塾には様々な形態があります。 どのような形態が自分に向いているのか、その形態の塾を選ぶときの注意点などをまとめてみました。 ① 集団指導塾 一番オーソドックスなイメージの塾かも知れません。 黒板があり、先生がいて、たくさんの生徒が授業を聞いているという塾です。 先生は教え方も上手ですし、話も面白い。
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- 塾には様々な形態があります。
どのような形態が自分に向いているのか、その形態の塾を選ぶときの注意点などをまとめてみました。
① 集団指導塾
一番オーソドックスなイメージの塾かも知れません。
黒板があり、先生がいて、たくさんの生徒が授業を聞いているという塾です。
先生は教え方も上手ですし、話も面白い。何をすればいいのかも教えてくれます。ただし、注意点は「何をすればいいのか」はあなた向けですか?
どうしても、全体に対する発信になってしまいますので、完全に自分にカスタマイズされていません。
また、あなたは先生に質問はに行くことはできますか?
質問ができない理由は二つあります。一つはそもそも先生が空いていない場合です。
授業が終わったらすぐに次の授業が始まってしまうのでは質問はできません。このような塾・予備校は避けたほうがいいですね。
一方、あなたが積極的に質問に行けない性格である場合、集団指導は向いていないかもしれません。質問というのは勉強方法、やるべきことも含みます。集団指導の場合どうしても自己管理がある程度できなければならないことは肝に銘じましょう。
ただし、同じ教室で競い合う仲間がいるということはモチベーションになります。自分と周りを比べて、よりやる気が出るということもあるでしょう。
これが最大のメリットかも知れません。②個別指導塾
先生と1対1、1対2などで教えてもらう塾です。
最大の特徴は先生が生徒のことをよく把握して授業をしてくれる点です。カリキュラムも一人一人の生徒向けですし、課題もその生徒向けに出します。課題のチェックなども全部してくれます。忙しい生徒ならば、時間の融通も利くのはとても大きな利点でしょう。
質問もできないということはないでしょう。一方、競い合う仲間がいないという点はデメリットです。
自分がどのくらい頑張っているのかがわかりづらくモチベーションを保ちづらいかもしれません。
また、集団指導で自分のレベルより高いものを受けているからがむしゃらになって勉強できるということもあるかもしれません。自分向けのカリキュラムが甘えになってしまってはいけません。そのような点も含めてしっかりと先生と話し合って進めていければ個別指導は大きな力を発揮します。③映像授業
有名な先生の授業を映像で見る形式です。
有名な先生ですからわかりやすい授業ですし、それが映像でできているわけですからテロッ
プもあり、動画もあり、大変わかりやすくできています。繰り返し見ることもできます。時間の融通も利きます。
しかし、ともすると分かったつもりで終わってしまうこともあります。
上手な授業というのはわかったつもりになるだけで、そのあとの復習がおろそかになることも多々あります。
また、映像授業の内容で分からないことがあった時に質問ができるのかという問題もあります。
先生がいないから映像授業をやっているわけで、そうするとその塾には指導者がおらず十分な質問ができない可能性もあります。それを補って余りあるわかりやすい授業を受けられるという点はありますが、授業以外の部分をかなりしっかりと自己管理できないといけない形態ではあります。
よく質問される点で、「講師の質」ということがあります。
個別指導は講師の質が低いのではないかということを言われることもあります。
もちろん、1対1の個別指導だと生徒の数だけ先生が必要なわけで、有名講師が必ず教えてくれるということはないでしょう。
一方、映像授業ならば必ず有名講師なのかもしれません。しかし、集団指導ならば必ず質が良いかというとそんなことはありません。
個別指導でも、集団指導でも自分がどんな先生に教えてもらうかが大切であり、また、個別指導でもよい先生ばかり揃えている塾はあります。いくら有名講師でも自分に合わない講師では仕方ないですし。
いずれにしろ、塾を選ぶときは自分の性格、求めていること、時間的制約、料金などを考えて自分で見て選ぶことをお勧めします。
もちろん、お金をいくらでもかけられるならば、映像授業を受けてわからないことは個別指導で教えてもらうというようなことも可能です。そこまでできないならば、自分が一番求めていることはなんなのかをよく考えて選んでみてください。