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【早稲田文・文化構想】英語の要約の対策と必須の読解9パターン

2025.01.05

早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要 早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。 そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。 しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考

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  • 早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要

    早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。
    そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。

    しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考えると、
    この5点をしっかり取り切れるかどうかで合否に大きな差がつきます。

    実際、多くの受験生は“大問Ⅴは割と勘で解いてしまう”ことが多く、
    その結果、ほかの大問である程度点を取っていても要約問題で落としきれない失点が重なり、合格ラインに届かないというケースが珍しくありません。

    だからこそ、意外と侮れないこの5点を確実に手中に収めることが、早稲田文・文化構想合格への鍵になるのです。

    合格するためには確実に取りたいのがこの問題です!

    感覚で答えを出している人がほとんど

    要約問題を苦手とする受験生の多くは、文章全体の流れやロジックを追わずに“なんとなく”の感覚で答えを埋めてしまいがちです。
    筆者の主張や論拠、対比などの論理構造を理解せず、“単に英文を短くしたつもり”になってしまうのです。

    しかし、実際には、論理構造を把握して正確に理解をする必要があります。今回のブログ記事では、文・文化構想の問題を解く上で超重要な基本論理構造の9パターンをお伝えします。

    感覚に任せるだけでは、的外れな内容になってしまい、5点中2〜3点を落とす結果に直結します。
    早稲田レベルで英語を攻略するには、“要約=文章構造の再構築”という視点が欠かせません。

    ヒロアカでは他塾ではできない論理構造の指導を細かく実施

    ヒロアカでは、英文要約を単に内容を書き抜くだけのトレーニングではなく、
    論理構造をきちんと理解したうえでまとめるスキルとして指導しています。

    多くの塾では時間の都合上、ここまで踏み込んだ指導は難しいのが現状ですが、
    ヒロアカなら英語全体の点数アップのみならず、合格をさらに引き上げられるサポートを提供しています。

    早稲田文・文化構想の要約はまずは読解が重要

    早稲田文学部・文化構想学部の要約は、
    “自分の言葉で書くこと”が想像されがちですが、
    実際はまずは文章を読み解くところからが重要になっています。

    ほとんどの人が論理の構造を理解できてないです。

    英検準1級の要約対策でもこの辺りの話はふれているので興味のある人はどうぞ。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-yoyaku/"]

    要約には論理構造の理解が必要不可欠

    要約とは、文章を短くするだけではなく、
    「筆者が本当に言いたい要点」を読み手自身が組み立て直す作業です。

    もし文章中に「AとBを対比し、最後にCという結論に至る」ような論理の流れがあるのに、
    単に「AとBが出てきました」だけを述べても、筆者の言いたい結論(C)は分かりません。

    文章全体を貫く主張の道筋(論理構造)を追わないと、肝心な結論や主張を的確に把握できないのです。

    英語長文ができない子は、文章を1文1文で繋がりを考えずにバラバラに捉えがちです。
    でも論理構造がわからないと、文章を理解するのは不可能です。

    論理構造とは?

    簡単にいうと、文や文章のなかで「どうしてそうなるの?」とか「これとこれを比べてどう違うの?」という
    考え方の道すじ(話の“すじ道”や“つながり方”を表すルール)のことです。

    たとえば、算数で「1 + 1 = 2」は、“1たす1”が“2になる”理由がはっきりしていますよね。

    これと同じように、文章でも「どうしてAになるのか?」や「なぜBという結論が出てくるのか?」というつながりを

    示している部分が、論理構造です。

    早稲田文学部、文化構想学部の要約で合格点を取るためには、
    論理構造を理解することが必要不可欠

    論理構造が分かると「どこが重要か」が明確になる

    文章にはしばしば例え話や細かい補足、背景情報などの「枝葉的情報」が混在しています。
    しかし、論理構造を理解できれば、
    「ここは結論に直結する重要な根拠だから押さえる」
    「ここは具体例を示すための挿話だから概略だけ拾えばいい」と、
    情報の取捨選択が容易になります。

    筆者の「意図」と「立場」が見える

    論理構造には、
    たとえば「相手の反論を紹介したあと、自分の見解を示す」や「Aという前提からBが導かれる」など、
    筆者が意図的に組んだ展開の順序が表れます。

    この展開の順序を追うと、
    筆者が「読者をどの方向へ導きたいか」「どの部分を強調したいか」がわかります。

    したがって要約のときも、どの見解が筆者自身の意見で、どれが引用・批判・反駁などの“借りてきた意見”なのかを区別しながらまとめられます。

    論理構造にはパターンがある

    文章を読んでいると、「筆者は何を言いたいんだろう?」とか「どうしてこの結論になるんだろう?」と感じることはありませんか?

    実は、文章はただ思いついたことを順番に並べているわけではなく、

    “結論までの道すじ”をあるパターンに沿って組み立てている ことが多いのです。

    たとえば、友達同士の会話でも、無意識に「こうだからこうなるよね」という 因果関係 を使ったり、「AよりBのほうがいいんじゃない?」という 対比 で話したり、「○○するためには××が必要だよね」という 目的と手段 の流れを使ったりしているはずです。

    文章を読むときに、この “結論までの道すじ” がどんなパターンに当てはまるのかを見極められると、
    内容をすばやく整理して「要点はここだ!」と見つけやすくなります。

    パターンを理解することができれば、早稲田文学部、文化構想学部での未知の問題に瞬時に対応することができます。

    絶対に理解をしたい!基本論理構造9パターン

    下記は、早稲田大学の問題を理解する上で超重要な基本論理構造の9パターンになります。

    パターン 特徴 理解するために必要な視点
    パターン1: 対比 (Comparison/Contrast) AとBを並べて差異や矛盾を強調する。「しかし」「一方で」などの対立表現が目印。 対立するキーワードを確認し、両者の立場・評価を整理する。
    パターン2: 因果 (Cause & Effect) 原因A → 結果Bという流れ。「〜のために」「〜の結果として」などが目印。 原因と結果を取り違えないよう整理する。
    パターン3: 目的 (Goal) と手段 (Means) 目的を達成するために具体的な手段がとられる。「〜するために」などが目印。 目的と手段を明確に区別して読む。
    パターン4: 逆説 (Paradox) 一見矛盾する事象や、解決策が逆に問題を起こす構造。「しかし実は」「一方で」などで強調される。 見かけと実際の食い違いに着目する。
    パターン6: 問題-解決 (Problem-Solution) 問題を提示→解決策→その影響・限界を示す流れ。 問題と提案策の関係、および成否を押さえる。
    パターン7:定義 → 例示 (Definition → Example) まず概念を定義し、次に例を挙げて理解を深める構成。 定義を表す語句を見つけ、例示と照らし合わせる。
    パターン8: 帰納 (Inductive Structure) 複数の具体データを積み重ね、最後に一般的な結論を導く。 複数事例の共通点からどんな結論を導いているか見る。
    パターン8: 漸次展開 (段階的な拡大・累積) 個人・局所の話から徐々に社会・世界へ話を広げ、最終的に大きな結論を示す。 どの段階でスケールが拡大しているかを追う。
    パターン9: 反論と再反論 (Counterargument → Rebuttal) 相手の主張を先に示し、データや理論で切り返して自説を補強する構造。 相手の立場と、それに対する反証・根拠を関連づけて整理する。

    ここからはそれぞれのパターンをひとつずつ解説していきます。

    パターン1:対比

    特徴

    AとBを並べ、差異・矛盾点を指摘することで主張を際立たせる
    「しかし」「一方で」「逆に」「vs.」などの対立を示す接続詞・語句が目印

    出題年度

    2024年: “多様性は分断を生む”という否定的見解 vs. “実際は全体の定員拡大で既得権も守られた”という反証
    2021年: “速読”vs.“遅読”
    2017年: “毒殺説・激しい対立”vs.“実は協力関係だった”
    2014年: “電子書籍のメリット”vs.“紙の本の読書体験”

    理解するためには何が必要か?

    対立を示すキーワード(but, however, on the other hand など)を見逃さない。
    対比する要素が文中でどのように評価(正・負)されているか把握し、それぞれの立場や結果を整理する。

    パターン2:因果

    特徴

    原因(原因A)→結果(結果B)という流れ
    「なぜなら」「〜のために」「〜の結果として」などが目印

    出題年度

    2022年: 気候変動(原因)→ 極端気象の頻発・巨大化(結果)
    2019年: 社会的ステレオタイプや他者の言説(原因)→ アイデンティティ形成のあり方へ影響(結果)
    2013年: 都市の魅力(原因)→ 若者の流出→ 農村部の過疎化・衰退(結果)
    (部分的に)2021年: 読むスピード上昇(原因)→ 理解度低下(結果)
    (部分的に)2020年: 大量の忘却が起こる(前提)→ それでも自己は維持される(結論的メッセージ)

    理解するためには何が必要か?

    因果を示す接続詞(because, since, as a result, therefore など)に注目。
    「どの要素が原因で、何が結果なのか」を混同せず明確にする。

    パターン3:目的と手段

    特徴

    ある意図・目的があり、それを達成するために何らかの手段や施策がとられる
    「〜するために」「〜を狙って」「目的は〜だ」などが目印

    出題年度

    2018年: 「植民地支配を円滑にする」= 目的 → 「英文学教育を導入」= 手段
    キリスト教布教の代替策として英文学を使い、イギリス的価値観を浸透させる

    理解するためには何が必要か?

    筆者が何を最終的に成し遂げたいのか(目的)をまず読み取り、その手段としてどんな具体的行動や政策が提示されているかを区別する。

    パターン4:逆説

    特徴

    一見すると矛盾しているような事象や、解決策が却って問題を引き起こす構造
    「しかし実は」「一方ではこうなる」など、論理的ギャップを強調する記述が多い

    出題年度

    2020年: 大量の記憶を失っているのに、自己同一性が保たれる=「一見矛盾だが実は成立する」
    2015年: 図書館の書架・紙の劣化問題を解決するためのマイクロフィルムが、逆に劣化してしまう

    理解するためには何が必要か?

    表面上の常識と、実際の結末が食い違う部分を捉える。
    「本来はこうあるべきだが、実は反対になっている」という流れを明確に区別して理解する。

    パターン5:問題-解決

    特徴

    序盤で「このままでは○○という問題がある」と問題点を明確化し、途中または終盤
    で「そこで××という手段が考えられる」と解決策を示す。さらに、その結果どうなるか(メリット・デメリット)に言及することが多い。
    例:ある問題を提示 → 解決策を提示 → その解決策の影響や限界を述べる

    出題年度

    図書館の「書架不足」や「酸性紙の劣化」という問題(2015年の例)に対して、マイクロフィルム化という解決策を実施 → 逆説的に失敗する、という流れが典型。

    理解するためには何が必要か?

    「どんな問題点があり、提案された方策が何か」を簡潔に押さえ、その方策が成功したのか失敗したのか、あるいは部分的だったのかを確認する。

    パターン6:定義 → 例示

    特徴

    見慣れない概念(専門用語)をわかりやすく説明し、その後に具体例をいくつか挙げて実感を伴った理解を促す。結論(主張)が最後にまとめられる。
    例:ある概念をまず定義 → 具体的な事例・数字・逸話などを提示 → 結論を導く

    出題年度

    2020年の記憶・忘却の箇所などで、「記憶」「忘却」「失われたニューロン」といった概念の簡単な定義や解説 → 個人の体験例や一般的事例 → 「それでもアイデンティティは保たれる」という結論につながる。

    理解するためには何が必要か?

    定義の文(is defined as, refers to, meansなど)を見つけ、そこに続く具体例を探して照らし合わせる。
    用語の使い方や筆者がそこに付与しているニュアンスを理解する。

    パターン7:帰納

    特徴

    冒頭から事例A・B・Cと次々に挙げ、「以上のことから○○が言える」という形で結論に至る。問題解決策や大きな主張よりも「傾向」「特徴づけ」「法則」などを導き出すために使われる。
    例:小さな具体例・データ・事象の積み重ね → 一般的な結論を提示

    出題年度

    2013年の都市化の話は、世界人口の統計・農村と都市の対比的な事実を順に並べる → 「これらの事例(人口移動・農村インフラ縮小)から、今や世界は都市中心になりつつある」と導くなど。

    理解するためには何が必要か?

    複数の具体例をまとめ、そこから導かれる共通点・法則を見出す意識を持つ。
    事例A・B・Cをどう総合し、最終的に何を結論づけているかを確認。

    パターン8:漸次展開

    特徴

    序盤は個人の事例や単発の調査結果などを提示し、「このような個別の問題は実は社会全体にも当てはまる」と範囲を広げていく。段階的に視点を移しながら、最終的に普遍的な主張へ結びつける。
    例:はじめに小さな視点(個人・局所) → 徐々に範囲を広げて社会全体・世界的視点へ → 大きな結論

    出題年度

    2019年のアイデンティティの例は、まず個人の日常行動と「他者からの見られ方」を論じる → 次第に「社会的ステレオタイプ」「大衆メディアの影響」→ 結局、個人のアイデンティティは社会全体の言説と連動している、という大きな帰結を提示。

    理解するためには何が必要か?

    「筆者が話のスケールをどのように広げているか」をパラグラフの流れで見る。
    「個人→社会」または「ミクロ→マクロ」のステップに注目し、どこで視点が拡大されているかをチェック。

    パターン9:反論と再反論

    特徴

    まず相手方の立場(通説・一般的イメージ・批判)を紹介し、それに対して筆者独自の根拠(データ、理論)を提示して切り返し、最終的に自説を補強する。説得力を高めるために使われる。
    例:「Aという主張があるが、実際にはBというデータや事例がある。よってAは正しくないか、あるいは限定的である」

    出題年度

    2024年の多様性議論は、「多様性は既存の特権層を脅かす」「差異を強調し過ぎる」という批判 → 実際の数字(既存層の減少はなかった) → 結論(むしろ多様性はコミュニティを強化する)という流れになっている。

    理解するためには何が必要か?

    異なる立場を表す文や引用を見つけたら、その後で筆者がどう切り返しているかを追う。
    「どのような論拠・証拠」で再反論しているかに着目する。

    【文】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲d大学文学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 Diversity in American Higher Education 対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論 [rating stars="4.0"]
    2023年 Freud’s Two Conceptions of Reality 対比(2つの「現実」観)・矛盾構造 [rating stars="5.0"]
    2022年 Accelerating Climate Change 因果(気候変動→極端気象) [rating stars="3.0"]
    2021年 Speed-Reading vs. Slow-Reading 対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下) [rating stars="3.0"]
    2020年 Memory, Forgetting, and Individual Identity 逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示 [rating stars="3.0"]
    2019年 Social Identities and Public Representation 因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会) [rating stars="4.0"]
    2018年 English Literature as a Tool of Colonial Influence in India 目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育) [rating stars="3.0"]
    2017年 Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History 対比(毒殺説vs.共作の新発見) [rating stars="2.0"]
    2016年 Decline of External Moral Consensus in the U.S. 過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳) [rating stars="4.0"]
    2015年 The Mass Microfilming Crisis in Libraries 問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化) [rating stars="3.0"]
    2014年 The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books 対比(電子書籍vs.紙書籍) [rating stars="2.0"]
    2013年 Urbanization: Global Population Shift to Cities 因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論 [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論

    理由

    対比だけでなく「反論と再反論」が組み合わさり、筆者が「多様性の否定派」の意見を紹介してからデータで切り返すという流れを理解する必要がある。
    特に、「多様性が既存の特権層の機会を奪うのでは」という批判をどう覆しているのか、事例や数値が示されている部分をしっかり追う必要があり、構造としてはやや複雑。
    また、「多様性」と「民主主義」「拡大する入学定員」など社会的・政治的テーマに触れるため、背景知識・抽象的思考も要求される。

    2023年:難易度[rating stars="5.0"]

    論理構造

    対比(2つの「現実」観)・矛盾構造

    理由

    フロイトの理論という心理学・哲学的要素があり、「現実は心が作るもの」と「固定された外部の現実」という 概念自体が抽象的。
    さらに両者が矛盾しているのに共存しているという、解決されない論理的対立を把握しなければならず、読解が難しい。
    一般的な社会問題やデータによる説明よりも 思考実験や理論批評に近い 内容であり、読解にかなりの抽象的思考が求められる。
    よって全12年分の中でも最も高めの難易度と判断

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    因果(気候変動→極端気象)

    理由

    基本的には「気候変動が原因となり極端な天候が頻発する」というシンプルな因果関係を軸にしている。
    ただし、具体的な災害例や将来的な悪化予測が登場し、「現在の非常事態が未来の通常になる」という少し ショッキングな表現 を理解する必要がある。
    しかし、専門的な議論(化学的・物理的な仕組み)までは深掘りされず、メインは「因果」構造なので、難易度は中程度の「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下)

    理由

    「速読と遅読の対比」「読書速度が上がると理解度が下がる」という因果が主な軸。
    文章自体のテーマ(読書法)も身近で、専門用語も少なめ。
    一方で、「 comprehension と knowledge acquisition は違う」「メタ認知が必要」など、やや認知心理学的要素を理解する必要があるため、初心者には少し難しい部分も含む。
    しかし全体としては読み取りやすく、難易度は中ぐらい。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示

    理由

    「人間は多くを忘れるのになぜ自分でいられるのか」という逆説的なテーマを扱う。
    記憶や脳の話なので、ある程度の生物学的・心理学的イメージがあると理解しやすい。
    論理構造は「(A) 膨大に忘れる → (B) でもアイデンティティは維持 → (C) それは記憶の本質がこうだから」という比較的わかりやすいフロー。
    逆説ではあるが、専門理論が多量に出るわけではなく、理解レベルとしては中くらいの難易度。

    2019年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会)

    理由

    まず個人の行動が他者の言説にどう影響されるか、メディアによる集団イメージが社会政策にどう影響するか、などを 段階的に拡大 して解説している。
    「社会構築主義」「ステレオタイプ」「内面化」など、社会学・心理学の概念を背景に読む必要がある。
    因果関係が多層的(「他者の表象 → 集団アイデンティティ形成 → 政策反映 → 当事者がさらに内面化」)でやや複雑。
    そのため「4」というやや高めの難易度に設定。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育)

    理由

    「植民地行政の都合でインド人をどのように支配下に置こうとしたのか」が主題で、 歴史的事実とその目的 → 手段 というわかりやすい流れ。
    キリスト教布教との対比などもあるが、構造としては単純で、読み慣れれば理解しやすい。
    歴史や植民地主義などの背景知識があれば、難解さはさほど高くないため「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(毒殺説vs.共作の新発見)

    理由

    「モーツァルトとサリエリの有名な毒殺説」と「実際の史料発見(共作)」を対比するシンプルな構造。
    結論として「歴史の定説が覆った」という話なので、難しい理論や複雑な論理展開はない。
    文化史的知識が多少あると理解しやすく、比較的読みやすい題材。
    よって「2」という低めの難易度。

    2016年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳)

    理由

    「昔は外部の道徳観に従っていたが、今は個人の内面を重視するようになった」という 社会通念や倫理観の変化 がテーマ。
    「道徳秩序」「内面の自己」「解放や自立」といった倫理社会学的要素が含まれ、やや抽象度がある。
    1960年代のアメリカ文化・社会の背景がわかるとスムーズだが、そうでないと少し難しく感じる。
    そのため「4」。

    2015年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化)

    理由

    「書架不足&酸性紙劣化という問題 → マイクロフィルム化 → 逆にフィルムも劣化する」という 問題→解決策→逆説 の典型構造。
    大規模に本を裁断・廃棄したのにフィルムもダメだった、という皮肉な結末を抑えればよいので、非常に明快。
    ただ、図書館運営の知識が全くないと少し背景説明が必要になるかもしれないが、文章構成としてはシンプルなので「3」。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(電子書籍vs.紙書籍)

    理由

    「電子書籍のメリット vs. 紙の本の良さ」という身近な話題の対比で、比較的とっつきやすい。
    専門的な数字や理論もなく、テクノロジーや読書経験があれば理解しやすいので難易度は低め。
    「将来は紙の本がなくなるかも?」という結論もわかりやすい。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論

    理由

    「2008年に都市居住人口が過半数に」「農村は若者の流出で衰退」という 因果関係 を示す。
    具体的な統計(UNのデータ)→一般化(世界的傾向)という構造が読みやすい。
    テーマもグローバル化・都市化というわかりやすい社会現象で、背景知識がなくても比較的理解しやすいので「2」。

    【文化構想】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文化構想学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲田大学文化構想学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 芸術と知識は「直接的価値」か「間接的価値」か 対比(芸術=直接的幸福手段 vs. 知識=間接的手段)+「文明人の価値意識」 [rating stars="4.0"]
    2023年 “エスキモーは雪を表す単語が多数ある”という誤情報とその拡散 対比(真実 vs. 面白がられる神話)+皮肉(学術界でも広まる誤情報) [rating stars="3.0"]
    2022年 ロックダウンで拡張するデジタル世界と「ハイパーリアリティ」 因果(ロックダウン → オンライン依存激化)+「習慣の大転換」 [rating stars="3.0"]
    2021年 「コミュニケーション」はメッセージ伝達だけでなく、役割演技・儀礼行為でもある 定義+対比(送信モデル vs. 儀礼モデル)+社会的役割のパフォーマンス [rating stars="3.0"]
    2020年 近現代の英国スポーツ文化の変容とメディア・市場の影響 過去と現在の比較(道徳的体育 → 商業的・消費主義的スポーツ) [rating stars="4.0"]
    2019年 産業資本主義と労働時間の変化:時計がもたらした効率化と「時間の売買」 因果(時計導入→労働管理)+逆説(人間が“時間”を売るようになる) [rating stars="3.0"]
    2018年 教育の社会化機能とそのパラドックス 対比(社会への順応 vs. 社会変革)+逆説(社会化がかえって批判意識を生む) [rating stars="3.0"]
    2017年 予想を超えた「新しいコミュニケーション様式」と人間の欲望の限界 比較(SFの想像力 vs. 実際の技術進歩)+新たに「作られる」欲望 [rating stars="2.0"]
    2016年 「会話」はゴール設定のない活動であり、むしろ互いに“導かれる”もの 対比(議論=勝敗あり vs. 会話=勝敗なし)+引用(ガダマーの会話論) [rating stars="3.0"]
    2015年 海外生活からの帰国時にも起こる「カルチャーショック第2波」 問題提起(帰国者もショックを受ける)+原因(周囲の無関心・環境変化) [rating stars="2.0"]
    2014年 「五感」以外に存在する人間の感覚とは? 定義の拡張(第六感=超常?→実は他にも身体感覚・内的感覚がある) [rating stars="2.0"]
    2013年 ARPANETから生まれたインターネットは誰の所有物でもないが、規制の動きもある 歴史的経緯(政府の研究→世界的ネット)+対比(自由な協働 vs. 各国規制) [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    芸術は“作品を鑑賞すれば直接的に優れた感情状態を得られる”
    知識は“いったん内面で咀嚼されてはじめて価値をもつ(間接的な手段)”
    真に「文明的」な人は、その知識の持つ精神的価値(実用性ではなく)を重んじる

    難易度理由

    一見すると芸術の直接価値と知識の間接価値を比べるだけだが、「文明人が知識をどう扱うか」という抽象的な価値観まで踏み込むため、やや哲学色が強い。
    「直接手段 vs. 間接手段」「最終的には同じ“精神的充実”をもたらす」など二重構造の理解が必要で、難易度はやや高めの「4」。

    2023年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    一般大衆は「面白い話」を一度受け入れると撤回しにくい
    学術界ですら誤情報を批判的検証なしに定着させることがある
    代表例=エスキモーの語彙説(実は全く文献根拠がない)

    難易度理由

    内容自体は「誤情報が広まる例」としてシンプル。
    ただし「学問コミュニティまでミスを踏襲する皮肉」という構造理解が重要。抽象度はそこまで高くないため、難易度は中程度の「3」。

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    ロックダウンが世界的規模で人々をオンライン生活へ押しやった
    それ自体は既存テクノロジー(Zoom, Twitch, Amazonなど)が引き金
    重要なのは“テクノロジーが変わったのではなく、人間の関わり方が激変した”点

    難易度理由

    「社会実験としてのロックダウン」「既存技術+人間の習慣転換」という因果関係を追う必要あり。
    しかし扱う要素は比較的具体的かつ身近で、背景知識もそこまで難しくないので「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    人は相手・状況に応じて自己を演じ分ける(複数の“誠実な自分”)
    SNS投稿なども、“実際の受け手”というよりは“周囲へのパフォーマンス”
    送信モデル (sender-message-receiver) ではなく、儀礼モデル(役割・社会構造の再確認)で捉える

    解説・難易度理由

    自分が“母親”を演じる投稿の例を通して、投稿内容が「実際の相手」ではなく「想定された第三者」向けであるという点がやや抽象的。
    ただし社会学的な文脈がある程度わかれば読みやすいため、中間レベルの「3」。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    19世紀、上流階級の学校でスポーツは“品性・道徳”を鍛える手段とされた
    20世紀後半以降、メディアの発展・商業主義がスポーツ組織の在り方を変容させる
    結果として“金銭・市場”によるスポーツ運営が主流化し、従来のアマチュア精神は崩壊

    難易度理由

    歴史的背景(英国パブリックスクール~帝国主義の名残)と、メディア・企業参入によるビジネス化という二重の流れを追う必要がある。
    社会・経済・歴史の複合理解が要り、難易度はやや高めの「4」。

    2019年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    伝統的農村社会では“自然のリズム”が時間の基準
    工場制・時計導入により、労働時間管理が個人から切り離される人は“時間を売る”存在となり、効率・生産性が重視される世の中へ

    難易度理由

    比較的わかりやすい因果関係(時計=工場労働=時間管理)で進む。
    「時間が貨幣化する」点が重要だが、具体例も多く抽象概念はそこまで難しくないため「3」。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    教育の目的:社会の価値観や規範を身につけさせる(社会化)
    しかしJames Baldwinの言うとおり、教育を受けるほど社会を批判的に見る力も生まれる
    結果として“社会へ順応”と“社会への批判”が同時に起こる可能性

    難易度理由

    「社会化の道具が逆に社会批判を育む」という逆説を理解する必要がある。
    テーマ自体は教育論でとっつきやすいが、抽象思考が若干必要なので「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    過去のSFでは“ビデオ電話”などは予測されたが、携帯端末でどこでも……は描き切れなかった
    そもそも“世界に向けてつぶやく”欲望自体、昔の人は持っていなかった
    テクノロジーが進歩し、新たな欲望が次々と“創出”されている

    難易度理由

    「人間の想像力の限界」という視点と「新たな欲望の創造」という発想がメイン。
    概念自体は難しくなく、読みやすいため「2」。

    2016年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    議論(Argument)とは異なり、会話には勝ち負けや明確なゴールがない
    ガダマーの言うように、参加者はむしろ会話に“導かれる”
    他者の発話内容が少しずつズレても、それを含めて楽しむのが会話

    難易度理由

    「会話の終了条件は外部要因のみ」「コントロールしようとすれば破綻する」などがキー。
    ガダマー哲学がちらりと出るが、大きく深入りはしないため中程度の「3」。

    2015年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    海外でのカルチャーショックは有名だが、帰国後に再びショックが起こることがある
    家族・友人が海外経験にあまり興味を示さない→疎外感
    本人が環境の変化に追いつかず“帰りたい”と思う場合も…

    難易度理由

    理解しやすいエピソード的内容。抽象理論や専門用語も少ない。
    「2」という低めの難易度。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    アリストテレス以来の“五感”という前提
    しかし“階段を何段上がるか”など身体位置感覚はどこに分類?
    吐き気や疲労感などは五感では説明できない

    難易度理由

    身体感覚の話なので、具体例(階段、タイプ入力など)が分かりやすい。
    学術的には“固有受容感覚”や“内臓感覚”という領域だが、本文も難解ではなく「2」。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    難易度理由

    歴史的背景も短くまとめられており、基本的には読みやすい。
    インターネット管理の仕組みをざっくり知っていれば理解しやすく、「2」。

    早稲田文・文化構想で出題されそうな論理構造の予測4パターン

    ここまでの内容を踏まえてヒロアカでは早稲田大学文学部、文化構想学部で今後出そうな問題の論理構造を予測しました。
    苦手なタイプの論理構造があれば、
    英文もセットで載せておくので理解をしておくと良いでしょう。

    【頻出】 パターン1:依然として「対比構造」が軸!

    2024年を含め多くの回で「A vs. B」という二項対立が組み込まれてきています。

    したがって、2025年も何らかの「AとBの対立や比較」を扱い、
    最終的に筆者の立場を示すか、もしくは両者が実は両立できるという展開が来る可能性は高いです。

    対比構造を使った英文を用意してみました。

    The Rise of Digital Nomads: Flexibility vs. Stability
    In recent years, the notion of working and traveling simultaneously has gained significant popularity, giving birth to a new breed of professionals known as “digital nomads.” Proponents argue that this lifestyle offers unparalleled freedom, allowing individuals to explore diverse cultures while maintaining a career on their own terms. They point out that remote work eliminates long commutes and fosters creativity through constant exposure to fresh environments. However, critics question the viability of this wanderlust-driven approach. They emphasize that a stable work setting often promotes stronger social connections, professional development, and consistent routines. Unlike digital nomads, office-based employees can readily seek advice from seasoned mentors, cultivate enduring professional networks, and benefit from clear corporate structures.Ultimately, the debate hinges on whether the thrill of mobility outweighs the potential drawbacks of limited job security and fragmented relationships. Although digital nomadism promises a life of adventure, skeptics warn that its short-term excitement may not guarantee long-term career growth or personal stability.

    構造の特徴: “Flexibility vs. Stability” という二項対立を明示し、前半で「自由・創造性」を肯定、後半で「安定と継続的成長の大切さ」を否定的観点から示しています。
    筆者の立場: 明言しすぎずに双方のメリット・デメリットを列挙し、最後に「トレードオフ」を示す形でまとめています。実際の出題では、最終段落でどちらに重心があるかを要約で問われることが多いです。

    パターン2:社会問題・新たなテクノロジーに関する「問題-解決」パターン

    大学入試の題材としては、気候変動やAI、デジタル化など「現代的テーマ」は引き続き扱われやすい。
    すでに電子書籍(2014年)やマイクロフィルム問題(2015年)といった「情報管理」系の話題があったので、AI活用・ビッグデータ・デジタル・オンライン教育などを絡めて「問題提示 → 解決策や方向性」を示すような論理構造が出ても不思議ではありません。

    Addressing Algorithmic Bias in Online Recruitment
    As more companies adopt automated systems to screen job applicants, a growing concern is the potential for algorithmic bias to exclude qualified candidates. These biases often arise when the historical data used to train the algorithms reflect existing inequalities, such as underrepresentation of certain ethnic groups or gender stereotypes. Consequently, well-intentioned recruiters may unknowingly miss out on diverse talent, while perpetuating systemic discrimination.
    To combat this issue, experts recommend several strategies. First, organizations should regularly audit the data sets and screening criteria to identify patterns of bias. Second, companies can employ diverse development teams, ensuring that the people designing these algorithms are sensitive to various cultural and social contexts. Finally, transparency in how the software makes its decisions allows both applicants and regulators to hold employers accountable. Through these measures, automated hiring practices can become more equitable, benefiting both job seekers and forward-thinking businesses alike.

    構造の特徴: 前半で「問題提起(algorithmic bias)」を明確に述べ、後半で「解決策(複数の具体的ステップ)」を列挙する流れ。
    読解の要点: どのような問題か、どう対処しようとしているかを把握するのがポイント。要約問題では「なぜバイアスが生じるのか」「その対策は何か」を整理することが重要です。

    パターン3:「逆説・パラドックス」的な要素を含む人文系トピック

    2020年の記憶と忘却や、2023年のフロイトの事例のように、「一見矛盾するが両方成り立つ」視点を深く掘り下げる文章も定番です。
    人間の行動・認知科学・心理学などで「AかBかと思いきや、実は両方必要/両立している」ようなテーマが引き続き登場するかもしれません。

    The Productivity Paradox: Working Less to Achieve More
    It seems contradictory to suggest that people might produce higher-quality work by reducing their total working hours. Yet recent studies have shown that shorter workweeks can actually lead to increased productivity, reduced stress, and greater job satisfaction. On the surface, it appears illogical: how can working fewer hours result in accomplishing more tasks?
    One explanation lies in the concept of “focused energy.” When employees know they have limited time, they often eliminate unproductive activities and concentrate on the most crucial tasks. This heightened focus can intensify creativity and reduce burnout, enabling teams to achieve better outcomes within tighter schedules. Meanwhile, free time away from work fosters mental recovery, allowing for deeper problem-solving and innovative thinking.
    Paradoxically, by constraining work hours, organizations may cultivate an environment where both individuals and projects flourish—a notion that challenges the age-old belief in endless labor as the path to progress.

    構造の特徴: 一見「労働時間を減らす」ことと「生産性が上がる」ことは矛盾(パラドックス)に見えますが、実は両立し得るという逆説を示しています。
    読解の要点: 「従来の常識を覆す要素は何か」「どのような仕組みで両立するのか」が焦点。要約問題では原因や理由を明示してまとめるとよいでしょう。

    パターン4:社会構造の変化・歴史解釈の変遷などをめぐる「相互作用」や「対立構造」

    近年の例では、サリエリとモーツァルト、植民地支配と英文学など「歴史解釈の変化」もテーマ化されてきました。
    歴史的事件や人物の再評価、昔の認識と現代の研究結果との食い違いなどを扱う文章が再度出ることも考えられます。

    Reevaluating Queen Isabella: Conqueror or Visionary?
    Historians have long portrayed Queen Isabella of Castile as a staunch advocate of imperial expansion, often criticizing her for the harsh treatment of indigenous peoples under Spanish rule. Traditional accounts emphasize her relentless drive for power, highlighting her role in sponsoring overseas conquests and consolidating absolute authority. In recent years, however, scholars have begun to reassess her reign by examining newly discovered letters and financial records.
    These sources suggest that Isabella was more than a ruthless conqueror; she also championed administrative reforms and education initiatives that laid the groundwork for Spain’s subsequent cultural renaissance. Moreover, her personal correspondence reveals concerns about the moral implications of colonization and the potential for cultural exchange. While modern perspectives cannot entirely absolve Isabella of wrongdoing, they do paint a more nuanced portrait of a ruler grappling with the complexities of nation-building. In this light, Isabella’s legacy may be neither purely heroic nor wholly villainous, but a blend of both.

    構造の特徴: 従来の歴史解釈(“ruthless conqueror”)と新たな資料による再評価(“more nuanced portrait”)の対比・変化を示しています。
    読解の要点: どこが従来と異なる評価か、また新資料によってどう見方が変わったのかが文章のメインテーマ。入試で問われやすいのは、「旧来説と新説の違い」「筆者がどうまとめているか(完全肯定・完全否定ではなく“blend of both”)」といった部分です。

    早稲田文学部・文化構想のどの過去問から対策をしたら良いのか?

    再度難易度をまとめなおしました。
    中間レベルの問題が一般的なのでまずはこのレベルの問題を解いてみて、
    話の内容をどの程度理解することができてまとめることができるのかを考えてみましょう。

    難易度 [rating stars="2.0"](比較的易しめ)

    2017 文学部:Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History
    2014 文学部:The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books
    2013 文学部:Urbanization: Global Population Shift to Cities
    2017 文化構想学部:New Communication Types Surpassing SF Imagination
    2015 文化構想学部:Reverse Culture Shock upon Returning Home
    2014 文化構想学部:Beyond the Five Senses
    2013 文化構想学部:ARPANET and the Future of the Internet

    難易度 [rating stars="3.0"](中間レベル)

    2022 文学部:Accelerating Climate Change
    2021 文学部:Speed-Reading vs. Slow-Reading
    2020 文学部:Memory, Forgetting, and Individual Identity
    2018 文学部:English Literature as a Tool of Colonial Influence in India
    2015 文学部:The Mass Microfilming Crisis in Libraries
    2023 文化構想学部:“Eskimos Have Many Words for Snow” as a Common Myth
    2022 文化構想学部:Hyperreality and Our Shift to the Online World
    2021 文化構想学部:Communication as Performance and Ritual
    2019 文化構想学部:Clock Time and Industrial Capitalism
    2018 文化構想学部:Education’s Paradox: Socialization vs. Critical Awareness
    2016 文化構想学部:Conversation as a Goal-Free Activity

    難易度 [rating stars="4.0"](やや難)

    2024 文学部:Diversity in American Higher Education
    2019 文学部:Social Identities and Public Representation
    2016 文学部:Decline of External Moral Consensus in the U.S.
    2020 文化構想学部:Transformation of Sports in Modern Britain
    2024 文化構想学部:Art vs. Knowledge: Direct vs. Indirect Means to Good

    難易度 [rating stars="5.0"](最も難解)

    2023 文学部:Freud’s Two Conceptions of Reality

    英検2級、準1級レベルの単語をアウトプットレベルに

    読解ができればあとは、自分の言葉で言い換えるだけなので難しくはありません。

    確かに自分の言葉で言い換えるのなんて無理・・と思いがちですが、
    読解が成功していれば、どこを書けば良いのかがわかるわけですから、
    何を書いたら良いのか?について理解するのは難しくありません。

    できれば受験までに英検2級、準1級を受けて、
    合格水準のライティング力をつけておくと良いでしょう。

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【早稲田文化構想】文挿入問題の対策/満点を取る実例解説

2023.09.03

ページ目次早稲田文化構想学部の文挿入問題完全対策早稲田文化構想文挿入とは早稲田文化構想文挿入の実践演習早稲田文化構想文挿入の着眼点早稲田文化構想文挿入の解き方早稲田文化構想文挿入のおすすめ勉強法早稲田文化構想文挿入のおすすめの参考書早稲田文化構想に絶対受かりたいのであれば・・ 早稲田文化構想学部の文

  • …続きを読む
  • 早稲田文化構想学部の文挿入問題完全対策

    例年難しいとされて避けている人が多い文化構想の問題ですが、

    基本的には、この大問は満点を取っておきたい問題です。

    着眼点を間違えなければ、

    満点を取れるようになっているのでしっかりみていきましょう。

    偏差値60程度の単語量、構文把握力があれば、
    正しい対策をすればほとんど確実に満点がとれるようになります。

    [toc]

    早稲田文化構想文挿入とは

    早稲田大学文化構想の文挿入問題とは、
    空欄の空いた文章に、
    選択肢から文脈にあった適切な文章を選択する問題です。
    XXX

    注意する点

    早稲田の文章は精読ができていることが大前提です!
    着眼点を理解する前に早稲田の文章を1文1文丁寧に読解ができていることが大前提です。
    精読が不安な人は、下記から早慶レベルまで持っていってくれる精読教材を使ってみましょう!

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/sokei-englishinterpretation/"]

    早稲田文化構想文挿入の実践演習

    まずは早速ですが、、問題を見ていきましょう。

    過去問をそのまま使うのは、
    著作権的にまずいので、
    別の問題を用意したのでこちらの問題を使って考えていきます。

    問題を見てみましょう。

    pdfを使って問題を解いてみたい!という人はこちらからどうぞ。

    (a) The rise of ‘online gaming’ and ‘multiplayer platforms’ during this period inevitably intersected with the discourse on ‘handheld games.’
    (b) Such platforms proffer experiences transcending mere ocular delights.
    (c) Arcades epitomized places for the passionate gamer, but, to some, they represented public arenas over private sanctuaries.
    (d) Regardless of its application, the term serves to delineate stark divides, where nuanced distinctions might be more apt.
    (e) Yet simultaneously, they couldn’t ignore the massive audience of handheld games, leading to the creation and optimization of titles for these devices.
    (f) The evolving discourse surrounding them offers invaluable insights into the tapestry of global entertainment culture.
    (g) They might also be contrasted with ‘mainstream’ gaming, terms like ‘AAA releases’, ‘independent gems’, ‘jump-and-runs’, or ‘epic sagas’.
    (h) In the early 20th century, many considered arcade gaming as the pinnacle of interactive entertainment, overshadowing other platforms.

    Since the dawn of time, when humans first engaged in playful endeavors, debates arose about the optimal and subpar ways to relish the experience. From the inception of the gaming era, a myriad of labels emerged to categorize the ‘incorrect’ methods of indulging in play. Analog games were the pastimes of yesteryears, something predating the digital age. (1) Handheld games represented engaging the modern gamer on-the-move. All these classifications: none were anchored in objectivity, but rather swayed by the inclinations and biases of the users. However, their utilization unveils much about the intricacies of preference and rivalry in gaming’s history. (2)

    The phrase ‘handheld games’ surfaced in the dawn of the 21st century, often harboring divisive undertones—it intimated ‘casual’ versus ‘committed’ involvement in the gaming realm. Though its roots were evident, it invariably suggested an antithesis, or a spectrum of contrasts. In the era of PCs, some championed computer gaming as elite; meanwhile, console aficionados deemed PC games overly intricate. Typically, ‘handheld games’ could be juxtaposed with other more ‘traditional’ gaming mediums, like board games, arcades, or virtual reality. (3) Ultimately, it’s employed as a descriptor for any platform that diverges from one’s gaming ideal. With tech revolutions, ‘handheld games’ morphed into a term symbolizing any swift, portable gaming escapade. The renaissance of tactile games and interactive sessions recalibrated perceptions, but spirited discussions linger. (4)

    Gaming mediums are manifold, perceived differently across epochs and cultures. Broadly, they encompass a diverse suite of platforms and venues for escapism: endeavors to immerse in digital realms, mastering or savoring them via compact or expansive devices. (5) They prioritize immersion over mere aesthetics. They anchor thrills, progress, and stories uniquely across diverse genres, forms, and narratives. Often they cater to niche entertainment appetites rather than a monolithic definition of fun. On the whole, ‘handheld games’ are seen as universally accessible. A game’s merit is gauged by its entertainment quotient, rather than its visual fidelity or intricacy. Diversity is a hallmark of the so-called mobile gaming platforms, but they also manifest intriguing parallels across global cultures. In broad strokes—set to be delved deeper in Part I—‘handheld games’ have been a point of discussion and critique since the dawn of their inception.

    In the wave of digitalization spanning from the late 20th to early 21st centuries, the gaming industry experienced discussions as fervent as ever seen. (6) The decentralization of the gaming medium—akin to the fragmentation in medieval theology—led to varied perspectives on what constituted ‘real’ gaming. E-sports’ emergence, analogous to the European Renaissance’s humanism, brought with it critiques about the ‘casual’ nature of mobile games, suggesting that real competition thrived on dedicated consoles or PCs. The introduction of augmented reality (AR) and virtual reality (VR) further complicated the narrative, suggesting, in ways reminiscent of the Reformation, that traditional gaming was being usurped by a more immersive experience. Major game developers, in defining their identity in this digital age, often focused on creating games best suited for their target platforms, sometimes sidelining mobile platforms. (7) During the era of digital convergence from the late 20th century to the early 21st, the lines that had once starkly separated different gaming platforms began to blur. Strategies that had once solely targeted desktop games were adapted for mobile experiences. Then, with the burgeoning digital age, ‘mobile gaming’ became a central topic in the gaming industry discussions. ‘Casual’ gaming and ‘core’ gaming emerged as defining categories, around which developers, critics, and players debated the true essence of a gaming experience.

    早稲田文化構想文挿入の着眼点

    まず重要なことを最初に言います。

    • 早稲田文化構想学部の文挿入問題を解く上で、長文は読みません。

     

    少し語弊のある言い方ですが、
    それくらい思い切って言わないと伝わらない部分があるので伝えておきます。

    文挿入は形で解く

    早稲田の文挿入問題に限らず、英語は形で決まっている部分が大部分を占めています。

    色々とルールがあるのですが、一部紹介します。
    主に使うのは、以下の3つです。

    1,主語→文章のテーマ、一貫性を保つことが多い
    2,時制→周りの時制に合わせる
    3,ディスコースマーカー→追加、転換に気にする

    それ以外にも、
    文章によっては固有名詞や、代名詞がある場合はヒントになります。

    早稲田文化構想文挿入の解き方

    上記を理解した上で、具体的に問題を再度見ていきましょう。

    一番最初に見ていくのは、時制です。

    ステップ1(時制)

    選択肢の時制のみを確認して、過去、現在形の数を数えていきましょう。
    過去形と現在形で少ない方をキーとして、問題文から確認していきましょう。

    選択肢の時制だけ見る・・

    (a) intersected 過去形
    (b) proffer 現在形
    (c) epitomized 過去形
    (d) serves 現在形
    (e) couldn’t ignore 過去形 or 仮定法
    (f) offers 現在形
    (g) might also be contrasted 現在形
    (h) considered 過去形

    現在形:6 or 5 過去形:3 or 4

    この場合は、過去形から見ていきましょう。

    注意

    実際同数の場合もあったりしたり、全部同じ時制ということもあるので、
    ここまで時制がずれていたらラッキーと思ってください。
    またハズレの選択肢もあるのでその点も頭に入れておかなくていけません。

    答えの箇所を吟味

    以下3つが過去形の該当箇所になります。

    ■1つ目
    Analog games were the pastimes of yesteryears, something predating the digital age.
    (1) Handheld games represented engaging the modern gamer on-the-move.

    ■2つ目
    In the wave of digitalization spanning from the late 20th to early 21st centuries, the gaming industry experienced discussions as fervent as ever seen. (6) The decentralization of the gaming medium—akin to the fragmentation in medieval theology—led to varied perspectives on what constituted ‘real’ gaming. E-sports’ emergence, analogous to the European Renaissance’s humanism, brought with it critiques about the ‘casual’ nature of mobile games, suggesting that real competition thrived on dedicated consoles or PCs.

    ■3つ目
    Major game developers, in defining their identity in this digital age, often focused on creating games best suited for their target platforms, sometimes sidelining mobile platforms. (7) During the era of digital convergence from the late 20th century to the early 21st, the lines that had once starkly separated different gaming platforms began to blur.

    この3つと選択肢を1つずつ吟味していきましょう。

    3択に絞れたので、まずはこの3つから考えていきます。

    (1)に入るのは?

    続いて着目するのは主語です。
    ほとんどの人が文章を読むときに着目ができてないのですが、
    主語に着目できるかどうかが
    文章の流れを掴むことができるかどうかに直結してきます。

    なぜならば主語が文章の抽象度を決めているため、
    この部分を見ていくだけで、どのくらいの抽象度の話をしているのかを理解することができるのです。

    具体的に問題で見ていきましょう。

    主語を見て問題を解いていく

    ステップ2(主語)

    選択肢間の主語の抽象度を確認。
    代名詞など何かを直接ある場合は前後文脈を見る必要あり。

    (1)の前後の主語を見ていきましょう。

    前:Analog games
    後:Handheld games

    前と後ろで時制も変わってないので同じ抽象度の話をしていることがわかります。

    同じ抽象度とは?

    名詞である以上、その名詞にはカテゴリーが存在しています。
    そのカテゴリーがどこに存在するのか、
    そのレベル感が他の部分と比べてどれくらいなのか?ということを比べる必要があります。
    Analog games

    このような観点から見ると、
    前:Analog games 後:Handheld gamesと同じゲームの種類だということがわかります。
    イメージができるので割と具体どの高いゲームであることがわかります。

    問題を解いていく

    このような観点から選択肢の主語を見ていくと、、、下記のようになります。

    (a)The rise of ‘online gaming’ and ‘multiplayer platforms’ during this period
    (c)Arcades
    (e)they
    (h)many

    可能性としては、(c)か(e)がありえますが、
    選択肢の(e)は文頭にyetがついてしまって文脈が転換してしまうのでダメです。

    そのため答えは(c)となります。

    もう一問解いてみましょう。

    基本的には同じプロセスです。

    2問目を解く

    時制は確定したので、(6)の問題を解いてみましょう。

    In the wave of digitalization spanning from the late 20th to early 21st centuries, the gaming industry experienced discussions as fervent as ever seen. (6) The decentralization of the gaming medium—akin to the fragmentation in medieval theology—led to varied perspectives on what constituted ‘real’ gaming. E-sports’ emergence, analogous to the European Renaissance’s humanism, brought with it critiques about the ‘casual’ nature of mobile games, suggesting that real competition thrived on dedicated consoles or PCs.

    副詞節(M)が文頭に入っているので、その部分も含めて主語と考えてみましょう。
    なぜならば、Mは文脈を作ることができるからです。

    どちらも主語がものすごく長いので要注意です。

    前:In the wave of digitalization spanning from the late 20th to early 21st centuries, the gaming industry
    後:The decentralization of the gaming medium —akin to the fragmentation in medieval theology—

    選択肢を見てみるとこれは簡単ですね。
    (a) The rise of ‘online gaming’ and ‘multiplayer platforms’ during this period inevitably intersected with the discourse on ‘handheld games.’
    (e)they
    (h)many

    (e)(h)も該当するものがないので、直前に削除することができます。
    そのため、答えは(a)であることがわかります。 前後を比べた必要はありませんでしたね。

    3問目を解く

    ■3つ目
    Major game developers, in defining their identity in this digital age, often focused on creating games best suited for their target platforms, sometimes sidelining mobile platforms. (7) During the era of digital convergence from the late 20th century to the early 21st, the lines that had once starkly separated different gaming platforms began to blur.

    続いてのこの問題も難しくはありません。
    選択肢を見てもらえれば、、、
    Yet simultaneously, they couldn’t ignore the massive audience of handheld games, leading to the creation and optimization of titles for these devices.

    they=Major game developersとなるので、
    代名詞の情報からこちらを入れれば良いでしょう。

    注意!

    今回は練習なので内容を読まずにどんどん入れていきましたが、
    実際は内容的な重複、一致があるかどうかを確認することが必ず必要です。

    残りの問題の解答

    残った問題について解答をお伝えしておきます。

    一度自身で解いてみて確認してみてくださいね。

    解答

    (1) c
    (2) f
    (3) g
    (4) d
    (5) b
    (6) a
    (7) e

    早稲田文化構想文挿入のおすすめ勉強法

    今回見てきたように早稲田大学文化構想学部の文挿入問題は、
    特殊な着眼点を持って、
    対策が必要になってきます。

    単に過去問やっているだけではできるようにはならず、
    ポイントを持ってルール化してできるようにしていく必要があるでしょう。

    今回はそのルールの一部を見てきただけですが、
    全てのルールを活用し、
    英文を論理的に読むことができれば、
    ほとんど確実に満点近くの点数を取ることができます。

    文挿入問題は、合否が分かれる部分なので対策をバッチリ積んで、
    確実にできるようにしていきましょう。

    ヒロアカの強み

    当塾では早稲田大学文化構想学部の文挿入の類問を今回のような形で100題ほど作成しています。
    そのため、早稲田大学文化構想の問題で満点取れるまで演習を積むことができます。

    早稲田文化構想文挿入のおすすめの参考書

    それでは、最後におすすめの参考書を見ていきましょう。

    一番のおすすめの参考書は、赤本です。

    [itemlink post_id="22154"]

    ある程度のレベル達しているのであれば、
    過去問で数をこなしているのが良いでしょう。

    それ以外の人は、
    空欄補充の問題を解くのが今回の問題のヒントにもなるので、
    佐藤ヒロシ先生の英語長文が面白いほど解ける本がおすすめです。

    [itemlink post_id="20072"]

    空欄補充をまだシステマチックに一貫して解くことができてない人は、

    この本を実施することで、空欄補充の解き方が頭に入ってくるでしょう。

    文化構想学部のその他の英語の設問の対策については、下記からご覧ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/bunko/bunko-english/"]

    早稲田文化構想に絶対受かりたいのであれば・・

    ここまでは早稲田文化構想学部に受かるためのテクニックをお伝えしてきました。

    ですが、実際にはもっと基礎的な学力が足りてない人がほとんどです。

    早稲田合格までにどのような参考書を使ったら良いのか、
    どうしたらできるようになるのか?
    徹底的に鍛え上げてほしいなどがあればお気軽に当塾までご相談してください。

【早稲田文化構想2022英語】解答解説と来年2023年度入試に向けて

2022.02.22

早稲田大学文化構想学部の2022年の英語の解答解説です。 早稲田文化構想の長文について 大問1が相変わらず難しく(出てくる語彙力も高い・・・)、 まともに読んでいると時間がなくなってしまうかなという印象。 その他、大問2,5については例年よりも解きやすかったです。 ここは注意! 苦手の人の多い大問3

  • …続きを読む
  • 早稲田大学文化構想学部の2022年の英語の解答解説です。

    早稲田文化構想の長文について

    大問1が相変わらず難しく(出てくる語彙力も高い・・・)、

    まともに読んでいると時間がなくなってしまうかなという印象。

    その他、大問2,5については例年よりも解きやすかったです。

    ここは注意!

    苦手の人の多い大問3ですが、
    ディスコースマーカーももちろん大事ですが、
    今回、問題を解くに当たり使うことができない例が多かったです。
    ここの問題を解いていくには、
    情報構造、文章単位の言い換えを理解していく必要があります。

    長文解答解説

    解説についてはメモ書き程度ですので、、参考程度にしてください。


    (A)
    1,d

    thershold
    2,b
    richness,diversityが自動詞で使われているので、その度合いが変わる動詞を選ぶ。acdは双方とも他動詞.dominate。
    3,b
    as節のsluggishの言い換え

    4,b
    後ろのofと動詞で考える。

    5,c
    butとの関係性かつ、うしろのas節の言い換え。

    6, 難
    d

    7,難
    c

    (B)


    (A)
    15,b
    2パラ1文目の内容から踏まえると答えになる。

    16,b
    enough to の部分でemotional responseを引き起こすほどという意味で、実際に恐怖体験するという意味とイコールになっている。

    (B)
    17. (a) 18. (b) 19. (d)

    (C)
    20. (d) 21. (c) 22. (c) 23. (c) 24. (a)


    苦手な人のパラグラフ整序問題。
    動画でやり方を説明しているので見てもらうと良いです。

    25, d
    for instanceがうしろが例示になっている
    具体例は過去になる。

    26,h
    選択肢はまずは全文と同じweを選ぶ。なぜならば、主語がweまたは後ろのgothic architectureなのでそれ以外を選ぶのはできない。g or hと絞れて、使われている言葉の一貫性からhを選ぶ。

    27,g
    主語の一貫性からg。内容についても少し比喩的な表現になっているが構わない。

    28,f
    3文前のgrateful→This feeling or atmosphereがweekened となっているので、ディスコースマーカーはないが、話が反転していることに気づく必要がある。
    同じような表現を使った言い換えとなっているのは、fとなる

    29

    b
    this conceptが前の文の内容にあたるのだが、ここで急に固有名詞で例示を入れるのは少し勇気がいる選択。
    無理に入れる必要はないので、とりあえず置いておくというのが良い選択。

    おそらく間違えて入れてしまいそうなのが、eだが、30の方が根拠として入れやすい。

    30
    前文の主語itが何を指すのかを考えて、話を追う。するとThis immortal contractとなる。that contractが入っている選択肢eとなる。

    31,c
    誰の話かを思い出す。最後にまとめとなる文章。過去形は前文の具体化。


    32. (d) 33. (c) 34. (j) 35. (f) 36. (a) 37. (g)


    作成中

    早稲田文化構想2023年度の入試に向けて

    全体を通して、早稲田大学に合格するためには、
    長文の論旨を読むことができるのか
    ということを問われています。

    その中でも早稲田文化構想学部に合格するためには、

    論がどのように進んでいるのかを理解していく力が必要です。

    単に単語を和訳して、解釈をしているだけの生半可なその場凌ぎの学習では太刀打ちが難しいです。

    当塾では、早稲田大学文化構想学部に合格するための英語力を0から養成しています。

    お気軽にご相談ください。

【早稲田文化構想|英語】文挿入、要約対策、勉強法とおすすめ参考書、配点予想

2021.02.04

ページ目次早稲田大学文化構想学部の英語対策早稲田文化構想の英語の全体概観/傾向早稲田文化構想英語の配点と合格最低点早稲田文化構想の問題形式と時間配分早稲田文化構想の英語|配点予想早稲田文化構想の英語|空所補充早稲田文化構想の英語対策|内容一致早稲田文化構想の英語|文挿入問題早稲田文化構想の英語対策|

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  • 早稲田大学文化構想学部の英語対策

    早稲田大学文化構想学部は、早稲田の中でも人気が高く、
    トップクラスに難しい学部です。
    合格するためには、独自の対策が必要不可欠です。

    本記事では、
    文化構想学部合格のための「勝ちパターン」を徹底解説します。

    • 空欄問題や英文要約など、文化構想学部ならではの特徴的な問題に対処する方法をマスターすれば、合格できる可能性は格段に上がります。

    あきらめることなく、目標を見据えて勉強に打ち込めば、文化構想学部への合格実現は決して夢ではありません。

    [toc]

    早稲田文化構想の英語の全体概観/傾向

    早稲田大学の中では、英語は難しい部類の問題となっています。
    文学部と同じ問題傾向なので
    文化構想学部を受験する学生は文学部の問題を解いておくとよいでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/bun/wbun-english/"]

    読解大問3つ(長文自体は6個)、会話問題、英文要旨把握から構成されています。

    文学部と同じですが、

    英文要旨問題という特殊な傾向の問題が出題されます。

    こちらの問題は合否が分かれ、対策が必須になりますので、
    対策を積んで必ずできるようにしてください。

    早稲田文化構想英語の配点と合格最低点

    3科目で受ける一般受験の形式で見てみましょう。

    教科 配点
    英語 75
    国語 75
    地歴 50
    合計点 200
    POINT
    例年、合格最低点は130−135点前後となっています。
    少なくても英語で50点程度は取れるようになる必要があります。
    早稲田は標準化があり、
    素点計算よりも点数が落ちる傾向があるので要注意してください。
    [word_balloon id="1" balloon="line" name_position="under_avatar" name="ブタトン" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false" avatar_hide="false" box_center="false" font_size="17" name_color="#10193a" position="R" bg_color="#8de055" font_color="#fff"]英語で点数を取れない人が多いです。癖の強い大問が多く、各大問で対策を積んでいくことができるかどうかが合格の鍵になります。[/word_balloon]

    4技能で合格するためには?

    早稲田大学文化構想学部では4技能受験という英語以外で採点をする受験形式があります。

    4技能テストとして、
    TEAP、TEAP CBT、英検(準1級程度)、TOEFL iBT、ケンブリッジ英検、GTEC CBTの基準スコアが要求されます。

    このスコアさえクリアできれば、国語と社会の得点のみでの評価となります。
    国語と社会に強い方は、この受験方法が良い選択かもしれません。

    4技能試験の場合のポイントについては、
    こちらの記事にて記載していますのでご覧ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    早稲田文化構想の問題形式と時間配分

    形式 問題形式 設問数 時間配分
    大問Ⅰ 長文空所補充 14問 10分
    大問Ⅱ 長文読解 10問 30分
    大問Ⅲ 長文脱文補充 7問 15分
    大問Ⅳ 会話文補充 7問 10分
    大問Ⅴ 英語要約 1問 15分
    なぜ90分ではなく、80分で行うのでしょうか?
    時間配分については、原則どの入試も10分前に終わるのを考えて対策を立ててください。
    入試では何があるかわかりません。特に最近は急に問題傾向が変わるなどのこともありえます。
    なので、ギリギリで時間を使うのではなく、
    必ず10分前に一通り目を通しておけるようにして、
    残り10分でできなかった問題などの見直しに使うようにしてください。
    こうすることで、正答率が上がるのです。

    早稲田文化構想の英語|配点予想

    配点についてはあくまで予想レベルですが、
    このような点数になることが想定されています。
    大問2,3,5の出来が合否を大きく分けますので、
    必ず満点近くの点数を取れるように対策を積んでいってください。

    特に大問3,5については
    早稲田文化構想、文学部でしか出ないタイプの問題なので、
    後ほどお伝えしている解き方を
    しっかりマスターして対策を積んでください。

    大問 各点数 問題数 合計点 目標点
    大問1 14 14 14 7~10
    大問2 A 4 2 4 4
    大問2 B,C 3 8 24 21~24
    大問3 3 7 21 18~21
    大問4 1 7 7 5
    大問5 5 5 5 5
    合計 43 75 55~65

    早稲田文化構想の英語|空所補充

    文章が2つあり、空所補充の問題が14問出題されます。

    昨今の早稲田文化構想学部の空欄補充は選択肢自体の語彙が難しいです。

    なので、そもそもが解きにくいです。

    また、通常の早稲田大学の問題は考えて解くことができる問題が多いのですが、、

    早稲田文化構想の空欄補充に限っては考えてもわからない問題があります。

    つまり、問題のほとんどが文章の内容と言うよりも、、
    前後の文法、熟語的な根拠で解ける問題なのです。

    そのため、知識的にわからないな・・と考えた問題は、

    そのままにして次の問題に進むと良いでしょう。

    上記のような気持ちで割り切って2問で10分程度でできるようにしてください。

    早稲田文化構想の英語対策|内容一致

    300-500文字程度の読解問題3題に内容一致がついています。

    ある程度のパラフレーズ(いいかえ)はされていますが、

    該当箇所がわかりやすいため合格するためには絶対に落としたくない設問です。

    英語が苦手だけど、、早稲田文化構想学部にいきたい!と言う人は、

    ここの大問を確実に捉えられるようにしてください!

    内容一致問題を解くときのポイント

    内容一致問題を解くときには選択肢を選ぶ、

    答えの根拠を本文内から確実にとってください。

    失敗する人の特徴

    合格する人と失敗する人で一番違うのは、解答根拠の取り方です。
    なかなかできない人は、問題文を読んだ後に時間がないからと言って本文から根拠を取らずに記憶で解こうとしてしまいます。ですが、この方法だと多くの場合、間違った選択肢を選ぶことが多くなってしまいます。
    合格する人は本文から根拠を確実に取ることができています。

    文化構想の内容一致で見るべきところ
    よく出る内容一致のポイントとして二つ挙げておきます。
    他にもパターンはあるのですが、自分でリーズニングをしながら見つけてみましょう。
    ▷比較
    ▷強調表現(全て・・ない、全て・・あるのような)

    リーズニングの仕方、どのように根拠をとったら良いのかはこちらの記事で説明をしているので確認ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokuenglishreading-solving-process/"]

    内容一致に気づくためのポイントとは?

    多くの場合は語彙力、文構造の変化がものをいうことが多いです。

    例えば、下記文章を見てみましょう。

    上記の文章を、全く違った単語を使って言い換えた場合下記のようになります。

    The affluent elite employ a myriad of professionals to facilitate their opulent lifestyles.

    単語を変換した場合・・

    “affluent elite” は “uber-rich” の言い換えで、非常に裕福な人々を指します。
    “myriad” は多くの、という意味で、”all kinds” の言い換えとして使われています。
    “professionals” は “people” の言い換えで、専門的なスキルを持った人々を指します。
    “facilitate” は “make easier” の言い換えで、物事を簡単にする、または支援するという意味があります。
    “opulent lifestyles” は裕福な生活様式を意味します。

     

    また、同じ文章を文章の構造を変換した場合は、下記のように変換ができます。

    Among those whom the uber-rich hire, there exists a vast array of individuals, each employed to streamline the intricacies of their lives.

    文構造を変換した場合・・・

    “Among those whom” は “The uber-rich hire” の情報を導入するフレーズです。
    “exists a vast array of” は “all kinds of” の意味を強調しています。
    “each employed to” は “people to make” の意味を強調しています。
    “streamline the intricacies of” は “make…easier” をより詳細に説明しています。
    [word_balloon id="1" balloon="line" name_position="under_avatar" name="ブタトン" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false" avatar_hide="false" box_center="false" font_size="17" name_color="#10193a" position="R" bg_color="#8de055" font_color="#fff"]全然違う形になっちゃいますね![/word_balloon]
    無生物主語に要注意!

    無生物主語をただの訳を副詞的に変換をすればいいと思っているだけの人は要注意。
    英語でのパラフレーズをした場合も、普通の文章を、従属接続詞と主節の2文に変換することができます。

    This private investment and foreign assistance could transform Moldova—Europe’s poorest country—into the continent’s first truly green country.
    引用:”How Europe’s Poorest Country Could Win the Green Energy Race” from TIME
    →下記の2つのパターンに変換ができます。
    While Moldova remains Europe’s poorest country, this private investment and foreign assistance could turn it into the continent’s first truly green country.
    If this private investment and foreign assistance were provided, Moldova—Europe’s poorest country—might become the continent’s first truly green country.

    早稲田文化構想の英語|文挿入問題

    脱文挿入問題。
    設問の形式としては大問1の空所補充問題の範囲が大きくなったものと考えるとよいです。

    例年、物語のような時系列にそった文章が出題されているので時間の順番に気をつけて読み進めてください。

    少し変わった形式なので、初めて取り組む人は苦労しますが、、

    ちゃんとした対策を積むことで満点近くまで点数を引き上げることができます。

    文挿入問題ができるようになるには?

    攻略のポイントは文法、文構造的根拠で選択肢を狭めて、
    文脈で解くことができれば満点から2ミス程度で抑えることができます。

    多くの人がフィーリングという文脈だけで解いている場合が多いので、
    文法的根拠で解く癖をつけてください。

    文法的根拠とは?
    下記が文法的根拠の一例になります。

      • ▷情報構造を使った主語、代名詞の関係
      • ▷時制
      • ▷定冠詞

    情報構造とは?よくわからない。。という人はこちらで解説していますので確認ください。

    情報構造の知識を使って、
    早稲田大学文化構想の文挿入問題に対して実際の問題を使って、
    具体的に解説している記事がこちらになります。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/bunko/wasedabunko-bunsonyu/"]

    早稲田文化構想の英語対策|会話問題

    英会話を読んで空欄補充問題を解いていきます。
    接続詞が熟語ばかりなので熟語の問題かと思いがちですが、この問題の考え方も基本的には大問1と同じです。

    ただし、正答の選択肢と同じくらい誤答の選択肢も含まれているので、
    熟語の意味を確実に理解しておく学力は必要。

    熟語を覚える際には前置詞のイメージを理解しておくことが必要不可欠です。

    [word_balloon id="1" balloon="line" name_position="under_avatar" name="ブタトン" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false" avatar_hide="false" box_center="false" font_size="17" name_color="#10193a" position="R" bg_color="#8de055" font_color="#fff"]各前置詞は絵が書けるくらいには使えるようにしておきましょう[/word_balloon]

    早稲田文化構想の英語対策|英文要約

    2017年までは1文でまとめるのが問われていましたが、

    現在では4~10字程度でまとめるようになりました。

    字数が多くなり解答はしやすくなりましたが、

    解答の幅がせまくなったので、ちゃんと答えを出すための難易度は変わりません。

    [word_balloon id="1" balloon="line" name_position="under_avatar" name="ブタトン" radius="true" avatar_border="false" avatar_shadow="false" balloon_shadow="false" avatar_hide="false" box_center="false" font_size="17" name_color="#10193a" position="R" bg_color="#8de055" font_color="#fff"]日頃からパラフレーズする力を身につけるようにしていこう[/word_balloon]

    普段からの勉強方法としては、文章を読んで自分の言葉で言い換えをする練習をすることです。
    その後、添削を受けることです。

    問題方式は変わりましたが、勉強方法は変わりません。

    問題を解く手順はどうするか?

    まずは問題となっている部分を確認しましょう。

    As Ukraine rebuilds post-invasion, Moldova, reliant on energy imports, could transform with foreign aid and (               ).

    上記のように要約しなくてはいけない箇所がありますので、
    何を要約しなくはいけないのかを問題文から掴むのを忘れないようにしてください。

    注意点

    部分だけの要約だから簡単!と思ってしまうかもしれませんが、
    多くの場合その部分だけをみても答えを得ることができません。

    問題文を読んで、文章の流れを掴んでいくくらいの気持ちで取り組んで、
    文章全体の構造を掴めるようになってください。

    早稲田文化構想学部の要約問題の対策について詳しくこちらの記事で紹介しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/bun/waseda-bunbunko-youyaku/"]

    早稲田文化構想に合格するための参考書

    当塾で使用している早稲田大学文化構想学部に合格へ必要な参考書を紹介します。
    もちろん、当塾の場合は一人一人個別にカリキュラムを作成するため下記のようなカリキュラムは一例となります。
    参考書は何をやるかよりも、どのような目的で使用するかというが大事です。闇雲に行って情報量に圧倒されてしまうのではなく、1つ1つ目的意識を持って勉強していきましょう。

    では、具体的に参考書をみていきましょう。

    内容一致対策

    下記長文問題集をやっておくと良いでしょう。

    The rules4は3よりもやや難しいので、
    ある程度長文に慣れた後でThe Rules4やってください。

    [itemlink post_id="22240"] [itemlink post_id="22241"]

    長文の練習用としては、下記TopGradeも良いです。
    要約問題の練習もできます。

    [itemlink post_id="22242"]

    文挿入問題

    文挿入問題については、
    対策用の記事でもお伝えをしている通り、専用の参考書はありません。。

    そのため、空欄補充の解き方を頭に入れるために、
    佐藤先生の教材をやってみるのが良いでしょう。

    [itemlink post_id="20072"]

    要約対策

    要約とはどういうものか・・というのを0から知りたい人は、
    こちらの英文解釈要約精講がおすすめです。
    [itemlink post_id="22243"]

    練習を積みたいという場合は、過去問をやっておくのが良いでしょう。

    [itemlink post_id="22244"]

    早稲田文化構想に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、早稲田大学専門として文化構想学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

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    また、早稲田大学文化構想学部に合格するためにどのよう勉強をしたらよいのかを指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

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2019年|早稲田文化構想学部入試の振り返り

2019.03.12

早稲田文化構想学部 <2019年3月12日更新> 今年,2019年の受験においての早稲田大学文化構想学部の入試振り返りを行なっていきます。 悔しい思いをした学生も、 これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。 一般入試の倍率 201

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  • 早稲田文化構想学部

    <2019年3月12日更新>
    今年,2019年の受験においての早稲田大学文化構想学部の入試振り返りを行なっていきます。
    悔しい思いをした学生も、
    これから入試を迎える学生も効率的に学習するためには何をしたら良いのを学んでいただければと思います。

    一般入試の倍率

    2019年 募集定員430人 最終志願者数8499人 (2/5日時点)
    2018年 募集定員430人 最終志願者数9488人 受験者数9129人
    合格者数763人 補欠合格者370人 実質倍率12.0倍
    依然として厳しい状況ではあるが、最終志願者数が去年よりも1000人程度少ないことを考えると今年度の実質倍率は多少減少するものと考えられる。おそらく11倍程度だろう。

    倍率(4技能テスト利用)

    2019年 募集定員70人 最終志願者数1476人 倍率約21.1倍(2/5日時点)
    2018年 募集定員70人 最終志願者数1319人 受験者数1279人
    合格者数239人 実質倍率5.4倍
    最終合格者が昨年と同数程度だとすれば今年度の実質倍率はおおよそ6倍前後になると思われる。

    各科目の講評

    英語

    全体的に昨年並といった感じだが、会話文問題は昨年に引き続き難化傾向にあるようだ。カジュアルな表現がかなり増えているので、普段生の英語に触れていない受験生は苦戦しただろう。
    おそらく来年もこのような傾向は続くものと思われる。
    対策としては自分の好きな漫画の英語版を読んだり、英語音声英語字幕で映画やドラマを視聴するのが遠回りなようでいてかなり効果的である。
    例えば、
    今回の問題で出題された”you bet” “You don’t say!” “beats me”などは作品問わず会話のシーンでしょっちゅう見かける表現である。
    ただし、ただ見るだけではあまり意味が無いので、知らない表現が出たときには一時停止して必ず表現を拾っていくこと。
    また有料ではあるが、Netflix,Hulu,Amazon Primeといったストリーミング映像を使うのも良いでしょう。

    国語

    難易度はほぼ昨年並み。
    漢文の返り点問題が記述になっているなど細かな変更点はあるが、着実に地力をつける勉強をしていた受験生ならば問題はなかっただろう。

    日本史

    大方の予想通り第一問で天皇に関する問題が出題された。やや難しい問題も含まれているがしっかり対策を練っていた受験生は周りに差をつけることができたであろう。
    全体としての難易度はおおよそ平年並。
    他学部の対策も含め丁寧な学習をしていた受験生であれば合格点をとるのはそれほど難しくない。

    世界史

    一部難易度の高い問題はあるものの全体としては基本的な問題が多かった。
    テキストと用語集を中心に丹念な学習をしていれば問題なく合格点をもぎ取れるであろう。難問に関してもほとんど用語集を読んでいれば答えられる範囲である。

早稲田大学文化構想学部【国語】の完全対策と勉強法|早稲田専門塾が監修

2018.11.05

ページ目次早稲田文化構想学部学部の【国語】対策・勉強法早稲田文化構想学部【国語】の傾向早稲田文化構想学部【国語】の特徴早稲田文化構想学部【国語】への取り組み早稲田文化構想学部【国語】対策1:評論文[近代文語文]早稲田文化構想学部【国語】対策2:評論文早稲田文化構想学部【国語】対策3:現古漢融合文早稲

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  • 早稲田文化構想学部学部の【国語】対策・勉強法

    早稲田大学文化構想学部の国語入試は、他大学にはない特徴的な出題形式が多数存在します。文語文の出題や現代文・古文・漢文が融合した現古漢融合問題など、特殊な問題に対応できる読解力が求められます。本記事では、文化構想学部の国語入試の具体的な傾向と対策のポイントを解説します。
    文化構想学部の国語入試では、膨大な量の文章を限られた時間内で処理する能力が必要不可欠です。
    本記事を参考に、文化構想学部の国語入試に向けた学習を進めることで、高得点を狙うことができるはずです。
    特徴的な入試形式に対して、傾向を理解し対策を立てることが合格への近道です。

    [toc]

    早稲田文化構想学部【国語】の傾向

    早稲田大学文化構想学部の国語試験は、90分の試験時間で大問3題から構成されています。

    第1問目は評論文と文語文の2本から3本の文章が提示されます。
    第2問目は1本の評論文が出題されます。
    第3問目は、現代文・古文・漢文が融合した「現古漢融合問題」と呼ばれる形式になっています。

    各大問で提示される文章の総文字数は、合計1万字前後と非常に多くの量の読解が求められます。
    また、記述式が主体ですが、文語文の文章内容や熟語・慣用句などを答えるマーク式の問題も含まれています。

    このように膨大な量の文章と限られた時間での処理能力が必要とされることや、
    文語文や現古漢融合問題といった他大学にはない特殊な形式の出題が、
    早稲田大学文化構想学部の国語試験の大きな特徴といえます。

    英語4技能試験を使った入試

    英語4技能試験についてみていくと、こちらは英語なしでうけられるため、高倍率が予想されます。
    その場合、差が出てくるのは国語となってくるでしょう。
    特殊形式の問題が多いため、この学部は対策をするかしないかで入試の合否が大きく変わってきます。
    本記事を読んで万全な対策で入試に臨んでいただきたいです。

    4技能試験についての倍率、合格最低点等のデータはこちらの記事で詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/waseda/bunko/bunko-profile/"]

    早稲田文化構想学部【国語】の特徴

    早稲田大学文化構想学部の国語試験の最も大きな特徴は、明治・大正期の文語体の文章である文語文が必ず第1問に出題されることです。
    文語文は表現が複雑で、漢字とカタカナのみで書かれることも多く、読み取りにくさが伴います。

    何度も繰り返し読んで、読み慣れていくのが重要です。

    また、現代文・古文・漢文が複雑に融合する「現古漢融合問題」も早稲田文化構想学部ならではの出題形式です。
    この問題には、それぞれの文章を独立して内容を理解する一方、文章相互の関連性にも留意することがポイントとなります。

    このように、特殊な出題形式が多いことも早稲田文化構想学部の国語試験の特徴としてあげられ、これらに対応できる読解力が求められています。

    時間には余裕がありませんので、時間配分には十分気をつけてください。

    早稲田文化構想学部【国語】への取り組み

    早稲田文化構想学部の国語試験に向けた日頃の学習方法をステップ形式で以下のように記載します。
    早稲田大学文化構想学部の国語試験に向けては、日頃から以下のような学習を心がけることが重要です。

    1. 論理的思考力を鍛える
    2. 読解スピード
    3. 古文/漢文の基礎知識の養成
    4. 過去問

    ステップ1: まずは論理的思考力を鍛えるために、読後は文章の構成や論旨展開を意識して要約できるようにする。議論の構造を把握する力をつける。
    ステップ2: 次に読解スピードを上げるために、日頃から多様なジャンルの本を広く読む。新書、評論、文芸作品などをバランスよく読み、読解量を増やしていく。
    ステップ3: 過去問題集を利用し、実際の入試形式の文章を解きながら特殊な問題に対応できるよう訓練する。文語文や現古漢融合問題に反復して取り組む。
    ステップ4: 基礎学力を着実に身につけるために、古文の熟語や文法、漢文の句法や語彙も欠かさず学習する。

    具体的に国語の学力を上げていくためにどのようなことをしたら良いのかについてはこちらの記事を参照してください。

    早稲田文化構想学部【国語】対策1:評論文[近代文語文]

    Japanese

    この設問ですが、文化構想の特殊形式の問題で評論文2,3題(どちらかが文語文)を読んで設問を解いていきます。

    芸術、文化論の文章が出題される傾向が高いので、この分野での背景知識、単語の理解は必要不可欠です。
    設問は例年7問ほどで、どちらか一方の文章を単独で聞いている設問は少ないです。
    ですから、2つの文章の関係をいかに早く読み取っていくかがこの問題を読み解くことが大事になってきます。

    文語文に読み慣れていない学生は、本文の内容自体を理解できないまたは読み進めるのが遅くなるという自体になってしまいます。

    近代文語文とはどのようなものか?

    えば、早稲田大学文化構想学部の過去の入試問題には、以下のような近代文語文が出題されています。

    「国語ハ支那語ヨリ出デタルコトハ勿論デアル。併シ其ノ後大ナル変遷ヲ遂グルニ至リテハ、イマヤ全ク異リタル性質ヲ有スルニ至レリ。(中略)喉ヨリ発スル음ハ支那語ト殆ド同ジ。然レドモ国語ノ発音ハ、支那語ノ如ク鼻ヨリ出ル音ガ少ク、口ヨリ発スル音ガ多イ。」
    出典:明治時代の1894年に刊行された夏目漱石の論文「国語問題」の一節

    文語体で書かれており、現代語に置き換えると以下のようになります。
    「国語は支那語から出てきたことは間違いない。しかしその後大きな変化を遂げて、今では完全に違った性質をもつに至った。(中略)喉から出す音は支那語とほとんど同じだ。しかし、国語の発音は、支那語のように鼻から出る音が少なく、口から出す音が多い。」

    このように、文語文は表現が複雑で読みにくいのが特徴です。

    近代文語文の対策

    まずは過去問を音読して読み慣れるのが合格への第一歩となります。
    文章が読みづらいという場合は近代文語文でないという文章から読み進めるというのもオススメです。

    近代文語文の対策

    • まずは、明治・大正時代の文語調の文章をできるだけ多く読み、文体に慣れることが重要です。
    • 読解の際は、音読することで内容を頭に入れやすくします。文章を何度も繰り返し音読することがポイントです。
    • 文語文対応力をつけるため、駿台文庫の「近代文語文 問題演習」の過去問を解いていきます。
    • 漢字や熟語の知識を確実にしておくことで、文意の把握が楽になります。
    • 表現や語彙の特徴を意識しながら繰り返し読むことで、文語文ならではの文体に徐々に慣れていきます。

    また文語文は、過去に早稲田政治経済学部にも出題されているので、政経の過去問も受けてみても良いでしょう。

    早稲田文化構想学部【国語】対策2:評論文

    早稲田文化構想学部の大問2の評論文では、5000字を超える非常に長い文章が出題されるのが特徴です。
    この長文評論文に対しては、まず序論と結論をしっかり読んで文章の論旨展開をつかむことが重要です。
    さらに本論の各段落の冒頭と末尾の内容もチェックし、段落の役割と論理的な流れを意識して読み進める必要があります。

    空所補充問題では、前後の文脈と論理展開から解答を導ける力が求められます。内容一致問題では選択肢を丁寧に吟味し、なぜ論旨と合致しないのかを考えることがポイントとなります。
    注意すべき問題としては、選択肢を並び替えて脱文を挿入する問題や単純な脱文挿入問題があります。
    こうした問題に対処するためには、日頃から文章の論理構造を綿密に見ていく必要があります。

    長文評論文の読解力は、難関大学の過去問を繰り返し解くことで鍛えられます。
    論理構造を意識した読解訓練を続けることで、速読力と精読力を高め、評論文の読解力を伸ばしていくことができます。

    早稲田文化構想合格に必要な論理構造とは?

    早稲田大学の国語入試では、単に文章を読むだけでなく、筆者の主張とその論理の流れをきちんと把握する力が求められています。
    文章を読んでいても、筆者が何を主張しているのかイメージできないことがあると思います。
    そうした場合、入試で文章の内容を正しく理解するのは難しくなってしまいます。
    まず最初に、評論文では筆者が明確な主張を展開していることを認識することが大切です。

    次に、その主張がどのような理由や具体例を通して説明されているのかを把握する必要があります。
    筆者の主張と論理の展開を文章から丁寧にたどる訓練が必要不可欠なのです。

    論理の流れを意識せずに単語の意味だけを追うのではなく、
    筆者の主張とそれを支える論理構造をイメージできるようになることで、早稲田大学の国語入試に対応できるようになります。

    早稲田文化構想学部【国語】対策3:現古漢融合文

    現古漢融合文は、早稲田大学文化構想学部国語の特徴的な出題形式の一つです。
    現古漢融合文では、一つの大問の中で現代文・古文・漢文が混在するという独特の形式をとっています。
    具体的には、現代文が古文や漢文の内容を説明したり引用したりする 形式になっており、文章間には密接な関連性があります。

    古文は中世から近世にかけての幅広い時代の文学作品から出題され、漢文も同様に文学作品から出題されることが多く、句読点の打たれていない白文もしばしば登場します。

    そのため、出題される作品の著者や時代背景などの知識が求められます。また現代文を手掛かりに、未知の古文や漢文の内容を理解していく力が問われるのが現古漢融合文の特徴です。
    このように現古漢融合文は、複数の文体が複雑に融合した形式が特徴的で、文章間の関連性を意識しながら、文脈から内容を推測する読解力が必要となります。

    現古漢融合文では、以下のような過去問が出題されています。

    • 2016年度 – 甲は芥川龍之介の日記風文章、乙は芥川の小説『地獄変』の一節
    • 2017年度 – 甲は夏目漱石の文章、乙は『源氏物語』の一節、丙は『論語』の一節

    現古漢融合文に対する具体的な対策は以下の通りです。

    1. 古文は、単語と文法をしっかりマスターする。単語帳を完璧に記憶し、文法も理解しておく。
    2. 漢文も同様に、基本的な句法や語彙をマスターしておく。
    3. その上で、長文の読解演習に取り組み、スピードと正確性を高める。
    4. 各文章を独立して読みながら、文章間の関係性にも注意する。
    5. 現代文を手掛かりに、古文や漢文の内容を推測し合う関連性を意識する。
    6. 過去問を繰り返し解き、未知の文章でも正確に理解できるよう訓練する。

    こうした基礎力と読解力を高めることで、現古漢融合文に対応できるようになります。

    早稲田文化構想学部【国語】で使える参考書

    国語対策には以下の参考書がオススメです。

    1. ・近代文語文 問題演習(駿台文庫)
    2. ・現代文と格闘する(河合出版)

    現代文古文漢文の参考書について詳しくはこちらからどうぞ

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早稲田文化構想【日本史】完全対策と勉強法|早稲田専門塾が監修

2016.06.29

ページ目次早稲田文化構想学部学部の【日本史】対策・勉強法早稲田大学文化構想学部【日本史】の傾向早稲田大学文化構想学部【日本史】の特徴早稲田大学文化構想学部【日本史】への取り組み早稲田大学文化構想学部【日本史】対策1:テーマ史対策早稲田大学文化構想学部【日本史】対策2:文化史対策早稲田大学文化構想学部

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  • 早稲田文化構想学部学部の【日本史】対策・勉強法

    早稲田大学文化構想学部を目指す受験生の皆さん、こんにちは。早稲田大学文化構想学部の日本史入試対策について解説したブログをお届けします。文化構想学部は“文化”をキーワードに多角的な教養を身につけることを目指す学部です。その入試でも文化史を中心とした日本史の出題が特徴的です。
    本記事では、文化構想学部の日本史入試の傾向と対策ポイントを詳しく解説します。
    特徴的な出題形式であるテーマ史の対策法や、文化史を中心とした効果的な勉強方法などをアドバイスします。文化構想学部を受験する皆さんの強力な武器となる内容です。
    ぜひこのブログを参考に、戦略的に文化構想学部の日本史入試に備えていきましょう。皆さんの文化構想学部合格を力強く応援しています!

    [toc]

    早稲田大学文化構想学部【日本史】の傾向

    早稲田大学文化構想学部の日本史の試験は、試験時間が60分で合計4題の大問から構成されています。
    出題形式としては、選択式の問題と記述式の問題が併用されており、選択式が全体の約6割を占めています。

    選択式の問題は、設問文を読んで正誤を判断したり、該当する事項を選択したりする形式が主です。
    一方、記述式の問題は、文章の空欄補充や人名・地名・用語などの漢字書き取りが出題されます。

    大問の形式

    大問の形式としては、すべての問題が古代から近世に至るまでの長いスパンの時代を扱うテーマ史の形式が取られています。
    政治史や対外関係の領域だけでなく、文化史や社会経済史に関するテーマも多く取り上げられるのが特徴です。
    したがって、特定の時代や分野に偏った知識ではなく、各テーマを通史的に理解した上で、細かな事項まで網羅的に知っていることが求められます。
    過去問題を解くことで具体的な問題の形式や範囲を把握することも大切な対策となります。
    このように、文化構想学部の日本史入試は、幅広い知識と柔軟な思考力が問われる試験形式といえます。

    早稲田大学文化構想学部【日本史】の特徴

    文化構想学部の日本史の特徴は以下の3点です。

    第一に、全ての大問が古代から近世までの長期にわたる歴史的テーマを扱うテーマ史形式で出題されることです。
    単独の時代や政治史・対外関係だけを問う出題はほとんどありません。

    第二に、政治史や対外関係よりも、文化や社会に関する領域からの出題比率が高いことです。
    例えば、仏教史や教育史、交通史、城郭史といった文化史的なテーマが頻繁に扱われます。

    第三に、史料を用いた論述形式の問題がほとんど出題されないことです。
    記述形式は人名や地名、用語の漢字書き取りに限定されています。

    この三点が文化構想学部日本史の最も大きな特徴です。
    幅広い通史的知識と柔軟な思考力が求められる入試形式といえます。

    早稲田大学文化構想学部【日本史】への取り組み

    文化構想学部の日本史入試に向けた取り組みは以下のようにします。

    1. 1通史で基礎を固める
    2. 2テーマ史で理解を深める
    3. 3文化史や社会経済史に重点を置く
    4. 4過去問を解き、傾向を把握する

    このように、通史学習後はテーマ史や文化史を中心に取り組み、過去問で実戦練習を積むのが効果的です。

    効果的な日本史の勉強法、スケジュールはこちらのブログ記事で記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/nihonshi-benkyomap/"]

    早稲田大学文化構想学部【日本史】対策1:テーマ史対策

    早稲田大学文化構想学部の日本史入試では、全ての大問がテーマ史形式で出題されます。
    テーマ史とは、特定のテーマ(政治・経済・文化など)に沿って時代を追って出題される問題の形式です。

    そのため、テーマ史対策は文化構想学部日本史入試において最も重要なポイントとなります。

    過去の入試で出題されたテーマ史を見ると、以下のようなテーマが挙げられます。

    • 仏教史 – 仏教の伝来から各時代の仏教の変遷
    • 教育史 – 古代から近世までの教育制度の変遷
    • 交通史 – 古代から近世の交通網の発達
    • 茶道史 – 茶の伝来と茶道の発展の流れ
    • 城郭史 – 城の起源から近世城郭の発達まで

    このように、宗教、教育、交通、文化などのテーマが出題される傾向にあります。

    このテーマ史の出題に対応するには、単にそのテーマに関連する重要事項を羅列的に覚えるだけでは不十分です。
    各テーマを通史的に捉え、古代から近世までの流れを大まかに追えることが重要なのです。

    テーマ史の勉強の仕方1【仏教史】

    Bukkyo

    仏教史
    • 仏教がいつ頃から日本に伝来したかを確認します。
    • 次に、飛鳥時代から奈良時代にかけての仏教の受容と国家仏教の特徴を押さえます。飛鳥時代の仏教伝来、聖徳太子と仏教の関係、蘇我氏の仏教保護、国分寺・薬師寺の建立などを丁寧に読み込みます。
    • 平安時代以降の仏教の諸宗派の興隆について確認します。天台宗、真言宗、浄土宗などの成立過程と特徴を押さえておきます。
    • 鎌倉時代には、禅宗を中心とした仏教文化が栄えました。建長寺など鎌倉の寺院について知識を深めます。

    このように、通史的な流れを追いながら主要な出来事を丁寧に確認することで、仏教史に対する理解が深まります。重要語句も押さえておくことで、入試での書き取りにも対応できるようになります。

    テーマ史の勉強の仕方2【茶道史】

    Sado

    茶道史
    • 茶道史では、まず茶がいつごろから日本に伝来したのかを確認します。奈良時代の 鑑真 と最澄によって伝えられたことを押さえておきます。
    • 次に、平安時代から室町時代にかけての茶の受容と変遷を見ていきます。栄西や村田珠光らによる宋の点茶法の伝来、鎌倉時代の臨済宗寺院と茶の関係、室町時代の茶の堂や茶会などを丁寧に確認します。
    • 安土桃山時代から江戸時代初期の茶道の発展を追います。千利休によるわび茶の完成、江戸時代の茶道的生活様式の広がりなどを押さえておきます。

    このように時代ごとの茶文化の特徴を確認しながら、茶道の通史を概観できるようにしておけば、入試で出題される茶道史のテーマ史問題に対応できるでしょう。

    早稲田大学文化構想学部【日本史】対策2:文化史対策

    文化構想学部の日本史入試で最も特徴的なのは、政治史や外交史よりも文化史からの出題比率が高いことです。

    過去の入試を見る限り、概ね全問題の5割前後が文化史系の内容が問われています。

    思想や宗教、文学作品から関連事項が出題されるケースが比較的多く見られます。
    また、美術や建築に関する事項、例えば寺社建築の様式や絵画の流派についても頻出しています。
    例えば過去の入試では、以下のような文化史に関する事項が問題として出題されています。

    • 平安時代の大江姓とその作品
    • 鎌倉時代の禅宗寺院としての建長寺
    • 室町時代の金碧料文房とその技法
    • 桃山時代の城郭建築である伏見城の天守

    このため、各時代の文化全般を通史的に理解し、主要な文化財や遺跡、代表的な作品や人物について、事典等を利用して知識を深めておく必要があります。
    文化史関連の史料にも目を通し、背景を把握することも有効です。

    文化構想学部の「文化」という学部の特性を理解した上で、文化史を意識した対策を強化することが、
    この入試での高得点を得るための近道だと言えるでしょう。限られた時間の中で効果的に力を入れる領域を選ぶ意味でも、文化史の取り組みは重要といえます。

    早稲田大学文化構想学部で資料問題はほとんどでないが・・

    早稲田大学文化構想学部の日本史入試では、史料を用いた資料問題の出題はほとんどありません。
    過去に数回出題例があるものの、今後も出題される可能性は低いと考えられます。
    そのため、資料問題の対策としては、歴史上の重要な史料に目を通し、内容を把握しておくことがメインになります。

    資料集を使って、主要な史料の内容を押さえておきましょう。

    早稲田大学文化構想学部【日本史】で使える参考書

    早稲田大学文化構想学部日本史でおすすめの参考書は、「石川実況中継」「東進日本史一問一答」「日本史史料一問一答」「実力をつける日本史100題」「ヒストリア」などです。
    「石川の実況中継」で基礎をしっかり身に付け、「日本史一問一答」で細かい知識を蓄えましょう。
    その上で、「日本史史料一問一答」で史料対策を行い、「実力をつける日本史100題」「ヒストリア」で総仕上げをするのが良いでしょう。
    通史理解とともに、一問一答や過去問で細かい知識と正誤問題対策を積むのが合格への近道です。

    テーマ史の対策をするためには、Z会のテーマ史がおすすめです。文化史の対策にもなりますのでやってみると良いでしょう。
    [itemlink post_id="23335"]

    早慶レベルの日本史の具体的な参考書はこちらでも記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokujapanesehistory-schedule/"]

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