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Get、Gain、Obtain、Earn、Acquire、Procureの違いをマスターする

2018.09.17

このシリーズでは、英単語を使う際に困る日本語としては同じ意味だけど英語のニュアンスとしては単語の微妙なニュアンスの違いを学んでいきます。これらの単語の正確な意味を理解することで、英語上級者への道が開かれます。 また、こうした単語の違いを理解せずに英語4技能において高得点を取るのは難しいです。非常に大

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  • このシリーズでは、英単語を使う際に困る日本語としては同じ意味だけど英語のニュアンスとしては単語の微妙なニュアンスの違いを学んでいきます。これらの単語の正確な意味を理解することで、英語上級者への道が開かれます。
    また、こうした単語の違いを理解せずに英語4技能において高得点を取るのは難しいです。非常に大変ではありますが、頑張っていきましょう!

    今回は、”手に入れる“という意味の単語を集めてみました。

    [toc]

    Get

    “手に入れる”という単語を考える上で一番最初に思い浮かぶのがこの単語になると思います。
    この単語において手に入れるという意味の場合は、”容易に手に入れる、誰かにもらう“という意味で使用する意味になります。以後説明するような単語とは違って、主体的に手に入れるというよりは、受動的に・・という意味合いで使うことが多いです。
    これはget sickという単語からもわかりますね。頑張って病気になる人はいませんので。。

    目的語には、他の単語と比べると比較的広い意味で使用することができます。一般的に広く使われる単語だけにいろいろな単語に使うことができます。

    ロングマン英英辞典におけるgetの定義を見てみましょう。

     1, to receive something that someone gives you or sends you
    She got loads of presents.
    What did you get for Christmas?

    We get a lot of junk mail.

    2, to obtain something by finding it, asking for it, or paying for it
    We need to get help quickly!
    It would be a good idea to get professional advice.

    You may be able to get a grant from the local authority.

    He cleared his throat to get our attention.

    出典:longman 現代英英辞典

    Gain

    “ほしいと思っていた、必要だと思っていたものを努力を通して手に入れる”というのが、この単語の意味になります。また、“ただ単に量が増える”という意味でも使用します。

    口語ではgetのほうがよりよく使われます。

    目的語には、利益(profit),人気(popularity)や名声(reputation),支配(control)などが来ることが多いようです。抽象的な概念を手にするという意味が強いので、”gain a present” のような具体的な物体が目的語になることは少ないです。

    ロングマン英英辞典におけるgainの定義を見てみましょう。

    1, to obtain or achieve something you want or need

    Radical left-wing parties gained control of local authorities.
    After gaining independence in 1957, it was renamed ‘Ghana’.

    2, to gradually get more and more of a quality, feeling etc, especially a useful or valuable one

    She has gained a reputation as a good communicator.
    Many of his ideas have gained popular support.

    an opportunity to gain experience in a work environment
    The youngsters gradually gain confidence in their abilities.

    出典:longman 現代英英辞典

    目的語にはどういう単語を取るのか

    Obtain

    自身の努力や、技術によって必要なものを手に入れる“という意味になります。
    gainよりも具体的なものですが、物質的なものというよりは許可証(permission)、学位(degree)などに使われることが多いようです。

    目的語には、visa, driver’s license, permissionといった単語を取ることが多いです。moneyという場合は、obtainよりも次に紹介するearnを使うのが多くなっていますので注意してください。

    ロングマン英英辞典におけるobtainの定義を見てみましょう。

    1, to get something that you want, especially through your own effort, skill, or work

    Further information can be obtained from head office.
    You will need to obtain permission from the principal.

    2, if a situation, system, or rule obtains, it continues to exist

    These conditions no longer obtain.

    出典:longman 現代英英辞典

    Earn

    自分の行った仕事に対しての対価として受け取る“という意味で使います。
    ですので、給与などお金関連のものはもちろんですが、頑張って努力をして手に入れた学位も入るようです。

    目的語には、money, living(生活費), degree(obtainよりも使うようです)といった単語を目的語になります。労働、努力の対価となるものを目的語にしましょう。

    ロングマン英英辞典におけるearnの定義を見てみましょう。

    1, to receive a particular amount of money for the work that you do

    He earns nearly £20,000 a year.
    You don’t earn much money being a nurse.

    He did all sorts of jobs to earn a living.

    I was the only person in the house who was earning.

    She was earning good money at the bank.

    Chris will pay – he’s earning a fortune.

    2, to make a profit from business or from putting money in a bank etc

    The movie earned £7 million on its first day.
    You could earn a higher rate of interest elsewhere.

    出典:longman 現代英英辞典

    Acquire

    長い時間をかけて何かを身につける“という意味の場合はこの単語を利用します。

    目的語には、skills,knowledge,languageといった単語が来ることになります。
    ちなみに長い期間の努力を通して身につける場合が該当しますので、子供が自然に英語を話せているという場合は今回のacquireは使用できません。

    ロングマン英英辞典におけるacquireの定義を見てみましょう。

    1, to obtain something by buying it or being given it

    Manning hoped to acquire valuable works of art as cheaply as possible.
    The council acquired the land using a compulsory purchase order.

    2, to get or gain something

    The college acquired a reputation for very high standards.

    3, to gain knowledge or learn a skill

    He spent years acquiring his skills as a surgeon.
    Elsie acquired a good knowledge of Chinese.

    出典:longman 現代英英辞典

    Procure

    今回紹介した単語の中ではあまり見かけることは少ないかもしれない単語ですが、紹介しておきます。

    手に入れるのが難しいものを努力や技術によってなんとか手に入れる“というがこの単語になります。

    目的語には、上述した単語よりも、具体的な単語が来ることが多いようです。obtainと同じ意味ですが,degreeやpermissionといった単語と一緒に使われることはほとんどありません。

    ロングマン英英辞典におけるprocureの定義を見てみましょう。

    1, to obtain something, especially something that is difficult to get

    He was accused of procuring weapons for terrorists.

    出典:longman 現代英英辞典

英語検定2級の徹底対策| 大学受験でも使える級を確実に合格する!

2018.09.14

4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においても英検2級を取得するメリットは非常に大きいです。多くの大学で2級から大学受験での適応が認められています。難関の早稲田大学であっても2級を使用することが可能です。 実際の過去問は公式サイトで最新3回分が無料で公開されています。 過去問を見

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  • 4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においても英検2級を取得するメリットは非常に大きいです。多くの大学で2級から大学受験での適応が認められています。難関の早稲田大学であっても2級を使用することが可能です。

    [toc]

    実際の過去問は公式サイトで最新3回分が無料で公開されています。
    過去問を見て傾向と対策をみていきましょう。

    まず試験全体の話ですが、現在はリーディング・リスニング・ライティングの問題を解く1次試験と試験官と対面で英語を話す2次試験に分かれています。

    まずは筆記試験について対策をお伝えしていきます。
    英検2級の筆記試験は、制限時間85分間で、
    リーディング大問3つとライティング1問で構成されています。

    各技能650点満点で均等にスコアが分配されるため、バランスよく力をつけることが大切です。

    リーディングセクション

    英検2級の筆記試験は、制限時間85分間で、リーディング大問3つとライティング1問で構成されています。高校卒業レベルである英検2級のリーディングは、しっかりと対策をすれば得点源になるでしょう。英文法については、全範囲をムラなく学習する必要があります。特に、分詞構文、仮定法、接続詞、助動詞、文型などは頻出です。

    問題形式

    短文の語句空欄補充20問、長文の語句空欄補充6問、長文の内容一致選択12問で構成されています。解答形式は4肢選択です。
    大問1の短文の語句空欄補充では、文脈に合う適切な語句を補います。
    半分程度が単語の知識を問われます。単語レベルとしては、センター試験レベル程度です。解答時間が少ない中で、時間内に問題を解ききるためには、まずセンター試験レベルの単語を網羅しておく必要があるでしょう

    大問2の長文の語句空所補充ではパッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補います。
    長文とは言っても3,4段落程度の短い文章ですので語数は多くありません。内容も平易で問題も答えやすいものばかりとなっています。

    大問3の長文の内容一致選択では、パッセージの内容に関する質問に答えます。長文読解では、Eメールや文化・テクノロジーなどのアカデミックな問題が出題されます。英検準2級と比べて分量が多くなるため、少ない時間の中で的確に文章を読むことが大切です。
    例えば、接続詞などのディスコースマーカーに注意したり、文章の展開を意識して読むと文全体の理解につながります。

    頻出テーマ

    頻出テーマは、学校、仕事、趣味、旅行、買い物、スポーツ、映画、音楽、食事、天気、道案内、海外の文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネスなど内容は多岐にわたります。
    また、場面設定としては、家庭、学校、職場、地域(各種店舗・公共施設を含む)、電話、アナウンスといったものが多いです。

    リスニングセクション

    英検2級のリスニング試験は、制限時間約25分間で、第1部と第2部で構成されています。
    リスニング、リーディングで650点満点で均等にスコアが分配されるため、バランスよく力をつけることが大切です。
    特にリスニングは、他の技能と比べて平均点が高いため、取れる問題を確実に正解する必要があります。
    対策をする上で、まず大切なのは単語です。リーディングとは異なり、聞き取る必要があるため、勉強する際は発音にまで目を向ける必要があります。単語レベルは、センター試験レベルです。
    また、リスニングを行う上で大切なのは、文章の展開を把握するということです。その際、5W1HやSoやBecauseなどの接続詞を意識して聞くと良いでしょう。予め選択肢を一読しておき、ある程度会話の内容を推測した上で聞くとなお理解が深まります。

    問題形式

    会話の内容一致選択15問、文の内容一致選択15問で構成されています。解答形式は4肢選択です。

    第1部の会話の内容一致選択では、会話の内容に関する質問に答えます。会話内容としては、日常の中で起こりうるようなものが主で、男女2人によって展開されます。

    第2部の文の内容一致選択では、短いパッセージの内容に関する質問に答えます。問題文の種類としては、物語文・説明文です。

    頻出テーマ

    第1部では、通常の会話に加えて、着信音で始まる電話の会話が含まれます。また、第2部ではある人物に対する話や、公共でのアナウンス、社会的・科学的なテーマなどが主となります。

    ライティングセクション

    英検2級の筆記試験は、制限時間85分間で、リーディング大問3つとライティング1問での構成されています。一次試験の合格点は、リーディング・リスニング・ライティング合わせて1520点/1950点ですが、各技能650点満点で均等にスコアが分配されるため、バランスよく力をつけることが大切です。ライティングは平均点も低く、難しいと考えがちですが、ポイントを押さえた解答を心がければ周りと差をつけられる技能です。

    問題形式

    英作文1題となっています。解答形式は記述式です。解答時間はリーディングと合わせて85分間なので、15分から20分間で解くことを目安にしましょう。
    問題は一題で、指定されたトピックについて書きます。一次試験の筆記試験で大問4として出題され、80〜100字のエッセイを作ります。点数の内訳は、内容・構成・語彙・文法各4点で、16点満点です。

    頻出テーマ

    頻出テーマは、 社会性のあるテーマが主となります。
    教育や環境、科学技術や経済など、内容は多岐に渡りますが、いずれのテーマであっても、はっきりとした自分の意見と明確な理由づけをすれば対応できるでしょう。一般的に問題となっているような社会テーマについては、予め自分の意見と理由を用意しておくと良いです。
    ライティングで点数を取るためには、なによりも減点されないということが大切です。
    したがって、文法や、構成で減点されないように、簡単な単語を使っても構いません。
    しかし、同じ言い回しはなるべく避けた方が良いでしょう。できるだけ、別の言葉に変えるなどしてパラフレーズをして言葉を変えていくと良いでしょう。
    また、ライティングで非常に重要なのは構成です。ライティングというのはある程度型が決まっています。
    例えば、「主張→理由1→理由2→再主張」「主張→理由→譲歩→再主張」と言った論理構成です。
    論理の展開に使うTherefore, Of coruse, In addition などの接続詞は予め確認しておくと良いでしょう。注意点として、SoやBecauseなどは文頭に使わないで下さい。
    また、ライティングでありがちなミスは、時制の不一致、冠詞や複数形sのつけ忘れ、主張と理由が噛み合っていない、などが挙げられます。見直す際は、そう言った点に注目しましょう。

    スピーキングセクション

    英検2級の筆記試験は、約7分間の個人面接で、面接委員と一対一で行います。
    一次試験を通過できれば、二次試験の合格率は約80%と高確率なので、対策をすれば余裕を持って合格できるでしょう。

    問題形式

    音読、パッセージについての質問、イラストについての質問がそれぞれ1題、受験者自身の意見などを問われる問題が2題あります。

    音読では、60語程度のパッセージを読みます。パッセージについての質問では、音読したパッセージの内容についての質問に答えます。イラストについての質問では、3コマのイラストの展開を説明します。

    受験者自身の意見を問われる問題では、1題目はカードのトピックに関する内容から出題され、2題目はカードのトピックに限らず、日常生活の一般的な事柄に関する自分の意見を述べます。

    頻出テーマ

    過去と出題例としては、社会性のある内容が主であり、環境にやさしい素材、オンライン会議、屋上緑化、ペット産業、新しいエネルギー、サプリメントなどが出題されました。

    スピーキング対策

    まずはじめに、英検2級の二次試験の流れを理解しましょう。

    ◾️面接の流れ

    ①入室受付が終わると、面接まで待機している間に「面接カード」を受け取ります。氏名や個人番号を記入して、順番を待ちましょう。入室の際は、ドアのノックし、May I come in?などと言ってと始めると良いです。
    ②面接カードを渡す・挨拶入室し、指示を受けたら「面接カード」を渡し、着席をします。渡す際は、Here you are.と言いましょう。
    ③氏名などの確認・「問題カード」受け取る氏名と級を聞かれた後、「問題カード」が渡されます。
    ④問題を解きます。
    ⑤「問題カード」を面接委員に返却面接委員に「問題カード」を返却するように言われたら、返却して下さい。
    ⑥退出

    面接のポイント

    英検2級は、準1級や1級とは異なり、はじめに「音読」を要求されます。
    ここでは、時間制限がないため、落ち着いて大きな声ではっきりと読みましょう。
    パッセージについての問題では、WhyまたはHowで質問されます。はじめに自分の意見を簡潔にまとめ、続けてその意見を補強する理由を述べましょう。
    イラストについての問題では、起承転結を意識した説明を心がけましょう。イラストには会話文や状況の説明が文章や単語で記載されているので、それを活用すると良いです。

    その際、直接話法と間接話法には注意しなくてはなりません。
    受験者自身の意見を問われる問題では、いずれもagreeやdisagreeで立場を明確にし、続けて理由づけをして下さい。

英検1級の対策|英語検定試験の最高峰!!1級を乗り切るには?

2018.09.13

<この記事は2018年9月13日に更新されました> 4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においても英検1級を取得するメリットは非常に大きいです。 国際教養学部に入学するのであれば入学後のことを考えるのであれば必須の選択肢になるでしょう。 実際の過去問は公式サイトで最新

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  • <この記事は2018年9月13日に更新されました>

    4技能入試に向けて外部試験導入が進んでいる昨今、大学入試においても英検1級を取得するメリットは非常に大きいです。
    国際教養学部に入学するのであれば入学後のことを考えるのであれば必須の選択肢になるでしょう。

    [toc]

    実際の過去問は公式サイトで最新3回分が無料で公開されています。
    マイナーチェンジされることもありますが、大枠はほとんど変わりませんので最新の問題(2018年第1回)をもとに傾向と対策をみていきましょう。

    まず試験全体の話ですが、現在はリーディング・リスニング・ライティングの問題を解く1次試験と試験官と対面で英語を話す2次試験に分かれています。
    将来的に1日で試験を行うようになる可能性はありますが、しばらくは現行の試験形態のままで行われるでしょう。
    まずは筆記試験について対策をお伝えしていきます。英検1級の筆記試験は、制限時間100分間で、リーディング大問3つとライティング1問で構成されています。
    一次試験の合格点は、リーディング・リスニング・ライティング合わせて例年2100点/2550点程度を取ることです。各技能850点満点で均等にスコアが分配されるため、バランスよく力をつけることが大切です。

    筆記試験問題形式

    Reading 90分

    第1問 語彙25問、第2問 長文穴埋め2題、第3問 長文3題、第4問 英作文(120-150words)

    Listening 約30分

    Part1 Dialogues、Part2 Passages、Part3 Real-Life

    リーディングセクション

    英検1級の筆記試験は、制限時間100分間で、リーディング大問3つとライティング1問で構成されています。
    大学上級程度のレベルである1級は、合格率もおおよそ10%と低く難関であるため、各技能の特徴や勉強法を正しく学び対策をする必要があるでしょう

    問題形式

    短文の語句空欄補充25問、長文の語句空欄補充6問、長文の内容一致選択10問で構成されています。解答形式は4肢選択です。

    第1問 語彙

    大問1の短文の語句空欄補充では、文脈に合う適切な語句を補います。この語彙問題でどれだけ点数を稼ぐことができるかが勝負の分かれ目になるでしょう。この大門は単語の難易度が異常に高いです。
    専門的な分野における単語や社会性の高い単語が出題されるため、幅広い分野での単語の知識が必要となります。もちろん、一つでも多くの単語を覚えたほうが良いのですが、接頭語や接尾語などの語源を使って単語を推測することも行えると効率的に単語を覚えることができるでしょう。

    第2問 空所補充

    長文の語句空所補充ではパッセージの空所に文脈に合う適切な語句を補います。

    長文とは言っても4,5段落程度の短い文章ですので語数は多くありません。内容も平易で問題も答えやすいものばかりとなっています。

    第3問 内容一致

    長文の内容一致選択では、パッセージの内容に関する質問に答えます。ここも文章量は多くなりますが、そこまで難しくありません。ミスをなくして解けるようにしていきましょう。

    頻出テーマ

    主なトピックとしては、社会生活一般、芸術、文化、歴史、教育、科学、自然・環境、医療、テクノロジー、ビジネス、政治などです。

    読解において注意すべきことは、論理展開とパラフレーズ(同じ言葉を別の意味で言い換える)です。
    英検一級は二級や準一級と比べて合計語彙数が増え、単語のレベルも高くなるため、正確な和訳をすることがより困難となります。そこで、まず意識しなくてはいけないのが文章がどのように展開されているかを考えることです。
    その際、接続詞や文頭の副詞は目印としてチェックしましょう。文章の話題がどのように変化しているかを理解できれば、たとえわからない単語に出くわしても焦らずに内容をつかむことができます。
    また、同じ展開の中では、文章の形が異なっていても内容はパラフレーズされています。
    まずは、そういった点に注意しながら、各段落ごとの内容をつかむ訓練をして下さい。

    リスニングセクション

    英検1級のリスニング試験は、制限時間約35分間で、第1部〜第4部の構成です。
    準1級と比較すると、第4部に「インタビューの内容一致選択」という問題が追加されています。
    また、リーディングと同様、リスニングにおいても単語レベルが高度になります。
    問題を解く時間は一問約10秒ほどなので、一発で確実に聞き取り、また問題についても速読のスピードを上げる必要があるでしょう。

    問題形式

    会話の内容一致選択10問、文の内容一致選択10問、Real-Life形式の内容一致選択5問、インタビューの内容一致選択2問で構成されています。放送回数はそれぞれ一度で、解答形式は4肢選択です。

    大問ごとの解説

    第1部の会話の内容一致選択では、会話の内容に関する質問に答えます。会話内容としては、日常の中で起こりうるようなものが主で、比較的点数を稼ぎやすいパートです。

    第2部の文の内容一致選択では、短いパッセージの内容に関する質問に答えます。

    第3部では、「situation」を読み、リスニングの内容から「Question」を解くという形式をとります。質問と問題を読解する時間は与えられるため、そこからある程度の内容をつかむ必要があるでしょう。

    第4部では、約3分間のインタビュー形式のリスニングを行います。聞き取る時間が長い分、話の展開を意識したり、状況を推測する力が求められます。

    頻出テーマ

    第1部では、日常で行われる会話が展開されます。しかし、内容はビジネスや経済問題など、社会性のある内容が頻出です。
    第2部では、文化・テクノロジー・医療など、社会的・科学的なテーマがほとんどで、バラエティに富んでいます。
    第3部では、電話の内容や公共の場でのアナウンスなど、日常生活における内容が主です。
    第4部はインタビュアーとゲストの対話とないっており、トピックについての良し悪しや理由などを話します。

    リスニング対策

    リスニング対策として、まずは単語量を増やしましょう。
    英検1級の単語レベルは、大学上級程度で、語彙数は10000〜15000語に及びます。英検1級の専門的な内容も含まれるため、聞き取りには単語の知識を蓄えることが重要です。

    また、 CNNやNHKのworld radioなど、生きた英文を聞き取る訓練をしましょう。リスニングだけではなく、ディクテーションやシャドウイングもできたらなお良いです。その際、気をつけなくてはならないのは、文章の論理展開です。特に第2部や第4部は長めの英文が読まれるため、接続詞やキーワードに注意しながら、メリハリをつけて読むことを心がけましょう。

    ライティングセクション

    英検1級のライティングは、2級や準1級と比べて解答文字数が増えるため、理由づけのための知識が必要となります。
    日頃からニュースなどを見て、自分なりの意見を考え、関心を持つこと重要でしょう。

    問題は一題で、指定されたトピックについて書きます。一次試験の筆記試験で大問4として出題され、200〜240字のエッセイを作ります。
    点数の内訳は、内容・構成・語彙・文法各8点で、32点満点です。

    問題形式

    英作文1題となっています。解答形式は記述式です。
    解答時間はリーディングと合わせて100分間なので、20分から25分間で解くことを目安にしましょう。

    頻出テーマ

    頻出テーマは、 社会性のあるテーマが主となります。教育や環境、科学技術や経済など、内容は多岐に渡りますが、いずれのテーマであっても、はっきりとした自分の意見と明確な理由づけをすれば対応できるでしょう。

    ライティング対策

    ライティングで点数を取るためには、なによりも減点されないということが大切です。
    したがって、文法や、構成で減点されないように、簡単な単語を使っても構いません。
    しかし、同じ言い回しはなるべく避けた方が良いでしょう。

    また、ライティングで非常に重要なのは構成です。ライティングというのはある程度型が決まっています。例えば、「主張→理由1→理由2→再主張」「主張→理由→譲歩→再主張」と言った論理構成です。
    論理の展開に使うTherefore, Of course, In addition などの接続詞は予め確認しておくと良いでしょう。

    英検1級では、200〜240字と字数が多く設けられているため、本論部分では理由を3つほどあげると良いでしょう。問題を読んだ段階で、主張と理由の構成をある程度考え、メモすると一段と書きやすくなります。

    闇雲にはじめず、まず計画を立ててから始めるのが鉄則です。

    また、ライティングでありがちなミスは、時制の不一致、冠詞や複数形sのつけ忘れ、主張と理由が噛み合っていない、省略形になっている、などが挙げられます。
    見直す際は、そう言った点に注目しましょう。

    字数をカウントしている時間はないため、日頃から英作文を書き、ある程度の目安を理解しておくと良いです。

    ライティングで効率的に成績を上げるためには?

    ライティングで成績を効率的に上げるためには、ネイティブのチェックや英語ができる人に添削を受けるのが一番の近道です。
    どの言葉を使ったら良いのかなどの語義選択、冠詞の使い方、英文法の間違いなど英作文を始めた頃には迷うことが多いと思います。
    また、こうしたことができてないとなかなか英作文で点数を伸ばすことが難しいでしょう。特に英文法の間違いを修正されることなく、間違って覚えてしまうと成績はいつまでたっても上がりません。

    どのようにしたらよいのか、効率的に成績を上げるためにはどうしたら良いのか気になる方は一度ご相談いただければと思います。こちらからお申し込みできます。

    スピーキングセクション

    英検1級の二次試験は、約10分間の個人面接で、面接委員2人と行います。2級や準1級とは異なり、スピーチ形式となるため、頭の中で論理を組み立てる力が必要です。また、すぐに意見を発言できるように、日頃から社会性の高い知識を蓄え、それに対して意見を持っていることが前提となります。

    問題形式

    自由会話、スピーチ、Q&Aの構成で成り立っています。

    自由会話

    面接委員と簡単な日常会話を行います。名前や級の確認などに加え、受験者自身について説明するような内容や、受験会場まで何で来たか、といったやりとりがされます。
    簡単なやりとりのため、難しく考える必要はありませんが、発音を意識しながら流暢に話すことを心がけましょう。

    スピーチ

    5つのトピックから1つを選び、その内容についての準備する時間として1分間与えられます。スピーチ内容を考える際は、ライティングと同じように、論理的な構成を意識して下さい。
    賛成・反対のトピックがほとんどなので、まず自分の立場を明確にし、根拠を示すための肉付けをする、という流れで考えます。具体例として、自分の経験を話したり、Of courseなどで譲歩の内容を加えるのも良いでしょう。

    Q&A

    スピーチの内容やトピックに関連した質問に答えます。

    練習時に頻出トピックに対しての質問を自分で何個か想定して、できる限りその場で考えて困るということはなくしましょう。
    また、もちろん想定外は起こりうるものですので、すぐに返答できない場合は、無言にならずWell…やLet me see…とコミュニケーション意欲があるアピールするということはどの級でも当たり前のことですが行いましょう。
    解答の論理性も大事ですが、英語力を計測する試験ですので無言になってしまっては英語力を図ることはできません。

    頻出テーマ

    過去と出題例としては、社会性のある内容が主であり、 科学の発展は常に有益か、芸術への財政的支援増加の是非、世界経済における日本の役割、選挙権の行使を義務化するべきか、遺伝子組み換え食品の安全性、公共の場における治安改善の必要性などが出題されました。

    スピーキング対策

    英検1級の評価項目は、「Short Speech」「Interaction」「Grammar and Vocabulary」「Pronunciation」4つです。各10点満点の合計40点満点となっています。

    ○Short Speech:与えられたトピックについて主要な点とその根拠をまとめ、首尾一貫したメッセージを組み立てる能力をはかる。
    ○Interaction:質問に対する応答と会話を継続する能力をはかる。
    ○Grammar and Vocabulary:幅広い範囲の語彙・文法を正確かつ適切に運用する能力をはかる。
    ○Pronunciation:正確な子母音の発音・音変化、適切なアクセント・イントネーションを運用する能力をはかる。

丸わかり!! 2020年 大学入試改革はこう変わる 早慶の対応|英語民間試験|随時更新

2018.08.30

この記事は2018年9月11日に更新されました 本記事は最新情報に基づき常に更新していきます。そのため、該当となる生徒や親御さんは本記事をブックマークに入れていただくことをおすすめいたします。 ページ目次スケジュールについて英語成績提供システムの参加要件を満たしている民間試験大学受験改革と早稲田大学

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  • この記事は2018年9月11日に更新されました

    本記事は最新情報に基づき常に更新していきます。そのため、該当となる生徒や親御さんは本記事をブックマークに入れていただくことをおすすめいたします。

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    スケジュールについて

    現在実施されているセンター試験は2020年の1月に実施されるものが最後となります。

    この文章を書いているのは20188月ですので、現時点で高校2年生の皆さんが最後になるということです。
    20211月からは「大学入学共通テスト」というものが行われます。

    では、そこまでのスケジュールを確認してみましょう。

    20177月 実施方針が発表されました

    201711月 プレテストが実施されました

    201811月 プレテストが実施されます

    2019年 実施大綱の策定・公表

    2019年 確認プレテストを実施

    20211月 実施

    2021年 次期学習指導要領に対応した実施大綱の予告

    2023年 次期学習指導要領に対応した実施大綱の策定・公表

    2024年 次期学習指導要領での実施

    上記のものを見てわかるとおり、2023年度まで(20241月実施分まで)は現在の学習指導要領で実施されます。これは現在の中学1年生までとなります。
    2024年度からは新学習指導要領に基づいて実施されるようになります。出題教科・科目については現在の学習指導要領に基づいている間は現行センター試験と同じです。その後は簡素化する方向となります。

    今回の入試改革における大きな変更点

    では、新テストでの大きな変更点とはなんでしょうか。

    2点あげたいと思います。「思考力・判断力・表現力」と「英語四技能」です。

    思考力・判断力・表現力について

    まず、「思考力・判断力・表現力」についてですが、いままでの試験が「知識・技能」に偏りすぎていたためにより多様な力を試すものに変更されます。
    まず、マークシート式の解答方式を改め記述・論述形式の問題が出題されます。当初は国語と数学で実施されます。
    2024年度からは地理歴史・公民や理科にも拡大される予定です。

    2017年度に実施されたプレテストでは国語で3問論述式問題が出題されました。
    形式面・内容面で条件を設定しそれをどのくらい満たしているかで評価が行われました。
    文字数が多くなると正答率は10%程度になっていました。
    数学についても
    3問出題されました。こちらは正答か誤答かという採点でしたが、無答率が非常に高かったようです。
    実際の入試では国語は
    4段階評価(文字数が多い場合は5段階評価)、数学は正答か誤答での採点となる予定です。

    マークシートでの解答についても、当てはまる選択肢をすべて選択させる、解なしの選択肢を解答させるなどの工夫がされます。
    例えば選択肢がア~オの5つあり、「当てはまるものをすべて選びなさい」という問題が出たとします。
    この解答が「エ」のみだったとします。
    当てはまるものをすべて選べという問題に対して1つだけ答えるというのは心理的に抵抗があるのでしょうか。
    これだけでも正答率は低くなります。
    本当にわかっている人だけが自信をもって解答できる問題となってしまいます。

    その他にも図・表・資料を読み取る問題、複数の図・表・資料を組み合わせて答える問題など今までよりも「読み取る」「考える」「判断する」ことの正確性が問われる問題となっています。

    英語4技能について

    次に「英語四技能」です。
    四技能とは「読む」「書く」「聞く」「話す」です。
    特に「話す」という部分をわずか二日間の試験期間で全受験生に行うのは非常に大変だということで民間試験の活用が行われます。

    2020年度から2023年度までは大学入試センターが作問し共通テストとして実施する試験と民間の資格・検定試験の両方を受験できます。
    そして、各大学はその両方あるいはいずれか一方を利用することができます。

    共通テストで行われる試験は、
    「筆記・リーディング」
    80分、「リスニング」60分(解答時間30分)と現行と変更はありません。

    ただし、共通テストの内容は大きく変更される可能性があります。

    以下の内容については確定しているわけではありません(20188月現在)が、まず、「筆記・リーディング」と「リスニング」の配点が現行は200点と50点ですが、これを均等配点にすることが検討されています。

    また、現在のセンター試験では「話す」「書く」の二技能を間接的に測るため発音・アクセント・語句整序問題が出題されていますが、
    民間テストでこの二技能を測ることができるためこのような問題の出題を取りやめとすることが検討されています。

    本番では、各大学が選抜に使う際に配点を変更することは可能ですが、センターの配点に則って選抜をする大学がたくさんありますので、受験生は今から情報にアンテナを貼っておくことが求められそうです。

    また、プレテストでは半数の生徒にはリスニングを2回読みしましたが、半数には1回読みしかしていません。
    出題内容も、日常生活・学校の中の場面が出題され、授業で討論や発表をする準備をさせという設定で資料を読ませるという問題も出題されていました。
    筆記問題では飲食店の口コミサイトへの投稿を題材にするなど、今までには見られない出題がされており、「時間が足りなかった」という声が非常に多かったようです。

    現在の高校2年生の皆さんが浪人してしまった場合どうなるのかについてですが、救済措置はありません。

    2
    つの試験を用意してもらえるわけでなく、浪人生も現役生と同じ試験を受けるということです。
    そうすると、現在の高校
    2年生の皆さんは受験の時に安全志向が強まるかもしれません。
    MARCHレベル、あるいはそれ以下の学校の難易度にも動きがあることが予想されます。
    いずれにしろ、多くの動きがあると思います。
    このような動きを「ピンチ」ととらえる向きもありますが、冷静に情報を得て、分析していれば「チャンス」にすることもできるかもしれません。今からじっくりと準備を進めていきましょう。

    英語の学習について

    リスニング、スピーキング、ライティングといったスキルは1日,2日でできるようにはなりません。
    難関大学レベルで通用する英語力となると、数年単位でのトレーニングが必要となるでしょう。
    もちろん、入試のためという意味もありますが、

    今後英語を使うことができないということが就職活動に響く可能性が大いに考えられます。

    そう考えるならば、早めに英語の勉強を開始しておくのが得策でしょう。
    当塾では、ネイティブ講師が教える英語指導も実施して、スピーキング、ライティングといった部分についても力を入れています。現状の英語の勉強にご心配の方はお気軽にこちらからご連絡ください。

    さて、続いて英語の成績提供システムの参加要件を現段階で満たしている民間試験をご紹介していきます。

    英語成績提供システムの参加要件を満たしている民間試験

    ケンブリッジ英語検定、TOEFL iBT、IELTS(IELTS Australia実施)、IELTS(ブリティッシュカウンシル実施)、TOEIC ® L&R S&W、GTEC、TEAP、TEAP CBT、実用英語検定(3級~1級)

    受験者は高校3年生の4月から12月間に受験した2回までの資格・検定試験の結果が大学に提供されます。
    成績は
    1,各試験のスコア(バンド表示もあり)、2,CEFRの段階別表示、3,合否
    が基本となります。

    L=リスニング、S=スピーキング、R=リーディング、W=ライティング

    ケンブリッジ英検

    年間実施回数 2~3回

    出題形式 L・R・W=紙・CBT、S=面接

    受験料 27000円(税込み)

    TOEFL iBT

    年間実施回数 40~45回

    出題形式 L・S・R・W=CBT

    受験料 235アメリカドル

    IELTS(ブリティッシュ・カウンシル実施)

    年間実施回数 40

    出題形式 L・R・W=紙、S=面接

    受験料 $235(L・R・W・S)

    ▶TOEFLについてはこちらの記事を参照してください

    https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/toefltaisaku/

    https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/toefl/toefl50-80/

    https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/toefl/toedl-over100/

    TOEIC 

    L&R

    年間実施回数 10

    出題形式 L・R=紙

    受験料 5725

    S&W

    年間実施回数 24

    出題形式 S・W=CBT

    受験料 10260

    GTEC

    年間実施回数 3

    出題形式 Core/Basic/Advancedタイプ L・R・W=紙、S=タブレット

         CBTタイプ L・R・W・S=CBT

    受験料 Core/Basic/Advancedタイプ 5040

        CBTタイプ 9720

    TEAP

    年間実施回数 3

    出題形式 L・R・W=紙、S=面接

    受験料 L・R・W・S=15000

    ▶TEAPについてはこちらの記事を参照してください

    https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/teap/

    TEAP CBT

    年間実施回数 4045

    出題内容 L・S・R・W=CBT

    受験料 15000

    英語検定

    年間実施回数 3

    出題内容 L・R・W=紙・CBT、S=面接・CBT

    受験料 25800円、準25200円(準会場は割引あり)

    ▶英語検定についてはこちらの記事を参照してください

    https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/

    大学受験改革と早稲田大学

    大学受験改革はセンター試験だけが変わるわけではありません。
    私立大学の入試にも大きな影響を与えます。
    早稲田大学は大学創立150周年を迎える
    2032年を見据えて中長期計画「Waseda Vision 150」を策定し、改革を進めています。
    その一環として
    20212月に行われる入試でも様々な改革が行われます。

    新センター試験施行と同時に変更される点は以下の通りです。

    【全学部】

    一般選抜(現在の一般入試)と大学入学共通テスト(現在のセンター試験)を利用した入試について

    現在行われている「知識」だけでなく「思考力・判断力」「表現力」を問う問題を今まで以上に工夫を加えて出題されます。

    さらに、Web出願時に「主体性」「多様性」「協働性」に関する経験を記入して出願します。これは、学校が作成する調査所に記入するものではなく受験生本人が文章を書くもの。複数学部に出願する場合、1回記入すれば大丈夫です。

    【政治経済学部】

    一般入試について以下のような配点となります。

    ① 大学入試共通テスト

    外国語・国語・数学A・選択科目(地歴公民、理科、数学Bから1科目)の4科目を受験し、各科目25点ずつに換算します。よって、この部分で100点満点となります。

    ② 英語外部検定と学部独自試験

    英語外部検定試験は30点程度、学部独自入試は1科目を90分で実施し70点程度とします。
    内容は日英両言語による長文を読んだうえで解答するもので論述解答も含むものの予定です。

    現在行われているセンター入試利用試験は大学入学共通テストを利用した入試として継続しますが、定員は50名(現在70名)に変更されます。

    【国際教養学部】

    一般入試について以下のようになります。

    ① 大学入試共通テスト

    国語・選択科目(地理歴史、数学A、数学B、理科から一科目)

    ② 英語外部検定試験

    スコア提出者に加点

    ③ 学部独自試験

    英語のみ

    配点等は2019年度の初頭に公開されます。また、センター利用入試は廃止されます。

    【スポーツ科学部】

    以下の3つの入試が行われます。すべて大学入学共通テストを受けなければなりません。

    ① 大学入学共通テスト2科目 + 学部独自試験(小論文)

    ② 大学入試共通試験4科目

    ③ 大学入学共通テスト3科目 + 競技歴調査書

    【文学部・文化構想学部】

    センター利用入試を廃止

    以上の内容で特に注目されているのは、政治経済学部で数学が必修科目になったことです。また、英語の外部試験は基本的に受験しなければならないものになってくるという点も気を付けてください。

    現在発表されているのは以上の内容ですが、今後も変更があるかもしれません。
    また、英語の外部テストですが基本的には大学入試共通テストと同じものが使えるようですが、この点は毎年のように変更があるので入試要項などを見て注意して準備をしてください。

    大学入試改革と慶應大学

    慶應大学はセンター試験が始まった時にいちはやくセンター試験に参加しました。
    第一回センター試験に慶應大学の法学部と医学部が参加したことは大きな影響を与えたといえるでしょう。

    しかし、慶應大学が当初目指していた効果が十分に得られないと判断したためか、慶應大学は徐々にセンター試験から撤退し、現在はセンター試験に参加はしていません。

    大学入試共通試験にも現在のところ参加するという情報はありません。また、英語の外部検定の活用も現状は特に発表されていません。

    そのような中で慶應大学がどのように大学入試改革の流れに加わってくるのかはこれから注目すべき点であるといえます。

2018年8月 合宿の報告

2018.08.29

2018年夏合宿! 2018年8月19日~22日に合宿を行い30名近くの生徒が参加してくださいました。浪人生(社会人含む)と現役生が6:4くらいの割合です。 夏休みはだらけてしまいがちなので、合宿で気を引き締めるという意味と、これまでの復習、本番に向けての演習を実施しました。 本合宿の目的 この合宿

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  • 2018年夏合宿!

    2018年8月19日~22日に合宿を行い30名近くの生徒が参加してくださいました。浪人生(社会人含む)と現役生が6:4くらいの割合です。

    夏休みはだらけてしまいがちなので、合宿で気を引き締めるという意味と、これまでの復習、本番に向けての演習を実施しました。

    本合宿の目的

    この合宿では「意義」と「目的」を設定いたしました。

    「意義」は、
    受験生にとって勝負となる夏期に学習リズムを崩すことなく(未だに自学リズムがとれていない人はこの合宿で身につける)ゴールに向けてどれだけ力を付けるかということです。

    「目的」は二つあります。

    一つは「苦手教科、科目の克服」です。事前にそれぞれ担当している講師からみなさんにこの夏に行ってほしい課題点をお聞きし設定しました。

    もう一つは、「理解できた!」「分かった!」という実感と気づきを得ることです。
    「この参考書をやった」「問題集をやった」といいますが、本当に理解できていますか?
    ただの「作業」になっていませんか。
    ただ覚えるだけの勉強から脱却することをもう一つの目的にしました。

    実施内容

    塾側で生徒の現状の進度に合わせて、生徒一人一人のカリキュラムを作成して、それに合わせて勉強を行いました。
    わからないことがあれば、
    先生がすぐそばにいて解き方を教えてできるようになるまで徹底指導を実施したため、生徒の理解の消化不良を即座に解決できるような合宿となりました。

    また、普段の勉強はできているのに・・実際のテストではできてないため成績がなかなか上がらなかったり、
    今年から勉強を始めめたのでまだ知識の使い方がわからないという受験生はまだまだ多数を占めています。
    そのため、センター形式のテストを利用した実践テストを行いました。これまで勉強してきたこと、合宿で勉強してきた成果がすぐ見えたため満足度は高かったようです。

    難関大学においても基礎が大事です

    基礎をただの丸暗記ではなく構造がどうなっているのか?、システムの中でどうなっているのかを理解することを促しました.。
    問題をただ丸暗記をしているだけでは、難関大学の入試でも対応できませんし、そもそも成績が上がりません。

    こうした無駄な丸暗記が発生しないように、基礎の徹底を図りました。

    当日の様子を写真でお伝えします

    合宿時の様子をお伝えします。
    *個人情報肖像権保護の観点から合宿参加者については画像加工の処理を施しています。

    合宿開始時に主任講師の青山が合宿の流れを説明しています。

    各々に与えられたカリキュラムをそれぞれこなしています。わからないことがあれば、すぐに先生が対応してくれました。

    グループでわかれて、少人数で各科目の指導を受けています。

    当塾の肝である計画を立てる部分を実践していただきました。

    最終日にはバーベキューをして、これまでの疲れを癒やしました。

    毎日の振り返り内容

    毎日学んだことを記載しましたので、生徒の学びを一部ご紹介します。考えてできる受験生になるためにどのようなことを行ったら良いのかを見ていただければと思います。

    最終日振り返り内容

    合宿の最終日にはこれまで学んだことを記載していただきました。学んだことを自分の言葉で表すことでさらなる定着ができました。評価については間違えて4をつけてしまっていた生徒も多数おりましたので、ご了承ください。

        

    総括

    一方的にただ授業を受けているだけではなく、生徒と先生の双方向で勉強を進めることができたこと、またアウトプットの機会を多く設けることで、学ぶ回数が多くなり、浮上のきっかけを掴むことができた生徒が多かったようです。
    今回の合宿を通して、さらなる飛躍を遂げることができたのであれば幸いです。

    今年の受験は、ここから後半戦に入ります。気を引き締めて勉強に向かっていただければと思います。

    また、これから当塾に入塾をご検討の方は一度カウンセリングにだけでも来て現状を把握してみるのも良いでしょう。成績を上がるための術を知り尽くした当塾では、短期間であっても成績浮上のきっかけをお伝えすることが可能です。お気軽にご相談ください。
    こちらからカウンセリングのお申込みができます。

    冬期の合宿についても実施がございます。参加、検討、お問い合わせがある方はお気軽にご連絡ください。

    よろしくお願い致します。

【使い方】ENGRAM2250|圧倒的に成績を伸ばす方法

2018.08.20

ページ目次参考書の特色1ランク成績を上げるための使い方この参考書によくある質問集 参考書の特色 対象者 世界史の基礎用語を短時間で満遍なく学びたい方 レイアウトは英単語ターゲット1900の世界史版のような感じで、シンプルかつコンパクトな一冊になっています。 余計な情報が入っていないため、短時間で幅広

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  • [toc]

    参考書の特色

    対象者

    世界史の基礎用語を短時間で満遍なく学びたい方

    レイアウトは英単語ターゲット1900の世界史版のような感じで、シンプルかつコンパクトな一冊になっています。
    余計な情報が入っていないため、短時間で幅広い知識を網羅できます。
    世界史をはじめて学ぶ人にとっては、効率よく大まかな内容を理解することができるでしょう。
    さくさく問題を解くことができるため、時間をかけて取り組もうとするよりかは、移動時間や勉強と勉強の間のすきま時間をうまく使うと良いです。

    レベルとしては学校の定期試験対策から難関大入試まで利用することができます。
    しかし、深い知識までは問われないため、この一冊だけでは難関私大や旧帝レベルの大学には太刀打ちできないでしょう。

    世界史の用語が全部で2250語あり人物や文化、王朝名など幅広い分野から必要最低限の単語が抽出されています。
    おおよそ年代順に並んでおり、その中でも必要な年号は赤字になっていて赤シートで隠せるようになっています。
    赤字の単語とは別にキーワードが載っているので、それらを関連付けて覚えると良いでしょう。

    使い方

    おすすめ使用期間

    1ヶ月~1ヶ月半

    まず赤字の単語に付随するキーワードを覚えます。
    この時、一度にすべてのキーワードを覚えようとせず、1語10秒で覚えるようにしましょう。
    次に、赤シートを利用して赤字の単語を隠し、キーワードをヒントにその単語を導きます。この時、「年代注意」のアイコンが付いている場合は年代も合わせて覚えましょう。最後に、右ページの例文を活用します。キーワードと、例文の赤字から空欄の語を導き出すことができたら、赤シートで例文の赤字も隠し、キーワードだけでそれらも導けるようになれば完璧です。

    一問一問に時間をかけてはいけません。はじめのうちは、わからなければすぐに答えを見てその場で暗記することを心がけましょう。短時間で多くの単語を繰り返し見ることが大切です。

    1ランク成績を上げるための使い方

    赤字の単語の入試頻度が3段階で表示されており、★の数が多いほど、入試で出題されることの多い用語です。また、入試出題頻度もA・B・Cの三段階で示されています。はじめて世界史の勉強に取り組む方にとっては、全てを一度に暗記していくのは難しいため、まずは出題頻度が高いものから取り組むほうが効率が良いです。

    注意マークとして、「地図注意」「年代注意」「資料注意」の3つがあります。それぞれ歴史上の重要年代、地図問題の出題注意、資料問題の出題注意、となっているため、教科書・資料集等で地図の位置や写真などを確認しておく必要があります。

    この参考書によくある質問集

    ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
    platon1解答はプラトン先生にお答えいただきます。

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問1"]用語集と一問一答集のメリット・デメリットはなんですか。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]用語集は網羅性が高く、用語の多面的な面が説明されていますが、文章量が莫大なため通読には適さないです。一方で、一問一答集はスピーディーな学習は期待できますが、知識が単線的になりやすいです。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitow1.gif" name="質問2"]この本の後に過去問演習に入っても大丈夫でしょうか。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]この本はあくまで基礎的な知識を広く浅くつけていくものなので、過去問演習をするレベルまでは到達できません。これである程度の知識を身につけたら、まずは他の問題集で問題演習を行いましょう。[/speech_bubble]

【使い方】佐藤ヒロシの英語長文[マーク式]が面白いほどわかるスペシャルレクチャー|圧倒的に成績を伸ばす方法

2018.08.16

ページ目次参考書の特色使い方1ランク成績を上げるための使い方この参考書によくある質問集 参考書の特色 対象者 中堅~難関私大、一部国立などの過去問で点数をあげたい人。 マーク式と書いてありますが、センターレベルではなく、扱う問題はMARCHや早慶です。 単語や文法、英文解釈など、ある程度の基礎を身に

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  • [toc]

    参考書の特色

    対象者

    中堅~難関私大、一部国立などの過去問で点数をあげたい人。

    マーク式と書いてありますが、センターレベルではなく、扱う問題はMARCHや早慶です。

    単語や文法、英文解釈など、ある程度の基礎を身につけた状態で取り組むと効果があります。
    内容としては、空所補充・内容判定・指示語・タイトル選択・英問英答・下線部内容説明・脱文挿入と、マーク式でも様々な種類の問題が入り混じっています。
    それぞれの問題形式に合わせた解法のアプローチを扱っており、問題を解く上でのポイントが随所に散りばめられています。
    一問一問の解説がシンプルな構成でかつ手厚いため、読解をする上で必要な知識を無駄なく明確に理解することができるでしょう。

    問題と解答が分かれており、問題は全部で12題あります。
    round0から始まり、ここでは18題の例題を通して各ジャンルの問題形式の解法と説明が大まかに示されています。
    round1からround12まではパラグラフごとに説明がなされており、基本的な文法内容や構文内容が網羅的に解説されています。

    使い方

    おすすめ使用期間

    2ヶ月~2ヵ月半程度

    単語や文法などある程度の基礎知識を身につけてから、使用しましょう。
    まず問題を解き始める前にround0の説明を読んでください。読解は闇雲に解くものではありません。解く際に意識すべき事項はたくさんあります。
    何を意識して読解をすれば良いのかをここで明確にしましょう。
    次に問題を解きはじめてください。問題を解く際、round0で得た知識を意識しながら解くことを心がけてください。問題を解き終えたら、答え合わせをして、自分が答えを導きだしたプロセスと解答のプロセスを見比べましょう。

    解けなかった問題は特に、どの原理を使えば解けるのかを確認し、解答の根拠を明確にしてください。解答の根拠を把握することによって、読解の速度・解答の正確性が上がります。

    1ランク成績を上げるための使い方

    読解をする際は緩急をつけて読むことが大切です。
    淡々と文章を読むのではなく、パラグラフごとにどんな内容の文章なのか簡単にまとめられるようにしましょう。大抵の場合1パラグラフ1メッセージあります。
    パラグラフごとに内容をつかむことによって、全体の内容をつかみやすくなりますし、内容一致の際にも役立ちます。

    この参考書によくある質問集

    ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
    解答はブタトン先生にお答えいただきます。

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問1"]1問1問に対して動画講義が長いため、時間がかかってしまいます。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]すべての動画講義を見る必要はなく、解けなかった問題や時間がかかった問題のみ確認する方法がいいかと思います。またyoutubeの動画再生では再生速度を変えることができるため、早回しで見るのも一つの手段です。[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitow1.gif" name="質問2"]この問題集が解けるレベルであれば過去問を解いても大丈夫ですか?[/speech_bubble]
    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="R1" icon="platon1.jpg" name="プラトン先生"]レベルによりますが、この問題集が解けるレベルなら多くの大学の入試問題に手を付けられる状態になっていると思います。その場合、他の科目に時間が必要であれば、さらに高いレベルの問題集を仕上げるよりも他の科目に時間を使い、物理の演習は過去問で行う方がいい場合が多いです。[/speech_bubble]

慶應義塾大学商学部 | 偏差値30から本番で圧勝するための徹底対策

2018.08.16

ページ目次慶應義塾大学商学部の特徴慶應商学部の入試動向慶應商学部の受験科目と配点商学部生の学生生活について慶應商学部の科目別対策慶應義塾大学 商学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします 慶應義塾大学商学部の特徴 1〜2年次は日吉キャンパスで一般教養や英語などの基礎科目を学び、3〜4年次は三田キ

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  • 慶應義塾大学商学部の特徴

    1〜2年次は日吉キャンパスで一般教養や英語などの基礎科目を学び、3〜4年次は三田キャンパスで専門分野についての学びを深める。主に「経営学」「会計学」「商業学」「経済と産業」の4つに分類され、その中でも特に経済学には力を入れているようだ。必修科目は少ないが、1〜2年次で基礎を身につけていないと、3〜4年次で苦労する。

    [toc]

    慶應商学部の入試動向

    A方式の倍率

    [keio-sho-a-bairitu]

    A方式の合格最低点

    [keio-sho-a-gokakusaitei]

    B方式の倍率

    [keio-sho-b-bairitu]

    B方式の合格最低点

    [keio-sho-b-gokakusaitei]

    慶應商学部の受験科目と配点

    A方式 英語200点、数学100点、日本史・世界史・地理(うち1つ)100点の計400点

    B方式 英語200点、日本史・世界史・地理(うち1つ)100点、論文テスト100点の計400点

    となっています。

    商学部生の学生生活について

    当塾の講師や学生講師、学生インタビューなどから得た貴重な大学での学生生活の情報をお伝えしていきます。

    他学部学生A

    商学部はチャラい人が多いと言われているけど、私の知る男友達2人はコーヒーと料理をこよなく愛する穏やかな人物である。みんな要領が良い!

    慶應商学部の科目別対策

    [su_row]

    [su_column size="1/2"]

    eigo

    英語対策はこちら

    [/su_column]

    [su_column size="1/2"]

    syakai

    日本史対策はこちら

    世界史対策はこちら

    地理対策はこちら

    [/su_column][/su_row] [su_row]

    [su_column size="1/2"]

    sugaku

    数学対策はこちら

    [/su_column]

    [su_column size="1/2"]

    kokugo

    ▶小論文対策はこちら 

    [/su_column][/su_row]

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【使い方】登木健司 難関大英語長文講義の実況中継|圧倒的に成績を伸ばす方法

2018.08.10

ページ目次登木実況中継の特色登木実況中継のレベル登木実況中継の使い方登木実況中継の1ランク成績を上げるための使い方登木実況中継の参考書によくある質問集 登木実況中継の特色 登木実況中継は、早慶志望の生徒におすすめの長文読解教材です。難関大学レベルの英文を使用し、文構造から内容を丁寧に解説しています。

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  • 登木実況中継の特色

    登木実況中継は、早慶志望の生徒におすすめの長文読解教材です。難関大学レベルの英文を使用し、文構造から内容を丁寧に解説しています。パラグラフごとの要約や論理的思考力が身につき、読解力が確実に向上します。文構造と背景知識の習得に重点が置かれており、難関大学入試に対応できる読解力が養成できる教材です。

    レベルは高いので早慶志望でもある程度英語ができる生徒でないとおすすめはできません。GMARCH志望であれば実施する必要はありません

    [toc]

    登木実況中継の対象者

    ある程度英文読解の実力がついている方で、科学・宗教・哲学などの難解なテーマを精読したい人。

    早慶や旧帝国大学といった難関大レベルになると扱うテーマが難しく、単に訳すだけでは理解することができません。
    この教材はそうした問題を解決すべく、文章の論理構造から文全体の内容を理解できるようになっています。

    扱うテーマも哲学・思想といった抽象度の高い、難しい問題ばかりで実践的な演習ができるでしょう。

    難関大学で出題された英文にこれ以上ないくらいに詳細な文構造の解説があるため、構造や文法から文章を読めるようになります。

    また、「早慶上智ワード」という長文の展開を予測するカギとなる重要語句が整理されているページもあり、ここに掲載されている単語やフレーズをまとめておくとなお良いです。
    レベルとしては私立であればMARCH・関関同立~理科大・早慶上智レベル、国公立であれば地方国立大~旧帝大レベルまでを対象としています。

    問題は全部で11講あり、パラグラフごとに構造とその他の文法的な説明が書かれています。

    「読解の思考回路」という欄では難関大学の長文を解くのに必要な「アタマの働かせ方」についての解説が載っており、読解をするにあたっての注意点を確認できます。

    早慶レベルとなると頭の働かせ方と知識量の二つの力必要になりますよ。

    登木実況中継のレベル

    この教材のレベルはかなりレベルが高いです。
    基本的な英単語帳をクリアしていて、GMACHレベルの長文であればすぐに読めるような

    長文読解力、構文把握力といった基礎学力が必要です。

    もしそのレベルに達してない・・というのであれば、無理にこの参考書を実施する必要はありません。

    まずは、The Rulesやポラリスといった長文問題集をやっておくと良いでしょう。

    定番の基本長文参考書

    1,2の違い

    登木先生の実況中継は1,2とありますが、下記で良いでしょう。

    • 私大受験者→1巻のみ
    • 国立受験者→2巻のみ

    時間的制約がないのであれば、早慶志望者も2巻をやってみると良いでしょう。

    登木実況中継の使い方

    おすすめ使用期間:1ヶ月~1ヶ月半

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="問題を解く"]まずは問題を解きましょう。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="解説の確認"]問題を解き終わったら、答えあわせ[/ti]
    [ti label="STEP3" title="パラグラフごとに構造、要約の確認"][/ti]
    [ti label="STEP4" title="背景知識のチェック"]問題を解く際にどのような背景知識が足りなかったのかを確認[/ti]
    [/ptimeline]、

    一文一文の文構造を理解することは非常に大切です。根気のいる作業ですが、しっかりと理解できるようにして下さい。

    取り上げた英文のテーマの説明や、現代文・小論文からの視点からも解説されています。
    難関大学のハイレベルな文章を解く際は、ある程度背景知識と論理的思考を理解しているだけで取り組みやすさが変わります。
    問題を通して、これらの知識や論理的思考も一緒に把握しておきましょう。

    登木実況中継の1ランク成績を上げるための使い方

    この本は、文構造の説明がしっかりと書いてあるので、構造の理解は完璧にしてください。
    難解な英文ほど把握しにくい構造をとり、正確に和訳することが困難となります。svcだけでなく、単語がそれぞれ何を修飾しているか、自動詞か他動詞かまでを理解することで文章を本当に理解したといえます。
    これらは、ハイレベルな英文をスムーズに読む上で非常に役立つので意識して取り組みましょう。
    また、「早慶上智ワード」も汎用性の高いものとなっているので、書き出してみてください。

    登木実況中継の参考書によくある質問集

    ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitom1.gif" name="質問1"]問題はどのくらいで解けば良いですか。[/speech_bubble]

    短い問題は10分程度、長い問題は30分程度で設問に答えましょう。そのあと、時間無制限で、設問以外の箇所も、参考書等を活用してじっくり調べて読んでください。

    [speech_bubble type="ln-flat" subtype="L1" icon="seitow1.gif" name="質問2"]この本の後に過去問演習に入っても大丈夫でしょうか。[/speech_bubble]

    過去問演習に取り組んでも良いですが、この本の復習もしっかりすることが大切です。

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【高3】学年が変わったけど何も変えられない・・・

2018.04.19

Q:4月になり学年が変わりました。学年が変わると、いままでより勉強が大変になるといわれます。勉強をしなくちゃと思っているのですが、何をしたらいいのかがよくわかりません。受験勉強はまだ先ですが、今何を勉強したらいいんでしょうか。 ACADEMIA’S ANSWER A:まず、何かやってみま

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  • Q:4月になり学年が変わりました。学年が変わると、いままでより勉強が大変になるといわれます。勉強をしなくちゃと思っているのですが、何をしたらいいのかがよくわかりません。受験勉強はまだ先ですが、今何を勉強したらいいんでしょうか。

    ACADEMIA’S ANSWER

    A:まず、何かやってみましょう。その時に、目標を立ててみましょう。

    学年が変わったからといって、すぐに何かが変わるということはありません。自分で変えていかなくてはいけないのです。でも、勉強って難しいですよね。勉強するって言われても、何をしていいかわからない。学校の宿題といっても今までだってやっているし・・・。

    では、どうすればいいのかというと、今までやっていなかったことを一つ見つけてください。やっていないまま放置してある問題集。本屋さんで見つけた参考書。なんでも構いません。まず、それをやってみましょう。その時に、目標を立てます。「この問題集を1ヶ月で全部解いてみる」「この参考書を1ヶ月で全部読む」そのようなもので構いません。そして、それに向けて努力してみましょう。

    これができたら次の段階です。目標に「これができるようになる」を入れてみてください。「この問題集を1ヶ月で全部解いてみる。全てのページで70%以上正解するようにする。」「この参考書を1ヶ月で全部読む。各章が終わった時に内容を自分で説明できるようにする。」などです。

    くれぐれも、高すぎる目標は立てないでください。まず、このようなことから始めてください。

    受験勉強の場合は、最後のハードルの高さが決まっています。そこにたどり着くまでを逆算してやることを決めて行くことも必要です。しかし、まだ受験生で内容ですので、「目標を立てて努力する」ということから始めてみてください。

    もちろん、参考書や問題集が良質のものであればいうことがありません。インターネットで調べたり、友人や先生に聞いてみてもいいと思います。当塾のサイトも参考になると思います。

    まずは、「やってみる」ことから始めてみましょう。


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