慶應大学理工|過去問徹底研究 2017年 大問2
方針の立て方
(1)特筆事項なし.
(2)
(シ)~(ス)について
面と垂線の問題である.面は2つの線形独立なベクトル(このようなベクトルを基底ベクトルという)の線形結合で表現される.つまり,「面と垂直」という条件を,「2つの基底ベクトルと垂直」という条件に言い換えることができる.このことを利用しよう.なお,面と垂線の問題は難関大学では頻出の問題であるため,この問題ができなかった受験生は是非復習してほしい.(実はこの問題と類似の問題が2016年にも出題された)
(セ)~(タ)について
求めるものが
であるため,始点をAに揃えて考えるという方針で解く.問題文でまだ使われていない情報である「線分DGの中点が点Oである」を使い,
の等式を立てよう.
(チ)について
三角形のベクトル方程式を応用することで解ける.
(3)
前問で平面
の垂線OPを考えたので,
を底面と見て,線分DHを高さと見るという方針を思いつく.
解答例
(1)
コ:3
サ:![]()
(2)
シ:4
ス:5
セ:![]()
ソ:![]()
タ:![]()
チ:![]()
(3)
ツ:![]()
解説
(1)
〇
の面積 (コについて)
……(答)
〇
(サについて)
に対して余弦定理を用いると,
![]()
に対して余弦定理を用いると,
![]()
……(答)
(2)
〇
と
の値(シ,スについて)
前問と同様に計算すると,

が得られる.
さて,直線OPは,平面
に直交していることと,
,
,
より,

また,

であるから,
……(答)
〇
(セ~タについて)

ここで,前問の結果から,
![]()
であるから,
……(答)
〇
の値(チについて)
前問の結果を使えば,

点Hが平面
上にあるとき,
,
,
の係数の和が1となるので,
……(答)
(3)
点Dから平面
に下した垂線の長さは,前問の結果より,
と等しい.

よって,求める体積は,これまでの結果をあわせると,
……(答)
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