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システム英単語の使い方を徹底解説!シス単で早慶を目指す戦略も解説

2024.06.05

大学受験において、英語は多くの受験生にとって克服すべき大きな課題です。 特に、難関大学を目指す場合は、膨大な単語量と高度な文法知識、そして長文読解力を身につける必要があります。 その中で、単語学習は英語学習の基礎であり、他の科目にも大きく影響を与える重要な要素です。 数ある単語帳の中でも、「システム

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  • 大学受験において、英語は多くの受験生にとって克服すべき大きな課題です。
    特に、難関大学を目指す場合は、膨大な単語量と高度な文法知識、そして長文読解力を身につける必要があります。

    その中で、単語学習は英語学習の基礎であり、他の科目にも大きく影響を与える重要な要素です。
    数ある単語帳の中でも、「システム英単語」は、その圧倒的な人気と実績から、多くの受験生から支持を得ています。

    この記事を読んでわかること


    1. システム英単語の特徴や使い方
    2. 早慶合格を目指すための学習方法
    3. 学習効果を最大限に引き出すためのポイント

    【単語帳の定番】システム英単語とは?

    「システム英単語」は、大学受験を目指す高校生・浪人生向けの単語帳です。
    受験生の間では「シス単」の愛称で呼ばれ、特に早慶・難関大学を目指す受験生に人気の1冊です。

    著者は、霜 康司氏と刀祢 雅彦氏。長年の受験指導経験と膨大なデータ分析に基づいて、
    大学入試で頻出の単語を厳選し、効率的に学習できるよう工夫されています。

    システム英単語には、レベル別に3冊の単語帳があります。

    • システム英単語Basic: 高校基礎レベル1500語。英語学習の基礎固め
    • システム英単語: 高校基礎レベルから難関レベル2000語。関関同立・MARCHレベル
    • システム英熟語: 1500語収録。早慶レベル、難関国公立大学レベル

    この記事では、システム英単語(標準レベル~難関レベル)について詳しく解説していきます。

    [toc]

    システム英単語の効果的な使い方

    システム英単語を効率的に活用するための具体的な使い方を紹介します。

    STEP1 ゴールを定める

    まずは「いつまでに、どのレベルまで単語を覚えるか」を明確にしましょう。
    例:「夏休みまでにシステム英単語を2周」「高3の冬までに全5章を完全マスター」など、
    期間と目標を数字で示すことで、学習計画が立てやすくなります。

    スケジュール例

    下記は具体的なスケジュールとゴールの例になります。

    学年 季節 到達目標 具体的な学習内容
    高1春 4〜6月 600語 システム英単語 第1章(基本単語600語) を完璧にする(1日10語×60日)
    高1夏 7〜8月 1200語 システム英単語 第2章(共通テストレベル600語) を追加(1日10〜15語×60日)
    高1秋 9〜11月 1200語の復習 既習単語の定着・音読復習・模試での確認
    高1冬 12〜2月 1600語 システム英単語 第3章(GMARCH・難関私大レベル400語) を追加(1日10〜15語)
    高2春 3〜5月 1800語 システム英単語 第4章(早慶・難関国公立レベル200語) を追加
    高2夏 6〜8月 2000語 システム英単語 第5章(超上級・東大京大レベル200語) を完全習得
    高2秋冬 9〜2月 総復習+過去問演習 模試・過去問で知らない単語をリスト化し補強

    難関大学を目指すのであれば、高2までにシス単レベルの基本単語帳は、覚えておくようにしてください。

    STEP2 1日のノルマを設定

    システム英単語には、膨大な数の単語が収録されています。
    1日あたり「新しく覚える単語数」を具体的に決めましょう。
    初心者なら30語、慣れてきたら50〜100語程度、
    さらに慣れてきたら、200語程度を目安にすると、無理なく進められます。

    曜日 新規単語学習 復習分
    月曜日 30語を音読+赤シートで暗記
    ・寝る前に5分で確認
    ・なし(初日)
    ・寝る前に「今日覚えた30語」を簡単テスト
    火曜日 新規30語
    ・月曜と同様に赤シート学習+寝る前確認
    ・月曜の30語を音読&テスト形式で復習
    ・寝る前に「火曜分30語」を軽くチェック
    水曜日 新規30語
    ・夜に5分アウトプット
    ・火曜の30語をテスト形式復習
    ・月曜分もざっと確認
    木曜日 新規30語
    ・夜に5分アウトプット
    ・火曜分(2日前)と水曜分(1日前)を中心に復習
    金曜日 新規30語
    ・寝る前に5分アウトプット
    ・水曜分(2日前)と木曜分(1日前)を中心に復習
    土曜日 新規30語 or 休み
    ・週末のペースに合わせて調整
    週まとめ復習:月〜金の計150語を一括テスト
    ・抜け漏れ単語をリストアップ
    日曜日 新規は休み or 土曜分の振替 1週間分総テスト+苦手単語の再確認

    最初のうちは忘れる部分も多くて大変ですが、新規復習分と頑張っていきましょう。

    難しい単語は何回見ても覚えられない

    よくネットを見ていると、回数をこなしたらできるようになるとあります。
    もちろん、それで覚えられる人もいますが、これは割と勉強ができる人の少数派の意見です。

    これまでの指導の経験上、何度見ても覚えられない場合は、かなり範囲を絞って、その範囲を何度も繰り返し覚えるのが良いです。

    STEP3 赤シート+音読で覚える

    1日のノルマを決めたら、実際に単語学習を始めます。
    赤シートを使って日本語訳を隠しながら、音読で英単語を声に出して確認しましょう。声に出して読む「プロダクション効果」により、黙読より定着が高まります。

    「プロダクション効果」とは

    単語学習で特に効果があると言われるのが「音読」です。
    カナダ・ウォータールー大学の研究では、単語や文章を黙読するよりも、声に出して読む(音読する)方が記憶定着率が高まる「プロダクション効果」が確認されています。

    実践ポイント


    1. 単語を音読しながら意味を思い浮かべる(英語→日本語、もしくは英語→イメージ)
    2. 音読を録音し、それを自分で聞き返す(耳からのインプットを増やす)

    このように、口と耳を同時に使う「二重の働き」を意識することで、
    単語の定着をさらに高められます。

    STEP4 ミニマルフレーズも一緒に押さえる

    システム英単語が特徴とするミニマルフレーズは、単語と一緒に覚えると記憶に残りやすいです。
    「access → have access to the Internet」のように、短いフレーズで覚えると
    イメージが湧きやすく、実際の文章でも使いこなしやすくなります。
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    文脈の中で覚える重要性

    単語単体で覚えるよりも、実際に文章やフレーズの中で覚えた方が、定着率や理解度が高まることが研究で示されています。
    システム英単語でも短いミニマルフレーズを提示しているのは、「単語の使われ方をイメージしやすくする」ためです。

    実践ポイント


    1. 単語に付いているミニマルフレーズを必ず音読して覚える
    2. 覚えたフレーズを、自分で英作文に応用してみる
    3. わからなかった単語が出てきたら、必ず文脈ごとチェックする

    文脈ごと単語を身につければ、実際の読解・英作文においても活用がスムーズになります。

    STEP5 書き取りでスペルを確実にする

    単語は、音読や目で見て覚えるだけでなく、実際に書いてみることでさらに忘れにくくなります。
    書くという行為には、手を動かす「身体的アクション」が伴うため、脳がより能動的に働き、単語情報の「深い処理」が起こりやすくなるからです。

    実践ポイント


    1. 見出し語をノートに書いてみる(その際、できるだけ意味を声に出す)
    2. 慣れてきたら英語だけを見て日本語訳を書けるか試す

    書くことで自然とスペルを意識するため、
    スペルミスやうろ覚えを発見する手がかりにもなります。

    STEP6 間隔を空けた復習を徹底する

    エビングハウスの忘却曲線によれば、人は時間が経つにつれ急速に忘れていきます。
    1日後、3日後、1週間後、1か月後…というように、徐々に復習の間隔をあける間隔反復を実践しましょう。
    AnkiやQuizletなどのアプリを使うと、忘却しやすい単語の復習タイミングを自動で管理できます。

    ヒロアカでもアプリを使って効率的に覚えてもらっています。

    間隔反復で忘却曲線を克服する

    エビングハウスの忘却曲線によれば、新しい情報は時間経過とともに急激に忘れられます。
    しかし「忘れる前」に復習することで、記憶はリセットされ、忘れにくくなるのです。

    実践ポイント


    1. 新出単語は1日後・3日後・1週間後・1か月後など、段階的に復習を行う
    2. 復習アプリ(Anki, Quizlet等)のスペースド・リピティション機能を活用し、自動的に間隔を管理
    3. 「周回学習」を取り入れ、システム英単語を複数回サイクルで回す

    周回学習を行うことで、初回から2周目・3周目にかけて自然と復習の間隔が空き、忘れかけた頃に再度単語が登場。結果として、記憶の定着が飛躍的に高まります。

    STEP7 テスト形式で思い出す

    単語帳を眺めるだけでなく、能動的に「意味を思い出す」練習をしましょう。
    自分で問題を作ったり、単語カードの裏に日本語訳を隠してクイズ形式にしたりすると、
    長期記憶にしっかり定着しやすくなります。

    一度に完璧に覚えようとするよりも、定期的に繰り返す周回学習がポイントです。忘れる前にこまめに復習しましょう!

    • 音読: 単語の発音と意味を同時に覚え、単語をより印象的に覚えることができます。
    • 書き取り: 単語のスペルを覚え、脳を活性化させる効果も期待できます。

    アクティブ・リコールで「思い出す」訓練をする

    能動的に思い出す「アクティブ・リコール(積極的想起)」は、暗記効率を高める上で非常に効果的です。
    単に眺めるだけの学習よりも「テスト形式」で思い出そうとする方が、記憶にしっかり残ることが心理学実験でわかっています。

    実践ポイント


    1. 単語カードや暗記アプリで、見出し語だけを見て意味を答える
    2. 答えられなかった単語に印をつけ、重点復習を繰り返す
    3. 周囲の人に「この単語、知ってる?」などクイズ感覚でアウトプットしてみる

    「覚えた気になる」だけで終わらず、自分で思い出す作業を繰り返すことが、長期記憶へとつなげるカギになります。

    システム英単語で早慶合格を目指すための戦略

    Sk
    早慶レベルの大学受験では、単語帳を1冊完璧に仕上げるだけでは不十分です。システム英単語をベースに、さらにレベルアップを目指しましょう。

    システム英単語を完璧にする

    まずは、システム英単語の1章から5章までを完璧にマスターしましょう。特に、4章の難関レベルの単語は、早慶の過去問対策に役立ちます。

    多義語を徹底的に学習する

    システム英単語の5章には、多義語が掲載されています。
    早慶レベルの入試問題では、単語の多義語を理解していることが重要です。

    早慶レベルの単語帳に挑戦する

    システム英単語を完璧にしたら、早慶レベルに対応できる単語帳に挑戦してみましょう。

    2冊目の単語帳としておすすめはこちらの記事で紹介しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/sokei-2satu/"]

    システム英単語が選ばれる4つの理由

    システム英単語は、他の単語帳と比べて多くの受験生から支持されているのには、いくつかの理由があります。

    1. 自分に合ったレベルから始められる

    システム英単語は全5章に分かれていて、章が進むごとに難易度が上がります。

    • 第1章: 高校基礎レベル(600語)
    • 第2章: 共通テストレベル(600語)
    • 第3章: 難関大レベル(MARCH・関関同立・国公立大)(485語)
    • 第4章: 最難関大レベル(早慶・難関国公立大)(336語)
    • 第5章: 多義語(180語)

    このように、レベル別に構成されているため、自分のレベルに合ったところから学習できます。

    例えば、共通テストレベルの単語をすでにマスターしている人は、第3章から始めることも可能です。また、早慶レベルの大学を目指す人は、第4章までしっかり学習することが重要になります。

    例文は覚えれば、英作でも使えて一石二鳥です

    2.単語の使い方が身につくミニマルフレーズ

    システム英単語では、例文の代わりに2語〜5語のフレーズ(ミニマルフレーズ)を採用しています。

    例えば、「access」という単語は、ミニマルフレーズでは「have access to the Internet (インターネットを利用できる)」と記載されています。

    ミニマルフレーズで単語を覚えることには、次のようなメリットがあります。

    • 単語だけ覚えるよりも意味を連想しやすい
    • 単語の使い方も覚えられる
    • 例文で覚えるよりも短いので簡単

    他の英単語帳では、単語と例文がセットで説明されるのが普通です。
    例文は語法や暗記のヒントにもなりますが、例文が長すぎると逆に覚えにくいことも。
    また、「知らない単語がありすぎて例文が理解できない」と悩んでいる人も多くいます。

    システム英単語のようにフレーズで暗記すれば、暗記の労力を最小限にしながら効率よく学習できます。

    さらに、ミニマルフレーズは、過去の大学入試問題を分析して、最も重要かつ頻出される用法や活用形を反映して作られています。
    つまり、受験でよく問われる使い方を重点的に学習できるということです。

    3. 試験に役立つ頻出単語単語だけを効率的に

    システム英単語は、大学入試によく出る単語だけを厳選して掲載しています。
    過去25年分の大学入試問題を分析し、試験に出やすい順に単語を紹介しているのです。

    また、意味が複数ある単語は、最も出題されやすい意味から解説されています。
    試験問題を徹底研究して作られた単語帳なので、信頼性も十分です。

    「試験に出るぞ!」と意識できるので、モチベーションも上がりますね。

    4. 無料音声データ – 発音とリスニングも同時に

    システム英単語には、無料で音声データがダウンロードできます。
    音声の内容は、各単語のアメリカ発音とイギリス発音、日本語訳を収録。

    試験にリスニングが必要な人はもちろん、イヤホンを使ったスキマ時間の学習にもおすすめです。

    こちらの駿台文庫のサイトからダウンロードができます。

    システム英単語で通用する大学

    システム英単語は、大学受験英語の学習において、欠かせない存在です。
    しかし、どのレベルの大学まで対で対応できるのか、疑問に思う人もいるでしょう。

    システム英単語で通用する大学は、レベル別に以下の通りです。

    高校基礎レベル (システム英単語Basic)

    • 私立大学: 産近甲龍、日東駒専、その他女子大など
    • 国公立大学: 地方国立大学など

    共通テストレベル~難関私大レベル (システム英単語)

    • 私立大学: 関関同立、MARCH、早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)など
    • 国公立大学: 旧帝大(一部学部)、地方国立大学(一部学部)など

    最難関レベル (システム英単語 + EX準1級)

    • 私立大学: 早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)、上智大学など
    • 国公立大学: 東大、京大、一橋大学など

    最難関最上位レベル (システム英単語 + EX準1級 + EX1級 or ピナクル)

    早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/pinnacle/"]

    早慶レベルの難関学部や、東大・京大などの最難関大学を目指す場合は、
    システム英単語に加えて、さらにレベルの高い単語帳を併用することが必要となります。

    システム英単語に関するよくある質問

    Q1. システム英単語は早慶レベルに十分対応できますか?

    A: システム英単語は、早慶レベルの基礎的な単語を網羅していますが、早慶レベルの入試問題では、さらに高度な単語や語彙力が必要となる場合もあります。システム英単語を完璧にマスターした上で、早慶レベルに対応できる単語帳も併用することをおすすめします。

    Q2. システム英単語Basicとシステム英単語どちらから始めたら良いですか?

    A: 中学レベル~高校1・2年で学習した単語に不安がある場合は、システム英単語Basicから始めることをおすすめします。基礎固めをしてから、システム英単語に取り組む方が効率的です。

    Q3. システム英単語カードは必要ですか?

    A: システム英単語カードは、単語を効率的に覚えるためのツールとしておすすめです。特に、単語の反復学習や、持ち運びやすい点がメリットです。

    Q4. システム英単語を完璧にするのにどれくらいの時間がかかりますか?

    A: 個人差はありますが、1日100単語を目安に、2~3ヶ月で1周できるでしょう。その後は、定期的に復習し、記憶に定着させましょう。

    Q5. システム英単語は単語帳だけで十分?文法や長文はどうすれば良い?

    A: システム英単語は単語帳なので、文法や長文対策は別途必要です。

    • 文法: 「ポラリス英文法」や「桐原1000」などの参考書を使って、文法をしっかりと学習しましょう。
    • 長文読解: 「肘井の読解ための英文法」や「ぐんぐん伸びる英語長文」などの参考書を使って、長文読解力を強化しましょう。

     

    単語力は英語学習の基礎ですが、文法力や長文読解力も合わせて強化していくことで、総合的な英語力を高められます。

    まとめ – システム英単語で英語力を飛躍させよう!

    この記事では、システム英単語の特徴、使い方、そして早慶合格を目指すための学習方法について解説しました。

    システム英単語は、その豊富な単語数、レベル別構成、そしてミニマルフレーズを用いた学習方法など、多くのメリットがあります。

    早慶レベルの大学受験では、単語力だけでなく、文法力や長文読解力も必要となります。システム英単語をベースに、他の参考書や問題集も活用しながら、総合的な英語力を高めていきましょう。

    システム英単語は、大学受験英語の学習において、欠かせない存在です。

    この記事を参考にして、システム英単語を活用し、目標とする大学合格を目指してください!

The Essentials 英文法必修英文100の使い方【暗記推奨】

2024.06.04

The Essentials(エッセンシャルズ) 英文法編の概要 The Essentials 英文法編は、関正生先生による新しい英文法例文集です。 この本の特徴は、単に文法事項の説明をするだけでなく、長文やリスニングで実際に役立つ文法知識に焦点を当てている点にあります。 ポラリスなどの関先生の他の

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  • The Essentials(エッセンシャルズ) 英文法編の概要

    The Essentials 英文法編は、関正生先生による新しい英文法例文集です。
    この本の特徴は、単に文法事項の説明をするだけでなく、長文やリスニングで実際に役立つ文法知識に焦点を当てている点にあります。

    ポラリスなどの関先生の他の本と文法の説明自体は大きく変わりませんが、アプローチの仕方が異なります。

    本書では、長文やリスニングに頻出する英文を取り上げ、その理解に必要な文法事項を解説しています。
    つまり、4択問題が解けるようになるだけでは満足せず、実際の英語運用能力の向上を目指しているのです。
    厳選された100の例文を通して、英文法を「武器」にするためのエッセンスを学ぶことができます。

    例文は覚えれば、英作でも使えて一石二鳥です

    英文法例文集の特徴

    関先生 The Essentials 英文法編は、長文読解力を鍛えるための英文法例文集です。

    収録されている英文には、入試で頻出する表現やパターンが含まれています。

    例えば、仮定法におけるwere toの用法、助動詞+have+過去分詞の表現、接続詞thatの様々な働きなどが特徴的です。

    71d8CXiHspL. SL1500 .

    各英文にはそのポイント解説が加えられているため、なぜその英文が例として選ばれたのかがわかりやすくなっています。

    The Essentials 英文法編のレベルと対象者

    The Essentials 英文法編のレベルは、高校1年生から3年生までの幅広い学年に対応しています。
    高校1、2年生は普段使っている問題集と並行して使用し、高校3年生は受験直前の総まとめに最適です。

    特に、文法問題集に不信感を抱いているものの、本格的に取り組む気力や時間がない人にこそおすすめしたい一冊です。

    また、日東駒専、GMARCH、一般の国公立大学を目指す高校3年生が、
    春から夏にかけて短期間で効果を出したい場合にも最適でしょう。

    一通り文法は学習したものの、もう一度さらっと復習したいという人にもおすすめです。
    ただし、本書はある程度学力が高めの人を対象としているため、初学者や基礎学力が不足している人には少し難しいかもしれません。

    英文/語彙の難易度

    The Essentials 英文法編で使用されている英文や語彙は、高校生にとって標準的なレベルに設定されています。

    例文は入試問題の長文やリスニングから厳選されているため、受験レベルの英語に十分対応できる内容となっています。

    ただし、前述の通り、本書はある程度学力が高めの人を対象としているため、基礎的な語彙力や読解力が不足している場合は、
    例文の理解に苦労する可能性があります。

    そのような場合は、まず語彙力を付けるための学習を並行して行うことをおすすめします。

    まずは語彙力がないとどの教材も理解することは難しいですよ。

    また、例文の難易度は、文法事項によっても多少の差があります。
    比較的シンプルな文法項目では平易な例文が使われている一方、複雑な文法事項では長めの例文が使われているため、
    読解に時間がかかることもあるでしょう。

    ただ、いずれの例文も無理のない範囲で選ばれているため、じっくりと取り組めば必ず理解できるレベルに収まっています。

    この一冊の例文を完璧にしていけば、文法の理解度としてはかなり高いですよ。

    語彙としては、『大学入試 肘井 学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』よりも少し難しいレベル、と言えます。
    肘井先生の本は、文法事項を英文を通じて学ぶ入門書で、比較的平易な英文が選ばれています。

    どの教材を前提としてやっておくと良いか

    絶対的にやっておいて欲しいのが、『読解のための英文法 必修編』レベルの構文把握力は必要です。
    The Essentials 英文法編は長文の読み方に全振りしているので、
    あまり文法的な項目の説明自体は細かくされていません。

    そのため、『句とか節がわからない・・』といった人やSVOCがよくわからないという人は、
    まずは『読解のための英文法 必修編』に臨みましょう。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hijiimanabu/"]

    構文の前にそもそも英文法がほとんど終わってない・・・という人は、
    流行りのこの教材に手を出す前にまずは『大岩のいちばんはじめの英文法』を実施してください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/oiwaeibunpo/"]

    英文法項目全てを完璧に網羅的に解説されているわけではないので、一つ一つ丁寧に理解したい場合は、大岩先生の英文法をやると良いでしょう。

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    The Essentials 英文法編の特徴

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    ここからはThe Essentials 英文法編の特徴について詳しく見ていきましょう。

    オリジナルの英文で意味が完結

    この参考書の英文は、関先生が入試の傾向を分析して作成したオリジナルの英文です。
    単に過去の入試の一部を抜粋しているわけではありません。

    そのため、各英文は3~4行の短い文ながら、それだけで意味の完結した内容となっています。
    前後の文脈がなくてもその英文の意味を理解できるのが特徴です。

    実践的な文法力が身につく

    各英文にはその構文解析はもちろんのこと、
    この参考書の主眼は、難関大学入試(早慶など)で問われる英語における「実践的な文法力」の養成にあります。

    例えば、時制や助動詞、仮定法などを、単なる文法ルールとして覚えるのではなく、
    実際に英文の中でどのように使われているのか、
    どのような意味合いを持っているのかを理解することで、
    より深いレベルで文法を理解することができます。

    目次を見ながら内容確認!

    目次を見ながら、それぞれどのような意味合いがあるのかを見ていきましょう。

    CHAPTER 1 時制

    01 現在形 ― 現在を表す現在形は、過去や未来の出来事にも言及する場合がある
    02 過去形 ― 過去の出来事を表す過去形は、仮定法や丁寧表現にも使われる

    英文法の基礎となる時制について、長文読解に必要な知識を厳選して解説。
    時制は英文を理解する上で最も重要な要素の一つであり、
    この章の内容をしっかり理解することで、
    長文の内容を正確に把握できるようになります。

    CHAPTER 2 助動詞

    17 未来を表す助動詞 ― will, be going to, be about to, be to
    18 過去に関する推量を表す助動詞 ― may have + 過去分詞, must have + 過去分詞

    助動詞は、微妙なニュアンスや話し手の気持ちを表現する上で欠かせない要素です。
    この章では、様々な助動詞の用法を、具体的な例文とともに解説することで、
    長文読解における助動詞の理解を深めます。

    CHAPTER 3 仮定法

    30 仮定法過去 ― 「もし~だったら」と、現在とは異なる状況を仮定する
    31 仮定法過去完了 ― 「もし~だったら」と、過去とは異なる状況を仮定する

    仮定法は、受験生にとって理解が難しい文法項目の一つですが、
    長文読解においても重要な役割を果たします。
    この章では、仮定法過去と仮定法過去完了の用法を、
    わかりやすく解説することで、仮定法に対する苦手意識を克服します。

    CHAPTER 4 接続詞that

    41 that節 ― 名詞節を導くthatは、省略される場合もある
    42 that節 ― 同格を表すthat節は、名詞の後に置かれ、名詞の内容を説明する

    接続詞thatは、様々な役割を持つため、
    文法問題だけでなく、長文読解においても正確な理解が求められます。
    この章では、名詞節を導くthat、同格を表すthat節など、
    thatの多様な用法を網羅的に解説します。

    CHAPTER 5 不定詞・動名詞

    58 名詞的用法 ― 不定詞や動名詞は、名詞と同じように主語・目的語・補語になる
    59 形容詞的用法 ― 不定詞は、名詞を修飾して、名詞の性質や状態を説明する

    不定詞や動名詞は、英文の中で様々な役割を果たすため、
    正確な理解が不可欠です。
    この章では、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法など、
    不定詞と動名詞の用法を体系的に解説します。

    その他、関係代名詞、比較といった理解が難しい部分についても丁寧な解説がされています。

    具体的な学習方法とおすすめの使い方

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="各英文をゆっくり丁寧に読み、ポイントを理解する"]100個の短い英文それぞれをゆっくり読む。解説も読んで、英文のポイントをしっかり理解する
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="音読練習を繰り返し行う"]音源を聞きながら、同じ速度で反復音読する。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="チェックマーク表現の暗記"]The Rulesもそうですが、本教材にも覚えるべき表現にはマークがついていますので、こちらを暗記[/ti]
    [/ptimeline]

    オススメの使い方としては、音読を何度も何度もしながら、頭の中で意識的に内容を理解していくことです。
    多くの場合音読を意識せずにやってしまいがちですので、意識学習をするようにしてください。

    どのように考えたら良いのか?についてはこちらの動画付きの記事で説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/schoolmaster_blog/explain-movie/ishiki/"]

    この後におすすめの参考書

    文法をアウトプットで進めていきたいというのであれば、関先生のポラリスが良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/seki-pola-eibunpo/"]

    長文をすすめていくのであれば、同じ関先生の
    そのために一番オススメなのは、『The Rules』です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/therules-leves/"]

    このシリーズをクリアしていくのと、それ以外だとSupremacyや『ぐんぐん伸びる英語長文』がおすすめです。

    その他どのような教材を使ったら効率的に学習ができるのか?、勉強法についてはこちらの記事でも説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/"]

【竹岡英単語】LEAP,LEAP BASIC の使い方とレベルを徹底解説|早慶専門塾が監修

2023.11.09

英語学習者の皆さん、英単語力が足りないと感じていませんか? 語彙力は英語力の基礎中の基礎。 しかしながら、単語帳選びに迷ってしまうのも事実でしょう。 そこでオススメなのが、英語学習者から圧倒的な支持を集めている「必携英単語LEAP」シリーズです。 「必携英単語LEAP」は、英語の四技能に対応した学習

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  • 英語学習者の皆さん、英単語力が足りないと感じていませんか? 語彙力は英語力の基礎中の基礎。

    しかしながら、単語帳選びに迷ってしまうのも事実でしょう。

    そこでオススメなのが、英語学習者から圧倒的な支持を集めている「必携英単語LEAP」シリーズです。

    「必携英単語LEAP」は、英語の四技能に対応した学習が可能な単語帳。
    レベル別に学べるので、自分の実力に合わせた勉強ができます。

    本記事では、「必携英単語LEAP」「必携英単語LEAP BASIC」の魅力を徹底紹介。

    [toc]

    『必携英単語 LEAP,Basic』の特徴

    『必携英単語 LEAP』は、1935語、『必携英単語 LEAP Basic』は、1400語の英単語を収録した単語帳です。
    英単語をActive/Passiveに分類し、スピーキングやライティングにも対応できるよう設計されています。
    無料の音声ダウンロードも可能です。

    Active/Passiveに分類

    必携英単語LEAPの大きな特徴は、収録されている英単語をActive VocabularyとPassive Vocabularyに分類している点です。

    Active Vocabularyは、スピーキングやライティングの際に使えるようにする必要がある英単語です。
    この区分の英単語には、熟語や定型表現、注意点などが記載されています。

    一方、Passive Vocabularyは、リーディングやリスニングで理解できればよい英単語です。

    このように必要英単語LEAPでは、英語の4技能を意識して英単語を分類しています。
    Active Vocabularyをしっかり習得することで、スピーキング力やライティング力が向上するのが大きな特徴です。

    類義語の使い分けを明示

    必携英単語LEAPの特徴として、似た意味を持つ類義語の微妙なニュアンスの違いが明示されている点が挙げられます。
    71tRiOpnlyL SL1481

    例えば、「look」と「watch」はともに「見る」の意味を持つ類義語ですが、「look」はその場でふと見るような軽い意味合いがあるのに対し、
    「watch」は集中してじっくり見るという意味合いがストレートに表されています。

    このように、意味が重なる類義語ではあるが、実際には状況によって微妙に使い分けが必要となる場合が多々あります。必携英単語LEAPでは、こうした類義語のニュアンスの違いが丁寧に解説されているため、実戦での英語表現力が身につきやすいのが特徴です。

    語源の解説

    必携英単語LEAPでは、英単語の語源や語呂合わせなどの解説がなされているのが特徴です。
    英単語の語源を知ることで、その単語の成り立ちを理解し、意味をイメージしやすくなります。
    例えば、「photography」の語源はギリシャ語の「光」を意味する「photo」と「書く」を意味する「graph」であることから、「写真」という意味であることがわかります。
    このように、必携英単語LEAPでは英単語の成り立ちや、覚えやすい手がかりを提供する解説が特長の1つとしてあげられます。

    CEFRのレベル掲載

    CEFRのレベルが載っているので単語の難易度の参考にはなります。
    英検対策や覚えるべき単語がどれくらいのレベルなのかを知る手掛かりになります。

    無料ダウンロードの音声

    以下の4つのオーディオファイルをダウンロードいただけます。特に4番目のファイルは実用性に優れています。

    1. 用語とその定義
    2. 実践例(日本語から英語へ):口頭での英文作成の練習に
    3. 実践例(英語から日本語へ):リスニングとしての英語理解のために
    4. 英文のみの実践例:ディクテーションやシャドウイングの練習に

    ※数研出版>音声ダウンロードはこちら
    https://www.chart.co.jp/data/eigo/leap/

    『LEAP』レベル分け

    51xxRAFv1KL SL1000 51PoJjHl5mL SL1432
    出題校 高校入試〜
    共通テスト
    共通テスト〜
    GMARCH
    初期段階 共通テスト5、6割 共通テスト8割
    到達段階 高校入試〜日東駒専 日東駒専〜GMARCH
    英検レベル 英検準2級 英検2級
    理想の開始時期 高校1年夏 高校2年春

    『必携英単語 LEAP』の対象者

    必携英単語LEAPは、中学レベルの英単語の意味が理解できていて、GMARCHまでの英単語を覚えたい人を対象

    中学で基礎的な英単語を習得した上で、大学入試に向けて英単語を効率的に増やしていきたい人に向いています。
    また、英単語の基礎ができているものの、実際に書いたり話したりする場面で活用できていない人にもおすすめです。
    必携英単語LEAPでは、単に単語の意味を覚えるだけでなく、その英単語を実際のコミュニケーションで使えるようになることを重視しています。

    したがって、スピーキングやライティングの英語力も合わせて伸ばしたい人に向いた英単語帳といえます。

    『必携英単語 LEAP』で早慶は目指せるか

    必携英単語LEAPは、関関同立レベルの大学を目指す場合には十分ですが、

    早稲田大学や慶應義塾大学といった超難関大を目指すのであれば、LEAPの収録語彙だけでは 不足しています。

    早慶レベルを目指す場合は、LEAPに加えて英検準1級レベルの単熟語EXといった難易度の高い上級者向けの単語帳を併用する必要があります。

    LEAPで基礎から難関私大レベルの語彙は習得できますが、早慶合格を確実にしたい場合は、別の上級単語帳との併用が不可欠だと言えます。

    『必携英単語 LEAP』で英検は何級まで目指せるか

    必携英単語LEAPの収録語彙量では、英検2級までは十分に対応可能です。

    また、英語の4技能に対応した例文なども豊富に用意されているため、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティングの総合力も養成できます。
    英検準1級(2300-2500語程度)を目指す場合は、LEAP単独だと語彙量が足りなくなるため、単熟語EX英検準1級を併用することをおすすめします。

    『必携英単語 LEAP Basic』の対象者

    必携英単語LEAP Basicは、英語が苦手な人や英単語学習の基礎固めから始めたい人を対象としています。

    中学の英単語学習が不十分だったり、発音の習得が難しかったりする人でも、LEAP Basicなら英単語学習をスタートできます。
    単語数が1400語となっています。
    また、英検やTOEICなどの試験対策としても、基礎的な英単語を効率的に習得できるのでおすすめです。

    『必携英単語 LEAP』の使い方

    必携英単語LEAPの使い方のポイントは以下の3つです。
    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="単語を覚える"]右ページの例文を○×△でおぼえているかのテスト形式で読んでください。英語の例文を見て、日本語訳が思い浮かぶようにする訓練です。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="「頻出」の欄をしっかりインプット"]左ページの「頻出」の欄をしっかりインプットすること。ここには実際の表現が書かれているので、覚えておきましょう。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="徹底した復習"]分散学習(=定期的な復習)を心がけ、復習する時にはマークをつけて管理すること。覚えた単語と覚えていない単語を明確にして効率的に学習しましょう。[/ti]
    [/ptimeline]

    これらのポイントを守ることで、必携英単語LEAPを最大限に活用でき、英語力が効果的に伸びるはずです。
    実践的な使い方が成果に結びつきます。

    『必携英単語 LEAP』の次のステップ

    必携英単語LEAPの単語を習得した後の次のステップとして、より難易度の高い英単語帳を学習することがおすすめできます。
    特に関関同立レベル以上の大学を目指す場合は、LEAPの後に単熟語EX英検準1級といった上級単語帳に移行するとよいでしょう。

    これにより、LEAPではカバーしきれなかった、より難解な英単語を学習することができます。

    また、既習のLEAP単語との接続もスムーズになるため、単語力全体としては格段に向上するはずです。
    ただし、上級単語帳に移行するタイミングとしては、LEAPの単語をある程度定着させてからが望ましいでしょう。

    基礎が固まっていないと、上級語彙の習得は難しくなります。

    英単語がある程度固まったら英文解釈を行いましょう

    英単語を覚えることができたら、1文を文法的に処理をしていく段階になります。

    早慶レベルで必要な英文解釈についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/sokei-englishinterpretation/"]

    また、「英文解釈とは?」と言う人や、英語の勉強法についてはこちらの記事を確認してください。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/"]

出る出た英語長文(14,16,18)の効果的な使い方、レベルを徹底解説|早慶専門塾が監修

2023.11.01

ページ目次「出る出た英語長文」の使い方「出る出た英語長文」の特徴「出る出た英語長文」のそれぞれのレベル「出る出た英語長文」の使い方「出る出た英語長文」が難しい場合は「出る出た英語長文」の次 「出る出た英語長文」の使い方 「出る出た英語長文」シリーズは、入試で過去に実際に出題された英文を収録した問題集

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  • 「出る出た英語長文」の使い方

    「出る出た英語長文」シリーズは、入試で過去に実際に出題された英文を収録した問題集です。
    初級編から上級編まで段階的に英文が長くなり、文法と構造の解説も詳細です。
    ただし、早慶を目指すのであればこのシリーズだけでなく、
    関先生の長文教材などを併用することをおすすめします。

    [toc]

    「出る出た英語長文」の特徴

    出る出た英語長文は、入試の英文読解問題で過去に出題されたり、今後出題される可能性が高い英文を集めたものです。

    特徴としては、文の構造に焦点を当て、複雑な文には文法と構造のポイントを詳しく解説していることです。
    また、過去の出題英文を再録しているので、繰り返し読むことができるのがメリットです。

    「出る出た英語長文」のそれぞれのレベル

    61+YFOl0y9L SL1000 61u0ooth0KL SL1000 61KNXG99AkL SL1000
    出題校 〜 中堅私大 地方国公立〜
    GMARCH
    〜国公立・GMARCH
    初期段階 共通テスト4割 共通テスト6、7割 共通テスト7、8割
    到達段階 日東駒専 中堅国公立・GMARCH GMARCH・関関同立・国公立
    英検レベル 英検準2級 英検2級 英検2級
    理想の開始時期 高校2年夏 高校2年冬 高校3年春

    「出る出た英語長文14 初級編」

    『出る! 出た! 英語長文14選 初級編』は、大学入試で実際に出題された14の英文を収録した問題集です。
    英文の長さは400語程度と入試英語の初級レベルに設定されています。

    過去に複数の大学の入試で出題された英文が集められているので、入試で出る可能性の高いトピックや文章構成に触れることができます。

    問題編と解答編が別冊になっており、解説は詳細で分かりやすく書かれています。
    各文の構造解析も充実しているので、英文の意味だけでなく構造もしっかり理解できるようになります。

    唯一の欠点はCDが付属していないことですが、
    1か月〜1か月半かけてゆっくり取り組めば、英語力向上はもちろん、入試対策としても効果的です。

    「出る出た英語長文16 中級編」

    この問題集は、過去の入試で実際に出題された16の英文を収録しています。英文の長さは400-600語と、初級編よりも少し長めに設定されているのが特徴です。

    収録されているのは入試でよく出題されるトピックの質の高い英文ばかり。文章を読むことで英語力はもちろん、それぞれの話題についての知識も得られます。

    問題編と解答編は別冊で、解説は詳細です。各文の構造解析もあり、英文の意味と構造の両方をしっかり理解できるようになります。
    発展問題はないものの、英文の質は高く全体的に難易度が上がっているので、入試対策として非常に効果的な教材です。

    「出る出た英語長文18 上級編」

    この問題集は過去の入試で実際に出題された18の英文を収録しています。
    英文の長さは600語以上と中級編より大幅に長く、900語を超える英文もあるのが特徴です。
    近年入試で出題傾向が高まっている長文多読力が求められる英文が揃っています。

    語数が増えるほど内容が複雑になり難易度も上がるため、要点をメモしたりキーワードをチェックしたりしながら読むことが重要です。

    問題編と解答編は別冊で、解説は詳細です。
    各文の構造解析もあり、長文の意味と構造を両方捉えられる力が養えます。

    「出る出た英語長文」の使い方

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="問題編を解く"]時間を計りながら時間内に解いてください。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="解答編で解説を確認する"]正解の理由や選択肢の意味をしっかり理解する
    分からないところは英文法等を復習する[/ti]
    [ti label="STEP3" title="英文全体を音読する"]前からスラスラと読めるようになるまで何度も音読する[/ti]
    [ti label="STEP4" title="各文の構造解析で英文を分析する"]SVOCなどの構造を確認し、英文の構成を理解する[/ti]
    [ti label="STEP5" title="復習して定着を図る"]全文を読み返し、重要な単語やフレーズを音読する[/ti]
    [/ptimeline]

    「出る出た英語長文」が難しい場合は

    初級編は取り組みやすいとはいえ、英検2級程度の単語力はないと取り組むのは難しいです。
    そのため本書のシリーズに取り組む前に基本的な単語を覚えておくのと、読解のための英文法レベルの解釈力が必要です。
    構文解説が詳しいので、基本的な知識があれば、
    自身の構文解釈がわかっているのかを確認することができるでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hijiimanabu/"]

    「出る出た英語長文」の次

    本書をメインの英語長文の演習書として使うのは、
    正直厳しいので、関先生の英語長文の読解教材であるThe RulesやEssentials、グングン読める英語長文といった長文教材を併用して使っていくと良いでしょう。

動画でわかる英文法[読解入門編]の使い方・レベル・評判(基礎からの読解の基礎を学ぼう)

2023.11.01

大学受験を控えた英語初心者におすすめの参考書「動画でわかる英文法[読解入門編]」の概要と使い方を解説したブログ記事です。 書籍と動画を組み合わせたハイブリッド形式が特徴で、読解の基礎力養成を目的としています。 英文を前から読める力と読み解く力の習得に重点が置かれています。苦手な人でも動画で読解の思考

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  • 大学受験を控えた英語初心者におすすめの参考書「動画でわかる英文法[読解入門編]」の概要と使い方を解説したブログ記事です。
    書籍と動画を組み合わせたハイブリッド形式が特徴で、読解の基礎力養成を目的としています。
    英文を前から読める力と読み解く力の習得に重点が置かれています。苦手な人でも動画で読解の思考プロセスが理解できるのがメリットです。

    [toc]

    動画でわかる英文法[読解入門編]の概要

    Girl

    この本は、大学受験の英語学習初心者向けの参考書です。

    [itemlink post_id="23138"]

    書籍と動画を組み合わせたハイブリッド形式で、入試の基礎レベルに焦点を絞っています。

    動画を利用することで、書籍だけでは理解しにくかった内容も捗るようになります。

    この本のゴールは、英文を前から読める力とすばやく正確に読み解く力を身につけること。
    そのために文法的判断力を養成する解説が特徴です。
    巻末には例文リストもあり、音読練習に活用できます。
    英文が読める楽しさを味わいながら、入試に必要な読解力の基礎を築く1冊です。

    新定番になりうる神書です。英語の構文を取るのが苦手・・という人はぜひやってみると良いでしょう。

    動画でわかる英文法[読解入門編]の対象者・レベル

    英語構文を学校でほとんどやったことがなくて、英語も苦手・・という人におすすめです。
    独学で肘井先生の読解のための英文法を読んでもよくわからない・・という人は、こちらの本がおすすめです。

    肘井の読解のための英文法も神書なので、動画ではなく全部紙で勉強したいという場合はこちらがおすすめです。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hijiimanabu/"]

    レベルとしては下記画像で見てもらうとわかるように基本的な中学レベルの英単語でかつ短い文章から始めているので、
    初学者からでも使うことができます。

    英検準2級~2級レベルの単語がわかっていれば読むことができます。

    71ge7fCPqjL SL1500

    注意!
    スマホで集中して行う場合は、通知関連を全て切って行うか、タブレットなど動画専用のものを用意して勉強してくださいね。
    通知で集中が途切れてしまったら元も子もありません。

    動画でわかる英文法[読解入門編]の目次

    英語苦手勢のこんなお悩みを解決
    • 「”SVの把握が大事”と言うけれど、どうやって見つければいいの?」
    • 「doingを見たときに、それが進行形の一部なのか動名詞なのか、それともほかの用法なのかがすぐにわからない」
    • 「英文中にあるwhoが関係詞なのか疑問詞なのか、いつも悩んでしまう」

    基本から苦手な人のための関係代名詞や強調構文といった難しい読解の思考のプロセスを動画で確認ができます。
    71 PO3l5gLL SL1500

    61O7027ZDVL SL1240

    動画でわかる英文法[読解入門編]の使い方

    著者がYoutubeで説明をしてくれているので確認してみましょう。

    動画でわかる英文法[読解入門編]の使う期間

    Cat

    薄くて何度も復習ができるので、1ヶ月で4,5回繰り返しができるようにしてください。

    このレベルの基礎読解の内容は、早慶レベルまで生きてくる非常に重要な内容です。何度も繰り返して理解をできるようにしてください。

    動画でわかる英文法[読解入門編]が難しい場合は

    かなり丁寧に解説をしてくれているので、
    わからないというケースは少ないと思いますが、
    わからないという場合は圧倒的に単語量が不足しています。
    中学レベルの英単語は下記のもので好きなのをやってください。

    1. システム英単語 Basic
    2. LEAP Basic
    3. ターゲット1400

    また、英文法についても中学、高校レベルの英文法を頭に入れてから開始するのが良いでしょう。
    教材としては、大岩のいちばん初めの英文法(基礎文法編)が良いでしょう。

    それ以外にの教材についてはこちらでも詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/oiwaeibunpo/"]

    動画でわかる英文法[読解入門編]の次

    Dog step

    この教材で読解の基礎は完成していますので、
    覚えた読解の仕方を長文でまずは確認していくのが良いでしょう。
    長文については、下記のような教材がおすすめです。

    1. 英語L&Rレベル別問題集3 標準編
    2. 英語L&Rレベル別問題集4 中級編
    3. The Rules1
    4. ぐんぐん読める英語長文(Basic編)
    5. Solution1

    下記で各教材の効率的な使い方を詳しく説明しています。

    また英文解釈の次の教材としては、『英文熟考・上』をやっておくと良いでしょう。
    下記で教材の効率的な使い方を詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/eibunjukuko/"]

    英語の勉強法の全体像について

    英語で絶対に成果を出したい!という人向けにこちらでどのように英語の勉強をしていったら良いのかについて説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/"]

    動画でわかる英文法[読解入門編]のまとめ

    これまで肘井の読解のための英文法の位置に新たに出てきた神書です。
    英語が苦手・・・という人はぜひやってみてください。