過去形の特徴 過去の出来事=終わってしまったことを表すときに、過去形を使います。 そして、現在形と同じように4つの時制があります。 時制の名称の「現在」→「過去」に置き換えてみると、 単純過去形、過去進行形、過去完了形、過去完了進行形 の4つになります。 単純、進行形、完了形、完了進行形、それぞれの
- …続きを読む
-
過去形の特徴
過去の出来事=終わってしまったことを表すときに、過去形を使います。
そして、現在形と同じように4つの時制があります。
時制の名称の「現在」→「過去」に置き換えてみると、
単純過去形、過去進行形、過去完了形、過去完了進行形 の4つになります。
単純、進行形、完了形、完了進行形、それぞれの使い方や違いは、現在形(「感覚で覚えよう」)のときと同じような感覚で考えてください。
単純過去形 = 決まっていたこと、繰り返されたこと、習慣でしていたこと
過去進行形 = 過去の一時点(yesterday, 3 hours ago, when I came backなど、過去の時を表す言葉(副詞)で通常特定されます)に行動が行われている=進行していること
過去完了形 = 過去において、それまでの時間的な継続のニュアンスが入ること
現在完了進行形 = 過去の一時点に進行していること+それまでの時間的な継続
ただし、単純過去形、過去完了形に関して注意があります。
まず、単純過去形についてです。
「子どものころは、中国に住んでいた。」
I lived in China in my childhood.
「住んでいた。」というのは、「過去」において決まっていること、繰り返されること、習慣ですることなので、単純過去形です。
それに加えて、「今日は朝6時に起きた。」
I got up at 6 this morning.
「先週ディズニーランドへ行った。」
I went to Disney Land last week.
「起きた」「ディズニーランドへ行った」という過去の一時点に行った行為を表すのも単純過去形です。
過去の一時点というように例文も「今朝」「先週」とその時を表す部分(副詞)がついていますね。
(*その時点が前後の流れから明らかな場合は、特につけないこともあります)過去に行った行為であって、その時に進行していることを表してはいません。
次に、過去完了形についてです。
過去完了形はそもそも、過去よりもさらに過去のことを表したいときに使う、と覚えておいてください。
そのため、過去完了形は 大過去 と呼ばれたりもします。
⇒
「車の修理をしてから、ドライブに行った。」
After we had got the car fixed, we went for a drive.
車を修理 ⇒ ドライブに行った
過去完了形 過去
(大過去)
「ドライブに行った」というのは、既に終わった過去のことです。「車を修理した」のはそれよりも前(過去よりも前=大過去)なので過去完了形になります。
未来形も4つの時制
同じように未来形にもある4つの時制、もうわかりますね。
単純未来形、未来進行形、未来完了形、未来完了進行形 です。
これら未来時制のそれぞれの使い方や違いも、現在形のときと同じような感覚で考えてください。
単純未来形の表現はいろいろ
未来形は、これから起こること=未来に起こることを表現するものです。
単純未来形は一つの表現方法だけではありません。
未来に起こるであろう確実さや期待、即時性などによってその表現が変わってきます。
ここで、2つの違う単純未来形の表現を見てみましょう。
「明日、お医者さんに診てもらうわ。」
【心の中の声】
心の声の様子では、まだはっきりとはわかりません。そのような場合は、
I will see my doctor tomorrow. とwill を使います。
一方、
「明日、お医者さんに診てもらうわ。」
【心の中の声】
すでに予約を入れたのなら、必ず行くつもりです。そのような場合は、I am going to see my doctor tomorrow. といったbe going to を使います。
その時の文章の書き手の考えによって、2つを使い分けしていきましょう。