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早稲田大学対策

【26年入試】早稲田大学の穴場学部ベスト3を専門塾講師が徹底解説

最新版早稲田大学で受かりやすい学部学科は?

こんにちは。早慶専門塾ヒロアカの小野です。
早稲田大学の受験を考えるときに多くの受験生が気になるのが、「どの学部が比較
的入りやすいのか?」という点です。

結論から言うと、早稲田の穴場学部ランキングベスト3は、以下のようになります。

早稲田で合格しやすい学部Top3

  • 1位:国際教養学部
  • 2位:教育学部
  • 3位:スポーツ科学部

このランキングは、以下の4つの要素をもとに総合的に判断しました。

  1. 倍率→倍率スコア
  2. 問題の取り組みやすさ→難度スコア
  3. 同じ日の日程の大学のレベル→分散スコア

本記事では、これらの基準を踏まえつつ、
各学部がなぜ「穴場」と言えるのかを詳しく解説していきます。

早稲田大学で受かりやすい学部学科一覧

◆早稲田大学で受かりやすい学部学科ランキング

👈 横にスワイプして全ての列を表示 👉
順位 総合
指数
学部・学科 倍率
スコア
難度
スコア
分散
スコア
🥇1位 8.51 国際教養学部 9.51 4.00 10.00
🥈2位 7.78 教育学部 初等教育学専攻 9.71 7.00 2.75
🥉3位 7.30 スポーツ科学部 10.00 6.50 0.00
4位 7.01 教育学部 国語国文学科 8.43 7.00 2.75
5位 6.45 法学部 7.01 5.00 6.21
6位 6.40 教育学部 英語英文学科 8.09 5.00 2.75
7位 6.31 人間科学部 健康福祉科学科 6.13 7.50 5.65
8位 6.29 教育学部 社会科(地理歴史専修) 7.84 5.20 2.75
9位 6.26 政治経済学部 政治学科 9.07 3.50 0.61
10位 6.18 政治経済学部 国際政治経済学科 8.93 3.50 0.61
11位 6.16 人間科学部 人間情報科学科 5.88 7.50 5.65
12位 6.11 教育学部 教育学科(教育学専修) 7.54 5.20 2.75
13位 6.09 教育学部 教育学科(生涯教育学専修) 7.50 5.20 2.75
14位 5.98 人間科学部 人間環境科学科 5.59 7.50 5.65
15位 5.94 教育学部 教育学科(教育心理学専修) 7.25 5.20 2.75
16位 5.17 政治経済学部 経済学科 7.25 3.50 0.61
17位 4.33 文化構想学部 英語4技能利用 3.53 5.00 6.05
18位 4.25 文学部 一般方式 3.04 5.30 6.83
19位 4.04 文学部 英語4技能利用 2.79 5.00 6.83
20位 3.35 商学部 数学型 4.41 3.50 0.00
21位 3.06 社会科学部 3.43 5.00 0.00
22位 2.62 文化構想学部 一般方式 0.59 5.30 6.05
23位 1.10 商学部 地歴・公民型 0.00 5.50 0.00
👈 横にスワイプして全ての列を表示 👉
※本記事では、早稲田理工学部、併願可能性が少ないため一覧の表から外しました。

各指標の具体的な説明

本サイトの指標は、倍率スコア(実質倍率の低さを0–10化)、分散スコア(同日競合で受験層が割れる度合いを0–10化)、難度スコア(問題の”易しさ”を10段階で細分化:10=易、0=難)で構成。
総合指数は 0.6×倍率 + 0.2×難度 + 0.2×分散 で算出しています。

上記表は学部学科でしたが、説明については学部ごとに説明をしていきます。

早稲田で受かりやすい1位 国際教養学部(SILS)

国際教養学部(SILS)は総合指数8.51で早稲田大学内で最も合格しやすい学部です。英語重視の入試形態が特徴で、英語力に自信がある受験生には有利な学部と言えます。同日に慶應・MARCH上位校との競合があるため、受験層が分散しやすく、統計上の入りやすさが生まれています。

国際教養学部の倍率

倍率スコア:9.51(実質倍率の平均 約3.0倍)。近年は実質倍率が低めに安定しており、早稲田大学の中では比較的チャンスのある学部です。英語重視層が慶應・MARCH上位へ同日併願で流れるため、統計上の「入りやすさ」が生まれています。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
国際教養学部 3.2 3.2 2.7 3.03

国際教養学部の分散

分散スコア:10.00(最大)。慶應(経)・明治(文)・青学(文/教育)・立教(全学部)・中央(商)などと重なりします。同じ英語得意層が複数大学に分散しやすく、母集団の競争圧が下がりやすいのが特徴です。この分散効果により、実質的な競争率が緩和される傾向にあります。

国際教養学部の難易度

難度スコア:4.00。読解自体は標準帯ですが、自由英作文×2+和文要約記述負荷が大きい設計です。時間内に論旨一貫・根拠付きで書き切る運用力が必要となり、英語の総合力が問われます。単なる読解力だけでなく、論理的思考力と表現力が求められる試験です。

入試問題自体は、読解問題は早稲田国教の受験者層を考えると、

英語が得意な生徒であれば、十分満点近くの点数が取れるレベルです。

ライティングが他大学を受ける人からすると難しいです。

早稲田国教の対策についてはこちらの記事をご覧ください。

国際教養学部のメリット・デメリット

SILSのメリット
  • 倍率が低めで推移:統計上の入りやすさがある
  • 分散が最大:同日競合により受験層が割れ、チャンスが増える
  • 英語を武器にできる受験生ほど、再現性のある得点設計が可能
SILSのデメリット
  • 記述負荷が大:要約・自由英作の完成度と時間配分で失点が大きくなりやすい
  • 表現精度の要求が高い:論理の一貫性/段落構成/語彙選択が合否に直結
  • 細部の方式は年度で微調整あり:最新要項の確認が必須
総合指数:8.51(倍率 9.51/難度 4.00/分散 10.00)
Keio
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早稲田で受かりやすい2位 教育学部

教育学部は総合指数7.78(初等教育学専攻が学部内最高)で早稲田大学内で2番目に合格しやすい学部です。学部全体として標準〜やや易寄りの問題傾向が特徴で、基礎から標準レベルの徹底が合格につながりやすい学部です。学科ごとに特色があり、自分の得意科目を活かした選択が可能です。

教育学部の各指標の具体的な説明

教育学部は方式が近く、学部全体として「標準〜やや易」寄り(ただし英文が長文化傾向)。ここでは学部全体の指標に加え、学科ごとの数値差を明確に示します(数値は0–10化、総合指数は倍率0.6+難度0.2+分散0.2)。

教育学部の倍率

学部平均の実質倍率:約4.0倍(7専攻平均)。中でも初等教育実質倍率2.9倍で学部トップの低さを誇ります。国語国文学科も3.77倍と比較的低めで狙い目です。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
初等教育学専攻 3.0 2.8 2.9 2.90
国語国文学科 3.8 3.6 3.9 3.77
英語英文学科 4.0 3.8 4.2 4.00
社会科(地理歴史専修) 4.2 4.0 4.3 4.17
教育学科(教育学専修) 4.7 4.7 3.7 4.37
教育学科(生涯教育学専修) 4.7 4.7 3.8 4.40
教育学科(教育心理学専修) 4.7 4.7 4.3 4.57
学部平均(単純) 4.16 4.04 3.87 4.03

学科別の倍率スコア(高いほど易)と実質倍率は以下の通りです。

  • 初等教育学専攻:倍率スコア 9.71(実質約2.9倍
  • 国語国文学科:8.43(約3.8倍)
  • 英語英文学科:8.09(約4.0倍)
  • 社会科(地理歴史):7.84(約4.2倍)
  • 教育学科(教育学専修):7.54(約4.4倍)
  • 教育学科(生涯教育学専修):7.50(約4.4倍)
  • 教育学科(教育心理学専修):7.25(約4.6倍)

→ 学部内では初等>国文>英文の順に倍率面で有利です。

教育学部の分散

分散スコア(学部内ほぼ共通):2.75。主な同日競合は上智(TEAP2次)・青学(経済)など。SILSほどの大きな分散は起きにくい一方、致命的に不利な日程でもありません。

教育学部の難易度

教育学部は総じて標準〜やや易。ただし長文化(特に英語)で時間配分が難所となります。学科別の難度スコア(10=易)は以下です。

  • 初等教育学専攻:7.00(標準〜やや易。長文読み切りが課題)
  • 国語国文学科:7.00(標準〜やや易。古文・現代文の安定感が効く)
  • 英語英文学科:5.00(英文の密度が高く、やや重い)
  • 社会科(地理歴史):5.20(資料読解を含み中程度の負荷)
  • 教育学科(教育学/生涯/教育心理):各5.20(標準帯、語数負荷に注意)

→ 難度面では初等・国文がやや有利。英文は問題密度のぶん、訓練が必要です。

2022年より英語の問題に大きな変更がありました。

次年度以降はまだどうなるか不明ですが、

取り組みやすかったそれまでと比べると超長文になりましたので、避ける受験生が増える可能性が大きくあるでしょう。

勉強法対策についてはこちらの記事で紹介しています。

教育学部のメリット・デメリット

教育学部のメリット
  • 倍率が総じて低〜中で、統計上の取りやすさがある
  • 出題は標準〜やや易寄り:基礎〜標準の徹底で合格点に届きやすい
  • 学科ごとの特色で、得意科目を活かした選択が可能(初等・国文は特に狙い目)
教育学部のデメリット
  • 英語が長文化しがちで、時間配分を誤ると得点が不安定
  • 分散効果が中程度のため、SILSほどの”他校流出”恩恵は小さい
  • 不得意科目を残すと配点の重さで失点が大きくなりやすい
学部代表(初等教育学専攻)総合指数:7.78(倍率 9.71/難度 7.00/分散 2.75)
学部内レンジ(総合指数)5.94 ~ 7.78

  • 国語国文学科:総合 7.01 / 英語英文学科:6.40 / 社会科:6.29
  • 教育学(教育学):6.11 / 生涯教育:6.09 / 教育心理:5.94
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早稲田で受かりやすい3位 スポーツ科学部

スポーツ科学部は、総合指数7.30で早稲田大学の中で3番目に合格しやすい学部となっています。倍率の低さ問題の取り組みやすさが最大の特徴です。共通テスト主体の試験方式で対策を一本化しやすい一方、小論文の有無・配点が合否を左右する点に注意が必要です。

スポーツ科学部の倍率

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
スポーツ科学部 2.8 2.8 2.5 2.70

倍率スコア:10.00(今回セット中の最上位)。実質倍率が2.7倍と低く、統計上は最も拾いやすい部類です。この低倍率は、受験生にとって大きなアドバンテージとなります。

スポーツ科学部の分散

分散スコア:0.00。同日競合がほぼなく、分散の恩恵は期待しにくい構造です。他大学との日程重複が少ないため、受験層が分散せず、スポーツ科学部を志望する受験生が集中しやすい傾向にあります。

スポーツ科学部の難易度

難度スコア:6.50。共通テスト主体の試験で、標準的な問題が中心です。ただし、年度によっては小論文(資料型/PISA型)が課される場合があり、その対策が必要です。基礎から標準レベルの問題をしっかり押さえることで、高得点が狙える学部です。

スポーツ科学部のメリット・デメリット

スポ科のメリット
  • 倍率優位が最大級で、基礎~標準問題の精度勝負に持ち込みやすい
  • 共通テストに一本化した学習設計が可能(科目展開が読みやすい)
  • 形式のブレが小さく、演習量が得点に直結しやすい
スポ科のデメリット
  • 小論文の有無・配点で合否が大きく動く(未対策だと上位でも落とす)
  • 分散が弱く、当日の自力勝負になりやすい
  • 共通テストの取りこぼしは挽回が難しい
総合指数:7.30(倍率 10.00/難度 6.50/分散 0.00)

早稲田で受かりやすい4位 法学部

法学部は総合指数6.45で早稲田大学内で4番目に合格しやすい学部です。読解精度×情報処理を堅実に積み上げるタイプの試験で、設問の安定性が高く、同日競合が多いため分散の恩恵も受けやすいのが特徴です。正確性重視の受験生には向いている学部と言えます。

法学部の倍率

倍率スコア:7.01。実質倍率は約4.7倍で、中位~やや高めの倍率帯で推移しています。スポーツ科学部や国際教養学部と比べると倍率面での優位性は低いですが、極端に不利というわけではありません。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
法学部 4.3 4.6 5.3 4.73

法学部の分散

分散スコア:6.21。慶應・明青中などと幅広く重なるので、受験層が割れやすい配置です。この分散効果により、実質的な競争が緩和される傾向にあります。

法学部の難易度

難度スコア:5.00。長文の情報密度と一部記述(要約など)で精度と時間配分が要求されます。単なる速読力だけでなく、正確に内容を把握し、論理的に記述する力が求められる試験です。

早稲田の中でも最難関学部の一つである法学部です。

ですが、早稲田の中でも倍率は低めです。

合格ができるかどうかは、150字程度の要約に国語に時間を回せるかどうかがポイントになるでしょう。

どの科目も記述問題があるので、記述力がポイントになります。

法学部のメリット・デメリット

法学部のメリット
  • 形式が安定しており、根拠に戻る読みケアレス抑制で得点が安定
  • 分散効果が大で、同日競合の流出に助けられやすい
  • 正確性重視の受験生に再現性が高い
法学部のデメリット
  • ミスのコストが高い(正誤・空所補充で一問の重みが大きい)
  • 速度×精度の両立が必要で、緩い読みでは伸びない
  • 倍率は中位帯で油断しにくい
総合指数:6.45(倍率 7.01/難度 5.00/分散 6.21)
bannaer

早稲田で受かりやすい5位 人間科学部

人間科学部は総合指数6.31(健康福祉科学科が学部内最高)で早稲田大学内で5番目に合格しやすい学部です。資料読解・思考力型の要素を含みつつ、全体としては標準~やや易の問題傾向が特徴です。慶應SFC等と同日で、分散の恩恵も期待できます。

人間科学部の倍率

学部平均の実質倍率:約5.5倍(3学科平均)。学科別では健康福祉科学科が5.33倍と最も低く、人間環境科学科が5.70倍とやや高めです。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
健康福祉科学科 6.0 6.0 4.0 5.33
人間情報科学科 6.0 6.0 4.5 5.50
人間環境科学科 5.7 5.5 5.9 5.70
学部平均(単純) 5.90 5.83 4.80 5.51
  • 健康福祉科学科:倍率スコア 6.13
  • 人間情報科学科:5.88
  • 人間環境科学科:5.59

学部内では健康福祉 > 情報 > 環境の順で倍率面の有利度が高い(値が高いほど易)。

人間科学部の分散

分散スコア:全学科 5.65。慶應SFC(総政・環情)や青学(地球社会など)と同日で、分散が効きやすい構造です。この同日競合により、受験層が他大学に流れやすく、実質的な競争率が緩和される傾向にあります。

人間科学部の難易度

難度スコア:全学科 7.50(やや易)。資料・統計リテラシーは要るものの、記述負荷は限定的です。基礎から標準レベルの問題が中心で、論理的思考力と資料読解力があれば高得点が狙えます。

人間科学部のメリット・デメリット

人間科学部のメリット
  • 分散が中~大で、同日流出の恩恵が見込める
  • 難度がやや易で、基礎+論理整理の徹底が効く
  • 資料・統計に強い受験生は差をつけやすい
人間科学部のデメリット
  • 教材が発散しやすく、形式に寄せた演習設計が必要
  • 年度によっては分量負荷が増し、時間配分の難易度が上がる
  • 倍率は中位帯で楽観は禁物
学部代表(健康福祉科学科)総合指数:6.31(倍率 6.13/難度 7.50/分散 5.65)

  • 人間情報科学科:総合 6.16(倍率 5.88/難度 7.50/分散 5.65)
  • 人間環境科学科:総合 5.98(倍率 5.59/難度 7.50/分散 5.65)

早稲田で受かりやすい6位 政治経済学部

政治経済学部は総合指数6.26(政治学科が学部内最高)で早稲田大学内で6番目に合格しやすい学部です。総合問題(資料・英語・記述)の比重が高く、問題の”重さ”が最大の壁です。倍率は低めに見えても、難度スコアが低いため、総合指数では中位に留まっています。

政治経済学部の倍率

学部平均の実質倍率:約3.8倍(3学科平均)。政治学科と国際政治経済学科は3.3~3.4倍と低めですが、経済学科は4.57倍とやや高めです。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
政治学科 3.4 3.4 3.2 3.33
国際政治経済学科 3.3 2.7 4.3 3.43
経済学科 5.1 4.0 4.6 4.57
学部平均(単純) 3.93 3.37 4.03 3.78
  • 政治学科:倍率スコア 9.07
  • 国際政治経済学科:8.93
  • 経済学科:7.25

倍率面では政・国政経 > 経済。政治学科と国際政治経済学科は倍率面で有利です。

政治経済学部の分散

分散スコア:全学科 0.61。主な同日競合が限定的で、分散の恩恵は小さい配置です。他大学との日程重複が少ないため、受験層の分散効果はあまり期待できません。

政治経済学部の難易度

難度スコア:全学科 3.50。和文読解+英文読解+自由英作など、記述・統合処理の負荷が高いのが特徴です。複数の資料を統合して論理的に記述する力が求められ、時間配分の難易度も高い試験です。

早稲田政治経済の対策についてはこちらの記事をご覧ください。

政治経済学部のメリット・デメリット

政経のメリット
  • 思考力型の受験生にはフィットしやすく、上振れが出やすい
  • 過去問の傾向が掴めれば、設問別テンプレで再現性を作れる
  • 倍率面は相対的に有利(特に政・国政経)
政経のデメリット
  • 総合問題の重さで難度スコアが伸びにくく、時間配分の失敗が致命傷に
  • 分散が小さく、倍率以外の追い風が弱い
  • 対策の着手が遅いと完成度が間に合いにくい
学部代表(政治学科)総合指数:6.26(倍率 9.07/難度 3.50/分散 0.61)

  • 国際政治経済学科:総合 6.18(倍率 8.93/難度 3.50/分散 0.61)
  • 経済学科:総合 5.17(倍率 7.25/難度 3.50/分散 0.61)

早稲田で受かりやすい7位 文化構想学部

文化構想学部は総合指数4.33(英語4技能利用が学部内最高)で早稲田大学内で7番目に合格しやすい学部です。読解+要約の同型形式が特徴です。分散は中~大ですが、倍率が重くのしかかる配置で、特に一般方式は倍率面で不利です。

文化構想学部の倍率

学部平均の実質倍率:約8.1倍(2方式平均)。一般方式は9.1倍と非常に高く、英語4技能利用でも7.1倍と高めです。倍率面では厳しい戦いを強いられる学部です。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
英語4技能利用 7.0 6.9 7.4 7.10
一般方式 10.0 8.5 8.8 9.10
学部平均(単純) 8.50 7.70 8.10 8.10
  • 英語4技能利用:倍率スコア 3.53
  • 一般方式:0.59

一般方式は倍率スコアが極めて低く、統計的に不利。英4技能は相対的にマシですが、それでも厳しい戦いです。

文化構想学部の分散

分散スコア:両方式 6.05。立教・中央法・法政などと重なり、分散の恩恵は中~大。同日競合により受験層が他大学に流れやすく、実質的な競争率が緩和される効果があります。

文化構想学部の難易度

  • 英語4技能利用:難度スコア 5.00
  • 一般方式:5.30

いずれも標準帯。要約の運用力で差が出やすく、論理的な文章構成力と時間配分が求められます。

文化構想学部のメリット・デメリット

文化構想のメリット
  • 分散が効くため、同日併願の設計次第で上振れが出る
  • 読解・要約型に強い受験生は再現性を作りやすい
文化構想のデメリット
  • 一般方式は倍率の不利が大きい
  • 語数と要約で時間が足りなくなる受験生が多い
学部代表(英語4技能利用)総合指数:4.33(倍率 3.53/難度 5.00/分散 6.05)

  • 一般方式:総合 2.62(倍率 0.59/難度 5.30/分散 6.05)

早稲田で受かりやすい8位 文学部

文学部は総合指数4.25(一般方式が学部内最高)で早稲田大学内で8番目に合格しやすい学部です。文化構想と形式が近似(読解+要約)で、分散は強めですが、倍率の重さが大きな課題です。文化構想学部と同様、高倍率との戦いを強いられる学部です。

文学部の倍率

学部平均の実質倍率:約7.5倍(2方式平均)。両方式とも7倍台で推移しており、倍率面では厳しい状況が続いています。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
一般方式 8.2 7.1 7.0 7.43
英語4技能利用 8.2 7.1 7.5 7.60
学部平均(単純) 8.20 7.10 7.25 7.51
  • 一般方式:倍率スコア 3.04
  • 英語4技能利用:2.79

両方式とも倍率スコアが低く、統計的には不利な状況です。

文学部の分散

分散スコア:両方式 6.83(高め)。同日競合の影響で受験層が割れやすい配置です。この分散効果により、実質的な競争率がある程度緩和される傾向にあります。

文学部の難易度

  • 一般方式:難度スコア 5.30
  • 英語4技能利用:5.00

どちらも標準帯。国語・英語の二輪で”取り切る”設計が有効で、深い読解力と論理的な記述力が求められます。

文学部のメリット・デメリット

文学部のメリット
  • 分散が強いことで、日程の組み方次第で上振れが期待できる
  • 過去問研究が比較的効きやすい
文学部のデメリット
  • 倍率の重さが常にネック
  • 要約の精度不足で安定しないケースが多い
学部代表(一般方式)総合指数:4.25(倍率 3.04/難度 5.30/分散 6.83)

  • 英語4技能利用:総合 4.04(倍率 2.79/難度 5.00/分散 6.83)

早稲田で受かりやすい9位 商学部

商学部は総合指数3.35(数学型が学部内最高)で早稲田大学内で9番目に合格しやすい学部です。地歴・公民型は総合指数1.10で最下位(23位)です。分散がゼロで、外的な追い風がなく、純粋な実力勝負となる学部です。数学型と地歴・公民型で大きく状況が異なります。

商学部の倍率

学部平均の実質倍率:約8.0倍(2方式平均)。数学型は6.5倍、地歴・公民型は9.5倍と、方式によって大きな差があります。

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
数学型 6.8 6.5 6.2 6.50
地歴・公民型 10.3 9.3 8.9 9.50
学部平均(単純) 8.55 7.90 7.55 8.00
  • 数学型:倍率スコア 4.41 … セット内では中下位。統計上はやや不利
  • 地歴・公民型:倍率スコア 0.00 … セット最下位水準。実質倍率9.5倍は早稲田大学内で最も高く、統計上はかなり不利

商学部の分散

数学型/地歴・公民型ともに 分散スコア:0.00。同日競合による受験層の流出効果がほぼ働かないため、当日の自力勝負になりやすい構造です。他大学との日程重複が少なく、商学部を志望する受験生が集中しやすい傾向にあります。

商学部の難易度

  • 数学型:難度スコア 3.50 … 文系目線ではやや重い(計算+論理の精度要求)。数学の力が合否を大きく左右します。
  • 地歴・公民型:難度スコア 5.50標準帯。暗記+精選演習で積み上げ可能ですが、高倍率との戦いが課題です。

早稲田商学部の数学はものすごく難しいです。

60点中で平均点が一桁のこともあるというなかなかの部類の学部です。

数学が得意ならぜひ望んでみると良いでしょう。

一方で地歴型は、現在早稲田大学で一番難しくなっている形式です。

日程の関係から、現在唯一早稲田で10倍を超える倍率となっています。

倍率10倍を超えてくると、、1点,2点で合格が分かれてしまいます。

とはいえ、問題自体は基礎的な問題も多いので、

基礎の徹底をしていただくことで現役生であっても合格することは可能です。

英語のレベルはここ数年でものすごく上がっているので受験する人は要注意です。

商学部のメリット・デメリット

商学部のメリット
  • 数学型:数学が明確な武器なら差別化しやすい/得点設計がはまりやすい
  • 地歴・公民型:難度は標準帯。範囲を絞った重点暗記+過去問反復で伸ばせる
  • 英語は概ね標準~やや密度高めで、精度重視の学習が結果に直結
商学部のデメリット
  • 分散がゼロで外的な追い風がなく、取りこぼしがそのまま致命傷になりやすい
  • 数学型処理速度×正確性の両立が必須。苦手だと一気に厳しい
  • 地歴・公民型倍率の不利が大きく、統計上は分が悪い(過去問適合が鍵)
方式別・総合指数

  • 数学型:総合 3.35(倍率 4.41/難度 3.50/分散 0.00)
  • 地歴・公民型:総合 1.10(倍率 0.00/難度 5.50/分散 0.00)

学部代表(ランキング表での表示)は数学型(総合 3.35)ですが、地歴・公民型も上記の通り数値を併記します。地歴・公民型は実質倍率9.5倍と早稲田大学内で最も高く、最も合格が難しい方式となっています。

早稲田で受かりやすい10位 社会科学部

社会科学部は総合指数3.06で早稲田大学内で10番目に合格しやすい学部です。倍率は中程度ですが、分散がゼロで外的な追い風がなく、純粋な実力勝負となる学部です。

社会科学部の倍率

最新3年の実質倍率
学科・方式 2025 2024 2023 平均
社会科学部 5.0 8.5 8.0 7.17
学部平均(単純) 5.00 8.50 8.00 7.17

倍率スコア:3.43。実質倍率は中程度で推移していますが、倍率面での大きな優位性はありません。

社会科学部の分散

分散スコア:0.00。同日競合による受験層の流出効果がほぼ働かないため、当日の自力勝負になりやすい構造です。

社会科学部の難易度

難度スコア:5.00(標準)。学際的な問題が特徴で、複数分野にまたがる知識と論理的思考力が求められます。

社会科学部のメリット・デメリット

社会科学部のメリット
  • 学際的な視点を持つ受験生には適合しやすい
  • 過去問研究で出題傾向を掴みやすい
社会科学部のデメリット
  • 分散がゼロで外的な追い風がない
  • 複数分野の知識が必要で対策範囲が広い
総合指数:3.06(倍率 3.43/難度 5.00/分散 0.00)

結局、早稲田を受けるにはどの学部が良いの?

総合指数に基づく合格しやすさのランキングは以下の通りです。

  1. 国際教養学部(総合指数 8.51)
  2. 教育学部(総合指数 7.78 ※初等教育学専攻が学部内最高)
  3. スポーツ科学部(総合指数 7.30)
  4. 法学部(総合指数 6.45)
  5. 人間科学部(総合指数 6.31 ※健康福祉科学科が学部内最高)

問題のレベル、倍率、分散を総合的に考慮すると、このような順番になります。

もちろん、入りやすい=簡単に入れるという意味ではありません。

最初の段階でも述べていますが、絶対的な基礎学力は必要不可欠です。基礎学力がまだまだないな・・・という人で、どうしても早稲田大学に入りたい!という人は、とにかくまずは基礎学力をつけることを意識してください。

早稲田に受かるには結局どうしたら良いのか?

早稲田に受かるためには、文系、理系に関わらず英語をできるようにするのが最優先事項です。

下記各学部ごとの、一般入試における配点と英語の配点割合を見てください。

学部 全体の配点 英語の配点 英語の割合
政治経済学部 200 85 42.5%
法学部 150 60 40%
教育学部* 150 50 33.3%
商学部 200 80 40%
国際教養学部 200 100 50%
文化構想学部 200 75 37.5%
文学部 200 75 37.5%
理工学部 360 120 33.3%
注意点

*教育学部は学科によって配点が異なるので詳しくは自身の志望学科を見てください。

どこの学部も英語の配点が高く、早稲田大学全体だと約38%となります。早稲田大学の英語はどの学部も非常に難しく、そう簡単には対策は終わりません。

学力にもよりますが、1年単位での対策が必要になってくる場合も多々あります。

チェック

当塾では、英語が全然できない基礎レベルから早稲田レベルまで、何をどのように勉強したら良いのか指導をしていきます。もちろん、他の科目についても対策をしています。お気軽にご相談ください。

絶対に早稲田に合格したいなら英語を強化しよう!

絶対に早稲田大学に合格したい!という強い意志を持っているのであれば、下記をペースメーカー、目標にすると良いでしょう。

  • 高校1年→英検2級
  • 高校2年→英検準1級
  • 高校3年→英検1級単語

英語をどのように勉強したら良いのかわからない、参考書はどのような教材を使えば良いのか???という人は下記をご覧ください。

早慶合格までの時間は具体的にどれくらい?

どれくらい勉強したら早慶に受かるのかわからない・・・

こちらの記事で具体的に何時間くらい勉強したら良いのか説明しています。

慶應にも受かりやすい学部はあるの

慶應にも合格するための穴場学部はありますよ

早慶の穴場学部をこちらの記事では包括的に説明しています。

GMARCHでも狙い目の学部はありますか?

GMARCHの方が学部が豊富で狙い目となる学部があります。

ただし、年によって狙い目、穴場の学部は異なりますので注意してください。

受験は情報戦です。

受験日程から考える入試戦略

受験を考える上で入試日程を熟知した上で、自身の受験校を決めることは必要不可欠です。

どのような関係性になっているのか、難関大学の2月のスケジュールから考えていきます。

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小野 和久

高校時代の成績は、偏差値30いかない程度。その状態から、皆に合わせて予備校に行くもうまくいかず、浪人。浪人生活の中で独学で勉強法を編み出して早慶ダブル合格を果たし、慶應義塾大学経済学部に進学。その後、留学せずに英検1級、TOEIC990点、国連英検特A級を習得。 また、在学中に慶應早稲田専門の本塾を起業し、数々の偏差値30からの生徒を合格に導きました。当塾での合格の秘訣は、「考えて勉強をすること」です。 このような自身の経験から考えて勉強することの重要性を認識し、考えて勉強することで勉強を効率化してどんな学力の受験生に対しても独自カリキュラムを提供しています。早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIA塾長。