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難関大に合格する英文解釈 Code70(ポレポレ・透視図との違い)

2025.06.05

ページ目次難関大に合格する英文解釈 Code 70とは?早慶・東大攻略の新定番難関大に合格する英文解釈 Code 70の基本情報と5つの特徴Code 70のレベルは?早慶・東大受験での位置付けCode 70の効果的な使い方・勉強法Code 70を使うメリットCode 70を使うデメリットCode 7

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  • 難関大に合格する英文解釈 Code 70とは?早慶・東大攻略の新定番

    「早慶や東大の英語が難しくて全然読めない…」「英文解釈の参考書がたくさんあって、どれを選べばいいかわからない」

    そんな悩みを持つあなたへ。2024年7月に発売された「難関大に合格する英文解釈 Code 70」は、早慶・東大・京大合格を目指す受験生にとって、まさに革命的な参考書となりえます。

    しかし、その一方で、「本当に難関大レベルで必要?」「従来の参考書と何が違うの?」といった疑問も聞かれます。

    この記事では、「難関大に合格する英文解釈 Code 70」の特徴やレベル感を徹底解説し、早慶・東大受験において、この参考書が本当に必要なのか、どのように活用すれば効果的なのかを具体的に解説していきます。

    著者の杉村年彦先生は「伊藤先生&薬袋先生の魂を受け継ぐ」と評される実力派講師です。

    [toc]

    難関大に合格する英文解釈 Code 70の基本情報と5つの特徴

    まず、「難関大に合格する英文解釈 Code 70」の基本情報を確認しましょう。

    【基本情報】
    – 著者:杉村年彦
    – 出版社:かんき出版
    – 発行日:2024年7月10日
    – 定価:1,760円(税込)
    – 判型:A5判
    – 頁数:256頁

    本書は、他の英文解釈参考書とは一線を画す、以下の5つの特徴があります。

    • クイズ形式で英文解釈のポイントが学べる
    • 出題データの徹底分析に基づいた内容構成(過去20年間の難関大学問題を分析)
    • 例文を含めほぼすべて、難関大学で出題された英文を引用
    • 「間違えた読み方」にあえて言及した解説
    • 速読につながる「よく使われる形」への言及

    英文読解の上級レベルに不可欠なテーマを網羅的に扱っているので、基礎学力があればこれ一冊で難関レベルに対応可能です。

    これらのテーマは、早慶・東大・京大の英語においても頻出であり、
    本書をマスターすることで、複雑な構文を正確に読み解く力が身につきます。

    従来の英文解釈参考書との違い

    「Code 70」が従来の参考書と大きく異なるのは、「クイズ形式」を採用している点です。

    従来の参考書では「英文を読んで訳しなさい」という形式が一般的でしたが、本書では以下のようなクイズが設けられています。

    例:「この英文のSVはどこですか?」「この文の主語は何ですか?」「なぜこの読み方ではダメなのですか?」

    このアプローチにより、単純な暗記ではなく、英文解釈の「思考プロセス」を身につけることができます。

    これまでの「訳をチェックするだけの勉強」から脱却できるのが大きなメリットですね!

    早慶・東大の過去問でこんな英文に苦戦していませんか?

    早稲田・慶應・東大・京大といった最難関大学では、以下のような特徴を持つ英文が出題される傾向があります。

    読む時にここでつまづいていませんか?
    • 一文が非常に長い(100語を超える文も珍しくない)
    • 複雑な構文が用いられている(倒置、省略、挿入など)
    • 抽象的な表現や高度な語彙が使われている
    • 文脈に依存する表現が多い

    「難関大に合格する英文解釈 Code 70」は、まさにそうした高度な読解力を養うための最適な教材と言えるでしょう。

    Code 70のレベルは?早慶・東大受験での位置付け

    「難関大に合格する英文解釈 Code 70」は、標準レベル以上の文法を理解している人を対象としています。
    具体的には、以下のようなレベル感が目安となります。

    • 共通テストレベルの問題を8割以上安定して解ける
    • 河合の模試で英語の偏差値が65程度取れている
    • 早慶の英語過去問に少し挑戦してみて、歯が立たないわけではないレベル
    • 基本的な英文法(Forest、Vintage等)を一通り学習済み

    本書は、基礎的な文法力を前提に、受験生が間違えやすい点や、難解な文章の解説が中心となっています。

    基本的な文法事項に不安がある場合は、「Code 70」に取り組む前に、基礎を固めることをおすすめします。

    皆がやっている難しい教材をやっているから受かるというわけでは決してないので要注意!

    早慶・東大合格に向けたレベルアップ

    早慶・東大・京大、特に英語難関学部を目指すなら、標準レベルの英文法・解釈問題集をマスターした後に取り組むのが効果的です。

    具体的に、基礎から入試レベルまでの精読力をつけるためには「英文熟考上・下」がおすすめです。英文熟考を完璧にマスターした後に、Code 70に取り組むのが最も効果的な学習順序です。

    英文熟考上・下の後にCode 70をやるべき理由

    「英文熟考上・下」は標準レベルから難関大レベルまでの英文解釈を体系的に学べる優秀な参考書です。Code 70に取り組む前に英文熟考を完璧にしておくことで、以下のメリットがあります。

    • 基本的な構文解釈のパターンが身についている
    • SVOC の振り方が正確にできるようになっている
    • 標準レベルの英文なら確実に読めるようになっている
    • Code 70の高度な内容により集中できる

    英文熟考上・下 → Code 70 → 過去問演習という流れが、難関大合格への最短ルートです。

    志望学部によってはCode 70を行わなくても、英文熟考だけで十分な場合もありますよ

    余裕のある人やさらに一段階上の読解力を身につけたい人は、「Code 70」を使うことで合格に大きく近づきます。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/eibunjukuko/"]

    他の最難関レベル参考書との比較

    同レベルの参考書として、以下のようなものがあります。

    参考書名 難易度 特徴
    英文読解の透視図 ★★★★★ 伝統的な解釈本、解説が詳細
    ポレポレ英文読解プロセス50 ★★★★☆ コンパクト、西きょうじ先生の名著
    Code 70 ★★★★☆ クイズ形式、最新の出題傾向反映
    英文解釈の技術100 ★★★★☆ 体系的、例題が豊富

    Code 70の効果的な使い方・勉強法

    「難関大に合格する英文解釈 Code 70」を最大限に活用するため、以下の3ステップで学習を進めていきましょう。

    ステップ1:基礎確認と理解

    1. 各講の英文を丁寧に読み込み、構文や文法事項を理解する
    2. クイズに答える前に、自分なりに英文を分析してみる
    3. クイズに答えて、自分の理解度を確認する
    4. 解説をよく読み、著者の解釈の仕方をつかむ

    ステップ2:実践と定着

    1. 間違えた箇所は解説をよく読んで理解する
    2. 「間違えた読み方」の解説を特に重視する
    3. 定型表現や「よく使われる形」を積極的に覚える
    4. 構造図を参考に、SVOC を正確に把握する練習をする

    各章は、文法的に難しいことから和訳に至るまで網羅的な難しい題材を取り扱っているので、英文解釈の力がついていきます。

    ステップ3:復習と応用

    1. 間違えた問題を繰り返し解き、理解を定着させる
    2. 学んだルールを本書最後の「code一覧」で確認する
    3. 定期的に復習し、記憶の定着を図る
    4. 実際の過去問で学んだ技術を応用する

    おすすめ使用期間は2か月〜3ヶ月程度です。
    早慶・東大の過去問演習と並行して進めるのも効果的です。

    問題を解く過程で間違えた場合、その理由を突き止めて同じ間違いを繰り返さないようにするのは重要です。

    Code 70を使うメリット

    早慶・東大受験において「難関大に合格する英文解釈 Code 70」を使うメリットは以下の通りです。

    「Code 70」のメリット
    • クイズ形式で思考プロセスが身につく
    • 最新の出題傾向が反映されている(過去20年分の分析)
    • 「間違えた読み方」の解説で、よくある誤読を防げる
    • 定型表現の習得で速読力も向上する
    • 解説が詳細で、独学でも効率的に学習できる
    • 話し口調の解説で読みやすい

    Code 70を使うデメリット

    一方で、以下の様な点がデメリットとして挙げられます。

    Code 70のデメリット
    • 初学者には難易度が高すぎて、基礎力がないと使いこなせない
    • 音声がないため、リスニング対策にはならない
    • 感覚的に英語を読んできた人には理論的すぎる可能性
    • 受ける学部によっては、本書で扱う内容が難しすぎる場合もある
    • 訳が少し見にくいレイアウト

    基礎をしっかり固めた上で、志望学部に本当に必要かどうかを見極めてから使用しましょう。

    Code 70は新しすぎて大丈夫?

    2024年7月発売の新しい参考書ということで、「実績が不安」という声もあります。

    しかし、著者の杉村年彦先生は、薬袋善郎先生や伊藤和夫先生の流れを汲む実力派講師として知られており、YouTube動画でも「神参考書誕生」と評価されています。

    むしろ、最新の出題傾向を反映している点で、従来の参考書よりも有利と言えるでしょう。

    Code 70と他の英文解釈参考書との詳細比較

    vs 英文読解の透視図

    「英文読解の透視図」は1993年発売の伝統的な英文解釈参考書として長年愛用されてきました。Code 70との違いを詳しく見てみましょう。

    項目 Code 70 透視図
    発行年 2024年 1993年
    難易度 ★★★★☆ ★★★★★
    解説スタイル クイズ形式、話し口調 詳細な文法解説、硬い文体
    ページ数 256ページ 約300ページ
    取り組みやすさ 現代的でわかりやすい 古典的で重厚
    出題傾向 過去20年分を分析 発売当時の傾向

    透視図は非常に優秀な参考書ですが、30年前の参考書のため、現代の受験生には取り組みにくい面があります。Code 70は最新の出題傾向を反映しつつ、現代的な解説スタイルを採用しているため、より効率的に学習できます。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/toushizu/"]

    vs ポレポレ英文読解プロセス50

    「ポレポレ英文読解プロセス50」は西きょうじ先生の名著として知られています。Code 70との違いを詳しく比較してみましょう。

    項目 Code 70 ポレポレ
    問題数 70テーマ 50例題
    解説の詳しさ 非常に詳しい(数ページ) 簡潔(1ページ程度)
    学習期間 2-3ヶ月 1-2ヶ月
    初学者向け ○(クイズ形式で段階的) △(ある程度の実力が必要)
    独学のしやすさ ◎(解説が詳細) △(解説が簡潔すぎる場合も)
    コンパクトさ △(256ページ) ◎(129ページ)

    ポレポレは非常にコンパクトで効率的な参考書ですが、解説が簡潔すぎて独学では理解が困難な場合があります。Code 70は解説が詳しく、クイズ形式で段階的に理解を深められるため、独学者により適しています。

    *ポレポレは西先生が動画教材を出しているので、そちらをみるのもOKです。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/porepore/"]

    どちらを選ぶべき?参考書選択の指針

    Code 70がおすすめな人
    • 独学で英文解釈を学びたい
    • 詳しい解説で理解を深めたい
    • 最新の出題傾向に対応したい
    • 段階的に実力を上げたい
    • 思考プロセスを重視したい
    ポレポレ・透視図がおすすめな人
    • 短期間で仕上げたい(ポレポレ)
    • 伝統的な解釈法を学びたい(透視図)
    • 予備校で指導を受けている
    • すでにある程度の実力がある

    個人的には、現代の受験生にはCode 70が最も取り組みやすく、効果的だと感じます。

    Code 70は早慶のどの学部で必要?

    早慶・東大を受けたい…から難しい問題を解くという必要はありません。下記にCode 70が必要な学部を列挙しておきました。

    早稲田大学

    早稲田大学 Code 70が必要かどうか
    政治経済学部
    法学部
    文化構想学部
    文学部
    教育学部
    商学部
    基幹理工学部
    創造理工学部
    先進理工学部
    社会科学部
    人間科学部 ×
    スポーツ科学部 ×
    国際教養学部

    慶應義塾大学

    慶應義塾大学 Code 70が必要かどうか
    文学部
    経済学部
    法学部
    商学部
    医学部
    理工学部
    総合政策学部
    環境情報学部
    看護医療学部 ×
    薬学部

    理系は他の科目との兼ね合いを考えて余裕があればやってください。早稲田商学部、社学は文章が難解ですが、単語量と時間の兼ね合いになるでしょう。

    Code 70の評判・口コミ

    実際に「難関大に合格する英文解釈 Code 70」を使用した人たちの評価を見てみましょう。

    Amazon レビューでの評価

    「MARCH以上を狙っていて且つ英語が得意な人はやるべきだと個人的には感じた。難易度は英文塾講下の少し上くらい。解説もかなり詳しく書かれている。」(★★★★★)

    「入試の構文としてはポレポレや透視図などと最高レベルです。アウトプット系参考書です。1つの例文に付いて解説が数ページあり詳しいです。」(★★★★☆)

    予備校講師の評価

    薬袋善郎先生(英語リーディング教本の著者)も以下のようにコメントしています。

    1つは「『教えたいこと』ではなく、『繰り返し出題されていること』に徹底的にこだわりました」という点です。問題集ではなく、このような英文解釈の参考書では、これはなかなかできないことです。難関大の過去20年間の問題の分析から抽出された「繰り返し出題されていること」は、受験生にとっては非常に価値のある情報です。これを1冊で集中して学べるのは、多くの科目を効率的に勉強しなければならない受験生にはとてもありがたいことです。もう1つは、課題の英文中に含まれている重要個所を説明するだけでなく、その重要個所を「拡大したパースペクティブ」から捉えていることです。たとえば、the skills and manpower necessary to make …という個所、本文でnecessaryの修飾関係を説明すると、すぐにそこに「形容詞の後置修飾 頻出5パターン」というコラムを置いて、本文の「名詞 形容詞 to do ~」を含めて5つのパターンを丁寧に解説している。このように類似の形を一覧的にまとめて勉強すると、異同がよくわかって、実戦力がつく。

    このような「重要個所を拡大してまとめるコラム」は、全編にわたって、いろいろ出てきます。一部をタイトルだけ紹介すると「5文型の変化形」「複合関係詞節における省略」「強調構文のよく使われる形」「no more ~ than …系の完全理解」のような具合です。このコラムは、著者が読者のために作ってくれたサブノートのようなものです。これを受験勉強の最初から手中にできるのは、読者の大きなメリットです。全体をやり終えたら、「課題と本文」だけを通して読む、「コラム」だけを通して読む、といった読み方も考えられます。

    『黄リー教』を終えた受験生が次にやるのに適した本として、推薦します。

    Code 70以外のおすすめ参考書

    上級レベルの英文解釈教材として名高い本書ですが、このレベルの教材については以下の選択肢もあります。

    • 英文読解の透視図(より難解な分野に絞っている)
    • ポレポレ英文読解プロセス50(コンパクトで実践的)
    • 英文解釈の技術100(体系的で例題豊富)
    • 解釈ポラリス2(関正生先生の最新作)

    時間に余裕がある人は「英文解体新書」、「英文解釈教室」をやるのもおすすめします。

    ヒロアカでは英文解体新書まで行って、早慶レベルの英語で無双してもらっています。

    個人的には、現代の受験生にはCode 70が最も取り組みやすいと感じます。

    まとめ:Code 70で難関大合格を目指そう

    「難関大に合格する英文解釈 Code 70」は、2024年発売の最新参考書として、従来の英文解釈参考書の良いところを取り入れつつ、現代の受験生により適した形にアップデートされた優秀な教材です。

    Code 70がおすすめな人
    • 早慶・東大・京大を目指している
    • 基礎的な英文法は理解している(偏差値60程度)
    • 英文解釈の思考プロセスを身につけたい
    • 最新の出題傾向に対応したい
    • 詳しい解説で独学したい
    Code 70が向いていない人
    • 基礎的な英文法に不安がある
    • 感覚的に英語を読みたい
    • 短期間で仕上げたい
    • 音声付きの教材を求めている

    特に、早稲田国際教養学部、慶應文学部・SFC、東大・京大文系を目指す受験生には強くおすすめします。

    英文解釈は一朝一夕には身につきませんが、「Code 70」で正しい思考プロセスを学べば、必ず難関大の英語を攻略できるようになります。

    最後まで読んでいただき、ありがとうございました!Code 70で第一志望合格を勝ち取りましょう!

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青山学院にたった1年で合格するためのスケジュール|プロ指導者監修

2025.03.02

青山学院大学はMARCHの中でも「英語の青山」と呼ばれるほど英語が難しく、各学部とも偏差値60~65が求められる難関大として知られています。特に文系・理系問わず「英語力」が合否を左右しやすく、受験生にとっては大きなハードル。 とはいえ、正しい勉強法と綿密な計画さえあれば、現役生でも1年間で逆転合格は

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  • 青山学院大学はMARCHの中でも「英語の青山」と呼ばれるほど英語が難しく、各学部とも偏差値60~65が求められる難関大として知られています。特に文系・理系問わず「英語力」が合否を左右しやすく、受験生にとっては大きなハードル。
    とはいえ、正しい勉強法と綿密な計画さえあれば、現役生でも1年間で逆転合格は十分可能です。

    本記事では、現在の偏差値帯ごと(「50未満」「50前後」「55前後」など)に学習戦略を示しつつ、1年間の合格ロードマップを月ごとに具体的に解説します。さらに、

    • 英語が得意な場合 / 苦手な場合の勉強法の違い
    • 予備校利用 / 学習管理型塾利用でのスケジュールの立て方
    • 文系・理系それぞれの注意点

    など、さまざまな角度から最適解を提示。

    記事の後半では青山学院大学で入りやすい学部・入りにくい学部や、
    全学部日程・個別日程(A・B・C方式)・共通テスト利用など入試方式の特徴についても詳しく紹介しています。

    [toc]

    青山学院大学の合格難易度と入りやすい学部・入りにくい学部

    まずは青学で入りやすい学部、入りにくい学部をみていきましょう。

    偏差値帯と合格ラインの目安

    青山学院大学は文系・理系を問わず、概ね偏差値62~65前後が合格ラインとされています。
    実際の配点や出題形式は学部ごとに異なりますが、全学部で要求される英語力が比較的高く、英語の難易度もMARCHトップクラス。
    また一般選抜の倍率が高く、学部によっては10倍以上(全学部日程だと20倍超)になることもしばしばです。

    • Benesse(進研)のデータでは、青山学院大学全体の偏差値は57~72程度と幅広く、学部ごとの難易度差が大きい
    • 英語の配点が重い入試方式が多く、「英語の青山」と呼ばれるほど英文読解に力を入れる学部が多い
    • 偏差値が高め(~65以上)になる学部は青山キャンパス所在の国際政治経済学部・総合文化政策学部・経済学部・文学部など

    「1年で合格」は決して楽ではありませんが、学習計画をしっかり立てて実行できれば十分射程圏内に入ります。合格最低点は8割前後の場合が多いので、英語を軸に他科目で上乗せ点を狙うイメージで対策していきましょう。

    合格しやすい穴場は「相模原キャンパス」その理由とは?

    青学には大きく2つのキャンパスがあり、一般的に「青山キャンパスにある学部ほど倍率・偏差値が高い」と言われます。

    • 青山キャンパス:文学部・教育人間科学部・国際政治経済学部・経済学部・経営学部・法学部・総合文化政策学部などが集中
    • 相模原キャンパス:理工学部・社会情報学部・地球社会共生学部・コミュニティ人間科学部など

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    相模原キャンパスは都心からやや離れていることもあり、受験生の人気は青山キャンパスよりも低め。理工学部や社会情報学部、コミュニティ人間科学部、地球社会共生学部などは
    偏差値57.5~60程度で合格可能性があり、実は穴場と言われています。

    • コミュニティ人間科学部や地球社会共生学部は「4年間相模原キャンパス」で過ごすため、敬遠されがち→その分志願者が少なくなる
    • 偏差値が57.5前後のため、MARCH最難関のイメージが薄く、狙い目として人気上昇中

    「どうしても青山キャンパスに通いたい!」という方でなければ、相模原キャンパスの学部は入りやすさを考える上で検討の価値大です。

    こちらの記事で学部ごとに詳しく検討しているので確認してみてくださいね。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/gmarch/ukariyasui-gmarch/"]

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    難易度が高い学部・学科ランキング

    一方、国際政治経済学部・総合文化政策学部・経済学部・文学部などは青学内でも偏差値63~65以上となり難易度が高めです。

    • 国際政治経済学部は早慶上智レベルと並ぶ難関と言われ、高い英語力と記述式の回答力が求められる
    • 総合文化政策学部も偏差値65前後で上位層が集まりやすく、全学部日程では倍率20倍超になる年もあり
    • 経済学部・文学部・教育人間科学部なども軒並み偏差値60~63程度

    とくに国際政治経済学部の全学部入試は、近年倍率が高くかなりの難関です。
    英語が得意でなければ厳しい戦いになりますが、「英語の青山」で力を発揮できるなら高い配点を生かして逆転可能。
    入試方式も全学部日程だけでなく個別日程A・B・C方式や共通テスト併用方式などを複数検討し、自分に合った出願形式を選びましょう。

    全学部日程・個別日程・共テ利用の難易度の違い

    • 全学部日程:青学全学部を同じ日に受けられる一方、高倍率になりがち。合格最低点が上がりやすい
    • 個別日程(A・B・C方式など):学部ごとに実施される一般入試。全学部日程ほどの高倍率にはならないものの、学部ごとに出題形式が若干異なる
    • 共通テスト利用(併用・単独):共テ得点のみ、または共テ+個別試験で合否判定。共テのみ方式は得点率8割前後の高スコアが要求され、難易度高め。

    「共テだけで青学を目指す」のは難度が高い(8割5分以上必須)ため、共テ+個別試験(併用方式)をうまく活用するのが合格への近道になるケースがあります。
    科目選択も学部ごとに違うため、出願前に必ず募集要項で確認しましょう。

    青山学院に行きたいのであれば、共通テスト対策が必須です。

    偏差値別学習戦略:50未満・50前後・55~合格圏

    CleanShot 2025-03-02 at 14.02.57@2x.

    ここでは、模試での偏差値を目安にした学習戦略を解説します。
    現時点の成績から「あと何を伸ばせば合格レベルに届くのか」を把握し、基礎→標準→応用の手順で力をつけていくことがポイントです。

    偏差値50未満:基礎力不足からの逆転合格

    「偏差値50未満」ということは、中学~高校基礎が抜けている可能性が大きい段階です。このレベルで重要なのは以下の3点:

    1. 生活リズムと学習習慣を整える
    2. 中学レベル~高校初級レベルの徹底復習
    3. 難易度の高い問題は避け、基礎固めに専念

    英語が極端に苦手なら、中学英文法と基本単語(be動詞レベル~高校基礎単語)まで戻って再学習してください。長文に手を出すより先に単語力・文法力の定着が最優先。国語(現代文・古文)も教科書レベルの読解、古典文法の初歩からやり直しましょう。数学や理科(理系の場合)も公式の導出や教科書の例題を「完璧に解ける」状態にすることが大切です。

    重要ポイント
    • この時期に難問集や過去問には手を出さず、「基礎参考書&基本問題」だけを完璧にする
    • 管理型塾のように進捗を管理してもらうのも有効。自分で計画を立てにくいなら塾を活用

    「偏差値35レベルからでも、基礎を固めて秋冬に一気に伸びた」という逆転合格例は少なくありません。
    まずは7月末までに基礎レベル参考書を仕上げることを目標に頑張りましょう。

    偏差値50前後:標準問題に移行する土台づくり

    偏差値50前後(~55程度)になると、基礎はある程度固まりつつある段階です。ただし標準問題を解く演習量がまだ不足しがち。

    1. 基礎固め+標準レベル問題へのステップアップ
    2. 弱点単元を洗い出し、早めに補強
    3. 英語:長文読解に本格的に取り組み始める

    文系なら英文解釈や長文読解の初級問題(MARCHレベル一歩手前)に慣れる、日本史・世界史なら全範囲の通史完了後、標準問題集・一問一答を反復していきます。理系なら数学の全単元(ⅠA・ⅡB、理工学部志望ならⅢ含む)を一通り学習し、共通テスト問題などを使って応用力を伸ばす段階へ。

    英語では、7月末までに単語帳&文法書を1冊完璧にし、夏休みに毎日長文演習を取り入れて読解力を大幅アップさせる方針が◎。偏差値50台前半から60に近づく時期は、勉強量が成績に直結しやすいので、モチベーションを保って学習時間を増やしましょう。

    偏差値55程度:応用力強化と過去問演習

    偏差値55~58あたりは、あと一歩で青学合格圏に手が届く層です。この段階では過去問・難関大レベルの応用問題に取り組み、本番形式での得点力を磨くことが必須。

    1. 過去問演習をスタートし、出題傾向を把握
    2. 弱点科目・分野を重点補強し、総合力を底上げ
    3. 共通テストレベルは8割以上の得点を安定させる

    英語が苦手なら、なおさらこの時期から本格的に長文を解いて時間配分を身につけ、単語・熟語の仕上げを同時に行います。英語が得意な人はさらに得点源化し、8~9割を狙えるよう高難度演習を追加しましょう。国語や社会など選択科目で苦手が残っていれば、秋までに穴を埋めておきます。10月ごろには偏差値60に乗るイメージで勉強を加速させてください。

    文系・理系別:1年間の合格スケジュール詳細

    ここからは、文系と理系に分けて、それぞれの科目配分・月ごとの目標を詳しく見ていきます。
    目安として、現役生が「平日3~4時間、休日6~8時間」の学習時間を確保できる想定で解説します。

    文系:1年間の学習スケジュール

    CleanShot 2025-03-02 at 14.04.42@2x.

    〈4月~6月〉:基礎固め(偏差値50~55を目指す)

    • 英語:単語・熟語・文法を徹底。長文はまだ基礎的な短めのものを正確に読む訓練。
    • 国語(現代文・古文):漢字や語彙、古典文法の初歩暗記に注力。現代文は論理的読解の解法を学び、短めの文章で演習。
    • 社会(日本史・世界史など):教科書通読+一問一答で基本用語を覚え、時代の流れを頭に入れる。

    目標:6月・7月の模試で偏差値50~55に到達し、教科書レベル問題はほぼミスなしの状態に。

    〈7月~9月〉:標準問題演習+応用基礎(偏差値55~60へ)

    夏休みは1日6~8時間以上を確保し、各科目の演習量を増やす。


    1. 英語:毎日長文1題、単語復習、文法問題集の反復。速読力と読解の精度を高める
    2. 国語:現代文・古文の標準問題集を解き込み、古文単語や漢文句法の暗記も仕上げる
    3. 社会:分野別に標準レベル問題集を解き、苦手時代やテーマ史を重点補強

    8月末~9月模試で偏差値58~60を目指し、基礎→標準レベルを夏で一気に完成させる意識。

    〈10月~12月〉:過去問演習&実戦力強化

    過去問で全学部・個別どちらも傾向をチェック


    1. 英語:長文読解の出題形式に慣れ、設問パターン・時間配分を身につける
    2. 国語:青学特有の設問形式や古文の難易度を過去問で把握。平易でもケアレスミスをしない演習
    3. 社会:資料問題や融合問題を意識。日本史なら文化史、世界史ならテーマ史などを深堀り

    弱点科目や分野を重点的に潰し、合格点+αを取れるよう仕上げる。

    この時期までに共通テストレベル8割以上を目標に、模試偏差値は60~65程度を狙う。

    〈1月~試験直前〉:仕上げと総復習

    • 共通テスト受験→高得点(7~8割以上)を目指す。
    • その後は一般入試まで過去問演習の総仕上げ:青学の過去問を時間通り解き、解き直し・分析を徹底
    • 体調管理、生活リズム調整、暗記科目の最終確認も忘れずに

    本番で合格最低点を確実に上回る得点力を完成させましょう。

    理系:数学III・理科対策と英語の強化ポイント

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    理系の場合も大枠は同じですが、数学・理科の範囲が広いこと、そして「英語も侮れない配点」を踏まえて計画を立てます。

    〈4月~6月〉:基礎固め(数ⅠA・ⅡB&理科基礎)

    • 数学:教科書レベルを完璧にし、チャート式(黄色など)の基本例題を繰り返す。理工学部志望は早めに数Ⅲの基礎にも着手
    • 理科(物理・化学など):公式や原理を理解し、教科書章末問題や基礎問題集で演習
    • 英語:文系同様、単語・文法を徹底。理系だからといって英語配点が小さいわけではないので注意

    6月模試で偏差値55前後を狙い、基礎問題を落とさない力を身につける。

    〈7月~9月〉:標準~応用問題で実戦力アップ

    • 数学:数ⅠA・ⅡBに加え、数Ⅲも本格的に演習を開始。黄チャートの発展例題やMARCHレベル問題集で応用力を鍛える
    • 理科:物理・化学ともに全範囲を一通り学習し、計算問題や実験考察問題を夏休みに重点トレーニング
    • 英語:毎日長文読解と単語復習を継続。理系分野の英文にも慣れておく

    9月までに偏差値60前後に到達し、苦手分野がないよう総合的に底上げする。

    〈10月~12月〉:過去問演習+難易度対策

    青学理工学部など志望学部の入試問題を過去問で研究。数学は大問数や出題分野の傾向を把握し、理科は力学・電磁気・有機化学など頻出分野を集中的に対策

    英語:長文読解中心の演習を続け、語彙・速読力・設問処理を洗練

    共通テスト対策も並行し、理系科目で8割以上を目指す。秋~冬で偏差値65前後まで仕上げたい。

    〈1月~試験直前〉:総仕上げ

    • 共通テスト本番:数学・理科で高得点を狙いつつ英語も最低7割
    • その後は青学過去問の解き直しと、苦手分野の総点検。計算ミスや公式の取り違えがないよう最終確認
    • 体調管理とメンタルケアも徹底し、本番に万全の状態で臨む

    英語が得意な場合 / 苦手な場合:対策の違い

    青山学院大学合格では「英語力」の比重が非常に大きく、英語が得意か苦手かで戦略が変わります。

    英語を得点源にする場合(英語の青山を攻略)

    • 英語配点が高い学部・方式を選ぶ:英語で高得点を狙いやすい。国際政治経済や経済学部などでは英語が大きな得点源に
    • 英検・TEAP利用入試も検討:英検準1級などを持っていると加点や出願資格優遇が得られるケースも
    • 難易度の高い長文で9割近くを目指す:語彙力・速読力・記述力を鍛え、他の受験生が苦戦する英文でも余裕を持って読み切る

    英語が得意なら、秋以降は文法問題や英作文も含めて高得点を取る練習に特化し、苦手科目(国語や数学など)への配分を手厚くして総合点を底上げすることが可能です。
    特に青学英語は長文読解の比重が高いので、読解スピードと正確さを極限まで鍛え、他の受験生が時間切れになるような問題でも完答できるようにします​。

    一方で、浮いた時間は苦手科目の克服に充てましょう。
    例えば文系なら国語・社会、理系なら数学・理科に追加時間を割き、英語で稼げる分を他で失点しないよう底上げします。英語が得意な受験生は過信に注意です。

    模試で高得点を取れていても気を緩めず、単語や熟語の復習を継続し、出題傾向の変化にも対応できるよう最新の過去問までチェックしておきます。英語力が武器になる青学生は、入試本番で英語8割~9割以上を狙い​、他科目で多少失点があっても合計点で合格ラインを超える盤石の状態を目指しましょう。

    英語が苦手な場合のカバー戦略

    • 「英語で全く点が取れない」は致命的なので、5割~6割得点を目標に基礎から徹底復習
    • 単語・文法・英文解釈を夏までに固め、秋以降は標準長文を読む訓練をする
    • 他科目で満点を狙う:文系なら国語・社会、理系なら数学・理科でなるべく高得点を取るよう準備する
    • 英語苦手でも捨てない:最低限5~6割は取れる状態にしないと合格は厳しい
    • 配点・科目選択で工夫:学部や方式によっては英語の配点が他科目と同程度の場合もあるので、有利な出願を検討

    青学の英語を完全に捨てるのは不可能なので、「苦手でも基礎を積み上げれば偏差値は後から伸びる」と信じて着実に学習を進めてください。

    予備校 vs. 管理型塾:学習スタイルの違いとメリット・デメリット

    勉強を進めるにあたって、「大手予備校(授業型)」と「管理型塾(コーチング塾)」のどちらが自分に合うか悩む方も多いでしょう。簡単に両者の特徴をまとめます。

    予備校を利用する場合:授業中心でレベルアップ

    それでは、予備校を利用する場合のメリットとデメリットについて解説します。

    メリット
    • 1. 質の高い授業:プロ講師が短時間で要点を体系的に教えてくれる
    • 2. 情報量が豊富:最新の入試傾向や模試データ、教材が充実
    • 3. 大人数クラスで刺激:周りと切磋琢磨しやすい
    • 4. ペース配分(カリキュラムが組まれている)で学習リズムを作りやすい
    デメリット
    • 1. 受け身になりがち:授業を聞いて満足してしまうと成績につながらない
    • 2. 個別の学習管理は自分任せ:弱点克服・復習計画なども自己責任
    • 3. 質問対応が限定的:人気講師に個別で聞きに行くハードルが高い
    • 4. 時間的拘束:講習などで出費がかさむ

    予備校が向いている人:授業を受けて理解を深めるのが好き/自分で復習管理をきちんとできる/ライバルが多い環境でモチベーションを上げたい人。

    学習管理型塾を利用する場合:逆転合格を狙う効率重視

    では次に、学習管理型塾を利用する場合のメリットとデメリットについて解説します。

    メリット
    • 1. 最短ルートの学習計画を作成してもらえる:何をいつまでに、を迷わず済む
    • 2. 毎週の進捗管理&コーチングでサボれない:計画倒れしにくく逆転合格が起きやすい
    • 3. 自習が中心:問題を自力で調べる習慣が身につき、本番でも応用が利く
    • 4. 個別最適化:苦手科目に多く時間を割くなど柔軟に計画修正できる
    デメリット
    • 1. 質問対応の弱さ:授業型ほど講師にすぐ聞けるわけではない
    • 2. 授業中心になれている人には不安:自分で調べて学習する自立力が必須
    • 3. 費用がかかることも:マンツーマンや少人数コースは高め
    • 4. コーチの指示に従う必要:自主性がないと厳しい一方、自由度を求める人には窮屈

    管理型塾が向いている人:学習計画を自分で立てるのが苦手だが指示通りなら頑張れる/短期間で一気に偏差値を上げたい/自習メインで効率的に逆転合格を狙いたい人。

    塾によっては管理型コーチング系の塾の欠点がある場合があるので要注意!
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    ヒロアカなら授業形式でかつ進度管理もばっちり!

    当塾ヒロアカでは、早慶専門塾ではありますが、
    その一方で毎年青山学院の合格者を数多く輩出してきています。

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    【まとめ】合格までの1年間を走り抜くために

    青山学院大学は「英語の青山」と称されるほど英語が難しく、全学部で偏差値60~67.5が求められ、さらには倍率の高さも相まって苦戦を強いられやすい大学です。しかし、だからこそ適切な学習計画+継続的な努力により、1年間で逆転合格を果たす生徒も多く存在します。

    • 偏差値50以下からのスタートなら、まずは基礎固め最優先。英語も中学レベルから総復習し、7月末までに基礎を仕上げる
    • 偏差値50前後なら標準問題演習を増やしていき、夏で偏差値55~60を目指す。英語長文演習がカギ
    • 偏差値55前後に達したら秋以降の過去問演習で実戦力を磨き、合格最低点+αを取れる状態へ

    さらに、英語が得意な場合は青学の入試で圧倒的リードを狙える一方、英語が苦手でも諦めず基礎を徹底すれば8割は十分狙えます。
    そのうえで、国語や社会(理系なら数学・理科)を得点源として総合点を伸ばすことが肝心です。

    「青山学院にどうしても合格したい!」という方は、受験指導のプロがどのようにしたら良いのかをお伝えいたします。
    お気軽にご相談ください。

【最新版】GMARCH(明治/青山/立教/学習院/法政/中央)補欠合格の可能性

2025.02.24

こんにちは、早慶専門塾ヒロアカの小野です。 「GMARCHに確実に合格したい」 「補欠合格の可能性はどのくらい?」 「早慶を目指しながらGMARCHも押さえたい」 このような疑問や希望をお持ちの受験生・保護者の方は多いのではないでしょうか。 私たち早慶専門塾だからこそ知っている重要な事実があります。

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  • こんにちは、早慶専門塾ヒロアカの小野です。

    「GMARCHに確実に合格したい」
    「補欠合格の可能性はどのくらい?」
    「早慶を目指しながらGMARCHも押さえたい」

    このような疑問や希望をお持ちの受験生・保護者の方は多いのではないでしょうか。

    私たち早慶専門塾だからこそ知っている重要な事実があります。

    早慶を本気で目指す勉強をすることで、
    GMARCHは “難なく合格ライン” に到達できるということです。
    実際に当塾の浪人生ではGMARCH合格率85%を達成しています。
    なぜ早慶専門塾がGMARCHのデータを分析するのか?
    それは早慶への「確実な合格」のための戦略的ステップとして、GMARCHを正しく位置づけることが重要だからです。

    このページでは、GMARCH各大学の補欠合格データを詳細に分析しながら、早慶合格への戦略的な併願のポイントもお伝えします。

    GMARCH(学習院大学・明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)の一般入試における「補欠合格(繰上げ合格)」の学部ごとの出やすさを、過去のデータや傾向をもとにまとめています。
    大学ごとに入試制度は異なりますが、定員厳格化の影響や、辞退率の高低などにより、補欠合格の発生数やタイミングは大きく変動します。

    下記をクリックしてもらうことで各大学に飛ぶことができます。

    [toc]

    明治大学

    Meiji

    補欠合格の概要

    明治大学には、9学部+総合数理学部が存在しますが、補欠合格をほぼ出さない学部から、毎年比較的多めに出す学部までばらつきがあります。特に、農学部では正式に「補欠候補者」を公表して複数回繰り上げ発表を行う一方で、商学部・経営学部などはほぼ出さない年が続くなど、学部間差が顕著です。

    学部別 補欠合格の出やすさ(A~C評価)

    以下の表は近年の傾向を中心としたまとめです。

    学部 補欠合格の出やすさ 主な特徴・ポイント
    農学部 A 「補欠候補者」を大量に公表。繰上げ合格を複数回にわたり発表する。明治の中で最も補欠合格者が多い
    法学部 B ほぼ毎年追加合格あり(1〜2次発表)。繰上げ人数は少なめ。年度によって1~2回程度発表
    政治経済学部 B 年度によって追加合格あり。規模は大きくない。1回だけで終わる年もあれば2回行う年も
    文学部 B 年度により少数出る場合あり。ごく小規模。専攻ごとに数名が繰り上がることも
    情報コミュニケーション学部 B 多くの年で追加合格あり(1〜2次発表)。数十名規模の繰り上げがある年も。併願者が多く辞退率がやや高め
    理工学部 B 毎年ある程度発生(1〜2次発表)。国公立大との併願で辞退が一定数出やすい。学科差あり
    総合数理学部 B ほぼ毎年追加合格あり(1〜2次発表)。比較的新しい学部。国公立理系・他私大理系との併願が多く、繰上げが出やすい
    商学部 C 補欠合格はほぼ0。ここ数年は「追加合格なし」が続く
    経営学部 C ほぼ補欠合格なし。商学部同様、初回合格者で定員をほぼ充足
    国際日本学部 C ごく僅かまたはゼロ。第一志望率が高い?辞退者少なめで繰上げが出にくい

    ポイント解説

    Aランク(農学部)
    農学部だけは補欠候補者を最初から発表し、辞退が出るたびに複数回の繰り上げを行う。
    国公立農学系との併願も多く、辞退が出やすいことが要因の一つ。

    Bランク(法学部・政治経済学部・文学部・情報コミュニケーション学部・理工学部・総合数理学部など)
    年度や学科によっては数十名~100名以上の繰り上げがある。
    ゼロで終わる年もあるが、ある程度補欠合格の可能性はある。

    Cランク(商学部・経営学部・国際日本学部)
    基本的に「追加合格はほぼ出さない」方針。
    初回合格者数が多めなことや辞退率が低いことなどが理由として挙げられる。

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    明治大学は早慶志望者の重要な併願先となりますが、勉強の仕方で合格率が全く異なります。早慶の受験対策をしながら明治大学も確実に押さえるための戦略的アドバイスが欲しい方は、ぜひ無料相談にお越しください。

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    青山学院大学

    Aoyama

    補欠合格の概要

    青山学院大学では、一般入試において合格発表後の入学辞退者が出た場合、補欠合格(繰上げ合格)を出すことがあります。大まかに以下の2パターンが存在します。

    法学部・国際政治経済学部

    補欠候補者にあらかじめランクを付けて通知する方式。Aランク・Bランクなどと段階があり、ランクによって繰り上がる可能性が変動する。

    その他の学部

    定員未充足の場合に随時追加合格を出す方式。公表される人数は基本的にありませんが、合否結果通知サイトなどで告知されることがあります。

    過去の受験情報からは、学部ごとの「補欠合格が出やすい度合い」に差が見られ、年度によって繰り上げ合格の有無や人数が大きく変わる場合があります。

    学部別 補欠合格の出やすさ(A~C評価)

    学部 補欠合格の出やすさ 補欠繰上げ合格の傾向
    法学部 A 毎年補欠合格あり。Aランク補欠はほぼ合格、Bランクも繰上げの可能性が高い
    国際政治経済学部 A ランク制の補欠合格あり。年によっては複数回の繰上げが発生する
    経営学部 B 毎年補欠合格が発生するが、規模は年度によって異なる
    理工学部 B ほぼ毎年補欠合格あり。学科によって繰上げ確率の差あり
    経済学部 B 年によって補欠合格が出るが、繰上げ人数は少なめ
    文学部 C 一部学科で補欠合格あり。全体的には少なめ
    教育人間科学部 C 年によって少数の補欠合格が出る
    社会情報学部 C 新設当初は補欠合格が出たが、近年は減少傾向
    総合文化政策学部 C 近年は補欠合格の発生が減少
    地球社会共生学部 C 志願者数の安定に伴い、補欠合格は減少
    コミュニティ人間科学部 C 補欠合格が出ることはあるが、繰上げ合格者はごく少数

    評価基準

    • A:毎年補欠合格が出やすく、繰上げの可能性が高い
    • B:補欠合格が出る可能性が高いが、年度によって変動あり
    • C:補欠合格の頻度が低く、繰上げ合格枠も少ない

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    立教大学

    6

    補欠合格の概要

    近年、立教大学をはじめとする首都圏の難関私大では、入学定員厳格化の影響により初回合格者数を抑え、その後の欠員を補う形で補欠合格(繰り上げ合格)を出す事例が増えています。
    年度によっては合格者全体の3~4割が補欠合格という年もあり、非常に大きな規模で繰り上げが行われることもあります。

    以下、各学部の詳細データや補欠合格の出やすさを紹介します。

    学部別 補欠合格の出やすさ(A~C)

    学部 補欠合格の出やすさ 主な特徴・ポイント
    文学部 A 過去に300~400人超が出た年度もあるが、2023年度はやや減少
    それでも比較的補欠が出やすい学部
    経済学部 A ピーク時には500~600名を超える大規模な繰り上げ合格が発生
    立教の中でもトップクラス
    経営学部 A 100~200名規模の補欠合格が毎年コンスタントに出る
    補欠合格率が高い学部
    社会学部 A 100~400名規模での繰り上げ実績
    近年も大人数の補欠合格が出ている
    法学部 A 毎年300~400名クラスの繰り上げ合格者数が多い
    立教全体でも補欠合格が非常に多い部類
    理学部 B 2020~2022年に大きく増加したが、2023年はやや減少
    学科ごとに繰り上げ人数が異なる
    観光学部 B 数十~数百名が補欠合格となることが多い
    2023年度は前年度(168名)より大幅増の270名
    コミュニティ福祉学部 B 安定して数十~150名前後の繰り上げ合格が出る
    学科構成の変更などにより年度差が出やすい
    現代心理学部 B 年度ごとの差が大きいが、2桁~100名超の繰り上げが出る年も
    心理学科と映像身体学科で差異あり
    スポーツウエルネス学部 B 新設ながら初年度から100名超の補欠合格
    今後の志願者動向により変動の可能性大
    異文化コミュニケーション学部 C 0名の年と大きく出る年の波が激しい
    他学部と比べると安定せず、年度次第で大幅に変動

    【早慶志望者向け】立教大学を併願校として検討している方へ

    立教大学は英語外部試験導入があり、英語対策が必要不可欠です。早慶の受験対策をしながら立教大学も確実に押さえるための戦略的アドバイスが欲しい方は、ぜひ無料相談にお越しください。指導歴10年以上のプロがどのように立教大学に合格したら良いのか?をお伝えしていきます。

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    中央大学

    8

    補欠合格の概要

    中央大学では、補欠合格者の人数や順位は公表されません。欠員が生じた場合のみ、UCARO(オンライン合否照会サイト)上で追加合格を通知する方式です。
    したがって、いつどの学部で補欠が回るかは年度ごとに大きく異なり、公的なデータは少ないのが実情です。

    学部別 補欠合格の出やすさ

    下表は2024年度一般入試の合格者数・倍率の目安と、過去の傾向を参考にした補欠合格が出やすさの評価です。
    公表データが限られているため、あくまで推定情報を含みます。

    学部 補欠合格の出やすさ 備考
    法学部 C 合格者を多めに出す傾向があり、補欠は少なめ
    経済学部 B 学部規模が大きく、欠員が出る可能性がある
    商学部 B 経済学部同様、年度によっては一定の追加合格発生
    理工学部 C ある程度多めに合格を出しており、繰上げは少数
    文学部 B 文系学部の中では若干補欠が出やすい可能性
    総合政策学部 C 定員管理厳格で繰上げがほとんど発生しないことが多い
    国際経営学部 B 新設学部に近く、年度によって変動
    国際情報学部 C 規模が小さく補欠合格はあまり出ない

    補欠合格が出やすい学部の傾向

    中央大学全体としては、最初から定員より多めに合格者を出す傾向が強く、結果的に欠員があまり生じないため、補欠合格が少ないケースが多いと言われています。しかし、経済学部・商学部・文学部・国際経営学部では、他大学との併願状況などから一定数の辞退者が出る可能性があり、相対的に補欠合格者が出ることがあります。

    【早慶志望者向け】中央大学を併願校として検討している方へ

    中央大学に余裕で受かるようになるためには、中央大学独自の戦略が必要です。早慶の受験対策をしながら中央大学も確実に押さえるための戦略的アドバイスが欲しい方は、ぜひ無料相談にお越しください。指導歴10年以上のプロがどのように中央大学に合格したら良いのか?をお伝えしていきます。

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    学習院大学

    9

    補欠合格の概要

    学習院大学では、過去10年を振り返ると、学部によって補欠合格(繰り上げ合格)が大きく出る年度と全く出ない年度が混在しています。各学部・学科単位で合格者数や定員充足率を調整するため、年度ごとに「A評価(出やすい)」「B評価(変動大)」「C評価(ほぼ出ない)」といった差が顕著に現れます。
    – A評価(法学部・経済学部・文学部):年度によっては大量の補欠合格が発生
    – B評価(理学部・国際社会科学部):繰上げ合格が出る年と出ない年の差が激しい
    – C評価:ほぼ出ないか、出てもごく少数

    学部別 補欠合格者数の例と評価

    以下の表は法学部・経済学部・文学部・理学部・国際社会科学部の過去データ(代表的な年度)をまとめたものです。

    学部 補欠合格の出やすさ 主な特徴・ポイント
    法学部 B 繰上げ合格者数は0~333名と幅広い変動あり。過去には300名超の繰上げが発生した時期もある。
    経済学部 B 過去に165名の繰上げがあった一方で、繰上げなしの時期もあるなど変動が大きい。近年は数十名程度の規模。
    文学部 B 学科による差が大きく、10~80名程度の範囲で変動。過去には史学科や英米文学科で70名以上の繰上げも。
    理学部 C 繰上げなしの時期もあれば、20名程度の繰上げがある時期もあり。比較的安定した傾向。
    国際社会科学部 C 繰上げなしの時期から15名程度の小規模な繰上げまで。年度による変動はあるが、全体的に少数傾向。

    【早慶志望者向け】学習院を併願校として検討している方へ

    学習院大学に余裕で受かるようになるためには、学習院大学独自の戦略が必要です。早慶の受験対策をしながら学習院大学も確実に押さえるための戦略的アドバイスが欲しい方は、ぜひ無料相談にお越しください。指導歴10年以上のプロがどのように青山学院に合格したら良いのか?をお伝えしていきます。

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    法政大学

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    補欠合格の概要

    法政大学では、一般入試(主にA方式)の合格発表後、入学手続者数が定員を下回る場合に、追加合格(いわゆる繰上げ合格)を出すことがあります。
    ただし、大学から「補欠合格」と明示されるわけではなく、「追加合格候補者」や「繰上げ候補者」として通知されたうえで、最終的に繰上げ合格が行われるケースが多いです。
    年度によっては一切追加合格が出ない学部・学科もあれば、100名以上の大規模な繰上げを行う学部もあります。また、同じ学部でも学科ごとに繰上げ人数に大きな差が出ることもある点にご注意ください。

    学部別 補欠合格の出やすさ(A~C評価)

    学部 補欠合格の出やすさ 補欠繰上げ合格の傾向
    法学部 A 年度によって変動はあるが、毎年比較的大きな繰上げ合格を出す傾向。100名以上の補欠繰上げが出る年も少なくない。
    経済学部 A こちらも大規模な繰上げが行われることが多く、年間200名以上の補欠合格が出る年度もあり。初回合格数とのバランス次第で変動する。
    社会学部 A 年度によっては学科単位でまとめて繰上げ合格が出る例あり。多い年は100名超、少ない年は数十名ほどと振れ幅が大きい。
    経営学部 A 多い年は数百名の補欠合格が出ることもある一方で、出ない年(または極端に少ない年)もある。年によるアップダウンが激しいが、全体的には繰上げが多い部類。
    理工学部 A 機械工学科や電気電子系など人気学科でも補欠合格を積極的に活用する傾向。年間100~300名規模で繰上げが出る年も。
    デザイン工学部 A 建築・都市環境系で大きく追加合格を出す年があり、200名以上の繰上げとなる場合も。理工学部同様、年次変動は大きい。
    生命科学部 A 学科によって補欠合格者数にばらつきはあるが、多いときは合計100~200名規模の繰上げが発生する。
    文学部 B 毎年一定数の補欠合格を出すが、学科ごとに大きな差あり。英米文や史学などで比較的多めに繰上げが出る年も。
    国際文化学部 B 年度によっては100名近く補欠合格を出す年もあるが、出ない(またはごく少数)年もあるため安定しない。
    現代福祉学部 B 大規模な繰上げ合格が発生する年(100名超)と、ほぼ出ない年の両極端がある。全体的には中間的な傾向。
    人間環境学部 B 年によっては100名超の繰上げ合格が出るが、翌年はゼロになるなど変動幅が大きい。
    キャリアデザイン学部 B 多い年は数十~100名以上を繰上げ合格にするが、翌年度は0名ということもある。年度差がかなり大きい。
    情報科学部 B 毎年ある程度の補欠合格を出すが、学科によって繰上げ数に大きな差あり。全体的には50~100名台が多い。
    スポーツ健康学部 B 安定して数十名の繰上げ合格が出るが、他学部ほどの大規模繰上げは少なめ。年々の変動幅もやや限定的。
    グローバル教養学部(GIS) C 定員が小さく、繰上げ合格が出る場合もあるが10~40名程度にとどまることが多い。出やすさは比較的低い部類。

    評価基準

    • A:毎年補欠合格が出やすく、繰上げの規模が大きい傾向
    • B:補欠合格の可能性はあるが、年度によって大きく増減
    • C:補欠合格の頻度や枠が少なめ、あるいは出ない年が多い

    【早慶志望者向け】法政大学を併願校として検討している方へ

    法政大学は英語が非常に難しく年によっては早慶よりも難しい年もあり、。早慶の受験対策をしながら法政大学も確実に押さえるための戦略的アドバイスが欲しい方は、ぜひ無料相談にお越しください。指導歴10年以上のプロがどのように法政学院に合格したら良いのか?をお伝えしていきます。

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    まとめ

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    各大学で入試制度や補欠合格の運用ルールは異なるものの、定員厳格化や受験生の動向(国公立大学との併願、他私大との重複合格など)によって、補欠合格の発生数や時期が大きく変動するという点は共通しています。

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【解放のエウレカ】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.12

「数学の問題を解くとき、どうやって考えればいいのか分からない…」そんな悩みを持つ受験生の方は多いはず。 特に「公式や定理は頭に入れているつもりだけれど、実際の問題にどう当てはめるかがわからない」と感じる人にとっては、深刻な課題かもしれません。 そこでおすすめしたいのが『解法のエウレカ』シリーズ。 解

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  • 「数学の問題を解くとき、どうやって考えればいいのか分からない…」そんな悩みを持つ受験生の方は多いはず。
    特に「公式や定理は頭に入れているつもりだけれど、実際の問題にどう当てはめるかがわからない」と感じる人にとっては、深刻な課題かもしれません。
    そこでおすすめしたいのが『解法のエウレカ』シリーズ。

    解法のエウレカは、数学I・A編、そしてついに待望の数学II・B編が発売され、多くの受験生から注目を集めています。
    HOW(どのように解くか)」と「WHY(なぜその解き方を使うのか)」、そして「Piece(必要な公式・知識)」という3つの視点から問題を解きほぐす仕組みが特徴。
    難関大レベルの問題に至る前に、しっかりと思考プロセスを身につけられる教材として人気を得ています。

    この記事では、実際に使った感想や効果的な使い方を含めて、本書の特徴や活用法を徹底的に解説していきます。

    [toc]

    解法のエウレカの概要

    解法のエウレカ』は、フォーカスゴールドで知られる竹内先生と、『部分点で稼ぐ』などで有名な小倉先生がタッグを組んだ問題集です。2022年頃に発売された数学I・A編、そして約1年後にリリースされた待望の数学II・B編は、多くの受験生から支持され、重版がかかるほどの人気教材となっています。

    本書の最大の特徴は、「HOW(どのように解くのか)とWHY(なぜその方法なのか)、そしてPiece(必要な公式や知識)」を重視した解説構成にあります。単に「この公式を使います」「こうすれば解けます」という短絡的な手順の羅列ではなく、「なぜその公式が必要になるのか?」、「ゴールから逆算してどのプロセスを踏むのか?」という思考回路を言語化し、数学的な問題解法の思いつき方を身につけさせてくれるのです。

    • 対象レベル:やや発展レベル(おおよそMARCH、関関同立、地方国公立大向け)
    • 到達レベル:標準入試問題で合格点を狙える。難関大(旧帝大など)を本命とする人にはやや不足。
    • 問題数:数学I・A/II・Bともに数百問ほど(教科書レベル+実践レベル)
    • 特徴:HOW・WHY・Pieceの3つを繰り返し学んで思考力を養うスタイル。

    「網羅系の青チャートやフォーカスゴールドを使ってきたが、問題数の多さに挫折してしまう…」
    「数学的な考え方が掴めず、公式は覚えているのに実践で使えない…」という悩みを抱える人に、本書が強力な味方になってくれるでしょう。

    解法のエウレカの特徴

    解法のエウレカが持つ最大の特徴は、「どう解くか(HOW)」「なぜそう解くか(WHY)」「必要な公式・知識(Piece)」を常に意識させる構成です。

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    ① HOW & WHYで思考プロセスを明確化

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    これまでの多くの参考書は、「公式をこう使えば解ける」「これが定番解法」と解説して終わる場合が少なくありませんでした。
    しかし、解法のエウレカでは、公式の使いどころを示すだけでなく、「なぜその解法に至るのか、ほかのアプローチはないのか」といった部分を丁寧に掘り下げています。
    「解法暗記で乗り切ろうとしている」状態から、「問題を見たときにどんな手札を思い出すべきか、どう判断するか」を学ぶことで、初見問題への対応力を高めようとする意図が感じられます。

    いわゆる「数学的なセンス」は突発的に生まれるものではありません。HOW & WHYを積み重ねることで、“ひらめき”を自分で作る土台を築くのがエウレカ流の勉強法です。

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    ② Piece:必要な公式・知識を整理

    本書では、各章の前半に「Piece」と呼ばれる、問題を解くための前提知識や公式がまとまっています。
    基礎知識が抜け漏れになっていないかを確認しつつ、その公式がどんなシーンで使えるかを具体的な例とともに学べるのがメリットです。

    「基礎問題精講」や「青チャート」のコンパスレベルは既に一度やったけれど、いまいち頭の中で整理されていない方にこそ、このPieceパートが効率的に力をつける助けになります。

    ③ 実践問題での活用法がわかる

    HOW & WHY、Pieceを押さえたら、実際に問題を解いてその考え方を身につけるステップへ進みます。
    最終的なゴールから何を使えば到達できるか?」という視点を大切にするため、どの実践問題でも、ゴールから逆算する思考を逐一解説してくれます。

    結果的に、単に“公式を覚えた”だけで終わらず、「問題文からゴールまでをどのようにつなげるか」を学べるため、入試で初めて見る問題にも落ち着いて取り組みやすくなります。
    このメソッドは、確率の思考力や図形・ベクトルの応用力など、受験生が苦手としやすい分野で特に威力を発揮します。

    難易度・到達レベル

    • 到達可能レベル:MARCH~中堅国公立大(偏差値55~60台程度)
    • 旧帝大や難関国立大(東大・京大など)向けとしてはやや不足

    解法のエウレカは、「数学がそれほど得意ではないが、ある程度解けるようになりたい」人に最適です。

    青チャートなどの網羅系参考書を一通り終えたあとの次のステップとしてもよいですし、
    基礎はそれなりに固まっているけど、「入試本番レベルの問題でどう戦えばいいのか」を知りたい段階にぴったり。

    実際には、MARCH・関関同立レベル、あるいは偏差値50後半~60台前半くらいの私立・国公立大学に的を絞るなら、本書で十分合格点が狙えます。
    ただし、難問奇問を出すような旧帝大や東工大などを目指すのであれば、エウレカで思考法を学んだ後、もうワンステップ上の問題演習(例えば「重要問題集」や「過去問」、さらに難関大対策用の問題集など)が必要になってくるでしょう。

    解法のエウレカの使い方

    ここからは、本書を使って効率よく実力を伸ばすためのステップを紹介します。
    従来の「解法暗記型」学習から卒業し、本質的に数学力を上げるコツを押さえましょう。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎知識の確認(Pieceパート)"]
    まずは各セクションの冒頭で整理されている「Piece」をしっかり押さえましょう。
    公式・定理はただ暗記するだけでなく、「どんな問題で役に立つのか」まで理解するのがポイントです。
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="HOWとWHYを意識して実践問題を解く"]
    問題を解くとき、いきなり解法に飛びつかず、「ゴール(求めたいもの)に必要な情報は何か?」や「どんな公式を使うと繋がるか?」を考えるクセをつけましょう。
    解説ではWHY(なぜその公式を使うか)が詳しく書かれているので、理解を深めるうえで絶対に飛ばさないように。
    [/ti]
    [ti label="STEP3" title="解説の読み込みで”自分の考え”と比較"]
    解いてみたあとは必ず解説を熟読。自分のアプローチと照らし合わせて、「なぜ違うルートで解けたのか」「なぜこの方法が最短なのか」を客観的に見直します。
    解説に載っている「別解」も含めて検討すると、応用力がさらに高まります。
    [/ti]
    [ti label="STEP4" title="間違えた問題は時間をおいて再チャレンジ"]
    数学力は一朝一夕で身につかないもの。間違えた問題は、ある程度時間を空けてから再度挑戦しましょう。
    ひとつの問題を複数回繰り返すほうが、あれこれ手を広げるより効果的です。
    [/ti]
    [ti label="STEP5" title="過去問・他教材で定着度を確認"]
    本書を1周(目安として1ヶ月程度集中すれば終えられる分量)したら、次は志望校の過去問やもう少し難易度の高い問題集にトライ。
    解法のエウレカで培った思考プロセスを、実際の試験形式で試してみましょう。
    [/ti]
    [/ptimeline]

    他教材との接続: 「青チャートなどで基礎は一通り学んだけれど、入試問題を解くと手が止まってしまう」層に特におすすめ。
    「さらに旧帝大を狙う!」「医学部を目指す!」という場合は、本書を仕上げたうえで、一段上の参考書や難度の高い過去問演習に移りましょう。

    メリット・デメリット

    それでは、解法のエウレカのメリットデメリットを見ていきましょう。

    メリット
    • 問題の選択と解説が適切:不要な難問・奇問が少なく、適度なレベルの実践問題が厳選されている。
    • HOW & WHYの徹底:解放暗記を卒業し、思考プロセスを学べる。
    • 基礎~標準の橋渡し:青チャートレベルの知識を実際の入試問題レベルへ繋げやすい。
    • 独学でも理解しやすい:解説が丁寧なので、塾や予備校がなくても使いこなしやすい。

    解法のエウレカは、とりわけ「数学の考え方を身につけたい」という受験生に向いています。
    学習者が疑問に思いがちな点(「そもそもこの公式はどんなときに使うの?」「途中式の意義は?」など)を先回りして解説しているため、自学自習でも挫折しにくい点が大きな強み。
    実際、複数のレビューでも「問題の難易度がちょうどよく、自分の弱点をカバーしやすかった」「初めて解説を読んで”納得”できた」という声が多く見られます。

    デメリット
    • 旧帝大レベルの難問には対応しきれない:超難関校を目指すなら追加教材が必須。
    • 3C分野が非対応:理系で数IIIが必要な場合には不足。
    • 解説が丁寧ゆえに時間がかかる:一題一題の解説が充実しすぎて、短期間でサッと全問演習するには根気が必要。

    トップレベルの理系大学(京大、東大、医学部など)を本格的に志望する場合、解法のエウレカだけでは足りず、さらに難問を扱う問題集や演習書で実践力を底上げする必要があります。
    また、数IIIや複素数平面などは扱われていないため、理系や医学部などで数IIIを使う受験生は本書でIIBを学んだ後、数IIIの別教材を必須でこなしてください。

    他の教材・参考書との比較

    本書を他の有名問題集や参考書と比較することで、どのように活用すればいいかがより明確になります。

    青チャートとの比較

    青チャート」は問題数・網羅性に優れ、教科書レベルから難関大まで幅広くカバーしています。一方で、解説が簡潔なので、解法暗記に陥りやすいという声も多いです。
    青チャートをやり込めば、数学力は確かに上がるものの、問題数が膨大で「どこから手をつければいいのか分からない」ケースも。

    そこでエウレカは、厳選された標準レベルの問題と丁寧なHOW&WHY解説で、「公式を暗記して終わりではなく、なぜこう解くのか」を学べるのがメリット。
    どちらか一冊だけに絞るとしたら、短期間で思考の質を上げたい人はエウレカ、網羅的に大量演習をこなす余裕がある人は青チャート、という使い分けがいいでしょう。

    青チャートを一通り終えたのに入試問題が解けなかった…という人は
    解法のエウレカで「思考プロセス」を補強するのがおすすめです。

    フォーカスゴールドとの比較

    フォーカスゴールドも、網羅系問題集として高い評価を受けています。実際、本書の著者でもある竹内先生はフォーカスゴールドにも深く関わられているため、両方に通じるノウハウが感じられます。
    大きな違いは、フォーカスゴールドはある程度解説がシンプルで演習量が多いのに対し、エウレカは「解説がさらに丁寧で、問題数はややコンパクト」です。

    「フォーカスゴールドは使ってみたが、まだ問題に手が止まることが多い」と感じる人には、エウレカで思考回路を学ぶ価値が大きいといえます。
    逆に、「エウレカを終えて余力があれば、フォーカスゴールドで総仕上げ演習」という流れもおすすめです。

    フォーカスゴールドは網羅性重視、
    解法のエウレカは思考プロセス重視という違いがあります。

    エウレカは網羅系参考書とうまい具合に併用していくのが合格の鍵です。

    重要問題集との比較

    重要問題集」は難関校を含め、実際の入試頻出問題を中心にした良問が多数載っており、ある程度数学力がついてきた人の仕上げ向けです。
    解説はポイントをまとめた形なので、初心者にはやや難解な場合があります。

    エウレカで「公式の使い方」や「問題へのアプローチの仕方」を身につけたら、その次のステップとして重要問題集に取り組む、というルートも一般的です。
    エウレカ → 重要問題集 → 志望校の過去問、という流れで、演習量と理解度の両方を高めていくと、難関大学対策まで一貫性を持って進められるでしょう。

    重要問題集は問題の質が高く、演習量も豊富。
    ただし、最初に使うと挫折しがちなため、
    解法のエウレカを踏んでから入る人も多いです。

    こんな人におすすめ

    解法のエウレカ』は以下のような方に特におすすめです。

    • 「数学が苦手意識はあるが、ある程度得点できるようになりたい」
    • 「青チャートの網羅性は一通りこなしたが、まだ入試問題で歯が立たない」
    • 「How(解き方)とWhy(理由)を明確に理解して、初見問題にも応用したい」
    • 「医学部や難関大学を目指すが、まず標準レベルの土台をしっかり固めたい」
    • 「フォーカスゴールドや他の問題集で挫折しがちだった」

    特に、医学部受験などで数学が足を引っ張っているという受験生、共通テスト~MARCHクラスを狙う受験生には有効です。
    最短で「数学の点数を底上げしたい」「入試本番で解ける問題を確実に取りたい」というケースでは、大いに活躍してくれるでしょう。

    まとめ:数学の思考力を身につけるための最短ルート

    解法のエウレカ』は、「HOW(どうやって)」「WHY(なぜ)」を重視することで、数学を論理的に理解し、初見問題でも応用できる力を養う効率重視の問題集です。

    特に「公式を覚えるだけでなく、問題を見た瞬間にどうアプローチを組み立てるか」を掴むために、丁寧に解説が書かれているので、独学でも取り組みやすい構成となっています。
    基礎レベルがある程度できた段階(青チャートや教科書の基本問題をこなした後など)で本書に取り組むと、まさに入試で求められる発想力・思考力を磨くのにうってつけです。

    一方、旧帝大・東大・京大などトップ難関校の超難問に挑む場合は、本書だけで全てを網羅するのは難しいかもしれません。
    しかし、エウレカで「合否を左右する標準~やや難レベルの問題」を確実にモノにしたうえで追加の演習をこなすことで、最難関にも対応できる素地が築けるでしょう。

    ぜひ、本記事の内容を参考に、『解法のエウレカ』をフル活用してみてください。
    考え方を重視して学ぶことで、徐々に「数学って面白いかも」「もっと上のレベルにもいけそうだ」と感じられるはず。
    短期間で得点力を伸ばし、志望校合格や成績アップに大きく近づくための一歩を、ここからスタートしましょう!

【数学・標準問題精講】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.12

「標準問題精講 数学シリーズ」といえば、多くの高校生・大学受験生が手に取る超定番の問題集ですね。 入試本番で問われる“標準的かつ重要な問題”が網羅されており、効率よく典型パターンを身につけたい受験生にとっては非常に頼れる存在です。 本記事では、そんな「標準問題精講(通称:標問)」のシリーズ構成・対象

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  • 「標準問題精講 数学シリーズ」といえば、多くの高校生・大学受験生が手に取る超定番の問題集ですね。
    入試本番で問われる“標準的かつ重要な問題”が網羅されており、効率よく典型パターンを身につけたい受験生にとっては非常に頼れる存在です。

    本記事では、そんな「標準問題精講(通称:標問)」のシリーズ構成・対象者のレベル・具体的な活用法・他の参考書との比較などを詳しく解説していきます。
    これから「標問」を始めようと思っている方や、何冊もある類似問題集との違いを知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

    [toc]

    標準問題精講 数学シリーズの概要

    『標準問題精講 数学シリーズ』は、大学受験向けの定番問題集として長年支持されている参考書です。
    教育系出版社の 旺文社 から出版されており、

    1. 数学I・A
    2. 数学II・B
    3. 数学III・C

    の3冊に分かれ、高校数学の全範囲をカバーしています。

    • 長年の実績:改訂を重ねながらも基本方針は変わらず、問題と解説の質が高く保たれている。
    • コンパクトながら網羅的:各範囲で落とせない典型問題を厳選して掲載。
    • 詳しい解説:解答を読めば、なぜその解法になるのかがよく分かる(“精講”で思考プロセスもフォロー)。

    一方で「標準問題精講」は問題量がそこまで多くないため、たくさん演習を積みたい人にはやや物足りない面があるかもしれません。
    しかし、1問あたりの解説が非常に濃く、短期間で効率よく実力をつけたい人には非常に適しています。
    また、改訂版が重ねられても基本方針が変わらない“鉄板教材”のため、多くの予備校講師や受験生から長年にわたって信頼を集めています。
    旧版でも大きく見劣りはしませんが、最新の出題傾向を追うならなるべく新しい版を使うのが無難です。

    標準問題精講 数学シリーズの特徴

    下記に標準問題精講の特徴を記載していきます。

    ① シリーズ3冊で高校数学を網羅

    標準問題精講は、数学I・A数学II・B数学III・Cの3冊に分かれており、分野ごとに内容をしっかりカバーしています。

    • 数学I・A標準問題精講: およそ300ページ台、例題数は約100題以上。二次関数・三角比・図形と計量・場合の数・確率・数列の基礎など、I・A範囲を網羅。レベルは入試基礎〜標準程度。
    • 数学II・B標準問題精講: 例題は約150題前後。二次曲線、微分積分の導入、指数・対数、三角関数、数列、ベクトルなどを扱い、I・Aよりボリューム増。
    • 数学III・C標準問題精講: 微分積分や複素数平面など、高度な範囲を扱う。例題も100題超で、理系受験生向けに入試標準レベルを網羅。

    ② 解説が「精講」で丁寧かつわかりやすい

    各問題は見開き2ページ構成で、「問題→解答・解説(精講)」という流れになっています。
    精講のパートが非常に詳しく、解法に至る思考プロセスや「なぜその着眼点が必要なのか」「どの公式・定理を使うのか」といった背景知識まで丁寧に解説。
    単なる答え合わせにとどまらず、関連知識や応用パターンにも触れられているので、独学でも理解しやすいのが最大の魅力です。

    ③ 演習問題(類題)で即アウトプット

    各例題の後に「類題」1問がついており、学んだ解法をすぐに実践できます。
    問題数自体は「例題数 × 2」と考えてOK。
    問題が厳選されているぶん、必要最低限のパターンを効率よくマスターできる形です。
    「数多くの問題をこなしたい」という受験生には物足りないかもしれませんが、“少数精鋭”の問題集なので短期間でエッセンスを吸収するには最適と言えます。

    難易度・到達レベル

    書名に「標準」とある通り、高校数学の標準〜やや難レベル に相当します。
    教科書レベルを一通り済ませた後、偏差値で言えば 60〜65 程度くらいから始めるのが理想的。

    • 教科書や学校ワークの基本問題を確実に解ける状態
    • チャート式(例題だけでも)などで公式・定理とその使い方を一通り学習済
    • あるいは『基礎問題精講』などの基礎教材を完了し、偏差値65以上はキープしている

    標準問題精講をやり込むと、旧帝大や早慶レベルの入試標準問題にも対応できる下地ができます。
    さらに難問を解きたい場合は「上級問題精講」や「プラチカ」「大学への数学」「やさしい理系数学」などへ進むのが定番ルートです。
    医学部など、極端に難易度の高い問題を多数出題する大学を志望する場合は、こうしたさらに上位レベルの問題集も視野に入れてください。

    標準問題精講 数学シリーズの使い方

    ここでは、標準問題精講を使った効果的な学習ステップを紹介します。

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎固め後にスタート"]
    教科書レベルの問題集や学校ワーク、あるいは『基礎問題精講』などで基礎を終わらせておきましょう。偏差値でいえば60〜65程度が目安です。
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="例題→精講の読み込み"]
    まずは例題を自力で解く。解けなかったら解説(精講)を読み、「何が足りなかったか」を把握しましょう。
    精講では、どの公式・定理を使うか、どこに着目すべきかが丁寧に書かれているため、思考プロセスをしっかり吸収するのがポイントです。
    [/ti]
    [ti label="STEP3" title="演習問題でアウトプット"]
    例題の直後にある類題を解くことで、学んだ解法が定着したか確認。時間がある人は2周3周と繰り返すのがおすすめ。
    [/ti]
    [ti label="STEP4" title="一周後は反復学習"]
    苦戦した問題をリスト化し、再チャレンジで解法を再現できるかをチェック。都度、精講で補強するのがポイント。
    初回で解説を読んだだけでは身につきにくいので、2周目以降の演習がかなり重要です。
    [/ti]
    [ti label="STEP5" title="発展レベルor過去問へ"]
    3冊仕上げたら「上級問題精講」「やさしい理系数学」「大学への数学」などの難問系、あるいは志望校の過去問へ移行しましょう。
    共通テスト中心の人でも、この時点でかなりの得点力が身についているはずです。
    [/ti]
    [/ptimeline]

    他の教材・参考書との比較

    よく使われれる他の参考書と比べて見ましょう。

    ① 「実戦 数学重要問題集」との比較

    • 問題数: 重要問題集は1冊あたりの分量が多く、演習量を確保しやすい。標問はややコンパクト。
    • 解説のスタイル: 重要問題集は問題数が多い分、解説は簡潔になりがち。標問は“精講”の存在で非常に丁寧。
    • 到達レベル: どちらも入試標準が中心。最難関大にも対応可能。文系用・理系用に分かれているのが重要問題集の特徴。

    自学自習で解説を深く理解したい人は「標問」、演習量重視で自力補足もできる人は「重要問題集」を選ぶケースが多いです。

    ② 「1対1対応の演習(東京出版)」との比較

    やはり定番人気の問題集で、難易度やレベルは標問に近いです。
    「標問」は精講が丁寧で途中式や関連事項を詳しく示す一方、「1対1対応」はヒント形式で読者の自力思考を促す構成が特徴。

    • 解説スタイル: 「標問」は“精講”で詳細解説、「1対1」はヒントを小出しにして自力で考えさせる。
    • 難易度感: おおむね同程度だが、やや標問のほうが難易度高めの問題も混在するという声もある。
    • 好みや相性: レイアウトや文章の雰囲気が異なるため、書店で見比べて選ぶ人が多い。

    どちらを使っても力はつくので、自分が「じっくり解説を読みたい」か「ヒントをもらいながら自分で考えたい」かで判断すると良いでしょう。

    こちらは詳しい1対1対応の使い方の説明です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    ③ 「Focus Gold」「青チャート」との比較

    Focus Gold・青チャートはいわゆる“網羅系”で問題数が多く1冊完結型。
    対して標問は厳選した問題で効率よく力をつけるスタイル。

    • 問題数: 基礎から応用まで大量に問題数を収録。
    • 使用目的: 学校授業の復習〜幅広いレベルの網羅に向く。標問は“少数精鋭”で短期仕上げに向く。
    • 時間と効率: 分厚い1冊をじっくりやりたいならFocus Gold、必要最低限を短期間で押さえたいなら標問。

    どちらも“良書”なので、じっくり網羅したいのか、要点を絞って素早く仕上げたいのかによって選ぶと良いでしょう。

    網羅系の参考書はかなり量が多いので、全部行うというよりもある程度基礎的な教材でやってみて量が足りない時にやってみると良いでしょう。

    こんな人におすすめ

    • 基礎固めは終えており、標準〜やや難レベルを短期集中で仕上げたい人
      →解説が手厚く、問題数が厳選されていて効率が良い。「独学しやすい」のも大きなメリット。
    • 共通テストである程度点が取れるが、二次レベルがまだ弱い人
      →二次標準問題に慣れるには最適。難関大の過去問への橋渡しにぴったり。
    • 独学中心で、周囲からのサポートが受けにくい受験生
      →精講が詳しく、つまずきやすいポイントを補足してくれるので安心感がある。

    逆に、「問題演習を大量にこなしたい」「最小限のヒントだけで自分で考え抜きたい」場合は他の教材を選ぶ手もあります。
    共通テスト専用の対策にはやや難しめなので、最初は教科書レベルの問題集や学校配布ワークから始めるのがおすすめです。

    まとめ

    「標準問題精講 数学シリーズ」は、多くの受験生や予備校講師が推す鉄板教材。
    以下のポイントを押さえておけば、短期間でも効率よく力が伸びるはずです。

    この記事のポイントおさらい

    1. 標準問題精講 はI・A、II・B、III・Cの3冊構成。
    2. 問題数は厳選されており、1問1問の解説(精講)が非常に丁寧
    3. レベルは入試標準〜やや難。基礎固めを終えてから取り組むのが理想。
    4. 例題→精講→演習問題を繰り返し、2周3周して定着を図ると効果的。
    5. 他の同レベル参考書よりも、解説が手厚い分、独学しやすい

    「標問」をマスターすると、早慶や旧帝大など難関大レベルの数学で合格点を狙えるだけの土台が築けます。
    さらに医学部を目指す場合などは「上級問題精講」や「やさしい理系数学」「大学への数学」などを活用し、より難易度の高い問題にチャレンジするのが定番です。
    ぜひ本シリーズをしっかり使いこなし、入試本番での得点力を飛躍的に高めてください!

【文系の数学 実戦力向上編】徹底レビュー|特徴・使い方・レベルをわかりやすく解説!

2025.02.10

「文系でも数学を武器にして、合格を手繰り寄せたい…」そんな悩みを抱える受験生は決して少なくありません。 英語や国語、社会など主要科目の学習に時間を割く一方で、どうしても数学対策は後回しになりがち。 もともと数学が苦手という文系生も多いため、しっかりとした勉強法を確立できずに悩んでいる方は多いのではな

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  • 「文系でも数学を武器にして、合格を手繰り寄せたい…」そんな悩みを抱える受験生は決して少なくありません。
    英語や国語、社会など主要科目の学習に時間を割く一方で、どうしても数学対策は後回しになりがち。
    もともと数学が苦手という文系生も多いため、しっかりとした勉強法を確立できずに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

    そこでおすすめしたいのが、『文系の数学 実戦力向上編』

    本書は短期間でも合否を左右する重要問題を効率よくマスターできるよう厳選されており、文系受験生が数学の得点力を底上げするための強力な味方となります。

    この記事では、実際に使った感想を含めて本書の特徴や使い方を徹底的に解説。
    最後まで読めば、本書を最大限に活用するためのポイントが見えてきて、あなたの合格力アップに大きく貢献してくれるはずです。

    [toc]

    『文系の数学 実戦力向上編』はこんな人におすすめ

    『文系の数学 実戦力向上編』は、以下のような人に特におすすめです。

    • 文系で数学を得点源にしたい受験生
    • MARCHや関関同立、地方国公立を狙う偏差値55〜60台の学生
    • 短期間で数学ⅠAⅡBを仕上げたい人
    • 解説の丁寧さを重視する独学派

    文系で数学を得点源にしたい受験生にとって、『文系の数学 実戦力向上編』は最適な一冊といえます。文系学部志望でありながら、数学で周囲と差をつけたいという方は、まず基礎〜標準レベルの問題集を終えた段階で本書に取り組むのがおすすめです。

    合否を分けるレベルの問題演習を積むことで、実戦力を身につけられます。
    MARCHや関関同立、地方国公立大といった難易度帯を目指す受験生にも、本書は総仕上げとして非常に有効です。

    過去問演習に入る前に、厳選された90のテーマをしっかり攻略しておけば、本番で狙える得点力は大きく向上します。実際に「90題を押さえれば、十分に合格レベルへ到達できる」といったコメントもあるほどです。短期間で効率よく数学ⅠAⅡBを仕上げたい方にも、強く推奨されます。

    文系のみならず、理系で数ⅠAⅡBを短期習得したい場合にも使いやすく、問題数が厳選されているので1か月程度で一周することも可能です。多教科の学習に追われる受験生にとって、短期間で実力をつけられる構成は大きな魅力でしょう。

    また、数学が苦手な人や解説の丁寧さを重視する独学派の方にも、この問題集はうってつけです。解き方のポイントや思考プロセスがわかりやすく示されているので、自宅学習でも理解を深めやすい設計になっています。要点をまとめた「必勝ポイント」のおかげで、解法パターンを体系立てて学べるのも大きなメリットです。

    文系の数学 実戦力向上編の概要

    本書は、『文系の数学 実戦力向上編』は文系向けの数学問題集で、河合出版から発行されています。
    MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)や国公立大学(例:神戸大学、東北大学、名古屋大学)の入試問題を踏まえた入試標準レベルの問題集で、
    文系受験生が数学を得点源にするための実戦力アップを目的としています

    • 対象レベル:MARCH・関関同立レベル〜国公立大学(例:神戸大学、東北大学、名古屋大学)
    • 問題数:例題90+演習110問(数学ⅠAⅡBをカバー)
    • 特徴:丁寧な解説講義、短期間で仕上げやすい分量

    文系の数学 実戦力向上編の3つの特徴

    丁寧な解説とコンパクトな問題数で効率よく学べるのが特徴です。

    ① 合否を分ける厳選問題を収録

    本書には文系入試の頻出・重要問題が厳選されています。標準〜やや難レベルまで幅広く、基礎から応用までバランスよく押さえているのが特徴です。
    実際の入試問題を丹念に分析し、合否を分ける“盲点になりやすいテーマ”や“頻出の良問”を重点的にピックアップ。問題数を必要最小限に絞っている分、無駄がなく効率的に実戦力を養えます。

    ② 解説講義が丁寧で独学にも最適

    解説は途中式だけでなく、考え方・着眼点まで丁寧に示されているため、独学でもスムーズに理解が進みやすい作りになっています。たとえば「なぜこの公式を使うのか」「どう発想すれば解法が見えてくるのか」といったプロセス面の説明も充実しており、苦手な単元でも自己流での解釈ミスを最小限に抑えられます。学校の授業や映像授業と併用する場合でも、復習テキストとして非常に役立つでしょう。

    ③ 短期間で一周しやすい適度な分量

    例題90題+演習110題という構成が非常にコンパクトで、1日5題ずつ取り組めば約1か月ほどで一周が可能です。
    文系受験生は他教科(英語・国語・社会など)の勉強に時間を割かねばならないため、数学の対策にだけ多くの時間を注ぎづらい傾向があります。
    本書なら短期間で必要な問題を押さえ、早めに過去問や他教科の学習にも移行しやすい点が大きなメリットです。

    難易度・到達レベル

    • 到達可能レベル:MARCH・関関同立などの合格点レベル
    • 旧帝大や難関国公立を目指すなら、仕上げにもう少し上位教材を追加

    標準レベルをひと通りマスターした人向けで、偏差値50〜60台前半あたりがメインターゲットとなります。
    基礎レベルの問題集や教科書内容を理解した上で、「さらに合否を分ける典型問題〜やや難レベルの問題を攻略したい」という段階に最適です。
    実際の入試本番では、解ける人と解けない人が明確に分かれる問題をいかに確実に解けるようになるかが大切。本書に取り組むことで、MARCH・関関同立レベルの数学で合格点を確保する力を磨けます。

    文系の数学 実戦力向上編の使い方

    学習の進め方: 1日に数題ずつ解いて約1~1.5ヶ月で一周するペースが推奨。
    例題を解いたら解説講義を熟読し、必勝ポイントで解法のまとめを確認します。
    間違えた問題は時間をおいて繰り返し復習し、不得意単元を洗い出しましょう​

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="基礎固め後にスタート"]基礎レベルの参考書や教科書を終わらせてから本書を始めましょう。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="例題→解説講義を熟読"]問題を解いたら、解説講義をしっかり読み込むこと。理由付けと途中式を確認し、理解を深めます。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="演習問題で定着"]例題で理解を深めたら110題の演習問題でアウトプットし、理解度をチェックします。[/ti]
    [ti label="STEP4" title="苦手分野は重点的に復習"]特に間違いやすい分野や単元に再度取り組む。[/ti]
    [ti label="STEP5" title="過去問演習に接続"]仕上げに大学の過去問を解き、本書で学んだ解法を実践。[/ti]
    [/ptimeline]

    他教材との接続: 姉妹書の『文系の数学 重要事項完全習得編』を先に終えておくとスムーズ。
    入門問題精講→重要事項完全習得編の演習問題→本書とステップアップする方法も紹介されています。
    本書を終えたら過去問に挑戦し、志望校の出題傾向に慣れましょう。

    メリット・デメリット

    「文系の数学 実戦力向上編」のメリットデメリットを説明いたします。

    メリット
    • 重要問題が厳選されているため、時間のない受験生に最適
    • 解説講義が充実しており、独学でも理解しやすい
    • 数学ⅠAⅡBを短期間で一気に学習可能

    文系の受験生は英語や国語、社会など他教科への学習時間が必要なため、数学にばかり時間を割きづらいのが現実です。
    本書は入試頻出の重要問題に的を絞っているため、短い期間でも最大効率で実力を伸ばすことができます。
    問題数が少ない分、1周あたりの負担が軽く、部活と両立しながらでも進めやすいのが大きな魅力です。
    「どうしてこの公式を適用できるのか」「なぜこの考え方が有効なのか」といった思考プロセスが丁寧に示されているので、塾や予備校に通わなくても学習しやすい構成になっています。
    途中式や補足解説が多いため、数学に苦手意識を持つ文系生でもつまずきにくい点が高評価の理由です。

    文系生が必要とするⅠAⅡBを1冊で総ざらいでき、
    しかも問題数が厳選されているため、1日数題ペースでも1~1.5ヶ月程度で1周が可能です。

    デメリット
    • トップレベル大にはやや物足りない可能性がある
    • 問題数が厳選されている分、網羅性は低い

    早慶や旧帝大などの難関校を目指す場合、出題される問題がさらに高度になることが多いです。
    本書だけでは難問対策に物足りず、追加で応用問題集が必要になるケースもあります。
    「文系の数学 実戦力向上編」はあくまでも頻出・標準~やや難レベルまでに特化した教材なので、トップ層には範囲外の難問がカバーされていない点に注意が必要です。
    効率重視のため、1冊で膨大なパターンを網羅できるわけではありません。
    数学ⅠAⅡBの全領域を隅々まで扱うというよりは、“合否を分ける問題”にフォーカスしているため、特殊な形式や細かいパターンは割愛されている場合があります。
    入試本番で変化球となる出題に対応したい場合は、他の参考書や過去問演習との併用がおすすめです。

    他の教材・参考書との比較

    文系数学向けの他問題集や有名参考書との違いを見てみます。

    青チャートと比較

    問題数が非常に多く網羅的ですが、全770問のため全習得に時間がかかる。
    『実戦力向上編』は問題数を厳選して約1/3以下に抑えており、短期間で要点を押さえるのに適します。網羅性より効率重視の人向けです。

    青チャートなどの網羅系はできればやったほうが良いですが、時間がない場合は問題数が多いのが大変です。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/bluechart/"]

    1対1対応の演習と比較

    理系含めた標準~応用問題集で、数学ⅠAⅡBだけでも249問の例題。こちらも量が多めで体系的。
    『実戦力向上編』は文系数学に特化し、頻出かつ合否を分ける問題にフォーカス。
    初見から応用まで一気通貫でやりたい場合は1対1対応も良いですが、文系範囲の実戦力強化には本書が効率的です。

    本書の後にやっても良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/ichitaiichi/"]

    重要事項完全習得編との併用

    本書の姉妹編で、より易しい基礎~標準問題を扱います。
    完全習得編で基礎を固めてから本書に進むとスムーズ。

    人によっては本書に直接接続するのが難しいケースも多いので、その場合は網羅系で苦手な部分を補うと良いでしょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/bunkei/"]

    坂田アキラシリーズや他の文系数学問題集

    坂田アキラの参考書などユニークな解説で知られるものもありますが、本書は河合塾のノウハウで堅実に作られている印象。
    必勝ポイントなどのまとめ方や解説講義の丁寧さで初心者にも配慮されています。

    数学が本当に苦手な層にはおすすめです。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/sugaku/sakatabibun/"]

    まとめ:文系数学を得点源にするための最短ルート

    『文系の数学 実戦力向上編』は、限られた時間で合否を左右する重要問題をしっかりとマスターできる効率重視の問題集です。
    文系受験生にとってネックになりやすい数学ⅠAⅡBを、短期間で網羅しながら確かな実戦力を身につけることができます。
    基礎レベルを終えた方が着実にレベルアップするうえで、まさにうってつけの一冊と言えるでしょう。

    本書をじっくりと一周すれば、MARCH・関関同立・地方国公立大の過去問演習へとスムーズに移行できます。
    丁寧な解説講義を通じて「なぜその解き方を選ぶのか」を理解できるため、難問にも柔軟に対応できる地力が養われるはずです。
    短期間でもしっかり効果を得られるカリキュラムなので、他教科と並行して学習を進めたい文系受験生にとっても、これほど心強い教材はなかなかありません。

    ぜひ本記事の内容を参考にしながら、『文系の数学 実戦力向上編』を活用してみてください。
    効率的にポイントを押さえ、あなたの受験勉強に少しでもお役立ていただければ幸いです。実りある学習と、志望校合格への大きな一歩を応援しています!

【最新版】慶應小論文の出題傾向と対策|学部別の特徴・難易度・勉強法

2025.02.07

慶應義塾大学の入試において、小論文は合否を左右する極めて重要な科目です。 特に一般入試で課される学部では、単なる文章力だけでなく、論理的思考力や多角的な視点が問われるため、早期の対策が欠かせません。 本記事では、「慶應小論文の難易度ランキング」を先にお伝えしたうえで、 各学部の出題傾向・配点・過去問

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  • 慶應義塾大学の入試において、小論文は合否を左右する極めて重要な科目です。
    特に一般入試で課される学部では、単なる文章力だけでなく、論理的思考力や多角的な視点が問われるため、早期の対策が欠かせません。

    本記事では、「慶應小論文の難易度ランキング」を先にお伝えしたうえで、
    各学部の出題傾向・配点・過去問から見た攻略ポイントを詳細に解説していきます。

    [toc]

    慶應小論文の学部別難易度表

    下記が慶應大学小論文の難易度表になります。

    学部 難易度 主な特徴
    1,経済学部 [rating stars="2.0"] 比較的平易なテーマだが、要点把握の正確さが求められる。
    配点がそこまで高くなく、“失点を防ぐ”戦略が重要。
    2,商学部 [rating stars="3.0"] 小論文+数的推理のクイズ要素がある独自形式。
    パズル的思考力が問われ、得点率の変動幅が大きい
    3,文学部 [rating stars="4.0"] 抽象的・哲学的テーマが多く、要約と論述を高いレベルで要求。
    読解力と抽象思考力が鍵となる。
    4,法学部 [rating stars="5.0"] 難解な社会科学・法哲学系の課題文がしばしば出題。
    高い読解力と論理構成力が求められる。
    5,総合政策学部(SFC) [rating stars="5.0"] 大量の資料読解と社会課題への解決策提案が必須。
    論理構成力が問われる。
    6,環境情報学部(SFC) [rating stars="5.0"] 総合政策よりも、さらに創造性を要求。
    “ビジョンを具体化”できるかが大きなポイント。

    ここからは慶應の小論文についての対策、傾向について詳しく説明していきます。

    【はじめに】慶應小論文が合否を左右する理由

    慶應大学で小論文がなぜ重要なのか?についてまずは理解していきましょう。

    慶應小論文が特に重要視される学部とは?

    慶應義塾大学では、多くの学部で英語・地歴公民などのいわゆる一般科目と並行して小論文の試験が行われます。
    これは、慶應が求める人材像として「論理的思考力」「問題発見・解決力」「自己の意見を言語化する力」を重視していることの表れです。
    特にSFC(総合政策学部・環境情報学部)や法学部、文学部などでは小論文の配点や比重が高く、ここでの得点が合否に直結しやすい特徴があります。

    さらに他大学と比べ、慶應の小論文では「思考のプロセス」まで厳しく見られるのが大きな違いです。
    問題文に対する単なる感想文や表面的な意見の羅列ではなく、論拠を明確に示した議論展開が必須となります。

    単なる作文ではなく「論理性・思考力」を徹底評価

    国公立大学や他の私立大学でも小論文を課すケースは多く見られますが、
    慶應の場合は“読解力”と“論理展開力”をより厳しく見られる傾向があります。

    これは単に与えられたテーマに対して感想をまとめるのではなく、
    課題文や資料を根拠として論を進め、最後に明確な結論を提示するといったプロセス全体が評価対象となるからです。

    また、法学部などは法哲学や政治思想に関する難解な課題文が出されることもしばしばであり、日頃から社会情勢や哲学的・政治的観点での思考が求められます。
    一方、SFCでは単に読解だけでなく、多角的なアイデアと具体的なプランニング力の両面が必要であり、
    まさに慶應らしい「主体的に問題を見つけ出し、解決に向けて具体策を提示する」能力を試しています。

    上記のように、慶應小論文を突破するには、どの学部を受験するかによって求められる力が大きく異なります。

    しかし、共通するポイントとしては、

    1. 論理性
    2. 思考力
    3. 文章表現力

    この3点が不可欠です。

    本記事では、学部別の特徴を掘り下げながら、実践的な対策方法まで順を追って解説していきます。

    慶應小論文の学部ごとの傾向と対策

    それではここから慶應大学の小論文の学部ごとの特徴を見ていきましょう。

    配点や試験時間・形式の違い

    慶應の小論文は、学部によって配点比率・試験時間・問題形式が大きく異なるのが特徴です。

    例えば、

    • 法学部:課題文が長く、高度に抽象的・社会科学的内容。
    • 経済学部:600字程度で比較的短いが、要点整理ができないと失点しやすい。
    • SFC:試験時間120分、配点200点と大きく、資料読解→提案のプロセスが重視される。

    このように、試験時間や文章量が大幅に異なるため、過去問を分析して自分の試験時間内でどれだけ書けるかをシミュレーションすることが重要です。

    出題テーマのレベル感・合格難易度の比較

    各学部を横断的に見ると、法学部・SFCがテーマのレベル感・合格難易度ともに高い傾向があります。
    政治・社会・哲学的な深いテーマに対して、どれだけ専門的知識や論理構成力で対応できるかが求められるためです。

    文学部はテーマ自体が抽象的で難解ですが、文章の“長さ”よりも抽象概念を読み解いて要約する力が試されます。
    商学部は一見“読解+クイズ”のようですが、この形式に慣れない受験生は大きく点を落とす場合があります。
    経済学部はテーマこそやや平易ですが、
    限られた時間・字数で確実に内容をまとめる必要があり、ミスなく平均点以上を確保するのが合格戦略となります。

    【学部別】慶應小論文の出題形式・傾向・難易度

    ここからは、各学部ごとに特徴的な出題形式・配点、過去数年のテーマ傾向を具体的に解説します。

    ◆学部ごとの小論文攻略法

    ①,【経済学部】比較的平易な問題だが要点把握がカギ

    難易度:[rating stars="2.0"]

    特徴1:60分・600字程度の短め課題

    経済学部の小論文は試験時間も短く、要求される字数も600字程度とコンパクトです。
    他学部と比べると課題文自体の難易度はそこまで高くないケースが多いですが、
    短時間で正確にポイントを押さえた答案を作ることが求められます。

    特徴2:「取りこぼしを防ぐ」対策

    経済学部では英語や数学(選択科目を含む)など他の科目が大きなウエイトを占めるため、小論文の配点は相対的に低めです。しかし、ここで極端に低得点を取ると大きな痛手になります。逆に言えば、平均点以上を確実に取れれば合格可能性は十分高まります。

    対策:「基礎固め」で平均点以上を確保

    経済学部の小論文は、600字以内で要約と短い論述をまとめるケースが多いため、ダラダラと書かず、結論を先に示すなどシンプルにまとめることが肝要です。
    まずは、文章全体の要点を素早く把握し、必要な情報だけをピックアップして記述する練習を繰り返しましょう。
    また、新聞の経済面やニュースサイトを活用して、常に経済と社会問題の関連性を意識しながら、
    記事の要旨を自分なりにまとめる癖をつけることが大切です。

    経済学部では、他の主要科目(英語や数学)の得点が合否に大きく影響するため、失点しない最低限の対策が求められます。平均点以上を安定して取ることを目標に、余裕があればさらにプラス点を狙えるようなバランスの良い対策が合格戦略となります。

    詳しくはこちらの記事でも記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/keizai/syoron/"]

    ②,【商学部】:独自形式の「論文テスト」

    難易度:[rating stars="3.0"]

    特徴1:大問2題(読解+論理パズル系)で構成

    商学部の小論文は「論文テスト」と称して2題構成になるのが特徴です。
    大問1は読解問題+空所補充や語句説明など、現代文的要素が強い形式。
    大問2では数的推理や論理パズル的な要素が混在することがあります。

    特徴2:空所補充・数的推理などクイズ的要素

    たとえば文章中のロジックを補うための語句を選択したり、あるいは単純な四則演算を組み合わせて論理を導き出す問題が出ることもあり、
    現代文+数学的推理の二刀流対策が必要とされるケースがあります。

    対策:現代文+数的推理への二刀流

    商学部では、受験問題が大問1と大問2に分かれ、前半は現代文の読解や語句の説明、空所補充などが問われる問題、後半は論理パズル的な思考や簡単な統計計算、アルゴリズムの読解が出題される傾向があります。
    大問1では、文章全体の要旨を正確に把握し、キーワードや語句の意味を的確に説明できるよう、過去問を繰り返し解くことで出題パターンに慣れることが重要です。
    大問2では、普段からパズルや論理的な問題に取り組み、数学的・データ分析の基礎理解を深めることで、抵抗なく解答できるようにしましょう。また、過去問の分析を通じて、年度ごとの難易度の振れ幅を把握し、本番での戦略を立てることが合格への近道となります。

    下記に詳しく商学部の小論文については記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/shougaku/ksh-shouron/"]

    ③,【文学部】抽象的・哲学的テーマが多い

    難易度:[rating stars="4.0"]

    特徴1:分量・設問構成(要約+意見論述)

    文学部の小論文は、課題文がそこまで長くはないものの、「要約+意見論述」がセットで出題される傾向があります。課題文自体が哲学的・抽象的で、読み手の思考力が試される内容が多いのが特徴です。

    特徴2出題テーマ例:言語・社会・人間存在…

    実際の過去問では「言語が思考に及ぼす影響」や「共同体と個人のあり方」「人間存在の根源を問うような思考実験」など、やや哲学寄りのテーマが選ばれがちです。一般的な時事ネタよりも、人間論や言語論、社会構造における根源的問題が多いと考えて良いでしょう。

    対策:要約力と抽象的思考

    哲学や思想系の入門書を複数読むことは、抽象的な概念を理解し、難解な文章に対応するための基礎力を身につける上で非常に有効です。

    たとえば、プラトン、デカルト、サルトルといった基本的な思想家の考えに触れるだけでも、
    抽象度の高い文章に対する耐性が養われ、読解力が飛躍的に向上します。

    また、文学部の試験では、短い字数で要約と意見論述を組み合わせて解答するケースが多いため、
    過去問を活用して字数配分を正確に把握し、要点を漏らさずに盛り込む練習が欠かせません。
    限られた文字数の中で的確に自分の考えを伝える技術は、日々の練習を通じてしか身につかないため、定期的な演習が非常に大切です。

    さらに、人間存在や言語、社会の根本的な問題―すなわち「本質的な人間論」―に関するテーマが頻出していることがわかります。
    極端に時事的な問題はあまり見られず、むしろ普遍的な「永遠のテーマ」が出題される傾向にあります。
    そのため、日頃から人文・社会科学全般に興味を持ち、深く考える姿勢を培うことが、試験対策だけでなく幅広い知的基盤を形成する上でも重要です。

    慶應文学部の対策について詳しくはこちらの記事でも紹介しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/kbun-shouron/"]

    ④,【法学部】政治・社会・法哲学系の難解課題文

    難易度:[rating stars="5.0"]

    特徴1:要約と意見文

    法学部では、以前は400字要約+600字意見論述という形が典型的でしたが、近年では500字の回答を2問書かせる形式に変わるなど、微調整が続いています。
    いずれにしても、要約力と自分の意見を論拠を示しながら展開する力が求められることに変わりはありません。

    特徴2:扱われるテーマ

    課題文は政治思想や社会問題、法哲学に関わるものが多いです。
    具体的には「民主主義社会における個人の権利と義務」「戦争と平和」「国家と個人の関係性」「グローバル化と主権」など、高いレベルの社会科学的知見が問われる場合があります。

    対策:高度な読解・論理的構成が必須

    まず、法学部の小論文や課題文で扱われる社会・政治哲学的なテーマに取り組む際、政治・法思想の基礎知識をしっかり身につけておくことが重要です。
    初心者にも分かりやすい参考書として、マイケル・サンデル著『これからの「正義」の話をしよう』が挙げられます。この本は、現代の正義や公共性、平等といったテーマを具体例を交えながら平易な言葉で解説しているため、ロールズの『正義論』入門書や、ホッブズ、ロック、ルソーの社会契約論といった古典的な政治思想と合わせてざっくりと学んでおくと、課題文の読解が非常にスムーズになります。

    次に、400字程度の要約問題においては、筆者が伝えたい論旨を正確に把握し、主要な論点を簡潔にまとめることが求められます。従来は400字要約と600字論述という構成が主流でしたが、仮に要約が500字×2問に分かれる場合でも、基本的な考え方は同じです。文章を書く際には、冗長な表現や無駄な言い回しを避け、数字や重要な用語を確実に盛り込むことで、出題者が求める「正確さ」と「要点の明確さ」を実現する訓練が必要です。

    さらに、法哲学系のテーマは実際の国際関係や社会制度との関連が問われることが増えてきています。

    たとえば、憲法改正の議論や、AI規制といった最新の法律・政治に関するトピックは、従来の抽象論だけでなく、現実の社会問題との結びつきが重要です。こうした時事問題に関しては、常日頃からニュースや新聞にアンテナを張り、最新の動向をキャッチアップしておくことで、意見論述に具体性と説得力が加わります。つまり、基礎知識をしっかり学びながら、現実の社会問題への理解を深めることが、質の高い論述を作成するための大きな武器となるのです。

    下記に詳しく法学部の小論文については記載しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/hougaku/khou-ronjutu/"]

    ⑤,【総合政策学部】資料型&社会課題の総合小論文

    難易度:[rating stars="5.0"]

    特徴1:配点200点・試験時間120分 → 配点比率が非常に高い

    総合政策学部(SFC)では、小論文の試験時間が120分、配点が200点と非常に高く、他の科目に比べても小論文が合否を大きく左右します。
    これはSFCが学部の方針として、「問題発見・解決の能力」を最重要視しているためです。

    特徴2:問題発見~解決策提案のプロセス

    出題テーマは、社会や環境、国際問題など多岐にわたりますが、いずれも資料を読み解いたうえで現状の課題を抽出し、具体的な解決策やプランを提案する形式が主流です。単に感想を述べるのではなく、論理的かつ実現可能性を見据えた提案が求められます。

    対策:社会課題を「構造化」し提案

    総合政策学部では、出題される資料が非常に多いのが特徴です。限られた試験時間内で全資料を詳細に読むことは困難なため、まずは全体をざっと目を通し、核心部分にメリハリをつけて重点的に読み込む「速読力」と「要約力」が求められます。

    その上で、ビジネスコンサルティングで使われる「原因分析→課題抽出→施策立案→効果検証」といったフレームワークを参考に、論理的に問題を分析し、具体的な解決策を提示する力を養いましょう。

    下記に詳しく総合政策学部の小論文の対策について記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/sougouseisaku/ksou-shouron/"]

    ⑥,【環境情報学部】自由度が高く創造性重視

    難易度:[rating stars="5.0"]

    総合政策に似るが、さらに“発想力”を問うユニーク問題

    同じSFCでも、環境情報学部ではより自由度の高いテーマが出されることが多いです。
    総合政策のように社会課題解決が主眼である一方で、「新しい技術を使ったサービス提案」や「未来予測シナリオでの社会貢献」を問うなど、発想力と創造性を強く求められます。

    キャンパス改善案、未来からの留学生設定など多彩

    過去には「SFCキャンパスをこう改善するには?」といった実地型の問題や、
    「未来から来た留学生との対話を通して何を学ぶか」など、一風変わった設問が出題されました。
    枠にとらわれず柔軟に発想できるかどうかが問われます。

    「SFCで何を実現したいか」がテーマに根底

    環境情報学部は特に“実践”や“プロジェクト型学習”が盛んな学部です。

    そのため、小論文でも「SFCに来て自分は何を実現し、社会にどう還元するか」が常に問われており、自分のビジョンや将来像を明確にしておくことが極めて重要です。

    対策:自分のビジョン×創造力が鍵

    環境情報学部では、通常の論述問題に加え、自由な発想や創造性が要求される変則問題が出題されることが多いです。まずは、基本的な論述力をしっかり固めつつ、「テーマから自由にアイデアを広げる」訓練を行い、枠にとらわれない発想力を磨きましょう。
    さらに、志望理由として「SFCで自分が何を実現したいか」を明確にし、どんな社会課題に対しても自分の研究やプロジェクトと結びつけて説明できるよう準備することが大切です。
    過去問を分析し、ユニークな設問にも柔軟に対応できるよう、自分の強みやビジョンに基づいた論述ができるよう訓練することで、環境情報学部ならではの創造力をアピールできます。

    下記に詳しく環境情報学部の小論文の対策について記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/kankyoujouhou/shouron"]

    慶應小論文の攻略法【共通編】

    ここからは、学部を問わず共通して有効な小論文対策をまとめます。

    1. 読解力向上
    2. 過去問研究
    3. 論理的思考
    4. 時事・背景知識のインプット

    (1) 要約力を鍛える:段落ごとの要点抽出とまとめ方

    どの学部でも要約力は必須ですが、そもそも要約をおこなう前提として「読解力」を鍛えておくことが大前提となります。慶應の小論文で求められる読解力は、いわゆる高校国語の範囲を超えた批評的・論理的読解に近いものです。そのため、単に文章をざっと読むだけではなく、以下のステップを踏まえて「論理の流れ」を押さえてから要約に移ることを意識しましょう。

    1. 現代文(評論)で鍛える論理的読解力

    筆者の主張を把握する

    まず、文章全体を読む際には「筆者は何を主張したいのか」を軸に据えて読解を進めます。
    論理的読解の鍵は、“筆者がどのような根拠で主張を展開しているか”という点にあります。
    単なる「説明」や「例示」を羅列している箇所と、「結論」や「根拠」を述べている箇所を区別しながら読みましょう。

    論理構造の見取り図を作る

    評論文には「序論→本論→結論」のように、大まかに三つのパートがあることが多いです。
    各段落の冒頭部分や末尾部分に注目すると、論の展開が把握しやすくなります。
    加えて、「しかし」「一方で」などの逆接や対比を示す接続詞があれば、それまでの主張とは異なる視点に切り替わった合図ですので見逃さないようにしましょう。

    キーワード・キーフレーズの抽出

    評論文には主張を補強するための専門用語や概念、筆者が繰り返し使う重要キーワードが含まれています。
    それらを拾い出しておくことで、文章全体の論旨を見誤ることを防ぐと同時に、要約時の骨格として使いやすくなります。

    2. 段落ごとに要点抽出

    1段落ずつ「何が言いたいのか」をメモ

    慣れないうちは、各段落を読み終えるごとに「この段落は結局何を主張しているか?」を20~30字程度の短文でメモする練習がおすすめです。文字数を意識することで、要約時に不要な情報を削ぎ落とすコツがつかめます。

    段落間の関係性をつなげて考える

    さらに、段落間のつながり(賛成・対立・補足・因果関係など)を意識すると、文章全体の流れを俯瞰しやすくなります。「第2段落は第1段落の補強なのか、それとも反論なのか?」といった視点を持つことで、文脈を踏まえた要点整理が可能になります。

    3. 要約の作成:メモをつなぎ合わせて整理

    段落メモを骨組みにする

    すべての段落について簡単なメモができたら、それらを論理的に並び替える作業を行います。文章全体を「問題提起→具体例・考察→結論・提案」という流れで再構成するイメージです。とくに小論文の要約では、筆者の「主張」「根拠」「具体例」「結論」それぞれがきちんと盛り込まれているかを必ずチェックしてください。

    冗長な情報は削る

    要約とは、文章の核となる部分を簡潔にまとめることです。例示やデータなどが多すぎると字数オーバーや内容の散漫を引き起こします。本番前の演習段階で、「この情報は筆者の論旨を理解するうえで本当に必要か?」と問いかける習慣をつけると、要約の質が高まります。

    筆者の主張を歪めない

    慶應の小論文では、要約段階で筆者の意図を“正しく”つかむことが前提となります。要約に自分の解釈を紛れ込ませすぎると、誤読につながるリスクが高まるため注意しましょう。意見を述べるのは、あくまでも要約の後に展開される論述パートで行います。

    4. 読解力+要約力が論述の精度を左右する

    読解ミスは論述全体を狂わせる

    もし初期段階の読解で筆者の主張を取り違えてしまうと、その後の要約や論述すべてが的外れになってしまいます。慶應の小論文は要約+意見論述という形式を取ることが多いため、要約段階の読解が疎かだと、論述パートでも高得点は望めません。

    “要約が完璧=自分の主張も伝わりやすい”

    小論文における論述は、要約で示した筆者の主張をベースに「自分の意見」を展開するプロセスです。正確に要約ができていれば、読み手である採点者も「この受験生はきちんと筆者の主張を理解している」と安心して次の意見パートを読むことができます。結果的に、論述部分の説得力を高める効果が期待できます。

    (2) 出題傾向と設問形式を知る

    慶應の小論文は毎年大きく傾向が変化するわけではありませんが、
    数年単位で微妙な出題形式の変更が見られます。最低でも直近5年分、
    可能であれば10年分を入手し、本番と同じ時間・条件下で解くことで、形式に慣れましょう。

    慶應の小論文は、読解に時間を取られるほど、執筆が雑になってしまう危険があります。
    自分の中で「読解◯分、要約の下書き◯分、論述の執筆◯分」などおおよその配分を決めて練習しましょう。
    字数オーバーや不足に注意しながら、読みやすい文章を仕上げる習慣をつけます。

    (3) 論証パターンの理解

    小論文では、文章の構成をあらかじめパターン化しておくのが効果的です。

    例としては、

    1. 序論:テーマ・課題の提起
    2. 本論:具体的事例・根拠の提示と分析
    3. 結論:問題への提言・まとめ

    この型をベースに、字数に合わせて内容を調整すれば、比較的スムーズに書き進められます。

    もちろん、型だけでは答えを作るのは難しいですよ!

    (4) 背景知識のインプット

    慶應の小論文では、時事問題や哲学的テーマ、社会科学的背景知識があると大きく差がつきます。
    新聞・雑誌・時事本だけでなく、哲学入門書や政治・経済の基礎本を通読しておくと、深みのある意見を述べやすくなります。

    【Q&A】慶應小論文によくある疑問まとめ

    最後に、受験生から寄せられやすい質問をQ&A形式でまとめます。

    Q1. 字数不足はどの程度が減点?

    指示字数の半分程度しか書けない場合は、明確に減点される可能性が高いです。
    少なくとも-5〜10%以内には収めるように意識しましょう。
    試験官に読みづらい印象を与えた時点で不利になるのは明白です。

    Q2. 原稿用紙の使い方、誤字脱字はどこまで影響?

    指定がある場合は原稿用紙形式に従い、段落の書き出し、句読点の位置、改行など基本ルールを守りましょう。
    誤字脱字が多すぎると文章としての完成度が下がり、読み手の理解を妨げるので減点対象になりやすいです。
    多少の誤字で即不合格になるわけではありませんが、注意に越したことはありません。

    Q3. 模範解答をどう活用する?

    過去問解説集や予備校の模範解答は参考程度に留めるのがおすすめです。
    あくまでも自分の思考プロセスを磨くことが重要で、模範解答の型に当てはめすぎると個性のない文章になってしまいがちです。
    ただし、要約部分などは模範解答を読んで自分の理解とのズレをチェックすると効果的です。

    【まとめ】慶應小論文で合格をつかむために

    慶應義塾大学の小論文は、学部ごとに出題形式や配点が大きく異なり、受験生には多角的な対策が求められます。
    とりわけSFCや法学部、文学部のように配点が高かったり高度な読解力を要する学部では、小論文対策がそのまま合否を左右する大きなポイントとなります。
    一方、経済学部や商学部でも出題形式や難易度に特徴があり、油断すると大きく失点する可能性があるため要注意です。

    総じて慶應小論文で合格点を確保するには、

    1. 読解力と要約力の徹底強化
    2. 論理展開の型をあらかじめ身につける
    3. 過去問分析と時間配分の練習
    4. 多角的な知識と視点を養う

    が重要です。

    以上のポイントを踏まえて、学部ごとの対策を早めにスタートすることが肝心です。
    慶應義塾大学は多様な視点と深い思考力を重視する大学です。
    単なる作文ではなく、“自分の思考を論理的に展開して説得力を持たせる力”を磨くことで、どの学部の小論文にも対応できる基礎体力が身につきます。
    ぜひ早めの過去問研究と演習でスキルを高め、自信をもって本番に臨んでください。

【慶應商学部A方式】は穴場で受かりやすい!B方式との違いも解説

2025.02.05

「慶應義塾大学は私立最難関のひとつ」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。 実際、慶應商学部と言えばビジネスや経済のエリートを数多く輩出しており、受験生も殺到する人気学部です。 しかし、 その一方で「A方式」に限って言えば、実質倍率が低く合格ラインも比較的抑えめで、実は“穴場”で受かりやすいとい

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  • 「慶應義塾大学は私立最難関のひとつ」というイメージをお持ちの方も多いでしょう。
    実際、慶應商学部と言えばビジネスや経済のエリートを数多く輩出しており、受験生も殺到する人気学部です。

    しかし、

    その一方で「A方式」に限って言えば、実質倍率が低く合格ラインも比較的抑えめで、実は“穴場”で受かりやすいというのをご存じでしょうか?

    本記事では、慶應商学部A方式とB方式の違いをはじめ、A方式が“入りやすい”とされる理由や、各科目の具体的な対策方法、合格最低点のデータ分析まで、徹底的に解説します。
    「A方式で英語や数学を使って受験したい」「B方式とどちらを選ぶべきかわからない」という受験生は必見! ぜひ最後までご覧いただき、戦略的な受験計画を立ててください。

    [toc]

    A方式とB方式のどちらを選ぶべきか?

    慶應商学部では、「A方式」と「B方式」という2つの一般入試方式が用意されています。
    どちらも商学部へ入学するための試験ですが、試験科目や配点、募集定員などが大きく異なるのが特徴です。
    下記がA方式とB方式の比較表になります。

    ◆A方式とB方式の比較図
    方式 配点 募集人数 倍率 難易度
    A方式 英語200点 / 数学100点 / 地歴100点(合計400点満点) 約480名 約2~3倍 [rating stars="2.0"]
    「数学が難しい」「でも募集人数は多い」「実質倍率低め」
    B方式 英語200点 / 地歴100点 / 論文100点(合計400点満点) 約120名 約6~8倍 [rating stars="4.0"]
    「募集定員が少なく高得点勝負」「英語8割必須とも」「論文対策が特殊」
    • A方式は数学が必須科目であり、「数学力を重視」します。その分、英語・地歴に加えて数学対策も必要ですが、募集人数が多く実質倍率が低いのが魅力です。
    • B方式は論文テスト(小論文的な問題)を含み、地歴と英語で高得点を狙わないと合格が難しいです。また募集定員が少なく倍率が高いため、高得点勝負になるケースが多いです。

    A方式 vs B方式の試験科目

    A方式B方式ともに英語は配点の半分(200点/400点満点)と非常に重いので、ここで高得点を狙いたいところです。

    英語で8割取れるレベルまでにいれば、かなり合格に近づきます。

    A方式:英語・数学・地歴

    数学は文系学部の中ではかなり難易度が高いとされ、いわゆる「文系数学」の範疇を超えた応用的問題も出がち。一方で得意な人は差がつけやすいとも言われます。
    地歴(日本史・世界史・地理のいずれか)は100点配点。
    暗記をしっかりこなせば高得点が期待できるため、英語と地歴で稼ぎ(双方9割)、数学をそこそこ取る(4,5割)戦略も可能です。

    B方式:英語・地歴・論文テスト

    英語と地歴(いずれも100点換算)はA方式と同じ。
    論文テストがある点が最大の特徴。
    論文テストは商学に関するテーマ(経済・ビジネス・社会問題など)を扱う短文読解+記述+簡単な数的処理(確率やデータ分析問題が出る年もある)。

    数学嫌いの純文系には難しい問題も多々でてしまうので、ある程度の数学的素養は必要です。

    論文テストはかなり特殊なテストです。こちらに詳しく説明の記事があります。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/shougaku/ksh-shouron/"]

    倍率・難易度の差

    具体的にA方式、B方式の倍率を見ていきましょう。

    ◆A方式の実質倍率
    [keio-sho-a-bairitu]

    A方式の受験者数は毎年3,500~4,000人前後で、合格者数は約1,400~1,600人とかなり多め。
    そのため実質倍率は2~3倍程度に落ち着きます。

    ◆B方式の実質倍率
    [keio-sho-b-bairitu]

    B方式は募集定員が120名程度と少なく、実質倍率は6~8倍の高止まり。
    この数字だけ見れば「A方式のほうが入りやすい」となるのも頷けます。

    実質倍率:A方式が約2~3倍、B方式が約6~8倍

    試験難易度:B方式は高得点勝負、A方式は数学が鍵

    B方式は論文テストが独特で対策しにくく、英語・地歴ともに8割前後を狙わないと厳しいという声があります。
    A方式は数学の難易度が高めですが、「数学が多少苦手でも英語・地歴で稼げる」「他の数学選択受験生も苦戦するから大差になりにくい」という利点もあります。
    結果的に、合格最低点はA方式のほうが低くなるケースも多いです。

    数学の現在の学力にもよりますが、A方式の方が圧倒的に入りやすいですね。

    過去の合格最低点と平均点をチェック

    A方式の合格最低点は、400点満点中240~260点前後(約60~65%)が近年の相場。
    年によっては数学が難化すると合格最低点が下がり、微妙に易化すると最低点が250~260点になるなど、数学の難易度が合否ラインに影響している様子がうかがえます。

    一方、B方式は280~310点(約70~78%)に集中し、年によっては300点超の高得点を要することも珍しくありません。

    過去の合格最低点

    年度 A方式(400点満点) B方式(400点満点)
    2020年 244点 (61.0%) 309点 (77.3%)
    2021年 252点 (63.0%) 288点 (72.0%)
    2022年 240点 (60.0%) 302点 (75.5%)
    2023年 237点 (59.3%) 278点 (69.5%)
    2024年 250点 (62.5%) 290点 (72.5%)

    「A方式はだいたい6割~6.5割取れれば合格ラインに乗る」一方で「B方式は7割以上取らないと厳しい」ことが多いのが見て取れます。
    これこそが「A方式は穴場」と言われる最たる理由です。

    B方式は2017年に317点(79%)という早慶の入試ではかなりの高得点争いになっている時も考えると、B方式を狙っている人は安定して高得点取れるようにするのが必要です。

    B方式の合格最低点は論文テストの出来が鍵

    下記は論文テストとB方式の合格最低点の一覧です。

    年度 論文テスト (100) 合格最低点 (400)
    2006年 31.83点 250点
    2007年 53.87点 294点
    2008年 54.80点 290点
    2009年 53.62点 264点
    2010年 45.40点 264点
    2011年 37.64点 282点
    2012年 44.44点 279点
    2013年 33.73点 274点
    2014年 68.27点 311点
    2015年 46.76点 274点
    2016年 68.27点 293点
    2017年 70.44点 317点
    2018年 42.30点 293点
    2019年 58.32点 288点
    2020年 70.30点 309点
    2021年 65.44点 288点
    2022年 74.71点 302点
    2023年 57.80点 278点
    2024年 64.03点 290点

    論文テストの平均点が高いと合格最低点が高くなるとの相関がありますので、論文テストが合否を握ると言っても過言ではありません。

    どっちが自分に合うのか?見極めるチェックポイント

    あなたが受験する上で、A方式とB方式どっちがあっているかどうか見ていきましょう。

    【A方式】数学が得意、もしくは「そこそこ戦える」自信がある

    A方式は数学が必須です。もし「数学がとにかく苦手…」という場合は慎重になる必要があります。
    ただし「数学で大事故を起こさなければ、英語と社会で充分にカバーできる」というパターンも実際にあります。

    こんな人はA方式向き!
    • 公式や計算がさほど苦じゃない
    • 理系レベルの数学Ⅲは無理でも、数学I~II・A~Bの範囲なら対策次第でやれそう
    • 「数学だけでなく英語・社会も得点源にできる」と考えている

    過去の塾生で英語、世界史9割で数学3割程度で受かっている塾生もいました。

    【B方式】論文テストが得意かどうか

    B方式には商学部独自の「論文テスト」があります。
    これは文章読解や論述力に加え、簡単な数的処理問題が出る年もあるため、小論文対策をしっかりこなす必要があります。

    こんな人はB方式向き!
    • 英語、地歴に絶対の自信があり9割近くの点数は双方とも取れる!
    • ビジネス系の時事知識や経済テーマの読解に興味がある
    • 論文テストに抵抗がない、むしろ小論文系で差をつけたい

    A方式でもB方式でもポイントは、英語・地歴で8割狙えるレベルにはいるのは慶應商学部を目指す上では非常に重要です。

    慶應商学部A方式の入試科目別対策

    Keio 1

    それではA方式の各科目ごとに、具体的な勉強ポイントを見ていきましょう。

    【英語対策】時間との闘い!長文速読をどう鍛える?

    長文だけでなく文法、記述問題とバランスよく出題されます。1問1問行うと難しくないので、全部セットで過去問を行う必要があります。

    配点が重いからこそ「英語で合否が決まる」

    慶應商学部A方式の英語は、配点が200/400点と半分を占めます。
    「ここで6割~7割しか取れない」となると合格は厳しく、7~8割超を目指す意識が必要。
    実際、英語が得点源になった合格者が多く、英語力でのアドバンテージを築けるかどうかが勝負を左右します。

    長文読解が大問の中心 – 多読と速読力強化

    毎年、900words級の長文が複数出題され、内容一致・下線部内容説明など多岐にわたる問題が展開されます。
    制限時間90分で大量の英文を読み解くため、速読力(WPM150~200程度)を鍛えないと時間切れに陥りがち。
    対策としては、日常的に多読練習&過去問演習を積み、「難しいテーマでも文章構成を素早く把握する」習慣を作ることが重要です。

    速読の練習は「ぐんぐん英語長文」が良いでしょう。
    慶應商学部であれば、このシリーズのSTANDARDまでをしっかりできると合格水準に達することは可能です。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/gunngunnchoubun/"]

    語彙力と文法力 – 語形変化問題に要注意

    語彙は標準~難関大レベルの単語が出ますが、特に多義語や派生語まで押さえておく必要あり。例えば“set”のように意味が多岐にわたる単語は典型例。
    文法問題や語形変化問題(動詞→名詞形など)も頻出なので、定番の『桐原英文法』『ターゲット1900』等で基礎固め。
    空欄前後の文脈から適切な品詞を判断する問題も出るので、文法・語彙を絡めた総合的読解力が必須です。

    CleanShot 2025-02-05 at 09.53.14@2x.引用:2021年慶應商学部入試

    時間配分:文法問題を短時間で片付け、長文に集中

    大問数が多く、長文3題+文法系問題の構成になることが多いので、文法・語句問題は10~15分程度でサクッと終え、長文に60分程度割く配分が定番。
    過去問練習では常にストップウォッチを使い、本番を想定した時間管理を習得しましょう。見直し時間も含めて90分内に解答をまとめる練習が重要です。

    時間配分についてはこちらの記事で説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/shougaku/ksh-english/"]

    【数学対策】文系トップレベルの難易度を攻略する

    慶應商学部の数学は難しいですが、全部の問題を解き切るようになる必要はありません。

    文系学部としては破格のレベル

    A方式の数学は高校範囲(数I・II・A・B)内ですが、問題の難易度が高く、融合問題や思考力を要する問題が出されます。
    受験者の中には国立理系との併願組もいて、
    このような人たちが高得点を取るケースがあるため、数学に苦手意識がある受験生はある程度の覚悟が必要です。

    頻出分野:微積分・確率・数列・ベクトル

    出題はほぼ全範囲から出ますが、特に「微分・積分」「確率」「数列」「ベクトル」が毎年のように頻繁に登場。
    場合の数、図形、整数問題なども融合的に出題される年もあり、問題量が多いため速い計算力と的確な取捨選択が求められます。

    時間内で取りきるために:中~易レベルを確実に

    大問4~5問を90分で解くのはハード。難問に執着しすぎると他の問題を解く時間がなくなります。

    方針としては、解けそうな問題から先に片付け、部分点も狙いつつ、時間がかかりそうな設問は後回しでOK。
    受験者全体も数学に苦労するため、苦手な人でも「標準問題は落とさない」レベルを固めれば合格点ラインには達しやすいです。

    詳しい勉強法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/shougaku/ksh-math/"]

    【地歴対策】ミスが許されない高得点勝負

    早慶にしてはかなり基礎、標準的な問題が出題されますので、1問でも落としたら合格は遠のくと考えて勉強しましょう!

    出題難易度:基礎~標準レベル

    慶應商学部の地歴は、早慶レベルとしては「難問奇問」というほどではありませんが、深い知識や資料読み取りが必要な問題も散見されます。
    大学独自のひねりを加えた問題が混ざり、教科書+一問一答+資料集でしっかり補完する学習が大切です。

    暗記強化のコツ

    まずは教科書の全範囲を漏れなく押さえた上で、過去問や問題集で問われ方を確認しましょう。
    時代の流れ(日本史なら時代区分、世界史なら地域や文明同士の関連性、地理なら各地域の経済や地形)を「俯瞰する形」で理解するのがポイント。

    下記でそれぞれの科目については詳しく説明しています。

    A方式は本当に“穴場”なのか?気をつけたい落とし穴

    A方式は実質倍率2~3倍と、他学部・B方式の6~8倍に比べると確かに低いです。

    「実は簡単に受かるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、油断は禁物。

    以下のような“落とし穴”もあります。

    理系・難関国立大併願生との戦い

    国立大学を目指す理系受験生が「数III不要の文系数学なら余裕」と参戦してくることがあります。
    数学が得意な彼らはA方式で高得点を狙いやすく、文系が苦戦する分野で差をつけられる恐れがあります。
    もっとも、「理系絶対有利」とまでは言えません。英語・地歴が苦手な理系生も多く、バランス良く全科目を得点する必要は変わらないため、
    「数学で大差をつけられる」ほどの理系生は意外と少数。過度に恐れる必要はないものの、数学対策を怠ると理系生に差をつけられるリスクは高いです。

    早慶ともなると基本は旧帝大の生徒と戦う必要があることは頭に入れておきましょう。

    ヒロアカ合格者の体験談 A方式で受かるための勉強法の共通点

    実際に当塾(ヒロアカ)でA方式で合格した先輩たちからは、以下のような勉強法が共通しています。

    英語を最優先で仕上げる

    配点が高いため、英語で稼げるようになると合格に近づく。
    長文速読練習や多読を日常的に行い、ターゲット1900やEX英検準1級を徹底周回して語彙・文法も抜け漏れないように。
    数学は「標準問題を落とさず、難問は割り切る」

    過去問で見ても、全問を完璧に解ける人は少ない。取れる問題を確実に取る方針を貫き、どうしてもわからない問題や時間がかかりそうな設問は潔く諦める。
    “苦手だから捨てる”のではなく、“苦手でも最低限の得点は取る”ことが大切。

    地歴は高得点を狙う

    暗記科目として短期間に伸ばしやすい教科。2次的資料や史料読解対策も怠らず、過去問での出題パターンに慣れておく。
    英語が得意なら、地歴は8割以上を取って合格を手繰り寄せるパターンが王道です。

    慶應商学部A方式での合格ならヒロアカへ!

    本記事では、慶應商学部A方式が実質倍率の低さや合格最低点の観点から「穴場」とされる理由を解説し、
    さらに各科目別対策や学習計画、B方式との比較を紹介してきました。

    まとめると、

    • A方式は英語・数学・地歴の3科目で受験し、英語配点が重い割に合格最低点が比較的抑えられる
    • 募集定員が多く、実質倍率2~3倍と慶應の中では入りやすいと言われる
    • ただし数学の難易度が高く、苦手な人も最低限の得点は確保する必要がある
    • 英語・地歴で高得点が狙えれば、数学が多少不調でもカバー可能

    本番までの地道な学習計画と慶應商学部専門の対策が合格の鍵を握ります。

    「もっと具体的な勉強相談や個別指導を受けたい」「勉強計画を一緒に組んでほしい」という方には、ぜひヒロアカ(HIRO ACADEMIA)をご検討ください!
    私たちは早慶・難関大専門の塾として、多くの合格者を輩出してきました。
    A方式・B方式それぞれの最新対策ノウハウが豊富に蓄積されているので、あなたの状況に合わせた最適なカリキュラムをご提案できます。

    「英語を武器にして慶應商に行きたい」「数学が苦手すぎて悩んでる」「地歴で9割取る勉強法を知りたい」など、どんな悩みでもまずはご相談ください。

【2025年】明治大学全学部入試の英語対策で絶対押さえる3つのポイント

2025.02.01

明治大学の全学部入試を受験するなら、英語でいかに高得点を取れるかが合否の鍵を握ります。 明治大学の英語受験において、高得点をとるためのポイントは以下の3つです。 ポイント1:段落要約で読解スピードを上げる ポイント2:問題形式のパターン化で攻略 ポイント3:合格のため時間配分を考える 本記事では、こ

  • …続きを読む
  • 明治大学の全学部入試を受験するなら、英語でいかに高得点を取れるかが合否の鍵を握ります。

    明治大学の英語受験において、高得点をとるためのポイントは以下の3つです。

    • ポイント1:段落要約で読解スピードを上げる
    • ポイント2:問題形式のパターン化で攻略
    • ポイント3:合格のため時間配分を考える

    本記事では、この特に重要な3つのポイントを踏まえて、明治大学の全学部入試英語にフォーカスして解説するので、最後までご覧ください。

    [toc]

    明治大学全学部入試は「英語がカギ」

    明治大学の全学部入試で合格した複数の受験生にヒアリングしたところ、
    英語で8割以上の得点を得ていたケースが大半を占めました。逆に「英語が5割程度だった人」は他教科で補いきれず不合格になる割合が高い印象です。

    明治大学全学部入試の全体傾向

    英語は配点比率が高い+問題難度もGMARCH上位のレベル感なので、
    苦手意識がある方ほど計画的に対策を進めましょう。

    明治大学の全学部入試は、長文読解のみが出題される形式。
    難易度は文章自体は難しいですが、設問は取り組みやすい問題が多いです。
    スピードと正確さを両立できるよう、過去問演習で時間配分を意識してください。

    長文の出題トピックが難しい

    ダーウィンの進化論やリベラルアーツ教育など「学問・教育的」トピック。
    人種問題や歴史的事象などの「社会性の強い」トピック。
    本文自体が長くて情報量が多いので、速読+要約スキルを重視。

    英語で8割超えを狙う!3つのポイント

    明治大学全学部入試の英語では、配点比率が大きく、長文読解・設問数が多いことから失点しやすい科目という印象を持つ受験生も少なくありません。しかし、逆にいえば、英語で8割以上を安定して取れるようになれば、他教科が少し崩れても合格ラインに届く可能性が高まります。ここでは、その英語で高得点を目指すために重要な3つのポイントをまとめました。

    ポイント1:段落要約で読解スピードを上げる

    Cheeta

    明治大学の英語は、長文の分量が多い+設問数が多いのがネック。全訳を試みると時間切れになる可能性大です。そこで、以下のステップがおすすめです。

    1,段落冒頭・末尾の要旨把握

    論説文は冒頭にトピック、末尾に結論やまとめが書かれることが多い
    段落ごとにメモ
    10秒以内で「どんな主張が書かれていたか」をメモ→ 後で素早く参照

    2.指示語・固有名詞をマーク

    “this,” “that,” “it,” といった代名詞が長い範囲を指す場合も多い
    大文字で始まる人名・地名、特殊用語にはマーカーや下線を入れ、問題で問われたらすぐに参照できるようにする

    3,設問を解く際に段落メモを活用

    内容一致問題や指示語問題の答えを探すために全文を読み返すのは時間ロスが大きい
    段落メモを頼りに“あの話は第2段落あたり”と目星をつけられる

    下記の記事に英語の速読についての記事をまとめていますので参照してください。

    ポイント2:問題形式のパターン化で攻略

    明治大学の全学部入試の英語では、問題形式がパターン化されていますので、
    それぞれの問題についてどのように解いたら良いのかを考えておきましょう。

    1,語彙問題(下線部の意味や同義語)

    「下線部の語(句)の意味に最も近いものを選ぶ」形式

    典型的なリード文
    下線部(1)の意味に最も近い語を、A~Dの選択肢から選びなさい。

    語彙問題へのアプローチ

    基本は単語帳の意味で構わないですが、
    必ず実際に文章を入れてください。
    わからない場合は、文脈ヒント(因果・対比・具体例など)から意味を推測する。

    語彙問題のポイント

    辞書的な第一義だけでなく、多義語の第二・第三の意味まで意識する。
    「正確な訳」と「本文の状況」が一致しないときは要注意。あくまで“文脈優先”で判断。

    普段から覚える際に多義語も覚えてください。
    coin: 「硬貨」だけでなく「新語を作り出す」
    address: 「住所」だけでなく「対処する」「演説する」
    issue: 「発行する」「号」「問題」「論点」
    熟語例:
    gloss over, pick up on, break down, turn out など
    派生語:
    economy → economic → economical → economist のように品詞変化に注意

    2,指示語問題

    直前の名詞か文脈全体かを確認 → 単数複数をチェック
    「下線部(this / that / they / it など)は何を指すのか」形式

    リード文例
    下線部(X)の “they” が示す具体的な対象として最も適切なものを選びなさい。

    指示語問題のアプローチ

    指示語は必ず「近くの内容」「直前の名詞句や状況」を指す。文を1~2文さかのぼって、「単数・複数の一致」や内容の流れをチェック。
    “they” なら複数の対象に戻るはず。単数なら “it” が使われる。
    “this/that” は直前の出来事や文全体を指す場合もあるので注意。
    「‘they’ = ○○(選択肢A)」として読み直し、不自然さがないか確かめる。

    3,空欄補充

    因果/対比/追加など論理関係を意識 → 選択肢を入れてみて不自然でないか確認
    内容一致:該当箇所に戻る → 数字や名前が改変されていないか要確認

    即断力も大切です。選択肢をいつまでも悩み続けると他の設問へ影響が出るので、あらかじめシミュレーションしておくと良いです。

    リード文例
    空欄(5)に入る語として、A~Dのうち最も適切なものを選びなさい。

    空所補充へのアプローチ

    接続詞・前置詞なら文脈の論理展開(「因果」「対比」「追加」)を把握など、何を繋ぎたいのかを考える。
    and / but / so / for / while / whereas … などの機能を意識して選択する。
    直後が名詞なら前置詞か形容詞か?動詞なら副詞か?など、文法的に不自然な選択肢は排除できる。
    空欄部分だけでなく、前後の2~3語を含めて読めば、文意の矛盾に気づきやすい。

    4,整除問題

    リード文例
    A, B, C, Dの4つのフレーズを正しい順番に並べ替え、3番目に来るものを選びなさい。

    整除問題へのアプローチ

    1,各フレーズの文頭・文末に注目
    接続詞や代名詞が手がかり。例えば “and, but, however” などが来るなら続きの文か?文頭か?を推測。
    2,主語・動詞・目的語を確認
    フレーズをざっと見て、主語と述語が自然につながる並びを探る。
    3,最初と最後に位置しやすいフレーズを特定
    “First,” “To sum up,” など文脈を決める表現があれば、それを起点に並べると効率的。

    整除問題のポイント

    並べ替え問題は論理の流れ(因果・対比・具体例など)をしっかり掴むと、消去法で解きやすい。
    最初と最後に来そうな文を見つけるだけでも、大幅に選択肢が絞れる場合が多いです。

    5,論旨・タイトル選択問題

    「本文全体の要旨・タイトルとして最も適切なもの」形式

    リード文例
    本文にタイトルをつける場合、最も適切なものを選びなさい。

    論旨・タイトル選択のアプローチ

    序論と結論(冒頭・最終段落)で筆者の主張を確認
    英文は冒頭や結論付近に要旨が明示されるケースが多い。そこから「主テーマ」をつかむ。
    サブトピックに惑わされない
    本文中のエピソード(例:Darwinの細かい行動、登場人物のエピソード)はあくまで補強。
    最も大きなメッセージは何か?を軸に選択肢を読む。
    選択肢を比較し、言及範囲が広すぎ/狭すぎないか見る
    タイトルとしてふさわしいのは「本文全体を的確に要約」している選択肢。
    一部分だけを強調しすぎるタイトルや、本文にない要素を持ち込む選択肢は×。

    論旨・タイトル選択のポイント

    タイトル問題は「全体を俯瞰する力」と「筆者の意図理解」が必須。
    結論・まとめ段落のキーフレーズを探す習慣をつけましょう。

    ポイント3:合格のため時間配分を考える

    大学入試で一番重要なのは時間配分です。

    • 大問1(長文):25分
    • 大問2(長文or会話込みの長文):30分
    • 残り5分:マークチェック・見直し・予備時間

    年度によっては大問3題(長文2+会話or文法)構成になる場合もありますが、60分で3題という形でも、結果的に1題20分前後で処理する必要があるのは同じです。

    試験時間は60分、しかし問題量は多い

    多くの年度で大問2題構成(長文読解×2)
    1問あたり25分前後の時間しか割けないうえに、問題数は50問近くになる年も。
    長文1題が約1,000語×2題=2,000語とされることも多く、
    共通テストよりもはるかに短い時間で多い文章を読む必要があります。

    時間配分を安定させるための練習法

    過去問演習を「本番同様」の時間制限で行う

    1年分をきっちり60分で解く(タイマー使用)
    解いた後は必ず答え合わせし、どの問題で時間を使いすぎたかを自己分析
    5~10年分こなすころには「大問1題→25分、残り5分で見直し」のパターンが体に染みつく

    「部分練習」と「通し練習」を両立

    部分練習:語彙問題だけをピックアップして時間を計る、会話問題だけ連続で解くなど。苦手設問を集中的にスピード強化。
    通し練習:実際の流れで大問1→大問2と進む形を再現し、ペース配分を身につける。

    速読+段落要約の習慣づけ

    長文を読むときは段落ごとに10秒以内で要点メモ、指示語・固有名詞をマーク
    「戻り読み」するときに無駄な時間を省ける

    全学部入試英語対策のための参考書

    単語、熟語の問題が多いので、英文熟考(上まで)、英検準1級EXまでの単語熟語を覚えていくのは必要不可欠です。
    速読英熟語や、解体英熟語レベルの熟語も必ず覚えておくと良いでしょう。

    また、速読の学習としては、ぐんぐん英語長文STANDARDまでやっておくと良いでしょう。

    英語の学習についてはこちらの記事でかなり詳しく説明していますので確認ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/english-benkyo/"]

    明治大学全学部入試英語でよくある質問

    それでは、よくある質問を取り上げたので、順に解説します。

    読解中にわからない単語が多いときは?

    まずは段落全体の大意をつかむことを優先しましょう。わからない単語に執着して止まってしまうと、60分という短時間の制約で完走できなくなります。設問に答えるために必要な単語なら後から戻り読みすればOK。
    さらに、日頃から多読(洋書のやさしいエッセイやニュース記事)を心がけると、徐々に「未知単語に動揺しない読解力」が身につきます。

    文法問題はどれくらい力を入れるべき?

    明治大学全学部入試の英語は長文に組み込まれた文法問題が多いです。独立した文法問題の大問がある年もあれば、長文の中の空欄補充として問われる年もあります。
    いずれにせよ、標準レベルの文法+イディオム対策は必須です。NextStageやVintageなどの問題集を1冊仕上げ、苦手分野は付箋を貼って反復しましょう。

    大問2題のうち、どちらから解くのがいい?

    基本は難易度が低そうな方、または自分の得意分野のトピックから解くのがベターです。実際の問題冊子をパラッとめくり、内容をざっと見て「こちらの方が読みやすそうだ」と思った方を先に解けば、時間ロスを防げます。
    時間が余ったときにもう一方の大問に集中できるメリットもあります。ただし、慣れないと混乱する場合もあるので、過去問演習の段階でどちらの順番が自分に合うかを確かめておきましょう。

    早稲田を目指せば明治は余裕で合格!

    Meiji

    早慶専門塾のヒロアカでは、毎年明治全学部入試を受ける生徒が数多くいます。
    早稲田合格水準までいける生徒は、明治の全学部入試も余裕で突破(8,9割の得点率)しています。

    明治大学を考えているのであれば、できればそれよりも上の早稲田大学の入試も考えて圧倒的な学力をつけていくようにしましょう。

    まとめ

    明治大学全学部入試の英語は、長文読解量の多さ・設問数の多さ・高い配点比率と三拍子そろった難易度の高い科目です。
    しかし、逆にいえば、英語を制する者が明治を制すともいえるほど、英語力が合否を左右します。

    1. 段落要約で読解スピードを上げる
    2. 問題形式をパターン化して攻略
    3. 合格のため時間配分を考える

    この3点を軸に、自分の弱点や得意分野を把握しながら、過去問で実践・検証を重ねていきましょう。時間内で読めるようになれば、おのずと設問への対応力も向上します。
    ぜひ早めの段階から、段落要約の習慣や解答パターンの確立、そして徹底した時間管理に取り組んでください。そうすれば英語で8割以上の得点も夢ではありません。

【2025年入試日本大学N全学統一方式】英語 解答速報

2025.02.01

2025年2月1日日本大学N方式の入試が実施されました。 英語の解答速報を公開します。 解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。 重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかり

  • …続きを読む
  • 2025年2月1日日本大学N方式の入試が実施されました。
    英語の解答速報を公開します。

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    答え一覧

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    【日本大学N方式】難易度提出フォーム

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    数秒で終わるので、下記フォームより提出お願いします。

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