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【早稲田文・文化構想】英語の要約の対策と必須の読解9パターン

2025.01.05

早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要 早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。 そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。 しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考

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  • 早稲田文・文化構想に合格したいのであれば、要約は重要

    早稲田大学文学部・文化構想学部の英語は全体で75点満点。
    そのうち、大問Ⅴの英文要約はわずか5点(公表されてませんがヒロアカでの採点)と一見すると配点は小さく見えます。

    しかし、合格最低点が3科目合計200点中の130〜135点程度であることを考えると、
    この5点をしっかり取り切れるかどうかで合否に大きな差がつきます。

    実際、多くの受験生は“大問Ⅴは割と勘で解いてしまう”ことが多く、
    その結果、ほかの大問である程度点を取っていても要約問題で落としきれない失点が重なり、合格ラインに届かないというケースが珍しくありません。

    だからこそ、意外と侮れないこの5点を確実に手中に収めることが、早稲田文・文化構想合格への鍵になるのです。

    合格するためには確実に取りたいのがこの問題です!

    感覚で答えを出している人がほとんど

    要約問題を苦手とする受験生の多くは、文章全体の流れやロジックを追わずに“なんとなく”の感覚で答えを埋めてしまいがちです。
    筆者の主張や論拠、対比などの論理構造を理解せず、“単に英文を短くしたつもり”になってしまうのです。

    しかし、実際には、論理構造を把握して正確に理解をする必要があります。今回のブログ記事では、文・文化構想の問題を解く上で超重要な基本論理構造の9パターンをお伝えします。

    感覚に任せるだけでは、的外れな内容になってしまい、5点中2〜3点を落とす結果に直結します。
    早稲田レベルで英語を攻略するには、“要約=文章構造の再構築”という視点が欠かせません。

    ヒロアカでは他塾ではできない論理構造の指導を細かく実施

    ヒロアカでは、英文要約を単に内容を書き抜くだけのトレーニングではなく、
    論理構造をきちんと理解したうえでまとめるスキルとして指導しています。

    多くの塾では時間の都合上、ここまで踏み込んだ指導は難しいのが現状ですが、
    ヒロアカなら英語全体の点数アップのみならず、合格をさらに引き上げられるサポートを提供しています。

    早稲田文・文化構想の要約はまずは読解が重要

    早稲田文学部・文化構想学部の要約は、
    “自分の言葉で書くこと”が想像されがちですが、
    実際はまずは文章を読み解くところからが重要になっています。

    ほとんどの人が論理の構造を理解できてないです。

    英検準1級の要約対策でもこの辺りの話はふれているので興味のある人はどうぞ。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-yoyaku/"]

    要約には論理構造の理解が必要不可欠

    要約とは、文章を短くするだけではなく、
    「筆者が本当に言いたい要点」を読み手自身が組み立て直す作業です。

    もし文章中に「AとBを対比し、最後にCという結論に至る」ような論理の流れがあるのに、
    単に「AとBが出てきました」だけを述べても、筆者の言いたい結論(C)は分かりません。

    文章全体を貫く主張の道筋(論理構造)を追わないと、肝心な結論や主張を的確に把握できないのです。

    英語長文ができない子は、文章を1文1文で繋がりを考えずにバラバラに捉えがちです。
    でも論理構造がわからないと、文章を理解するのは不可能です。

    論理構造とは?

    簡単にいうと、文や文章のなかで「どうしてそうなるの?」とか「これとこれを比べてどう違うの?」という
    考え方の道すじ(話の“すじ道”や“つながり方”を表すルール)のことです。

    たとえば、算数で「1 + 1 = 2」は、“1たす1”が“2になる”理由がはっきりしていますよね。

    これと同じように、文章でも「どうしてAになるのか?」や「なぜBという結論が出てくるのか?」というつながりを

    示している部分が、論理構造です。

    早稲田文学部、文化構想学部の要約で合格点を取るためには、
    論理構造を理解することが必要不可欠

    論理構造が分かると「どこが重要か」が明確になる

    文章にはしばしば例え話や細かい補足、背景情報などの「枝葉的情報」が混在しています。
    しかし、論理構造を理解できれば、
    「ここは結論に直結する重要な根拠だから押さえる」
    「ここは具体例を示すための挿話だから概略だけ拾えばいい」と、
    情報の取捨選択が容易になります。

    筆者の「意図」と「立場」が見える

    論理構造には、
    たとえば「相手の反論を紹介したあと、自分の見解を示す」や「Aという前提からBが導かれる」など、
    筆者が意図的に組んだ展開の順序が表れます。

    この展開の順序を追うと、
    筆者が「読者をどの方向へ導きたいか」「どの部分を強調したいか」がわかります。

    したがって要約のときも、どの見解が筆者自身の意見で、どれが引用・批判・反駁などの“借りてきた意見”なのかを区別しながらまとめられます。

    論理構造にはパターンがある

    文章を読んでいると、「筆者は何を言いたいんだろう?」とか「どうしてこの結論になるんだろう?」と感じることはありませんか?

    実は、文章はただ思いついたことを順番に並べているわけではなく、

    “結論までの道すじ”をあるパターンに沿って組み立てている ことが多いのです。

    たとえば、友達同士の会話でも、無意識に「こうだからこうなるよね」という 因果関係 を使ったり、「AよりBのほうがいいんじゃない?」という 対比 で話したり、「○○するためには××が必要だよね」という 目的と手段 の流れを使ったりしているはずです。

    文章を読むときに、この “結論までの道すじ” がどんなパターンに当てはまるのかを見極められると、
    内容をすばやく整理して「要点はここだ!」と見つけやすくなります。

    パターンを理解することができれば、早稲田文学部、文化構想学部での未知の問題に瞬時に対応することができます。

    絶対に理解をしたい!基本論理構造9パターン

    下記は、早稲田大学の問題を理解する上で超重要な基本論理構造の9パターンになります。

    パターン 特徴 理解するために必要な視点
    パターン1: 対比 (Comparison/Contrast) AとBを並べて差異や矛盾を強調する。「しかし」「一方で」などの対立表現が目印。 対立するキーワードを確認し、両者の立場・評価を整理する。
    パターン2: 因果 (Cause & Effect) 原因A → 結果Bという流れ。「〜のために」「〜の結果として」などが目印。 原因と結果を取り違えないよう整理する。
    パターン3: 目的 (Goal) と手段 (Means) 目的を達成するために具体的な手段がとられる。「〜するために」などが目印。 目的と手段を明確に区別して読む。
    パターン4: 逆説 (Paradox) 一見矛盾する事象や、解決策が逆に問題を起こす構造。「しかし実は」「一方で」などで強調される。 見かけと実際の食い違いに着目する。
    パターン6: 問題-解決 (Problem-Solution) 問題を提示→解決策→その影響・限界を示す流れ。 問題と提案策の関係、および成否を押さえる。
    パターン7:定義 → 例示 (Definition → Example) まず概念を定義し、次に例を挙げて理解を深める構成。 定義を表す語句を見つけ、例示と照らし合わせる。
    パターン8: 帰納 (Inductive Structure) 複数の具体データを積み重ね、最後に一般的な結論を導く。 複数事例の共通点からどんな結論を導いているか見る。
    パターン8: 漸次展開 (段階的な拡大・累積) 個人・局所の話から徐々に社会・世界へ話を広げ、最終的に大きな結論を示す。 どの段階でスケールが拡大しているかを追う。
    パターン9: 反論と再反論 (Counterargument → Rebuttal) 相手の主張を先に示し、データや理論で切り返して自説を補強する構造。 相手の立場と、それに対する反証・根拠を関連づけて整理する。

    ここからはそれぞれのパターンをひとつずつ解説していきます。

    パターン1:対比

    特徴

    AとBを並べ、差異・矛盾点を指摘することで主張を際立たせる
    「しかし」「一方で」「逆に」「vs.」などの対立を示す接続詞・語句が目印

    出題年度

    2024年: “多様性は分断を生む”という否定的見解 vs. “実際は全体の定員拡大で既得権も守られた”という反証
    2021年: “速読”vs.“遅読”
    2017年: “毒殺説・激しい対立”vs.“実は協力関係だった”
    2014年: “電子書籍のメリット”vs.“紙の本の読書体験”

    理解するためには何が必要か?

    対立を示すキーワード(but, however, on the other hand など)を見逃さない。
    対比する要素が文中でどのように評価(正・負)されているか把握し、それぞれの立場や結果を整理する。

    パターン2:因果

    特徴

    原因(原因A)→結果(結果B)という流れ
    「なぜなら」「〜のために」「〜の結果として」などが目印

    出題年度

    2022年: 気候変動(原因)→ 極端気象の頻発・巨大化(結果)
    2019年: 社会的ステレオタイプや他者の言説(原因)→ アイデンティティ形成のあり方へ影響(結果)
    2013年: 都市の魅力(原因)→ 若者の流出→ 農村部の過疎化・衰退(結果)
    (部分的に)2021年: 読むスピード上昇(原因)→ 理解度低下(結果)
    (部分的に)2020年: 大量の忘却が起こる(前提)→ それでも自己は維持される(結論的メッセージ)

    理解するためには何が必要か?

    因果を示す接続詞(because, since, as a result, therefore など)に注目。
    「どの要素が原因で、何が結果なのか」を混同せず明確にする。

    パターン3:目的と手段

    特徴

    ある意図・目的があり、それを達成するために何らかの手段や施策がとられる
    「〜するために」「〜を狙って」「目的は〜だ」などが目印

    出題年度

    2018年: 「植民地支配を円滑にする」= 目的 → 「英文学教育を導入」= 手段
    キリスト教布教の代替策として英文学を使い、イギリス的価値観を浸透させる

    理解するためには何が必要か?

    筆者が何を最終的に成し遂げたいのか(目的)をまず読み取り、その手段としてどんな具体的行動や政策が提示されているかを区別する。

    パターン4:逆説

    特徴

    一見すると矛盾しているような事象や、解決策が却って問題を引き起こす構造
    「しかし実は」「一方ではこうなる」など、論理的ギャップを強調する記述が多い

    出題年度

    2020年: 大量の記憶を失っているのに、自己同一性が保たれる=「一見矛盾だが実は成立する」
    2015年: 図書館の書架・紙の劣化問題を解決するためのマイクロフィルムが、逆に劣化してしまう

    理解するためには何が必要か?

    表面上の常識と、実際の結末が食い違う部分を捉える。
    「本来はこうあるべきだが、実は反対になっている」という流れを明確に区別して理解する。

    パターン5:問題-解決

    特徴

    序盤で「このままでは○○という問題がある」と問題点を明確化し、途中または終盤
    で「そこで××という手段が考えられる」と解決策を示す。さらに、その結果どうなるか(メリット・デメリット)に言及することが多い。
    例:ある問題を提示 → 解決策を提示 → その解決策の影響や限界を述べる

    出題年度

    図書館の「書架不足」や「酸性紙の劣化」という問題(2015年の例)に対して、マイクロフィルム化という解決策を実施 → 逆説的に失敗する、という流れが典型。

    理解するためには何が必要か?

    「どんな問題点があり、提案された方策が何か」を簡潔に押さえ、その方策が成功したのか失敗したのか、あるいは部分的だったのかを確認する。

    パターン6:定義 → 例示

    特徴

    見慣れない概念(専門用語)をわかりやすく説明し、その後に具体例をいくつか挙げて実感を伴った理解を促す。結論(主張)が最後にまとめられる。
    例:ある概念をまず定義 → 具体的な事例・数字・逸話などを提示 → 結論を導く

    出題年度

    2020年の記憶・忘却の箇所などで、「記憶」「忘却」「失われたニューロン」といった概念の簡単な定義や解説 → 個人の体験例や一般的事例 → 「それでもアイデンティティは保たれる」という結論につながる。

    理解するためには何が必要か?

    定義の文(is defined as, refers to, meansなど)を見つけ、そこに続く具体例を探して照らし合わせる。
    用語の使い方や筆者がそこに付与しているニュアンスを理解する。

    パターン7:帰納

    特徴

    冒頭から事例A・B・Cと次々に挙げ、「以上のことから○○が言える」という形で結論に至る。問題解決策や大きな主張よりも「傾向」「特徴づけ」「法則」などを導き出すために使われる。
    例:小さな具体例・データ・事象の積み重ね → 一般的な結論を提示

    出題年度

    2013年の都市化の話は、世界人口の統計・農村と都市の対比的な事実を順に並べる → 「これらの事例(人口移動・農村インフラ縮小)から、今や世界は都市中心になりつつある」と導くなど。

    理解するためには何が必要か?

    複数の具体例をまとめ、そこから導かれる共通点・法則を見出す意識を持つ。
    事例A・B・Cをどう総合し、最終的に何を結論づけているかを確認。

    パターン8:漸次展開

    特徴

    序盤は個人の事例や単発の調査結果などを提示し、「このような個別の問題は実は社会全体にも当てはまる」と範囲を広げていく。段階的に視点を移しながら、最終的に普遍的な主張へ結びつける。
    例:はじめに小さな視点(個人・局所) → 徐々に範囲を広げて社会全体・世界的視点へ → 大きな結論

    出題年度

    2019年のアイデンティティの例は、まず個人の日常行動と「他者からの見られ方」を論じる → 次第に「社会的ステレオタイプ」「大衆メディアの影響」→ 結局、個人のアイデンティティは社会全体の言説と連動している、という大きな帰結を提示。

    理解するためには何が必要か?

    「筆者が話のスケールをどのように広げているか」をパラグラフの流れで見る。
    「個人→社会」または「ミクロ→マクロ」のステップに注目し、どこで視点が拡大されているかをチェック。

    パターン9:反論と再反論

    特徴

    まず相手方の立場(通説・一般的イメージ・批判)を紹介し、それに対して筆者独自の根拠(データ、理論)を提示して切り返し、最終的に自説を補強する。説得力を高めるために使われる。
    例:「Aという主張があるが、実際にはBというデータや事例がある。よってAは正しくないか、あるいは限定的である」

    出題年度

    2024年の多様性議論は、「多様性は既存の特権層を脅かす」「差異を強調し過ぎる」という批判 → 実際の数字(既存層の減少はなかった) → 結論(むしろ多様性はコミュニティを強化する)という流れになっている。

    理解するためには何が必要か?

    異なる立場を表す文や引用を見つけたら、その後で筆者がどう切り返しているかを追う。
    「どのような論拠・証拠」で再反論しているかに着目する。

    【文】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲d大学文学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 Diversity in American Higher Education 対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論 [rating stars="4.0"]
    2023年 Freud’s Two Conceptions of Reality 対比(2つの「現実」観)・矛盾構造 [rating stars="5.0"]
    2022年 Accelerating Climate Change 因果(気候変動→極端気象) [rating stars="3.0"]
    2021年 Speed-Reading vs. Slow-Reading 対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下) [rating stars="3.0"]
    2020年 Memory, Forgetting, and Individual Identity 逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示 [rating stars="3.0"]
    2019年 Social Identities and Public Representation 因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会) [rating stars="4.0"]
    2018年 English Literature as a Tool of Colonial Influence in India 目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育) [rating stars="3.0"]
    2017年 Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History 対比(毒殺説vs.共作の新発見) [rating stars="2.0"]
    2016年 Decline of External Moral Consensus in the U.S. 過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳) [rating stars="4.0"]
    2015年 The Mass Microfilming Crisis in Libraries 問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化) [rating stars="3.0"]
    2014年 The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books 対比(電子書籍vs.紙書籍) [rating stars="2.0"]
    2013年 Urbanization: Global Population Shift to Cities 因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論 [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    対比(批判vs.実データ)+ 反論と再反論

    理由

    対比だけでなく「反論と再反論」が組み合わさり、筆者が「多様性の否定派」の意見を紹介してからデータで切り返すという流れを理解する必要がある。
    特に、「多様性が既存の特権層の機会を奪うのでは」という批判をどう覆しているのか、事例や数値が示されている部分をしっかり追う必要があり、構造としてはやや複雑。
    また、「多様性」と「民主主義」「拡大する入学定員」など社会的・政治的テーマに触れるため、背景知識・抽象的思考も要求される。

    2023年:難易度[rating stars="5.0"]

    論理構造

    対比(2つの「現実」観)・矛盾構造

    理由

    フロイトの理論という心理学・哲学的要素があり、「現実は心が作るもの」と「固定された外部の現実」という 概念自体が抽象的。
    さらに両者が矛盾しているのに共存しているという、解決されない論理的対立を把握しなければならず、読解が難しい。
    一般的な社会問題やデータによる説明よりも 思考実験や理論批評に近い 内容であり、読解にかなりの抽象的思考が求められる。
    よって全12年分の中でも最も高めの難易度と判断

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    因果(気候変動→極端気象)

    理由

    基本的には「気候変動が原因となり極端な天候が頻発する」というシンプルな因果関係を軸にしている。
    ただし、具体的な災害例や将来的な悪化予測が登場し、「現在の非常事態が未来の通常になる」という少し ショッキングな表現 を理解する必要がある。
    しかし、専門的な議論(化学的・物理的な仕組み)までは深掘りされず、メインは「因果」構造なので、難易度は中程度の「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    対比(速読vs.遅読)+部分的因果(速読→理解度低下)

    理由

    「速読と遅読の対比」「読書速度が上がると理解度が下がる」という因果が主な軸。
    文章自体のテーマ(読書法)も身近で、専門用語も少なめ。
    一方で、「 comprehension と knowledge acquisition は違う」「メタ認知が必要」など、やや認知心理学的要素を理解する必要があるため、初心者には少し難しい部分も含む。
    しかし全体としては読み取りやすく、難易度は中ぐらい。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    逆説(多くを忘れるのに自己は維持)+部分的な定義→例示

    理由

    「人間は多くを忘れるのになぜ自分でいられるのか」という逆説的なテーマを扱う。
    記憶や脳の話なので、ある程度の生物学的・心理学的イメージがあると理解しやすい。
    論理構造は「(A) 膨大に忘れる → (B) でもアイデンティティは維持 → (C) それは記憶の本質がこうだから」という比較的わかりやすいフロー。
    逆説ではあるが、専門理論が多量に出るわけではなく、理解レベルとしては中くらいの難易度。

    2019年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    因果(社会的言説→アイデンティティ)+段階的拡大(個人→社会)

    理由

    まず個人の行動が他者の言説にどう影響されるか、メディアによる集団イメージが社会政策にどう影響するか、などを 段階的に拡大 して解説している。
    「社会構築主義」「ステレオタイプ」「内面化」など、社会学・心理学の概念を背景に読む必要がある。
    因果関係が多層的(「他者の表象 → 集団アイデンティティ形成 → 政策反映 → 当事者がさらに内面化」)でやや複雑。
    そのため「4」というやや高めの難易度に設定。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    目的と手段(植民地支配の効率化→英文学教育)

    理由

    「植民地行政の都合でインド人をどのように支配下に置こうとしたのか」が主題で、 歴史的事実とその目的 → 手段 というわかりやすい流れ。
    キリスト教布教との対比などもあるが、構造としては単純で、読み慣れれば理解しやすい。
    歴史や植民地主義などの背景知識があれば、難解さはさほど高くないため「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(毒殺説vs.共作の新発見)

    理由

    「モーツァルトとサリエリの有名な毒殺説」と「実際の史料発見(共作)」を対比するシンプルな構造。
    結論として「歴史の定説が覆った」という話なので、難しい理論や複雑な論理展開はない。
    文化史的知識が多少あると理解しやすく、比較的読みやすい題材。
    よって「2」という低めの難易度。

    2016年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    過去と現在の比較→変化(外部道徳→個人道徳)

    理由

    「昔は外部の道徳観に従っていたが、今は個人の内面を重視するようになった」という 社会通念や倫理観の変化 がテーマ。
    「道徳秩序」「内面の自己」「解放や自立」といった倫理社会学的要素が含まれ、やや抽象度がある。
    1960年代のアメリカ文化・社会の背景がわかるとスムーズだが、そうでないと少し難しく感じる。
    そのため「4」。

    2015年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    問題-解決→逆説(マイクロフィルムが逆に劣化)

    理由

    「書架不足&酸性紙劣化という問題 → マイクロフィルム化 → 逆にフィルムも劣化する」という 問題→解決策→逆説 の典型構造。
    大規模に本を裁断・廃棄したのにフィルムもダメだった、という皮肉な結末を抑えればよいので、非常に明快。
    ただ、図書館運営の知識が全くないと少し背景説明が必要になるかもしれないが、文章構成としてはシンプルなので「3」。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    対比(電子書籍vs.紙書籍)

    理由

    「電子書籍のメリット vs. 紙の本の良さ」という身近な話題の対比で、比較的とっつきやすい。
    専門的な数字や理論もなく、テクノロジーや読書経験があれば理解しやすいので難易度は低め。
    「将来は紙の本がなくなるかも?」という結論もわかりやすい。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    因果(都市化→農村衰退)+帰納的に統計→一般結論

    理由

    「2008年に都市居住人口が過半数に」「農村は若者の流出で衰退」という 因果関係 を示す。
    具体的な統計(UNのデータ)→一般化(世界的傾向)という構造が読みやすい。
    テーマもグローバル化・都市化というわかりやすい社会現象で、背景知識がなくても比較的理解しやすいので「2」。

    【文化構想】難易度・論理構造の一覧表(2024-2013年)

    Wasedakobun

    実際の早稲田大学文化構想学部でどのような問題が出たのかを見ていきましょう。
    下記表は、早稲田大学文化構想学部の要約問題の難易度論理構造を一覧にした表です。

    年度 テーマ 論理構造 難易度
    2024年 芸術と知識は「直接的価値」か「間接的価値」か 対比(芸術=直接的幸福手段 vs. 知識=間接的手段)+「文明人の価値意識」 [rating stars="4.0"]
    2023年 “エスキモーは雪を表す単語が多数ある”という誤情報とその拡散 対比(真実 vs. 面白がられる神話)+皮肉(学術界でも広まる誤情報) [rating stars="3.0"]
    2022年 ロックダウンで拡張するデジタル世界と「ハイパーリアリティ」 因果(ロックダウン → オンライン依存激化)+「習慣の大転換」 [rating stars="3.0"]
    2021年 「コミュニケーション」はメッセージ伝達だけでなく、役割演技・儀礼行為でもある 定義+対比(送信モデル vs. 儀礼モデル)+社会的役割のパフォーマンス [rating stars="3.0"]
    2020年 近現代の英国スポーツ文化の変容とメディア・市場の影響 過去と現在の比較(道徳的体育 → 商業的・消費主義的スポーツ) [rating stars="4.0"]
    2019年 産業資本主義と労働時間の変化:時計がもたらした効率化と「時間の売買」 因果(時計導入→労働管理)+逆説(人間が“時間”を売るようになる) [rating stars="3.0"]
    2018年 教育の社会化機能とそのパラドックス 対比(社会への順応 vs. 社会変革)+逆説(社会化がかえって批判意識を生む) [rating stars="3.0"]
    2017年 予想を超えた「新しいコミュニケーション様式」と人間の欲望の限界 比較(SFの想像力 vs. 実際の技術進歩)+新たに「作られる」欲望 [rating stars="2.0"]
    2016年 「会話」はゴール設定のない活動であり、むしろ互いに“導かれる”もの 対比(議論=勝敗あり vs. 会話=勝敗なし)+引用(ガダマーの会話論) [rating stars="3.0"]
    2015年 海外生活からの帰国時にも起こる「カルチャーショック第2波」 問題提起(帰国者もショックを受ける)+原因(周囲の無関心・環境変化) [rating stars="2.0"]
    2014年 「五感」以外に存在する人間の感覚とは? 定義の拡張(第六感=超常?→実は他にも身体感覚・内的感覚がある) [rating stars="2.0"]
    2013年 ARPANETから生まれたインターネットは誰の所有物でもないが、規制の動きもある 歴史的経緯(政府の研究→世界的ネット)+対比(自由な協働 vs. 各国規制) [rating stars="2.0"]

    難易度設定とその理由

    2024年:難易度[rating stars="4.0"]

    論理構造

    芸術は“作品を鑑賞すれば直接的に優れた感情状態を得られる”
    知識は“いったん内面で咀嚼されてはじめて価値をもつ(間接的な手段)”
    真に「文明的」な人は、その知識の持つ精神的価値(実用性ではなく)を重んじる

    難易度理由

    一見すると芸術の直接価値と知識の間接価値を比べるだけだが、「文明人が知識をどう扱うか」という抽象的な価値観まで踏み込むため、やや哲学色が強い。
    「直接手段 vs. 間接手段」「最終的には同じ“精神的充実”をもたらす」など二重構造の理解が必要で、難易度はやや高めの「4」。

    2023年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    一般大衆は「面白い話」を一度受け入れると撤回しにくい
    学術界ですら誤情報を批判的検証なしに定着させることがある
    代表例=エスキモーの語彙説(実は全く文献根拠がない)

    難易度理由

    内容自体は「誤情報が広まる例」としてシンプル。
    ただし「学問コミュニティまでミスを踏襲する皮肉」という構造理解が重要。抽象度はそこまで高くないため、難易度は中程度の「3」。

    2022年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    ロックダウンが世界的規模で人々をオンライン生活へ押しやった
    それ自体は既存テクノロジー(Zoom, Twitch, Amazonなど)が引き金
    重要なのは“テクノロジーが変わったのではなく、人間の関わり方が激変した”点

    難易度理由

    「社会実験としてのロックダウン」「既存技術+人間の習慣転換」という因果関係を追う必要あり。
    しかし扱う要素は比較的具体的かつ身近で、背景知識もそこまで難しくないので「3」。

    2021年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    人は相手・状況に応じて自己を演じ分ける(複数の“誠実な自分”)
    SNS投稿なども、“実際の受け手”というよりは“周囲へのパフォーマンス”
    送信モデル (sender-message-receiver) ではなく、儀礼モデル(役割・社会構造の再確認)で捉える

    解説・難易度理由

    自分が“母親”を演じる投稿の例を通して、投稿内容が「実際の相手」ではなく「想定された第三者」向けであるという点がやや抽象的。
    ただし社会学的な文脈がある程度わかれば読みやすいため、中間レベルの「3」。

    2020年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    19世紀、上流階級の学校でスポーツは“品性・道徳”を鍛える手段とされた
    20世紀後半以降、メディアの発展・商業主義がスポーツ組織の在り方を変容させる
    結果として“金銭・市場”によるスポーツ運営が主流化し、従来のアマチュア精神は崩壊

    難易度理由

    歴史的背景(英国パブリックスクール~帝国主義の名残)と、メディア・企業参入によるビジネス化という二重の流れを追う必要がある。
    社会・経済・歴史の複合理解が要り、難易度はやや高めの「4」。

    2019年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    伝統的農村社会では“自然のリズム”が時間の基準
    工場制・時計導入により、労働時間管理が個人から切り離される人は“時間を売る”存在となり、効率・生産性が重視される世の中へ

    難易度理由

    比較的わかりやすい因果関係(時計=工場労働=時間管理)で進む。
    「時間が貨幣化する」点が重要だが、具体例も多く抽象概念はそこまで難しくないため「3」。

    2018年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    教育の目的:社会の価値観や規範を身につけさせる(社会化)
    しかしJames Baldwinの言うとおり、教育を受けるほど社会を批判的に見る力も生まれる
    結果として“社会へ順応”と“社会への批判”が同時に起こる可能性

    難易度理由

    「社会化の道具が逆に社会批判を育む」という逆説を理解する必要がある。
    テーマ自体は教育論でとっつきやすいが、抽象思考が若干必要なので「3」。

    2017年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    過去のSFでは“ビデオ電話”などは予測されたが、携帯端末でどこでも……は描き切れなかった
    そもそも“世界に向けてつぶやく”欲望自体、昔の人は持っていなかった
    テクノロジーが進歩し、新たな欲望が次々と“創出”されている

    難易度理由

    「人間の想像力の限界」という視点と「新たな欲望の創造」という発想がメイン。
    概念自体は難しくなく、読みやすいため「2」。

    2016年:難易度[rating stars="3.0"]

    論理構造

    議論(Argument)とは異なり、会話には勝ち負けや明確なゴールがない
    ガダマーの言うように、参加者はむしろ会話に“導かれる”
    他者の発話内容が少しずつズレても、それを含めて楽しむのが会話

    難易度理由

    「会話の終了条件は外部要因のみ」「コントロールしようとすれば破綻する」などがキー。
    ガダマー哲学がちらりと出るが、大きく深入りはしないため中程度の「3」。

    2015年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    海外でのカルチャーショックは有名だが、帰国後に再びショックが起こることがある
    家族・友人が海外経験にあまり興味を示さない→疎外感
    本人が環境の変化に追いつかず“帰りたい”と思う場合も…

    難易度理由

    理解しやすいエピソード的内容。抽象理論や専門用語も少ない。
    「2」という低めの難易度。

    2014年:難易度[rating stars="2.0"]

    論理構造

    アリストテレス以来の“五感”という前提
    しかし“階段を何段上がるか”など身体位置感覚はどこに分類?
    吐き気や疲労感などは五感では説明できない

    難易度理由

    身体感覚の話なので、具体例(階段、タイプ入力など)が分かりやすい。
    学術的には“固有受容感覚”や“内臓感覚”という領域だが、本文も難解ではなく「2」。

    2013年:難易度[rating stars="2.0"]

    難易度理由

    歴史的背景も短くまとめられており、基本的には読みやすい。
    インターネット管理の仕組みをざっくり知っていれば理解しやすく、「2」。

    早稲田文・文化構想で出題されそうな論理構造の予測4パターン

    ここまでの内容を踏まえてヒロアカでは早稲田大学文学部、文化構想学部で今後出そうな問題の論理構造を予測しました。
    苦手なタイプの論理構造があれば、
    英文もセットで載せておくので理解をしておくと良いでしょう。

    【頻出】 パターン1:依然として「対比構造」が軸!

    2024年を含め多くの回で「A vs. B」という二項対立が組み込まれてきています。

    したがって、2025年も何らかの「AとBの対立や比較」を扱い、
    最終的に筆者の立場を示すか、もしくは両者が実は両立できるという展開が来る可能性は高いです。

    対比構造を使った英文を用意してみました。

    The Rise of Digital Nomads: Flexibility vs. Stability
    In recent years, the notion of working and traveling simultaneously has gained significant popularity, giving birth to a new breed of professionals known as “digital nomads.” Proponents argue that this lifestyle offers unparalleled freedom, allowing individuals to explore diverse cultures while maintaining a career on their own terms. They point out that remote work eliminates long commutes and fosters creativity through constant exposure to fresh environments. However, critics question the viability of this wanderlust-driven approach. They emphasize that a stable work setting often promotes stronger social connections, professional development, and consistent routines. Unlike digital nomads, office-based employees can readily seek advice from seasoned mentors, cultivate enduring professional networks, and benefit from clear corporate structures.Ultimately, the debate hinges on whether the thrill of mobility outweighs the potential drawbacks of limited job security and fragmented relationships. Although digital nomadism promises a life of adventure, skeptics warn that its short-term excitement may not guarantee long-term career growth or personal stability.

    構造の特徴: “Flexibility vs. Stability” という二項対立を明示し、前半で「自由・創造性」を肯定、後半で「安定と継続的成長の大切さ」を否定的観点から示しています。
    筆者の立場: 明言しすぎずに双方のメリット・デメリットを列挙し、最後に「トレードオフ」を示す形でまとめています。実際の出題では、最終段落でどちらに重心があるかを要約で問われることが多いです。

    パターン2:社会問題・新たなテクノロジーに関する「問題-解決」パターン

    大学入試の題材としては、気候変動やAI、デジタル化など「現代的テーマ」は引き続き扱われやすい。
    すでに電子書籍(2014年)やマイクロフィルム問題(2015年)といった「情報管理」系の話題があったので、AI活用・ビッグデータ・デジタル・オンライン教育などを絡めて「問題提示 → 解決策や方向性」を示すような論理構造が出ても不思議ではありません。

    Addressing Algorithmic Bias in Online Recruitment
    As more companies adopt automated systems to screen job applicants, a growing concern is the potential for algorithmic bias to exclude qualified candidates. These biases often arise when the historical data used to train the algorithms reflect existing inequalities, such as underrepresentation of certain ethnic groups or gender stereotypes. Consequently, well-intentioned recruiters may unknowingly miss out on diverse talent, while perpetuating systemic discrimination.
    To combat this issue, experts recommend several strategies. First, organizations should regularly audit the data sets and screening criteria to identify patterns of bias. Second, companies can employ diverse development teams, ensuring that the people designing these algorithms are sensitive to various cultural and social contexts. Finally, transparency in how the software makes its decisions allows both applicants and regulators to hold employers accountable. Through these measures, automated hiring practices can become more equitable, benefiting both job seekers and forward-thinking businesses alike.

    構造の特徴: 前半で「問題提起(algorithmic bias)」を明確に述べ、後半で「解決策(複数の具体的ステップ)」を列挙する流れ。
    読解の要点: どのような問題か、どう対処しようとしているかを把握するのがポイント。要約問題では「なぜバイアスが生じるのか」「その対策は何か」を整理することが重要です。

    パターン3:「逆説・パラドックス」的な要素を含む人文系トピック

    2020年の記憶と忘却や、2023年のフロイトの事例のように、「一見矛盾するが両方成り立つ」視点を深く掘り下げる文章も定番です。
    人間の行動・認知科学・心理学などで「AかBかと思いきや、実は両方必要/両立している」ようなテーマが引き続き登場するかもしれません。

    The Productivity Paradox: Working Less to Achieve More
    It seems contradictory to suggest that people might produce higher-quality work by reducing their total working hours. Yet recent studies have shown that shorter workweeks can actually lead to increased productivity, reduced stress, and greater job satisfaction. On the surface, it appears illogical: how can working fewer hours result in accomplishing more tasks?
    One explanation lies in the concept of “focused energy.” When employees know they have limited time, they often eliminate unproductive activities and concentrate on the most crucial tasks. This heightened focus can intensify creativity and reduce burnout, enabling teams to achieve better outcomes within tighter schedules. Meanwhile, free time away from work fosters mental recovery, allowing for deeper problem-solving and innovative thinking.
    Paradoxically, by constraining work hours, organizations may cultivate an environment where both individuals and projects flourish—a notion that challenges the age-old belief in endless labor as the path to progress.

    構造の特徴: 一見「労働時間を減らす」ことと「生産性が上がる」ことは矛盾(パラドックス)に見えますが、実は両立し得るという逆説を示しています。
    読解の要点: 「従来の常識を覆す要素は何か」「どのような仕組みで両立するのか」が焦点。要約問題では原因や理由を明示してまとめるとよいでしょう。

    パターン4:社会構造の変化・歴史解釈の変遷などをめぐる「相互作用」や「対立構造」

    近年の例では、サリエリとモーツァルト、植民地支配と英文学など「歴史解釈の変化」もテーマ化されてきました。
    歴史的事件や人物の再評価、昔の認識と現代の研究結果との食い違いなどを扱う文章が再度出ることも考えられます。

    Reevaluating Queen Isabella: Conqueror or Visionary?
    Historians have long portrayed Queen Isabella of Castile as a staunch advocate of imperial expansion, often criticizing her for the harsh treatment of indigenous peoples under Spanish rule. Traditional accounts emphasize her relentless drive for power, highlighting her role in sponsoring overseas conquests and consolidating absolute authority. In recent years, however, scholars have begun to reassess her reign by examining newly discovered letters and financial records.
    These sources suggest that Isabella was more than a ruthless conqueror; she also championed administrative reforms and education initiatives that laid the groundwork for Spain’s subsequent cultural renaissance. Moreover, her personal correspondence reveals concerns about the moral implications of colonization and the potential for cultural exchange. While modern perspectives cannot entirely absolve Isabella of wrongdoing, they do paint a more nuanced portrait of a ruler grappling with the complexities of nation-building. In this light, Isabella’s legacy may be neither purely heroic nor wholly villainous, but a blend of both.

    構造の特徴: 従来の歴史解釈(“ruthless conqueror”)と新たな資料による再評価(“more nuanced portrait”)の対比・変化を示しています。
    読解の要点: どこが従来と異なる評価か、また新資料によってどう見方が変わったのかが文章のメインテーマ。入試で問われやすいのは、「旧来説と新説の違い」「筆者がどうまとめているか(完全肯定・完全否定ではなく“blend of both”)」といった部分です。

    早稲田文学部・文化構想のどの過去問から対策をしたら良いのか?

    再度難易度をまとめなおしました。
    中間レベルの問題が一般的なのでまずはこのレベルの問題を解いてみて、
    話の内容をどの程度理解することができてまとめることができるのかを考えてみましょう。

    難易度 [rating stars="2.0"](比較的易しめ)

    2017 文学部:Mozart & Salieri: A Case of Misrepresented History
    2014 文学部:The Rise of E-Books and the Possible End of Paper Books
    2013 文学部:Urbanization: Global Population Shift to Cities
    2017 文化構想学部:New Communication Types Surpassing SF Imagination
    2015 文化構想学部:Reverse Culture Shock upon Returning Home
    2014 文化構想学部:Beyond the Five Senses
    2013 文化構想学部:ARPANET and the Future of the Internet

    難易度 [rating stars="3.0"](中間レベル)

    2022 文学部:Accelerating Climate Change
    2021 文学部:Speed-Reading vs. Slow-Reading
    2020 文学部:Memory, Forgetting, and Individual Identity
    2018 文学部:English Literature as a Tool of Colonial Influence in India
    2015 文学部:The Mass Microfilming Crisis in Libraries
    2023 文化構想学部:“Eskimos Have Many Words for Snow” as a Common Myth
    2022 文化構想学部:Hyperreality and Our Shift to the Online World
    2021 文化構想学部:Communication as Performance and Ritual
    2019 文化構想学部:Clock Time and Industrial Capitalism
    2018 文化構想学部:Education’s Paradox: Socialization vs. Critical Awareness
    2016 文化構想学部:Conversation as a Goal-Free Activity

    難易度 [rating stars="4.0"](やや難)

    2024 文学部:Diversity in American Higher Education
    2019 文学部:Social Identities and Public Representation
    2016 文学部:Decline of External Moral Consensus in the U.S.
    2020 文化構想学部:Transformation of Sports in Modern Britain
    2024 文化構想学部:Art vs. Knowledge: Direct vs. Indirect Means to Good

    難易度 [rating stars="5.0"](最も難解)

    2023 文学部:Freud’s Two Conceptions of Reality

    英検2級、準1級レベルの単語をアウトプットレベルに

    読解ができればあとは、自分の言葉で言い換えるだけなので難しくはありません。

    確かに自分の言葉で言い換えるのなんて無理・・と思いがちですが、
    読解が成功していれば、どこを書けば良いのかがわかるわけですから、
    何を書いたら良いのか?について理解するのは難しくありません。

    できれば受験までに英検2級、準1級を受けて、
    合格水準のライティング力をつけておくと良いでしょう。

    ヒロアカで早稲田文学部、文化構想学部の対策を完璧に!

    ヒロアカでは早慶専門塾として0から早稲田大学文学部、
    文化構想学部の対策ができるようにしています。
    要約問題の対策はもちろんのこと、それ以外の対策も自信を持って解答ができるレベルまで指導をしています。
    お気軽にご相談ください。

【2024年全員合格】慶應文学部自主応募制による推薦入試の3つのポイント

2024.12.18

当塾で自己推薦の指導を受けた生徒が、 なんと【全員】、慶應文学部の自己推薦に合格いたしました。 それほど大規模な塾ではないので人数が多いわけではありませんが・・ どこかのタイミングでインタビューをできればと考えています。 今年度の入試は、例年と比べて解きやすい入試だったようですが、 大きく差が出たよ

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  • 当塾で自己推薦の指導を受けた生徒が、

    なんと【全員】、慶應文学部の自己推薦に合格いたしました。

    それほど大規模な塾ではないので人数が多いわけではありませんが・・

    どこかのタイミングでインタビューをできればと考えています。

    今年度の入試は、例年と比べて解きやすい入試だったようですが、
    大きく差が出たようです。

    指導の際に気をつけたポイントが3点ありました。

    その1:過去問にたよりすぎない
    その2:基礎学力をつけるのを怠らない
    その3:和文英訳は単語の置き換えにならないように

    詳しくは下記で説明していきます。

    ポイント1:過去問に頼りすぎない

    世の中には、入試対策 = 過去問を行うという”勘違い”をしてしまっている人が多いようです。

    もちろん、どのような問題が出るかどうかを確認するための指標ですので、

    参考にはなりますが、ほとんどの学生は過去問をするだけして、

    志望合格のために何が足りないのか?というのはわからずに、

    数をこなすだけになってしまっています。

    これは一般入試にも通ずることなので、意識をしてもらえればと思います。

    過去問の使い方については、以前に以下のブログ記事でお伝えしているので確認ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/schoolmaster_blog/review-kakomon/"]

    ポイント2:基礎学力をつけるのを怠らない!

    受験で重要なのは、何よりも基礎学力です。

    上記のような過去問の暗記、繰り返し行うだけの安易な学習に走っていては、

    早慶の合格は難しい!と肝に銘じましょう。

    特に慶應文学部の場合は読解力の差が如実に現れます。

     

    ヒロアカでは

    合宿や普段の授業で学習の仕方

    論理的思考力を根本的に鍛える学習をしています。

    ◆当塾「ヒロアカ」で合宿を行っている学生たちの授業風景

    ポイント3:和文英訳は単語の置き換えにならないように

    慶應文学部は、

    2023年以前までの一般入試と同様に和文英訳問題が出題されます。

    英語の辞書をもっていける一般入試と違って、

    自分の頭の中の単語量だけで勝負をしなくてはいけないので、

    日本語を英語に置き換えるだけになりがちです。

    残念ながらもちろん、それでは受かりません!

    本文の日本語で述べていることを踏まえて、適切に伝えることができる英文を作成する必要があります。

    慶應文学部に合格したいのであれば・・

    慶應文学部にどうしても合格したいのであれば、

    現役生の場合は、

    成績を取っておき自主応募推薦で合格を目指すのが良いでしょう。

    もちろん、一般入試の対策も並行して行う必要があります。

    自主推薦と一般入試の両方対策ができるのはヒロアカだけ!

    今回合格した生徒は、
    一般入試でも合格水準に達していた生徒たちでした。

    自主推薦に合格して、早く決まるのはもちろん良いのですが、

    そこだけにかけてしまった場合、落ちた場合の保険がないと恐ろしいです。

    慶應文学部で落ちた場合に、
    どのように一般入試に対応したら良いのかをお伝えしていきます。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/keio-bun-jikosuisen-ochita/"]

    ヒロアカでは、両者を見ながら対策をしていきます。

    慶應文学部にどうしても合格したい!という生徒はお気軽にご相談ください。

メディアで掲載いただきました。

2024.11.29

大学受験早慶専門塾HIRO ACADEMIAが予備校オンラインドットコムさまにおすすめ塾として紹介されました。 早慶専門塾HIROA CADEMIAの口コミ・評判は高い?料金も徹底調査 予備校オンラインドットコムは、大学合格を目指して、頑張っている受験生を応援している信頼性の高い教育メディアです。

【高校2年早慶志望】同日模試どれを受けるべきか?

2024.11.28

ページ目次【結論】無理に受ける必要はないそもそも共通テスト同日模試とは?【東進ハイスクール】【河合塾】【レベル別】どのくらいの点数が目標?忙しいなら・・無理に受けずに河合の模試か英検を受けるべきまとめ 【結論】無理に受ける必要はない 同日模試は早慶志望で私立専願であれば無理に受ける必要はありません。

  • …続きを読む
  • 【結論】無理に受ける必要はない

    同日模試は早慶志望で私立専願であれば無理に受ける必要はありません。

    なぜこのような結論になるのか具体的に説明していきます

    [toc]

    そもそも共通テスト同日模試とは?

    共通テスト同日模試は、大学入学共通テストが実施される日と同じ日に行われる模試です。

    この模試では、実際の共通テストと同じ問題を解くことができ、高校1年生や2年生が対象となっています。

    模試の目的は、受験生が本番の試験を体験し、現時点での実力を把握することです。

    この模試を実施しているのは、

    • 東進ハイスクール
    • 河合塾

    です。

    共通テストなので国公立が第一志望の受験生は受けてみると良いですよ

    【東進ハイスクール】

    共通テスト同日体験受験
    実施日 2025年1月18日(土)・19日(日)

    対象 高2生、高1生(中学生も可)

    受験会場 東進ハイスクール・東進衛星予備校・早稲田塾 各校舎 ほか特別会場

    受験料  無料
    時間割

     1月18日(土)

    科目 時間
    社会1 14:45〜15:45
    社会2 15:55〜16:55
    国語 17:05〜18:35
    英語リーディング 18:55〜20:15
    英語リスニング 20:25〜20:55

    1月14日(日)

    科目 時間
    情報I 14:50〜15:50
    数学① 16:00〜17:10
    数学② 17:20〜18:30
    理科1 18:40〜19:40
    理科2 19:50〜20:50

    【東進ハイスクール】同日模試の特徴

    東進の共通テスト同日模試は、共通テスト本番と同じ日に同じ問題を受験することができるため、実際の試験の雰囲気を体験することができます。
    また、会場受験が基本で、共通テスト本番の時間を考慮して実施されるため、偏差値の信頼性が高いとされています

    共通テスト当日に実施するため、受験生が解いてから印刷などの準備となるため、時間が夜遅くになってしまいます。

    【河合塾】

    大学入学共通テストチャレンジ
    受験期間 2024年1月19日(日)~21日(火)

    対象 高2生、高1生

    受験会場 自宅受験(すべてオンラインで行うCBT方式)

    受験料 無料

    各科目の受験可能日

    14日(日)12時から受験可能科目

    英語リーディング、英語リスニング、
    国語、社会科

    15日(月)12時から受験可能科目

    数学IA、数学IIB、
    理科基礎、理科

    【河合塾】同日模試の特徴

    河合塾の共通テストチャレンジは、日程をずらして受験することが可能で、自宅でのWEB受験も選択できます。
    これにより、スケジュールに柔軟性があり、他の予定と調整しやすいです。
    ただし、自宅受験のため、偏差値の信頼性については意見が分かれることがあります

    【レベル別】どのくらいの点数が目標?

    国公立の場合は足切りという指標がるのでわかりやすいのですが、

    早慶、GMARCHを考えている生徒は、

    この時期にどのくらいの点数を取れていれば良いのかわかりづらいですよね・・・

    目安を記載しておきます。

    早慶志望であれば・・・

    得点目安: 早慶を目指す場合、模試での得点は以下のような目安があります。

    文系

    英語: 8割程度
    国語: 6割程度
    社会: 4割程度(進学校でない場合はこのくらいでも問題ない)

    理系

    英語: 7割以上
    数学: 7割以上
    理科: 6割以上

    これらの得点はあくまで目安でありますが、、
    特に英語は重要で、8割以上の得点が理想です。

    GMARCH志望の場合

    得点目安: GMARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政)を志望する場合の得点目安は以下の通りです。

    文系

    英語: 6割以上
    国語: 5割以上
    社会: 3、4割程度

    理系

    英語: 6割以上
    数学: 6割以上
    理科: 3、4割程度

    高2生の段階では、5割以上を取れていれば順調とされますが、6割以上を目指すことが望ましいです。

    河合塾のは普通の模試のがいいかも?

    1月26日に全統記述高2模試,2月2日全統共通テスト高2模試があるので、
    学力測定という意味では、
    同日模試を無理に受けずともこちらを受けるのでも良いでしょう。

    模試をたくさん受けても成績は上がりません。重要なのは基礎学力をつけていくことです。

    警告

    26日の模試は英検の会場型とかぶっているので、英検が必要な人はそっちを優先してください!

    模試の復習の仕方についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/schoolmaster_blog/up-seiseki/"]

    忙しいなら・・無理に受けずに河合の模試か英検を受けるべき

    模試を受けただけでは成績は上がらず、成績を確認したいだけであれば、
    河合塾の1,2月の模試のが自身の学力レベルを測定するには優秀です。

    重要

    私立専願であれば、英検準1級を取る方を優先した方がよっぽどタメになります。共通テストは科目によっては、
    ある程度専門の対策をしないと成績が上がらないので、受けてもあまり意味ないことになるかもしれません。

    まとめ

    共通テスト同日模試は、東進ハイスクールと河合塾の2つの予備校で実施されており、それぞれに特徴があります。

    • 東進は本番と同じ日に同じ問題で実施され、より本番に近い体験が可能
    • 河合塾は日程の融通が利き、自宅受験も可能でスケジュール調整がしやすい
    • 受験料は両者とも無料で、高1・高2生が対象

    目標とする得点は志望校によって異なりますが、早慶志望の場合:

    文系は英語8割、国語6割、社会4割程度
    理系は英語・数学7割以上、理科6割以上が目安となります。

    GMARCH志望の場合は:

    文系は英語・国語で5-6割以上、社会3-4割程度
    理系は英語・数学で6割以上、理科3-4割程度が目標となります。

    上記学力がないから受からないというわけではないので注意してね。
    これまでに同日模試3,4割程度からでも早慶に合格した人はいますよ。

    ただし、この時期の模試は学力を測定する一つの指標に過ぎません。
    大切なのは、模試の結果に一喜一憂することなく、基礎学力の向上に重点を置いて学習を進めることです。

    学力が上がらなくて、お困りの場合はお気軽にご相談ください。

メディアでご紹介いただきました

2024.11.24

当塾が医学部予備校プロというメディアの『全国の塾一覧!大学・高校・中学・小学校受験対策ができる学習塾をそれぞれ紹介!』で紹介されました。 また、『浪人生におすすめの予備校ランキング!通ってよかったのは?浪人するならどこの予備校?』という特集を組んでいただきました。 引き続きよろしくお願いいたします。

【暴露】参考書ルート・コーチング塾の参考書学習の致命的な落とし穴

2024.11.19

こんにちは。早慶専門塾HIRO ACADEMIAです。 近年、参考書ルートやオンラインコーチング塾が注目を集めています。特にYouTubeやSNSでは、 「この参考書ルートで偏差値30から東大合格!」といった情報があふれています。 しかし、安易にこれらの方法に飛びつくのは非常に危険です。 今回は、1

  • …続きを読む
  • こんにちは。早慶専門塾HIRO ACADEMIAです。
    近年、参考書ルートやオンラインコーチング塾が注目を集めています。特にYouTubeやSNSでは、
    「この参考書ルートで偏差値30から東大合格!」といった情報があふれています。

    しかし、安易にこれらの方法に飛びつくのは非常に危険です。
    今回は、10年以上の指導実績を持つ当塾が、参考書ルートやコーチング塾の問題点と、その対策について詳しく解説していきます。
    [toc]

    はじめに

    参考書ルート・コーチング塾の現状

    現在、多くの受験生が参考書ルートやコーチング塾に注目しています。

    その背景には:

    参考書ルート・コーチング塾人気の背景

    • コロナ禍でのオンライン学習の普及
    • YouTubeなどでの情報発信の活発化
    • 従来型の塾への不満(画一的な指導など)
    • 時間や場所に縛られない学習スタイルへの憧れ
    • SNSでの成功体験の共有

    コロナ禍より前からオンライン指導をしていた身からすると、オンラインへの信頼度が転換したのを実感しました。

    なぜ今この話題が重要なのか

    参考書ルートやコーチング塾の最大の問題は、学習の精度が明確化しにくい点にあるでしょう。

    多くの学習の場合、
    結果が出るのは3ヶ月程度先になってきます。

    特に注意が必要なケース:

    • 現在の偏差値が40台以下の人
    • 基礎が十分に身についていない人
    • 自己管理が苦手な人
    • 学習習慣が確立していない人
    • モチベーションの維持が難しい人

    参考書ルート・コーチングの2つの致命的問題

    参考書を進めることの何が問題なのか?を具体的に説明していきます。

    個人差を無視した画一的アプローチの限界

    参考書ルートの最大の問題点は、「誰でも同じように効果が出る」という誤った前提に立っていることです。

    集団指導が画一的と批判をする一方で、
    参考書ルートも個人の理解度を無視して画一的になってしまっています。

    実際の受験生には、以下のような大きな個人差が存在します:

    1. 学習スタイルが違う

    人によって、学習内容を吸収しやすい方法は大きく異なります。
    たとえば、視覚的に学ぶのが得意なタイプの人は、図表やイラストなどのビジュアル要素を用いることで理解が進みやすくなります。

    一方、音声を通じて耳から情報を得ることが得意なタイプの人にとっては、授業の録音を繰り返し聞いたり、音声教材を活用したりするのが効果的です。

    また、実際に手を動かして学ぶタイプの人は、ノートをしっかり取る、問題を自分で書き出して解くといったアクティブな学習によって知識を定着させやすくなります。

    それぞれの学習スタイルを理解し、自分に合った手法を選ぶことが、効率良く学力を伸ばすための第一歩です。

    2. 理解度が違う

    学習内容の理解度や科目ごとの得手・不得手は、受験生によってまちまちです。
    たとえば、数学は得意だが英語が苦手なケースや、暗記力には自信があるものの応用力を要求される問題に弱いケースなど、さまざまなパターンが存在します。

    さらに、基礎力の差が大きいと、同じ問題集をこなすにも大幅に時間がかかることもあります。
    こうした個人差を把握せずに一律の勉強法を当てはめると、うまく成績が伸びない原因にもなりかねません。
    自分の得意分野や苦手分野を正確に見極め、段階的かつ計画的な学習アプローチをとることが鍵となります。

    3. 学習環境の違い

    学習環境もまた、人によって大きく変わります。たとえば、学校の授業進度が早い・遅いかによって、自宅での復習や予習に割く時間のバランスは大きく左右されます。また、部活やアルバイト、家族の事情などで自由に使える勉強時間が限られる人もいるでしょう。
    さらに、家庭環境や周囲のサポート体制が手厚いかどうかによって、勉強に対するモチベーションの保ち方も変わってきます。自分自身の置かれた状況を客観的に見つめ直し、時間や学習場所を工夫するなど、最適なスタイルを築くための対策を講じることが大切です。

    指導をしている人であればわかりますが、
    同じ参考書でも、人によって効果は大きく異なります。

    ヒロアカでは生徒一人一人の学習状況に合わせて指導を変更

    当塾ヒロアカでは単にルートを管理するだけではなく、
    生徒の学習への取り組み方、理解度に応じて指導を変えています。

    思考力・応用力が必要な問題まで手が回らない

    多くのコーチング塾は、「参考書をこなせば成績が上がる」という安易な発想に基づいています。
    もちろん、一番最初の段階であれば通用する部分もあります。

    しかし、実際の入試で求められる力は、

    入試で必要な3つの力

    • 初見の問題への対応力→ 基本パターンを応用できる力
    • 複数の知識を組み合わせる力→ 教科・単元を横断した思考力
    • 時間内に解答を導き出す力→ 効率的な問題解決能力

    これらの力は、単に参考書を進めるだけでは身につきません。

    学校のテストを暗記している乗り切っているのと同じ感覚で、参考書をただ暗記しているだけで成績が上がるほど甘くはないです。

    参考書学習で陥りやすい3つの罠

    コーチング塾では参考書学習をしていくことになりますが、
    ここでは参考書学習で陥りやすい問題点をお伝えしていきます。

    自分と参考書のレベルが合ってない3つの罠

    参考書選びでよくある失敗例について、具体的に3つのパターンを見ていきましょう。

    1つ目の罠:難易度が高すぎる参考書を選んでしまう

    極端な例として、現在の偏差値が45程度の状態で、いきなり東大対策で有名な鉄緑会の参考書に挑戦してしまうというものがあります。

    これは、基礎が十分に固まっていない段階で難しい問題に取り組むことになり、
    ほとんどの場合、理解が追いつかず挫折してしまいます。

    このような失敗を避けるためには、まずは基礎レベルの教材から始めて、段階的に難易度を上げていく学習方法を徹底することが重要です。

    2つ目の罠:基礎を軽視してしまう

    特に数学の学習でよく見られるのが、基本的な問題集をすっ飛ばして、いきなり応用問題集に取り組もうとするケースです。これは非常に危険な選択です。応用問題は基礎的な知識や考え方を組み合わせて解く必要があるため、基礎が不完全な状態では太刀打ちできません。対策としては、基礎的な問題集での完全理解を最優先することです。
    基本問題が9割以上正解できるようになってから、次のステップに進むべきでしょう。

    3つ目の罠:安易な参考書選び

    典型的なのが、Amazonのランキングで上位に入っている参考書を、

    内容やレベルを十分に確認せずに購入してしまうケースです。

    確かにランキング上位の参考書は質が高い可能性が高いのですが、それが必ずしも自分に合っているとは限りません。

    自分のレベルに合っているかどうかは吟味するべし!

    これらの失敗は、いずれも焦りや安易な判断から生じることが多いものです。
    参考書選びは受験勉強の成否を左右する重要な要素ですので、慎重に、そして計画的に行うようにしましょう。

    特に数学や英語では、基礎固めが極めて重要です。

    アップデート情報見逃しの罠

    注意すべき問題点とは?

    • 数年前の合格体験記→ 入試制度や傾向が変化している
    • 学校の先生の推奨教材→ 最新の教材を把握していない場合が多い
    • 親世代の経験則→ 現代の入試事情とかけ離れている

    完成度軽視の罠

    「やった」と「できる」は全く別物です。

    できていないのに、ルートがあるから先に進まなくてはと思い、焦って進んでしまって

    焦って先に進んでしまって何も身につかないと言うのはよくありがちです。

    以下のような学習は避けていきましょう。

    よくある間違った学習法:

    1. 解答を写すだけ

    多くの受験生が陥りがちな問題として、解答をただノートに写すだけで満足してしまうケースが挙げられます。
    たとえば、「とにかく正解を移せば理解したことになる」という思い込みは危険です。
    回答プロセスを考えずに暗記に頼るだけでは、同じタイプの問題でしか対応できなくなり、応用力が身に付かない原因にもなります。
    大切なのは、なぜその解法に至るのかを自分の言葉で説明できるようになることであり、そのプロセスをすっ飛ばすと本質的な学力を伸ばす機会を逃してしまうのです。

    2. 解説を読んだだけで満足

    問題を解いて間違えたときに、解説をサッと読んで「なるほど」と納得して終わりにしてしまうケースも、学習効果を妨げる大きな要因の一つです。
    解説を読んで頭では理解したつもりでも、次に同じパターンの問題が出ると解けないことがよくあります。

    実際に自分で解法を再現し、もう一度同じ問題を解き直してみてはじめて「本当にわかった」と言えます。
    このプロセスを踏まないと、似たような問題に再び出会ったときにつまずく可能性が高くなってしまいます。

    3. 間違えた問題を放置

    学習の効率を大きく落としてしまう原因として、間違えた問題をそのままにしておく、いわゆる「放置グセ」も挙げられます。
    誤答の原因を分析せず、何が分からなかったのかを明確にしないと、また同じミスを繰り返してしまうリスクが高まります。
    どこでどうつまずいているかを理解することは、学力向上のために欠かせないステップです。
    逆に言えば、誤答の原因さえ突き止めれば、次に同じ間違いをしないように対策を打つことができ、学習効率もぐんと上がります。

    なぜ参考書ルートでは結果が出ないのか

    基礎の軽視

    参考書ルートの最大の問題点は、基礎固めの重要性を軽視していることです。

    基礎軽視による具体的な弊害:

    • 応用問題で詰まる→ 基本原理が理解できていないため、少しのひねりで解けなくなる
    • 新しい問題に対応できない→ 暗記に頼った学習では初見問題に太刀打ちできない
    • 本質的な理解が不足→ 公式や解法を丸暗記するだけで、なぜそうなるのかが分からない

    特に早慶レベルの入試では、基礎を応用する力が重要です。

    ヒロアカでの参考書学習のアプローチ

    当塾においても参考書学習を推奨していますが、
    他の単に参考書のペース管理をしているだけの塾とは違って、
    授業を行い、細かく指導を行うことで、単に暗記をするだけでなく、
    成績を上げていくための基礎学力をつけていきます。

    完成度重視の学習法

    HIRO ACADEMIAでは、以下のような完成度重視の学習を推奨しています:

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="理解度確認"]
    – 授業内で確認テスト実施
    – 全範囲からランダム出題
    [/ti]
    [ti label="STEP2" title="弱点把握"]
    – 間違いの原因分析
    – 理解が不十分な分野の特定
    – つまずきポイントの整理
    [/ti]
    [ti label="STEP3" title="応用演習"]
    – 合宿・集団授業で応用レベル確認
    – 時間を意識した演習
    – 早慶の入試に即したオリジナル実践問題
    [/ti]
    [/ptimeline]

    理論から根本的に理解するのが合格への足がかりとなります。

    理解度に応じた段階的学習

    各段階で以下のポイントを意識しましょう:

    ポイント1:基礎の完全理解

    • 基本問題の徹底演習→ 90%以上の正答率を目指す
    • 解法の言語化→ 人に説明できるレベルまで
    • プロセスの理解→ なぜその解法になるのか

    ポイント2:標準問題への挑戦

    • 基礎知識の応用方法
    • 解法パターンの習得
    • 時間配分の意識

    よくある質問と回答

    Q1: 参考書は何冊あれば十分ですか?

    A1:

    • 1冊の完全理解を優先すべき→ 例:英語なら基本文法書1冊を完璧に
    • 理解度80%以上を目安に次へ進む
    • 科目ごとの目安:
      – 英語:3〜4冊
      – 数学:2〜3冊
      – その他:2〜3冊

    Q2: 参考書を途中で変更しても良いですか?

    A2: 以下の場合は変更を検討しましょう:

    1つ目の場合 明確な理由がある場合

    • 解説が自分に合わない
    • レベルが合っていない
    • 学習効果が実感できない

    2つ目の場合 変更前にすべきこと

    • 現在の参考書での学習状況の分析
    • 変更理由の明確化
    • 新しい参考書の選定基準の確認

    まとめ

    参考書学習やコーチング塾での学習を成功に導くためには、以下の3つのポイントを押さえることが重要です:

    ポイント1・基礎を疎かにしない

    • 基本問題の完全理解を最優先する
    • 応用問題に進む前に、基礎の定着度を確認する
    • 理解度90%以上を目指して取り組む

    ポイント2・個人に合った学習計画を立てる

    • 現在の学力を正確に把握する
    • 無理のないペース設定を心がける
    • 定期的に理解度をチェックする

    ポイント3・完成度にこだわる

    • 「やった」で満足せず、「できる」までやり切る
    • 間違えた問題は必ず理解を深める
    • 応用力を養うための段階的な学習を心がける

    これらの点を意識しながら、焦らず着実に学習を進めていくことで、確実な学力向上につながっていきます。

    一時的な成果ではなく、入試本番で通用する本物の学力を目指しましょう。

【高1必見】GMARCHに現役合格する具体的な勉強時間と計画

2024.11.12

「高1からGMARCHを目指したいけど、どのくらい勉強すればいいんだろう…」 「部活と勉強の両立は可能なのかな…」 「科目別の時間配分はどうすればいい?」 このような悩みを持つ高1生は多いのではないでしょうか。 結論から言うと、高1からGMARCHを目指す場合、平日2-3時間

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  • 「高1からGMARCHを目指したいけど、どのくらい勉強すればいいんだろう…」
    「部活と勉強の両立は可能なのかな…」
    「科目別の時間配分はどうすればいい?」

    このような悩みを持つ高1生は多いのではないでしょうか。

    結論から言うと、高1からGMARCHを目指す場合、平日2-3時間、休日4-5時間の勉強時間が目安となります。ただし、この時間を「どう使うか」が重要です。

    この記事では、以下の内容を徹底的に解説していきます:

    • GMARCHに必要な具体的な勉強時間
    • 科目別の最適な時間配分
    • 成功する3年間の学習計画
    • 部活との両立方法
    • 合格者の具体的な勉強法
    [toc]

    GMARCHに現役合格するために必要な勉強時間

    高1から始めることで、無理のない計画的な学習が可能になります。早めのスタートは、精神的な余裕も生み出します。

    学年別の必要勉強時間

    GMARCHに現役合格した先輩たちの平均勉強時間は以下の通りです:

    • 高1:平日2-3時間、休日4-5時間(月間計70-80時間)
    • 高2:平日3-4時間、休日5-6時間(月間計90-100時間)
    • 高3:平日4-6時間、休日6-8時間(月間計120-150時間)

    高1の段階から自学習を回していくのが重要ですね。

    高1で確保すべき科目別の勉強時間

    科目別の時間配分は、文系・理系で大きく異なります。以下、それぞれの推奨時間配分を解説します。

    あくまで一般的な場合です。中高一貫校で英語が苦手(偏差値60以下)という場合は、かなり苦労しますので、中学校レベルでできない部分がある場合は、高校1年生から中学校の復習を始めたほうが良いです

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/genekisei/chukoikkan-english/"]

    文系志望の場合の時間配分

    科目 1日の目安時間 重点ポイント
    英語 60-90分 文法・長文読解の基礎固め
    国語 40-50分 読解力・古文基礎
    社会 30-40分 基礎知識の蓄積
    文系で英語が苦手な場合は、勉強時間を英語に全振りでも構いません。

    理系志望の場合の時間配分

    科目 1日の目安時間 重点ポイント
    数学 60-90分 基本問題の完全理解
    英語 60分 文法・読解の基礎
    理科 30-40分 物理・化学の基礎
    理系で数学が苦手な場合は、最初は勉強時間を数学に全振りでも構いません。
    ただし、文系と違って理系は英語を放置しがちなので、早い段階で英語をできるようにしていく必要があります。

    高1の具体的な勉強スケジュール例

    Girl
    ここで具体的にどのようにしたら良いのかをスケジュール例を見ていきます。

    部活動がある平日の場合

    [ptimeline]
    [ti label="朝" title="6:30-8:00"]
    6:30 起床
    6:45-7:15 英単語学習
    7:15-8:00 朝食・準備
    [/ti]
    [ti label="日中" title="8:00-18:00"]
    8:00-15:00 学校
    15:00-18:00 部活動
    [/ti]
    [ti label="夜" title="19:00-23:00"]
    19:00-20:00 夕食・休憩
    20:00-22:00 メイン学習
    22:00-22:30 1日の復習
    23:00 就寝
    [/ti]
    [/ptimeline]

    朝の英単語学習は、継続することで大きな差になります。たった30分でも、毎日続けることが重要です。

    休日の場合

    [ptimeline]
    [ti label="午前" title="8:00-12:00"]
    8:00 起床
    9:00-10:30 第1ターム:英語
    10:45-12:00 第2ターム:数学/社会
    [/ti]
    [ti label="午後" title="13:00-17:00"]
    13:00-14:30 第3ターム:弱点科目
    15:00-16:30 第4ターム:予習・復習
    16:30-17:00 まとめ学習
    [/ti]
    [/ptimeline]

    科目別の具体的な対策方法

    英語の対策

    英語は、高1のうちに以下の3つの基礎力を確実に身につけることが重要です:

    1. 文法力

    – 中学英文法の完全理解
    – 高校英文法の基礎固め
    – 文法問題集を最低2周

    文法については、大岩の英文法中学編、通常盤を使っていくのが良いでしょう。

    1. 単語力

    – 1日100個の新出単語
    – 中学単語の復習
    – 音読による定着

    英単語の勉強法について、より詳しく知りたい方はこちらをご覧ください:
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/saisokuenglishreading-tango-jukugo/"]

    1. 読解力
      上記が身に付いたら、英検2級を目処にリーディングの勉強を始めていきましょう。

    数学の対策

    数学の勉強については、
    入門問題精講シリーズから開始することと基本的な計算力が身に付いていないことが多いので、
    合格る計算シリーズをやり込むことをおすすめします。

    本当に数学が苦手・・・何言っているのかわからないという場合は、
    坂田先生の数学シリーズがおすすめです。
    (かなりわかりやすいですが、人によってはレイアウトに苦手意識を持つかもしれません。
    私も最初は苦手でした。)

    合格者の声:成功した勉強法

    GMARCHに現役合格したAさん(文系)の場合:

    • 高1:平日2時間、休日4時間を確保
    • 英語は毎日最低1時間
    • 分からない問題は必ずその日のうちに解決
    • 定期テスト2週間前から対策開始

    まとめ:成功するための3つのポイント

    1. 継続的な学習習慣の確立

    – 平日2-3時間、休日4-5時間の確保
    – 朝学習の習慣化
    – スキマ時間の活用

    1. 基礎力の徹底的な習得

    – 教科書レベルの完全理解
    – 基本問題の反復演習
    – 弱点の早期発見と対策

    1. 計画的な学習の実施

    – 月間目標の設定
    – 定期的な振り返り
    – 柔軟な計画の修正

    高1から計画的に学習を進めることで、無理なく確実にGMARCH合格レベルまで実力を伸ばすことができます。焦らず、着実に基礎力を積み上げていきましょう。

【高2慶應文志望】合格のための対策、どうしたらいいのか?

2024.11.11

ページ目次偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!慶應文学部はチャンスが多い慶應文学部の入試傾向を徹底解説慶應文学部が求める人物像【高2生】慶應文学部科目別対策とは?慶應文学部は対策次第で穴場になる合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣慶應文学部に合格したいのであれば、

  • …続きを読む
  • 偏差値40台/E判定でも慶應文学部は合格できる!

    「英語が苦手」「偏差値が全然足りない…」 そう感じて、慶應文学部を諦めかけていませんか?

    確かに、慶應文学部は狭き門です。

    しかし、決して不可能ではありません!正しい戦略と、それをやり抜く努力があれば、偏差値40台・E判定からでも逆転合格は可能なのです。

    この記事では、長年の指導実績を持つ私たち早慶専門塾HIRO ACADEMIAが、
    慶應文学部の入試傾向を徹底分析し、合格へ導くための具体的な戦略を伝授します。ぜひ最後まで読んで、逆転合格を掴み取ってください!

    [toc]

    慶應文学部はチャンスが多い

    慶應文学部には、
    自己推薦入試という入試が11月にあり、2月の一般入試と2回チャンスがあります。

    自己推薦入試の合格は、成績が足りていてかつ適切な対策が必要になります。
    本気で慶應文学部に行きたい人は、まずはこちらを受けてみるのが良いでしょう。
    詳しくはこちらの記事で!
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/keio-jikosui/"]

    倍率が低くて入りやすそうに見えますが、
    一般入試よりも対策がしづらくほとんど小論文で決まってしまうので、何も対策せずに合格を勝ち取るのは実は難しいです。

    一般入試については、他の慶應大学よりも倍率が低い傾向になるので、
    一見すると合格は簡単に見えますが、
    他の慶應と同じく英語の比重が大きく、英語ができないと合格は難しいです。

    慶應文学部の倍率は過去このように推移しています。

    Keio bungraph.

    年度 実質倍率
    2024年度 3.2倍
    2023年度 3.2倍
    2022年度 3.2倍
    2021年度 3.9倍
    2020年度 4.2倍
    2019年度 4.0倍

    慶應文学部の入試傾向を徹底解説

    慶應文学部は、2025年入試から外部試験利用入試(CSE2500点以上)が導入されます。

    ここでは、2025年度以降の慶應文学部入試の全体像、そして合格を勝ち取るために必要な戦略を解説します。

    募集人数・配点・試験時間

    募集人数 試験科目 配点 試験時間
    580名程度 外国語(英語・ドイツ語・フランス語から選択), 地理歴史(世界史B・日本史Bから選択), 小論文 英語:150点, 地歴:100点, 小論文:100点 (計350点満点) 英語:120分, 地歴:60分, 小論文:90分
    注意

    ※募集人数、配点、試験時間等は年度ごとに変更となる可能性があります。必ず大学公式HPで最新情報を確認してください。

    外部試験利用入試とは?

    2025年から新たに導入される外部試験利用入試では、大学入学共通テストの代わりに英語検定でCSE2500以上のスコアが利用されます。

    詳しくはこちらの記事で記載しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/sk-eiken-pre1/"]

    早稲田の文学部とは違って別枠での入試ではありません。
    何点に換算されるのかは不明ですが、本番で難しいのが出てどのような点数になるのかがわからないよりかは、
    ある程度の点数を確保できるので安心です。

    慶應文学部が求める人物像

    慶應文学部は、単なる知識詰め込み型の勉強ではなく、幅広い教養と高い思考力、そして社会に対する問題意識を持った人材を求めています。

    そのため、入試問題も知識を問う問題だけでなく、思考力・判断力・表現力を試す問題が出題されます。日頃から、様々な分野の本や新聞を読み、社会問題について深く考える習慣を身につけておくことが重要です。

    過去には小論文で理系の文章がでたこともあるので、さまざまな事柄に興味を持って論理的に考えられるようにしてください。

    【高2生】慶應文学部科目別対策とは?

    ここでは、高校2年生が慶應文学部合格のために必要な科目別の対策を、具体的な勉強法や参考書も交えながら解説します。
    ぜひ、このプランを参考に、自分に合った学習計画を立ててみてください。

    英語

    慶應文学部の英語対策として、高校2年生から計画的な学習を進めていくことが重要です。
    そこで、基礎力の確立から実践力の向上まで、段階的な学習プランをご紹介します。

    慶應文学部を目指す高2が鍛えるべき英語の基礎学力とは?

    まず最初に取り組むべきは、基礎力の確立です。具体的には、単語・熟語の強化から始めましょう。
    『システム英単語』や『ターゲット1900』などの基本的な単語帳を用いて、着実に語彙力を養成していきます。
    併せて、『速読英熟語』『解体英熟語』で重要熟語もしっかりと習得します。
    この際、単なる暗記に終わらせず、毎日継続的に学習し、文脈の中での使い方も意識することが大切です。

    構文理解は超重要

    文法の理解ももちろん重要ですが、SVOC、句、節がどのように文章の中で使われているのかを修飾関係を理解して読めるようになることは非常に重要です。
    『肘井の読解のための英文法 必修編』『はじめの英文読解ドリル』の2冊でこの部分はかなり鍛えられるので苦手な人はここから始めていき、
    『英文熟考上・下』に進むのが良いでしょう。

    この構文理解の段階で和訳問題への対策もしてください。構文理解で和訳の基礎を固め、自然な日本語に訳出する練習を重ねていきます。

    長文の読み方も身につける

    慶應文学部の入試では、抽象度の高い文章も出題されるため、様々なジャンルの英文に触れることが大切です。
    また、パラグラフごとの論理展開を意識した読み方を身につけることで、より深い理解が可能になります。

    さらに慶應文学部の英語の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/english"]

    世界史

    慶應文学部に合格するためには、世界史の体系的な学習が不可欠です。
    高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から応用まで段階的に説明していきます。

    まず最も重要なのは、基礎知識の確立です。『山川詳説世界史』などの標準的な教科書を活用し、先史時代から現代までの通史をしっかりと学習していきましょう。特に重要な出来事や時代の流れを理解することが、その後の応用的な学習の土台となります。併せて、『世界史用語集』を活用して、重要な用語や人物名、地名も着実に覚えていく必要があります。慶應文学部の入試では漢字での記述が求められることが多いため、漢字の練習も怠らないようにしましょう。

    苦手な子は教科書を読んでもできるようにならないので、まずは『一度読んだら絶対に忘れない世界史』をやってください。

    慶應文学部の世界史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/worldh"]

    日本史

    慶應文学部の日本史入試では、幅広い知識と深い理解力が求められます。高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から応用まで段階的に説明していきます。

    まず最も重要なのは、基礎知識の確立です。教科書を何度も読み返し、基本的な歴史の流れをしっかりと理解することから始めましょう。特に重要な出来事や時代の変遷を正確に把握することが、その後の応用的な学習の基盤となります。また、教科書に出てくる用語や人物名については、『山川用語集』なども活用しながら、理解を深めていくことが大切です。併せて、『日本史用語集』を使って、重要な用語や人物名、地名も着実に覚えていきましょう。慶應文学部の入試では漢字での記述が求められることが多いため、漢字の練習も欠かせません。

    苦手な子は教科書を読んでもできるようにならないので、まずは『金谷のなぜと流れがわかる』シリーズをやってください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/nihonshi/kanayanihon/"]

    さらに、慶應文学部の日本史では、80字から120字程度の記述問題が多く出題されるため、論述問題を解く練習を重ねていく必要があります。
    この際、適切な語句を用いて論理的に説明する力を養うことが大切です。

    慶應文学部の日本史の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/taisaku/keio/bun/japaneseh"]

    小論文

    慶應文学部の小論文試験では、高度な読解力と論理的な文章力が求められます。
    高校2年生から始める具体的な勉強法と対策について、基礎から実践までの段階的なアプローチを説明していきます。

    まず最も重要なのは、読解力の向上が不可欠です。
    高校生向けの新書や、評論文を日常的に読む習慣をつけることから始めましょう。
    その際、単に内容を理解するだけでなく、論理的な構成や筆者の主張を意識して読むことが重要です。
    また、難解な語句やテーマに関する知識を増やすために、関連する書籍や記事も幅広く読むことを心がけましょう。

    注意!
    現代文が得意な人は、高校2年生の段階で特段する必要はありません。現代文に苦手意識がある人は、『現代文読解の基礎ドリル』といった基本的な教材から始めると良いでしょう。

    小論文の学習は他の教科の学習にも良い影響を与えます。論理的思考力や表現力は、英語や国語の記述問題にも活かすことができますし、社会科の論述問題にも応用が可能です。このように、小論文対策を通じて培った力は、入試全般での成功につながる重要なスキルとなるでしょう。

    慶應文学部の小論文の対策についてはこちらにより詳しく記載しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/bungaku/kbun-shouron/"]

    慶應文学部は対策次第で穴場になる

    慶應文学部は慶應大学部の中でも記述が多い学部で、倍率はそこまで高くはありません。

    そのため、英語の出来によって大きく合格を左右します。

    慶應文学部の英語はかなりクセが強く、
    慶應文学部に合わせて対策をしない限り合格水準の答案に達することができません。穴場ではありますが、合格するためにはポイントに合わせた対策が必要です。

    合格者の声:偏差値40台/E判定から慶應文学部に合格した秘訣

    ここでは、実際に早慶専門塾HIRO ACADEMIAの指導を受けて、見事、偏差値40台/E判定から慶應文学部に逆転合格を果たした先輩の体験談をご紹介します。

    私は高校2年生の夏までは部活に打ち込んでいて、本格的に受験勉強を始めたのは2年生の冬からでした。当初の偏差値は40台後半で、慶應文学部はE判定…。正直、合格できるか不安でした。

    しかし、ヒロアカに入塾してからは、先生方が私の現状を的確に分析し、克服すべき課題を明確にしてくれました。
    特に英語は、長文読解が苦手でしたが、先生と一緒に文章の構造を丁寧に分析していくことで、読解スピードが格段に上がりました。

    また、小論文は、論理的な文章構成や表現方法を徹底的に指導していただき、自信を持って自分の意見を表現できるようになりました。先生方の熱心な指導のおかげで、最後まで諦めずに努力することができ、第一志望の慶應文学部に合格することができました!(2023年度合格: H さん)

    慶應文学部に合格したいのであれば、自主応募推薦も考える

    慶應文学部にどうしても合格したいのであれば、
    1年生の頃から頑張って自主応募推薦にも備えましょう。

    ヒロアカでは2024年慶應文学部受験者が全員合格することができました。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/news/2024keio-bunall/"]

    専門塾だから、特殊な対策をするのではなく、

    基礎学力を徹底的に叩き直すのが当塾です。

    自主推薦と一般入試の両方対策ができるのはヒロアカだけ!

    今回合格した生徒は、
    一般入試でも合格水準に達していた生徒たちでした。

    自主推薦に合格して、早く決まるのはもちろん良いのですが、

    そこだけにかけてしまった場合、落ちた場合の保険がないと恐ろしいです。

    慶應文学部で落ちた場合に、
    どのように一般入試に対応したら良いのかをお伝えしていきます。

    ヒロアカでは、両者を見ながら対策をしていきます。

    あなたに最適な学習プラン:無料相談で合格への最短ルートを見つけよう!

    早慶専門塾HIRO ACADEMIAでは、慶應文学部合格のために必要な知識・思考力・表現力を効果的に身につけるための、独自のカリキュラムと、熱意溢れる講師陣による指導を提供しています。

    「今の自分には何が足りないのか」「どのように勉強すればいいのか」そんな悩みを抱えている方は、ぜひ一度、無料相談にお越しください。あなたの現状や目標を伺いながら、最適な学習プランをご提案させていただきます。

    資料請求・お問い合わせはこちらから

    慶應義塾大学文学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

『ERA 大学入試頻出の最新トピックで覚える英単語』レベル・使い方・効果的な学習法

2024.10.31

異常気象、戦争、パンデミック、生成AI、宇宙開発…私たちは激動の時代を生きています。 これからの時代を切り拓いていく読者の皆さんに向けて、『ERA英単語』の魅力を余すことなくお伝えします。 この記事では、令和時代の新しい英単語集『ERA英単語』について、その特徴やレベル、効果的な使い方か

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  • 異常気象、戦争、パンデミック、生成AI、宇宙開発…私たちは激動の時代を生きています。

    これからの時代を切り拓いていく読者の皆さんに向けて、『ERA英単語』の魅力を余すことなくお伝えします。

    この記事では、令和時代の新しい英単語集『ERA英単語』について、その特徴やレベル、効果的な使い方から、実際の演習方法まで、徹底的に解説していきます。

    昨今の大学受験の長文は複雑な世の中を反映しているため、あらかじめテーマが頭に入ってないと理解するのが難しい文章も多いです。

    [toc]

    『ERA英単語』の概要

    『ERA英単語』は、大学入試で頻出の約30の最新トピックを扱った、長文で語彙を学ぶ新時代の単語集です。

    最大の特徴は、その「現代性」にあります。ChatGPTやメタバース、気候変動など、まさに今、世界で起きている出来事や議論を題材として取り上げ、それらを英語で理解し、表現する力を養うことができます。

    例えば、従来の参考書では扱われていなかった「垂直農法」(vertical farming)のような最新のテーマも収録し、この2、3年で入試に取り上げられているまたはこれから扱われそうな注目のトピックを扱っています。

    『ERA英単語』の特徴とは

    1. 充実した背景知識の解説

     

    各トピックの冒頭では、その分野の重要なキーワードや概念が日本語で詳しく解説されています。

    例えば、テクノロジー分野では:

    • 生成AI:ディープラーニング技術を使って新しいコンテンツを生成する仕組み
    • 生体認証技術:指紋や虹彩パターンによる個人認証システム
    • ブロックチェーン:分散型デジタル台帳技術の仕組みと応用
    • メタバース:仮想共有空間の概念と可能性

    生成AIの仕組みについては、過去に早稲田大学の英語長文でも出題されているので、文系理系に関係なく頭に入れておいた方が良いです。

    2. 長文で理解

    各トピックには、約250-300語程度の英文が用意されています。

    例えば、ChatGPTに関する英文では、

    • 医学部の試験に合格するほどの能力
    • 従来のAIとの違い
    • 職場での効率性向上
    • 人間の仕事への影響

    といった、まさに今、議論されているポイントについて学ぶことができます。

    3. 工夫した語彙学習

    単語の学習方法には以下のような工夫があります:

    • 重要語句のピンクのハイライト表示
    • 文脈での使用例の提示
    • 関連する語句や派生語のまとめ
    • 語源や背景知識の補足説明

    『ERA英単語』の目次と構成

    本書は9つのChapterで構成され、各章は現代社会の重要な側面をカバーしています:

    Chapter 1: 環境

    • 人新世(Anthropocene)の概念
    • 水資源問題と解決策
    • 再生可能エネルギーの現状と課題
    • 海洋プラスチック問題

    Chapter 2: 宇宙

    • 最新の宇宙探査ミッション
    • 民間宇宙開発の展望
    • 宇宙旅行の商業化
    • 火星探査計画

    Chapter 3: テクノロジー

    • 生成AI(ChatGPT等)の進化
    • バーチャルリアリティの応用
    • 生体認証技術の発展
    • 都市型農業の革新

    Chapter 4: 医療

    • デジタルヘルスケアの普及
    • 認知症研究の最前線
    • 遠隔医療の可能性
    • パンデミック対策

    Chapter 5: 国際

    • 資源格差
    • 南北問題の現状
    • 天然資源の偏在と国際紛争
    • サプライチェーンの脆弱性
    • 資源ナショナリズムの台頭

    • サードカルチャーキッズ

    • グローバル化と文化的アイデンティティ
    • 多文化環境での教育課題
    • 異文化適応能力の重要性
    • 国際学校教育の役割

    • 国境なき医師団

    • 人道支援活動の現状
    • 医療アクセスの格差
    • パンデミック時の国際協力
    • 紛争地域での医療支援

    国際分野では、グローバル化に伴う様々な課題と解決への取り組みを学べます。早慶の入試でも頻出のテーマです。

    Chapter 6: ビジネス

    • ベーシックインカム
    • 社会保障制度の未来
    • 実験的取り組みの事例
    • 経済的影響の分析
    • 導入に向けた課題

    • シェアリングエコノミー

    • プラットフォームビジネスの台頭
    • 所有から利用へのシフト
    • 新しい働き方の可能性
    • 規制と法整備の課題

    • デジタルノマド

    • リモートワークの普及
    • 場所に縛られない働き方
    • 必要なスキルとマインドセット
    • グローバルな人材移動

    ビジネス分野では、働き方改革や新しい経済システムなど、社会構造の変化に関わるテーマを扱っています。

    Chapter 7: 社会

    • キャッシュレス社会
    • デジタル決済の進展
    • フィンテックの発展
    • プライバシーとセキュリティ
    • デジタルデバイドの課題

    • メディアと社会の分析

    • フェイクニュースの問題
    • SNSの社会的影響
    • メディアリテラシーの重要性
    • 情報格差と民主主義

    • インクルーシブデザイン

    • ユニバーサルデザインの進化
    • 多様性への配慮
    • 高齢化社会への対応
    • テクノロジーの活用

    社会分野の特徴:

    • 現代社会の課題を多角的に分析
    • 技術革新と社会変革の関係性を考察
    • 具体的な解決策の提示
    • 国際比較の視点を含む

    Chapter 8: 生活

    • オーバーツーリズム
    • 観光公害の実態
    • 持続可能な観光
    • 地域社会への影響
    • 新しい観光のあり方

    • 培養肉

    • 食の未来
    • 環境負荷の低減
    • 倫理的な食料生産
    • 技術革新と食文化

    • フェアトレード

    • 倫理的消費の広がり
    • サプライチェーンの透明性
    • 発展途上国支援
    • 消費者意識の変化

    生活分野では、私たちの日常に直結する課題を扱い、個人レベルでできるアクションについても考えられます。

    Chapter 9: 教育

    • メディアリテラシー
    • 情報化社会での必須スキル
    • クリティカルシンキング
    • デジタルシティズンシップ
    • 教育現場での実践

    • オンライン教育

    • 遠隔学習の可能性
    • デジタルツールの活用
    • 教育格差への影響
    • ハイブリッド学習の未来

    • スマホ依存

    • デジタルウェルビーイング
    • 心身への影響
    • 適切な使用ガイドライン
    • 予防と対策

    教育分野では、デジタル時代における学びの変容と課題について、具体的な事例とともに学ぶことができます。

    各章の特徴的な単語例

    分野 重要単語例 使用文脈
    国際 disparity, humanitarian, cultural identity 資源格差、人道支援、文化的アイデンティティの文脈で
    ビジネス universal basic income, gig economy, digital nomad 新しい経済システムや働き方の文脈で
    社会 cashless, media literacy, inclusive デジタル社会、多様性の文脈で
    生活 overtourism, cultured meat, fair trade 持続可能な社会、倫理的消費の文脈で
    教育 digital literacy, hybrid learning, well-being 現代の教育課題の文脈で

    これらの章を通じて、現代社会の重要課題を多角的に学び、同時に実践的な英語力を養うことができます。
    各章は独立していますが、相互に関連するテーマも多く、総合的な理解を深めることができます。

    『ERA英単語』の特徴的なページについて

    実際の紙面を見てみましょう。

    例えば、テクノロジー分野の見開きページでは:

    左ページ:
    – キーワード「テクノロジー」
    – 生成AI、生体認証技術、自動運転車などの解説
    – 各技術の最新動向と課題右ページ:
    – 3Dプリンター技術の解説
    – バーチャルリアリティの仕組み
    – メタバースの概念説明
    – 原子と分子の図解付き解説

    『ERA英単語』のレベル

    本書の難易度は以下のように分析できます:

    項目 レベル 備考
    語彙レベル 英検2級〜準1級 基本単語から時事的な専門用語まで幅広く収録
    長文難易度 センター試験〜GMARCH上位 文構造は比較的平易だが、内容は高度
    背景知識 大学受験〜一般教養 現代社会の重要テーマを網羅
    最適な使用時期 高3後半〜 基礎単語力がある程度ついてから

    同じような長文を理解するための教材として、ロゴフィリアもあります。こちらもおすすめです。
    ロゴフィリアの方が単語レベルも難しいです。早慶を目指す学生はこちらもやっておきたいです。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/sankosyo/eigo/logophilia/"]

    「ERA英単語」の効果的な使い方

    1. 基本的な学習ステップ

    [ptimeline]
    [ti label="STEP1" title="背景知識の確認"]日本語解説を丁寧に読み、トピックの概要を理解します。図表やイラストも活用しましょう。[/ti]
    [ti label="STEP2" title="英文の通読"]まずは辞書を使わず、大意をつかむ読み方を心がけます。キーワードとなる単語に注目しましょう。[/ti]
    [ti label="STEP3" title="詳細な読解"]ピンクでハイライトされた重要単語の意味と使い方を確認。文構造も意識して読み解きます。[/ti]
    [ti label="STEP4" title="和訳との照合"]自分の理解と和訳を比較し、誤読や理解の抜けがないかチェックします。[/ti]
    [ti label="STEP5" title="音声演習"]付属の音声を活用し、発音とイントネーションを確認。シャドーイングも効果的です。[/ti]
    [/ptimeline]

    2. 発展的な活用法

    • 小論文対策への応用
      – 学んだトピックを論述の題材として活用
      – 英文の論理展開を参考に自分の意見を組み立て
    • 時事問題対策
      – 関連するニュースを英語で読む習慣づけ
      – 学んだ語彙を使って記事要約に挑戦
    • 英作文への活用
      – キーフレーズを使った自己表現練習
      – テーマに関する意見文作成

    よくある質問と回答

    Q1: システム英単語と並行して使うべきですか?
    A1: はい。システム英単語で基礎的な語彙を固めながら、ERAで時事的な語彙と長文読解力を養うのが効果的です。Q2: 1日どれくらいの学習時間が必要ですか?
    A2: 1トピックにつき約30-40分。通学時の音声学習も含めれば、1日1時間程度の学習時間が理想的です。Q3: 英検対策にも使えますか?
    A3: 準1級以上の二次試験対策として特に有効です。時事問題の背景知識と語彙力が同時に身につきます。

    「ERA英単語」のまとめ

    ERAの特長を最大限活かすためのポイントをまとめます:

    • 現代社会の重要トピックを英語で学べる
    • 背景知識と語彙力を同時に強化できる
    • 音声教材で実践的な英語力も養成
    • 小論文や英作文にも応用可能
    • GMARCH以上の大学受験に最適
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