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【英文解体新書】レベル・使い方を解説、英語上級者を目指す!

2024.06.15

ページ目次英文解体新書 レベル・使い方を解説「英文解体新書」ってどんな本?特徴をわかりやすく解説!英文解体新書が他の参考書と一線を画す3つの理由【レベル別】「英文解体新書」はこんな人におすすめ!「英文解体新書」の章立てを詳しく解説【評判は?】「英文解体新書」の良い口コミ・悪い口コミを紹介「英文解体新

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  • 英文解体新書 レベル・使い方を解説

    「もっと複雑な英文を読めるようになりたいけど、大学受験用の参考書はもう卒業したい…」

    そんな悩みをお持ちのあなたへ。大学院入試や専門書にも対応できる、ワンランク上の英文解釈スキルを身につけるための指南書「英文解体新書」を紹介します。

    この記事では、実際に「英文解体新書」を使った私の経験談を交えながら

    • 難易度は?
    • どんな人におすすめ?
    • 効果的な使い方

    などを詳しく解説していきます。

    本書を読み終える頃には、きっと「英文解体新書」を手に取り、複雑な英文に挑戦したくなっているはず!

    [toc]

    「英文解体新書」ってどんな本?特徴をわかりやすく解説!

    「英文解体新書」は、英語上級者を目指す学習者に向けて、複雑な英文構造を理解し、正確に読み解くための思考プロセスを指南する、いわば「英文読解の指南書」です。

    特徴を一言で表すなら、「大学受験レベルの英文法知識を土台に、アカデミックな文章読解に必要な実践的な読解力を養う」こと。

    大学受験レベルの英文法を理解している前提で書かれているので、基礎力に自信がない場合は、先に基礎固めをしておくことをおすすめします。

    本書の特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。

    英文解体新書が他の参考書と一線を画す3つの理由

    1. 複雑な構文を「解体」する思考プロセスを徹底解説

    「英文解体新書」というタイトルの通り、著者の北村一真先生が、複雑な英文をどのように「解体」して理解していくのか、その思考プロセスを丁寧に解説している点が最大の特徴です。

    よくある「なんとなく読める」ではなく、根拠を持って英文を理解できるようになるため、自信を持って読解できるようになります。

    例えば、「That the guy survived the accident surprised everyone.」という一見シンプルな文を例に挙げましょう。

    多くの人が意味を理解できる一方で、文法的に正しく説明できるでしょうか?

    本書では、この文における最初の “That” が接続詞であり、”That the guy survived the accident”全体が主語になっていることを、
    以下の手順で丁寧に解説しています。

    1,最初の “That” を見た時点で、代名詞、名詞を限定する場合、接続詞の3つの可能性を検討します。
    2,”the guy” が続くことから、代名詞と名詞を限定する可能性は消えます。
    3,接続詞と仮定して文を読み進めると、”surprised everyone” という動詞と目的語に辿り着き、文法的に矛盾なく解釈できることが分かります。

    接続詞や関係代名詞、倒置などが多用された複雑な構文も、本書で紹介されている思考プロセスに従って読み解いていくことで、論理的に理解できるようになります。

    2. 実践的な例文で「使える」読解力を身につける

    例文には、スティーブン・ピンカー、ユヴァル・ノア・ハラリ、マルコム・グラッドウェルなど、現代の著名な学者や作家の文章が豊富に使用されています。

    大学入試でもよく出題が確認される著者たちです。

    そのため、実際に英語圏の学術書や教養書を読む際に遭遇するような、実践的な英文に多く触れることができます。

    たとえば、本書では、有神論を批判したリチャード・ドーキンズの著作から、

    難易度★★★「英文解体新書」p78It seems to me to require quite a low self-regard to think that, should belief in god suddenly vanish from the world we would all become callous and selfish hedonists, with no kindness, no charity, no generosity, nothing that would deserve the name of goodness.

    レベル5まであって、レベル3でこのレベルです。

    といった、高度な語彙と複雑な構文を含む文章を例題として取り上げています。
    このような例文を通して、抽象的な議論や学術的な表現に慣れ親しみながら、論理的思考力や批判的思考力を養うことができます。

    3. 大学受験を超えた、一生モノの読解スキルが身につく

    本書で学べるのは、単なる試験対策のテクニックではありません。英文構造に対する深い理解と、論理的な思考に基づいた読解力は、大学院入試、専門書、論文、洋書など、あらゆる英語テキストに対応できる、一生モノのスキルになります。

    著者の北村先生は、本書について、

    “本書で扱う内容は、大学受験レベルの延長線上にありながら、大学受験のその先をも見据えたもの”

    と述べています。

    つまり、「英文解体新書」は、大学受験という通過点を過ぎた後も、高度な英語力を身につけるための土台を築き、生涯にわたって英語学習を深めるための羅針盤となるでしょう。

    【レベル別】「英文解体新書」はこんな人におすすめ!

    「英文解体新書」は、以下のような学習者におすすめです。

    • 大学受験を終え、さらに高度な英文読解力を目指す大学生
    • 大学院入試に向けて、アカデミックな文章読解力を鍛えたい方
    • 専門書や論文を英語で読めるようになりたい方
    • 英語圏のニュースやコラムを深く理解したい方

    本書に挑戦すべきか判断しよう

    以下に当てはまる方は、「英文解体新書」に挑戦するのに十分な基礎力があると判断できます。

    • 大学受験レベルの英文法を理解している
    • SVOC など、基本的な構文を把握している
    • 単語力に自信があり、辞書を引きながらでも英文を読める

    逆に、以下に当てはまる方は、基礎力不足を感じているかもしれません。

    英文を読むことに抵抗がある

    英文を読むことに苦手意識がある場合は、まずは簡単な英文から始め、徐々にレベルアップしていくことをおすすめします。

    中学・高校レベルの英文法を復習したい

    英文法の基礎が不安定な場合は、「英文解体新書」に取り組む前に、中学・高校レベルの英文法書で基礎を固めておくことをおすすめします。

    単語力が不足しており、辞書を引く回数が多い

    単語力が不足していると、英文を読むスピードが遅くなり、内容を理解する前に疲れてしまうことがあります。
    大学受験レベルの単語帳などを活用して、基本的な単語力アップを目指しましょう。

    基礎力に不安がある場合は、「英文解体新書」に取り組む前に、基礎固めを優先した方が、結果的に学習効率が高まります。

    慶應文学部、早稲田国際教養を受ける人はやった方が良い!

    慶應文学部や早稲田国際教養のような英語の文章が難しい学部を志望する場合は、

    英文解体新書を実施することをおすすめします。

    早稲田国際教養150年前の文章であるLibertyのような古典的な文章を出した歴史があるので、

    どのような文章が出ても対応できるようにした方が良いでしょう。

    他には、京都大学のような難しい解釈の問題が出る大学も時間に余裕があるのであれば、やっておくと良いでしょう。

    「英文解体新書」の章立てを詳しく解説

    「英文解体新書」は全8章で構成されており、それぞれ異なるテーマに基づいて英文読解のスキルを段階的に習得できるよう設計されています。

    第1章:基本的な文の構造

    英文読解の基礎となる、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の見分け方や、修飾語句の役割について解説しています。
    特に、複雑な文構造の中でも、SVを正確に把握することが重要であることを強調しています。
    例えば、「It is ~ that …」構文や「There is ~」構文といった、一見すると主語が分かりにくい構文についても、丁寧に解説しています。

    第2章:情報の流れと特殊な語順

    英語は、日本語と比べて語順が厳密な言語であるため、語順の変化が文の意味に大きな影響を与えることがあります。
    この章では、倒置や強調構文など、通常の語順とは異なる「特殊な語順」が使われる場合について、具体的な例文を交えながら解説しています。
    特に、情報構造の観点から、なぜそのような語順になるのかを解説している点が特徴です。

    第3章:情報の流れと特殊な構文

    分詞構文や関係詞節など、文中に埋め込まれる形で情報を追加する「特殊な構文」について解説しています。
    これらの構文は、文を複雑に見せる要因の一つですが、本書では、情報の流れを意識しながら読み解くことで、スムーズに理解できることを示しています。
    また、構文の解釈が曖昧にならないよう、注意すべき点についても詳しく解説しています。

    第4章:省略

    英語では、文脈上、明らかな場合は、語句が省略されることがあります。
    この章では、関係代名詞の省略や、比較構文における省略など、様々な省略のパターンを具体的な例文とともに紹介しています。
    省略された部分を意識することで、文の意味をより正確に理解できるようになると同時に、英文を書く際にも、簡潔で自然な表現ができるようになります。

    第5章:構文の擬態

    ある特定の構文と似ているけれども、実際には異なる構造を持つ構文を「構文の擬態」と呼びます。
    この章では、接続詞と前置詞の使い分けなど、学習者が誤解しやすい構文の擬態を具体例を通して解説しています。
    構文の擬態を見抜くためには、単語の正確な意味や品詞、文全体の構造を把握することが重要であることを強調しています。

    第6章:上級の読解英文法

    仮定法や話法など、大学受験レベルを超えた高度な文法事項について解説しています。
    これらの文法事項は、アカデミックな文章や文学作品など、より高度な英文を読む際に必要となる知識です。
    本書では、単に文法規則を暗記するのではなく、それぞれの文法事項が持つ意味やニュアンスを理解することを重視しています。

    第7章:破格的な構造

    文法的に見ると逸脱しているものの、実際にはネイティブスピーカーによって使用される表現を「破格的な構造」と呼びます。
    この章では、口語表現や文語表現、倒置や省略などを駆使した、高度な英文表現を紹介しています。
    破格的な構造を理解することで、ネイティブスピーカーの自然な英語に触れることができ、より深いレベルでの英語理解が可能になります。

    第8章:文章の構造

    文と文の繋がりを理解し、文章全体の意味を把握するための方法論を解説しています。
    指示語や接続詞、パラグラフ構造など、文章の cohérence (結束性) や cohésion (結合性) を高めるための要素について詳しく解説しています。
    英語の文章構造を理解することで、論理展開を掴みやすくなるだけでなく、速読にも繋がるでしょう。

    【評判は?】「英文解体新書」の良い口コミ・悪い口コミを紹介

    実際に「英文解体新書」を使った人の口コミを、良いものと悪いものに分けてご紹介します。

    【良い口コミ】「英文解体新書」で英文が見えるようになった!

    • 「英文を読むのが速くなった」これまでなんとなくで読んでいた部分が、論理的に理解できるようになり、結果として読むスピードも上がったという声が多く見られました。
    • 「洋書や論文も読めるようになった」専門性の高い文章にも対応できる、応用力の高い読解力を身につけることができたという声も。
    • 「解説がわかりやすい」著者の説明が論理的で、複雑な構文も理解しやすかったという意見が多く見られました。

    文章のレベル、解説のレベルは高いのでそれを理解できるためには高い学力が必要です。

    「英文解体新書」は、多くの読者から高評価を受けています。特に、英文を理解する力が飛躍的に向上したという声が多く寄せられています。

    まず、最も多く挙げられるのは、英文を読むスピードが上がったという点です。これまでなんとなくで読んでいた部分が、本書の論理的な解説によって構造を捉えやすくなり、明確に理解できるようになった結果、読むスピードが向上したという意見が多く見られます。
    レビューでは、「以前は、なんとなくで読んでいた部分が、この本で解説されているように論理的に構造を捉えることで、明確に理解できるようになり、結果として読むスピードも上がりました」という具体的な感想が寄せられています。

    次に、本書のテクニックを活用することで、洋書や論文といった専門性の高い文章にも対応できるようになったという評価もあります。
    英語で書かれた専門書を読むことが夢だった読者からは、「この本で紹介されているテクニックを使うことで、これまでハードルが高く感じていた洋書や論文にも、抵抗なく取り組めるようになりました。英語で書かれた専門書を読むことが夢だったので、本当に嬉しいです」といった喜びの声が寄せられています。

    最後に、著者の解説が非常にわかりやすいと評価されています。論理的な説明がなされており、複雑な構文も理解しやすいという意見が多く見受けられます。
    「著者の説明がとても論理的で、今まで理解があいまいだった文法事項も、すっきりと理解することができました。複雑な構文も、一つ一つ丁寧に解説されているので、迷うことなく読み進めることができます」というレビューが示すように、読者の理解を深める助けとなっています。

    以上のように、「英文解体新書」は、多くの読者にとって有益な一冊であることがわかります。

    読解力を高めたいと考えている人には、ぜひおすすめしたい本です。

    【悪い口コミ】 難しくて挫折…

    「難しい」大学受験レベルの英文法知識がある程度ないと、内容についていけないという意見がありました。
    「問題数が少ない」テーマごとの問題数が限られているため、より多くの問題演習をしたい人には物足りないと感じる場合もあるようです。

    「解説が少ない」全ての文章に対して解説があるわけではないので、和訳をみてどのような文構造になっているのかを読み取れる学力ない人には難しいでしょう。

    「英文解体新書」を最大限に活かす!効果的な使い方

    「英文解体新書」の効果を最大限に引き出すための、具体的な学習方法を紹介します。

    1. 1文ずつ丁寧に精読する

    本書は、英文を前から順番に、正確に理解していく訓練をするための教材です。そのため、最初から最後まで一気に読み通すのではなく、1文ずつ丁寧に精読していくことが大切です。

    本文中で北村先生は、大学受験の英文解釈では、「前から順番に、正確に」ということが強調されがちだが、大切なのは、

    “どこまでがすでに処理の範疇に入っていて、どこからが処理の範疇の外にあるのかを、常に意識すること”
    だと述べています。

    具体的には、以下の手順で精読していくことをおすすめします。

    • 文の構造を把握するために、SVOC を意識しながら、文の要素を分解します。
    • 接続詞や関係代名詞、前置詞句などに注目し、文の要素同士の関係性を明確にします。
    • 不明な単語があれば、辞書で意味を調べます。
    • 文全体の構造と意味を理解した上で、日本語で自然な訳を考えます。

    2. 辞書はこまめに引く

    本書では、大学受験レベルを超えた高度な単語も多数登場します。ただし、すべての単語を完璧に覚えている必要はありません。

    重要なのは、未知の単語に出会ったときに、辞書を効果的に活用しながら、文脈から意味を推測する力です。

    辞書を引く際は、以下の点に注意しましょう。

    • 単語の意味だけでなく、例文も合わせて確認することで、単語のニュアンスや使い方を理解することができます。
    • 複数の意味を持つ単語の場合は、文脈に合った適切な意味を選ぶようにしましょう。
    • 単語を覚えるだけでなく、実際に例文の中で使ってみることで、記憶に残りやすくなります。

    3. 解説を読み込み、思考プロセスを自分のものにする

    解答を確認するだけでなく、解説をじっくりと読み込み、著者がどのように英文を解釈しているのかを理解することが重要です。

    本書の解説では、著者の思考プロセスを「まずSVを把握する」「情報の流れを意識する」「構文の擬態に注意する」といった形で具体的に示しているため、著者の思考回路をトレースすることができます。

    著者の思考プロセスを理解することで、自分自身も英文を論理的に読み解くための道筋を掴むことができるようになります。

    解説を読む際は、以下の点に注意しましょう。

    • 著者がなぜそのような解釈に至ったのか、その根拠を理解するように努めましょう。
    • 自分なりの解釈と著者の解釈を比較し、違いがあれば、その理由を考えるようにしましょう。
    • 解説で説明されている文法事項や読解のポイントを、ノートにまとめるなどして、自分なりに整理しておきましょう。

    4. 音読を取り入れて、英語のリズムを身につける

    英文を声に出して読むことで、英語のリズムを体で覚えることができます。また、音読することで、文構造や意味がより明確に理解できるようになる効果も期待できます。

    5. 復習を習慣化する

    一度解いただけでは、知識は定着しません。定期的に復習を行い、学んだ内容をしっかりと記憶に定着させていきましょう。

    特に、本書で学んだ英文解釈のテクニックは、実際に英文を読む中で繰り返し使うことで身についていきます。

    復習には、以下の方法がおすすめです。

    • 解いた問題をもう一度解き直してみる。
    • 間違えた問題、理解が曖昧だった部分を重点的に復習する。
    • ノートにまとめた文法事項や読解のポイントを定期的に見返す。
    • 本書で扱われているようなレベルの英文を、継続的に読み続ける。

    【まとめ】「英文解体新書」で英語上級者への道を切り拓こう!

    「英文解体新書」は、決して簡単な教材ではありません。しかし、本書で提示される英文解釈のテクニックを習得すれば、大学受験レベルを超えた、より高度な英文読解力を身につけることが可能です。

    英語上級者への道は、決して平坦ではありません。しかし、「英文解体新書」を道しるべに、一歩ずつ着実に前進していきましょう!

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英検準1級要約問題対策!プロが教える3ステップ&高得点のコツ

2024.06.14

ページ目次英検準1級の要約問題を完全攻略!英検準1級要約問題の概要を掴もう!英検準1級の要約問題は1文何文字程度が理想?そもそも要約とは? 情報を凝縮する達人になろう!抽象化で情報をギュッと凝縮!【準1級要約問題】攻略のカギは?追加:前の文に情報を付け加える【超重要】因果関係を掴むステップ③ 段落間

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  • 英検準1級の要約問題を完全攻略!

    2024年から、英検準1級に要約問題が登場します!

    これまで英作文1本だったライティングセクションが、リニューアルによって要約問題と英作文の2本立てになるのです。

    「要約なんて書いたことない…」「一体どうやって対策すればいいの?」

    そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?

    ご安心ください!

    この記事では、英検準1級の要約問題で高得点を取るための具体的な対策法を、豊富な例文と練習方法を交えながら、
    TOEIC990点、英検1級保持者、英語指導歴10年以上のプロが徹底解説します。

    [toc]

    この記事を読めば、要約問題の攻略法がわかり、自信を持って試験に臨めるようになりますよ。

    ぜひ最後まで読んで、要約問題マスターを目指しましょう!

    英検準1級要約問題の概要を掴もう!

    まずは、新しく導入される要約問題の概要をしっかり理解しましょう。

    英検準1級要約はどんな問題?

    要約問題では、200語程度の英文が出題されます。

    内容は社会問題や環境問題など、時事的なテーマが中心です。

    この英文を読んで、重要なポイントを60〜70語の英語で要約していきます。

    【英検準1級要約】試験時間と配点は?

    試験時間はこれまで通り90分ですが、リーディング問題と語彙問題が削除され、その分ライティングに時間が割けるようになりました。

    とはいえ、ライティング2題となっていますので、ライティングを書くのが苦手な人は、時間的に厳しいでしょう。

    要約問題にかける時間の目安は15〜20分(安全圏は15分)です。

    それ以上の時間をかけてしまうと、他の問題に支障が出てしまいます。

    配点は英作文と同じく16点満点です。

    内容、構成、語彙、文法の4つの観点から評価されます。

    要約問題は、ライティングで大きなウェイトを占める重要なセクションです。

    高得点を取るためには、対策が必須と言えるでしょう。

    英検準1級の要約問題は1文何文字程度が理想?

    英検準1級の要約問題では、1文あたりの語数は厳密に決まっているわけではありません。

    しかし、簡潔で読みやすい要約文を作成するためには、1文あたり15~20語程度を目安にするのがおすすめです。

    60~70語の要約文を作成する場合、1文が長すぎると、情報が詰め込みすぎになり、読みにくくなってしまいます。

    反対に、1文が短すぎると、文章全体にまとまりがなくなり、論理展開がわかりにくくなる可能性があります。

    15~20語程度を目安に、適切な句読点を使用し、文と文の繋がりをスムーズにする接続詞や副詞を効果的に活用することで、簡潔で論理的な要約文を作成することができます。

    以下に、1文あたりの語数と要約文の例を示します。

    【例1:1文あたりの語数が少ない場合】

    The government made a new policy. It aimed to reduce traffic. It worked. (7語, 6語, 5語)

    改善点: 文が短すぎて、内容が断片的になり、読みにくい。

    【例2:1文あたりの語数が多い場合】

    The government implemented a new policy to reduce traffic congestion, and it was very successful in achieving its goals of having fewer cars on the road and cleaner air, which made the city a much more pleasant place to live. (36語)

    改善点: 文が長すぎて、情報量が多く、理解しにくい。

    【例3:適切な語数で書かれた場合】

    The government’s new policy, designed to reduce traffic congestion, proved to be highly effective and successful.

    This resulted in fewer cars and, consequently, improved air quality and quality of life. (16 words, 15 words)

    【ポイント】

    1文あたりの語数を15~20語程度に収める。

    接続詞 (and, but, so, becauseなど) や関係代名詞 (which, that, whoなど) を使って文と文を繋げる。

    分詞構文や名詞構文などを活用して、文を短くまとめる。

    これらのポイントを意識して、練習を重ねることで、適切な長さで、読みやすい要約文を作成できるようになるでしょう。

    そもそも要約とは? 情報を凝縮する達人になろう!

    新しい英検準1級に登場する「要約問題」。

    一体どんな問題で、どんなスキルが必要なのでしょうか?

    簡単に言うと、要約とは「文章の重要なポイントだけを抜き出して、簡潔にまとめること」です。

    例えば、友達から「昨日のドラマ見た?めっちゃ面白かったんだよ!」と長々とあらすじを聞かされたとします。

    でも、あなたは「えーっと、結局何が言いたいの?」と、話が長すぎて要点が掴めない…。そんな経験はありませんか?

    そんな時、友達が「主人公が最後に大逆転して、悪役をやっつけたんだよ!」と細かい部分を抜かして、短くまとめてくれたら、「なるほど!面白そうじゃん!」と、すぐに理解できますよね。

    これが要約です。

    要約は、限られた時間の中で効率的に情報を得るために、
    そして相手に情報をわかりやすく伝えるために、とても役立つスキルです。

    日常生活でも、要約スキルはあらゆる場面で活躍します。

    • 新聞やニュース記事の内容を短くまとめて、家族や友人に伝える
    • 会議やプレゼンテーションの内容を簡潔に記録する
    • 論文やレポートの要点をまとめて、効率的に学習する

    このように、要約スキルは、情報過多な現代社会を生き抜く上で必須のスキルと言えるでしょう。

    英検準1級の要約問題では、英語で書かれた文章を英語で要約することが求められます。

    これは一見難しそうに思えるかもしれませんが、ポイントを押さえれば、誰でもマスターすることができます。

    ここでは、要約の基本的な考え方具体的なテクニックを、豊富な例文と練習問題を交えながら解説していきます。

    要約力を高めて、情報を効率的に処理し、相手に分かりやすく伝えられる達人を目指しましょう!

    抽象化で情報をギュッと凝縮!

    英検準1級の要約問題の練習として、、、

    いきなり英語の文章を要約する前に、
    要約をする上で非常に重要な“抽象化”することがどのようなことなのかを学んでいきましょう。

    抽象化とはどのようなことか?

    抽象化とは、具体的な情報から共通の特徴や概念を抽出し、より上位の概念で表現することです。

    例えば、「りんご、みかん、バナナ」という具体的な果物の名前を「果物」という抽象的な言葉で表現するのが抽象化です。

    抽象化によって、情報をより簡潔にまとめることができ、要約文の作成がスムーズになります。

    ここでは、まず日本語の文章を抽象化する練習問題を通して、抽象化のスキルを磨いていきましょう。

    日本語要約練習問題

    以下の文章を、抽象的な表現を使って短くまとめてみましょう。

    1. 昨日、近所のスーパーで、牛乳、卵、パン、チーズを買いました。
    2. 山田さんは、東京大学法学部を卒業後、弁護士として活躍し、その後、政治家になり、現在は国会議員として活動しています。
    3. 地球温暖化の影響で、海面が上昇し、島国では国土が水没する危険性があり、また、異常気象が頻発し、農作物の収穫量が減少し、食糧不足が懸念されています。
    [su_spoiler title="クリックして解答を表示" icon="plus-square-2"]

    1. 昨日、スーパーで食料品を買いました。
    2. 山田さんは、法曹界を経て政界に進出し、現在は国会議員として活躍しています。
    3. 地球温暖化は、環境問題や食糧問題など、様々な深刻な問題を引き起こしています。

    解説

    1. 「牛乳、卵、パン、チーズ」という具体的な商品名を「食料品」という抽象的な言葉に置き換えました。
    2. 「東京大学法学部」「弁護士」「政治家」「国会議員」という具体的な職業や肩書きを「法曹界」「政界」という抽象的な言葉で表現しました。
    3. 「海面上昇」「国土水没」「異常気象」「農作物収穫量減少」「食糧不足」という具体的な事象を「環境問題」「食糧問題」という抽象的な概念にまとめました。

    [/su_spoiler]

    抽象化は、要約問題だけでなく、様々な場面で役立つスキルです。

    日頃から情報を整理することを意識し、抽象的な思考を鍛えることで、要約力だけでなく、思考力や表現力も向上させることができます。

    もう少し抽象度を上げた解答例

    [su_spoiler title="クリックして解答を表示" icon="plus-square-2"]

    1. 昨日、買い物をしました。
    2. 山田さんは、専門性を活かしてキャリアを築いています。
    3. 地球温暖化は、地球規模で深刻な影響を及ぼしています。

    解説

    1. 「スーパー」や「食料品」といった具体的な情報を省き、「買い物」というより抽象的な行動で表現しました。
    2. 具体的な職業や経歴を省き、「専門性を活かしたキャリア」という抽象的な表現でまとめました。
    3. 具体的な問題点を省き、「地球規模で深刻な影響」という、より包括的な表現で要約しました。

    [/su_spoiler]

    抽象化はより広い範囲を包含する言葉を選ぶことで、文章を短くしつつ、本質的な情報を伝えることができます。

    よくありがちな間違いとして、具体、抽象の二部法で考えてしまうことです。

    どちらも相対的な概念なので、対象となる文章同士を比べて抽象か、具体なのかを決めるようにしましょう。

    要約に唯一の正解はないのです!!

    状況や目的に応じて、どの程度の抽象度で情報をまとめるべきかが変わってきます。

    例えば、上の例で「果物」よりもさらに抽象化すると「食べ物」という表現も可能です。

    「食べ物」は「果物」よりも広い概念を包含しているので、より抽象度が高いと言えます。

    どのレベルの抽象度が適切かは、要約する文章のテーマや目的、そして字数制限などを考慮して判断する必要があります。

    ここでは、日本語の文章を抽象化する練習問題を通して、抽象化のスキル適切な抽象度を見極める力を磨いていきましょう。

    抽象化をする際のコツ

    • 具体的な名詞をグループ化する: 共通の特徴を持つ名詞を、より上位の概念でまとめる
    • 動作や状態を一般化する: 特定の行動や状況を、より一般的な言葉で表現する
    • 情報をカテゴリー化する: 複数の情報を、共通のテーマやカテゴリーに分類する
    • 状況や目的に応じて、適切な抽象度を選ぶ: 要約する文章のテーマや目的、そして字数制限などを考慮して、抽象度を調整する

    日頃から情報を整理することを意識し、抽象的な思考を鍛えることで、英検準1級の要約力だけでなく、読解力はもちろんのこと、思考力や表現力も向上させることができます。

    【準1級要約問題】攻略のカギは?

    要約問題を効率的に解くために、以下の3ステップを意識しましょう。

    • ステップ1:読解
    • ステップ2:捨象
    • ステップ3:変換

    【ステップ1】 読解 論理構成を把握する

    要約問題で高得点を取るには、英文の論理構成を正確に理解することが最も重要です。

    建物を建てる前に設計図が必要なように、要約文を作る前にも文章全体の設計図=論理構成を理解することが不可欠です。

    論理構成とは、筆者がどのような流れで主張を展開しているのか、という文章の骨組みのこと。

    これを把握することで、どの情報が重要で、どの情報が補足的なのかが明確になります。

    例えるなら、文章全体を俯瞰する地図を手に入れるようなイメージです。

    下記3点に注意して、文章を読んでいきましょう。

    1. トピックセンテンスを探す
    2. ディスコースマーカーに注目する
    3. 段落間の関係性を掴む

    具体的に一つずつ見ていきましょう。

    ① トピックセンテンスを探す

    要約問題を攻略するには、まず各段落が何を伝えたいのかを理解することが重要です。

    そのために、各段落のトピックセンテンスを見つけ出す練習をしましょう。

    トピックセンテンスとは、その段落の主題を端的に示した文のこと。いわば、各段落のリーダーのような存在です。

    多くの場合、段落の最初の文がトピックセンテンスになりますが、必ずしもそうとは限りません。

    注意深く 段落全体を読み、筆者が最も伝えたいことを見抜くことが重要です。

    それでは、具体的に文章を読んで見ていきましょう。

    【例文】

    Recycling is one way to protect the environment, but it is not a perfect solution. Many recycled materials are downcycled, meaning they are turned into lower-quality products. Furthermore, the recycling process itself can be energy-intensive and produce pollution. Recently, reducing waste has been receiving a lot of attention as a more sustainable approach. By reducing consumption and reusing items, we can minimize the amount of waste that needs to be recycled or disposed of. This approach is gaining popularity as people become more aware of the environmental impact of their choices.

    最初の数文はリサイクルの限界について説明しています。

    しかし、続く文章では、Recentlyで話が転換をして、より持続可能なアプローチとして「ゴミ削減」が注目されていることがわかります。

    そして、消費を減らし、物を再利用することで、リサイクルや廃棄されるゴミの量を最小限に抑えることができると述べています。

    つまり、この段落のトピックセンテンスは「reducing waste has been receiving a lot of attention」です。

    ② ディスコースマーカーに注目する

    次に、ディスコースマーカー(論理マーカーとも呼ばれます)に注目しましょう。

    ディスコースマーカーなんて聞いたことありません!

    ディスコースマーカーとは、文と文の関係性を示す言葉のこと。

    いわば、文章の流れを読み解くためのヒントであり、筆者の思考を辿る道しるべです。

    これを理解すれば、筆者がどのような論理で文章を組み立てているのかを把握することができます。

    逆にいうと、ディスコースマーカーがわからないと文章を理解することは不可能です。

    いわば名探偵が事件の真相を解明する手がかりのようなもの。

    それぞれのディスコースマーカーが持つ意味合いを理解し、文と文の繋がりを見抜くことで、英文の論理構成をより深く理解することができます。

    代表的なディスコースマーカーを4つの種類に分けて、例文を交えながら解説していきます。

    1. 逆説
    2. 例示
    3. 追加
    4. 因果関係

    逆説:前の文と反対の内容を述べる

    • However,
    • Although 主語+動詞, 主語+動詞
    • 主語+動詞, but 主語+動詞

    【例】

    Smartphones offer many advantages, such as easy access to information and convenient communication. However, excessive smartphone use can have negative impacts on mental and physical health.

    【解説】

    最初の文でスマートフォンの利点を述べた後、Howeverで逆説を導入し、後半では「使いすぎると健康に悪影響がある」という反対の内容を述べています。

    【要約のポイント】

    逆説のディスコースマーカーの後には、筆者が本当に伝えたい重要な情報が置かれることが多いです。要約する際は、However以降の内容を重視しましょう。

    例示:前の文の具体例を挙げる

    • For example,
    • 主語+動詞, including 名詞
    • 主語+動詞, such as 名詞

    【例】

    Renewable energy sources are becoming increasingly important in combating climate change. For example, solar and wind power are now more affordable and accessible than ever before.

    【解説】

    最初の文で再生可能エネルギーの重要性を述べた後、For exampleで具体例を導入し、後半では太陽光発電や風力発電を例に挙げて説明しています。

    【要約のポイント】

    例示はあくまで補足情報なので、要約する際は省略しても問題ありません。

    重要なのは、例示の前にある主張です。

    英検2級では入れることがありますが、英検準1級では原則入れないと考えてください。

    追加:前の文に情報を付け加える

    • Additionally,
    • S also V (←忘れがちなので重要)
    • Some 文章 others 文章

    【例】

    Regular exercise has numerous health benefits. Additionally, it can improve mood, reduce stress, and boost cognitive function.

    【解説】

    最初の文で運動の健康効果を述べた後、Additionallyで情報を追加し、後半では気分改善、ストレス軽減、認知機能向上といった具体的な効果を挙げています。

    【要約のポイント】

    追加情報は主張を補強する役割を持つため、要約する際に重要な情報となります。

    【超重要】因果関係を掴む

     

    原因 (S’V’, SV) 原因 (句) 結果 (SV)
    Because Due to 名詞 Therefore,
    Because of 名詞 Thus,
    Consequently,
    As a result,

    文章の内容を理解する上で非常に重要な概念です。

    ディスコースマーカーだけでなく下記3パターンで因果関係がよく使われるので注意してください。

    1. ディスコースマーカー
    2. 名詞構文
    3. 分詞構文

    【例1:ディスコースマーカーで明示的に因果関係を表す場合】

    The demand for electric cars is increasing. Consequently, car manufacturers are investing heavily in the development of new electric vehicle models.

    【解説】

    最初の文で電気自動車の需要増加を述べ、Consequentlyで結果を示し、後半では自動車メーカーが電気自動車モデルの開発に投資していることを述べています。

    【例2:名詞構文で因果関係を表す場合】

    The popularity of online shopping has led to a decline in traditional retail stores.

    【解説】

    この文では、「オンラインショッピングの人気が高まったこと」が原因で「従来の小売店の衰退」という結果が生まれたことを、名詞構文 “The popularity of online shopping” を主語にすることで表現しています。

    【例3:文末の分詞構文で因果関係を表す場合】

    Many people are choosing to live in urban areas, leading to increased population density in cities.

    【解説】

    この文では、「多くの人が都市部に住むことを選択していること」が原因で「都市部の人口密度が高まっている」という結果が生まれたことを、分詞構文 “leading to increased population density in cities” を使って表現しています。

    【要約のポイント】

    因果関係は、文章の論理展開を理解する上で非常に重要です。

    特に、名詞構文や分詞構文で因果関係が表現されている場合は見落としがちなので、注意深く読み取るようにしましょう。

    ディスコースマーカーは、筆者の思考を理解するための重要な手がかりです。それぞれのマーカーが持つ意味合いを理解し、文と文の繋がりを見抜くことで、英文の論理構成をより深く理解し、効果的な要約文を作成することができます。

    ステップ③ 段落間の関係性を掴む

    各段落のトピックセンテンスとディスコースマーカーを手がかりに、段落間の関係性を掴むことが重要です。

    これは、森の木々を見るのではなく、森全体を俯瞰するようなイメージ。

    全体像を把握することで、筆者の主張の核心が見えてきます。

    英検準1級の要約問題では、多くの場合、3段落構成が採用されます。

    各段落はそれぞれ特定の役割を担っており、それらが組み合わさることで、筆者の主張を効果的に伝える論理構造が構築されています。

    英検準1級の要約問題では、多くの場合、3段落構成で以下のようなパターンが見られます。

    • 第1段落:導入(社会問題や現状の説明)
    • 第2段落:賛成意見(メリットや利点)
    • 第3段落:反対意見(デメリットや懸念点)

    【例】

    第1段落:

    The rise of social media has had a profound impact on society. It has changed the way we communicate, consume information, and interact with the world around us.

    第2段落:

    Proponents of social media argue that it has democratized information and made it easier for people to connect with each other. They point to the role of social media in facilitating social movements and raising awareness of important issues.

    第3段落:

    However, critics argue that social media can be addictive and contribute to a decline in mental health. They also express concerns about the spread of misinformation and the erosion of privacy.

    この例では、第1段落で「ソーシャルメディアの影響」というテーマが提示され、第2段落で「賛成派の意見」、第3段落で「反対派の意見」が述べられています。

    その他の代表的なパラグラフの論理展開例

    具体的な英文例を挙げながら解説します。

    1. 問題提起 → 解決策 → 効果・影響

    第1段落(問題提起):

    The world’s population is growing rapidly, and this is putting a strain on our ability to produce enough food for everyone. Food security is a major concern, as climate change, water scarcity, and land degradation threaten agricultural productivity.

    第2段落(解決策):

    One potential solution to this problem is vertical farming. Vertical farms are multi-story buildings where crops are grown indoors under controlled conditions. This method uses less water and land than traditional agriculture, and it can be implemented in urban areas, closer to consumers.

    第3段落(効果・影響):

    Vertical farming has the potential to revolutionize food production, making it more sustainable and efficient. By reducing transportation costs and food waste, vertical farms can also help to lower the environmental impact of agriculture. However, there are challenges to overcome, such as the high energy consumption of indoor growing systems.

    【解説】

    この文章は、世界の人口増加に伴う食糧問題を提起し、その解決策として垂直農法を紹介しています。

    第1段落では食糧安全保障が重要な課題であることを示し、第2段落では垂直農法の特徴と利点を説明しています。

    そして第3段落では、垂直農法が食糧生産に革命をもたらす可能性がある一方で、克服すべき課題も存在することを指摘しています。

    2. 現状の説明 → メリット → デメリット

    第1段落(現状の説明):

    The COVID-19 pandemic has accelerated the adoption of remote work. With advances in technology, many employees are now able to perform their jobs effectively from home. This shift has led to a significant change in the traditional workplace.

    第2段落(メリット):

    Remote work offers several benefits for both employees and employers. Employees can enjoy greater flexibility and work-life balance, while employers can reduce office space costs and access a wider pool of talent.

    第3段落(デメリット):

    However, remote work also presents some challenges. Maintaining communication and collaboration among team members can be difficult, and some employees may struggle with isolation and loneliness.

    【解説】

    この文章は、パンデミックをきっかけに普及したリモートワークについて、そのメリットとデメリットを論じています。

    第1段落ではリモートワークの普及という現状を説明し、第2段落では従業員と雇用主双方にとってのメリットを挙げています。

    そして第3段落では、コミュニケーションや孤独感といったリモートワークに伴う課題を指摘しています。

    3. 現象の提示 → 原因 → 結果

    第1段落(現象の提示):

    Surveys show that young people are reading less than ever before. This trend is concerning, as reading has numerous benefits for cognitive development, language acquisition, and emotional intelligence.

    第2段落(原因):

    Several factors contribute to this decline in reading. The rise of social media and streaming services has created more competition for young people’s attention. Additionally, many young people find traditional books to be boring or irrelevant to their lives.

    第3段落(結果):

    This decline in reading could have serious consequences. It could lead to a decline in literacy rates, critical thinking skills, and empathy. Furthermore, it could make it more difficult for young people to succeed in school and in their future careers.

    【解説】

    この文章は、若者の読書離れという現象を取り上げ、その原因と結果について分析しています。

    第1段落では読書離れという現状を提示し、その問題点を指摘しています。

    第2段落ではソーシャルメディアの普及や従来の書籍への興味関心の低下など、読書離れの原因を分析しています。

    そして第3段落では、読書離れがもたらす深刻な影響について警鐘を鳴らしています。

    4. 主張の提示 → 根拠1 → 根拠2

    【例:音楽教育の重要性】

    第1段落(主張の提示):

    Music education is essential for the holistic development of children. It not only fosters creativity and self-expression but also enhances cognitive skills and promotes social and emotional growth.

    第2段落(根拠1):

    Studies have shown that learning music can improve children’s memory, attention, and language skills. Playing a musical instrument requires coordination and discipline, which can translate to other areas of life.

    第3段落(根拠2):

    Furthermore, music education provides opportunities for children to collaborate and connect with others. Participating in a choir or orchestra fosters teamwork and communication skills.

    【解説】

    この文章は、音楽教育の重要性を主張し、その根拠を2つの段落で提示しています。

    第1段落では、音楽教育が子供たちの全体的な発達に不可欠であると主張しています。

    第2段落では、音楽学習が子供の記憶力、注意力、言語能力を向上させるという研究結果を根拠として示しています。

    第3段落では、音楽教育が子供たちに協調性やコミュニケーション能力を育む機会を提供するという根拠を述べています。

    これらの例以外にも、様々な論理展開があります。

    重要なのは、各段落の役割を理解し、全体としてどのような論理構造で筆者の主張が展開されているのかを把握することです。

    この全体像を掴むことで、要約すべきポイントが明確になり、効果的な要約文を作成することができます。

    【ステップ2】捨象 一般化・抽象化する

    先ほど行った日本語での抽象化を今度は英語で行なっていきましょう。

    ステップ1で英文の論理構成を把握したら、次は情報を一般化・抽象化していきます。

    これは、具体的な情報から重要なポイントを抽出し、より少ない言葉で表現するテクニック。

    例えるなら、旅行の荷物をコンパクトにまとめるようなイメージです。

    要約問題では、制限字数内に収めるために必須のスキルと言えるでしょう。

    具体的な情報は抽象的な言葉に置き換える

    文章中に登場する具体的な名詞(人物名、地名、組織名、商品名など)は、より抽象的な言葉に置き換えましょう。

    【問題例】

    In 2023, a team of scientists at Harvard University developed a new type of battery that can store twice as much energy as conventional batteries. The new battery is made from a combination of lithium and graphene, and it is expected to revolutionize the electric vehicle industry.

    【解説】

    この文には、「2023年」「ハーバード大学の科学者チーム」「リチウムとグラフェン」「電気自動車産業」といった具体的な名詞が登場します。

    これらの名詞を抽象的な言葉に置き換えてみましょう。

    • 2023年 → 近年 recent years
    • ハーバード大学の科学者チーム → 科学者たち researchers
    • リチウムとグラフェン → 新素材 advanced materials
    • 電気自動車産業 → 産業界 the industry

    【抽象化後の文章(日本語)】

    近年、科学者たちは従来のバッテリーの2倍のエネルギーを蓄えられる新しいタイプのバッテリーを開発した。この新素材で作られたバッテリーは、産業界に革命を起こすと期待されている。

    【抽象化後の文章(英語)】

    In recent years, researchers have developed a new type of battery that can store twice as much energy as traditional batteries. This new battery, made from advanced materials, is expected to transform the industry.

    このように、具体的な名詞を抽象的な言葉に置き換えることで、情報の焦点がより明確になります。

    具体的な数値や統計データを「多数」「少数」などの言葉で表現する

    文章中の具体的な数値や統計データは、「多数」「少数」「ほとんど」「わずか」などの言葉で表現することで、情報を凝縮できます。

    【問題例】

    A recent study found that 85% of American adults own a smartphone, while only 35% own a tablet device.

    【解説】

    この文には、「85%」と「35%」という具体的な数値が登場します。これらの数値を抽象的な言葉で表現してみましょう。

    • 85% → 大多数 majority
    • 35% → 少数 minority

    【抽象化後の文章】

    最近の調査によると、米国の成人の大多数がスマートフォンを所有しているのに対し、タブレット端末を所有しているのは少数にとどまることがわかった。

    In a recent survey, the majority of employees expressed satisfaction with their job, while a minority were dissatisfied, and a portion remained neutral.

    このように、具体的な数値を言葉で表現することで、情報を簡潔に伝えることができます。

    練習問題

    以下の文を、具体的な数値を言葉で表現してみましょう。

    1. In a survey of 500 college students, 75% reported feeling stressed about their academic workload.
    2. The company’s revenue increased by 20% last quarter, while its profits rose by only 5%.

    【解答例】

    1. A survey of college students revealed that a significant majority reported feeling stressed about their academic workload.

    2. The company’s revenue saw a substantial increase last quarter, while its profits grew only marginally.

    以上の2つのテクニックを組み合わせることで、具体的な情報を抽象化し、より少ない言葉で要点を表現することができます。要約問題に取り組む際は、これらのテクニックを活用して、制限字数内で的確に情報を伝えることを心がけましょう。

    【ステップ3】変換 ~ 言い換えテクニックで要約力を高めよう!

    ステップ2で情報を一般化・抽象化したら、いよいよ言い換えを行い、要約文を作成していきます。

    このステップでは、情報を整理して得た「地図」と「コンパクトな荷物」を使って、自分だけのオリジナルの要約文を作り上げていくイメージです。

    言い換えには、以下の2つの目的があります。

    1. 同じ表現の繰り返しを避ける
    2. より洗練された表現にする

    言い換えテクニックをマスターすることで、採点官に「この受験者は語彙力があり、表現力も豊かだな」と好印象を与えることができます。

    同意語を使う ~ 語彙力をアピール!

    同じ単語を何度も使うのではなく、同意語を積極的に使うことで、語彙力をアピールしましょう。

    【例】

    Many students experience anxiety before taking an important exam.

    Numerous students feel anxious prior to taking a crucial exam.

    このように、“many”“numerous”“important”“crucial” という同意語に言い換えることで、より洗練された印象になります。

    英検準1級レベルの同意語をいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

    よく使う単語 同意語
    important crucial, significant, essential, vital
    problem issue, challenge, difficulty, obstacle
    solution answer, resolution, remedy, approach
    improve enhance, boost, upgrade, refine
    reduce decrease, diminish, lessen, alleviate
    increase rise, grow, surge, escalate
    support back, advocate, promote, endorse
    oppose resist, object to, challenge, criticize
    argue claim, assert, contend, maintain
    believe think, consider, hold, deem

    練習問題1

    次の文の太字部分を、上記の表を参考に同意語に言い換えてみましょう。

    1. Many experts believe that climate change is a serious problem.
    2. The government is implementing a new policy to reduce traffic congestion.
    3. Exercise can improve both physical and mental health.
    [su_spoiler title="クリックで解答表示。" icon="plus-square-2"]

    【解答例】

    1. Numerous experts consider that climate change is a serious issue.

    2. The government is implementing a new policy to alleviate traffic congestion.

    3. Exercise can enhance both physical and mental health.

    [/su_spoiler]

    文を句で表現する ~ 短くスマートな表現をマスターしよう!

    「文を句で表現する」とは、主語と動詞を含む文を、名詞句形容詞句などに言い換えるテクニックです。

    文章をより短く、スマートで洗練された表現にすることができます。

    これは、制限字数のある要約問題において非常に有効なテクニックと言えるでしょう。

    具体的な方法を、文法項目を交えながら解説していきます。

    接続詞を前置詞句に置き換えて文を短縮しよう!

    要約問題では、限られた字数の中で情報を正確に伝える必要があり、簡潔な表現が求められます。

    そこで役立つのが、接続詞を前置詞句に置き換えるテクニックです。

    接続詞で始まる副詞節を、前置詞句にすることで、文を短くすることができます。

    特に因果関係を表す接続詞 “because” は、前置詞 “due to” や “because of” を使った句に置き換えることで、より簡潔で洗練された表現にすることができます。

    実例で確認

    【例文】

    The game was canceled because the weather was bad.

    The game was canceled due to the bad weather.

    The game was canceled because of the bad weather.

    このように、接続詞 “because” を前置詞句 “due to” や “because of” に置き換えることで、より簡潔で自然な表現にすることができます。

    ポイント

    “due to” と “because of” はどちらも「~のために」という意味ですが、”due to” の方がよりフォーマルな印象を与えます。

    前置詞句は、文頭に置かれることが多いですが、主節の後に置くことも可能です。

    “because” を前置詞句に置き換える際には、動詞を名詞化する必要がある場合があります。

    練習問題

    以下の文の “because” を前置詞句 “due to” または “because of” に置き換え、文を書き換えてみましょう。

    1. Because the traffic was heavy, I was late for the meeting.
    2. Many people are choosing to work from home because the cost of commuting has increased.
    3. The concert was canceled because the lead singer got sick.

    【解答例】

    1. Due to the heavy traffic, I was late for the meeting. / Because of the heavy traffic, I was late for the meeting.

    2. Many people are choosing to work from home due to the increased cost of commuting. / Many people are choosing to work from home because of the increased cost of commuting.

    3. The concert was canceled due to the lead singer’s illness. / The concert was canceled because of the lead singer’s illness.

    接続詞を前置詞句に置き換えるテクニックをマスターすることで、要約問題でより効果的に情報を伝えることができるようになります。

    積極的に練習に取り組んで、簡潔で洗練された英文作成スキルを磨いていきましょう!

    名詞構文を効果的に活用する

    “increased” を “increase” に名詞化します。

    【例文】

    Due to the increase in the price of gasoline, many people started using public transportation.

    名詞構文を効果的に活用することで、よりアカデミックで洗練された表現にすることが可能です。名詞構文とは、動詞を名詞化して主語にする構文のことです。

    【例】

    The government decided to implement a new policy.

    The government’s decision to implement a new policy was met with mixed reactions.

    このように、“decide”“decision”という名詞化することで、よりフォーマルで客観的な印象になります。

    名詞構文は、アカデミックな文章で頻繁に使われる表現なので、要約問題で効果的に活用することで、高評価に繋がります。

    練習問題2

    以下の文を、句を使って短くし、さらに名詞構文を使って書き換えてみましょう。

    1. The use of smartphones has increased rapidly, and this is causing concern among educators.
    2. The government invested heavily in renewable energy, and this resulted in a significant reduction in carbon emissions.
    3. Scientists conducted a thorough investigation, which led to a new discovery in the field of medicine.
    4. The number of people working from home has risen dramatically, and this is changing the way companies operate.
    [su_spoiler title="解答を表示" icon="plus-square-2"]

    【解答例】

    1. The rapid increase in smartphone use is causing concern among educators. → The rapid increase in smartphone use has led to concern among educators.

    2. Due to heavy government investment in renewable energy, there was a significant reduction in carbon emissions. → Heavy government investment in renewable energy has resulted in a significant reduction in carbon emissions.

    3. A thorough investigation by scientists led to a new discovery in the field of medicine.

    4. The dramatic rise in the number of people working from home is bringing about changes in how companies operate.

    [/su_spoiler]

    名詞構文についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/meishikobun-2/"]

    また、名詞構文の練習には下記の教材がおすすめです。

    『ここで差がつく!英文ライティングの技術』、『発信型英語スーパーレベルライティング』

    [itemlink post_id="25074"] [itemlink post_id="25075"]

    パラフレーズのコツ ~ 柔軟な発想で表現の幅を広げよう!

    パラフレーズは、単に単語を置き換えるだけでなく、文全体の構造を変えたり、異なる視点から表現したりするなど、柔軟な発想が求められます。

    いくつか具体的な方法を紹介しましょう。

    受動態と能動態の変換

    【例】

    The new law was passed by the government. (受動態)

    The government passed the new law. (能動態)

    受動態を能動態に変えることで、文章が短くなり、より直接的な表現になります。

    文型を変える

    【例】

    The company’s profits increased significantly due to the new marketing strategy. (SVO)

    The new marketing strategy brought about a significant increase in the company’s profits. (SVOC)

    文型を変えることで、同じ内容を異なる視点から表現することができます。

    類義語だけでなく、反意語も活用する

    【例】

    The team’s performance was poor.

    The team failed to perform well.

    反意語を使うことで、表現に変化を与え、より洗練された印象にすることができます。

    練習問題3

    次の文を、できるだけ多くの方法でパラフレーズしてみましょう。

    The increasing popularity of electric vehicles is contributing to a decrease in air pollution.

    [su_spoiler title="解答を表示" icon="plus-square-2"]

    【解答例】

    Air pollution is decreased due to the rising popularity of electric vehicles. (受動態)

    The more popular electric vehicles become, the less air pollution there is. (比較級)

    Electric vehicles are becoming increasingly popular, which is leading to a reduction in air pollution. (関係代名詞)

    The growing demand for electric vehicles is helping to improve air quality. (反意語)

    [/su_spoiler]

    パラフレーズのコツは、色々な表現方法を試して、表現の幅を広げていくことです。

    積極的に練習に取り組むことで、要約問題に必要な柔軟な表現力を身につけることができます。

    英検準1級要約問題の練習方法を紹介!

    要約問題は、実際に練習を重ねることが重要です。

    以下のステップで練習してみましょう。

    【ステップ1】 英文記事を読む

    まずは、英字新聞や雑誌の記事など、200語程度の英文を読み、内容を理解する練習をしましょう。

    おすすめは、The Japan TimesBBC Newsなどのオンラインニュースサイトです。

    まずは興味のある分野の記事を選ぶことで、モチベーションを維持しやすくなります。

    【ステップ2】 各段落を要約する

    英文全体を読んだら、各段落の要旨を日本語でメモしましょう。

    この時、ステップ1で学んだ論理構成の把握を意識することが重要です。

    • トピックセンテンスは何か?
    • ディスコースマーカーはどのように使われているか?
    • 段落間の関係性は?

    これらの点を考慮しながら、各段落の核となる情報を抽出していきます。

    【ステップ3】 要約文を作成する

    日本語でメモした内容を基に、60~70語の英文要約文を作成しましょう。

    この時、ステップ2で学んだ一般化・抽象化言い換えのテクニックを活用することが重要です。

    また、文法やスペルのミスがないか論理的に矛盾がないかなど、見直すことも忘れずに行いましょう。

    【ステップ4】 模範解答と比較する

    作成した要約文と模範解答を比較し、改善点を見つけましょう。

    内容、構成、語彙、文法の4つの観点から、自分の要約文を分析してみましょう。添削を受けるよりもまずは自分でチェックできるレベルを上げていくのが重要です。

    • 重要な情報は全て網羅されているか?
    • 論理展開は明確でわかりやすいか?
    • 適切な語彙が使われているか?
    • 文法やスペルのミスはないか?

    こちらの記事で予想問題を作成したので、ここまでに学んだ考え方を使って問題を解いてみてください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-yoyakuyosou/"]

    まとめ|英検準1級要約問題を制覇しよう!

    この記事では、英検準1級の要約問題の概要と対策法を詳しく解説しました。

    要約問題は、英文の論理構成を把握し、情報を一般化・抽象化し、適切な表現で言い換えることが重要です。

    これらのスキルは、一朝一夕に身につくものではありません。日頃から英文に触れ、積極的に要約する練習を積み重ねることで、着実に実力アップを目指しましょう。

    自信を持って試験に臨めるよう、しっかりと準備を進めていきましょう!

    [eiken-counseling]

【2025年慶應大学】数学、歴史が大きく変わる・・

2024.06.11

【慶應受験】2025年度入試変更点まとめ! 2025年度、いよいよ新課程が始まります。大学入試制度も変わる中、慶應義塾大学の一般選抜も大きな変更が発表されました。 特に数学は学部によって範囲が異なるなど、複雑な変更点が多いので、受験生は正確に情報を掴んでおく必要があります。 そこで今回は、2025年

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  • 【慶應受験】2025年度入試変更点まとめ!

    2025年度、いよいよ新課程が始まります。大学入試制度も変わる中、慶應義塾大学の一般選抜も大きな変更が発表されました。

    特に数学は学部によって範囲が異なるなど、複雑な変更点が多いので、受験生は正確に情報を掴んでおく必要があります。

    そこで今回は、2025年度慶應義塾大学一般選抜の変更点について、わかりやすくまとめました。

    [toc]

    文系全学部の変更点

    世界史、日本史の科目が下記のように変更となります。
    世界史 → 歴史総合・世界史探求、日本史 → 歴史総合・日本史探求

    そのため、旧課程の生徒は対応する必要があります。
    商学部のみ、歴史総合は入りません。

    とはいえ、多くの生徒が旧課程の範囲でつまづいているので、まずはその範囲をクリアしていくのが最優先でしょう。

    文学部:英語の英検利用が追加!

    文学部では、大きく分けて以下の変更点があります。

    「英語外部試験利用」の新設と「中国語」の廃止

    • 英検CSEスコア2500点以上が必須
    • 取得期間:2023年1月1日〜2024年12月31日

    特に注目すべきは、英語外部試験利用が新設されたこと。

    CSEスコア2500点以上を取得していれば、試験当日に英語を受験する必要はありません。

    準1級レベル以上の英語力が必要となりますが、高得点取得が難しい場合は、外部試験利用も積極的に検討してみましょう。

    英検スコアの取り方については下記で述べています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    経済学部:推薦新設と一般選抜減

    経済学部では、以下の変更点があります。

    学校推薦型選抜(指定校)を導入

    募集人数:30名

    それに伴い、一般選抜の募集人数を630名から600名に削減

    これまで一般選抜のみだった経済学部ですが、新たに学校推薦型選抜が導入されます。一方で、一般選抜の募集人数は減少するため、これまで以上に競争率が高くなることが予想されます。

    B方式は1500年以降が出題範囲になります。

    法学部:地歴の試験時間・配点・出題形式が大幅変更!記述式対策が必須に!

    慶應義塾大学法学部では、2025年度入試から地歴(世界史・日本史)の試験時間、配点、出題形式が以下のように大きく変更されます。

    • 試験時間:60分 → 90分
    • 配点:100点 → 150点
    • 出題形式:マークシート式 → マークシート式と記述式

    これまで60分だった試験時間が90分に延長。配点も100点から150点に増加します。

    そして、最大かつ重要な変更点が記述式問題の導入です。

    ただでさえ難しい法学部の問題がさらにハードルが上がるります。

    これまでマークシート式のみの出題でしたが、2025年度からは記述式問題も出題されるようになるため、求められる能力も大きく変わります。

    具体的には、以下のような点が求められるようになるでしょう。

    1. 正確な知識のインプットと理解:

    記述式問題では、単なる知識の丸暗記では対応できません。歴史の流れを理解し、正確な知識を結びつけて論述する力が求められます。

    • 教科書や参考書をじっくり読み込み、歴史の流れを理解する。
    • 各時代のキーワードや重要人物を整理し、相互の関係性を理解する。
    • 年号や用語を正確に暗記する。

    2. 論理的思考力・表現力:

    限られた時間の中で、自分の考えを論理的に構成し、分かりやすく表現する力が重要になります。

    • 設問に対して、根拠に基づいた上で自分の意見をまとめる練習をする。
    • 歴史用語を適切に使い、論理的な文章を作成する練習をする。
    • 時間配分を意識しながら、答案をまとめる練習をする。

    3. 歴史的事象を多角的に考察する力:

    複数の史料を読み解き、比較・分析しながら、多角的な視点で歴史的事象を捉える力が求められます。

    • 様々な史料に触れ、多様な意見や解釈があることを理解する。
    • 史料から読み取れる情報と、教科書で得た知識を結びつけて考察する練習をする。
    • 異なる立場や視点から、歴史的事象を多角的に分析する練習をする。

    慶應法学部を目指す受験生は、これらの変更点を踏まえ、早めに対策を始める必要があります。

    過去問に加えて、論述問題対策用の問題集を活用したり、添削指導を受けたりするなど、記述式問題にもしっかりと対応できるよう準備しておきましょう。

    医・理工・総政・環境情報・看護・薬:数学の範囲に要注意!

    これらの学部では、数学の試験範囲が変更されます。

    特に、学部・学科によって範囲が異なるため、注意が必要です。

    学部・学科ごとの変更点をまとめた表を作成しましたので、受験する学部・学科の変更点をしっかり確認しておきましょう。

    学部・学科 数学 変更点
    医学部 数ⅠAⅡBⅢC 数Bで「統計的な推測」が追加
    理工学部 数ⅠAⅡBⅢC 数Bで「統計的な推測」が追加
    総合政策学部(数学選択) 数ⅠAⅡB 統計的な推測が追加
    総合政策学部(情報及び数学選択) 情報ⅠⅡ
    数ⅠAⅡB
    新設
    環境情報学部(数学選択) 数ⅠAⅡBⅢC 新設
    環境情報学部(情報及び数学選択) 情報ⅠⅡ
    数ⅠAⅡB
    新設
    看護医療学部 数ⅠAⅡBC 数学Ⅱは統計的な推測、数Cで「平面上の曲線と複素数平面」が追加
    薬学部 数ⅠAⅡBⅢC 数ⅢCが追加

    医学部:数Bに「統計的な推測」追加!

    変更点: 数学Bに「統計的な推測」が追加されます。

    具体的な内容: 確率分布や正規分布、仮説検定など、統計分野の理解が求められます。

    対策: 統計分野の基礎を固め、問題演習を通して応用力を養いましょう。

    理工学部:数Bに「統計的な推測」追加!

    変更点:
    数学Bに「統計的な推測」が追加されます。
    「統計的な推測」: 医学部と同様、確率分布や正規分布、仮説検定などを扱います。

    対策: 新たに追加される分野もしっかりと学習し、基礎力と応用力をバランス良く高めましょう。

    総合政策学部:選択科目によって大きく変わる!

    数学選択

    • 変更点: 大きな変更はありません。
    • 対策: これまでの学習内容を継続し、基礎力と応用力の両方を鍛えましょう。

    情報及び数学選択:

    • 変更点: 新たに「情報及び数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 情報Ⅰ・Ⅱに加えて、数学ⅠAⅡBから出題されます。
    • 対策: 情報分野の基礎を固め、数学と関連付けながら理解を深めることが重要です。

    環境情報学部:総合政策学部と同様の変更!

    数学選択:

    • 変更点: 新たに「数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 数学ⅠAⅡBⅢCから出題されます。
    • 対策: 幅広い範囲を学習する必要があるため、計画的に学習を進め、基礎から応用までしっかりと理解しましょう。

    情報及び数学選択:

    • 変更点: 新たに「情報及び数学」を選択できるようになります。
    • 具体的な内容: 総合政策学部と同様、情報Ⅰ・Ⅱに加えて、数学ⅠAⅡBから出題されます。
    • 対策: 総合政策学部と同様、情報分野の基礎を固め、数学と関連付けながら理解を深めることが重要です。

    看護医療学部:数Cに「平面上の曲線と複素数平面」が追加!

    変更点: 数Cに「平面上の曲線と複素数平面」が追加されます。

    具体的な内容: 媒介変数表示、極座標、複素数平面上の図形と方程式など、高度な内容が含まれます。

    対策: 新課程の内容をしっかりと理解し、問題演習を通して応用力を高めましょう。

    薬学部:数ⅢCが追加!

    変更点: 数学ⅢCが追加されます。

    具体的な内容: 微分積分、極限、微分方程式、ベクトル、行列など、幅広い範囲の学習が必要となります。

    対策: これまで数ⅢCを学習していなかった場合は、早めに学習計画を立て、基礎から応用までしっかりと理解しましょう。

    まとめ:早めの情報収集と対策を!

    今回は、2025年度慶應義塾大学一般選抜の変更点についてまとめました。

    変更点が多いので、まずは自分が受験する学部・学科の情報を正確に把握することが大切です。

    また、今後さらに変更が発表される可能性もあるため、こまめに大学公式HPなどをチェックするようにしましょう。

    しっかりと準備を進めて、合格を勝ち取りましょう!

【システム英単語】早慶合格のおすすめの使い方、レベル、学習法

2024.06.05

ページ目次大学受験英語の鉄板!システム英単語を徹底解説 – 早慶合格への道 –システム英単語とは?システム英単語が選ばれる理由 – 4つの魅力 –システム英単語の効果的な使い方システム英単語で早慶合格を目指すための戦略システム英単語で通用する大学システ

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  • 大学受験英語の鉄板!システム英単語を徹底解説 – 早慶合格への道 –

    大学受験において、英語は多くの受験生にとって克服すべき大きな課題です。
    特に、難関大学を目指す場合は、膨大な単語量と高度な文法知識、そして長文読解力を身につける必要があります。

    その中で、単語学習は英語学習の基礎であり、他の科目にも大きく影響を与える重要な要素です。
    数ある単語帳の中でも、「システム英単語」は、その圧倒的な人気と実績から、多くの受験生から支持を得ています。

    この記事では、システム英単語の特徴や使い方、そして早慶合格を目指すための学習方法まで、詳しく解説していきます。
    さらに、学習効果を最大限に引き出すためのポイントや、よくある質問についても詳しく解説します。

    シス単は当塾でも合格するためにおすすめをしている単語帳です。

    [toc]

    システム英単語とは?

    「システム英単語」は、大学受験を目指す高校生・浪人生向けの単語帳です。
    受験生の間では「シス単」の愛称で呼ばれ、特に早慶・難関大学を目指す受験生に人気の1冊です。

    著者は、霜 康司氏と刀祢 雅彦氏。長年の受験指導経験と膨大なデータ分析に基づいて、
    大学入試で頻出の単語を厳選し、効率的に学習できるよう工夫されています。

    システム英単語には、レベル別に3冊の単語帳があります。

    • システム英単語Basic: 高校基礎レベル1500語。英語学習の基礎固め
    • システム英単語: 高校基礎レベルから難関レベル2000語。関関同立・MARCHレベル
    • システム英熟語: 1500語収録。早慶レベル、難関国公立大学レベル

    この記事では、システム英単語(標準レベル~難関レベル)について詳しく解説していきます。

    システム英単語が選ばれる理由 – 4つの魅力 –

    システム英単語は、他の単語帳と比べて多くの受験生から支持されているのには、いくつかの理由があります。

    1. レベル別構成 – 自分に合ったレベルから始められる

    システム英単語は全5章に分かれていて、章が進むごとに難易度が上がります。

    • 第1章: 高校基礎レベル(600語)
    • 第2章: 共通テストレベル(600語)
    • 第3章: 難関大レベル(MARCH・関関同立・国公立大)(485語)
    • 第4章: 最難関大レベル(早慶・難関国公立大)(336語)
    • 第5章: 多義語(180語)

    このように、レベル別に構成されているため、自分のレベルに合ったところから学習できます。

    例えば、共通テストレベルの単語をすでにマスターしている人は、第3章から始めることも可能です。また、早慶レベルの大学を目指す人は、第4章までしっかり学習することが重要になります。

    例文は覚えれば、英作でも使えて一石二鳥です

    2. ミニマルフレーズ – 単語の使い方が自然と身につく

    システム英単語では、例文の代わりに2語〜5語のフレーズ(ミニマルフレーズ)を採用しています。

    例えば、「access」という単語は、ミニマルフレーズでは「have access to the Internet (インターネットを利用できる)」と記載されています。

    ミニマルフレーズで単語を覚えることには、次のようなメリットがあります。

    • 単語だけ覚えるよりも意味を連想しやすい
    • 単語の使い方も覚えられる
    • 例文で覚えるよりも短いので簡単

    他の英単語帳では、単語と例文がセットで説明されるのが普通です。
    例文は語法や暗記のヒントにもなりますが、例文が長すぎると逆に覚えにくいことも。
    また、「知らない単語がありすぎて例文が理解できない」と悩んでいる人も多くいます。

    システム英単語のようにフレーズで暗記すれば、暗記の労力を最小限にしながら効率よく学習できます。

    さらに、ミニマルフレーズは、過去の大学入試問題を分析して、最も重要かつ頻出される用法や活用形を反映して作られています。
    つまり、受験でよく問われる使い方を重点的に学習できるということです。

    3. 試験に役立つ頻出単語単語だけを効率的に

    システム英単語は、大学入試によく出る単語だけを厳選して掲載しています。
    過去25年分の大学入試問題を分析し、試験に出やすい順に単語を紹介しているのです。

    また、意味が複数ある単語は、最も出題されやすい意味から解説されています。
    試験問題を徹底研究して作られた単語帳なので、信頼性も十分です。

    「試験に出るぞ!」と意識できるので、モチベーションも上がりますね。

    4. 無料音声データ – 発音とリスニングも同時に

    システム英単語には、無料で音声データがダウンロードできます。
    音声の内容は、各単語のアメリカ発音とイギリス発音、日本語訳を収録。

    試験にリスニングが必要な人はもちろん、イヤホンを使ったスキマ時間の学習にもおすすめです。

    こちらの駿台文庫のサイトからダウンロードができます。

    システム英単語の効果的な使い方

    システム英単語を効率的に活用するための具体的な使い方を紹介します。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="目標を設定する"]まずは、システム英単語をいつまでに完成させるか、目標を設定しましょう。例えば、高3の春休みまでに1周、夏休みに2周など、具体的な目標を立てると、学習計画が立てやすくなります。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="1日に学習する単語数を決める"]1日に何単語を覚えるか、目標を設定しましょう。初めて学習する場合は、100単語程度から始めるのがおすすめです。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="赤シートで確認しながら学習する"]赤シートを使って、単語の意味を隠しながら確認し、復習を行います。意味が思い出せない単語は、付箋やペンでマークしておきましょう。[/ti]
    [ti label="STEP4" title="音声を利用する"]システム英単語には、無料で音声データがダウンロードできます。音声に合わせて単語を音読することで、発音とリスニングの練習にもなります。[/ti]
    [ti label="STEP5" title="ミニマルフレーズを意識する"]単語を覚えるだけでなく、ミニマルフレーズも一緒に覚えるようにしましょう。ミニマルフレーズを覚えることで、単語を実際に使えるようになります。[/ti]
    [ti label="STEP6" title="繰り返し復習する"]英単語は一度覚えただけでは、すぐに忘れてしまいます。定期的に復習を行い、記憶に定着させましょう。[/ti]
    [ti label="STEP7" title="単語カードを活用する"]システム英単語には、別売りの単語カードがあります。単語カードを使うことで、単語の反復学習がより効率的に行えます。また、持ち運びやすく、隙間時間に学習しやすいというメリットもあります。[/ti]

    [ti label="STEP8" title="記憶の定着を促すには音読や書き取りを取り入れる"]

    単語を覚える際には、単に目で見て覚えるだけでなく、音読や書き取りを取り入れることで、より記憶に定着しやすくなります。

    • 音読: 単語の発音と意味を同時に覚え、単語をより印象的に覚えることができます。
    • 書き取り: 単語のスペルを覚え、脳を活性化させる効果も期待できます。

    [/ti]

    [/ptimeline]

    まずは語彙力がないとどの教材も理解することは難しいですよ。できれば、高校2年生までにある程度覚えているようにしましょう!

    システム英単語で早慶合格を目指すための戦略

    早慶レベルの大学受験では、単語帳を1冊完璧に仕上げるだけでは不十分です。システム英単語をベースに、さらにレベルアップを目指しましょう。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="システム英単語を完璧にする"]まずは、システム英単語の1章から5章までを完璧にマスターしましょう。特に、4章の難関レベルの単語は、早慶の過去問対策に役立ちます。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="多義語を徹底的に学習する"]システム英単語の5章には、多義語が掲載されています。早慶レベルの入試問題では、単語の多義語を理解していることが重要です。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="早慶レベルの単語帳に挑戦する"]システム英単語を完璧にしたら、早慶レベルに対応できる単語帳に挑戦してみましょう。「鉄壁」や「リンガメタリカ」などの単語帳がおすすめです。[/ti]
    [ti label="STEP4" title="過去問演習で単語を定着させる"]早慶の過去問演習を通して、実際に単語が使われている場面に触れ、記憶に定着させましょう。[/ti]
    [ti label="STEP5" title="英語の長文読解力も強化する"]単語力だけでなく、長文読解力も早慶合格には不可欠です。英文解釈の参考書や問題集を使って、長文読解力を強化しましょう。[/ti]
    [ti label="STEP6" title="弱点克服に励む"]過去問演習や模試を通して、自分の弱点を把握し、克服するための対策を練りましょう。[/ti]
    [/ptimeline]

    システム英単語で通用する大学

    システム英単語は、大学受験英語の学習において、欠かせない存在です。
    しかし、どのレベルの大学まで対で対応できるのか、疑問に思う人もいるでしょう。

    システム英単語で通用する大学は、レベル別に以下の通りです。

    高校基礎レベル (システム英単語Basic)

    • 私立大学: 産近甲龍、日東駒専、その他女子大など
    • 国公立大学: 地方国立大学など

    共通テストレベル~難関私大レベル (システム英単語)

    • 私立大学: 関関同立、MARCH、早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)など
    • 国公立大学: 旧帝大(一部学部)、地方国立大学(一部学部)など

    最難関レベル (システム英単語 + EX準1級)

    • 私立大学: 早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)、上智大学など
    • 国公立大学: 東大、京大、一橋大学など

    最難関最上位レベル (システム英単語 + EX準1級 + EX1級 or ピナクル)

    早稲田大学・慶應義塾大学(一部学部)

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/pinnacle/"]

    早慶レベルの難関学部や、東大・京大などの最難関大学を目指す場合は、
    システム英単語に加えて、さらにレベルの高い単語帳を併用することが必要となります。

    システム英単語に関するよくある質問

    Q1. システム英単語は早慶レベルに十分対応できますか?

    A: システム英単語は、早慶レベルの基礎的な単語を網羅していますが、早慶レベルの入試問題では、さらに高度な単語や語彙力が必要となる場合もあります。システム英単語を完璧にマスターした上で、早慶レベルに対応できる単語帳も併用することをおすすめします。

    Q2. システム英単語Basicとシステム英単語どちらから始めたら良いですか?

    A: 中学レベル~高校1・2年で学習した単語に不安がある場合は、システム英単語Basicから始めることをおすすめします。基礎固めをしてから、システム英単語に取り組む方が効率的です。

    Q3. システム英単語カードは必要ですか?

    A: システム英単語カードは、単語を効率的に覚えるためのツールとしておすすめです。特に、単語の反復学習や、持ち運びやすい点がメリットです。

    Q4. システム英単語を完璧にするのにどれくらいの時間がかかりますか?

    A: 個人差はありますが、1日100単語を目安に、2~3ヶ月で1周できるでしょう。その後は、定期的に復習し、記憶に定着させましょう。

    Q5. システム英単語は単語帳だけで十分?文法や長文はどうすれば良い?

    A: システム英単語は単語帳なので、文法や長文対策は別途必要です。

    • 文法: 「ポラリス英文法」や「桐原1000」などの参考書を使って、文法をしっかりと学習しましょう。
    • 長文読解: 「肘井の読解ための英文法」や「ぐんぐん伸びる英語長文」などの参考書を使って、長文読解力を強化しましょう。

     

    単語力は英語学習の基礎ですが、文法力や長文読解力も合わせて強化していくことで、総合的な英語力を高められます。

    まとめ – システム英単語で英語力を飛躍させよう!

    この記事では、システム英単語の特徴、使い方、そして早慶合格を目指すための学習方法について解説しました。

    システム英単語は、その豊富な単語数、レベル別構成、そしてミニマルフレーズを用いた学習方法など、多くのメリットがあります。

    早慶レベルの大学受験では、単語力だけでなく、文法力や長文読解力も必要となります。システム英単語をベースに、他の参考書や問題集も活用しながら、総合的な英語力を高めていきましょう。

    システム英単語は、大学受験英語の学習において、欠かせない存在です。

    この記事を参考にして、システム英単語を活用し、目標とする大学合格を目指してください!

The Essentials 英文法必修英文100の使い方【暗記推奨】

2024.06.04

The Essentials(エッセンシャルズ) 英文法編の概要 The Essentials 英文法編は、関正生先生による新しい英文法例文集です。 この本の特徴は、単に文法事項の説明をするだけでなく、長文やリスニングで実際に役立つ文法知識に焦点を当てている点にあります。 ポラリスなどの関先生の他の

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  • The Essentials(エッセンシャルズ) 英文法編の概要

    The Essentials 英文法編は、関正生先生による新しい英文法例文集です。
    この本の特徴は、単に文法事項の説明をするだけでなく、長文やリスニングで実際に役立つ文法知識に焦点を当てている点にあります。

    ポラリスなどの関先生の他の本と文法の説明自体は大きく変わりませんが、アプローチの仕方が異なります。

    本書では、長文やリスニングに頻出する英文を取り上げ、その理解に必要な文法事項を解説しています。
    つまり、4択問題が解けるようになるだけでは満足せず、実際の英語運用能力の向上を目指しているのです。
    厳選された100の例文を通して、英文法を「武器」にするためのエッセンスを学ぶことができます。

    例文は覚えれば、英作でも使えて一石二鳥です

    英文法例文集の特徴

    関先生 The Essentials 英文法編は、長文読解力を鍛えるための英文法例文集です。

    収録されている英文には、入試で頻出する表現やパターンが含まれています。

    例えば、仮定法におけるwere toの用法、助動詞+have+過去分詞の表現、接続詞thatの様々な働きなどが特徴的です。

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    各英文にはそのポイント解説が加えられているため、なぜその英文が例として選ばれたのかがわかりやすくなっています。

    The Essentials 英文法編のレベルと対象者

    The Essentials 英文法編のレベルは、高校1年生から3年生までの幅広い学年に対応しています。
    高校1、2年生は普段使っている問題集と並行して使用し、高校3年生は受験直前の総まとめに最適です。

    特に、文法問題集に不信感を抱いているものの、本格的に取り組む気力や時間がない人にこそおすすめしたい一冊です。

    また、日東駒専、GMARCH、一般の国公立大学を目指す高校3年生が、
    春から夏にかけて短期間で効果を出したい場合にも最適でしょう。

    一通り文法は学習したものの、もう一度さらっと復習したいという人にもおすすめです。
    ただし、本書はある程度学力が高めの人を対象としているため、初学者や基礎学力が不足している人には少し難しいかもしれません。

    英文/語彙の難易度

    The Essentials 英文法編で使用されている英文や語彙は、高校生にとって標準的なレベルに設定されています。

    例文は入試問題の長文やリスニングから厳選されているため、受験レベルの英語に十分対応できる内容となっています。

    ただし、前述の通り、本書はある程度学力が高めの人を対象としているため、基礎的な語彙力や読解力が不足している場合は、
    例文の理解に苦労する可能性があります。

    そのような場合は、まず語彙力を付けるための学習を並行して行うことをおすすめします。

    まずは語彙力がないとどの教材も理解することは難しいですよ。

    また、例文の難易度は、文法事項によっても多少の差があります。
    比較的シンプルな文法項目では平易な例文が使われている一方、複雑な文法事項では長めの例文が使われているため、
    読解に時間がかかることもあるでしょう。

    ただ、いずれの例文も無理のない範囲で選ばれているため、じっくりと取り組めば必ず理解できるレベルに収まっています。

    この一冊の例文を完璧にしていけば、文法の理解度としてはかなり高いですよ。

    語彙としては、『大学入試 肘井 学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』よりも少し難しいレベル、と言えます。
    肘井先生の本は、文法事項を英文を通じて学ぶ入門書で、比較的平易な英文が選ばれています。

    どの教材を前提としてやっておくと良いか

    絶対的にやっておいて欲しいのが、『読解のための英文法 必修編』レベルの構文把握力は必要です。
    The Essentials 英文法編は長文の読み方に全振りしているので、
    あまり文法的な項目の説明自体は細かくされていません。

    そのため、『句とか節がわからない・・』といった人やSVOCがよくわからないという人は、
    まずは『読解のための英文法 必修編』に臨みましょう。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hijiimanabu/"]

    構文の前にそもそも英文法がほとんど終わってない・・・という人は、
    流行りのこの教材に手を出す前にまずは『大岩のいちばんはじめの英文法』を実施してください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/oiwaeibunpo/"]

    英文法項目全てを完璧に網羅的に解説されているわけではないので、一つ一つ丁寧に理解したい場合は、大岩先生の英文法をやると良いでしょう。

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    The Essentials 英文法編の特徴

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    ここからはThe Essentials 英文法編の特徴について詳しく見ていきましょう。

    オリジナルの英文で意味が完結

    この参考書の英文は、関先生が入試の傾向を分析して作成したオリジナルの英文です。
    単に過去の入試の一部を抜粋しているわけではありません。

    そのため、各英文は3~4行の短い文ながら、それだけで意味の完結した内容となっています。
    前後の文脈がなくてもその英文の意味を理解できるのが特徴です。

    実践的な文法力が身につく

    各英文にはその構文解析はもちろんのこと、
    この参考書の主眼は、難関大学入試(早慶など)で問われる英語における「実践的な文法力」の養成にあります。

    例えば、時制や助動詞、仮定法などを、単なる文法ルールとして覚えるのではなく、
    実際に英文の中でどのように使われているのか、
    どのような意味合いを持っているのかを理解することで、
    より深いレベルで文法を理解することができます。

    目次を見ながら内容確認!

    目次を見ながら、それぞれどのような意味合いがあるのかを見ていきましょう。

    CHAPTER 1 時制

    01 現在形 ― 現在を表す現在形は、過去や未来の出来事にも言及する場合がある
    02 過去形 ― 過去の出来事を表す過去形は、仮定法や丁寧表現にも使われる

    英文法の基礎となる時制について、長文読解に必要な知識を厳選して解説。
    時制は英文を理解する上で最も重要な要素の一つであり、
    この章の内容をしっかり理解することで、
    長文の内容を正確に把握できるようになります。

    CHAPTER 2 助動詞

    17 未来を表す助動詞 ― will, be going to, be about to, be to
    18 過去に関する推量を表す助動詞 ― may have + 過去分詞, must have + 過去分詞

    助動詞は、微妙なニュアンスや話し手の気持ちを表現する上で欠かせない要素です。
    この章では、様々な助動詞の用法を、具体的な例文とともに解説することで、
    長文読解における助動詞の理解を深めます。

    CHAPTER 3 仮定法

    30 仮定法過去 ― 「もし~だったら」と、現在とは異なる状況を仮定する
    31 仮定法過去完了 ― 「もし~だったら」と、過去とは異なる状況を仮定する

    仮定法は、受験生にとって理解が難しい文法項目の一つですが、
    長文読解においても重要な役割を果たします。
    この章では、仮定法過去と仮定法過去完了の用法を、
    わかりやすく解説することで、仮定法に対する苦手意識を克服します。

    CHAPTER 4 接続詞that

    41 that節 ― 名詞節を導くthatは、省略される場合もある
    42 that節 ― 同格を表すthat節は、名詞の後に置かれ、名詞の内容を説明する

    接続詞thatは、様々な役割を持つため、
    文法問題だけでなく、長文読解においても正確な理解が求められます。
    この章では、名詞節を導くthat、同格を表すthat節など、
    thatの多様な用法を網羅的に解説します。

    CHAPTER 5 不定詞・動名詞

    58 名詞的用法 ― 不定詞や動名詞は、名詞と同じように主語・目的語・補語になる
    59 形容詞的用法 ― 不定詞は、名詞を修飾して、名詞の性質や状態を説明する

    不定詞や動名詞は、英文の中で様々な役割を果たすため、
    正確な理解が不可欠です。
    この章では、名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法など、
    不定詞と動名詞の用法を体系的に解説します。

    その他、関係代名詞、比較といった理解が難しい部分についても丁寧な解説がされています。

    具体的な学習方法とおすすめの使い方

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="各英文をゆっくり丁寧に読み、ポイントを理解する"]100個の短い英文それぞれをゆっくり読む。解説も読んで、英文のポイントをしっかり理解する
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="音読練習を繰り返し行う"]音源を聞きながら、同じ速度で反復音読する。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="チェックマーク表現の暗記"]The Rulesもそうですが、本教材にも覚えるべき表現にはマークがついていますので、こちらを暗記[/ti]
    [/ptimeline]

    オススメの使い方としては、音読を何度も何度もしながら、頭の中で意識的に内容を理解していくことです。
    多くの場合音読を意識せずにやってしまいがちですので、意識学習をするようにしてください。

    どのように考えたら良いのか?についてはこちらの動画付きの記事で説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/schoolmaster_blog/explain-movie/ishiki/"]

    この後におすすめの参考書

    文法をアウトプットで進めていきたいというのであれば、関先生のポラリスが良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/5minutes/5mineg/seki-pola-eibunpo/"]

    長文をすすめていくのであれば、同じ関先生の
    そのために一番オススメなのは、『The Rules』です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/therules-leves/"]

    このシリーズをクリアしていくのと、それ以外だとSupremacyや『ぐんぐん伸びる英語長文』がおすすめです。

    その他どのような教材を使ったら効率的に学習ができるのか?、勉強法についてはこちらの記事でも説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/"]

立教文学部の完全対策と入試傾向 立教文逆転合格に詳しい塾が徹底解説

2024.03.17

ページ目次立教大学文学部入試傾向と対策立教文学部に合格するには?立教文学部の入試傾向立教文学部は穴場の学部ですか?立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠立教文学部の科目別対策立教文学部に独学で合格することは可能か立教文学部を受験する生徒からよくある質問立教

  • …続きを読む
  • 立教大学文学部入試傾向と対策

    本記事では立教大学文学部に合格するために、
    立教大学文学部の合格に詳しいヒロアカが徹底解説していきます。

    [toc]

    偏差値30台から立教文学部に合格!

    難関大学合格専門塾のヒロアカが入試傾向を徹底解説!

    立教大学の各学部や学科では、入試で問われる内容が大きく異なる傾向にあります。
    そのため、立教文学部に合格するためには、それぞれの科目でどのような問題が出されやすいのかを詳しく調べ上げ、
    特有の対策を練ることが不可欠となります。
    従って、立教大学文学部への合格を目指す場合、科目ごとの出題傾向をしっかり分析し、その上で適切な受験準備をすることが重要です。
    立教大学文学部に圧倒的な力で合格するためには、社会科学部専用の試験対策、つまり合格への道筋が存在します。

    この記事では、立教大学文学部に臨むためのいくつかの重要な対策ポイントをお伝えします。
    ぜひとも、難関大学合格専門塾ヒロアカのこの情報をお役立てください。

    立教文学部に合格するには?

    立教大学文学部に合格するためには、適切な準備効果的な学習方法が必要です。

    その過程で、入試の形式や選択可能な科目、
    合格に必要な最低得点や基準、倍率、さらには過去の入試の特徴や対策など、理解しておくべき多くの情報が存在します。

    立教文学部で偏差値30台から合格するためには、
    どのような内容をどのような方法で学ぶべきかを具体的にイメージしながら計画を立てていくことが大切です。

    立教文学部に合格するためには万全の対策と計画立てが必要不可欠です。

    立教大学文学部への合格には、戦略的な学習計画と効率の良い勉強法が極めて重要です。

    立教文学部の入試傾向

    • 募集人数と倍率
    • 他学部の偏差値
    • 合格最低点
    • 英語の重要性

    立教文学部の募集人数と倍率

    個別入試

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.6 22 25
    英米文学専修 3.5 3.8 100 142
    ドイツ文学専修 3.3 2.4 54 43
    フランス文学専修 4.3 2.5 38 47
    日本文学専修 3.6 3.4 84 80
    文芸・思想専修 4.0 5.9 67 64
    史学科 3.3 4.0 125 114
    教育学科 3.6 3.9 84 104

    一般入試

    複数日程がある日程の平均となっています。

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.9 42 43
    英米文学専修 3.5 3.9 303 310
    ドイツ文学専修 3.6 2.8 104 117
    フランス文学専修 4.4 2.9 105 131
    日本文学専修 3.9 3.4 175 206
    文芸・思想専修 4.2 6.2 167 148
    史学科 3.5 4.5 246 258
    教育学科 4.4 4.2 182 219

    立教の他学部の偏差値と比較

    学部名 偏差値
    異文化コミュニケーション学部 65.0
    経営学部 62.5~65.0
    社会学部 62.5
    法学部 62.5
    現代心理学部 60.0~62.5
    文学部 57.5~62.5
    経済学部 60.0
    コミュニティ福祉学部 57.5
    観光学部 57.5
    理学部 55.0~57.5
    スポーツウエルネス学部 55.0

    万全の対策をしない限りは合格することはできません。

    キャンパス別の学部紹介

    池袋キャンパス
    • 文学部
    • 異文化コミュニケーション学部
    • 経済学部
    • 経営学部
    • 理学部
    • 社会学部
    • 法学部
    新座キャンパス
    • 観光学部
    • コミュニティ福祉学部
    • 現代心理学部
    新座キャンパスと池袋キャンパスだと新座キャンパスの方が倍率が低くなる傾向があります。

    立教文学部の合格最低点

    大学から公式での発表はされていません。
    英語は外部試験を利用していたり、非常にわかりづらくなっています。

    英検でCSEスコア2300程度は必要です。

    英検の学部ごとの立教大学の点数についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kouryaku/"]

    立教文学部の合格への第一歩は英検準1級の合格

    立教大学文学部に合格するためには、英語が重要になってきます。

    立教大学志望で英検準1級に合格していないと合格は非常に難しいです

    英検準1級対策についてはこちらの記事で説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-saisokustudy-planning/"]

    立教文学部は穴場の学部ですか?

    結論から言うと、穴場でも受かりやすい学部でもありません。

    合格するためにはかなりの努力が必要な学部で、
    どの科目でも苦手な科目があった場合は立教大学文学部の合格がかなり難しくなります。

    英検準1がとれたのであれば、国語が合格の鍵を握っています

    立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ

    立教大学の文学部への合格を目標にしたいのであれば、早稲田大学を第一志望としたほうが受験戦略としては良いです。

    早稲田大学レベルの問題まで対応しておくことで立教大学の合格に余裕を持って臨むことができます。

    逆に立教大学にギリギリ受かる程度の学力しかないと、もし入試形式に変更などがあった場合に対応するのが難しくなってしまいます。

    早稲田を目指して立教に圧勝する!

    これまでの指導経験から立教大学を目指して立教大学に合格するのは、確実性が高いとは言えません。

    どうしても立教大学に合格したいのであれば、

    早稲田レベルの難しい問題まで対応できるようにしておくのが良いでしょう。

    早稲田に合格できる学力があれば、立教大学にも容易に合格できますね

    難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠

    上述のように、入試では受験までの戦略がものを言います。

    行き当たりばったりで受験先を決めて、勉強をしていても難関大学に合格することはできません!

    当塾では志望大学に合わせて、どのように合格したら良いのか、指導をしていきます。
    お気軽にご相談ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/counceling/"]

    立教文学部の科目別対策

    立教大学文学部の科目別の対策を見ていきましょう。

    英語 入試傾向と対策

    立教大学の英語は一般試験であれば、英検などの外部試験が基本となっています。

    個別入試については下記ブログ記事にて詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/rk-bun-en/"]

    国語 入試傾向と対策

    現代文の解法ですが、文学的文章と論説文それぞれの解法、および共通の解法を理解し、定着させることが必要です。
    説明記述では、最重要な要素を的確に把握し、必要度の優先順位を特定できるように練習を重ねましょう。

    古文対策としては、重要古文単語および文法を徹底的に習得することが不可欠です。
    特に助動詞、助詞の意味・用法・接続は完全に定着させる必要があります。

    また、敬語の習得も欠かせません。文学史を含めた古典常識や和歌修辞法も確認しておきましょう。

    具体的な対策についてはこちらの記事で説明をしています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kokugo/"]

    日本史入試傾向と対策

    立教大学の日本史入試では、様々なテーマ史問題が出題されるのが特徴です。
    政治史、外交史、経済史、文化史といった幅広い分野から、音楽史、疫病の歴史、資源の歴史など独特なテーマまで、多岐にわたる問題が出題されます。また、史料問題も頻出しており、空所補充問題や読み取り問題が主な形式となっています。
    さらに、マーク式と記述式の併用型式を採用しているため、漢字の正確な使用が求められる記述問題や、歴史の流れや相互関係を自分の言葉で説明する論述問題にも対応する必要があります。

    世界史入試傾向と対策

    全学部入試では、正誤問題が頻出しており、年代、人物、出来事の正確な暗記が求められます。
    また、地図や図表を使った問題も出題されるため、文章だけでなく、地図や図表と関連付けて理解することが重要です。参考書や教科書の脚注やコラムにも注目しながら学習を進めましょう。
    全学部入試の設問数は大問2題構成で40問程度と、他の上位大学と比べて少ないため、1問1問への集中力が求められます。
    さらに、年代問題には直接的な年代問題だけでなく、年代を類推する問題や配列法による問題など、様々な形式で年代の知識が問われるので注意が必要です。

    一方、文学部入試の傾向については、問題の形式や難易度が全学部入試とは異なるため、過去問や入試情報を確認し、文学部独自の傾向を把握することが大切です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/sekaishi/"]

    政治経済入試傾向と対策

    立教大学で政治経済を受ける場合は使える日程が限られてくるので要注意です。
    どうしても立教大学に合格したい場合は、政治経済は選択しない方が良いです。

    立教大学の政治経済入試では、時事問題や法律に関する問題が頻出しています。
    このような傾向を踏まえ、効果的な対策を立てることが重要です。

    法律に関する問題に対応するためには、法律の制定年と一緒に覚えることが有効です。法律の制定年を直接選ぶ問題や、並び替え問題、年号をもとに法律名を選ぶ問題など、制定年を覚えていないと解けない問題が多数出題されるためです。また、政治経済の内容は常に更新されるため、最新の参考書や教科書を使用することにも注意が必要です。

    高得点を取るための具体的な勉強法としては、まず講義系の参考書で全体像を把握することが重要です。
    政治経済は日本史や世界史と比べて暗記量が少ないため、いきなり一単元ずつ暗記するのではなく、読み物を読むイメージで全体像を把握していくことが効果的です。

    次に、語句の意味まで理解することが求められます。
    政治経済では、単純に語句を答える問題は多くないため、語句を使いこなせるように理解を深める必要があります。一問一答の逆バージョンとして、語句を見て解説を説明できるか練習することがおすすめです。

    最後に、問題集や過去問を解く中で出会った新たな知識を、インプットの教材に書き込んでいくことで、情報を1つにまとめることが大切です。
    自分だけの参考書を作ることで、復習しやすくなり、わからないことに出会っても解決しやすくなります。

    立教大学の政治経済の難易度については、幅広い知識が求められ、単元・時代を横断する複合問題が多いことから、難易度が高くなっています。合格最低点は公表されていませんが、受験者の成績開示や問題の難易度から逆算すると、8割を目指すことが望ましいでしょう。また、設問数が少ないため、わずかなミスも許されない激戦になりやすく、すべての問題を確実に回答することが理想とされています。

    立教文学部に独学で合格することは可能か

    立教大学文学部に独学でも合格はもちろん可能ですが、、

    立教文学部に最短で予備校や塾を利用したほうが合格するためには近道です。

    予備校や塾を利用する受験勉強の利点について

    独学では、疑問が生じた際に即座に相談できる人が不在であることがネックです。自力で難問に立ち向かうことで学びは深まりますが、受験に向けた時間は限られています。質問が迅速に解答できる環境にあれば、学習時間を効果的に活用できます。

    個々の自己管理能力も、多様な誘惑に晒される中で実践するのは難しいものです。成功的な受験勉強を行うためには、集中できる学習環境を整えることが欠かせません。対策を施した通いやすい塾を選ぶことが、受験を有利に進めることにつながります。

    集団塾と個別指導塾の違い

    一般的な集団授業塾では、全ての生徒にとっての最適な授業ペースや難易度というものは、稀です。
    集団形式での学習が各々に合った方法とは限らず、必ずしも効率的な学習方法だとは言えないでしょう。
    多くの生徒が在籍するクラスでは、質問を投げかけにくい環境もあり、消極的な生徒ほど学習進度についていけなくなる危険性があります。

    個別指導塾を選ぶことは、生徒一人ひとりのペースに応じて授業が進むため推奨されます。
    わからない点や疑問点を直接質問できる点が大きな利点であり、より効率的な学習が可能になります。

    立教文学部専門の対策ができるかどうか

    もちろん、個別指導ならばなんでも良いわけではありません。

    立教大学文学部に合格するためには、立教大学文学部専門の対策が必要になってきます。

    この対策ができる個別指導の塾はかなり数が少ないので、

    個別指導なら大丈夫!と思ってはいけません。

    立教文学部の対策はかなり難しく、完璧に対策ができる講師はなかなかいないので立教文学部にどうしても合格したいのであれば検討が必要です。

    もちろん、当塾では対応ができますが、現在個別指導を検討されている場合も立教文学部の対策、

    特に英語ができるかどうかを確認した方が良いでしょう。

    立教文学部を受験する生徒からよくある質問

    下記は立教大学文学部を受験する生徒からよくある質問があります。

    日本史と世界史どちらが有利なのか?

    どちらが有利、不利というのはありません。

    一般的には日本史の方が短期間で完成させやすいです。
    高校受験や中学受験である程度のレベルの学校での対策をしていたのであれば、
    合格するための流れを掴むのは容易です。

    とはいえ、その分高得点を取る必要もあるため、一概に有利とは言えません。
    好きな方を選ぶと良いでしょう。

    いつから立教大学合格のための対策をしたら良いのでしょうか。

    高校1年生から立教大学文学部への受験勉強をスタートすると、合格の見込みをぐんと高めることができます。
    この時期から計画的に勉強を進めることで、中学からの基本的な学力を補強し、立教文学部合格に必須の英語力をしっかりと構築することが可能です。
    そうすることで、英検などの資格試験に向けた準備も万全にすることができるため、
    立教大学文学部合格に向けた効率的な学習を実施することができます。

    高3の8月からでも立教文学部の対策をできますか?

    合格する可能性は充分にあると考えられます。特に夏休みを有効に使うことは大きなアドバンテージになります。
    当塾では現在の学力を踏まえて、立教大学文学部への合格に必要な「何を」「どれだけ」「どのように」勉強すべきか、
    個々の状況に応じたカスタマイズされた指導・学習計画を実施しております。まずはお気軽にご相談ください。

    高3の12月からでも立教文学部の対策をできますか?

    相応の英検をもっていれば十分に合格の可能性はあります。
    持っていない場合はかなり難しい場合が多いです。お気軽にご相談ください。

    E判定でも立教文学部の対策をすることはできますか?

    E判定だとしても、立教大学文学部への合格は十分に可能です。
    偏差値や競争倍率を見てすぐに第一志望校を諦めることは不要です。

    早慶専門塾ヒロアカでは、専門対策をすることでE判定やD判定、
    偏差値30台からでも早慶をはじめとした難関私立大学へ合格するための効果的な勉強方法と学習計画をご提案いたします。

    浪人生、社会人でも立教文学部の対策はできますか?

    高校生だけでなく、浪人生や社会人を含む、立教大学文学部への合格を志望している方々に対しても、
    個々の状況に合わせたカスタマイズされた受験対策プログラムを提供し、入試に向けた効果的な勉強方法のサポートを行います。

    立教文学部に合格するための勉強時間は?

    立教大学文学部合格のためには約3000時間以上の勉強が見込まれ、高校1年生から始めることが望ましいです。
    もしいまできてないのであれば、今すぐにでも少しずつ勉強を始めることが大切です。

    感覚としては高1では平日1時間、週末2〜3時間、休暇中は1日1〜2時間を目標にし、これを維持すれば8ヶ月で約350時間の勉強ができます。
    高2では平日3時間、週末4〜5時間、休暇中は3〜5時間勉強し、年間約1200時間を目指します。
    高3では平日4時間、週末7時間、休暇中は5〜7時間の学習を心がけると、試験日までに約1400時間を確保できます。

    高2から始める場合は、より多くの時間を学習に充てる必要があります。
    個人の状況に応じて、これらの目安時間を調整し、立教大学文学部への合格に向けて学習を進めましょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/sokei-studytime/"]

    立教文学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    文章内で述べたように立教大学に合格するためには早稲田大学に合格するレベルの学力があるのが望ましいです。

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、早稲田大学専門指導塾として圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、立教大学文学部に合格するためにどのように勉強をしたらよいのかを考える学習カウンセリングも承っています。
    学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    立教大学文学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

【2024年】早稲田教育学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.21

早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年早稲田大学教育学部英語全体講評2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ2025年早稲田大学教育学部を受ける

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  • 早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田大学教育学部英語全体講評

    近年早稲田教育学部は大きくレベルが上がり、
    今年度も同じ形式で出題されました。

    昨年ほどの長さではなかったのですが、
    文章自体が平均で1000wordsと長いので、読むのが大変です。

    問題自体はパラグラフで解ける問題がほとんどで、解ける問題を解けるようにして欲しかったです。

    [toc]

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ

    1 b
    2 a
    3 b
    4 d
    5 c
    6 b
    7 c
    8 b
    9 c
    10 a
    11 a
    12 d
    13 b
    14 b

    解答根拠

    (1)

    傍線内の比喩表現を理解する必要がある問題です。
    本文の最後の部分である「goodness, the difference between right and wrong, the nature of fairness — are sunk in conceptual quicksand」というフレーズが示しているのは、”善良さ、正と不正の違い、公平性の本質といった概念が概念上の流砂に沈んでいる”、
    つまりこれらの日常的な概念が本質的に定義が困難であるという意味です。これは、第2段落の最後の文に該当します。

    選択肢(a)「これらの考えは非常に特異である」には根拠がありません。文章中でこれらの概念が特異であるとは述べられていません。

    選択肢(c)「共通の考えが文化を超えて普遍的な意味を持たない」という意見も文章から直接導き出すことはできません。文化間の普遍性については言及されておらず、概念が深い理論的な混沌に陥っているという点に焦点を当てています。

    選択肢(d)「これらの考えが日常会話で見つけるのは非常に珍しい」という選択肢も文章の内容とは合致していません。むしろ、子どもたちが日常的にこれらの言葉を使っていると述べており、それは日常会話でよく使われる概念であることを示しています。

    (3)

    選択肢(b)「公平さの理論を説明する」が、下線部(3)「その瞬間の特定のコミュニケーションの課題」としては例として挙げられないものです。

    この文章は、「公平さ」や「善良さ」といった抽象的な概念について、哲学者たちが普遍的な理論を提供しようと苦闘している一方で、子供や大人はその瞬間のコミュニケーションの課題に対処するために十分に明確な意味を理解するだけでよいと述べています。具体的には、「It’s not fair!」と叫ぶことで子供が感じている不公平感を表現する必要がありますが、そのために全般的な公平さの理論を心に留めておく必要はないと説明しています。これは、本文の第2段落の第2文から第5文にかけての記述です。

    選択肢(a)「自分が何を望んでいるかを表現する」、選択肢(c)「自分の感情を伝えるための正しい言葉を見つける」、選択肢(d)「もっと大きなケーキのピースを求める」という行為は、いずれもその瞬間における特定のコミュニケーションの課題対する対処と見なすことができるため、下部(3)の例として適切です。

    (4)

    文章の中で、「fairness」(公平さ)についての明確な定義を提供している部分はありません。
    哲学者たちが「公平さ」を含む深い概念の普遍的な理論を構築しようとする挑戦について語っており、それがどのような状況や文脈でも機能するようなものでなければならないと述べています(第2段落の第1文)。
    しかし、子供たちや大人は、その瞬間、その瞬間の特定のコミュニケーションの課題に対処するのに十分な意味を捉えるだけで良いとも説明されています(第2段落の第2文と第3文)。
    例えば、「It’s not fair!」という叫びが子供がケーキの小さい切れ端を渡されたり、列で待たされたりしたときの憤りを表現する必要があるとされていますが、これは公平さの一般的な理論を心に留めておく必要はないとされています(第2段落の第4文と第5文)。

    選択肢(a)「全員がケーキの等しい部分を受け取ること」、選択肢(b)「贔屓なく公正な扱い」、選択肢(c)「プリスクールの子供たちが一人ひとり順番に列に並ぶこと」は、文章中で「fairness」の定義として明確に提供されているものではありません。

    (5)

    ここではエリザの例から、「子どもたちの概念理解における矛盾」を示すために使われていることがわかります。
    例えば、エリザがおもちゃの熊について言及している部分では、彼女は次のように述べています:
    “E: No —she’s dead. HOW CAN THAT BE?”
    “E: No, she’s middle-sized in between alive and dead. She moves sometimes.”(第3段落)。

    エリザが生きているものと死んでいるものの間の概念的な矛盾に直面していることを示しています。
    彼女の理解では、おもちゃの熊は動くことがあるため、「生きても死んでもない中間の状態」にあると解釈しています。

    さらに、エリザが死んだ人々の行動についての誤解を示す部分では、彼女は次のように質問します:
    “E: How do dead people go to the bathroom?”
    これに対して、「S: Dead people don’t have to go to the bathroom. They don’t do anything; they just lie there.」と応答されますが、
    エリザはそれでもなお、「E: But they ate or drank before they died — they have to go to the bathroom from just before they died.」と返答します(第3段落)。

    これらの引用は、子どもたちが生と死の概念をどのように理解し、それに疑問を持っているかを明確に示しています。
    彼女の疑問は、生きているものと死んでいるものの定義に関する成人の概念とは異なる、独自の解釈を反映しています。

    (6)

    b「Things that do not move or cannot be seen are not alive」がエリザの生と死に関する理解に最も適していると考えられます。これは、エリザが生きているものと死んでいるものをどのように区別しているかを示す文から明らかです。

    エリザがテレビで撃たれた人について言及した際、「”He’s dead — I can tell because he’s not moving.”」と述べています(第3段落)。この発言は、動かないものは生きていないというエリザの基本的な理解を示しています。
    さらに、エリザは、「”Isn’t it funny — statues aren’t alive, but you can still see them?”」と発言しています(第3段落)。この発言からは、エリザが見えるが動かないもの、この場合は像を、生きていないものと認識していることがわかります。

    これらの点から、エリザの生と死の理解は、動きや見えるかどうかに基づいていることが示されています。
    このため、bが彼女の観点を最もよく表していると考えられます。

    他の選択肢については、本文から確認できません。
    a「Statues are alive when you do not look at them.」は、エリザの観察からは支持されません。彼女は像が生きていないと認識していますが、見るか見ないかに基づくという考えは示されていません。
    c「People who are shot on TV are not real, and cannot die.」については、エリザがテレビ上での死を現実の死と同じように解釈していることから、この選択肢は彼女の理解を反映していないと言えます。
    d「Life and death are the same thing.」はエリザの観察に反するものです。彼女は生と死を区別しようとしており、それらが同じだとは考えていないようです。

    (8)

    この文脈での「charades」は、言葉を使った遊びやゲーム、特にコミュニケーションの状況において使用される比喩的な表現を指しています。
    第7段落で、「Both pre-school children and adults use words as players use gestures in charades — in creative, contradictory ways that are good enough to get through the language games of the moment.」と述べられています。
    ここでは、「charades」という言葉が、言語を使用したゲームや遊びを指していることを示しています。
    具体的には、子どもたちと大人が言葉を使って創造的かつ矛盾する方法でコミュニケーションを取り、その瞬間の言語ゲームを成功させることを指しています。

    a「language changes」はこの文脈では適切ではありません。「charades」が言語の変化や進化を指しているという直接的な証拠は文中にありません。
    c「sign languages」もまた、この文脈においては不適切です。文章は手話や特定のサイン言語を指しているのではなく、一般的なコミュニケーションの文脈での言語使用について語っています。
    d「language signs」も正確な表現ではありません。「charades」は言語の記号やサインを直接的に指すのではなく、言葉を使った遊びやゲーム、コミュニケーションの戦略を示しています。

    (10)

    第5段落では、生命の定義に関して「But this leaves tricky cases such as viruses (not composed of cells, not able to reproduce independently), viroids (circular RNA strands that replicate autonomously inside a host plant), prions (infectious proteins), and even the androids of the future (could a machine be conscious without being alive?). The definition of life, like the definitions of good, justice, right and wrong, has been the subject of endless and unresolved debates for millennia.」と述べられています。
    この引用は、生命の定義に関する質問が複雑であり、簡単な答えが存在しないことを示しています。

    b「questions that no philosophers have considered」は不正確です。文中で哲学者がこれらの問題を考慮していないとは言及されておらず、むしろ「endless and unresolved debates for millennia」と述べられています。
    c「questions that only scientists can answer」も不正確です。文中で科学者だけがこれらの問題に答えられるとは述べられておらず、実際にはこれらの質問が長い間議論されてきたことが示されています。
    d「questions with clear spiritual and religious answers」も文脈に合っていません。第5段落では、生命の定義に関する質問が宗教的または霊的な明確な答えを持っているとは述べられておらず、むしろこれらの問題が未解決のままであると説明しています。

    (11)

    第6段落には、「These types of questions(5段落の内容) are mostly irrelevant in the vast majority of linguistic charades we play in everyday communication — the tricky cases just don’t arise much in ordinary conversation. What matters is that we can get along well enough when dealing with the situations that actually occur in daily life.」と記述されています。この引用は、日常生活でのコミュニケーションでは、哲学的な意味の問題がほとんど関係なく、実際に発生する状況を上手く扱えることが重要であるという著者の主張を明確にしています。

    b「We need to memorize the definitions of words that other people use」については、第6段落では他人が使用する単語の定義を暗記する必要性について言及していません。
    c「People have numerous reasons to negotiate the meanings of life and death」も、この段落の主なメッセージではありません。実際には、日常会話では生と死の意味について交渉する多くの理由があるとは述べられていません。
    d「Children’s games are an important part of learning about life and death」に関しては、第6段落では子どものゲームが生と死について学ぶ重要な部分であるとは特に言及されていません。

    (12)

    第6段落「We no more need a mental definition of life to talk about living relatives or dead pets than we need a biological definition of gorillas to mime King Kong.」
    no more のいわゆるクジラ構文です。

    これは、生きている親族や亡くなったペットについて話す際に、生命の厳密な定義が必要でないのと同じように、キングコングを真似るためにゴリラの生物学的な定義を必要としないことを示しています。このアナロジーは、特定の活動やコミュニケーションにおいて、高度な専門知識よりも、状況を処理するための基本的な理解がより重要であることを強調しています。

    a「an understanding of the planet Mars to study the sun」は、太陽を研究するために火星の理解が必要でないという点でアナロジーが成立するものの、日常的な活動やシンプルなタスクと直接的な関連性が薄いため、この文脈でのアナロジーとしては適切ではありません。
    b「the classification of pipes to play the videogame Super Mario Brothers」は、ビデオゲームをプレイする際に特定の分類知識が必要でないという点で面白い比喩ですが、本文のコンテキストにおいて生命やコミュニケーションのシンプルさを示すアナロジーとしては直接的ではありません。
    c「the meaning of gorillas to say that they are 200 kilogram primates」は、本文引用部分に実際に登場するゴリラに関するアナロジーを使っていますが、この選択肢はアナロジーそのものを説明しており、置き換えるアナロジーとしては機能しません。

    (13)

    下線の表現は、コミュニケーションの過程で表面上は見えないが、実際の意味や理解に影響を与える大きな要素を指しています。

    第7段落から解答の根拠を具体的な引用すると、「And playing those conversational games requires paying attention to likely communicative objectives, the contents of the environment, and past linguistic usage — the hidden parts of the communication iceberg are just as important as the words themselves.」です。
    これは、会話ゲームをする際には、コミュニケーションの目的、環境の内容、過去の言語使用といった、一見すると見えないコミュニケーションの側面に注意を払う必要があると述べています。これらの「隠された部分」は、言葉自体と同じくらい重要であると強調しています。

    a「the differences in mother tongue that are a titanic obstacle to communication」は、文中で特に言及されているわけではなく、bのように広範なコミュニケーションの側面を包括しているわけではありません。
    c「the communication between children and adults that is often deep, cold, and damaging」は、第7段落での表現や文脈とは異なり、コミュニケーションの隠れた側面を説明する際に使用されているメタファーに合致しません。
    d「the true intentions that are not revealed in intergenerational communication」も、隠れた部分を指すメタファーとしては適切ではありますが、第7段落で述べられている「隠された部分」の説明はもっと広範なコミュニケーションの要素に関連しています。
    したがって、bが「the hidden parts of the communication iceberg」の意味を最も正確に反映しており、コミュニケーションの過程で見えない、しかし重要な部分を指しています。

    (14)

    記事全体を通じて、日常のコミュニケーションにおいて人々が共有する意味や概念は、その場その場のコンテキストに基づいて適応的に理解され、交渉されることが強調されています。第2段落で、「But children and adults only have to get meaning sufficiently clear to deal with the specific communicative challenge of the moment.」と述べられています。これは、日常のやり取りの中で人々が意味を常に交渉していることを示しています。

    a「People are able to communicate clearly using words because we already share a common understanding」は、記事が示すコミュニケーションの複雑さを過小評価しています。共有された理解があるとはいえ、その理解は状況に応じて変化し、交渉されることが強調されています。
    c「Young children play charades because they are not good at using language the same way as adults」は、子どもたちの言語使用に関する記事の主旨を誤解しています。実際には、子どもたちが成人とは異なる方法で言葉を使う能力について議論しつつ、それがコミュニケーションの交渉の一環であることを示しています。
    d「People in different countries use different nonverbal strategies to communicate when they lack the vocabulary to speak」は、この記事の焦点ではありません。記事は、非言語的戦略よりも言葉を使った意味の交渉に重点を置いています。

    出典

    “The Language Game: How improvisation created language and changed the world”

    by Morten H. Christiansen , Nick Chater

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ

    1 c
    2 b
    3 d
    4 d
    5 a
    6 b – a
    7 a
    8 a
    9 c
    10 d

    解答根拠

    (1)

    第1段落の最後の文から明らかです。「the invention of the first device ever that permitted us to henceforward stop using a part of our brains」では、Cal-Tech電子計算機が私たちが脳の一部を使うのを止めることを可能にした最初の装置であると著者が考えていることを示しています。

    aについては、著者が1967年に感傷的である、またはその年を特別なものとして懐かしんでいるという明確な証拠は文中にありません。
    bに関しては、Cal-Tech電子計算機の「impeccable accuracy」について第2段落で言及されていますが、それが著者が詳細に議論する主な理由ではないことが第1段落で示されています。
    dについては、電子計算機が私たちの生活を容易にしたという事実は第2段落で示唆されていますが、これが著者がCal-Techについて詳細に議論する主な理由ではなく、むしろ脳の使用を減らすことの影響に焦点を当てているためです。

    (2)

    第2段落「they still required you to make some use your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely」という部分で、Cal-Tech電子計算機が人々を「grey matter」、つまり脳胞を使う必要から解放したと述べています。この文脈で「grey matter」は脳の活動、特に計算を行う際の脳細胞の使用を指していると解釈できます。

    a「arithmetical instinct」についは、本文中では直接的に算数的直感につて言及されていないため、これを「grey matter」と考えるのは適切ではありません。
    c「vague ideas」も同様に、本文中で脳の活動や思考としての「vague ideas」につては言及されておらず、論理的な対応物は考えられません。
    d「electronic calculatorは、Cal-Tech 電子計算機が人々を脳細胞をう必要から解放したという文脈で言及されています、これは「grey matter」の代替というよりは、その使用を不要にしたツールと述べられています。したがって、これも「grey matter」の置き換えとしては適していないと言えます。

    (3)

    この選択肢を選んだ理由は、第6段落における「This has in recent months led to widespread hand-wringing. Our minds, it is said, will inevitably fall out of use, atrophying, or distending, whichever is worse」という文から明らかです。ここで表現されている「widespread hand-wringing」とは、人々が電子計算機やその他の技術革新が私たちの脳を使う方法に及ぼす影響について広範囲にわたって心配していることを指しています。

    aについては、長文のどこにも日々の忙しい作業が手に影響を与えるという心配に関する言及はありません。
    bに関しても、疲れるほどの精神的作業に関する心配が直接的に表現されているわけではなく、著者が言及しているのは、私たちが脳を使用する必要がなくなるという懸念です。
    cは、ディストピア的なビジョンが私たちに汚染された世界を放棄させるかもしれないという心配について述べていますが、これは第7段落の映画「Wall-E」の描写に基づく例えであり、直接的な心配の原因としては言及されていません。

    (4)

    この選択肢を選んだ理由は、第7段落と第8段落に基づいています。第7段落で、著者は「Wall-E」という映画を引き合いに出して、物理的な怠惰がもたらすディストピア的な未来像を描いています。引用すると、「the nightmare model – for our bodies – is a movie like Wall-E」とあります。そして直後の第8段落では、「So now there comes a similarly dire vision for our minds」と続けており、これは映画で描かれた身体の未来に対する悲観的な視点と精神の未来に対する悲観的な視点を比較していることを示しています。

    aについては、著者が「Wall-E」を引用しているのは夢を見ることに関する警告のためではなく、未来に対する一般的な悲観的なビジョンを示すためです。bについては、著者は実際に人々が映画のような生活をすることに対する心配を表明しているわけではなく、比喩的な意味で映画を参照しています。cは、映画で起こったことが現実の人々の心に起こると著者が確信しているように解釈される可能性がありますが、著者は比較を行っているに過ぎず、必然性を主張しているわけではありません。

    (7)

    下線部はthoughの倒置になります。意味が同じなので、asの倒置よりもわかりやすいとは思いますがGeniusの引用をしておきます。

    ⑸[倒置される場合] 倒置した Late though it was, the meeting still continued. (遅くなったが, 会議はまだ続いていた)の語順で用いるのは⦅主に文⦆. この場合にthough ではなくalthoughを使うのはきわめてまれ(→as接6a)). 名詞句が前置された場合は無冠詞となる:Genius though he was, he had no common sense. 彼は天才だったが, 常識というものがなかった. 動詞(句)の前置は⦅やや古⦆:Fail though I did, I would not give up my dream. 失敗したが夢はあきらめない.
    出典:Genius6 though 部分

    ここで著者は、AIによる変革がもたらすであろう知的生活に対する楽観的なビジョンを提示しており、同時に自身の見解が空想的に聞こえるかもしれないと予想しています。これは、著者がそのビジョンに対する批判や懐疑的な反応を予測していることを示唆しています。

    bは、著者が「renewed innocence」について疑念を抱いているとは文中で示されておらず、むしろそのような状態の到来を期待しているように読み取れます。
    cは著者がアリストテレスの関連性について不確かであるかのように語っていますが、文脈からは著者が古代ギリシャの知識人に言及しているのは、彼らが持っていた知の純粋さを現代でも追求すべきだという示唆のためであり、その関連性を疑っているわけではありません。
    dは、AIが新たな哲学者の出現を引き起こすと著者が考えているかのように読めますが、その表現は第15段落において「Fanciful though it may sound」という前置きを経て、可能性の一つとして提示されているに過ぎません。

    (8)

    第12段落で著者は古代ギリシャの知識人の心について言及していますが、「Their minds, though steeped in the totality of contemporary knowledge, were thus almost tabulae rasae – nearly empty, ready to take it all in, ready to think, primed for purpose.」と述べています。これは、古代ギリシャの知識人の心が、当時知られていた知識によって満たされていたが、まだ知られざることが多く、新しい情報を取り入れる準備ができているという意味です。現代の心が「ほとんど空」とはどこにも書かれていません。

    bについては、第4段落において「GPS has given us all the direction we might ever need.」と述べられており、GPSが従来の方位を測るツールを置き換えたことが明示されています。
    cは第14段落に基づいており、「a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence」とAI技術によって知的生活が改善される可能性が示唆されています。
    dは第2段落で、電子計算機がアバカスや計算尺とは異なり、完全に自動化されていて使い者の心を使う必要がないと説明されています。「The abacus and the slide rule might have been mental labour-saving devices, but they still required you to make some use of your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely.」

    (9)

    第13段落と第14段落に基づいています。著者は「Which is why our modern minds, once they have been purged of all that today’s algorithms might now deem unnecessary information, will be as ready as theirs were to think, to inquire, to wonder, to contemplate, to imagine, to create.」と述べています。これはAIが不必要な情報を取り除くことで、私たちの知的能力をより完全に行使することを可能にするという著者の楽観的な見解を反映しています。
    さらに著者は「So I see today’s algorithmic revolution as a necessary cleansing, a movement by which we rid ourselves of all the accumulated bricolage of modern intellectual life, returning us to a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence, filled with potential.」とも述べており、これもAIの肯定的な影響に対する彼の見方を示しています。

    aについては、著者がAIによって人間が怠惰な夢想家になることを恐れているという直接的な証拠はありません。第9段落で著者は「But I am not a doomsayer – not so far as our minds are concerned, at least.」と述べており、これは彼がAIに対して恐れを持っているわけではないことを示しています。bに関しては、著者がAIに関して全く懸念を抱いていないわけではないものの、第9段落での言及は、AIに関する彼の全体的な姿勢が楽観的であることを示しています。dは、著者がAIアルゴリズムが古代ギリシャの哲学者たちの独創性を超えると考えているかのように読めますが、文中ではそうした比較を行っていません。

    出典

    The big idea: will AI make us stupid?

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ

    1 c
    2 c
    3 c
    4 b
    5 c
    6 a
    7 d
    8 a
    9 b
    10 b
    11 d
    12 a
    13 d

    解答根拠

    (4)

    b「Terminal lucidity occurs when neural networks that were regarded as damaged are restored.」が本文の記述と一致しないという主張は、文中の情報とは合致しません。これを説明するためには、4段落の「It suggests there may be neural networks that are remaining, and/or pathways and neural function, that could help potentially restore cognitive abilities to individuals we otherwise think are permanently impaired」という部分を引用します。
    この文は、損傷したと考えられていた神経回路が復活するということではなく、依然として残っているかもしれないと可能性を示唆しています。
    これは神経回路が復元されるというよりは、まだ機能している神経回路が存在すること示されているため、bは文の内容とは一致しせん。

    a. 5段落「research into this phenomenon is still in its early phases」という記述から、終末期の明瞭さが我々に患の脳内で起きていることを理解する手がりを与えていると解釈できます。
    c. 1段落の「Such “terminal lucidity” is defined the return of cognitive faculties」という部分は、終末期の明瞭さが認知能力の突然の回復として明されていることを明示しています。
    d. 2段落の「they’re aware not merely of their surroundings … but understanding what their relationships to other people are」という記述は、終末期の明瞭さが者に予期せぬ形で他人との関係を思いさせることを示しています。

    (5)

    c「A surge of organized brain activity was observed in the last few days of life.」が6段落の実験の記述に言及されていない内容です。本文では、「Gamma-wave activity surged within the first few minutes of cardiac arrest and then ceased」と述べられており、これは心停止の最初の数分間にガンマ波の活動が急増したことを指していますが、最終日の数日間については言及されていません。
    a. 「including a 2013 PNAS study that revealed a similar surge in synchronized brain activity in rats exposed to a cardiac toxin」という部分が、毒素を投与された後の脳活動が観察されたことを示しています。
    b. 「and a 2015 study in which rats were killed by asphyxiation」という部分が、酸素欠乏によって死亡したラットでガンマ波の活動が観察されたことを示しています。
    d. 「Gamma waves are a frequency of brain wave typically associated with wakefulness, alertness and memory recall」という部分が、心停止後の瞬間にラットがより警戒していた可能性を示唆しています。

    (6)

    a「In experiments including both humans and animals, the brain activity of the subjects decreased after a sudden drop in oxygen levels.」は、ジモ・ボルジギンの主張と一致しません。
    8段落で、ボルジギンは「the subjects’ brain showed a spike in activity after the sudden reduction of oxygen supply」と述べており、これは酸素供給の急激な減少後に脳活動が増加したことを意味します。したがって、脳活動が減少したというこの選択肢は、実際には逆の状況を示しています。

    b. 7段落では、「Some other researchers believe this region may also be essential to conscious experience. The parts of the brain in this area are related to visual, auditory and motion perception—a phenomenon Borjigin believes is involved in the out-of-body experiences reported by people who come close to death and recover」と述べられており、頭蓋骨の後ろ近くにある脳の領域が臨死体験に関与していることが示されています。

    c. 7段落の「She adds that gamma-wave activation patterns akin to those observed in the comatose people are associated with activities that include the recognition of a familiar image—such as a human face—in healthy people」という部分が、昏睡状態の患者のガンマ波活動パターンが健康な人が馴染みのある画像を認識する時のそれと似ていることを示しています。

    d. 8段落でボルジギンは、「I believe dementia patients’ terminal lucidity may be due to these kinds of last-ditch efforts of the brain」と述べており、脳が酸素不足を感知したときに生物学的平衡を回復しようとする試みが終末期の明瞭さの原因である可能性があることを示唆しています。

    (8)

    a「Several seconds before cardiac arrest, brain activity was found to disappear.」は、AWARE II研究の記述に適切ではありません。本文には「Within 20 seconds of cardiac arrest, the brain flatlines」とあり、これは心停止の20秒以内に脳の活動がフラットライン(活動が見られなくなる状態)になると述べていますが、心停止の数秒前に脳活動が消失するとは記述されていません。
    したがって、この記述は不適切です。

    b. 「researchers monitored the brain activity of more than 500 critically ill people」という文が、重症患者の脳活動を研究者が監視したことを示しています。
    c. 「The patients were exposed to audiovisual stimuli while undergoing CPR to test their memory of events after cardiac arrest」という文が、心停止後の出来事に関する患者の記憶を探るために、CPR中に視聴覚刺激を受けたことを示しています。
    d. 「The AWARE II team also observed an unexpected spike in brain activity during CPR」という文が、CPR中に予期しない脳活動の急増を研究者が観察したことを示しています。

    (11)

    根拠は3段落にあります。カーロウィッシュは、「what we found is lucidity was more common than it was the exception in dementia patients, which would suggest that the idea of it being terminal is not entirely correct」と述べています。
    さらに、「We’ve actually found that a variety of these episodes occurred months, even years, before the person died」とも述べています。これらの引用は、彼が認知症患者の意識について、完全には失われていないと考えていることを示しており、その意識が部分的には変わらずに存在するという見解を支持しています。

    a「彼らの意識は非常に活発である」、b「彼らの意識は徐々に消えていく」、c「彼らの意識は永久に損なわれる」については、カーロウィッシュの意見を直接反映している引用は文中に見つかりません。彼は認知症患者の意識について、一部が未だに存在し、病気の経験の一部として見るべきであると述べていますが、これらの意識が「非常に活発」であるとか、「徐々に消えていく」とか、「永久に損なわれる」といった具体的な状態を指摘しているわけではありません。

    (12)

    a「questions the idea that cognitive decline is a one-way process」は、記事から合理的に推測できる内容です。11段落でカーロウィシュは、「rather than assuming their consciousness has been irrevocably changed, “we should still pay close attention to their mind because some aspects are still there, though they may be quite damaged.”」と述べており、これは認知機能の衰えが一方通行のプロセスであるという考え方に疑問を投げかけています。彼は認知症の人々の意識が不可逆的に変わってしまったと仮定するのではなく、まだ存在する側面に注意を払うべきだと述べています。

    b. 超自然的な信念や迷信についての言及はなく、科学的な考え方に基づいて死についての見解を述べています。
    c. 新しい技術を開発したという内容は記事には述べられておらず、研究や観察についての言及が主です。
    d. 心臓病の治療への投資を支持するという立場は記事からは直接読み取れません。記事は死の過程や認知症患者の意識についての研究に焦点を当てています。

    出典

    Why Dying People Often Experience a Burst of Lucidity

    2025年早稲田大学教育学部を受ける人はどうするか?

    一見すると難しい問題が多いのですが、
    下線問題と空所補充が鍵になるので、教育学部の対策をしっかりと行うことで合格点の点数を取ることは難しくないです。

    絶対に早稲田大学教育学部に合格したい方はお気軽にご相談ください。

【2024年】早稲田人間科学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.20

早稲田大学人間科学部が2/18に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年早稲田人間科学部英語全体講評2024年早稲田人間科学部英語大問I2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅱ2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅲ2025年早稲田人間科学部を受ける人はどう

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  • 早稲田大学人間科学部が2/18に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田人間科学部英語全体講評

    長文は全体的に紛らわしい問題が多く、昨年度よりも難易度が上がりました。

    また文章の内容についても、相変わらず理系の文章が多くて知識がないとわからないような文章も多くて読みづらいです。

    十分に注意して読む必要があったでしょう。

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    [toc]

    2024年早稲田人間科学部英語大問I

    (1)
    1 C
    2 D
    3 D
    4 D

    (2)
    5 D
    6 A
    7 D

    (3)
    8 B
    9 D
    10A

    (4)
    11 D
    12 D
    13 A

    (5)
    14 C
    15 A
    16 C

    (6)
    17 A
    18 C
    19 C

    (7)
    20 D
    21 D
    22 D

    (8)
    23 B
    24 C
    25 D

    解答根拠

    (I)

    (1)

    選択肢(C)「彼らの降下速度を遅らせるため」が正解です。本文の第2パラグラフにある「Both the wandering salamander and its relative, the arboreal salamander (A. lugubris), often spread their limbs like a skydiver in freefall, maximizing drag. This slowed their descent by as much as 10%, the researchers report today in Current Biology.」という文言がこれを裏付けています。ここで述べられている「maximizing drag」は空気抵抗を最大化することを意味し、「This slowed their descent by as much as 10%」とあることから、彼らが四肢を広げることで降下速度が遅くなることが明示されています。

    選択肢(A)「捕食者から逃れるため」というのも一見正しいように思われますが、本文には「Skydiving could be an effective way to avoid predators.」とあり、これは「スカイダイビングは捕食者を避る効果的な方法である可能性がある」という仮説を示しているに過ぎず、彼らが四肢を広げる主な理由としては直接的に述べられていません。これ第4パラグラフの第1文目です。

    couldを使った助動詞による主観表現と過去形の客観表現を見分けることができるかがポイントです。設問もWhy do なので事実表現を確認しています。

    選択肢B)「より速く降下するため」は、選択肢Cで見た部分の情報と矛盾します。彼らが四肢を広げるこで空気抵抗が増し、実際に降下速度がくなることが明確に述べられているためです。

    選択肢(D)「上記すべての理由」は不適切です。

    (2)

    選択肢(D)「体をくねらせる」が正解です。本文の第2パラグラフには「Other times, the salamanders glided and turned in various directions by wiggling their legs and tail.」とあります。これは、サンショウウオが「legs and tail(脚と尾)」を「wiggling(くねらせる)」ことによって、様々な方向に滑空し、方向転換することを示しており、これが彼らが落下中に方向を変える方法です。

    選択肢(A)「曲げる」、(B)「交差させる」、(C)「伸ばす」という方法については、落下中にサンショウウオが方向を変えるために用いるとは、本文中には記載されていません。したがって、これらの選択肢は不適切です。

    (3)

    本文の第2パラグラフに「Both the wandering salamander and its relative, the arboreal salamander (A. lugubris), often spread their limbs like a skydiver in freefall, maximizing drag.」と述べられており、これは両種が落下中に四肢を広げて空気抵抗を最大化し、落下速度を遅らせるという同様の行動を取ることを示しています。また、「This slowed their descent by as much as 10%, the researchers report today in Current Biology」と続いており、この行動が実際に落下速度を遅らせる効果があることも裏付けています。

    他の選択肢については、本文において直接的に比較されている記述がありません。選択肢(A)「アーボリアルサンショウウオはモントレーエンサティナよりも速く降下できる」、選択肢(B)「モントレーエンサティナはスペックルドブラックサンショウウオよりも落下中のコントロールが劣る」、選択肢(C)「スペックルドブラックサンショウウオはモントレーエンサティナよりも速く木を降りる」という記述は、本文中では見当たりません。

    (4)

    選択肢(D)「情報が不足している」が正解です。本文には、ワンダリングサンショウウオがその名前を得た理由についての直接的な言及はありません。提供された情報は、ワンダリングサンショウウオが高い木に生息し、空中で四肢を広げて降下速度を遅らせる能力についてのみですが、これらの特性が名前の由来に関連しているかどうかは述べられていません。したがって、名称の由来を説明するためには、追加の情報が必要です。

    他の選択肢について検討しますと、選択肢(A)「捕食者を避ける能力」、選択肢(B)「スカイダイバーのように四肢を広げること」、選択肢(C)「登る能力」については、それぞれワンダリングサンショウウオの特徴を述べていますが、これらが名前の由来とされる根拠は文中にはありません。

    出典

    “Watch salamanders ‘skydive’ in a wind tunnel” in Science by ERIK STOKSTAD

    (Ⅱ)

    (5)

    甘い食べ物が若い子供たちに利益をもたらした可能性がある理由は、上記の文章からいくつかの点を引用することで論理的に説明されます。まず、甘い食べ物は「Sugar from fruit or honey was a quick source of complex carbohydrates」と第1パラグラフの3文目で述べられており、複合炭水化物の迅速な源であったことを示しています。これは(a)に関係しています。

    次に、「This preference was once an evolutionary advantage」と第1パラグラフの2文目に記載されており、進化上の利点であったとされています。これは(b)の選択肢の根拠となります。

    最後に、「And fruit that was sweet and ripe gave a person more nutritional value」と第1パラグラフの3文目に述べられており、甘くて熟した果物が人により多くの栄養価を提供したことが明記されています。これは(c)の選択肢の根拠となります。

    上記の引用と説明から、甘い食べ物が若い子供たちにもたらした利益は、複合炭水化物の源、進化上の利点、および栄養価の提供という3つの要素すべてに関連しているため、(d)選択肢「All of the above」が最も適切な答えとなります。

    (6)

    空欄(6)の後And older teens and people in their early twenties discover they no longer care for grape flavored Big League Chew or strawberry Nerds.を考えると、もはや甘いものに対してのpreferenceはないので、下がっているdiminishesと考えられます。
    late adolescence は後期青年期 = older teensという言い換え関係。

    (7)

    味覚の好みが年齢とともに変化する方法について説明する際、選択肢 (a)、(b)、(c) はすべて文章の中に情報を含んでいます。

    (a)については、「We associate different tastes with different consequences」と第2パラグラフの5文目に記述されています。これは、年齢と共に異なる味に対する結果や経験を関連付けて学習するというプロセスを示しており、味覚の好みの変化を説明します。

    (b)に関しては、「A person, for example, might learn that bitter tastes aren’t harmful」と第2パラグラフの6文目,また次の文のThis can prompt a person to try more bitter tastes. で人が苦い味に対する耐性を高める可能性があることを意味します。

    (c)の部分は、先ほどの(b)で引用した同じ文からも根拠を見つけることができます。人々は苦い味が害にならないことを学ぶことができ、これは特定の食品が害を及ぼさないことを学ぶプロセスの一部と言えます。

    出典

    “How Our Sense of Taste Evolves and Adapts” in Discover by Emilie Le Beau Lucchesi

    (8)

    選択肢(a)「全米で初」という記述は、テキストに「first-in-the-nation project」と明記されております(第1パラグラフ3文目)。

    選択肢(b)「世界で初」という記述に関しては、テキストには「first-of-its-kind」という表現が使われており、これはプロジェクトが独自のものであることを示していますが、必ずしも「世界で初」という意味ではないため、この選択肢は誤りです(第1パラグラフ1文目)。また、他の場所で行われている類似の取り組みについての言及もないため、このプロジェクトが世界で初めてであることを裏付ける情報は提供されていません。

    選択肢(c)「初の種類」という表現は、テキストの「first-of-its-kind」という言葉に対応しています(第1パラグラフ1文目)。

    選択肢(d)「どれも誤りでない」という選択肢に関しては、選択肢(b)が不正確であることから、この選択肢も誤りです。

    (9)

    選択肢(a)「いくつかの深刻な水利用の問題を解決する」という記述については、文章ではプロジェクトが「serious water use problems」という問題を修正するとは明言されていません。文章には、「It won’t fix the West’s serious water use problems」との記述があるため、この選択肢は不正確です(第4パラグラフ)。

    選択肢(b)「ソーラーアレイの周囲のスペースを最大限に活用する」という記述に関しては、文章中に明確な言及がないため、このプロジェクトの特異性を表すものではありません。ただし、文章の中で「Figuring out how to maximize space around and under solar arrays is nothing new」と記されており、これはプロジェクトの新規性とは異なる既存のアイデアを指しています(第4パラグラフ1文目)。

    選択肢(c)「気候変動の脅威を解決する」という記述については、文章ではこのプロジェクトが気候変動の脅威を解決するとは述べられておらず、むしろ「the mounting threat climate change poses to water supply」と気候変動が水供給に与える脅威について言及しているため、この選択肢も不正確です(第4パラグラフ、最後の文)。

    選択肢(d)「運河を保護するためにソーラーパネルを使用する」という記述は、文章中で「constructing solar panels as a protection measure for irrigation canals is a new idea」と述べられています(第4パラグラフ、3文目)。これは、ソーラーパネルを使って運河を覆い、水の蒸発を防ぐというプロジェクトの独特な側面を指しており、この選択肢はプロジェクトのユニークな特徴を正確に表しています。

    (10)

    選択肢(a)「パネルが水の汚染を防ぐ」という記述については、文章中では水質汚染の防止について言及されていません。このプロジェクトが水質汚染を防止するという情報は提供されていないため、この記述は水とソーラーパネルがどのように連携するかを説明していないと言えます。

    選択肢(b)「ソーラーパネルが蒸発を減少させる」という記述は、テキストに「Covering all the canals in the state with solar panels … could save 63 billion gallons of water annually」とあるため、これは水の蒸発を減らすことを示しています(第3パラグラフ2文目)。従って、この選択肢は水とソーラーパネルの連携を正確に説明しています。

    選択肢(c)「水路がソーラーパネルを冷却するのに役つ」という記述もまた、テキストに「The water’s cooling effect in turn, could help keep those solar panels working more effectively」と記載されているため、正確な記述です(第3パラグラフ、最後の文)。

    出典

    “How installing solar canopies over canals can help California fight drought” in The Hill

    (11)

    “choose”:選択肢の中から選ぶという一般的な行動を示しており、フォーマルでもカジュアルでも使用できます。
    “agree”:提案されたことや条件に対して同意することを意味し、他者からの提案に対する反応として使われることが多いです。
    “elect”:選択肢の中から意識的に選ぶことを意味し、しばしば公式な文脈や選挙などの文脈で使われます。

    (12)

    ECoG(脳皮質電極記録)プロセスが人間に対して稀にしか使用されない理由は、その侵襲性の高さにあります。本文の第2パラグラフにおいて、「Electrocorticography is not typically performed in humans because of its invasiveness」と明記されています。
    これは、ECoGプロセスが侵襲的であるため、通常は人間に対して行われないことを意味しています。

    a)「Can induce epileptic seizures」、(b)「Expensive to conduct」、及び(c)「Requires brain surgery」のいずれも、本文中に「Electrocorticography is not typically performed in humans because of its invasiveness」と直接関連する情報は含まれていません。

    (13)

    この記事の主なアイディアは、特定の脳の部分が歌声によって活性化されるという発見です。従って、選択肢(a)「One part of the brain activated by singing」が正しい答えです。本文の第1パラグラフの最初の文、「Researchers from the Massachusetts Institute of Technology have discovered that a specific set of neurons located in the auditory cortex in the brain respond to singing but not other sounds like speaking or instrumental music」と述べています。これは、聴覚皮質に位置する特定のニューロン群が歌声に反応することを示しており、本文の主要なアイディアをしています。

    選択肢(b)「Researchers find a brain function anomaly」については、記事では脳機能の異常が発見されたとは述べられていませんので、不適切です。選択肢(c)「Scientists study how the brain processes sounds」はこの研究の一部を表していますが、記事の主なアイディアではありません。選択肢(d)「The challenges of studying neural responses」についても、本文では研究の挑戦についての詳細は述べられておらず、主なアイディアとは言えません。

    出典

    “Some Neurons in Your Brain Respond to Singing but Not Other Music”in Smithsonian Magazine

    (14)

    最も深刻な脱水の副作用は(c)Stroke、つまり脳卒中です。この情報は本文の第1パラグラフの最後の文、「Dehydration comes with a slew of nasty side effects like mental fog, overeating and even higher stroke risk.」に基づいています。ここで言及されている「higher stroke risk」というフレーズは、脳卒中のリスクが他の副作用よりも特に深刻な健康問題を示唆しています。したがって、脱水が引き起こす可能性のある最も重篤な副作用として脳卒中が挙げられます。

    他の選択肢に関してですが、(a)Mental fogと(b)Overeatingは確かに脱水による副作用ですが、本文ではこれらが最も深刻であるとは述べられていません。これらの表現も第1パラグラフにありますが、脳卒中のリスクが特に強調されているため、これらは(c)Strokeに次ぐ副作用と考えられます。

    最後に(d)Not enough information givenについては、上記の理由により不適切です。なぜなら脳卒中が最も深刻な副作用であるという情報は文中に明記されているため、情報が不足しているわけではありません。

    (15)

    選択肢の中で、脱水に役立たない可能性があるのは(a)Coffeeです。
    本文には、最も良い水分補給方法として、水分を多く含んだ食品を摂ることが推奨されています。第2パラグラフに「hydrating foods like watermelon, tomatoes and beans (most raw fruits and vegetables have a high water content)」とあり、これには(b)Raw fruits、つまり生の果物と(d)Tomatoes、が含まれています。これらは水分補給に役立つとされています。

    また、(c)Tea、つまりお茶も水分補給に有効であると本文の第2パラグラフ最終文に記述されています。「They found that milk, tea and orange juice were slightly more hydrating than water alone」との記載があります。したがって、お茶は水分補給に役立つ飲料の一つです。

    (16)

    脱水を避ける最善の方法は(c)Have a mix of hydrating foods and water、つまり水分を多く含む食品と水を組み合わせることです。本文の第2パラグラフにおいて、水分を多く含む食品として「watermelon, tomatoes and beans (most raw fruits and vegetables have a high water content)」が挙げられており、これらの摂取が推奨されています。また、第2パラグラフ最後から2文目では「other drinks might be more hydrating than water alone」とあり、水だけではなく他の飲料も水分補給に有効であることが述べられています。
    これらの情報は、水分補給には水だけでなく、水分を含む食品や他の飲料も取り入れることが重要であることを示しています。

    他の選択肢についてですが、(a)Avoid high-intensity exercise、つまり高強度の運動を避けることが脱水を防ぐ方法として本文には述べられていません。
    そして(b)Drink lots of water、つまり多くの水を飲むことは脱水を避ける一つの方法ですが、本文では「Chugging as much water as you can all day is likely not the best or most efficient way to stay hydrated」と述べられており、一日中大量の水を飲むことが最も効率的な方法ではないと指摘されています。

    最後に(d)Reduce alcoholic drinksについては2パラグラフ最後のwhile beer was slightly (but not significantly) less hydrating.にてhydrateとは逆のことが書いてあります。

    出典

    Why Drinking Water All Day Long Is Not the Best Way to Stay Hydrated

    (17)

    3パラグラフ2文目に「“What they define as an ‘optimal’ diet is not quite optimal; it’s just a whole lot better than typical,’” Katz said」とあります。これは、彼が研究で提案されている事を「最適」とは考えていないが、「典型的なものよりはるかに良い」としていることを示しています。
    その後の文章でも、彼はその食事をさらに改善することで、さらなる利益をもたらす可能性があると感じており、「much improved(大幅に改善された)」食事であっても、まだ相当量の肉と乳製品を許容していると指摘しています。したがって、選択肢の中でDr. Katzの見解に最も適合するのは(a) Betterです。

    (b) Considerable この単語はKatzが食事について述べたの評価としては使用されていません。
    (c) Optimal: これはKatzが研究で定された食事に対して使用している言葉ではなく、彼は「optimal」という言葉を使って食事を否定的評価しています(「”optimal” diet is not quite optimal」と述ています)。
    (d) Typical: Katzは研究で提案されてる食事を「typical(典型的な西洋食)」よも優れていると評価しており、したがってこの選択肢も彼の見解とは異なります。

    (18)

    本文2パラグラフ、2文目には「A man eating the healthier diet from age 20 could add 13 years to his life.(20歳から健康的な食事を始めた男性は、彼の寿命に13年を加えることができる)」とあります。これは、この最適化された食事を最も早く始める若い男性が最も多くの寿命の延長を見込むことができることを示しています。。したがって、選択肢の中では(c) Younger menが最も恩恵を受けるグループとして選ばれるべきです。

    (a) 80-year-olds: 彼らも恩恵を受けることができますが、本文によるとその増加は約3.5年とされており、他のグループと比べると恩恵が少ないです。
    (b) Older women: 彼らも寿命を延ばすことができますが、60歳から始めた場合の増加は8年であり、若い男性と比べると少ないです。
    (d) Younger women: 20歳の若い女性も寿命を大きく延ばすことができますが、その増加は10年以上であり、若い男性の13年よりは少ないです

    (19)

    提案されている「最適化された食事」においては、肉や加工食品よりも植物ベースの食品に焦点を当て、肉や加工食品を減らし、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツに置き換えることが推奨されています。しかし、提案された食事内容には「肉を魚に置き換える」という具体的な記述はありません。したがって、選択肢の中で行わないことは(c) Replace meat with fish, vegetables, legumes, grains and nutsです。

    (a) Focus on plant-based foods over meat and processed foods: これは、最適化された食事の一部として明示されています。本文の1つ目のパラグラフ、2文目で「less red and processed meat and more fruits and vegetables, legumes, whole grains, and nuts」と記述されており、植物ベースの食品に焦点を当てることが提案されています。

    (b) Increase plant-based foods, decrease meat and processed foods:これも本文の1つ目のパラグラフ、2文目の記述に基づいて、最適化された食事の特徴として挙げられています。

    (d) Shift emphasis from red meat to fruits and vegetables: 1つ目のパラグラフ2文目「less red and processed meat and more fruits and vegetables」とあることから、赤肉から果物や野菜への重点シフトも提案された食事の要素であることがわかります。

    出典

    Changing your diet could add up to 13 years to your life, study says

    (20)

    Aviation Englishの目的として挙げられていないものを選ぶ問題です。まず、各選択肢を検討しましょう。

    (a)「誤解を避ける」: Aviation Englishは、パイロットと航空交通管制官との間の誤解を避けるために、標準的なフレーズを使用します。これは文の中で、「Because a misunderstanding between a pilot and a controller can lead to catastrophe, aviation English relies upon a standard phraseology」と第3パラグラフの2文目で述べられています。

    (b)「コミュニケーションを促進する」: Aviation Englishは、国際的なフライトでは特殊なバージョンの言語として利用され、パイロットと航空交通管制官が無線でコミュニケーションを取る際に使用されます。これは、第1パラグラフの最後の文、「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language known as aviation English when they communicate over the radio」と記載されており、コミュニケーションを促進するためのものであることがわかります。

    (c)「安全を促進する」: 航空英語の主な目的の一つは安全を促進することです。これは、誤解が「災害につながる可能性がある」と第3パラグラフの2文目で述べられており、安全性の確保が重要であことが示されています。

    (d)「時間を節約する」: この選択肢に関しては、文章中時間の節約について直接的に言及されている部分はされてません。Aviation Englishの複雑さとニュアンス多さが強調されており(第3パラグラフ時間の節約よりは誤解を避け、明確なコミニケーションを図ることが目的とされています。

    以上の分析に基づき、(d)「時間を節約する」がAviation Englishの目的として挙げられていないものです。

    (21)

    (a)「複雑(Complex)」: Aviation Englishは、「in some ways it’s much more complex and nuanced」と第3パラグラフで述べられています。これは、言語が持つ独特の複雑さや微妙なニュアンスを指摘しており、そのため、Aviation Englishは複雑であると言えます。

    (b)「国際的(International)」: Aviation Englishは「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language」と第1パラグラフの最後の文で述べられており、国際的な航空フライトおよび航空交通管制における標準言語として機能していることがわかります。これにより、Aviation Englishは国際的な特性を持っています。

    (c)「実用的(Practical)」: Aviation Englishの使用は、実際のパイロットと航空交通管制官間のコミュニケーションにおいて非常に実用的です。これは、「a prescribed, highly constrained set of phrases to be used insofar as possible」と第4パラグラフの2文目で定義されており、実際の飛行オペレーションにおける明確性と理解のための実用的な言語であることを示しています。

    (d)「すべての上記(All of the above)」: 上記の(a)、(b)、(c)の各説明から、Aviation Englishが複雑であり、国際的であり、実用的であることが示されているため、最も適切な選択肢は(d)「すべての上記」です。

    (22)

    (a)「Aviation English Helps Passengers Communicate with Flight Crew」: この選択肢は不適切です。本文は、乗客とフライトクルー間のコミュニケーションに焦点を当てていません。むしろ、パイロットと航空交通管制官間のコミュニケーションについて述べています。第1パラグラフには、「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language known as aviation English when they communicate over the radio」とあり、乗客ではなくパイロットと管制官のやり取りについて説明しています。

    (b)「How Simplified Morse Code Changed the Safety of Air Travel」: この選択肢も不適切です。本文は、モールス信号の簡略化が航空の安全にどのように影響を与えたかについて詳述しているわけではありません。第2パラグラフでは、初期の航空通信にモールス信号が使われていたことと、その後の発展について簡単に触れていますが、これがタイトルとして本文全体を代表するものではありません。

    (c)「International Language Promotes Intercultural Communication」: この選択肢も本文の主題を正確には反映していません。確かに航空英語が国際的な言語であることは第1パラグラフに記載されていますが、この言語が異文化間コミュニケーションを促進するというよりは、特定の専門的なコンテキスト、つまり航空交通の安全性を高めるために用いられています。

    (d)「Pilots use Universal Language to Enhance Flight Safety」: この選択肢が本文の内容を最も適切に表しています。本文は、航空英語がいかにして国際的な航空通信の標準として確立されたか、そしてそれがパイロットと航空交通管制官間の明確なコミュニケーションを通じて飛行の安全性をいかに向上させるかに焦点を当てています。第4パラグラフにある「Because a misunderstanding between a pilot and a controller can lead to catastrophe, aviation English relies upon a standard phraseology」という文言が、このタイトルの妥当性を裏付けています。

    出典

    ‘Tree-niner-fife’: The Global Language of Pilots

    (23)

    ヒエログリフ(象形文字)が最初にどのように使用されたかについて言及している部分は、3番目のパラグラフの1文目にあります。「Archaeologists have taught us that before the alphabet was invented, “written” communication was in the form of pictures, known as hieroglyphics. They are believed to have originated around 3100 BCE., not as a way to capture history, but as a method for documenting business transactions during the rise of the city-state.」この文は、象形文字が歴史を記録するためではなく、都市国家の台頭中にビジネス取引を文書化する方法として起源を持っていると説明しています。従って、選択肢 (a) Capture history や (c) Record news はこの文に基づいて否定されます。

    また、選択肢 (d) All of the above についても否定されるべきです。なぜなら、文書にはヒエログリフがビジネス取引の文書化以外に使われたという言及がなく、選択肢 (a) や (c) の内容が含まれていないためです。

    したがって、正しい答えは (b) Document business であり、これが象形文字が最初にどのように使用されたかについての文書からの引用に基づいた論理的な説明です。

    (24)

    4パラグラフの最後の文に、「While it’s not clear exactly when or how, researchers say sometime in the second millennium — between 1900 and 1700 BCE — an alphabetic system was developed that enabled more people to read and write.」とあります。これは、紀元前1900年から1700年の間の第二千年紀に、より多くの人が読み書きできるようにするアルファベットシステムが開発されたことを示しています。

    選択肢 (a) Easier to communicate at a distance については、文章中で直接的な言及がないため、これを根拠とすることはできません。選択肢 (b) History could be more easily recorded も、直接的な言及がないため、根拠とはなりません。選択肢 (d) Scribes were no longer panda については、文章中にスクライブ(筆記者)が「パンダ」でなくなったという記述はどこにも存在せず、また「パンダ」という言葉は文脈上無関係なため否定されます。

    (25)

    最後のパラグラフで、イービング・フィンクルはアルファベットシステムへの移行を記述しており、「The giant leap came when somebody conceived of this matter, that you could draw a picture which represented something that someone could recognize but at the same time that sign could be used just for the sound of the thing it looked like, so the sound became drawn out or separated from the picture」と述べています。これは、象形文字からアルファベットシステムへの移行が「giant leap」と表現されていることを示しています。

    また、同じ文でこの移行が「rather simple」とも述べられており、これは選択肢 (a) Conceptually simple の根拠になります。さらに、最後の部分には「nevertheless is of great lasting significance」とあり、これは選択肢 (c) Significant の根拠となります。

    したがって、文中の引用に基づき、選択肢 (a) Conceptually simple、(b) Giant leap、(c) Significant はすべてこの移行を説明するのに適切な形容詞であり、それぞれの言葉が文章の中で直接的に使われているため、正解は (d) All of the above となります。

    出典

    Why Was the Alphabet Invented, Anyway?

    2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅱ

    26,G of
    27,J to
    28,G of
    29, I out
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    2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅲ

    41,B
    42,C
    43,B
    44,A
    45,E
    46,A
    47,C
    48,B
    49,E
    50,D

    解答根拠

    41,文中の “it is no point in” は文法的に正しくありません。正しくは “there is no point in” となるべきです。”It is no point” では主語と述語が不適切に使われています。
    42, “much troubles” は不正確です。不可算名詞の “trouble” を使うべきで、”much trouble” が正しい形です。
    43,”for aged” は不適切な表現です。 “for the aged” または “for elderly” が正しい表現です。
    44,”so please” は誤りです。 “so pleased” が正しい形容詞の使用です。
    45,No Error
    46,”I find” は現在形が不適切であり、過去形の “I found” が正しい可能性があります。
    47,”some of whose” は不正確です。正しくは “some of which” となります。
    48,”equipments” という単語は誤りです。”Equipment” は不可算名詞であり、複数形は存在しません。
    49,No Error
    50,”sun raise” は誤りで、正しくは “sunrise” または “sun rise” となります。

    2025年早稲田人間科学部を受ける人はどうするか?

    来年度より人間科学部は受験方式が変わりますが、英語については同じ傾向が続くと考えられます。

    主観、客観表現を正確に読み分けられるのと、文章を照らし合わせていく力が必要です。

    早稲田大学人間科学部で合格するためには人間科学部に合格するための読み方、解き方が必要です。

    お気軽にご相談ください。


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