戦乱役変とは?
「戦」・「乱」・「役」・「変」という言葉には、厳密な分け方はありませんが、それぞれ意味の違いがありますので、しっかり理解しておくようにしましょう。
「戦」とは、国同士の戦いにつくことが多いものです。一般的にイメージされる「戦い」にはこの言葉が付いていることが多いです。
「乱」とは、その言葉のイメージの通り、「(秩序が)乱れること」を意味しています。例えば、幕府や朝廷など、地位が上のものに対して挑む戦いなどはこのように呼ばれます。
「役」は外国辺境での戦いに用いられることが多い言葉になります。元寇の(元が日本に侵攻した)ときの、文永・弘安の役などをイメージしてもらうといいでしょう。
「変」とは政治的な企てを含む戦いなどに使われることが多いです。本能寺の変などを思い浮かべると良いでしょう。実際に戦わないこともあるのが「変」の特徴でもあります。
これが分からないと絶対にダメだというわけではない用語ですが、どんな戦いだったかを覚える際に役に立つ言葉なので、是非覚えてみてください。
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