早慶合格のための基礎からの日本史勉強法
早慶、GMARCH、関関同立を目指している受験生が当塾でどのように最速で日本史を学んでいるのか、その勉強方法をお伝えします。
勉強はただやみくもに時間ばかりかけても成績は上がりません!
当塾で指導している最速で効率的に日本史の成績をあげる勉強方法の一部をお伝えいたします。
*非常に長くなってしまっているので、インプット編とアウトプット編とスケジュール編に分けてお伝えしています。
ページ目次
- 【何からはじめたらいい?という人向け】
【まず始めることをお伝えします】 - 早慶に合格するための戦略とは?
1,2年生から合格するための戦略を立てるには? - 【高1】早慶現役合格の勉強法を徹底解説
志望校に合格するためにやるべきこと紹介 - 【高2】現役で早慶GMARCHに合格
必要な勉強法(勉強時間、参考書)を紹介 - 【高2】早慶絶対合格!!のためにすること
勉強時間、スケジュール、参考書、勉強法の紹介
【日本史の勉強】の前に:暗記の大前提
暗記を効率的に覚える上でのルールをお伝えします。
- ルール1:大分類→小分類
- ルール2:論理的つながりを意識
- ルール3:つながりを自分で作る
【日本史の勉強】全体像
日本史全体の流れを考えると大きく分けると下記二つの部分になります。
- 流れを掴む
- 詳細理解
“流れをつかむ”とは
”流れをつかむ”とは、どのようなことかというと、
大きな部分でいうと、「時代の変遷」と、「権力者の変遷」を覚えることです。
時代の変遷
大分類である「○○時代」を覚えた上で、その上で「○○時代」=○○世紀という感じで覚えるようにしていきましょう。
そのような時代の変遷を頭に入れたら、○○世紀をさらに細分化して、○○世紀前半、後半と分けて、最終的にできごとの西暦を覚えていくことです。
時代の流れをつかむとは、○○世紀に何が起こったかを理解することです。最終的に年号を覚えられないと、流れは永久にわかりません。
権力者の変遷
続いて必要になるのが、権力者の変遷になります。
権力者についも勉強の最初の段階は、
「天皇の時代」なのか、「武士の支配」の時代なのかというざっくりとした理解で構いません。
徐々に細かい名前を覚えるようにしていきましょう。
いきなり、全部を完璧に覚えるのではなくまずはざっくりと○○氏くらいの理解で良いです。
つまり、歴史の流れを掴むとは、、
江戸時代は徳川の治世でそのあとの明治は天皇が権力を持ったというくらいのざっくりでよいです。
徐々に解像度を上げていくようにしてください。
【超重要】因果関係を理解する
最初から出来事や人の名前を一問一答のように覚えるのはNG。時代の流れ、因果関係が掴めたら使うのはOK
時代の大分類と権力者がある程度頭に入れつつ、
そこで起こる事件の関係性のつながり(=因果関係)を理解していきましょう。
「誰がいつ、なにをした」→その結果何がおこったのか?を理解していきましょう。
どんな教材を使うのがおすすめか
ここまでお話しした流れをつかむ教材でおすすめの教材として、下記が良いでしょう。
- 金谷のなぜと流れがわかる本
- 一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
この2冊のどちらかを使えば良いです。
金谷先生の方が3冊になっていますが、文字数はそこまで多くはないです。わかりやすく時代の流れを掴むことができます。
ムンディ先生の一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書は1冊でまとまっていて図解が多くわかりやすいですが、
大人向けなので読解力は必要です。
実際に本屋で手に取ってみて読みやすい方を使ってみてください。
金谷のなぜと流れの詳しい使い方についてはこちらの記事で説明しています。
【日本史苦手・・】漫画で直感的に理解する
日本史が嫌いでしょうがない学生に対して当塾では、日本史マンガを読むことをおすすめしています。
日本史が嫌いな人、またはよくわからない人というのは、日本史=単語、人物の羅列をムリに覚えるだけ。。と考えてしまっていて、なかなか覚えることに積極的になれないからです。
日本史が嫌い!という状態では成績を上げることはできません。まずは流れをつかもう
そのためには、
- 文字の羅列を覚えるだけではなく歴史の出来事がなぜ発生しているのか?
- どうしてこの出来事が他の出来事にも波及していくのか?
ということがイメージできる必要になる必要があるのです。
現在の国家で考えてみて、アメリカがいきなり他国に理由もなく攻め込むということが無いのと同様に、歴史の中でも何か出来事が発生している際には必ず理由が存在します。
その理由を直感的に具体化してイメージするためにまずはマンガで歴史を確認していきましょう。
マンガを繰り返し読む&用語確認
マンガを繰り返し読んで歴史的事実の具体的イメージをつかんでいきましょう。
マンガを読む利点は、時間をかけずに何度も何度も読むことができて、流れを何度もつかむことができる点です。
この利点を活かして、時間を見つけて何度も読んでイメージを頭に焼き付けてください。
日本の歴史シリーズがわかりやすいので何をしたら良いのかわからない・・と言う人はひとまずこちらのシリーズを読んでみると良いでしょう。
詳細部分を理解する
続いて、日本史こちらの表の右側となる詳細の理解をしていきましょう。
日本史の詳細部分は、
政治史→経済史の順番で理解をして、最後に文化史
を行っていきましょう。
得意な人は、政治経済と並行して理解をした方がわかりやすいのでそちらの方が良いです。
詳細を理解する際に、当塾でおすすめしているのは『石川晶康の日本史B授業の実況中継』です。
基礎から早慶、旧帝大レベルまでマスターすることができます。
どのように覚えていくのか?
当然、「用語」を覚えましょう。
しかし、それだけではいけません。意味を覚えていかなければ得点にはなりません!
「いつごろの人か」「どこ出身か」「親(子)は有名人ではないか?」「何をした人か」などです。
ひとつひとつの用語を正確に覚えていくことがまずやらなければならないことです。
これも、『石川晶康の日本史B授業の実況中継』を繰り返していく中でやっていけばよいことでしょう。
【忘れがち・・】資料問題対策
難関大学で必須の資料問題ですが、対策を忘れがちです。
最初の勉強段階は、石川実況中継に記載の資料を覚えていきましょう。
そこに掲載されている資料問題をある程度理解できたら、金谷先生の一問一答で覚えていきましょう。
【重要】資料集を見てビジュアルで理解する
歴史の理解をするときに大切なことは資料集を見ることです。
学校で使っている資料集で構いませんので、横に置いてそれをみながら学習を進めましょう。
地図や様々な写真があります。文化史等では写真が頻出問題です。
これを改めて全て学ぶのではなく、初めから意識しておきましょう。
のちのちとても効果を発揮します。
また、資料集には年表も豊富に出ていますし、家系図等もたくさんあります。常に人間関係を意識し、いつ頃のことなのか、この出来事の頃他にどのような出来事があって、誰が生きている時代なのかということを意識しながらすすめてみてください。
なにしろ、日本史の知識を確実に身に着ける方法は繰り返すことです。1回ですべてやろうとするのではなく、2回・3回と繰り返すこと。
これを意識してください。
原因と結果も考えながらその関係を覚える!
「なぜこうなったのか」「その結果どうなったのか」など因果関係も大切です。
『石川晶康の日本史B授業の実況中継』にはこのような部分も記述されています。(他の参考書でも多かれ少なかれ記述はあります。)
そのような部分を覚え、自分で説明できるようにしてください。
ここまでくれば「歴史を理解した」といえるでしょう。
よくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
【No1質問】教科書を使うのは効率的?
結論から言うと自学で使用するのは、おすすめしません!
自学でこれを進めようとすると、教科書・参考書を読むということが中心になると思います。
教科書については、山川出版の『詳説日本史』や実教出版の『日本史B』などが有名でしょうか。
これらの長所は、必ず高校日本史の範囲が網羅されているということです。
よく、入試問題の講評で「教科書レベルを超える難問」「高校範囲を超える難問」という表現がありますが、これをみても教科書が基準になっていることがわかります。
ただし、
短所は教科書は的確に短い文で記述してあるために、背景などまで記述されていません。
よく「行間を読む」といいますが、それができなければ教科書で歴史を理解することはできません。
これを一人で行うことは非常に困難でしょう。だから、教科書は単体で使うものでなく授業を受けるのです。
ある程度、頭に入った段階で論述が大学に出題される人はその言葉探しで使用するのは、おすすめです。間違っても、日本史が苦手な人が読んではいけません。
質問2
なかなか用語が覚えられません。1回覚えたつもりでもすぐに忘れてしまいます。
何度も書いていますが、繰り返しやることです。一度に完璧にしようとすると結局短期間の記憶になってしまいます。学校の定期考査ならばこれでいいですが、受験勉強はそうではありません。例えば、ある参考書をやる時に、夜寝る前にやったら朝起きた後10分でいいのでもう一度読んでみてください。この時は読むだけで大丈夫です。それでも、読まないのと比べて記憶に大きな違いが出てきます。例えば、ある参考書をやる時に、初日は「第1回」をやる、二日目は「第1回と第2回」、三日目は「第1回と第2回と第3回」、四日目は「第2回と第3回と第4回」というように勧めてみてください。同じところを3回やることになりますね。同じところをやるわけですからそこまで負担は大きくありません。そして、思った以上に記憶に残るようになります。どのような参考書・問題集でも1回でできるようになると思わないこと、すぐに忘れてしまうことは人間普通のことなんだと思って勉強を進めることが大切です。
質問3
この参考書をやり始めたのですが、やっぱりあっちの参考書の方が良さそうです。新しく出たもので評判がとてもいいのですが、変えたほうがいいですか?
どちらの参考書があなたにより合うかはわかりません。そういう意味では試してみるのもいいかもしれません。しかし、新しい参考書にしても、やっぱり違うのがいいのでは?となってしまいませんか?まずは、一つの参考書をやってみましょう。それも2回、3回とやってみてください。途中でやめてしまうことのないようにしましょう。
質問4
参考書と問題集・史料集・過去問だけで大丈夫ですか?
基本的には十分です。これだけの量を身につけるというのはとても大変なことです。じっくり時間をかけてこれだけのことをやってみてください。ただし、入試直前まで1点でも多くとる努力を続けることは忘れないでください。皆さんのライバルたちも必死に頑張っています。そのことを忘れずにがんばりましょう。もし「ヒストリア」を十分すぎるほど理解できたという場合、他の問題集をやってみるのも良いでしょう。もちろん、当塾では各塾生の様子を見てその時期お勧めの勉強方法・参考書・問題集を紹介し、合格へのルートを進んでいけるようサポートいたします。
続きのシリーズはこちらから
このあとはアウトプット編とスケジュール編でわかれています。
続きはこちらから確認ができます。
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