に残る率がかなり高くなります。こういった勉強スタイルを自然と行えるようにしておきましょう。
次に、大切なのは進みたい道を見つけることです。
高校2年生になってくると文系か理系の選択がでてきます。
ただ、単に自分の好き嫌いだけとか苦手意識だけで決めるのではなく自分が将来どんな道にすすみたいかで決めましょう。
ある程度きちんと勉強することによって苦手な教科は克服できる可能性は大いにあるからです。
そういったことも踏まえて、高1のうちには興味のあるものや憧れたことのある職業などについてよく調べてみることが進みたい進路を決めるのに役立ちます。
受験形式はどれを選ぶのか?
大学受験の受験の仕方にはいくつかあります。
志望校推薦、AO入試、一般受験とあります。
一般受験には、3種類あります。センター試験の総得点で合否が決まるケース、国公立大学のほとんどは、センター試験の点数と大学独自の試験の得点の合計で合否が決まる場合、殆どの私立大学は、大学独自の試験で合否が決まります。受験科目も何科目必要かも調べておかなければいけません。
こういった具合にいくつかパターンかあるのです。
そのうち、指定校推薦やAO入試にいたっては特に学校での成績が左右する可能性が高いものです。指定校推薦は各高校に大学から推薦枠がきます。
推薦枠で決められた人数で大学が希望する成績基準があるため、それにかなっていなければ学校が推薦できません。
また、AO入試についても自分で成績や得意なものなどをアピールして受験するというものなので、ある程度の成績がなければいけません。これらのこともそうですが、基本的に学校での成績はきちんと収めておくことは当たり前です。
逆に言い換えればきちんと取り組んでいれば慌てることありません。苦手な教科をなるべくなくすように克服することが大切です。
受験の方法についての理解をきちんとしておくことで自分はどのパターンを選ぶか志望校が決まった段階で選べるようになります。
次に、早ければ早いほうがよいのですが高2でしておくこととして自分の興味のある大学のオープンキャンパスに参加することです。
自分の行ってみたい大学について調べてみることは大切なことです。希望の大学への通学時間や大学の施設そのもの、学生の雰囲気がわかります。
オープンキャンパスでは、直接その大学の学生に質問できることもありますのでより発見があります。
また、受験対策のために予備校/塾に通うのか通わないのか、通うのであればどこの予備校/塾が自分にあっているかを検討することも必要です。こちらは、1年生のうちからでも決して遅いということはありません。予備校/塾によって授業の仕方に違いがあるものです。また、家庭教師のほうがあっていることもあるでしょう。大学受験にむけての勉強や受験そのものについて相談できる場所を確保しておきましょう。
基本的に、大学受験は、高校1年、2年の勉強の範囲ができていることが大前提で高3の内容になってきます。特に、理系の学生は高校の進路的に受験に大事な分野が高3になるまで終わらない・・ということもよくあるので、入試から逆算して考えていつまでに何を終わっていなければいけないのか?ということを意識していきましょう。
高校の偏差値が70を超えるような中高一貫校の超進学校の場合は2年生までに範囲が終わるようになっています。そのため、1年間余裕を持って勉強をすることができるのです。結果、受かりやすいということになります。元が頭がよいというのはある程度はありますが、学校のカリキュラムが大学受験向けに組まれているので受かりやすいという側面が大いにあるのです。
ですが、こうした学校にかよっていないからといって初めから諦めてはいけません。当塾でももちろん行っていますが、学校のペースに合わせずどんどん先取をして勉強をしていくことが肝心になっていくでしょう。
推薦にいたっては高校1、2年生の成績で決まります。この期間をどのように過ごすかで将来が決まってしまうと言っても過言ではありません。将来のことを考え、自分の方向性を決めるためや受験をスムーズにする下準備をするための期間として大切に過ごしていきましょう。
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