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『英文読解入門10題ドリル』:レベル・使い方・効果的な学習法
「英語の文法は一通り勉強したけど、長文になるとさっぱり読めない…」
「英文解釈の参考書に手を出したけど、難しすぎて挫折してしまった…」
そんな悩みを抱えている皆さんに、今回は『英文読解入門10題ドリル』をご紹介します。この参考書は、英文読解の超基礎から丁寧に解説してくれる、まさに英語苦手者の救世主とも言える一冊です。
この記事では、『英文読解入門10題ドリル』の特徴や使い方、効果的な学習法を徹底解説します。これから英文読解に取り組もうという方は、ぜひ最後までお読みください!
[toc]『英文読解入門10題ドリル』の概要
『英文読解入門10題ドリル』は、駿台文庫から出版されている英文解釈の入門書です。著者は田中健一先生で、英文法シリーズの第3弾として登場しました。
この本の最大の特徴は、英文を読むための基礎の基礎から丁寧に解説してくれる点です。英語の5文型をしっかり理解し、英文の構造を把握する力を養うことができます。
『英文読解入門10題ドリル』の主な特徴:- 英文解釈の超基礎レベルから学べる
- 解説がシンプルでわかりやすい
- 豊富な演習問題(約400題)
- 実際の大学入試問題も収録
英語がまったく読めない人でも、この本を通じて英文の読み方の基礎を身につけることができます。特に、「S(主語)」「V(動詞)」「O(目的語)」「C(補語)」の見つけ方や、それらを日本語訳に反映させる方法を詳しく学べるのが大きな魅力です。
『英文読解入門10題ドリル』の特徴とは
1. 超基礎レベルからの丁寧な解説
本書の最大の特徴は、英文解釈の超基礎レベルから丁寧に解説してくれる点です。英語の5文型の説明から始まり、基本的な英文へのSVOCの振り方、そしてSVOCを把握した後の具体的な訳し方まで、段階を追って学ぶことができます。
例えば、「主語を発見し、そこに “は/が” をつける」「第1文型の基本訳は “SはVする” 」といった具合に、非常にシンプルで分かりやすい説明がなされています。
2. 豊富な演習問題
『英文読解入門10題ドリル』には約400題もの演習問題が収録されています。最初は基礎の基礎レベルから始まり、徐々に難易度が上がっていきます。最後の方では実際の大学入試問題(基礎レベル)も取り扱われており、着実にステップアップしていく構成になっています。
3. SVOCを徹底的に意識させる構成
本書の演習問題は、基本的に全ての問題でSVOCを探し出すことから始まります。英文を読む上で最も重要なSVOCの把握を、徹底的に練習することができるのです。
これほど徹底してSVOCを意識させる参考書は珍しく、英文解釈の基礎を固めるのに非常に効果的です。
『英文読解入門10題ドリル』の対象者
この参考書は、以下のような人におすすめです:
- 英語が苦手で、長文になると全く読めない人
- 英文法は一通り学んだが、実際の英文を読むのが難しい人
- 「基本はここだ!」や「入門英文解釈の技術70」に取り組んでも理解できない人
- 英検3級~準2級レベルの読解力を身につけたい人
- 公立高校入試で安定した成績を取りたい中学生
特に、英語に強い苦手意識を持っている方や、英文解釈の基礎からしっかり学びたい方に最適です。
『英文読解入門10題ドリル』のレベル
『英文読解入門10題ドリル』のレベルは、英検3級~準2級程度です。英文法の基礎を一通り学んだ後、実際の英文読解に入る前の橋渡し的な位置づけとなります。
以下のような方にとって適切なレベルです:
- 中学2年生の終わり~高校1年生
- 英検3級~準2級を目指している人
- 大学受験で英語が苦手な人(特に、偏差値40台以下の人)
- 英文法は学んだが、長文読解に苦戦している人
ただし、すでに英検2級以上の実力がある人や、大学受験で偏差値50以上を目指している人には、少し物足りないかもしれません。そういった方は、本書よりも難易度の高い参考書に挑戦することをおすすめします。
「英文読解入門10題ドリル」の効果的な使い方
『英文読解入門10題ドリル』を最大限に活用するために、以下のステップで学習を進めることをおすすめします。
[ptimeline]
[ti label="STEP1" title="左上の解説を読む"]まず、各ページの左上に書かれている「英文の読み方」の解説をしっかり読みます。簡潔でわかりやすい説明なので、しっかり頭に入れましょう。[/ti]
[ti label="STEP2" title="例題を理解&音読"]解説で学んだことを意識しながら、例題を理解します。理解したら、各例文を5回ずつ音読しましょう。[/ti]
[ti label="STEP3" title="問題を解く"]例題を理解したら、EXERCISES A&Bの問題を解いていきます。豊富な問題量で、SVOCの探し方や英文の読み方を体得できます。[/ti]
[ti label="STEP4" title="復習と周回"]1周目を終えたら、必ず復習をしましょう。さらに、2周目、3周目と繰り返し学習することで、英文読解の基礎を確実に身につけることができます。[/ti]
[/ptimeline]特に大切なのは、SVOCを意識しながら英文を読む習慣を身につけることです。これが英文読解の基礎となり、より難しい長文にも対応できる力につながります。
「英文読解入門10題ドリル」が理解できるとこれができる
1. 英語を読むための準備が整う
『英文読解入門10題ドリル』をマスターすることで、英文を読むための基礎的なスキルが身につきます。具体的には以下のような力が養われます:
- 英文の構造(SVOC)を素早く把握する力
- 基本的な英文を正確に和訳する力
- 簡単な長文を読み解く力
ただし、この本だけで大学入試レベルやTOEICの長文を読みこなせるようになるわけではありません。あくまで「英文を読むための基礎力」を養うための本だと考えましょう。
2. 英語への苦手意識が軽減される
本書の特徴である丁寧な解説と豊富な演習問題により、英語が苦手な人でも着実に力をつけていくことができます。これにより、「英語は難しい」「英語は自分には向いていない」といった苦手意識が徐々に軽減されていくでしょう。
「英文読解入門10題ドリル」の次に取り組むべき参考書
『英文読解入門10題ドリル』をマスターしたら、次はより難易度の高い英文解釈の参考書に挑戦しましょう。おすすめの参考書は以下の通りです:
「肘井の読解のための英文法」、「動画でわかる英文法(読解入門編)」をやってみると良いでしょう。
肘井学の読解のための英文法
動画でわかる英文法高校英文読解をひとつひとつわかりやすくまた本書の理解をさらに深める教材として、「はじめの英文読解ドリル」も手元に置いても良いでしょう。
[nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/hajimenoeibun/"]これらの参考書で英文解釈力を高めつつ、並行して語彙力も増やしていけば、TOEIC等の長文もほぼ全て読解できるレベルに到達できるでしょう。
「英文読解入門10題ドリル」のまとめ
『英文読解入門10題ドリル』は、英語が苦手な人や英文解釈の基礎から学びたい人にとって、非常に有効な参考書です。特に以下のような特徴があります:
- 超基礎レベルからの丁寧な解説
- 豊富な演習問題(約400題)
- SVOCを徹底的に意識させる構成
- 英語への苦手意識を軽減できる
この本を通じて英文読解の基礎を固めれば、より難しい英文にも自信を持って取り組めるようになるでしょう。英語長文への苦手意識を克服したい方は、ぜひ『英文読解入門10題ドリル』から始めてみてください。
英語学習の第一歩として、あるいは基礎の再確認として、本書は非常に有効な教材となるはずです。着実に力をつけていき、英語読解の世界を広げていきましょう!