したがって、「fill this gap in responsible leadership」は「責任あるリーダーシップにおけるこのギャップを埋める」という意味になり、指導者たちに対して行動を起こすことで「文明」を救うよう呼びかけていることを示しています。ですので、文脈的にも意味的にも最も適切なのは「fill」、つまり3番です。
「bureaucrats and lawyers」は「官僚と弁護士」を意味しますが、この文脈において政府や法律の機関が彼らに仕えるという意味は論理的ではありません。「social responsibilities」は「社会的責任」を意味しますが、この部分はビジネスが社会的責任を無視しているという文脈で語られているため、適切ではありません。「world citizens」は「世界市民」という意味ですが、これも文脈に合わない選択肢です。
1927年の開校式においてDonhamが警告したのは「4. businesspeople disregarding community needs」、つまり「ビジネスパーソンがコミュニティのニーズを無視すること」の影響です。
文章によると、Donhamは「Unless more of our business leaders learn to exercise their powers with an acute sense of responsibility towards other groups in the community, our civilization may well head for one of its periods of decline」と述べています。これはビジネスリーダーがコミュニティ内の他グループに対する責任感を持って権力を行使することを学ばなければ、文明が衰退する可能性があるという警告です。この部分から、Donhamの警告はビジネスリーダーがコミュニティのニーズを無視することの影響に関するものであることが明確です。
他の選択肢を見ると、1番「business leaders rejecting scientific insight」、2番「an economic bubble leading to higher prices」、3番「US universities misleading business students」は文中でDonhamが述べた警告とは直接関連していません。したがって、正しい答えは4番です。
(5)
Donhamの言葉が「(5 prophetic)」、つまり予言的だった理由は、「2. American society did come to confront serious crises in the 1930s」という選択肢に該当します。
解答根拠は以下の通りです:
英文の最後のパラグラフに「The Dean’s warning of a great threat to humanity did not excite much attention amid the booming 1920s, but his words were (5 prophetic). Towards the end of 1929, the New York stock market crash would set off a massive economic depression in the US and beyond, with profound economic and political consequences for the decade that followed」と記されています。この部分は、Dean(Donham)が人類にとっての大きな脅威について警告したが、1920年代の好景気の中でそれはあまり注目されなかったが、彼の言葉は予言的だったと述べています。その後、1929年末にニューヨークの株式市場が大暴落し、アメリカだけでなく世界的な大恐慌を引き起こし、それが1930年代に社会が直面する深刻な危機へとつながったことが述べられています。
他の選択肢を見ると、1番「American society was actually enjoying prosperity in the 1920s」は文中に「booming 1920s」とあることから確かに1920年代は繁栄していた時期であることが分かりますが、これはDonhamの言葉が予言的であった理由を説明していません。3番「businesspeople soon started to avoid social responsibility」は文中にそのような事実を示す記述はありません。4番「social responsibility triggered a great global depression」はDonhamの警告と大恐慌の間に因果関係を示唆していますが、文中でそのようなことは述べられていません。
選択肢の中で、Adam Smithが利率に対する法的制限を支持した理由を最も論理的に説明しているのは「4. he did not want investors to gain huge profits while most others are impoverished」です。
解答根拠は以下の通りです:
英文の該当する部分は次のように述べられています。「While Smith therefore supported free enterprise for most individuals, he did not do this for those greedy investors who sought “extraordinary profits.” To rein in their activities, he supported legal restrictions on interest rates and also made clear his contempt for gross inequality. “No society can surely be flourishing and happy,” he remarked, “of which the far greater part of the members are poor and miserable.”」この段落は、Smithが大多数の個人に対して自由企業を支持していたが、異常な利益を求める貪欲な投資家に対してはそうではなかったことを示しています。彼はこのような投資家の活動を抑制するために利率に対する法的制限を支持し、また彼は極端な不平等を軽蔑していることを明らかにしています。そして、「どの社会も、そのメンバーの大部分が貧しく不幸な場合には、確かに繁栄し幸せではあり得ない」と述べています。
他の選択肢に関して、1番「he held that lawmakers should rigorously regulate citizens’ commercial activities」はSmithの考えを一般的すぎる形で表しており、文中の具体的な記述と直接的な関連はありません。2番「he was a philanthropist dedicating his life to helping the poor and underprivileged」はSmithが慈善家であったという記述は文中に見当たりません。3番「he believed in a market mechanism that automatically achieved a proper balance」はSmithの市場メカニズムに対する信念を述べていますが、利率の法的制限を支持した具体的な理由には触れていません。
選択肢の中で、短期的な思考を行っている会社が通例していることを説明しているのは「1. They single-mindedly pursue profits and overlook their social missions」です。
解答根拠は以下の通りです:
英文の該当する部分は、文中の次の文にあります。「Likewise, Dominic Barton, chairman of private investment firm LeapFrog Investments, has denounced short-term thinking by companies that are obsessed with quarterly reporting and blinded to the existence of other important objectives.」このセンテンスは、Dominic Bartonが四半期ごとの報告に取りつかれ、他の重要な目標の存在に盲目になっている会社による短期思考を非難していることを示しています。この文は、短期思考をしている会社が一元的に利益を追求し、社会的使命を見落としていることを意味しています。
他の選択肢については、2番「They accept temporary losses to secure employment for workers」、3番「They help a variety of stakeholders as a way to increase profitability」、4番「They show no interest in statistical reports and ignore the margin of error」は文中で短期思考に関連した記述としては提供されていません。
選択肢の中で、21世紀における責任の呼びかけの有効性について懐疑的である理由を説明しているのは「1. global business is greedy, with companies knowingly violating ethical codes」です。
解答根拠は以下の通りです:
英文の該当する部分は、次の文にあります。「There is reason to be skeptical whether these calls for enhanced responsibility will be answered more than Donham’s were. Global business today is relentlessly profit-seeking and warps institutions of government and law to serve corporate interests.」このセンテンスは、現代のグローバルビジネスが利益追求を止めず、政府や法律の機関を企業の利益のために歪めていることを指摘しており、このような状況が責任の呼びかけに対する懐疑的な見方を支持する理由となっています。つまり、企業が倫理規範を知りながら違反しているという貪欲さが問題とされています。
他の選択肢については、2番「BlackRock, LeapFrog, and the Business Roundtable are accumulating debt」、3番「younger entrepreneurs are underfunded and cannot expand their businesses」、4番「Donham’s vision was too idealistic to be implemented by businesspeople」は、懐疑的な理由を説明する文脈として文中には記述されていません。
選択肢の中で、著者の歴史へのアプローチを最もよく表しているのは「4. Historical events provide parallels and examples of successes and mistakes we can learn from」です。
解答根拠は以下の通りです:
「The history of private business yields concrete examples of deeply responsible business leaders operating at different times and in different contexts. None is the formula for how to re-imagine a complex system such as capitalism. Rather, they are useful because they show how individual efforts to pursue an increased sense of responsibility have succeeded and failed, and why.」とあります。この部分は、個々の努力が成功したり失敗したりした理由を示す例を通じて、私たちが学ぶことができると述べています。これは歴史的な出来事が成功と失敗の例として役立つことを意味しており、選択肢4が著者の歴史に対するアプローチを最もよく表しています。
他の選択肢に対する根拠は文中にはっきりと見つかりません。1番「Knowledge of historical context enables us to identify the causes of contemporary problems」、2番「Grasping human nature through the study of history allows us to prevent catastrophe」、3番「By exploring business history, we can find the model for reforming our economic system」は、文中で直接的に言及されているわけではありません。
選択肢の中で、著者のビジネスにおける責任に関する見解と一致しているのは「3. Future businesses should benefit a wider range of stakeholders than they do now」です。
解答根拠は以下の通りです:
文中には次のような文章があります。「Larry Fink, chief executive of BlackRock, the world’s largest asset manager, declared in his annual letter to CEOs in 2018: “Companies must benefit all of their stakeholders, including shareholders, employees, customers, and the communities in which they operate.”」これは企業が現在よりも広範な利害関係者に利益をもたらすべきだというFinkの主張を引用しており、著者がこの視点を提示していることを示しています。
他の選択肢については、1番「The debate about ethical business practices started with the rise of capitalism」は文中で明確に述べられていません。2番「To be socially responsible, business leaders need to hide their shortcomings」は文脈に反していると言えます。4番「Businesses should support the poor by actively engaging in charitable initiatives」は文中でDonhamが寄付を増やすことを求めていないと述べている部分と矛盾しています。
根拠は、文章の冒頭で提案されている制度の説明から明らかです。「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文から、「ある決まった収入の閾値またはカットオフラインの下にいる個人や世帯にのみ恩恵を限定する必要がある」ということが分かります。この「下にいる」という概念は「falls below」、つまり「あるレベルの下に落ちる」という意味に直結しており、そのため他の選択肢では意味が合いません。
文脈から判断すると、基本的な特徴を共有しているにもかかわらず、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の提案には多くの「違い」があると述べられています。「Beyond these three very broad features, there is a lot of (12) among UBI proposals.」という文から、「これら3つの非常に広範な特徴を超えて、UBIの提案の間には多くの(12)がある」という意味が読み取れます。この文脈で最も適切なのは「違い」を意味する「variation」です。
文章では、UBI(ユニバーサルベーシックインカム)の目的について論じており、その大きさが何に基づいているべきかを問いかけています。選択肢を見る前に、文章の意味を理解してください。「Is the purpose of a UBI to (13) the income of people working in low-wage jobs?」という文から、UBIが低賃金の仕事に就いている人々の収入を「補う」ことを目的としているかどうかを問いかけています。
その根拠は以下の文章から得られます。「A UBI that gave money to everybody would either be so expensive as to be unmanageable, or pay such small amounts as to be practically useless to the people who need it most.」これはUBIが全員にお金を与えると、そのコストが手に負えないほど高額になるか、または最もそれを必要としている人々にとって実質的に役に立たないほどの小額になってしまうことを意味しています。これは、なぜ全員に同額を支払うわけにはいかないのかを説明しており、選択肢4に直接関連しています。
また、「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文も重要です。これは、最も支援を必要としている人々に適切な規模の補助金を提供するためには、ある一定の所得の閾値またはカットオフライン以下の個人や世帯にのみ給付を限定する必要があることを示しており、富裕層には支払わない理由を補足しています。
(15)
選択肢2「高所得者に税金を課す」という意味でフレーズ(15) “do it on the back end”を著者は使用しています。
この根拠は、「But if you don’t limit benefits on the front end, you need to do it on the back end. In other words, you give everybody money, but then you tax some or all of the benefit back from people whose income exceeds a certain level.」という文からです。ここで「front end」ではなく「back end」で制限を行うと述べており、すなわち全員にお金を与えた後で、一定の収入を超える人から税金を通じてその給付の一部または全部を回収する、と説明されています。これは選択肢2が正しいことを示唆しており、他の選択肢とは異なる内容です。
この根拠は、「Giving 165 billion per year」という文からです。ここで”every one of the 330 million or so people”というフレーズは、アメリカに住む約3億3000万人の「各個人」に毎月500ドルを与えるという意味です。したがって、(16) “one”は「アメリカに住む約3億3000万人の人々」を指しており、選択肢4の「person」が正しい答えになります。
その根拠は第一段落にあります。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念についての多くの混乱は、それが単一で、厳密に定義された社会福祉政策であるかのように人々が話すことから生じています。UBIを一連の提案のファミリーと考える方がより役立ちます。)と述べられています。これは、UBIの提案が一見同じに見えるかもしれないが、実際には多くの異なる要素を持っているという中心的な問題を指摘しています。
UBIに関する文章全体を通して、全てのUBI提案において人々が受け取るものは「現金」であるという点が強調されています。そのため、正しい答えは選択肢3「cash rather than tickets or discount coupons」(チケットや割引券ではなく現金)です。
第2段落には、以下のように記述されています。「The first thing all UBI proposals have in common is that they involve unrestricted cash payments.」(全てのUBI提案に共通する最初のことは、制限のない現金支払いを含むということです。)これにより、UBIが提供するのは物品やサービスではなく、制限のない現金であることが明らかにされています。
選択肢4「Understanding UBI Proposals: Common Features and Differences」(UBI提案の理解:共通点と相違点)が、この文章の内容を最もよく表すタイトルです。
この根拠は、第一段落にある文章から明らかです。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念について多くの混乱が生じていますが、それは人々がUBIを一つの正確に定義された社会福祉政策であるかのように話すからです。UBIを一連の提案の集合体と考える方がより役立ちます。)
文章のこの部分では、既に観察可能、または起こりうると思われるものに基づいて将来を予測することが話題になっています。文中で「at least they will be based on what we can already observe as possible or seems likely to happen」と述べられており、予測が「既に観察可能なもの」または「起こりそうと思われること」に基づいていることが示されています。つまり、これらの予測は根拠があると言えます。
文脈では、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表したときの限定された視点について語られています。彼はiPhoneをiPodとして、電話やインターネット接続の機能を持つものとして紹介しましたが、後に登場するUberのような位置情報サービスの入口としては紹介していません。これはUberがまだ存在していなかったからです。また、文中で「could Uber have existed until a collection of technologies including online maps became available」と述べられており、技術の集合体が利用可能になるまでUberは存在できなかったと説明しています。
したがって、否定の繋がりを示す「Nor」が最も文脈に合致しており、「Nor could Uber have existed until…」という形で、Uberが存在することができなかったという事実を強調しています。
(22)
選択肢(22)には「shift」が適切です。
根拠は以下の通りです:
文中で「the aspirations and desires of human beings may (22) gradually over time」と述べられており、人間の願望や欲求が時間と共に徐々に変化することを指しています。その後に続く文で「our core hopes and fears remain pretty stable」とあり、人間の基本的な希望や恐れはかなり安定していると述べられています。これにより、「aspirations and desires」が時間と共に変化する一方で、「core hopes and fears」は安定しているという対比が示されています。
文脈では、技術が人々の生活標準を大幅に向上させたことについて述べています。そして、「an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency towards more secure and comfortable lifestyles」というフレーズによって、基本的な自給自足の状態からより安全で快適な生活様式へと移行する人々の割合が増えていることが示されています。
したがって、「lifting」が最も適切で、「…technology to make huge improvements in living standards, lifting an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency…」という形で人々の生活水準を向上させ、より良い生活様式へと引き上げていることを示しています。
(24)
1They develop slowly, but their eventual impact can be tremendous
根拠は以下の文章から取り出されます:
“Most advances are incremental, with each generation of developments gradually building on those of its predecessors. Despite their slower pace, however, over time they can have profound consequences.”
3,predicting every aspect of technological revolution is impossible
根拠は以下の文章から取り出されます:
“But even he could not have imagined the scale of the revolution. How could he? He presented it as an iPod on which you could make telephone calls and connect to the internet, not as an entry point to location-based services such as Uber, because Uber did not exist.”
この部分で、スティーブ・ジョブズですらiPhoneがもたらす革命の規模を想像できなかったと述べられています。また、「Revolutionary advance is a case of “unknown unknowns” — things that are extraordinarily hard to predict」という文も、技術革新の全ての側面を予測することが不可能であることを示唆しています。
3 We achieve a great deal of progress, leaving little room for new advances
根拠は以下の文章から取り出されます:
“However, there are limits, and, as we approach these, innovation slows down. It takes roughly the same time now to fly across the Atlantic from London to New York as it did in 1960.”
2 they satisfy our innate desire to keep up bonds with family and friends
根拠は以下の文章から取り出されます:
“One such example is social media. Families and friends are important; a WhatsApp group helps keep families and friends together by allowing them to dip in and out of conversation with each other.”
2, the personal integrity of the developers
根拠は以下の文章から取り出されます:
“Combine physics and human desires and we have a framework for thinking about how technology will advance over the next generation. There are two tests. First, can something be done, and done at a price society can afford? And, second, do people need and want it to be done? The answer must be yes to both for technological advances to change the way we live.”
選択肢1「people’s needs and wants」(人々のニーズと欲求)は、上記の第二のテストで考慮されています。選択肢3「how much research and development will cost」(研究開発のコスト)は、第一のテストで「…at a price society can afford?」として考慮されています。選択肢4「whether the development plan is achievable」(開発計画が実現可能かどうか)も、第一のテストで「can something be done」として言及されています。
選択肢2「the personal integrity of the developers」(開発者の個人的な誠実さ)は、文中のどの部分にも言及されておらず、著者が技術の進歩を考える際に考慮している要因としては挙げられていません。
(29)
正しい答えは以下の通りです:
3 We will try to develop technology to benefit the entire planet, not only humans
根拠は以下の文章から取り出されます:
“But, looking forward, the focus is changing again. We now need technological advance to do something more. It has to reduce the damage humankind has inflicted on the planet. That will be one of the great themes for the next few decades.”
(36) 「may have improved」が適切です。2001年のワールドカップ勝利が当時数週間にわたって国の一般的なムードを改善したかもしれないが、経済に顕著な影響はなかったことを述べています。”may improve” は現在形、”might be improving” は進行形、”might improve” は未来の可能性を示しますが、ここで必要なのは過去の可能性を示す形です。
2024年慶應義塾商学部英語 Ⅴ
(37) 1
(38) 1
(39) 1
(40) 2
(41) 1
(42) 2
出典
Lost in translation: How New Zealand’s plan for bilingual road signs took an unexpected turn in CNN
https://edition.cnn.com/2023/07/29/asia/new-zealand-bilingual-road-signs-debate-intl-hnk-dst/index.html
解答の根拠
(37) 「as it is known to the Maori」が適切です。この文脈では、マオリの人々がニュージーランドをどのように呼んでいるかを説明しているので、”as it is”(それが〜として知られている)が正しい表現となります。したがって、「as it is known to the Maori」が自然な表現です。
(38) 文章には「The Maori community makes up almost a ( 38 ) of New Zealand’s population」とあります。ニュージーランドの人口のほぼ「fifth」がマオリコミュニティであることが適切です。1/5を意味する「fifth」は、文脈と統計から考えて妥当です。
(39) 「the most recent census」が適切です。ここで言及されているのは、ニュージーランドの言語使用に関する統計データですので、国の人口統計を示す「census」(国勢調査)が正しい単語です。
(40) 「preserving te reo Maori」が適切です。この文脈では、マオリ語を保存し、その使用を奨励することが目的であるため、「preserving」(保存する)が最も適しています。
(41) 「speakers of the two most common local languages」が適切です。ウェールズでの例を挙げており、最も一般的な2つの言語を話す人々を含むことで安全性が向上していると述べていますので、「common」(一般的な)が正しい単語です。
(42) 「there is no evidence」が適切です。交通行動に特化したエンジニアリングの学者が言及しているのは、バイリンガルの道路標識が運転者の理解に悪影響を与えるという「証拠」がないことです。したがって、「evidence」(証拠)が合っています。
2024年慶應義塾商学部英語 Ⅵ
(43)3
(44)2
(45)3
(46)1
解答の根拠
(43)
答えは 3番、「仮説を暫定的なものとみなし、状況に応じてそれを捨てる用意がある」です。
解答根拠は以下の通りです。
本文の「Central to this approach, however, is holding your hypothesis loosely.」という部分が重要です。これは「このアプローチの中心は、仮説を緩く保持することである」と訳せます。さらに、「If you are too attached to your initial answer, you may refuse to let it go, no matter where the data lead.」という文章があり、「もし初期の答えに固執しすぎると、データがどこへ導こうとそれを手放すことを拒否するかもしれない」と説明しています。この文からは、仮説に固執しすぎるべきでないことが読み取れます。
そして最後に、「But if you treat your own answer as a straw man, holding your assumptions loosely, you’ll be ready to totally abandon it if the situation demands it.」とあり、「しかし、もし自分の答えをかかしとして、仮定を緩く保持すれば、状況がそれを要求するならば、完全にそれを捨てる準備ができているだろう」と結論づけています。この部分は仮説を暫定的なものと考え、必要に応じて捨てる柔軟性が重要であることを示しています。
本文には、マーク・ランクがアメリカの貧困をイス取りゲームに例えていると説明されています。「“Imagine a game of musical chairs with ten players and eight chairs. When the music stops and players attempt to sit in one of the chairs, those who aren’t as quick or are in a bad position lose out. Regardless of who the players are, two of them will end up losers.”」という部分がその核心をなしています。これは「10人のプレイヤーと8つの椅子があるイス取りゲームを想像してください。音楽が止まりプレイヤーが椅子に座ろうとすると、十分に早く動けない者や悪い位置にいる者が負けます。プレイヤーが誰であれ、2人は負けることになります」と訳せます。
本文の最後の部分に、「Generalizing about “peoples and nations” in the way Barroso and others do mistakes Europe for the world. European integration since the end of the Second World War has brought peoples and nations together, but only within Europe.」という文があります。これは「バローゾや他の人々が行うような“民族や国々”についての一般化は、ヨーロッパを世界と間違えることになる。第二次世界大戦後のヨーロッパ統合は、民族や国々を一つにしたが、それはヨーロッパの内部に限ったことである」と訳せます。
[2]
(1) 5,overwhelming
(2) 4,hopelessness
(3) 5,responsible
(4) 3,destructive
(5) 2,marginalizagion
(6) 3,indadequacy
(7) 5,isolated
[3]
(ア)1, across
(イ)3, over
(ウ)5, with
(エ)4, toward
[4] 1,7
[5]1,2,5,8
大問1の解答根拠
[4]
when human activities is having devastating consequences for life
[5]
1,Another pandemic we face today is social injustice; the dehumanization and ( 5 ) that emerges from in-group domination ( Y ) out-groups that are subordinate in the social hierarchy.」
選択肢1について、文章は「他」として認識される人々に対する不正義、すなわち社会的不正義について言及しています。
2,A fifth pandemic is of attention addiction, the draw of our attentional focus ( x ) compelling states of endless comparison and competition and the ensuing feeling of ( 6 ), inferiority, and incompleteness.」
選択肢2に関しては、注意力を保持し、制御することの困難さ、つまり注意力の中毒について言及されています。
5,the modern cultural, or what some might call Western, view of an ( 7 ), separate identity—the “solo-self”.」
選択肢5は、西洋の文化的な観点からの独立した自己、すなわち「ソロ・セルフ」の概念について述べています。
8,「A fourth pandemic is of misinformation and polarization, made rampant ( ^ ) the internet’s capacity to create self-sustaining bubbles of isolated information sharing.」
選択肢8は、インターネットが生み出す誤情報や極端な分極化による社会的分裂について言及しています。
[3]
(ア) 2. minimal
(イ) 2. contrast
(ウ) 3. righteously
(エ) 1. hold
(オ) 2. redefine
(カ) 4. take into account
(キ) 4. thereafter
(ク) 2. gotten away with
(ケ) 2. essential
(コ) 4. one
出典
Arthur C Danto “What Art is”
大問2の解答根拠
[3]
(1) 2. minimal
根拠: “Plato was mainly negatively interested in art, since he was attempting to… and was eager to get rid of the artists on the grounds that art was of minimal practical use.”
(2) 2. contrast
根拠: “In his view, what artists created were mere imitations of the real world, which had no practical use. In contrast, philosophers reigned the realm of human intellect…” この箇所では、芸術家と哲学者の間の対比を強調しており、「contrast」が適切です。
(3) 3. righteously
根拠: “…philosophers could teach and serve as rulers not susceptible to corruption.” この文脈で「righteously」が適切で、「corruptionに染まらない」ことを意味する。
(4) 1. hold
根拠: “Plato’s definition of art remained in place, with little to argue about until it stopped capturing the seeming essence of art.” この文脈では「hold」が「当てはまる」という意味で適切。
(5) 2. redefine
根拠: “…in order to get a definition better than Plato’s you have to look to more recent artists…” これは「再定義する」ことを示唆している。
(6) 4. take into account
根拠: “…you have to look to more recent artists…” これは「近代のアーティストを考慮に入れる」ことを示唆している。
(7) 4. thereafter
根拠: “…that took place in France, mainly in Paris. In my view, to get a definition better than Plato’s you have to look to more recent artists, since they are most likely to subtract from their theories properties that were earlier thought to be essential to art, like beauty.” この文脈では「その後」という意味の「thereafter」が適切。
(8) 2. gotten away with
根拠: “…art in recent times has gotten away with such concepts as beauty and imitation…” これは「避ける」または「取り除く」という意味で適切。
(9) 2. essential
根拠: “…properties that were earlier thought to be essential to art, like beauty.” この文脈では「不可欠な」という意味の「essential」が適切。
(10) 4. one
根拠: “Art, for one thing, has the power to touch people’s hearts.” この文は「一つの点において」という意味合いで使われており、「one」という選択肢が適切です。
2024年慶應義塾理工英語大問3
[1]
(1)3
(2)3
(3)1
(4)2
[2]
(1)9
(2)4
(3)8
(4)5
(5)8
(6)7
(7)6
(8)9
大問3の解答根拠
[1]
(1) “you’re a sight for sore eyes”
辞書的な意味:非常に会いたかった人に会えて嬉しいという感情を表現するフレーズです。
用例:After a year of being abroad, seeing my family again was a sight for sore eyes.
(2) “the green-eyed monster”
辞書的な意味:嫉妬を象徴するフレーズで、シェイクスピアの「オセロー」で使われたことで知られています。
用例:When he saw his ex-girlfriend with someone else, the green-eyed monster reared its ugly head.
(3) “reading too much into”
辞書的な意味:実際の意味以上に深く解釈すること、または過剰に分析することを意味します。
用例:I think you’re reading too much into her comments; she probably didn’t mean anything by it.
(4) “rings a bell”
辞書的な意味:聞いたことがある、どこかで見たことがある、またはなんとなく覚えているという状態を表すフレーズです。
用例:The name doesn’t immediately come to mind, but it certainly rings a bell.
[2]
1,Didn’t get a ( 9 ) wink of sleep on the plane.
「一睡もできなかった」を意味する一般的な表現は “didn’t get a wink of sleep” です。
2,”Ms. Yagami ( 4 ) picked up on my suspicions.” が適切です。
“picked up on” は「気づく」や「察知する」という意味で使われ、この文脈では、Ms. Yagamiが主人公の疑念に気づいたことを示しています。
3,I felt like the ( 8 ) third wheel during the entire drive to the campus.
“third wheel” は、「余計な人」という意味で、ここでは主人公が八神さんとスタンフォードとの間に挟まれて不要な存在のように感じている様子を表しています。
4,Situation is ( 5 ) serious.
文脈から、主人公は自身の立場や将来の決断(プロポーズ)について深刻に考えていることが伺えるため、”serious” が適切です。
5,It may be time to ( 8 ) pop the question.
「プロポーズをする時が来たかもしれない」という意味で使われる一般的な表現は “pop the question” です。
6,At the airport I tried to ( 7 ) play the situation down.
「状況を軽く見せようとした」という意味で使われるのは “play the situation down” です。
7,I can smell it a ( 6 ) mile away.
「何かをはるか遠くから感じ取る」という意味で使われる表現は “smell it a mile away” です。
8,Maybe it’s just the jet lag talking. I’ll see things more clearly after a good night’s ( 9 ) rest.
「良い休息を取ればもっとはっきり物事を見られるだろう」という意味で使われる表現は “a good night’s rest” です。
2024年慶應義塾理工英語大問4
(1) 6
(2) 5
(3) 6
(4) 4
2024年慶應義塾理工英語大問5
Some people are continually called back to their hometown, while others feel they can never go back.
Some are always drawn back to their birthplace, whereas others believe they cannot return.
For some, the hometown exerts a constant attraction, but for others, returning seems out of reach.
Some people are constantly pulled back to their hometown, while others feel that they can no longer return there.
Some individuals feel a continuous pull towards their hometown, while others feel it’s impossible to return.
There are those who are forever beckoned back to their place of origin, and those who think they can’t make their way back.
Some feel an unending tug back to their hometown, while others consider it a place they can no longer visit.
A number of people experience an ongoing pull to return to their hometown, whereas others view it as a chapter permanently closed.
For some, the hometown calls them back time and again, while for others, the path back seems permanently closed.
Some are perpetually lured back to their birthplace, while others see it as a place they’ve left behind for good.
Some people find themselves repeatedly returning to their hometown, while others feel barred from going back.