偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

  • 資料請求
  • カウンセリング

慶應義塾大学法学部【世界史】|入試の傾向と対策と効率的な勉強法について

2018.10.30

出題される時代は近現代が中心となっており、その点は十分に準備をする必要があります。また、教科書・用語集を超える知識も一部にはあるが、ほとんどは教科書・用語集をすみずみまで学習することで対応可能な問題です。

ただし、大問Ⅰにみられるように地図を使った問題も出題されています。経済学部の問題でもありますが、地図の把握も重要となってきます。
当時の地図だけでなく、それが現在の何という国なのかも含めて準備しておくと良いでしょう。

慶應義塾大学法学部徹底対策| 偏差値30から本番で圧勝する勉強法

2018.02.19

ページ目次慶應義塾大学法学部慶應法学部の入試動向慶應法学部の受験科目と配点法学部生の学生生活について慶應法学部の科目別対策慶應義塾大学 法学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします 慶應義塾大学法学部 ▶特徴 法律学科と政治学科があり、1〜2年次は日吉キャンパス、3〜4年次は三田キ

  • …続きを読む
  • 慶應義塾大学法学部

    ▶特徴

    法律学科と政治学科があり、1〜2年次は日吉キャンパス、3〜4年次は三田キャンパスです。この2つの学科の違いは法律学を中心に学ぶか政治学を中心に学ぶかが主になります。政治学科の方が自由に取れる科目が多いという点で人気のようですが、経済学が必修にあるため、入学後数学の知識が少し必要となります。ただし合格最低点や倍率に大きな差異はありません。また、法学部にはフェニックス制度というものがあり、端的に言えば留年しにくいです。

    [toc]

    慶應法学部の入試動向

    私大最難関なので、受験者層のレベルは高いです。そのため、基本的なことができていることは大前提で、高速で処理していく力が必要になります。単に勉強をしているだけではなかなか対策はできないため、法学部に特化した対策が必要になります。

    法律学科の倍率

    [keio-ho-ho-bairitu]

    法律学科の合格最低点

    [keio-ho-ho-gokakusaitei]

    政治学科の倍率

    [keio-ho-seiji-bairitu]

    政治学科の合格最低点

    [keio-ho-sei-gokakusaitei]

    慶應法学部の受験科目と配点

    受験科目と配点は、英語200点、日本史・世界史(うち1つ)100点、論述力100点の計400点となっています。

    法学部生の学生生活について

    当塾の講師や学生講師、学生インタビューなどから得た貴重な大学での学生生活の情報をお伝えしていきます。

    学生A

    特に政治学科は何か一つのことに夢中になる人が多い。一例では、外大にも通って数十カ国語履修している人もいれば、音大とダブルスクールしている人もいる。法律学科は真面目で複数のことを両立してこなす人が多いイメージ。ダブルスクールする人は少ない。

    慶應法学部の科目別対策

    [su_row]

    [su_column size="1/2"]

    eigo

    英語対策はこちら

    [/su_column]

    [su_column size="1/2"]

    syakai

    日本史対策はこちら

    世界史対策はこちら

    [/su_column][/su_row] [su_row][su_column size="1/2"]

    kokugo

    小論文対策はこちら 

    [/su_column]

    [su_column size="1/2"][/su_column]

    [/su_row]

    慶應義塾大学 法学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、慶應大学専門指導塾として法学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、慶應義塾大学法学部に合格するためにどのように勉強をしたらよいのか指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    慶應義塾大学法学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

    [ad doc=""]

2013年度 慶應FIT入試B方式

2017.11.20

2013年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式 全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接  慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。 ちなみに以下が、合格者の人数となっています。 2017(

  • …続きを読む
  • 2013年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式

    全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接

     慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。

    ちなみに以下が、合格者の人数となっています。

    2017(平成29)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 192(118) 63(40) 32(25)
    B方式 148(89) 100(65) 67(47)
    政治学科 最大80名 A方式 215(137) 69(48) 32(25)
    B方式 184(115) 100(65) 68(47)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2016(平成28)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 180(111) 68(55) 30(24)
    B方式 162(100) 106(70) 67(43)
    政治学科 最大80名 A方式 213(144) 68(60) 30(27)
    B方式 145(87) 94(61) 65(45)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2015(平成27)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 144(94) 74(55) 40(31)
    B方式 88(60) 86(60) 53(40)
    政治学科 最大80名 A方式 213(136) 78(57) 30(23)
    B方式 125(89) 100(75) 60(46)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。
    ( ):内数 女子

    では、2014年度のB方式の二次選考の回答のやり方について説明していきます。問題はこちらです。⇨http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/fit13_b.html

    大問1:資料読み取り型小論文

    大問1では、与えられた資料(グラフ,表,データ,条文, 判例など)から読み取れることを 400 字程度にまとめます。ここでは、社会科学に必要な論理的 な思考力,考察力や多様なデータに対する知識が求められます。

    2013年度では、1980年から2005年までのグラフが四つ並んでいます。まず一つ目は、日本における糖尿病罹患者のグラフです。ここからわかるのは、1984年を境に右肩上がりにあることです。次に二つ目は、日本における自動車保有台数の移り変わりです。ここでは、1980~2005の間で緩やかに上昇いているとわかりますね。また、1980年と2005年ではほとんど倍増していることもわかります。そして三つ目は、日本の米消費量(一人の一年あたり)の年次推移についてです。ここでは、二つ目のグラフと異なり1980~2005の間で緩やかに減少し続けています。最後に四つ目のグラフは、日本におけるBMI25以上=肥満男性の人数です。ここでは、1985年から大きく伸び始めグラフ4の始まりである1980年と比べてほとんど2倍になっていることがわかりますここで注意すべき点なのですが、この様なグラフや資料を読み取る型の小論文では、グラフから読み取れること以外を勝手に想像して書くことはやってはいけません。

    では、以上グラフ①、②、③及び④から読み取れる点を複合して問題点を指摘しましょう。つまり、米の消費量の低下≒食の西洋化そして、食生活の大きな変化に加え自動車の保有台数増加に伴う肥満男性の人数の上昇といった問題点です。それらを、上手に400字程度まとめてみましょう。以下が解答例です。

    ~解答例~

    図A,図B及び図Cは女性の労働率について、年齢で分け国毎に集計したものを図ごとに年度別にまとめたものである。まず、図Aでは韓国が全体的に低いものの各国とも女性の労働率に差はないと言える。しかしながら、図Bでは女性の社会進出に早期に乗り出した北欧のスウェーデンが全体的に大きく伸びを見せている。さらに、フランスも20代〜30代までの女性労働率が大幅に上昇している。その反面で、日本及び韓国は20年前の図Aとそれほど変わらず、腹ばいとなっている。そして、図Cではフランスも定年前までの女性労働率が全体的に上昇し、かつ日本もスウェーデンやフランスほどではないが上昇していることがうかがえる。また、図A及び図Bではそれほど変化の見えなかった韓国も20代の女性労働率が上昇している。この要因としては、女性差別の撤廃や女性の社会進出及び女性の育児休暇などへの関心の高さが、フランス・スウェーデンと日本や韓国を分けていると考えられる。(計410字)

     

    ※今回は文字数の関係で、図Cにおいてみられるフランス・スウェーデンでは育児休暇期間とみられる時期(20代後半〜30代前半)でも女性の労働率は低下していない反面で、日本や韓国では一時的に低下してしまうことを省きました。ですが、それについてのアプローチも可能です。

    大問2:発想力が問われる小論文

    大問2は、創造力,独創性,発想力が主に問われる問題で、対策をしていないと面食らうことになります。ですが、毎年割と奇抜な問題が出題されるために、過去の問題を遡っていればある程度身構えることが出来るでしょう。大問2は、大問1と異なり予想することが出来ないので、発想力に加えてそれにしっかりと肉付けできるほどの論理を身につけることが成功の鍵となってきます。では、2014年度の大問2を見ていきましょう。

    〜設例〜

    『昔、エジプトの発明の神テウトが文字を発明し、神々の王タモスに言った。「文字を学べば、知恵と記憶力が高まります」と。それに対しタモスは次のように答えた。「人々が文字を学ぶと、記憶力の訓練がなおざりにされ、忘れっぽくなる。また、文字が与える知恵とは外面的な知恵であり、人は見かけだけの博識家となり、うぬぼれてしまう。」
    テウトになりかわってタモスに反論し、その反論に対しタモスになりかわって再反論しなさい。』

    〜説明〜

    さて、二柱の神による対話を行う問題です。一見面喰らうかもしれませんが、これはつまり自分の意見を根拠を持って答えられるか、そしてその意見に対して正しく考察でき、批判や反駁を行うことができるかが問題です。このような議論を行う問題はディベートと同じように、双方の意見を正しく理解できるか、そしてその論拠を正しく述べられるか、さらに相手の意見は本当に正しいのか否かをしっかりと判断することが求められます。以下が解答例です。

    ~解答例~

    テウトの立場から反論する。タモスが先に述べた文字によって記憶がなおざりになるといった主張は正しくはない。その理由としては、文字によって記録することで人々は記憶する物事の幅が増え、かつ文字で記録することは自らの記憶の確認や整理も可能になる。さらに、文字が与える知恵が外面的であるという指摘も、人間は記憶だけで考えるのではなく文字を利用することで初めて考えることができる。反対にタモスの立場からこれに反論する。まずもって、文字を使用しなくとも人間には元来記憶力が備わっている。そして、文字を使わないことでその記憶力は増強される上に、思考力も上昇する。また、文字に依存することは記憶力をないがしろにすることにもつながり、文字で書き留めておけば記憶をしなくとも良いというような考えがはびこる蓋然性は高いと言える。故に、文字による記録は自らの記憶力を外面的に増加させ、本来の記憶力それ自体の増強には繋がらないと言える。(404字)

    400字程度なので、+-1割(40字)程度に考えておいてください。少なすぎても多すぎても採点者に読む気を与えません。

    以上は、FIT入試における小論文の回答の一例ですので、一言一句同じである必要はなく、自分が考える内容で構いません。ですが、回答にたどり着くまでの論理的な道筋は変わらないので是非参考にしてください。

2014年度 慶應FIT入試B方式

2017.11.20

2014年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式 全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接  慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。 ちなみに以下が、合格者の人数となっています。 2017(

  • …続きを読む
  • 2014年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式

    全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接

     慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。

    ちなみに以下が、合格者の人数となっています。

    2017(平成29)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 192(118) 63(40) 32(25)
    B方式 148(89) 100(65) 67(47)
    政治学科 最大80名 A方式 215(137) 69(48) 32(25)
    B方式 184(115) 100(65) 68(47)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2016(平成28)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 180(111) 68(55) 30(24)
    B方式 162(100) 106(70) 67(43)
    政治学科 最大80名 A方式 213(144) 68(60) 30(27)
    B方式 145(87) 94(61) 65(45)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2015(平成27)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 144(94) 74(55) 40(31)
    B方式 88(60) 86(60) 53(40)
    政治学科 最大80名 A方式 213(136) 78(57) 30(23)
    B方式 125(89) 100(75) 60(46)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。
    ( ):内数 女子

    では、2014年度のB方式の二次選考の回答のやり方について説明していきます。問題はこちらです。⇨http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/fit14_b.html

    大問1:資料読み取り型小論文

    大問1では、与えられた資料(グラフ,表,データ,条文, 判例など)から読み取れることを 400 字程度にまとめます。ここでは、社会科学に必要な論理的 な思考力,考察力や多様なデータに対する知識が求められます。

    2014年度では、1965年の国ごとにまとめられた年齢別の労働力率をまとめたグラフAと1985年でまとめたグラフB、そして2005年のグラフCを総合的にまとめる能力が求められました。まずグラフAは、どの国もほぼ同じくらいだと言えます。しかし、グラフB以降スウェーデンが大きく伸びを見せる、その反面日本はあまり変動がみられない。そしてグラフCでは、グラフBではあまり伸びを見せていなかった韓国が日本に迫る勢いであり、日本も上昇はしているものの緩やかであると言える。ここで注意すべき点なのですが、この様なグラフや資料を読み取る型の小論文では、グラフから読み取れること以外を勝手に想像して書くことはやってはいけません。

    では、以上図Aと図B、図Cから読み取れる点を複合して問題点を指摘しましょう。つまり、「国毎に見る女性の労働」から見られる問題点です。以下が解答例です。

    ~解答例~

    図A,図B及び図Cは女性の労働率について、年齢で分け国毎に集計したものを図ごとに年度別にまとめたものである。まず、図Aでは韓国が全体的に低いものの各国とも女性の労働率に差はないと言える。しかしながら、図Bでは女性の社会進出に早期に乗り出した北欧のスウェーデンが全体的に大きく伸びを見せている。さらに、フランスも20代〜30代までの女性労働率が大幅に上昇している。その反面で、日本及び韓国は20年前の図Aとそれほど変わらず、腹ばいとなっている。そして、図Cではフランスも定年前までの女性労働率が全体的に上昇し、かつ日本もスウェーデンやフランスほどではないが上昇していることがうかがえる。また、図A及び図Bではそれほど変化の見えなかった韓国も20代の女性労働率が上昇している。この要因としては、女性差別の撤廃や女性の社会進出及び女性の育児休暇などへの関心の高さが、フランス・スウェーデンと日本や韓国を分けていると考えられる。(計410字)

     

    ※今回は文字数の関係で、図Cにおいてみられるフランス・スウェーデンでは育児休暇期間とみられる時期(20代後半〜30代前半)でも女性の労働率は低下していない反面で、日本や韓国では一時的に低下してしまうことを省きました。ですが、それについてのアプローチも可能です。

    大問2:発想力が問われる小論文

    大問2は、創造力,独創性,発想力が主に問われる問題で、対策をしていないと面食らうことになります。ですが、毎年割と奇抜な問題が出題されるために、過去の問題を遡っていればある程度身構えることが出来るでしょう。大問2は、大問1と異なり予想することが出来ないので、発想力に加えてそれにしっかりと肉付けできるほどの論理を身につけることが成功の鍵となってきます。では、2014年度の大問2を見ていきましょう。

    〜設例〜

    『昔、エジプトの発明の神テウトが文字を発明し、神々の王タモスに言った。「文字を学べば、知恵と記憶力が高まります」と。それに対しタモスは次のように答えた。「人々が文字を学ぶと、記憶力の訓練がなおざりにされ、忘れっぽくなる。また、文字が与える知恵とは外面的な知恵であり、人は見かけだけの博識家となり、うぬぼれてしまう。」
    テウトになりかわってタモスに反論し、その反論に対しタモスになりかわって再反論しなさい。』

    〜説明〜

    さて、二柱の神による対話を行う問題です。一見面喰らうかもしれませんが、これはつまり自分の意見を根拠を持って答えられるか、そしてその意見に対して正しく考察でき、批判や反駁を行うことができるかが問題です。このような議論を行う問題はディベートと同じように、双方の意見を正しく理解できるか、そしてその論拠を正しく述べられるか、さらに相手の意見は本当に正しいのか否かをしっかりと判断することが求められます。以下が解答例です。

    ~解答例~

    テウトの立場から反論する。タモスが先に述べた文字によって記憶がなおざりになるといった主張は正しくはない。その理由としては、文字によって記録することで人々は記憶する物事の幅が増え、かつ文字で記録することは自らの記憶の確認や整理も可能になる。さらに、文字が与える知恵が外面的であるという指摘も、人間は記憶だけで考えるのではなく文字を利用することで初めて考えることができる。反対にタモスの立場からこれに反論する。まずもって、文字を使用しなくとも人間には元来記憶力が備わっている。そして、文字を使わないことでその記憶力は増強される上に、思考力も上昇する。また、文字に依存することは記憶力をないがしろにすることにもつながり、文字で書き留めておけば記憶をしなくとも良いというような考えがはびこる蓋然性は高いと言える。故に、文字による記録は自らの記憶力を外面的に増加させ、本来の記憶力それ自体の増強には繋がらないと言える。(404字)

    400字程度なので、+-1割(40字)程度に考えておいてください。少なすぎても多すぎても採点者に読む気を与えません。

    以上は、FIT入試における小論文の回答の一例ですので、一言一句同じである必要はなく、自分が考える内容で構いません。ですが、回答にたどり着くまでの論理的な道筋は変わらないので是非参考にしてください。

2016年度 慶應FIT入試B方式

2016.10.26

2016年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式 全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接  慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。 ちなみに以下が、合格者の人数となっています。 2017(

  • …続きを読む
  • 2016年度慶應義塾法学部 FIT入試B方式

    全体概観:二次選考 大問(400〜450字程度が2つ)各45分+面接

     慶應義塾大学法学部のFIT入試は、まず 一次選考において書類の提出が求められ、それに準じて二次選考に残るか否かが決まります。

    ちなみに以下が、合格者の人数となっています。

    2017(平成29)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 192(118) 63(40) 32(25)
    B方式 148(89) 100(65) 67(47)
    政治学科 最大80名 A方式 215(137) 69(48) 32(25)
    B方式 184(115) 100(65) 68(47)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2016(平成28)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 180(111) 68(55) 30(24)
    B方式 162(100) 106(70) 67(43)
    政治学科 最大80名 A方式 213(144) 68(60) 30(27)
    B方式 145(87) 94(61) 65(45)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。

    2015(平成27)年度

    学 科 募集人員 方 式 出願者数 第一次合格者数 最終合格者数
    法律学科 最大80名 A方式 144(94) 74(55) 40(31)
    B方式 88(60) 86(60) 53(40)
    政治学科 最大80名 A方式 213(136) 78(57) 30(23)
    B方式 125(89) 100(75) 60(46)
    上記の合格者数には、A方式・B方式の両方式に合格したものを含みます。
    ( ):内数 女子

    では、2016年度のB方式の二次選考の回答のやり方について説明していきます。問題はこちらです。→http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/fit16_b.html

    大問1:資料読み取り型小論文

    大問1では、与えられた資料(グラフ,表,データ,条文, 判例など)から読み取れることを 400 字程度にまとめます。ここでは、社会科学に必要な論理的 な思考力,考察力や多様なデータに対する知識が求められます。

    2016年度では、年代別の人口推移と社会保障給付費のグラフを総合的に読み取る能力が求められました。まずグラフ1は、年代別の人口推移と推移予測が内包されています。ここから読み取れる点を探すことになってくるのですが、このグラフから読み取れることは「少子高齢化」に収斂するするのではないでしょうか。実際、2000年代以降「少子高齢化」現象が顕著に現れてきていることは、火を見るよりも明らかです。ここで注意すべき点なのですが、この様なグラフや資料を読み取る型の小論文では、グラフから読み取れること以外を勝手に想像して書くことはやってはいけません。

    次にグラフ2では、社会保障給付費が載せられています。そこから指摘できる点は、全体的に右肩上がりになっている点でしょう。

    では、以上グラフ1とグラフ2から読み取れる点を複合して問題点を指摘しましょう。つまり、「少子高齢化」と「増大し続ける社会保障給付費」から見られる問題点です。一例としては、「増え続ける社会保障給付費を支える労働人口の低下」を上げることが出来ましょう。以下が解答例です。

    ~解答例~

    資料1によると、2000年頃を境に65歳以上の人数が14歳以下の人数に比べて増加し始める「少子高齢化現象」が見受けられる。さらに資料2によると、社会保障給付費は1965年以降増加し続ける一方であることが読み取れる。したがって、以上の2つより高齢者人口が増加するために年金や医療費などの社会保障給付費が増える一方で、64歳以下の労働可能年齢の人口が年々減少していくために、労働者一人一人が負担する費用が増加していることが指摘できる。また、資料1では今後も少子高齢化現象が解消されないとの予想がなされているので、今後も労働者一人一人が抱える負担が増大していくことが考えられる。それにより、労働者の負担を減らし、かつ今後働くであろう年少者のためにも年金制度の改革や移民制度の推進などが求められる。しかしながら、実現のためには年金制度であれば代替制度の充実、移民制度であれば犯罪対策など一筋縄ではいかないと想定される。(計405字)

    大問2:発想力が問われる小論文

    大問2は、創造力,独創性,発想力が主に問われる問題で、対策をしていないと面食らうことになります。ですが、毎年割と奇抜な問題が出題されるために、過去の問題を遡っていればある程度身構えることが出来るでしょう。大問2は、大問1と異なり予想することが出来ないので、発想力に加えてそれにしっかりと肉付けできるほどの論理を身につけることが成功の鍵となってきます。では、2016年度の大問2を見ていきましょう。

    〜設例〜

    来年1月1日から人類が鳥のように空を飛べるようになると仮定します。現在の法律および社会通念は人が空を自由に飛ぶことを前提としていないため、さまざまな混乱が生じると考えられます。どのような問題が起こるかを予測し、その解決策とあわせて400字程度で述べてください。

    さて、空を飛ぶという非常に特異な条件下です。しかし、この問題が法学部で出題されてるため、おきうる問題と対策するための法制度を如何に整えるかが争点となってきます。空を飛ぶという条件のため、犯罪の多角化や空中での事故などが問題になるのではないでしょうか。一例としては、今まで二次元的であった犯罪が上下にも動けるようになることで三次元的になることが指摘できます。また、プライバシーの観点を如何に解決するのかなど色々な問題点が想定できます。以下が解答例です。

    ~解答例~

    設問のように、人類が空に飛べるようになった場合、現在の法体系では対処できない問題が多く発生すると考えられる。私は、その中でも特に「プライバシー保護」の問題が、現在と比べ大きな問題になると考えられる。現在は、個々人のプライバシーを個人情報保護法などで守ることができている。しかしながら、人間が空を飛ぶようになることで上空から好きに他人の家の私生活などを覗けるようになってしまう。設問のように、人間が皆空を飛べるようになったとすれば、それは当然自由権に含意されるものとして理解される。反面、自由に空を飛びまわれることで上記の問題が発生し、既存のプライバシー保護の方法が骨抜きとなってしまう。そこで私は、仮に空を飛べるようになったとしても現行の道交法と同じような法が必要だと考える。これには航空法の高度制限などに反しないように留意しながら、予め飛行可能なルートを示すことや、民家の上空は低空飛行不可能にすることなど、ある程度個別具体的な例を盛り込むことが必要だと考える。

    (436字)

    400字程度なので、+-1割(40字)程度に考えておいてください。少なすぎても多すぎても採点者に読む気を与えません。

    以上は、FIT入試における小論文の回答の一例ですので、一言一句同じである必要はなく、自分が考える内容で構いません。ですが、回答にたどり着くまでの論理的な道筋は変わらないので是非参考にしてください。

【慶應義塾大学法学部小論文】0から小論文対策|小論のプロが直伝!

2016.07.06

ページ目次慶應義塾大学法学部小論文の完全対策慶應法学部小論文の全体概観慶應法学部小論文を解く際の考え方慶應法で圧倒的な実力で合格できる専門対策 慶應義塾大学法学部小論文の完全対策 本ブログ記事では慶應大学法学部の小論文の入試でどのような対策、準備をしたら良いのか?をお伝えしていきます。 慶應法学部の

  • …続きを読む
  • 慶應義塾大学法学部小論文の完全対策

    本ブログ記事では慶應大学法学部の小論文の入試でどのような対策、準備をしたら良いのか?をお伝えしていきます。

    慶應法学部の小論文に必要なのは?
    • 何が求められているかを理解する
    • 知識と論理的思考力を鍛える

    法学部の入試では、法律、政治、最近の話題、または倫理に関する小論文が出題されることが多いです。
    このような問題に対応するためには、これらのテーマについて基本的な知識が必要です。

    具体例: 法律の基本的な用語(例えば、「憲法」や「民法」)や、政治に関する基本的な制度(例えば、「民主主義」や「三権分立」)について学ぶ。

    入試で良い結果を出すためには、ただ知識を持っているだけでなく、その知識を使って論理的に考え、自分の意見をしっかりと述べる能力も必要です。

    具体例: 「スマホの使用が子供に与える影響」についてのデータや研究を集め、それを基に自分の意見を形成し、論理的に説明できるように練習する。

    [toc]

    慶應法学部小論文の全体概観

    字数1000字以内 90分

    ただ単に、文章を書き連ねていくだけではなく、文章内容を理解してるのか?(理解力)やいかに文章を上手くまとめるチカラがあるのか?(文章構成力・論理性)や豊富な発想力などが期待されています。
    受験生が陥りがちなミスとしては、

    • 突飛すぎること
    • 文章が定型文過ぎること等が挙げられます。

    問題文自体の読解の難易度は高いですが、落ち着いて読めば筆者の論点とそれに対比している意見が浮き彫りになってきます。
    それらを元に要約を行っていけば、良い文章を書く材料となるでしょう。
    (稀に、問題に要約の可否について書かれていない場合もありますが、基本は小論文の先頭に2割5分〜4割弱の要約を付けましょう。)
    しかし、問題文を読解し、要約し、自分の考えをまとめるのには90分はそう長くありません。
    そのため、普段から物事を考える癖を付けておきましょう。

    慶應法学部小論文を解く際の考え方

    それでは実際の入試での進み方を1ステップずつ解説していきます。
    ご参考にしてみてください。

    1. step1
      課題文を読む
    2. step2
      文章構成・論理性
    3. step3
      意見論述・独創力

    ステップ1 課題文を読む(読解・理解力)

    1. step1
      課題文を読む
    2. step2
      文章構成・論理性
    3. step3
      意見論述・独創力

    (目標時間15分)

    まずは、課題文の読解です。先ほども書きましたが、慶應義塾大学法学部の小論文では、法律や政治等に関する課題文が多いです。そのために、普段からそれらの文章に馴染んでおいた方が絶対にいいでしょう。そのことが、本番でも落ちついて課題文を読むことに繋がります
    もし新聞をとっているならば毎日、政治や法律、国際関係に関わる記事に目を通すことに加えて、社説を読むことも読解力を上げることや良い文章を書く手助けとなります。

    当塾では現代文の勉強時に使用する『コトバはチカラだ!』『読解を深める現代文単語』といった教材で文章の中に出てくる難解な単語を自身で噛み砕いて理解する練習をすると良いでしょう。

    要約をすること=文章の内容を自身で再構成するという意味ですので、中途半端な理解では文章を要約することはできません。読解力に不安のある方はまずは、コトバレベルでの確認を行っていくと良いでしょう。

    事前に読んでおくと良いのは?

    加えて法律学科を目指す方ならば、『父と娘の法入門 (岩波ジュニア新書 (519))』が良いでしょう。
    法学者である筆者が、娘に対して法律をわかりやすく教えるというもので、スラスラ読める上に内容もしっかりしているので、将来法律学科に進む人にも政治学科に進む人にもおすすめできる本です。まさに、法律初学者向けといったところでしょうか。

    [itemlink post_id="23028"]

    他には、法律学科であればJuristや、法学セミナーなどで、自らが気になった巻を買って、法実務に携わる人たちの考えに触れてみるのもいい刺激となるでしょう。
    また、政治学科に進みたいと考える人は 『はじめて出会う政治学―構造改革の向こうに (有斐閣アルマ)』などの初学者向きの本を読むのもいいでしょう。他には、プラトンの『国家』などやモンテスキューの『法の精神』などの政治哲学・社会学の古典の名著もお勧めします。政治哲学・法哲学の課題文を読み解くには相当程度役立つでしょう。

    [itemlink post_id="23029"] [itemlink post_id="23031"]

    ステップ2 文章構成・論理性

    1. step2
      文章構成・論理性
    2. step3
      意見論述・独創力

    次は、自らの意見を書くときに重要になる「論理的な思考力」や、文章の説得性を強めるための「文章構成力」が問題となります。
    まず、文章を読んで自分が述べたい結論を最初に書くのも一つの手です。それにより、文頭で自分の立場を明らかにすることができるため、その意見を核に文章展開をすることが楽になります。
    次に、筆者の立場と自分の立場を比較させて書くことも重要となります。文章を読解したということを理解することを採点者に明示するためにも重要です。事前に文章を読解しているのですから、好き勝手に文章を書くのはいけません。
    また対比を用いることで、自分の文章に厚みを持たせることが可能になります。もちろん、自らが見つけたその対比を乱用するだけではなく、自分の主張したい意見と関連付けましょう。

    「論理的な思考力」は一昼夜で得られるものではありません。
    ですが自身に「論理的な思考力」がないからと言って悲観的になるのではなく、まずは上手な人の文章を真似したり、参考にしたりすることから始めましょう。
    特に、上記の本の作者はそれらの道の専門家なのですから内容に注目するのはもちろんのこと、上手なものの言い回しや語尾の使い方などを取り入れていくことが上達の第一歩となっていきます。

    ステップ3 意見論述・独創力

    1. step3
      意見論述・独創力

    法学部の論述力問題において肝になってくるのは、いかにして課題文と自らの意見を関連づけて文章を展開できるかと言えます。
    急に、自分の意見を述べろと言われたところで思い浮かぶものではないでしょう。
    しかしながら、上記の通り新聞や多様な本を読むことで、法哲学や社会学における問題点を見いだせる蓋然性は大幅に上がります。
    そこで、意見論述において求められているのは独創力・発想力です。

    もちろん、その発想や独創的な考えが突出しすぎる必要はありませんが、散々語られているような意見を述べたところで、それはあなた自身の意見とは言えません。かといって、あまりに突飛な意見を述べても、その根拠を1000字で述べるのは楽なことではないでしょう。
    ですから、ある程度独創的な意見を本番前までに自分の中で醸成させておきましょう。
    そして、数百字程度で自分の意見をまとめておくことで、本番でも臆することなく記述できるでしょう。

    慶應法で圧倒的な実力で合格できる専門対策


    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、慶應義塾大学専門として法学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、慶應義塾大学法学部に合格するためにどのよう勉強をしたらよいのかを指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    慶應義塾大学・法学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

    [ad doc=""]

慶應義塾大学法学部【日本史】本番で圧勝の徹底対策シリーズ

2016.06.29

ページ目次慶應義塾大学法学部の日本史の完全攻略慶應法学部日本史の入試の形式と出題範囲【慶應法日本史】対策過去問と参考書の活用対策:細かな知識はどうすれば良いのか?慶應義塾法に圧倒的な実力で合格できる専門対策 慶應義塾大学法学部の日本史の完全攻略 本記事では慶應法学部日本史入試の特徴と合格のための総合

  • …続きを読む
  • 慶應義塾大学法学部の日本史の完全攻略

    本記事では慶應法学部日本史入試の特徴と合格のための総合的な対策をお伝えします。

    法学部日本史入試は難しい!というイメージがありますが、
    合格点を取るのは決して不可能ではありません。

    基礎力を着実に身につけ、合理的な学習方針を立て実行すれば、みなさんにも確実に合格できる実力はつけられます。

    そこで本記事では、

    • 入試の形式と傾向を分析し、
    • 基礎知識の定着、
    • 効率的学習法、史料対策といった合格の要点

    法学部受験に向けて日々努力されているみなさんにとって、参考になる内容となっていることと思います。

    [toc]

    慶應法学部日本史の入試の形式と出題範囲

    配点100点 時間60分

    • 60分で4問全てマークシート方式
    • 問題は選択肢が50問以上の空欄補充型
    • 史料からの出題がある
    • 江戸、明治、政治史の出題が多い

    慶應義塾大学法学部の日本史入試は、試験時間が60分で、大問が4題出題されます。
    全てマークシート方式で、1問あたり12~13問の設問があり、解答総数は50問程度となっています。
    問題形式はすべて選択肢が50問以上の空欄補充型です。

    出題範囲としては、

    時代では江戸時代と明治時代、分野では政治史の出題比率が高くなっています。

    したがって、慶應大学法学部を受ける生徒はこの2つの時代と政治史については重点的に学習を進める必要があります。

    【慶應法日本史】対策

    それではここからは具体的に慶應大学法学部の日本史の対策方法を見ていきましょう。
    3つのポイントから見ていきましょう。

    1. 基礎の習熟
    2. 効率的な学習を考える
    3. 史料対策

    1,基礎の習熟

    • 教科書の内容を丁寧に学ぶ
    • 単元ごとに問題演習
    • 問題集を使い、理解しながら学習

    慶應義塾大学法学部の日本史入試では、確かに難しいテーマ史の問題もありますが、
    標準レベルの出題が多くを占めます。

    そのため、まずは『石川実況中継』などの基本書を使って、基礎知識をしっかり身につけることが合格への第一歩となります。
    本文はもちろん、写真や資料、脚注なども含めて、網羅的に学習していきましょう。
    単元ごとに復習問題を解くことで理解度を深め、暗記力も高められます。

    難問対策はどうするか

    年々難しくなる日本史ですが、『金谷の一問一答』+山川の用語集で知らない単語を押さえて、自身でテーマごとにまとめるなどの工夫をすると良いでしょう。

    [itemlink post_id="23058"] [itemlink post_id="23059"]

    2,効率的な学習を考える

    • 近現代史に重点を置く
    • 政治史、法制史に絞る
    • テーマ別に学習する

    日本史の全てを完璧にマスターするのは困難です。
    そこで、慶應義塾大学法学部日本史入試に合格するためには、戦略的な学習が必要不可欠です。
    具体的には、出題の多い近現代史を最優先で学習することや、政治史、法制史などの分野に絞って取り組むことが効果的です。

    『時代と流れで覚える! 日本史B用語』を使うことで効率的に覚えることができるので、
    学校で日本史の授業を受けて時間のない人はまずはこれで基本的な用語を押さえてきましょう。

    時代と流れで覚える日本史B用語の具体的な使い方はこちら
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/nihonshi/jidaitonagarenihon/"]

    また、テーマ別に学習を進めるのも合格への近道となります。
    テーマ別学習には、社会経済史や外交史など大まかな区分だけでなく、土地制度や貨幣制度など細分化した角度からのアプローチも大切です。

    3,史料対策

    • 史料集の読解力をつける
    • 初見の史料も読み込める訓練をする

    慶應義塾大学法学部の日本史入試では、史料からの出題が必ずあります。
    史料問題に対しては、史料集を繰り返し読み込み、初見の史料でも内容を把握できる読解力が求められます。
    参考書で『金谷の日本史史料一問一答』や『眠れぬ夜の土屋の日本史―史料と解説』を覚えていくのが良いでしょう。

    [itemlink post_id="23061"] [itemlink post_id="23062"]

    資料問題で見たことのない問題も出題されますので、
    史料を読む際には、背景知識を持って臨むことも大切です。
    知識不足から史料の内容を正しく理解できない場合があるので、史料学習の前には教科書で時代背景を確認しておきましょう。

    未見資料問題の対策についてはこちらの記事でも分析しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/nihonshi-benkyo-output/"]

    過去問と参考書の活用

    • 記号選択式に慣れる
    • 語群を効率的に解く練習をする
    • 難関大学の過去問も参考にする

    慶應義塾大学法学部の過去問題は、試験の傾向をつかむ上で非常に有効な資料です。
    形式に慣れるためにも、過去問をこまめに解く訓練を心がけましょう。

    参考書選びには迷うところですが、慶應義塾大学法学部日本史入試に詳しい人にアドバイスをもらうのが一番です。

    入試までに時間のある生徒は、実況中継シリーズを行なっていくことで問題ないでしょう。さらに余裕のある生徒は、『金谷のなぜと流れ』をやってみましょう。アウトプットは『ヒストリア』をやっておけば問題ないです。

    対策:細かな知識はどうすれば良いのか?

    慶應法学部は難しい!からといっていきなり細かい部分を考えてはいけません。
    勉強する時間のない中で、いかに知識を発展させていくかが大事です。

    入試に細かな知識が出るからといっていきなり細かな知識を入れても、他の単語との関連が薄いのですぐに忘れてしまいます。
    ですから、まずはじめにすることは他の学部を受ける場合と変わりません。
    基本的な知識(年号、大枠の各自体毎の流れ、代表的な人物など)を確実に入れていくことが先です。
    これらの知識の連関なしには細かな知識を覚えるのは不可能です。
    また、上記の基本的な知識があれば選択肢の消去法ができるので使ってみましょう。
    法学部は選択肢が多いためちょっと特殊な消去法になりますが、過去問をやりこむことでわかるかと思います。

    *もちろん、消去法などについて当塾で塾生に指導しています。

    1つ例を見てみましょう。

    慶應義塾大学 法学部 日本史 2016年 大問Ⅳ設問2

    下線部(ア)について、日露の国境を確定する際に、樺太の放棄を提案した政治家は誰か。
    ※下線部(ア)は千島列島

    まずは選択肢をみてみます。

    「青木周蔵・阿部信行・石原莞爾・板垣征四郎・伊藤博文・井上馨・梅津美治郎・岡田啓介・黒田清隆・小磯国昭・近衛文麿・小村寿太郎・斉藤実・東条英機・野村吉三郎・橋本欣五郎・林銑十郎・平沼騏一郎・広田弘毅・真崎甚三郎・陸奥宗光・山本五十六・山本権兵衛・米内光政」

    と日本人だけでこれだけの人数が居ます。

    ただし、日露の国境画定は樺太・千島交換条約(1875)ですから、明治初期の人物を考えて見ます。
    受験生の皆さんがよく使っている『石川昌康の日本史B講義の実況中継』を見てみましょう。

    3巻252ページに「そして開拓使を置いて中央政府管轄で北海道を開拓していく。しかし、明治政府はなんたって貧乏です。とても樺太には手がでないから、「もう樺太はロシアにあげて、その代わり、千島列島を全部もらおうよ」といいうのでロシア側と話がつき、1875年、「樺太・千島交換条約」が結ばれました。Q:全件となってロシアに出向いて条約を調印した人物は?ー榎本武揚・樺太・千島交換条約のアイディアを出したのは黒田清隆です。旧幕臣の榎本は北海道開拓に熱意を示していた。・・・」とあります。

    出典:石川昌康の日本史B講義の実況中継

    単純に知識として黒田清隆だなと導き出しても大丈夫です。
    しかし、選択肢をよく見てください。榎本武揚はいません。
    明治初期に活躍した人物で北海道に関係がある人物は黒田清隆しかいませんね。(黒田清隆は開拓使の長官になっていますね。また、開拓使官有物払下げ事件でも黒田清隆の名前が出てきます。= 実況中継3巻270ページ参照)
    このような知識を持っていれば消去法でも黒田清隆を推測することは可能となります。

    慶應義塾法に圧倒的な実力で合格できる専門対策

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、慶應義塾大学専門として法学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、慶應義塾大学法学部に合格するためにどのよう勉強をしたらよいのかを指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    慶應義塾大学法学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

1 2

  • 偏差値30からの早慶圧勝の個別指導塾 HIRO ACADEMIA

  • 早稲田校舎 : 〒162-0045
    東京都新宿区馬場下町9-7 ハイライフホーム早稲田駅前ビル4階
    TEL: 03-6884-7991
    営業時間: 月〜土 9:00-21:30 
  • Facebook Twitter
    Page Top

Copyright © BETELGEUSE corporation All Rights Reserved.