慶應総合政策学部 <2019年3月9日更新> 今年,2019年の受験においての慶應総合政策学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 2019年 募集
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慶應総合政策学部
<2019年3月9日更新>
今年,2019年の受験においての慶應総合政策学部の入試振り返りを行なっていきます。
悔しい思いをした学生も、
これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。一般入試の倍率
2019年 募集275人 最終志願者数3600
2018年 募集275人 最終志願者数3757 受験者数3423 合格者数351 補欠入学者0
実質倍率9.8倍2015年くらいまでは倍率が6倍前後であったが、2016年に7倍なり、2017年には9倍を突破、昨年は10倍近くまで倍率が伸びている。志願者数の増加に反比例して大学側が合格者を絞っていることが原因だろう。2015年と昨年の受験者数はほとんど同じだが倍率が6.3倍から9.8倍に増えた。2015年時には89人居た補欠合格者も2016年以降0人となっている。最終合格者数も2015年時の536人から年々減少が続き、昨年は351人であった。私大定員厳格化の影響をもろに受けている学部の一つであると言えるだろう。志願者数自体は多少減少したものの、相変わらず厳しい入試になることは間違いないだろう。来年度の受験生は覚悟して勉強に臨んでほしい。
各科目の講評
英語
英文のテーマはインテリ層が好む雑誌によく出てくるような内容のものが多い。
日頃から本や新聞を読んで教養を身につけておく必要があるだろう。英語の問題ではあるが、一定程度の教養がないと必要以上に苦戦を強いられることになる。今回のテーマはいずれも欧米の各メディアでよく見かけるものばかりであった。特に大問2の貧困の定義などは近年定期的に話題に上がるテーマなので、しっかり準備してきた者とそうでない者とで差が生まれる部分であったかもしれない。
なお大問3のような脳関連の話題はそもそも大学入試で頻出のテーマの一つである。
科目が絞られているだけに全体の難易度は高いので、背景知識があることに越したことはない。
ネイティブ向けのメディアは難しいものが多いが、VOA Learning Englishなどの英語学習者向けのメディアもある。そういったものを上手く活用して出来る限り様々な英文に触れていってほしい。数学
前年と同程度の分量で、学部によってはやや難化した。他大学・他学部とは明確に異なった出題形式であることが特徴である。特に総合政策学部・環境情報学部では、現実にあり得る事象や数学的パズルに基づいた設定の問題の出題が多い。
しかし、日頃の問題演習で基礎を確立して、過去問演習を積むことが対策として有効なことに変わりない。また、過去問演習では、自分が受験しない他のSFC学部の問題に取り組むことも有効であろう。小論文
編集中