方針の立て方 接線については「曲線が接する」の定義通り,接線が一致することを利用する.そのため,接線を求めていく.後は基本的な解法に従えばよいため,特筆事項なし. 解答例 (36)…… (37)(38)…… (39)(40)…… (41)…… (42)(43)…… (44)(45)…… (46)……
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- 方針の立て方
 接線については「曲線が接する」の定義通り,接線が一致することを利用する.そのため,接線を求めていく.後は基本的な解法に従えばよいため,特筆事項なし.解答例 
 (36)…… 
 (37)(38)…… 
 (39)(40)…… 
 (41)…… 
 (42)(43)…… 
 (44)(45)…… 
 (46)…… 
 (47)…… 
 (48)(49)…… 解説 
 ○ ((36)~(38)について) ((36)~(38)について)
  と と の接点を の接点を とする. とする.
  より,点 より,点 での接線は, での接線は, である. である.
  より,点 より,点 での接線は, での接線は, である. である.
 これらが一致するので,
  
 また,点 は は 上の点のため, 上の点のため, が成り立つ.これらより, が成り立つ.これらより, と と を消去すると, を消去すると,
  ……(答) ……(答)○  の範囲((39)と(40)について) の範囲((39)と(40)について)
 まず, より, より,
  
 次に,接点の 座標について, 座標について,
  
 であり,これは正でなくてはならないから,
  
  に注意して解くと, に注意して解くと,
  ……(答) ……(答)○  と と の交点のx座標((41)~(43)について) の交点のx座標((41)~(43)について)
  
  ……(答) ……(答)○領域の面積((44)~(49)について) 
 ![Rendered by QuickLaTeX.com \int_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}\left(q-x^2\right)dx=\int_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}\left\{\left(r+\frac{1}{2}\right)^2-x^2\right\}dx=\left[\left(r+\frac{1}{2}\right)^2x-\frac{1}{3}x^3\right]_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}=\frac{4}{3}r^3+2r^2+r+\frac{1}{6}](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAAAmgAAABZAQAAAACiLeXFAAAAAnRSTlMAAHaTzTgAAAAcSURBVBgZ7cEBAQAAAIKg/q92SMAAAAAAAADgRhseAAEu52/QAAAAAElFTkSuQmCC) ……(答) ……(答)

 
				
			 
		









 ((36)~(38)について)
((36)~(38)について) と
と の接点を
の接点を とする.
とする. より,点
より,点 である.
である. より,点
より,点 である.
である.
 が成り立つ.これらより,
が成り立つ.これらより, と
と を消去すると,
を消去すると, ……(答)
……(答) の範囲((39)と(40)について)
の範囲((39)と(40)について) より,
より,
 座標について,
座標について,

 に注意して解くと,
に注意して解くと, ……(答)
……(答) の交点のx座標((41)~(43)について)
の交点のx座標((41)~(43)について)
 ……(答)
……(答)![Rendered by QuickLaTeX.com \int_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}\left(q-x^2\right)dx=\int_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}\left\{\left(r+\frac{1}{2}\right)^2-x^2\right\}dx=\left[\left(r+\frac{1}{2}\right)^2x-\frac{1}{3}x^3\right]_{-\left(r+\frac{1}{2}\right)}^{r+\frac{1}{2}}=\frac{4}{3}r^3+2r^2+r+\frac{1}{6}](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-94aeca5089102bd3c6cc95fc6a86c7e9_l3.png) ……(答)
……(答)
 の値によって,断面の様子が違うことは実際に
の値によって,断面の様子が違うことは実際に のときの図形と
のときの図形と のときの図形を描いてみると分かる(本問のように,パラメーターの範囲が定められているときは,範囲の両端のときを考えると分かりやすいことが多い).答えの表式から,場合分けの両方をやらなくても答え自体は求められる.本当は場合分けの両方を検証せねばならないが,穴埋め式の問題のため,本番では片方だけやって,穴を埋めることで時間を節約する.
のときの図形を描いてみると分かる(本問のように,パラメーターの範囲が定められているときは,範囲の両端のときを考えると分かりやすいことが多い).答えの表式から,場合分けの両方をやらなくても答え自体は求められる.本当は場合分けの両方を検証せねばならないが,穴埋め式の問題のため,本番では片方だけやって,穴を埋めることで時間を節約する.





 は3点
は3点 を通る平面である.この平面と直方体の断面を考えると,
を通る平面である.この平面と直方体の断面を考えると, の前後で場合分けが生じると分かる.
の前後で場合分けが生じると分かる. のとき,
のとき, を頂点とする五角形である.
を頂点とする五角形である. を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
 を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
 を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,

 のとき
のとき を頂点とする五角形である.
を頂点とする五角形である. を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
 を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
 を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,
を頂点とする三角形の面積は,空間ベクトルによる三角形の面積公式より,

 ……(答)
……(答) と平面
と平面

 であり,
であり, となるのは,
となるのは, のとき.増減表を描くと,
のとき.増減表を描くと,








 のときに最大となり,このとき,
のときに最大となり,このとき, である……(答)
である……(答)




 であり,後から加えられたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は
であり,後から加えられたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は である.これらは独立であるため,後から加えられた黒ボールを取り出す確率は,
である.これらは独立であるため,後から加えられた黒ボールを取り出す確率は, となる.
となる. ……(答)
……(答) であり,最初からEに入っていたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は
であり,最初からEに入っていたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は となる.
となる. であり,交換によってEに入ってきたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は
であり,交換によってEに入ってきたボールの中から1個のボールを取り出したときに,それが黒ボールである確率は となる.
となる. である.この確率を
である.この確率を とおく.
とおく.
 とおく.
とおく.
 とおく.
とおく. ……(答)
……(答)
 の式に書き換える.後は,答えに当たり(
の式に書き換える.後は,答えに当たり( )をつけて,それが①~⑤の全ての条件を満たすこと(というより反しないこと)を確認すればよい.入試数学のよくある手法として,直観的に答えを予想して,それが適することを確認するという解法(解けない漸化式で一般項を予測して数学的帰納法で示すなどもその一例)がある.
)をつけて,それが①~⑤の全ての条件を満たすこと(というより反しないこと)を確認すればよい.入試数学のよくある手法として,直観的に答えを予想して,それが適することを確認するという解法(解けない漸化式で一般項を予測して数学的帰納法で示すなどもその一例)がある. を代入してみよう.例えば
を代入してみよう.例えば (十分小さい値であれば
(十分小さい値であれば でも何でも良い)を代入すると,
でも何でも良い)を代入すると, となってしまい,なぜ不適かが分かり,解法が思いつくだろう.
となってしまい,なぜ不適かが分かり,解法が思いつくだろう.

 となる.
となる. は第一式と第五式を満たすので適当である.また,このときB氏とC氏の分配額が最高値のため,A氏の分配額は最小となる.
は第一式と第五式を満たすので適当である.また,このときB氏とC氏の分配額が最高値のため,A氏の分配額は最小となる.



 であり,
であり, を代入すれば,
を代入すれば,
 の値は
の値は であり,
であり, の範囲は
の範囲は である.……(答)
である.……(答)
 の場合を除けば)三次関数の最大最小問題なので,極値と端点のみを考察すればよいと考える.係数が文字であるため,極値が存在するか否かを考慮しなければならないことに注意.
の場合を除けば)三次関数の最大最小問題なので,極値と端点のみを考察すればよいと考える.係数が文字であるため,極値が存在するか否かを考慮しなければならないことに注意.




 ((65)~(80)について)
((65)~(80)について)

 の極値が
の極値が に存在する条件は,「
に存在する条件は,「 かつ
かつ 」
」 である.
である. 以下となるのは,「(極大値)
以下となるのは,「(極大値) かつ
かつ 」が満たされれば必要十分.
」が満たされれば必要十分. より,「(極大値)
より,「(極大値)
 と合わせれば,
と合わせれば, ……(答)
……(答) または
または に存在する条件は,「
に存在する条件は,「 かつ
かつ 」
」 である.
である. ,
, より,
より,
 と合わせれば,
と合わせれば, ……(答) ※(ⅰ)が解ければ解答番号から答えは解かずして分かる.
……(答) ※(ⅰ)が解ければ解答番号から答えは解かずして分かる. または
または ……(答) ※(ⅰ)が解ければ解答番号から答えは解かずして分かる.
……(答) ※(ⅰ)が解ければ解答番号から答えは解かずして分かる.
 軸での対称性から,
軸での対称性から,![Rendered by QuickLaTeX.com 2\left[\int_{0}^{\frac{1}{2}}\left\{3p+1-\left(3p-1\right)\right\}dp+\int_{\frac{1}{2}}^{1}\left(3p+1-4p^3\right)dp\right]=2\left\{\left[2p\right]_0^{\frac{1}{2}}+\left[-p^4+\frac{3}{2}p^2+p\right]_{\frac{1}{2}}^1\right\}=\frac{27}{8}](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-f56368e0ec425cd83fbebcfd5460687d_l3.png) ……(答)
……(答) 円を考え総和を取ればよい.あとは,その確率が0.5以上となるときを解析すれば解答にたどりつく.
円を考え総和を取ればよい.あとは,その確率が0.5以上となるときを解析すれば解答にたどりつく. という具体的に数値を書き下すのは現実的に困難な値があるが,解答で求められているのが小数第1位までのため厳密な数値は必要ないと判断する.本解説ではその件を丁寧に論述したが,本番では途中経過は求められないため,直観的に
という具体的に数値を書き下すのは現実的に困難な値があるが,解答で求められているのが小数第1位までのため厳密な数値は必要ないと判断する.本解説ではその件を丁寧に論述したが,本番では途中経過は求められないため,直観的に は殆ど無視できると考え,4.0と即答してもよいだろう.
は殆ど無視できると考え,4.0と即答してもよいだろう. 

 ……(答)
……(答) の範囲で考える.
の範囲で考える. 円(
円( )となる確率は,
)となる確率は, 回目で裏が出す確率と等しく,
回目で裏が出す確率と等しく, .
.
 .
. より,上記不等式を満たす最小の
より,上記不等式を満たす最小の ……(答)
……(答)




 より
より
 より,
より, となる.
となる.
 の範囲((31)~(34))については,
の範囲((31)~(34))については, の面積とその最大値((35)~(56))については典型的な問題であるため,特筆事項なし.
の面積とその最大値((35)~(56))については典型的な問題であるため,特筆事項なし.





 の切片に当たる.線分
の切片に当たる.線分 の接線となるとき.
の接線となるとき. より,直線
より,直線 となる.このとき直線
となる.このとき直線 は,
は,
 ……(答)
……(答) と
と ,
, の座標は,
の座標は, ,
,

 の長さは,線分
の長さは,線分 と直交することより,点
と直交することより,点 より,
より, であることに注意すると,
であることに注意すると,
 ……(答)
……(答) とおくと,
とおくと, となる.
となる.




 のときに,最大値
のときに,最大値 となる.……(答)
となる.……(答) となる
となる を用いて
を用いて と表される自然数をそれぞれ考察することで,
と表される自然数をそれぞれ考察することで, が奇数であることから
が奇数であることから となる
となる を考察する.その後
を考察する.その後 は偶数だから……といった具合に,どんどん考察する自然数を小さくしていく.
は偶数だから……といった具合に,どんどん考察する自然数を小さくしていく. 
 は自然数かつ
は自然数かつ ……(21)
……(21) より,
より, ……(22)
……(22) である.
である. .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は奇数であり,
は奇数であり, となる
となる である.
である. .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は偶数であり,
は偶数であり, .
. は奇数であり,
は奇数であり, となる
となる である.
である. .
. ……(答)
……(答)


 のもとで,これを解くと,
のもとで,これを解くと, .
. 4寸……(答)
4寸……(答)
 寸離れている……(答)
寸離れている……(答) 寸と分かる.
寸と分かる.
 寸
寸
 寸……(答)
寸……(答)

 と
と の関係を問われているため,
の関係を問われているため, が必要だと分かるため,部分積分の際に
が必要だと分かるため,部分積分の際に の項を微分すればよいと分かる.
の項を微分すればよいと分かる. や
や まで下げる解法は頻出のためおさえておこう.
まで下げる解法は頻出のためおさえておこう. で考える.(※
で考える.(※ を直接示す方針でも間違いではないが,はさみうちの原理が使いにくくなる.)変形をしていくと
を直接示す方針でも間違いではないが,はさみうちの原理が使いにくくなる.)変形をしていくと の評価が必要になる.一項差のため,まずは前問(2)の結果を使おうと試みるが,前問は積(二項の掛け算)の形であるため使えない.そこで,(1)の(シ)の結果なら,分数の形を作り出せると考え,
の評価が必要になる.一項差のため,まずは前問(2)の結果を使おうと試みるが,前問は積(二項の掛け算)の形であるため使えない.そこで,(1)の(シ)の結果なら,分数の形を作り出せると考え, か
か に変形することを考える.
に変形することを考える. のままでは解法が思い浮かばないため,一先ず変形して
のままでは解法が思い浮かばないため,一先ず変形して とする.二項の掛け算の形が出てきているため,(2)の結果を使うという方針が立つ.(※(2)の結果をここまで使っていないので,(2)の結果を使うのではと疑うことでも方針が立つ.)
とする.二項の掛け算の形が出てきているため,(2)の結果を使うという方針が立つ.(※(2)の結果をここまで使っていないので,(2)の結果を使うのではと疑うことでも方針が立つ.)



 の範囲で,
の範囲で, であるから,
であるから, であり,積分区間
であり,積分区間



 が1に収束することに他ならない.
が1に収束することに他ならない.


 ……(答)
……(答)![Rendered by QuickLaTeX.com a_n=\int_{0}^{1}\left(1-x^2\right)^\frac{n}{2}dx=\int_{0}^{1}{\left(x\right)^\prime\left(1-x^2\right)^\frac{n}{2}}dx=\left[x\left(1-x^2\right)^\frac{n}{2}\right]_0^1-\int_{0}^{1}{x\cdot\frac{n}{2}\left(1-x^2\right)^\frac{n-2}{2}\cdot\left(-2x\right)}dx=n\int_{0}^{1}{x^2\left(1-x^2\right)^\frac{n-2}{2}}dx](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-3383a4e3a41de53f568ac6beddb7b89b_l3.png)


 ……(答)
……(答)

![Rendered by QuickLaTeX.com a_2=\int_{0}^{1}\left(1-x^2\right)dx=\left[x-\frac{1}{3}x^3\right]_0^1=\frac{2}{3}](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-51f21a987383ce008efb040f68ef1b5f_l3.png)



![Rendered by QuickLaTeX.com a_0=\int_{0}^{1}1dx=\left[x\right]_0^1=1](https://hiroacademia.jpn.com/wp/wp-content/ql-cache/quicklatex.com-f9260d35ba38b34bd71df0eaa096133d_l3.png)

 ……(答)
……(答)
 ……(答)
……(答)