倒置構文の使い方に悩んでいませんか? 倒置構文はあまり重要視されてはいませんが、テストによく出ます。 意外と倒置構文は深いのです。 今回は多くの人を混乱させる倒置構文の使い方を分かりやすく解説いたします。 今記事を読むことで、倒置構文の問題が出ても自信をもって対処することができるようになるでしょう。
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- 倒置構文の使い方に悩んでいませんか?
倒置構文はあまり重要視されてはいませんが、テストによく出ます。
意外と倒置構文は深いのです。
今回は多くの人を混乱させる倒置構文の使い方を分かりやすく解説いたします。
今記事を読むことで、倒置構文の問題が出ても自信をもって対処することができるようになるでしょう。
[toc]倒置構文とは?
倒置構文とは主語の前に動詞が置かれた文のことを言います。
倒置構文と言えば、あまりピンときませんが疑問文の形と同じと言えば納得する方も多いのではないでしょうか?
You are tired. 君は疲れているね。
これは普通の文ですね。
主語がyouで動詞がare。
お馴染みのS+Vの形になっていますよね。
Are you tired?
これは倒置構文です。
主語youの前に動詞のareが来ています。
動詞+主語の形になっているので倒置構文というわけです。
我々に馴染みのある疑問文も倒置構文の一種で、最もよく使われるものです。
これで倒置構文はマスターした!
と言いたいところですが、それほど倒置構文は浅くありません。
疑問文の他にも倒置構文が使用される時があるのです。
そしてそれがテストでもよく出題され、多くの人々を悩ませているのです。
ここからは倒置構文を深堀していきましょう。
倒置構文はいつ使われる?
もちろん倒置構文が使用されるのは疑問文の時です。
これはもう見てきたので大丈夫ですよね。
疑問文の他にある4つの目的で倒置構文が使用されます。
早速4つの倒置構文の目的を見ていきましょう。
1.否定の副詞・副詞のフレーズが文の先頭で使用されたとき
倒置構文が使用される主な目的は、言いたいことを強調するため。
つまり倒置構文は目立ちたがりなやつです。
皆の気を惹きたいがために、皆に注目をしてほしいがために、他の文とは違うことをしてしまうわけです。
否定の副詞を文の先頭に置くことで、文章が強調されます。
同時に否定の副詞を置くことはとてもフォーマルな文でもあるのです。
早速例文と共に理解を深めていきましょう。
Seldom have I seen such a great movie. こんなに素晴らしい映画はほとんど見たことがない。
seldomは「めったに~ない」という意味の否定の副詞です。
seldomが文頭に来ているので、動詞+主語の倒置が起きています。
この文章が強調しているのは、such a great movieですね。
この例文を強調させなかった場合には次のようになります。
I have seldom seen such a great movie.
seldomは通常の場所にいて、特に強調されていないので主語と動詞の位置も変わりません。
以下が倒置構文をもたらす主な副詞になります。
Hardly ほとんど~ない Never 決して~ない Seldom めったに~ない Rarely めったに~ない Nowhere どこにも~ない Scarcely ほとんど~ない 2.Ifの代わりに倒置構文
ifの代わりに倒置構文が使用される時があります。
どういうことかというと通常先頭に来るifが省略される代わりに、文章に倒置が起きるのです。
例文を見てみましょう。
If I had been there, she would come. もし俺がそこにいたら、彼女は来ていただろうな。
これは通常の文です。
Ifが省略されていないので、倒置も起きていません。
Had I been there, she would come.
これは倒置構文ですね。
ifが省略されたので、主語と動詞の順序が逆になっています。
3.場所を表す副詞が文頭に来た時
場所を表す副詞が文の先頭に来た際にも、倒置が起きます。
例文を見ると早いので、早速確認していきましょう。
On the table were all the foods we bought. テーブルの上には僕たちが買った食べ物が全部あった。
on the tableという場所を表す副詞があります。
そのため倒置が起きていますね。
普通の文は以下の通りです。
All the foods we bought were on the table.
4.So+形容詞+動詞+主語+that
これはこの形として覚えましょう。
So+形容詞+動詞+主語+thatという形になる時があります。
So delicious was the food that we ate every last bite. その料理はあまりにも美味しかったので最後の一口まで食べちゃいましたよ。
この例文は倒置構文ですが、これを普通の文に変えることはできますか?
普通の文に変えると次のようになります。
The food was so delicious that we ate every last bite.
これはso that構文ですね。
並べ替え問題、書き換え問題で出題されることが多いので、必ず押さえておきましょう。
倒置構文はパターンさえ覚えておけば、難しくとも何ともないですね。
覚える努力が必要なだけです。
ぜひ今回紹介した倒置構文の使用法を覚えてください。