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立教文学部の完全対策と入試傾向 立教文逆転合格に詳しい塾が徹底解説

2024.03.17

ページ目次立教大学文学部入試傾向と対策立教文学部に合格するには?立教文学部の入試傾向立教文学部は穴場の学部ですか?立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠立教文学部の科目別対策立教文学部に独学で合格することは可能か立教文学部を受験する生徒からよくある質問立教

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  • 立教大学文学部入試傾向と対策

    本記事では立教大学文学部に合格するために、
    立教大学文学部の合格に詳しいヒロアカが徹底解説していきます。

    [toc]

    偏差値30台から立教文学部に合格!

    難関大学合格専門塾のヒロアカが入試傾向を徹底解説!

    立教大学の各学部や学科では、入試で問われる内容が大きく異なる傾向にあります。
    そのため、立教文学部に合格するためには、それぞれの科目でどのような問題が出されやすいのかを詳しく調べ上げ、
    特有の対策を練ることが不可欠となります。
    従って、立教大学文学部への合格を目指す場合、科目ごとの出題傾向をしっかり分析し、その上で適切な受験準備をすることが重要です。
    立教大学文学部に圧倒的な力で合格するためには、社会科学部専用の試験対策、つまり合格への道筋が存在します。

    この記事では、立教大学文学部に臨むためのいくつかの重要な対策ポイントをお伝えします。
    ぜひとも、難関大学合格専門塾ヒロアカのこの情報をお役立てください。

    立教文学部に合格するには?

    立教大学文学部に合格するためには、適切な準備効果的な学習方法が必要です。

    その過程で、入試の形式や選択可能な科目、
    合格に必要な最低得点や基準、倍率、さらには過去の入試の特徴や対策など、理解しておくべき多くの情報が存在します。

    立教文学部で偏差値30台から合格するためには、
    どのような内容をどのような方法で学ぶべきかを具体的にイメージしながら計画を立てていくことが大切です。

    立教文学部に合格するためには万全の対策と計画立てが必要不可欠です。

    立教大学文学部への合格には、戦略的な学習計画と効率の良い勉強法が極めて重要です。

    立教文学部の入試傾向

    • 募集人数と倍率
    • 他学部の偏差値
    • 合格最低点
    • 英語の重要性

    立教文学部の募集人数と倍率

    個別入試

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.6 22 25
    英米文学専修 3.5 3.8 100 142
    ドイツ文学専修 3.3 2.4 54 43
    フランス文学専修 4.3 2.5 38 47
    日本文学専修 3.6 3.4 84 80
    文芸・思想専修 4.0 5.9 67 64
    史学科 3.3 4.0 125 114
    教育学科 3.6 3.9 84 104

    一般入試

    複数日程がある日程の平均となっています。

    学科 倍率2023 倍率2022 合格者数2023 合格者数2022
    キリスト教学科 2.3 5.9 42 43
    英米文学専修 3.5 3.9 303 310
    ドイツ文学専修 3.6 2.8 104 117
    フランス文学専修 4.4 2.9 105 131
    日本文学専修 3.9 3.4 175 206
    文芸・思想専修 4.2 6.2 167 148
    史学科 3.5 4.5 246 258
    教育学科 4.4 4.2 182 219

    立教の他学部の偏差値と比較

    学部名 偏差値
    異文化コミュニケーション学部 65.0
    経営学部 62.5~65.0
    社会学部 62.5
    法学部 62.5
    現代心理学部 60.0~62.5
    文学部 57.5~62.5
    経済学部 60.0
    コミュニティ福祉学部 57.5
    観光学部 57.5
    理学部 55.0~57.5
    スポーツウエルネス学部 55.0

    万全の対策をしない限りは合格することはできません。

    キャンパス別の学部紹介

    池袋キャンパス
    • 文学部
    • 異文化コミュニケーション学部
    • 経済学部
    • 経営学部
    • 理学部
    • 社会学部
    • 法学部
    新座キャンパス
    • 観光学部
    • コミュニティ福祉学部
    • 現代心理学部
    新座キャンパスと池袋キャンパスだと新座キャンパスの方が倍率が低くなる傾向があります。

    立教文学部の合格最低点

    大学から公式での発表はされていません。
    英語は外部試験を利用していたり、非常にわかりづらくなっています。

    英検でCSEスコア2300程度は必要です。

    英検の学部ごとの立教大学の点数についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kouryaku/"]

    立教文学部の合格への第一歩は英検準1級の合格

    立教大学文学部に合格するためには、英語が重要になってきます。

    立教大学志望で英検準1級に合格していないと合格は非常に難しいです

    英検準1級対策についてはこちらの記事で説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/kentei/eigokentei/grade-pre1/eiken-pre1-saisokustudy-planning/"]

    立教文学部は穴場の学部ですか?

    結論から言うと、穴場でも受かりやすい学部でもありません。

    合格するためにはかなりの努力が必要な学部で、
    どの科目でも苦手な科目があった場合は立教大学文学部の合格がかなり難しくなります。

    英検準1がとれたのであれば、国語が合格の鍵を握っています

    立教文学部に合格したいなら早稲田を目指せ

    立教大学の文学部への合格を目標にしたいのであれば、早稲田大学を第一志望としたほうが受験戦略としては良いです。

    早稲田大学レベルの問題まで対応しておくことで立教大学の合格に余裕を持って臨むことができます。

    逆に立教大学にギリギリ受かる程度の学力しかないと、もし入試形式に変更などがあった場合に対応するのが難しくなってしまいます。

    早稲田を目指して立教に圧勝する!

    これまでの指導経験から立教大学を目指して立教大学に合格するのは、確実性が高いとは言えません。

    どうしても立教大学に合格したいのであれば、

    早稲田レベルの難しい問題まで対応できるようにしておくのが良いでしょう。

    早稲田に合格できる学力があれば、立教大学にも容易に合格できますね

    難関大学に合格するためには戦略が必要不可欠

    上述のように、入試では受験までの戦略がものを言います。

    行き当たりばったりで受験先を決めて、勉強をしていても難関大学に合格することはできません!

    当塾では志望大学に合わせて、どのように合格したら良いのか、指導をしていきます。
    お気軽にご相談ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/counceling/"]

    立教文学部の科目別対策

    立教大学文学部の科目別の対策を見ていきましょう。

    英語 入試傾向と対策

    立教大学の英語は一般試験であれば、英検などの外部試験が基本となっています。

    個別入試については下記ブログ記事にて詳しく説明しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/rk-bun-en/"]

    国語 入試傾向と対策

    現代文の解法ですが、文学的文章と論説文それぞれの解法、および共通の解法を理解し、定着させることが必要です。
    説明記述では、最重要な要素を的確に把握し、必要度の優先順位を特定できるように練習を重ねましょう。

    古文対策としては、重要古文単語および文法を徹底的に習得することが不可欠です。
    特に助動詞、助詞の意味・用法・接続は完全に定着させる必要があります。

    また、敬語の習得も欠かせません。文学史を含めた古典常識や和歌修辞法も確認しておきましょう。

    具体的な対策についてはこちらの記事で説明をしています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikkyo-kokugo/"]

    日本史入試傾向と対策

    立教大学の日本史入試では、様々なテーマ史問題が出題されるのが特徴です。
    政治史、外交史、経済史、文化史といった幅広い分野から、音楽史、疫病の歴史、資源の歴史など独特なテーマまで、多岐にわたる問題が出題されます。また、史料問題も頻出しており、空所補充問題や読み取り問題が主な形式となっています。
    さらに、マーク式と記述式の併用型式を採用しているため、漢字の正確な使用が求められる記述問題や、歴史の流れや相互関係を自分の言葉で説明する論述問題にも対応する必要があります。

    世界史入試傾向と対策

    全学部入試では、正誤問題が頻出しており、年代、人物、出来事の正確な暗記が求められます。
    また、地図や図表を使った問題も出題されるため、文章だけでなく、地図や図表と関連付けて理解することが重要です。参考書や教科書の脚注やコラムにも注目しながら学習を進めましょう。
    全学部入試の設問数は大問2題構成で40問程度と、他の上位大学と比べて少ないため、1問1問への集中力が求められます。
    さらに、年代問題には直接的な年代問題だけでなく、年代を類推する問題や配列法による問題など、様々な形式で年代の知識が問われるので注意が必要です。

    一方、文学部入試の傾向については、問題の形式や難易度が全学部入試とは異なるため、過去問や入試情報を確認し、文学部独自の傾向を把握することが大切です。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/rikkyo/rikyobun/sekaishi/"]

    政治経済入試傾向と対策

    立教大学で政治経済を受ける場合は使える日程が限られてくるので要注意です。
    どうしても立教大学に合格したい場合は、政治経済は選択しない方が良いです。

    立教大学の政治経済入試では、時事問題や法律に関する問題が頻出しています。
    このような傾向を踏まえ、効果的な対策を立てることが重要です。

    法律に関する問題に対応するためには、法律の制定年と一緒に覚えることが有効です。法律の制定年を直接選ぶ問題や、並び替え問題、年号をもとに法律名を選ぶ問題など、制定年を覚えていないと解けない問題が多数出題されるためです。また、政治経済の内容は常に更新されるため、最新の参考書や教科書を使用することにも注意が必要です。

    高得点を取るための具体的な勉強法としては、まず講義系の参考書で全体像を把握することが重要です。
    政治経済は日本史や世界史と比べて暗記量が少ないため、いきなり一単元ずつ暗記するのではなく、読み物を読むイメージで全体像を把握していくことが効果的です。

    次に、語句の意味まで理解することが求められます。
    政治経済では、単純に語句を答える問題は多くないため、語句を使いこなせるように理解を深める必要があります。一問一答の逆バージョンとして、語句を見て解説を説明できるか練習することがおすすめです。

    最後に、問題集や過去問を解く中で出会った新たな知識を、インプットの教材に書き込んでいくことで、情報を1つにまとめることが大切です。
    自分だけの参考書を作ることで、復習しやすくなり、わからないことに出会っても解決しやすくなります。

    立教大学の政治経済の難易度については、幅広い知識が求められ、単元・時代を横断する複合問題が多いことから、難易度が高くなっています。合格最低点は公表されていませんが、受験者の成績開示や問題の難易度から逆算すると、8割を目指すことが望ましいでしょう。また、設問数が少ないため、わずかなミスも許されない激戦になりやすく、すべての問題を確実に回答することが理想とされています。

    立教文学部に独学で合格することは可能か

    立教大学文学部に独学でも合格はもちろん可能ですが、、

    立教文学部に最短で予備校や塾を利用したほうが合格するためには近道です。

    予備校や塾を利用する受験勉強の利点について

    独学では、疑問が生じた際に即座に相談できる人が不在であることがネックです。自力で難問に立ち向かうことで学びは深まりますが、受験に向けた時間は限られています。質問が迅速に解答できる環境にあれば、学習時間を効果的に活用できます。

    個々の自己管理能力も、多様な誘惑に晒される中で実践するのは難しいものです。成功的な受験勉強を行うためには、集中できる学習環境を整えることが欠かせません。対策を施した通いやすい塾を選ぶことが、受験を有利に進めることにつながります。

    集団塾と個別指導塾の違い

    一般的な集団授業塾では、全ての生徒にとっての最適な授業ペースや難易度というものは、稀です。
    集団形式での学習が各々に合った方法とは限らず、必ずしも効率的な学習方法だとは言えないでしょう。
    多くの生徒が在籍するクラスでは、質問を投げかけにくい環境もあり、消極的な生徒ほど学習進度についていけなくなる危険性があります。

    個別指導塾を選ぶことは、生徒一人ひとりのペースに応じて授業が進むため推奨されます。
    わからない点や疑問点を直接質問できる点が大きな利点であり、より効率的な学習が可能になります。

    立教文学部専門の対策ができるかどうか

    もちろん、個別指導ならばなんでも良いわけではありません。

    立教大学文学部に合格するためには、立教大学文学部専門の対策が必要になってきます。

    この対策ができる個別指導の塾はかなり数が少ないので、

    個別指導なら大丈夫!と思ってはいけません。

    立教文学部の対策はかなり難しく、完璧に対策ができる講師はなかなかいないので立教文学部にどうしても合格したいのであれば検討が必要です。

    もちろん、当塾では対応ができますが、現在個別指導を検討されている場合も立教文学部の対策、

    特に英語ができるかどうかを確認した方が良いでしょう。

    立教文学部を受験する生徒からよくある質問

    下記は立教大学文学部を受験する生徒からよくある質問があります。

    日本史と世界史どちらが有利なのか?

    どちらが有利、不利というのはありません。

    一般的には日本史の方が短期間で完成させやすいです。
    高校受験や中学受験である程度のレベルの学校での対策をしていたのであれば、
    合格するための流れを掴むのは容易です。

    とはいえ、その分高得点を取る必要もあるため、一概に有利とは言えません。
    好きな方を選ぶと良いでしょう。

    いつから立教大学合格のための対策をしたら良いのでしょうか。

    高校1年生から立教大学文学部への受験勉強をスタートすると、合格の見込みをぐんと高めることができます。
    この時期から計画的に勉強を進めることで、中学からの基本的な学力を補強し、立教文学部合格に必須の英語力をしっかりと構築することが可能です。
    そうすることで、英検などの資格試験に向けた準備も万全にすることができるため、
    立教大学文学部合格に向けた効率的な学習を実施することができます。

    高3の8月からでも立教文学部の対策をできますか?

    合格する可能性は充分にあると考えられます。特に夏休みを有効に使うことは大きなアドバンテージになります。
    当塾では現在の学力を踏まえて、立教大学文学部への合格に必要な「何を」「どれだけ」「どのように」勉強すべきか、
    個々の状況に応じたカスタマイズされた指導・学習計画を実施しております。まずはお気軽にご相談ください。

    高3の12月からでも立教文学部の対策をできますか?

    相応の英検をもっていれば十分に合格の可能性はあります。
    持っていない場合はかなり難しい場合が多いです。お気軽にご相談ください。

    E判定でも立教文学部の対策をすることはできますか?

    E判定だとしても、立教大学文学部への合格は十分に可能です。
    偏差値や競争倍率を見てすぐに第一志望校を諦めることは不要です。

    早慶専門塾ヒロアカでは、専門対策をすることでE判定やD判定、
    偏差値30台からでも早慶をはじめとした難関私立大学へ合格するための効果的な勉強方法と学習計画をご提案いたします。

    浪人生、社会人でも立教文学部の対策はできますか?

    高校生だけでなく、浪人生や社会人を含む、立教大学文学部への合格を志望している方々に対しても、
    個々の状況に合わせたカスタマイズされた受験対策プログラムを提供し、入試に向けた効果的な勉強方法のサポートを行います。

    立教文学部に合格するための勉強時間は?

    立教大学文学部合格のためには約3000時間以上の勉強が見込まれ、高校1年生から始めることが望ましいです。
    もしいまできてないのであれば、今すぐにでも少しずつ勉強を始めることが大切です。

    感覚としては高1では平日1時間、週末2〜3時間、休暇中は1日1〜2時間を目標にし、これを維持すれば8ヶ月で約350時間の勉強ができます。
    高2では平日3時間、週末4〜5時間、休暇中は3〜5時間勉強し、年間約1200時間を目指します。
    高3では平日4時間、週末7時間、休暇中は5〜7時間の学習を心がけると、試験日までに約1400時間を確保できます。

    高2から始める場合は、より多くの時間を学習に充てる必要があります。
    個人の状況に応じて、これらの目安時間を調整し、立教大学文学部への合格に向けて学習を進めましょう。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/sokei-studytime/"]

    立教文学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策

    まずは資料請求・お問い合わせ・学習相談から!

    文章内で述べたように立教大学に合格するためには早稲田大学に合格するレベルの学力があるのが望ましいです。

    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、早稲田大学専門指導塾として圧倒的な合格ノウハウがございます。

    少しでもご興味をお持ちいただいた方は、まずは合格に役立つノウハウや情報を、詰め込んだ資料をご請求ください。

    また、立教大学文学部に合格するためにどのように勉強をしたらよいのかを考える学習カウンセリングも承っています。
    学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

    立教大学文学部に合格したい方は、まずは当塾の資料をご請求ください。

【2024年】早稲田教育学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.21

早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年早稲田大学教育学部英語全体講評2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ2025年早稲田大学教育学部を受ける

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  • 早稲田大学教育学部が2/19に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田大学教育学部英語全体講評

    近年早稲田教育学部は大きくレベルが上がり、
    今年度も同じ形式で出題されました。

    昨年ほどの長さではなかったのですが、
    文章自体が平均で1000wordsと長いので、読むのが大変です。

    問題自体はパラグラフで解ける問題がほとんどで、解ける問題を解けるようにして欲しかったです。

    [toc]

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅰ

    1 b
    2 a
    3 b
    4 d
    5 c
    6 b
    7 c
    8 b
    9 c
    10 a
    11 a
    12 d
    13 b
    14 b

    解答根拠

    (1)

    傍線内の比喩表現を理解する必要がある問題です。
    本文の最後の部分である「goodness, the difference between right and wrong, the nature of fairness — are sunk in conceptual quicksand」というフレーズが示しているのは、”善良さ、正と不正の違い、公平性の本質といった概念が概念上の流砂に沈んでいる”、
    つまりこれらの日常的な概念が本質的に定義が困難であるという意味です。これは、第2段落の最後の文に該当します。

    選択肢(a)「これらの考えは非常に特異である」には根拠がありません。文章中でこれらの概念が特異であるとは述べられていません。

    選択肢(c)「共通の考えが文化を超えて普遍的な意味を持たない」という意見も文章から直接導き出すことはできません。文化間の普遍性については言及されておらず、概念が深い理論的な混沌に陥っているという点に焦点を当てています。

    選択肢(d)「これらの考えが日常会話で見つけるのは非常に珍しい」という選択肢も文章の内容とは合致していません。むしろ、子どもたちが日常的にこれらの言葉を使っていると述べており、それは日常会話でよく使われる概念であることを示しています。

    (3)

    選択肢(b)「公平さの理論を説明する」が、下線部(3)「その瞬間の特定のコミュニケーションの課題」としては例として挙げられないものです。

    この文章は、「公平さ」や「善良さ」といった抽象的な概念について、哲学者たちが普遍的な理論を提供しようと苦闘している一方で、子供や大人はその瞬間のコミュニケーションの課題に対処するために十分に明確な意味を理解するだけでよいと述べています。具体的には、「It’s not fair!」と叫ぶことで子供が感じている不公平感を表現する必要がありますが、そのために全般的な公平さの理論を心に留めておく必要はないと説明しています。これは、本文の第2段落の第2文から第5文にかけての記述です。

    選択肢(a)「自分が何を望んでいるかを表現する」、選択肢(c)「自分の感情を伝えるための正しい言葉を見つける」、選択肢(d)「もっと大きなケーキのピースを求める」という行為は、いずれもその瞬間における特定のコミュニケーションの課題対する対処と見なすことができるため、下部(3)の例として適切です。

    (4)

    文章の中で、「fairness」(公平さ)についての明確な定義を提供している部分はありません。
    哲学者たちが「公平さ」を含む深い概念の普遍的な理論を構築しようとする挑戦について語っており、それがどのような状況や文脈でも機能するようなものでなければならないと述べています(第2段落の第1文)。
    しかし、子供たちや大人は、その瞬間、その瞬間の特定のコミュニケーションの課題に対処するのに十分な意味を捉えるだけで良いとも説明されています(第2段落の第2文と第3文)。
    例えば、「It’s not fair!」という叫びが子供がケーキの小さい切れ端を渡されたり、列で待たされたりしたときの憤りを表現する必要があるとされていますが、これは公平さの一般的な理論を心に留めておく必要はないとされています(第2段落の第4文と第5文)。

    選択肢(a)「全員がケーキの等しい部分を受け取ること」、選択肢(b)「贔屓なく公正な扱い」、選択肢(c)「プリスクールの子供たちが一人ひとり順番に列に並ぶこと」は、文章中で「fairness」の定義として明確に提供されているものではありません。

    (5)

    ここではエリザの例から、「子どもたちの概念理解における矛盾」を示すために使われていることがわかります。
    例えば、エリザがおもちゃの熊について言及している部分では、彼女は次のように述べています:
    “E: No —she’s dead. HOW CAN THAT BE?”
    “E: No, she’s middle-sized in between alive and dead. She moves sometimes.”(第3段落)。

    エリザが生きているものと死んでいるものの間の概念的な矛盾に直面していることを示しています。
    彼女の理解では、おもちゃの熊は動くことがあるため、「生きても死んでもない中間の状態」にあると解釈しています。

    さらに、エリザが死んだ人々の行動についての誤解を示す部分では、彼女は次のように質問します:
    “E: How do dead people go to the bathroom?”
    これに対して、「S: Dead people don’t have to go to the bathroom. They don’t do anything; they just lie there.」と応答されますが、
    エリザはそれでもなお、「E: But they ate or drank before they died — they have to go to the bathroom from just before they died.」と返答します(第3段落)。

    これらの引用は、子どもたちが生と死の概念をどのように理解し、それに疑問を持っているかを明確に示しています。
    彼女の疑問は、生きているものと死んでいるものの定義に関する成人の概念とは異なる、独自の解釈を反映しています。

    (6)

    b「Things that do not move or cannot be seen are not alive」がエリザの生と死に関する理解に最も適していると考えられます。これは、エリザが生きているものと死んでいるものをどのように区別しているかを示す文から明らかです。

    エリザがテレビで撃たれた人について言及した際、「”He’s dead — I can tell because he’s not moving.”」と述べています(第3段落)。この発言は、動かないものは生きていないというエリザの基本的な理解を示しています。
    さらに、エリザは、「”Isn’t it funny — statues aren’t alive, but you can still see them?”」と発言しています(第3段落)。この発言からは、エリザが見えるが動かないもの、この場合は像を、生きていないものと認識していることがわかります。

    これらの点から、エリザの生と死の理解は、動きや見えるかどうかに基づいていることが示されています。
    このため、bが彼女の観点を最もよく表していると考えられます。

    他の選択肢については、本文から確認できません。
    a「Statues are alive when you do not look at them.」は、エリザの観察からは支持されません。彼女は像が生きていないと認識していますが、見るか見ないかに基づくという考えは示されていません。
    c「People who are shot on TV are not real, and cannot die.」については、エリザがテレビ上での死を現実の死と同じように解釈していることから、この選択肢は彼女の理解を反映していないと言えます。
    d「Life and death are the same thing.」はエリザの観察に反するものです。彼女は生と死を区別しようとしており、それらが同じだとは考えていないようです。

    (8)

    この文脈での「charades」は、言葉を使った遊びやゲーム、特にコミュニケーションの状況において使用される比喩的な表現を指しています。
    第7段落で、「Both pre-school children and adults use words as players use gestures in charades — in creative, contradictory ways that are good enough to get through the language games of the moment.」と述べられています。
    ここでは、「charades」という言葉が、言語を使用したゲームや遊びを指していることを示しています。
    具体的には、子どもたちと大人が言葉を使って創造的かつ矛盾する方法でコミュニケーションを取り、その瞬間の言語ゲームを成功させることを指しています。

    a「language changes」はこの文脈では適切ではありません。「charades」が言語の変化や進化を指しているという直接的な証拠は文中にありません。
    c「sign languages」もまた、この文脈においては不適切です。文章は手話や特定のサイン言語を指しているのではなく、一般的なコミュニケーションの文脈での言語使用について語っています。
    d「language signs」も正確な表現ではありません。「charades」は言語の記号やサインを直接的に指すのではなく、言葉を使った遊びやゲーム、コミュニケーションの戦略を示しています。

    (10)

    第5段落では、生命の定義に関して「But this leaves tricky cases such as viruses (not composed of cells, not able to reproduce independently), viroids (circular RNA strands that replicate autonomously inside a host plant), prions (infectious proteins), and even the androids of the future (could a machine be conscious without being alive?). The definition of life, like the definitions of good, justice, right and wrong, has been the subject of endless and unresolved debates for millennia.」と述べられています。
    この引用は、生命の定義に関する質問が複雑であり、簡単な答えが存在しないことを示しています。

    b「questions that no philosophers have considered」は不正確です。文中で哲学者がこれらの問題を考慮していないとは言及されておらず、むしろ「endless and unresolved debates for millennia」と述べられています。
    c「questions that only scientists can answer」も不正確です。文中で科学者だけがこれらの問題に答えられるとは述べられておらず、実際にはこれらの質問が長い間議論されてきたことが示されています。
    d「questions with clear spiritual and religious answers」も文脈に合っていません。第5段落では、生命の定義に関する質問が宗教的または霊的な明確な答えを持っているとは述べられておらず、むしろこれらの問題が未解決のままであると説明しています。

    (11)

    第6段落には、「These types of questions(5段落の内容) are mostly irrelevant in the vast majority of linguistic charades we play in everyday communication — the tricky cases just don’t arise much in ordinary conversation. What matters is that we can get along well enough when dealing with the situations that actually occur in daily life.」と記述されています。この引用は、日常生活でのコミュニケーションでは、哲学的な意味の問題がほとんど関係なく、実際に発生する状況を上手く扱えることが重要であるという著者の主張を明確にしています。

    b「We need to memorize the definitions of words that other people use」については、第6段落では他人が使用する単語の定義を暗記する必要性について言及していません。
    c「People have numerous reasons to negotiate the meanings of life and death」も、この段落の主なメッセージではありません。実際には、日常会話では生と死の意味について交渉する多くの理由があるとは述べられていません。
    d「Children’s games are an important part of learning about life and death」に関しては、第6段落では子どものゲームが生と死について学ぶ重要な部分であるとは特に言及されていません。

    (12)

    第6段落「We no more need a mental definition of life to talk about living relatives or dead pets than we need a biological definition of gorillas to mime King Kong.」
    no more のいわゆるクジラ構文です。

    これは、生きている親族や亡くなったペットについて話す際に、生命の厳密な定義が必要でないのと同じように、キングコングを真似るためにゴリラの生物学的な定義を必要としないことを示しています。このアナロジーは、特定の活動やコミュニケーションにおいて、高度な専門知識よりも、状況を処理するための基本的な理解がより重要であることを強調しています。

    a「an understanding of the planet Mars to study the sun」は、太陽を研究するために火星の理解が必要でないという点でアナロジーが成立するものの、日常的な活動やシンプルなタスクと直接的な関連性が薄いため、この文脈でのアナロジーとしては適切ではありません。
    b「the classification of pipes to play the videogame Super Mario Brothers」は、ビデオゲームをプレイする際に特定の分類知識が必要でないという点で面白い比喩ですが、本文のコンテキストにおいて生命やコミュニケーションのシンプルさを示すアナロジーとしては直接的ではありません。
    c「the meaning of gorillas to say that they are 200 kilogram primates」は、本文引用部分に実際に登場するゴリラに関するアナロジーを使っていますが、この選択肢はアナロジーそのものを説明しており、置き換えるアナロジーとしては機能しません。

    (13)

    下線の表現は、コミュニケーションの過程で表面上は見えないが、実際の意味や理解に影響を与える大きな要素を指しています。

    第7段落から解答の根拠を具体的な引用すると、「And playing those conversational games requires paying attention to likely communicative objectives, the contents of the environment, and past linguistic usage — the hidden parts of the communication iceberg are just as important as the words themselves.」です。
    これは、会話ゲームをする際には、コミュニケーションの目的、環境の内容、過去の言語使用といった、一見すると見えないコミュニケーションの側面に注意を払う必要があると述べています。これらの「隠された部分」は、言葉自体と同じくらい重要であると強調しています。

    a「the differences in mother tongue that are a titanic obstacle to communication」は、文中で特に言及されているわけではなく、bのように広範なコミュニケーションの側面を包括しているわけではありません。
    c「the communication between children and adults that is often deep, cold, and damaging」は、第7段落での表現や文脈とは異なり、コミュニケーションの隠れた側面を説明する際に使用されているメタファーに合致しません。
    d「the true intentions that are not revealed in intergenerational communication」も、隠れた部分を指すメタファーとしては適切ではありますが、第7段落で述べられている「隠された部分」の説明はもっと広範なコミュニケーションの要素に関連しています。
    したがって、bが「the hidden parts of the communication iceberg」の意味を最も正確に反映しており、コミュニケーションの過程で見えない、しかし重要な部分を指しています。

    (14)

    記事全体を通じて、日常のコミュニケーションにおいて人々が共有する意味や概念は、その場その場のコンテキストに基づいて適応的に理解され、交渉されることが強調されています。第2段落で、「But children and adults only have to get meaning sufficiently clear to deal with the specific communicative challenge of the moment.」と述べられています。これは、日常のやり取りの中で人々が意味を常に交渉していることを示しています。

    a「People are able to communicate clearly using words because we already share a common understanding」は、記事が示すコミュニケーションの複雑さを過小評価しています。共有された理解があるとはいえ、その理解は状況に応じて変化し、交渉されることが強調されています。
    c「Young children play charades because they are not good at using language the same way as adults」は、子どもたちの言語使用に関する記事の主旨を誤解しています。実際には、子どもたちが成人とは異なる方法で言葉を使う能力について議論しつつ、それがコミュニケーションの交渉の一環であることを示しています。
    d「People in different countries use different nonverbal strategies to communicate when they lack the vocabulary to speak」は、この記事の焦点ではありません。記事は、非言語的戦略よりも言葉を使った意味の交渉に重点を置いています。

    出典

    “The Language Game: How improvisation created language and changed the world”

    by Morten H. Christiansen , Nick Chater

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅱ

    1 c
    2 b
    3 d
    4 d
    5 a
    6 b – a
    7 a
    8 a
    9 c
    10 d

    解答根拠

    (1)

    第1段落の最後の文から明らかです。「the invention of the first device ever that permitted us to henceforward stop using a part of our brains」では、Cal-Tech電子計算機が私たちが脳の一部を使うのを止めることを可能にした最初の装置であると著者が考えていることを示しています。

    aについては、著者が1967年に感傷的である、またはその年を特別なものとして懐かしんでいるという明確な証拠は文中にありません。
    bに関しては、Cal-Tech電子計算機の「impeccable accuracy」について第2段落で言及されていますが、それが著者が詳細に議論する主な理由ではないことが第1段落で示されています。
    dについては、電子計算機が私たちの生活を容易にしたという事実は第2段落で示唆されていますが、これが著者がCal-Techについて詳細に議論する主な理由ではなく、むしろ脳の使用を減らすことの影響に焦点を当てているためです。

    (2)

    第2段落「they still required you to make some use your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely」という部分で、Cal-Tech電子計算機が人々を「grey matter」、つまり脳胞を使う必要から解放したと述べています。この文脈で「grey matter」は脳の活動、特に計算を行う際の脳細胞の使用を指していると解釈できます。

    a「arithmetical instinct」についは、本文中では直接的に算数的直感につて言及されていないため、これを「grey matter」と考えるのは適切ではありません。
    c「vague ideas」も同様に、本文中で脳の活動や思考としての「vague ideas」につては言及されておらず、論理的な対応物は考えられません。
    d「electronic calculatorは、Cal-Tech 電子計算機が人々を脳細胞をう必要から解放したという文脈で言及されています、これは「grey matter」の代替というよりは、その使用を不要にしたツールと述べられています。したがって、これも「grey matter」の置き換えとしては適していないと言えます。

    (3)

    この選択肢を選んだ理由は、第6段落における「This has in recent months led to widespread hand-wringing. Our minds, it is said, will inevitably fall out of use, atrophying, or distending, whichever is worse」という文から明らかです。ここで表現されている「widespread hand-wringing」とは、人々が電子計算機やその他の技術革新が私たちの脳を使う方法に及ぼす影響について広範囲にわたって心配していることを指しています。

    aについては、長文のどこにも日々の忙しい作業が手に影響を与えるという心配に関する言及はありません。
    bに関しても、疲れるほどの精神的作業に関する心配が直接的に表現されているわけではなく、著者が言及しているのは、私たちが脳を使用する必要がなくなるという懸念です。
    cは、ディストピア的なビジョンが私たちに汚染された世界を放棄させるかもしれないという心配について述べていますが、これは第7段落の映画「Wall-E」の描写に基づく例えであり、直接的な心配の原因としては言及されていません。

    (4)

    この選択肢を選んだ理由は、第7段落と第8段落に基づいています。第7段落で、著者は「Wall-E」という映画を引き合いに出して、物理的な怠惰がもたらすディストピア的な未来像を描いています。引用すると、「the nightmare model – for our bodies – is a movie like Wall-E」とあります。そして直後の第8段落では、「So now there comes a similarly dire vision for our minds」と続けており、これは映画で描かれた身体の未来に対する悲観的な視点と精神の未来に対する悲観的な視点を比較していることを示しています。

    aについては、著者が「Wall-E」を引用しているのは夢を見ることに関する警告のためではなく、未来に対する一般的な悲観的なビジョンを示すためです。bについては、著者は実際に人々が映画のような生活をすることに対する心配を表明しているわけではなく、比喩的な意味で映画を参照しています。cは、映画で起こったことが現実の人々の心に起こると著者が確信しているように解釈される可能性がありますが、著者は比較を行っているに過ぎず、必然性を主張しているわけではありません。

    (7)

    下線部はthoughの倒置になります。意味が同じなので、asの倒置よりもわかりやすいとは思いますがGeniusの引用をしておきます。

    ⑸[倒置される場合] 倒置した Late though it was, the meeting still continued. (遅くなったが, 会議はまだ続いていた)の語順で用いるのは⦅主に文⦆. この場合にthough ではなくalthoughを使うのはきわめてまれ(→as接6a)). 名詞句が前置された場合は無冠詞となる:Genius though he was, he had no common sense. 彼は天才だったが, 常識というものがなかった. 動詞(句)の前置は⦅やや古⦆:Fail though I did, I would not give up my dream. 失敗したが夢はあきらめない.
    出典:Genius6 though 部分

    ここで著者は、AIによる変革がもたらすであろう知的生活に対する楽観的なビジョンを提示しており、同時に自身の見解が空想的に聞こえるかもしれないと予想しています。これは、著者がそのビジョンに対する批判や懐疑的な反応を予測していることを示唆しています。

    bは、著者が「renewed innocence」について疑念を抱いているとは文中で示されておらず、むしろそのような状態の到来を期待しているように読み取れます。
    cは著者がアリストテレスの関連性について不確かであるかのように語っていますが、文脈からは著者が古代ギリシャの知識人に言及しているのは、彼らが持っていた知の純粋さを現代でも追求すべきだという示唆のためであり、その関連性を疑っているわけではありません。
    dは、AIが新たな哲学者の出現を引き起こすと著者が考えているかのように読めますが、その表現は第15段落において「Fanciful though it may sound」という前置きを経て、可能性の一つとして提示されているに過ぎません。

    (8)

    第12段落で著者は古代ギリシャの知識人の心について言及していますが、「Their minds, though steeped in the totality of contemporary knowledge, were thus almost tabulae rasae – nearly empty, ready to take it all in, ready to think, primed for purpose.」と述べています。これは、古代ギリシャの知識人の心が、当時知られていた知識によって満たされていたが、まだ知られざることが多く、新しい情報を取り入れる準備ができているという意味です。現代の心が「ほとんど空」とはどこにも書かれていません。

    bについては、第4段落において「GPS has given us all the direction we might ever need.」と述べられており、GPSが従来の方位を測るツールを置き換えたことが明示されています。
    cは第14段落に基づいており、「a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence」とAI技術によって知的生活が改善される可能性が示唆されています。
    dは第2段落で、電子計算機がアバカスや計算尺とは異なり、完全に自動化されていて使い者の心を使う必要がないと説明されています。「The abacus and the slide rule might have been mental labour-saving devices, but they still required you to make some use of your grey matter; the Cal-Tech freed you up entirely.」

    (9)

    第13段落と第14段落に基づいています。著者は「Which is why our modern minds, once they have been purged of all that today’s algorithms might now deem unnecessary information, will be as ready as theirs were to think, to inquire, to wonder, to contemplate, to imagine, to create.」と述べています。これはAIが不必要な情報を取り除くことで、私たちの知的能力をより完全に行使することを可能にするという著者の楽観的な見解を反映しています。
    さらに著者は「So I see today’s algorithmic revolution as a necessary cleansing, a movement by which we rid ourselves of all the accumulated bricolage of modern intellectual life, returning us to a more reasonable sound-to-noise ratio, gifting us with a renewed innocence, filled with potential.」とも述べており、これもAIの肯定的な影響に対する彼の見方を示しています。

    aについては、著者がAIによって人間が怠惰な夢想家になることを恐れているという直接的な証拠はありません。第9段落で著者は「But I am not a doomsayer – not so far as our minds are concerned, at least.」と述べており、これは彼がAIに対して恐れを持っているわけではないことを示しています。bに関しては、著者がAIに関して全く懸念を抱いていないわけではないものの、第9段落での言及は、AIに関する彼の全体的な姿勢が楽観的であることを示しています。dは、著者がAIアルゴリズムが古代ギリシャの哲学者たちの独創性を超えると考えているかのように読めますが、文中ではそうした比較を行っていません。

    出典

    The big idea: will AI make us stupid?

    2024年早稲田大学教育学部英語大問Ⅲ

    1 c
    2 c
    3 c
    4 b
    5 c
    6 a
    7 d
    8 a
    9 b
    10 b
    11 d
    12 a
    13 d

    解答根拠

    (4)

    b「Terminal lucidity occurs when neural networks that were regarded as damaged are restored.」が本文の記述と一致しないという主張は、文中の情報とは合致しません。これを説明するためには、4段落の「It suggests there may be neural networks that are remaining, and/or pathways and neural function, that could help potentially restore cognitive abilities to individuals we otherwise think are permanently impaired」という部分を引用します。
    この文は、損傷したと考えられていた神経回路が復活するということではなく、依然として残っているかもしれないと可能性を示唆しています。
    これは神経回路が復元されるというよりは、まだ機能している神経回路が存在すること示されているため、bは文の内容とは一致しせん。

    a. 5段落「research into this phenomenon is still in its early phases」という記述から、終末期の明瞭さが我々に患の脳内で起きていることを理解する手がりを与えていると解釈できます。
    c. 1段落の「Such “terminal lucidity” is defined the return of cognitive faculties」という部分は、終末期の明瞭さが認知能力の突然の回復として明されていることを明示しています。
    d. 2段落の「they’re aware not merely of their surroundings … but understanding what their relationships to other people are」という記述は、終末期の明瞭さが者に予期せぬ形で他人との関係を思いさせることを示しています。

    (5)

    c「A surge of organized brain activity was observed in the last few days of life.」が6段落の実験の記述に言及されていない内容です。本文では、「Gamma-wave activity surged within the first few minutes of cardiac arrest and then ceased」と述べられており、これは心停止の最初の数分間にガンマ波の活動が急増したことを指していますが、最終日の数日間については言及されていません。
    a. 「including a 2013 PNAS study that revealed a similar surge in synchronized brain activity in rats exposed to a cardiac toxin」という部分が、毒素を投与された後の脳活動が観察されたことを示しています。
    b. 「and a 2015 study in which rats were killed by asphyxiation」という部分が、酸素欠乏によって死亡したラットでガンマ波の活動が観察されたことを示しています。
    d. 「Gamma waves are a frequency of brain wave typically associated with wakefulness, alertness and memory recall」という部分が、心停止後の瞬間にラットがより警戒していた可能性を示唆しています。

    (6)

    a「In experiments including both humans and animals, the brain activity of the subjects decreased after a sudden drop in oxygen levels.」は、ジモ・ボルジギンの主張と一致しません。
    8段落で、ボルジギンは「the subjects’ brain showed a spike in activity after the sudden reduction of oxygen supply」と述べており、これは酸素供給の急激な減少後に脳活動が増加したことを意味します。したがって、脳活動が減少したというこの選択肢は、実際には逆の状況を示しています。

    b. 7段落では、「Some other researchers believe this region may also be essential to conscious experience. The parts of the brain in this area are related to visual, auditory and motion perception—a phenomenon Borjigin believes is involved in the out-of-body experiences reported by people who come close to death and recover」と述べられており、頭蓋骨の後ろ近くにある脳の領域が臨死体験に関与していることが示されています。

    c. 7段落の「She adds that gamma-wave activation patterns akin to those observed in the comatose people are associated with activities that include the recognition of a familiar image—such as a human face—in healthy people」という部分が、昏睡状態の患者のガンマ波活動パターンが健康な人が馴染みのある画像を認識する時のそれと似ていることを示しています。

    d. 8段落でボルジギンは、「I believe dementia patients’ terminal lucidity may be due to these kinds of last-ditch efforts of the brain」と述べており、脳が酸素不足を感知したときに生物学的平衡を回復しようとする試みが終末期の明瞭さの原因である可能性があることを示唆しています。

    (8)

    a「Several seconds before cardiac arrest, brain activity was found to disappear.」は、AWARE II研究の記述に適切ではありません。本文には「Within 20 seconds of cardiac arrest, the brain flatlines」とあり、これは心停止の20秒以内に脳の活動がフラットライン(活動が見られなくなる状態)になると述べていますが、心停止の数秒前に脳活動が消失するとは記述されていません。
    したがって、この記述は不適切です。

    b. 「researchers monitored the brain activity of more than 500 critically ill people」という文が、重症患者の脳活動を研究者が監視したことを示しています。
    c. 「The patients were exposed to audiovisual stimuli while undergoing CPR to test their memory of events after cardiac arrest」という文が、心停止後の出来事に関する患者の記憶を探るために、CPR中に視聴覚刺激を受けたことを示しています。
    d. 「The AWARE II team also observed an unexpected spike in brain activity during CPR」という文が、CPR中に予期しない脳活動の急増を研究者が観察したことを示しています。

    (11)

    根拠は3段落にあります。カーロウィッシュは、「what we found is lucidity was more common than it was the exception in dementia patients, which would suggest that the idea of it being terminal is not entirely correct」と述べています。
    さらに、「We’ve actually found that a variety of these episodes occurred months, even years, before the person died」とも述べています。これらの引用は、彼が認知症患者の意識について、完全には失われていないと考えていることを示しており、その意識が部分的には変わらずに存在するという見解を支持しています。

    a「彼らの意識は非常に活発である」、b「彼らの意識は徐々に消えていく」、c「彼らの意識は永久に損なわれる」については、カーロウィッシュの意見を直接反映している引用は文中に見つかりません。彼は認知症患者の意識について、一部が未だに存在し、病気の経験の一部として見るべきであると述べていますが、これらの意識が「非常に活発」であるとか、「徐々に消えていく」とか、「永久に損なわれる」といった具体的な状態を指摘しているわけではありません。

    (12)

    a「questions the idea that cognitive decline is a one-way process」は、記事から合理的に推測できる内容です。11段落でカーロウィシュは、「rather than assuming their consciousness has been irrevocably changed, “we should still pay close attention to their mind because some aspects are still there, though they may be quite damaged.”」と述べており、これは認知機能の衰えが一方通行のプロセスであるという考え方に疑問を投げかけています。彼は認知症の人々の意識が不可逆的に変わってしまったと仮定するのではなく、まだ存在する側面に注意を払うべきだと述べています。

    b. 超自然的な信念や迷信についての言及はなく、科学的な考え方に基づいて死についての見解を述べています。
    c. 新しい技術を開発したという内容は記事には述べられておらず、研究や観察についての言及が主です。
    d. 心臓病の治療への投資を支持するという立場は記事からは直接読み取れません。記事は死の過程や認知症患者の意識についての研究に焦点を当てています。

    出典

    Why Dying People Often Experience a Burst of Lucidity

    2025年早稲田大学教育学部を受ける人はどうするか?

    一見すると難しい問題が多いのですが、
    下線問題と空所補充が鍵になるので、教育学部の対策をしっかりと行うことで合格点の点数を取ることは難しくないです。

    絶対に早稲田大学教育学部に合格したい方はお気軽にご相談ください。

【2024年】早稲田人間科学部【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.20

早稲田大学人間科学部が2/18に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年早稲田人間科学部英語全体講評2024年早稲田人間科学部英語大問I2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅱ2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅲ2025年早稲田人間科学部を受ける人はどう

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  • 早稲田大学人間科学部が2/18に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田人間科学部英語全体講評

    長文は全体的に紛らわしい問題が多く、昨年度よりも難易度が上がりました。

    また文章の内容についても、相変わらず理系の文章が多くて知識がないとわからないような文章も多くて読みづらいです。

    十分に注意して読む必要があったでしょう。

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    [toc]

    2024年早稲田人間科学部英語大問I

    (1)
    1 C
    2 D
    3 D
    4 D

    (2)
    5 D
    6 A
    7 D

    (3)
    8 B
    9 D
    10A

    (4)
    11 D
    12 D
    13 A

    (5)
    14 C
    15 A
    16 C

    (6)
    17 A
    18 C
    19 C

    (7)
    20 D
    21 D
    22 D

    (8)
    23 B
    24 C
    25 D

    解答根拠

    (I)

    (1)

    選択肢(C)「彼らの降下速度を遅らせるため」が正解です。本文の第2パラグラフにある「Both the wandering salamander and its relative, the arboreal salamander (A. lugubris), often spread their limbs like a skydiver in freefall, maximizing drag. This slowed their descent by as much as 10%, the researchers report today in Current Biology.」という文言がこれを裏付けています。ここで述べられている「maximizing drag」は空気抵抗を最大化することを意味し、「This slowed their descent by as much as 10%」とあることから、彼らが四肢を広げることで降下速度が遅くなることが明示されています。

    選択肢(A)「捕食者から逃れるため」というのも一見正しいように思われますが、本文には「Skydiving could be an effective way to avoid predators.」とあり、これは「スカイダイビングは捕食者を避る効果的な方法である可能性がある」という仮説を示しているに過ぎず、彼らが四肢を広げる主な理由としては直接的に述べられていません。これ第4パラグラフの第1文目です。

    couldを使った助動詞による主観表現と過去形の客観表現を見分けることができるかがポイントです。設問もWhy do なので事実表現を確認しています。

    選択肢B)「より速く降下するため」は、選択肢Cで見た部分の情報と矛盾します。彼らが四肢を広げるこで空気抵抗が増し、実際に降下速度がくなることが明確に述べられているためです。

    選択肢(D)「上記すべての理由」は不適切です。

    (2)

    選択肢(D)「体をくねらせる」が正解です。本文の第2パラグラフには「Other times, the salamanders glided and turned in various directions by wiggling their legs and tail.」とあります。これは、サンショウウオが「legs and tail(脚と尾)」を「wiggling(くねらせる)」ことによって、様々な方向に滑空し、方向転換することを示しており、これが彼らが落下中に方向を変える方法です。

    選択肢(A)「曲げる」、(B)「交差させる」、(C)「伸ばす」という方法については、落下中にサンショウウオが方向を変えるために用いるとは、本文中には記載されていません。したがって、これらの選択肢は不適切です。

    (3)

    本文の第2パラグラフに「Both the wandering salamander and its relative, the arboreal salamander (A. lugubris), often spread their limbs like a skydiver in freefall, maximizing drag.」と述べられており、これは両種が落下中に四肢を広げて空気抵抗を最大化し、落下速度を遅らせるという同様の行動を取ることを示しています。また、「This slowed their descent by as much as 10%, the researchers report today in Current Biology」と続いており、この行動が実際に落下速度を遅らせる効果があることも裏付けています。

    他の選択肢については、本文において直接的に比較されている記述がありません。選択肢(A)「アーボリアルサンショウウオはモントレーエンサティナよりも速く降下できる」、選択肢(B)「モントレーエンサティナはスペックルドブラックサンショウウオよりも落下中のコントロールが劣る」、選択肢(C)「スペックルドブラックサンショウウオはモントレーエンサティナよりも速く木を降りる」という記述は、本文中では見当たりません。

    (4)

    選択肢(D)「情報が不足している」が正解です。本文には、ワンダリングサンショウウオがその名前を得た理由についての直接的な言及はありません。提供された情報は、ワンダリングサンショウウオが高い木に生息し、空中で四肢を広げて降下速度を遅らせる能力についてのみですが、これらの特性が名前の由来に関連しているかどうかは述べられていません。したがって、名称の由来を説明するためには、追加の情報が必要です。

    他の選択肢について検討しますと、選択肢(A)「捕食者を避ける能力」、選択肢(B)「スカイダイバーのように四肢を広げること」、選択肢(C)「登る能力」については、それぞれワンダリングサンショウウオの特徴を述べていますが、これらが名前の由来とされる根拠は文中にはありません。

    出典

    “Watch salamanders ‘skydive’ in a wind tunnel” in Science by ERIK STOKSTAD

    (Ⅱ)

    (5)

    甘い食べ物が若い子供たちに利益をもたらした可能性がある理由は、上記の文章からいくつかの点を引用することで論理的に説明されます。まず、甘い食べ物は「Sugar from fruit or honey was a quick source of complex carbohydrates」と第1パラグラフの3文目で述べられており、複合炭水化物の迅速な源であったことを示しています。これは(a)に関係しています。

    次に、「This preference was once an evolutionary advantage」と第1パラグラフの2文目に記載されており、進化上の利点であったとされています。これは(b)の選択肢の根拠となります。

    最後に、「And fruit that was sweet and ripe gave a person more nutritional value」と第1パラグラフの3文目に述べられており、甘くて熟した果物が人により多くの栄養価を提供したことが明記されています。これは(c)の選択肢の根拠となります。

    上記の引用と説明から、甘い食べ物が若い子供たちにもたらした利益は、複合炭水化物の源、進化上の利点、および栄養価の提供という3つの要素すべてに関連しているため、(d)選択肢「All of the above」が最も適切な答えとなります。

    (6)

    空欄(6)の後And older teens and people in their early twenties discover they no longer care for grape flavored Big League Chew or strawberry Nerds.を考えると、もはや甘いものに対してのpreferenceはないので、下がっているdiminishesと考えられます。
    late adolescence は後期青年期 = older teensという言い換え関係。

    (7)

    味覚の好みが年齢とともに変化する方法について説明する際、選択肢 (a)、(b)、(c) はすべて文章の中に情報を含んでいます。

    (a)については、「We associate different tastes with different consequences」と第2パラグラフの5文目に記述されています。これは、年齢と共に異なる味に対する結果や経験を関連付けて学習するというプロセスを示しており、味覚の好みの変化を説明します。

    (b)に関しては、「A person, for example, might learn that bitter tastes aren’t harmful」と第2パラグラフの6文目,また次の文のThis can prompt a person to try more bitter tastes. で人が苦い味に対する耐性を高める可能性があることを意味します。

    (c)の部分は、先ほどの(b)で引用した同じ文からも根拠を見つけることができます。人々は苦い味が害にならないことを学ぶことができ、これは特定の食品が害を及ぼさないことを学ぶプロセスの一部と言えます。

    出典

    “How Our Sense of Taste Evolves and Adapts” in Discover by Emilie Le Beau Lucchesi

    (8)

    選択肢(a)「全米で初」という記述は、テキストに「first-in-the-nation project」と明記されております(第1パラグラフ3文目)。

    選択肢(b)「世界で初」という記述に関しては、テキストには「first-of-its-kind」という表現が使われており、これはプロジェクトが独自のものであることを示していますが、必ずしも「世界で初」という意味ではないため、この選択肢は誤りです(第1パラグラフ1文目)。また、他の場所で行われている類似の取り組みについての言及もないため、このプロジェクトが世界で初めてであることを裏付ける情報は提供されていません。

    選択肢(c)「初の種類」という表現は、テキストの「first-of-its-kind」という言葉に対応しています(第1パラグラフ1文目)。

    選択肢(d)「どれも誤りでない」という選択肢に関しては、選択肢(b)が不正確であることから、この選択肢も誤りです。

    (9)

    選択肢(a)「いくつかの深刻な水利用の問題を解決する」という記述については、文章ではプロジェクトが「serious water use problems」という問題を修正するとは明言されていません。文章には、「It won’t fix the West’s serious water use problems」との記述があるため、この選択肢は不正確です(第4パラグラフ)。

    選択肢(b)「ソーラーアレイの周囲のスペースを最大限に活用する」という記述に関しては、文章中に明確な言及がないため、このプロジェクトの特異性を表すものではありません。ただし、文章の中で「Figuring out how to maximize space around and under solar arrays is nothing new」と記されており、これはプロジェクトの新規性とは異なる既存のアイデアを指しています(第4パラグラフ1文目)。

    選択肢(c)「気候変動の脅威を解決する」という記述については、文章ではこのプロジェクトが気候変動の脅威を解決するとは述べられておらず、むしろ「the mounting threat climate change poses to water supply」と気候変動が水供給に与える脅威について言及しているため、この選択肢も不正確です(第4パラグラフ、最後の文)。

    選択肢(d)「運河を保護するためにソーラーパネルを使用する」という記述は、文章中で「constructing solar panels as a protection measure for irrigation canals is a new idea」と述べられています(第4パラグラフ、3文目)。これは、ソーラーパネルを使って運河を覆い、水の蒸発を防ぐというプロジェクトの独特な側面を指しており、この選択肢はプロジェクトのユニークな特徴を正確に表しています。

    (10)

    選択肢(a)「パネルが水の汚染を防ぐ」という記述については、文章中では水質汚染の防止について言及されていません。このプロジェクトが水質汚染を防止するという情報は提供されていないため、この記述は水とソーラーパネルがどのように連携するかを説明していないと言えます。

    選択肢(b)「ソーラーパネルが蒸発を減少させる」という記述は、テキストに「Covering all the canals in the state with solar panels … could save 63 billion gallons of water annually」とあるため、これは水の蒸発を減らすことを示しています(第3パラグラフ2文目)。従って、この選択肢は水とソーラーパネルの連携を正確に説明しています。

    選択肢(c)「水路がソーラーパネルを冷却するのに役つ」という記述もまた、テキストに「The water’s cooling effect in turn, could help keep those solar panels working more effectively」と記載されているため、正確な記述です(第3パラグラフ、最後の文)。

    出典

    “How installing solar canopies over canals can help California fight drought” in The Hill

    (11)

    “choose”:選択肢の中から選ぶという一般的な行動を示しており、フォーマルでもカジュアルでも使用できます。
    “agree”:提案されたことや条件に対して同意することを意味し、他者からの提案に対する反応として使われることが多いです。
    “elect”:選択肢の中から意識的に選ぶことを意味し、しばしば公式な文脈や選挙などの文脈で使われます。

    (12)

    ECoG(脳皮質電極記録)プロセスが人間に対して稀にしか使用されない理由は、その侵襲性の高さにあります。本文の第2パラグラフにおいて、「Electrocorticography is not typically performed in humans because of its invasiveness」と明記されています。
    これは、ECoGプロセスが侵襲的であるため、通常は人間に対して行われないことを意味しています。

    a)「Can induce epileptic seizures」、(b)「Expensive to conduct」、及び(c)「Requires brain surgery」のいずれも、本文中に「Electrocorticography is not typically performed in humans because of its invasiveness」と直接関連する情報は含まれていません。

    (13)

    この記事の主なアイディアは、特定の脳の部分が歌声によって活性化されるという発見です。従って、選択肢(a)「One part of the brain activated by singing」が正しい答えです。本文の第1パラグラフの最初の文、「Researchers from the Massachusetts Institute of Technology have discovered that a specific set of neurons located in the auditory cortex in the brain respond to singing but not other sounds like speaking or instrumental music」と述べています。これは、聴覚皮質に位置する特定のニューロン群が歌声に反応することを示しており、本文の主要なアイディアをしています。

    選択肢(b)「Researchers find a brain function anomaly」については、記事では脳機能の異常が発見されたとは述べられていませんので、不適切です。選択肢(c)「Scientists study how the brain processes sounds」はこの研究の一部を表していますが、記事の主なアイディアではありません。選択肢(d)「The challenges of studying neural responses」についても、本文では研究の挑戦についての詳細は述べられておらず、主なアイディアとは言えません。

    出典

    “Some Neurons in Your Brain Respond to Singing but Not Other Music”in Smithsonian Magazine

    (14)

    最も深刻な脱水の副作用は(c)Stroke、つまり脳卒中です。この情報は本文の第1パラグラフの最後の文、「Dehydration comes with a slew of nasty side effects like mental fog, overeating and even higher stroke risk.」に基づいています。ここで言及されている「higher stroke risk」というフレーズは、脳卒中のリスクが他の副作用よりも特に深刻な健康問題を示唆しています。したがって、脱水が引き起こす可能性のある最も重篤な副作用として脳卒中が挙げられます。

    他の選択肢に関してですが、(a)Mental fogと(b)Overeatingは確かに脱水による副作用ですが、本文ではこれらが最も深刻であるとは述べられていません。これらの表現も第1パラグラフにありますが、脳卒中のリスクが特に強調されているため、これらは(c)Strokeに次ぐ副作用と考えられます。

    最後に(d)Not enough information givenについては、上記の理由により不適切です。なぜなら脳卒中が最も深刻な副作用であるという情報は文中に明記されているため、情報が不足しているわけではありません。

    (15)

    選択肢の中で、脱水に役立たない可能性があるのは(a)Coffeeです。
    本文には、最も良い水分補給方法として、水分を多く含んだ食品を摂ることが推奨されています。第2パラグラフに「hydrating foods like watermelon, tomatoes and beans (most raw fruits and vegetables have a high water content)」とあり、これには(b)Raw fruits、つまり生の果物と(d)Tomatoes、が含まれています。これらは水分補給に役立つとされています。

    また、(c)Tea、つまりお茶も水分補給に有効であると本文の第2パラグラフ最終文に記述されています。「They found that milk, tea and orange juice were slightly more hydrating than water alone」との記載があります。したがって、お茶は水分補給に役立つ飲料の一つです。

    (16)

    脱水を避ける最善の方法は(c)Have a mix of hydrating foods and water、つまり水分を多く含む食品と水を組み合わせることです。本文の第2パラグラフにおいて、水分を多く含む食品として「watermelon, tomatoes and beans (most raw fruits and vegetables have a high water content)」が挙げられており、これらの摂取が推奨されています。また、第2パラグラフ最後から2文目では「other drinks might be more hydrating than water alone」とあり、水だけではなく他の飲料も水分補給に有効であることが述べられています。
    これらの情報は、水分補給には水だけでなく、水分を含む食品や他の飲料も取り入れることが重要であることを示しています。

    他の選択肢についてですが、(a)Avoid high-intensity exercise、つまり高強度の運動を避けることが脱水を防ぐ方法として本文には述べられていません。
    そして(b)Drink lots of water、つまり多くの水を飲むことは脱水を避ける一つの方法ですが、本文では「Chugging as much water as you can all day is likely not the best or most efficient way to stay hydrated」と述べられており、一日中大量の水を飲むことが最も効率的な方法ではないと指摘されています。

    最後に(d)Reduce alcoholic drinksについては2パラグラフ最後のwhile beer was slightly (but not significantly) less hydrating.にてhydrateとは逆のことが書いてあります。

    出典

    Why Drinking Water All Day Long Is Not the Best Way to Stay Hydrated

    (17)

    3パラグラフ2文目に「“What they define as an ‘optimal’ diet is not quite optimal; it’s just a whole lot better than typical,’” Katz said」とあります。これは、彼が研究で提案されている事を「最適」とは考えていないが、「典型的なものよりはるかに良い」としていることを示しています。
    その後の文章でも、彼はその食事をさらに改善することで、さらなる利益をもたらす可能性があると感じており、「much improved(大幅に改善された)」食事であっても、まだ相当量の肉と乳製品を許容していると指摘しています。したがって、選択肢の中でDr. Katzの見解に最も適合するのは(a) Betterです。

    (b) Considerable この単語はKatzが食事について述べたの評価としては使用されていません。
    (c) Optimal: これはKatzが研究で定された食事に対して使用している言葉ではなく、彼は「optimal」という言葉を使って食事を否定的評価しています(「”optimal” diet is not quite optimal」と述ています)。
    (d) Typical: Katzは研究で提案されてる食事を「typical(典型的な西洋食)」よも優れていると評価しており、したがってこの選択肢も彼の見解とは異なります。

    (18)

    本文2パラグラフ、2文目には「A man eating the healthier diet from age 20 could add 13 years to his life.(20歳から健康的な食事を始めた男性は、彼の寿命に13年を加えることができる)」とあります。これは、この最適化された食事を最も早く始める若い男性が最も多くの寿命の延長を見込むことができることを示しています。。したがって、選択肢の中では(c) Younger menが最も恩恵を受けるグループとして選ばれるべきです。

    (a) 80-year-olds: 彼らも恩恵を受けることができますが、本文によるとその増加は約3.5年とされており、他のグループと比べると恩恵が少ないです。
    (b) Older women: 彼らも寿命を延ばすことができますが、60歳から始めた場合の増加は8年であり、若い男性と比べると少ないです。
    (d) Younger women: 20歳の若い女性も寿命を大きく延ばすことができますが、その増加は10年以上であり、若い男性の13年よりは少ないです

    (19)

    提案されている「最適化された食事」においては、肉や加工食品よりも植物ベースの食品に焦点を当て、肉や加工食品を減らし、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツに置き換えることが推奨されています。しかし、提案された食事内容には「肉を魚に置き換える」という具体的な記述はありません。したがって、選択肢の中で行わないことは(c) Replace meat with fish, vegetables, legumes, grains and nutsです。

    (a) Focus on plant-based foods over meat and processed foods: これは、最適化された食事の一部として明示されています。本文の1つ目のパラグラフ、2文目で「less red and processed meat and more fruits and vegetables, legumes, whole grains, and nuts」と記述されており、植物ベースの食品に焦点を当てることが提案されています。

    (b) Increase plant-based foods, decrease meat and processed foods:これも本文の1つ目のパラグラフ、2文目の記述に基づいて、最適化された食事の特徴として挙げられています。

    (d) Shift emphasis from red meat to fruits and vegetables: 1つ目のパラグラフ2文目「less red and processed meat and more fruits and vegetables」とあることから、赤肉から果物や野菜への重点シフトも提案された食事の要素であることがわかります。

    出典

    Changing your diet could add up to 13 years to your life, study says

    (20)

    Aviation Englishの目的として挙げられていないものを選ぶ問題です。まず、各選択肢を検討しましょう。

    (a)「誤解を避ける」: Aviation Englishは、パイロットと航空交通管制官との間の誤解を避けるために、標準的なフレーズを使用します。これは文の中で、「Because a misunderstanding between a pilot and a controller can lead to catastrophe, aviation English relies upon a standard phraseology」と第3パラグラフの2文目で述べられています。

    (b)「コミュニケーションを促進する」: Aviation Englishは、国際的なフライトでは特殊なバージョンの言語として利用され、パイロットと航空交通管制官が無線でコミュニケーションを取る際に使用されます。これは、第1パラグラフの最後の文、「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language known as aviation English when they communicate over the radio」と記載されており、コミュニケーションを促進するためのものであることがわかります。

    (c)「安全を促進する」: 航空英語の主な目的の一つは安全を促進することです。これは、誤解が「災害につながる可能性がある」と第3パラグラフの2文目で述べられており、安全性の確保が重要であことが示されています。

    (d)「時間を節約する」: この選択肢に関しては、文章中時間の節約について直接的に言及されている部分はされてません。Aviation Englishの複雑さとニュアンス多さが強調されており(第3パラグラフ時間の節約よりは誤解を避け、明確なコミニケーションを図ることが目的とされています。

    以上の分析に基づき、(d)「時間を節約する」がAviation Englishの目的として挙げられていないものです。

    (21)

    (a)「複雑(Complex)」: Aviation Englishは、「in some ways it’s much more complex and nuanced」と第3パラグラフで述べられています。これは、言語が持つ独特の複雑さや微妙なニュアンスを指摘しており、そのため、Aviation Englishは複雑であると言えます。

    (b)「国際的(International)」: Aviation Englishは「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language」と第1パラグラフの最後の文で述べられており、国際的な航空フライトおよび航空交通管制における標準言語として機能していることがわかります。これにより、Aviation Englishは国際的な特性を持っています。

    (c)「実用的(Practical)」: Aviation Englishの使用は、実際のパイロットと航空交通管制官間のコミュニケーションにおいて非常に実用的です。これは、「a prescribed, highly constrained set of phrases to be used insofar as possible」と第4パラグラフの2文目で定義されており、実際の飛行オペレーションにおける明確性と理解のための実用的な言語であることを示しています。

    (d)「すべての上記(All of the above)」: 上記の(a)、(b)、(c)の各説明から、Aviation Englishが複雑であり、国際的であり、実用的であることが示されているため、最も適切な選択肢は(d)「すべての上記」です。

    (22)

    (a)「Aviation English Helps Passengers Communicate with Flight Crew」: この選択肢は不適切です。本文は、乗客とフライトクルー間のコミュニケーションに焦点を当てていません。むしろ、パイロットと航空交通管制官間のコミュニケーションについて述べています。第1パラグラフには、「pilots on international flights and air traffic controllers on their routes are required to speak a specialized version of the language known as aviation English when they communicate over the radio」とあり、乗客ではなくパイロットと管制官のやり取りについて説明しています。

    (b)「How Simplified Morse Code Changed the Safety of Air Travel」: この選択肢も不適切です。本文は、モールス信号の簡略化が航空の安全にどのように影響を与えたかについて詳述しているわけではありません。第2パラグラフでは、初期の航空通信にモールス信号が使われていたことと、その後の発展について簡単に触れていますが、これがタイトルとして本文全体を代表するものではありません。

    (c)「International Language Promotes Intercultural Communication」: この選択肢も本文の主題を正確には反映していません。確かに航空英語が国際的な言語であることは第1パラグラフに記載されていますが、この言語が異文化間コミュニケーションを促進するというよりは、特定の専門的なコンテキスト、つまり航空交通の安全性を高めるために用いられています。

    (d)「Pilots use Universal Language to Enhance Flight Safety」: この選択肢が本文の内容を最も適切に表しています。本文は、航空英語がいかにして国際的な航空通信の標準として確立されたか、そしてそれがパイロットと航空交通管制官間の明確なコミュニケーションを通じて飛行の安全性をいかに向上させるかに焦点を当てています。第4パラグラフにある「Because a misunderstanding between a pilot and a controller can lead to catastrophe, aviation English relies upon a standard phraseology」という文言が、このタイトルの妥当性を裏付けています。

    出典

    ‘Tree-niner-fife’: The Global Language of Pilots

    (23)

    ヒエログリフ(象形文字)が最初にどのように使用されたかについて言及している部分は、3番目のパラグラフの1文目にあります。「Archaeologists have taught us that before the alphabet was invented, “written” communication was in the form of pictures, known as hieroglyphics. They are believed to have originated around 3100 BCE., not as a way to capture history, but as a method for documenting business transactions during the rise of the city-state.」この文は、象形文字が歴史を記録するためではなく、都市国家の台頭中にビジネス取引を文書化する方法として起源を持っていると説明しています。従って、選択肢 (a) Capture history や (c) Record news はこの文に基づいて否定されます。

    また、選択肢 (d) All of the above についても否定されるべきです。なぜなら、文書にはヒエログリフがビジネス取引の文書化以外に使われたという言及がなく、選択肢 (a) や (c) の内容が含まれていないためです。

    したがって、正しい答えは (b) Document business であり、これが象形文字が最初にどのように使用されたかについての文書からの引用に基づいた論理的な説明です。

    (24)

    4パラグラフの最後の文に、「While it’s not clear exactly when or how, researchers say sometime in the second millennium — between 1900 and 1700 BCE — an alphabetic system was developed that enabled more people to read and write.」とあります。これは、紀元前1900年から1700年の間の第二千年紀に、より多くの人が読み書きできるようにするアルファベットシステムが開発されたことを示しています。

    選択肢 (a) Easier to communicate at a distance については、文章中で直接的な言及がないため、これを根拠とすることはできません。選択肢 (b) History could be more easily recorded も、直接的な言及がないため、根拠とはなりません。選択肢 (d) Scribes were no longer panda については、文章中にスクライブ(筆記者)が「パンダ」でなくなったという記述はどこにも存在せず、また「パンダ」という言葉は文脈上無関係なため否定されます。

    (25)

    最後のパラグラフで、イービング・フィンクルはアルファベットシステムへの移行を記述しており、「The giant leap came when somebody conceived of this matter, that you could draw a picture which represented something that someone could recognize but at the same time that sign could be used just for the sound of the thing it looked like, so the sound became drawn out or separated from the picture」と述べています。これは、象形文字からアルファベットシステムへの移行が「giant leap」と表現されていることを示しています。

    また、同じ文でこの移行が「rather simple」とも述べられており、これは選択肢 (a) Conceptually simple の根拠になります。さらに、最後の部分には「nevertheless is of great lasting significance」とあり、これは選択肢 (c) Significant の根拠となります。

    したがって、文中の引用に基づき、選択肢 (a) Conceptually simple、(b) Giant leap、(c) Significant はすべてこの移行を説明するのに適切な形容詞であり、それぞれの言葉が文章の中で直接的に使われているため、正解は (d) All of the above となります。

    出典

    Why Was the Alphabet Invented, Anyway?

    2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅱ

    26,G of
    27,J to
    28,G of
    29, I out
    30,F in
    31,J to
    32,L No WORD
    33,D for
    34,B about
    35,I out
    36,C by
    37,E from
    38,A at
    39,K up
    40,A at

    2024年早稲田人間科学部英語大問Ⅲ

    41,B
    42,C
    43,B
    44,A
    45,E
    46,A
    47,C
    48,B
    49,E
    50,D

    解答根拠

    41,文中の “it is no point in” は文法的に正しくありません。正しくは “there is no point in” となるべきです。”It is no point” では主語と述語が不適切に使われています。
    42, “much troubles” は不正確です。不可算名詞の “trouble” を使うべきで、”much trouble” が正しい形です。
    43,”for aged” は不適切な表現です。 “for the aged” または “for elderly” が正しい表現です。
    44,”so please” は誤りです。 “so pleased” が正しい形容詞の使用です。
    45,No Error
    46,”I find” は現在形が不適切であり、過去形の “I found” が正しい可能性があります。
    47,”some of whose” は不正確です。正しくは “some of which” となります。
    48,”equipments” という単語は誤りです。”Equipment” は不可算名詞であり、複数形は存在しません。
    49,No Error
    50,”sun raise” は誤りで、正しくは “sunrise” または “sun rise” となります。

    2025年早稲田人間科学部を受ける人はどうするか?

    来年度より人間科学部は受験方式が変わりますが、英語については同じ傾向が続くと考えられます。

    主観、客観表現を正確に読み分けられるのと、文章を照らし合わせていく力が必要です。

    早稲田大学人間科学部で合格するためには人間科学部に合格するための読み方、解き方が必要です。

    お気軽にご相談ください。

【2024年】早稲田法【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.16

早稲田大学法学部が2/15に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 2024年早稲田法学部英語全体講評 大問1の長文が読みづらいのと(3)が新形式で解きづらかったと思います。 新形式の問題は後で落ち着いて見れば、できても当日の緊張感で解くのはかなり大変だったと思います。

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  • 早稲田大学法学部が2/15に入試を迎えました。

    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。

    2024年早稲田法学部英語全体講評

    大問1の長文が読みづらいのと(3)が新形式で解きづらかったと思います。
    新形式の問題は後で落ち着いて見れば、できても当日の緊張感で解くのはかなり大変だったと思います。
    そもそも日本史選択は何の話をしているのかわからなかった生徒もいたかもしれません。
    *早稲田法学部は過去にも歴史上の出来事の問題を出題しています。

    また、大問2はここ数年出題されてなかったパラグラフ形式が復活しましたね。
    「今年はでない!」と思って鷹を括っていた人は急に出てきて辛かったかもしれません。

    作文については例年通りなので、長文で点数をいかにつけられなかったかが勝負となっています。

    2024年早稲田法学部英語大問1

    (1)
    1A
    2C
    3D
    4A
    (2)
    1,C
    2,B
    3,D
    4,B
    (3)
    1,D
    2,D
    3,B
    (4)
    1B
    2A
    3B
    4C

    解答根拠

    (1) 1

    A. 「特別な政府のコインを使用して支払うことができた」
    これについての直接的な言及はありませんが、「a token like the one above」という記述は第2パラグラフにあります。しかし、これは「政府のコイン」という意味ではなく、ひげ税を支払った証としてのトークンに関するものです。

    B. 「ツァーリの日常生活への浸透の程度を示している」
    「His inspectors stalked the streets of St. Petersburg, shaving beards and snipping inches off coats.」という記述は第1パラグラフにあり、ツァーリの影響が日常生活に及んでいたことを示しています。

    C. 「政治権力の行使についての疑問を提起している」
    この選択肢については直接的な引用はありませんが、政治権力の行使とその影響に関する全体的な議論は、本文全体を通じて存在します。

    D. 「人の地位に応じて異なる税率で徴収された」
    「a few kopecks for peasants, a hundred rubles or more for nobles or military officials」という記述は第2パラグラフにあり、税率が地位によって異なっていたことを明示しています。

    E. 「ロシアの文化変革を加速するために設計された」
    「The beard tax was just one part of a larger project: Peter the Great’s aesthetic reinvention of Russian culture.」という記述は第3パラグラフにあり、ひげ税が文化変革の一環であったことを示しています。

    (1) 2

    A. 「外交的な呼びかけと華やかな社交集会を含んでいた」
    これについては第4パラグラフに「He visited heads of state, collections of natural curiosities, and anatomical theaters, and threw legendarily wild parties.」という記述があります。これは外交的な訪問と豪華な社交イベントを含んでいたことを示しています。

    B. 「その土地についての好奇心旺盛な訪問者についての誇張が触発された」
    これに関しては第4パラグラフに「excited rumors of his visit spread from town to town, heralding him as a giant: 7 feet tall, brilliant, and only half-civilized.」とあることから、ピョートルの訪問についての誇張された噂が広まったことがわかります。

    C. 「新しいロシアのツァーリの戴冠を祝うことを目的としていた」
    この選択肢に関連する記述は文中には存在しません。ピョートルの1697年のツアーは、新しいツァーリの戴冠を祝う目的ではなく、外国の知識を得るためのものでした。

    D. 「ピョートルに外国についての直接的な知識を得させた」
    第4パラグラフには「For a time, he worked at a Dutch shipyard to learn ship-building techniques.」とあり、ピョートルが直接的に外国で知識を得たことが示されています。

    E. 「物議を醸すロシアの文化政策の結果となった」
    第5パラグラフに「Upon returning from his travels, he launched immediately into the process of “Europeanizing” his homeland.」とあります。これは彼の旅行がロシアの文化政策に影響を及ぼしたことを示しています。

    (1) 3

    A. 「服装や身だしなみのような日常的な慣習にまで及んだ」
    これについては第3パラグラフにある「The tsar ordered his subjects to replace their familiar long Russian overcoats with French or Hungarian jackets.」や「His inspectors stalked the streets of St. Petersburg, shaving beards and snipping inches off coats.」という記述が、日常的な慣習にも及んだことを示しています。

    B. 「既存の美的規範の全面的な見直しを意味した」
    これについては第3パラグラフに「Peter the Great’s aesthetic reinvention of Russian culture.」という記述があり、美的規範の見直しを意味していたことが示されています。

    C. 「ロシアの確立された構造に挑戦をもたらした」
    これについては第1パラグラフと第2パラグラフにある、ひげ税の導入や服装の変更要求が既存の構造への挑戦を示しています。

    D. 「改革の犠牲として彼の個人的な嗜好を促進した」
    この選択肢に関しては、文中にピョートル大帝が個人的な嗜好を推し進めた結果として改革が犠牲になったという記述はありません。改革は彼の欧州旅行の経験に基づいており、個人的な趣味趣向を反映するものではなく、より広範な「Europeanization」プログラムの一環でした。

    E. 「一部のロシア人にとって不快なものであった」
    これに関しては第3パラグラフにある「anyone walking the streets in an old-fashioned robe was liable to have it shorn short by the Tsar’s inspectors.」や最後のパラグラフにある「The implicit choice was clear: Peter or the Church.」という記述が、一部のロシア人がプログラムに対して不快感を持ったことを示唆しています。

    (1) 4

    A. 「ピョートルの統治をスキャンダルを避ける限り受け入れた」
    この選択肢に関しては文中にはロシア正教会がピョートルの統治を受け入れたかどうかについての明確な記述はありません。ただし、文中には教会が彼のいくつかの行動について否定的な意見を持っていたことが示唆されていますが、「スキャンダルを避ける限り」という条件については言及されていません。

    B. 「ピョートル大帝の近代化努力によって脅かされたと感じた」
    第4パラグラフには「The beard tax was just one way that the Tsar sparred with the Church.」という記述があり、ピョートル大帝の政策が教会との対立を示しています。

    C. 「信者に対して宗教的な理由からひげを価値あるものと教えた」
    第7パラグラフに「the teachings of the Russian Orthodox Church, which considered uncut facial hair a reflection of piety.」とあり、教会がひげを宗教的な理由で価値あるものと教えていたことが示されています。

    D. 「ひげ税をロシアの宗教生活への乱れと見なした」
    第8パラグラフには「To the pious, the beard tax was a shocking scandal.」とあり、ひげ税が信心深い人々にとっては大きな問題であったことが示されています。

    E. 「アストラハンの反乱兵によって守られた」
    第8パラグラフには「Finally, in 1705, the Russian military division initiated an open revolt in the town of Astrakhan. A letter from the rebels proclaimed that they were taking a stand for the Christian faith, and against shaving and foreign dress.」とあり、反乱兵が宗教的な理由でピョートル大帝の政策に反対したことが示されています。

    (3) 1

    引用文は、ピョートル大帝の政策に反対した人々の立場を表しているようです。それぞれの選択肢を検討してみましょう。

    A. キャプテン・ジョン・ペリー(Captain John Perry)
    キャプテン・ジョン・ペリーは文中で引用されていますが、彼は訪問者としての視点で情報を提供しており、この引用は彼の立場を代表するものではありません。

    B. サンクト・ニコラス(Saint Nicholas)
    サンクト・ニコラスはロシア正教会の聖人であり、彼による引用とは考えにくいです。

    C. 全てを笑い飛ばすものと酔っ払いの宗教的集会(the All-Jesting and All-Drunken Religious Assembly)
    この集団は、ピョートル大帝によって創設されたものであり、彼の政策を支持するために存在したものです。この引用が彼らに帰属する可能性は非常に低いです。

    D. アストラハンで反乱を起こした兵士たち(the soldiers who revolted in Astrakhan)
    第8パラグラフで、「Finally, in 1705, the Russian military division initiated an open revolt in the town of Astrakhan. A letter from the rebels proclaimed that they were taking a stand for the Christian faith, and against shaving and foreign dress.」とあります。これは反乱を起こした兵士たちがキリスト教の信仰を守り、剃毛や外国の服装に対して立ち上がったことを示しています。この引用はその立場を反映しているため、最も可能性が高いです。

    E. V.M.ジヴォフ(V. M. Zhivov)
    V.M.ジヴォフは「Cultural Reforms in Peter I’s System of Transformations」という論文の著者であり、彼の立場から引用されたものではないでしょう。

    (3)2

    文章に基づいて、ピョートル大帝が「見せて教える」方法を用いて、彼の政策に関する無知を理由に公衆が自らを免罪することを防いだ例を挙げる問題ですね。

    A. ピョートルが秘密裏にヨーロッパを訪れた方法
    第4パラグラフに「In 1697, when he set out on a grand tour, Peter chose to travel incognito, adopting the name “Sergeant Pyotr Mikhaylov.”」とありますが、これは公衆に彼の政策を知らせるための手法とは関連していません。

    B. ツァーリが主催した伝説的に野放図なパーティー
    これについては第4パラグラフに記述がありますが、「見せて教える」手法とは直接的な関連が見られません。

    C. 大工にひげを保持させたこと
    第6パラグラフには大工の話がありますが、彼のひげを保持させるという行為は、政策への理解を促進するための「見せて教える」方法とは異なります。

    D. モスクワ市の門の外に設置されたマネキン
    第3パラグラフに「Mannequins set outside the Moscow city gates illustrated the new fashions for all to see.」とあります。これは、新しい服装の方針を公衆が見て理解することを可能にするための、まさに「見せて教える」手法の一例です。

    E. 偽の宗教的儀式とセレモニー
    9パラグラフには、ピョートル大帝が宗教的な集会を行ったことが記述されていますが、これは彼の政策を知らせるためではなく、忠誠のテストとしての要素が強いです。

    (3)3

    この質問における文脈から推測すると、ツァーリの不在中に彼の高官の妻たちが古風なガウンを教会で着用していたこと、そしてそれを隠すためにスカートを重ね着していたことが示されています。彼女たちがツァーリの命令を呪いながらこれを行っていたことから、そのスカートは何らかの反抗の意を表していた可能性があります。

    A. ヨーロッパ風のスタイル。
    B. 抗議の意味を持っていた。
    C. エリートの印。
    D. 伝統的なロシア式。
    E. 誇りを持って着用されていた。

    文中には「everyone wore German dress」とあるので、ツァーリの政策に従ってヨーロッパ風のドレスを着ていたことが示されています。しかし、この文はまた、「the wives of some of the Tsar’s leading officials wore old-fashioned gowns to church」とも述べており、これは彼女たちが伝統的なロシアの服装を身につけていたことを示しています。さらに、「even though they put skirts over them」とあるので、彼女たちがそれらの古風なガウンを隠すためにスカートを重ね着していたことがわかります。

    この情報から推測するに、スカートは伝統的なロシア式のガウンを隠すために用いられたものであり、ツァーリの命令に反対していたことを示唆しているため、Bが答えとなります。

    出典

    Amelica Soth “Peter The Great’s Beard Tax” JSTOR Daily

    2024年早稲田法学部英語大問2

    (1)
    1 C
    2 K
    3 H
    4 I
    5 J
    6 G
    7 D

    (2)
    1 E
    2 A
    3 D
    4 D

    (3)
    1D
    2C
    3A

    (4)
    1B
    2C
    3E

    出典

    Thomas A DiPrete and Claudia Buchman, The Rise of Women

    解答の根拠

    (1) 第1段落

    第1段落では、20世紀の初めから女の子が男の子を学業成績で上回っていたという歴史的証拠を概説しています。「Even then, girls earned higher grades than boys and were promoted to the next year level more readily.」という部分で、女の子がより高い成績を得て、より容易に次の学年に進級したことが示されています。

    (1) 第2段落

    第2段落では、19世紀の大部分にわたり若い女性が大学への入学が禁じられていたこと、そして女性の大学への入学が初めて許可されたのが1837年であること、南北戦争が女性の大学入学者数増加にどのように影響したかについて詳述しています。「By 1900, more than twice as many women were enrolled in coeducational institutions as were enrolled in women’s colleges.」という部分で、共学の大学に入学する女性の数が女子大に入学する女性の数の2倍以上になったことが示されています。

    (1) 第3段落

    第3段落では、幼稚園から大学に至るまで、全主要科目で女の子が男の子よりも良い成績を取っていること、そしてこのことが男の子の教育成績をどのように改善できるかについての疑問を提起しています。「From kindergarten through high school and into college, girls get better grades than boys in all major subjects, including math and science.」と記述されています。また、選択肢のleading to の部分は本文のThis leads us to ask if school-based policies can help improve the educational performance of boys.に 一致。

    (1) 第4段落

    第4段落では、教師、学生文化、および教授法と評価技術に焦点を当てた学校政策の介入が学生の成果を改善する可能性がある三つの主要な領域について説明しています。「Three promising arenas of school policy intervention have the potential to improve student outcomes: teachers, student culture, and instructional and evaluation techniques.」という部分でこれらの領域が概説されています。

    (1) 第5段落

    第5段落では、学業成績を軽蔑する一般的な認識に反して、学生が実際には学業成績を価値あるものと見なしていることが示されています。「…students do not generally disparage academic achievement, so long as it is accompanied by other desirable behaviors…」という部分で、学業成績に対する学生の肯定的な態度が強調されています。

    (1) 第6段落

    第6段落では、8年生の生徒がどの程度成績を重視しているか、また彼らが自分の親が成績をどれほど重視していると認識しているかについての調査結果が紹介されています。「Eighth-grade students were asked how important grades were to them and how important they perceived grades to be to their parents.」という部分で、教育価値観に関する生徒の認識が説明されています。

    (1) 第7段落

    第7段落では、女性が教育成果で優位に立つ現象が現れた今、学校の政策がどのように性別不平等に影響を与えるか、そして男女両方に役立つ政策が必要であるかについて検討しています。「Now that a female advantage in educational achievement has emerged, it is natural to ask whether and how schools affect gender inequality.」という部分で、性別に基づく不平等に対処するための学校政策の必要性が強調されています

    (2) 1

    本文では女の子が幼稚園から高校、さらに大学に至るまで、全ての主要科目で男の子よりも良い成績を取っていると述べられています。

    3段落目で、「As early as kindergarten, girls demonstrate more advanced reading skills than boys, and boys continue to have problems with reading in elementary school. From kindergarten through high school and into college, girls get better grades than boys in all major subjects, including math and science.」と記載されています。この引用は、女の子が幼稚園でより進んだ読解能力を示し、その後も小学校を通じて、そして高校や大学に至るまで全ての主要科目で男の子よりも良い成績を取ることを明確にしています。
    この情報に基づき、E選択肢がパッセージと矛盾する唯一の選択肢であることがわかります。女の子が「幼稚園を卒業するまで」より進んだ読解能力を示すという記述は、女の子が幼稚園から先も、学業全般において男の子より優れているという本文の情報と合致しません。

    (2) 2

    B本文の2段落目で述べられています: 「They were first allowed to enroll in college in 1837, when Oberlin College began admitting women, arguably to provide ministers of religion with intelligent, cultivated, and thoroughly schooled wives.」これは、女性が最初に大学に入学した理由が、結婚のために教育されることが主な目的であったことを示唆しています。

    C、2段落目で「…the rapid rise in the number of women enrolling in coeducational institutions precipitated a new fear that women would take over colleges.」と述べられており、1900年代に女性の大学への入学者数が急速に増加し、大学を乗っ取るのではないかという懸念が生じたことを示しています。

    D、同じく2段落目で触れられています: 「When the Civil War (1861-1865) led to a shortage of male students, more colleges became willing to enroll tuition-paying female students.」これは、南北戦争中に男子学生が減少したことで、より多くの大学が女子学生の入学を奨励したことを示しています。

    E2段落目の冒頭で確認できます: 「They were first allowed to enroll in college in 1837…」とあり、女性が初めて大学への入学を許可されたのが1837年であることを明らかにしています。

    これらの引用を基に、A選択肢「1900年までに、女性の大学への入学者数が、大学に入学している男性の2倍になった。」が本文と矛盾していることがわかります。本文では、「By 1900, more than twice as many women were enrolled in coeducational institutions as were enrolled in women’s colleges.」と記述されており、これは共学の大学に入学している女性の数が、女子大に入学している女性の数の2倍以上になったことを意味していて、女性の入学者数が男性のそれの2倍になったとは述べていません。したがって、Aが本文の内容と合致しません。

    (2)3

    A、4段落に記載: 「…and academically oriented student cultures may improve both the effectiveness of some teachers and the impact of some instructional techniques.」これは、学問的に志向された学生文化の創造が、一部の教師の効果といくつかの教授技法の影響を改善する可能性があることを示しています。

    Bについては、同じく4段落目で言及されています: 「Considerable research suggests that small class sizes are better than large ones…」とあり、小規模クラスが大規模クラスよりも優れていることを示唆する多くの研究があることを示しています。

    Cもまた、4段落目で言及されています: 「Beyond teachers, other support staff such as guidance counselors may play an important role in students’ educational outcomes.」これは、ガイダンスカウンセラーなどのサポートスタッフが、学生の教育成果に重要な役割を果たす可能性があることを示しています。

    Eについては、4段落目で述べられています: 「…good teachers have long-lasting effects on their students.」および「…teachers differ in their ability to promote these skills.」これは、高品質の教師が学生に長期的な影響を与え、社会的および行動的スキルの促進において教師による差があることを示しています。

    これらの引用を基に、D「raising academic standards to improve overall academic performance.」が本文の内容と矛盾していることがわかります。本文の4段落目で、学術基準を引き上げることが全体的な学術成績を向上させるわけではないと述べられています: 「…that putting students into college preparation tracks is generally detrimental to poorly performing students, and that tough academic standards do not boost academic achievement for poorly performing students.」これは、成績が悪い学生にとっては、学生を大学準備コースに配置することが一般的に有害であり、厳しい学術基準が成績が悪い学生の学業成績を向上させないことを示しています。したがって、Dが本文と合致しない選択肢です。

    (2)4

    5段落目で、John Bishop と彼の同僚による中学生と高校生に対する調査結果が紹介されています。

    Aは5段落目で言及されており、「Apparently students begin to cross the “not cool” line when they exhibit overt competitiveness about grades (51 percent said this is not cool, but still 49 percent disagreed)…」と記述されています。これは約半数の生徒が成績について公然と競争的であることを受け入れていることを示しています。

    Bもまた言及されています。「…73 percent disagreed with the statement that “it’s not cool to be enthusiastic about what you are learning in school.”」とあるため、約四分の三が学校で学んでいることに熱心であることを良いと考えています。

    C選択肢は、「…students generally appreciate that high levels of educational achievement are valuable in today’s world.」と記載されていることから、大半の生徒が教育成果の価値を認識していることを示しています。

    E選択肢に関しても支持されており、「85 percent disagreed with the statement that “it’s not cool to study real hard for tests and quizzes,”」とあるため、圧倒的多数がテストやクイズのために一生懸命勉強することを受け入れていることが示されています。

    これらの引用に基づき、D「over four-fifths think it is not cool to volunteer answers in class.」が誤りであることがわかります。実際には、「81 percent of middle and high school students who were surveyed in 1998-1999 disagreed with the statement that “it’s not cool to frequently volunteer answers or comments in class,”」と記述されています。これは、四分の五以上の生徒がクラスで積極的に回答やコメントをすることを「かっこ悪い」とは思っていないことを示しており、選択肢Dが本文の内容と矛盾しています。

    2024年早稲田法学部英語大問3

    1 K
    2 L
    3 I
    4 G
    5 D
    6 C

    解答根拠

    1″to arrest you”:ここでは、”reason to”という構文が使われ、「あなたを逮捕する理由を与えたくない」という意味になります。これは、”to”を使って目的を表す典型的な英語表現です。
    2″with interfering with”:ここでの”charged with”は、「〜で告発されるいう意味を持つ表現です。
    3″of a sensitive”:ここでは、”information of a sensitive nature”という形で、「機密性の高い情報」という意味になります。”of”は、所有や種類を表します。
    4″from his workplace”:”stole from”は、「〜盗む」という意味のフレーズです。”from”はここで出所を示しています。
    5″away”:”run away”という熟語で、「逃げる」という意味あります。”away”は離れる動作を示します。
    6.at liberty to”:”at liberty to”は、「自由に〜するとができる」という意味の慣用句です。

    2024年早稲田法学部英語大問4

    1,D
    2,D
    3,C
    4,C

    解答根拠

    1,文中の(D)に文法的な間違いがあります。「a raise in their deaths」という表現は不適切です。「raise」は名詞として「昇給」などの意味で使われることが多く、ここでは「増加」を意味する「rise」という単語が適切です。したがって、正は「a rise in their deaths」となります。

    2,最後の部分である(D)「landfill is the only destination for other」が不完全です。正しくは、”others” もしくは “other types” とる必要があります。ここで言及されているのは数の「plastic types」なので、代名詞も複数形にするか、または “types” を明示する必要があります

    3,文中の(C)部分に文法的な間違いがあります。「each gestures」という表現が誤っています。”Each” は単数形を伴うので、正しくは “each gesture” となります。

    4,「that temporary illuminates」という表現が誤っています。”Temporary” は形容詞ですが、ここでは副詞が必要です。正しい形は “temporarily” となります。

    2024年早稲田法学部英語大問5

    1,C
    2,D
    3,E
    4,B
    5,E

    1「during a flight to New York City」という表現が最も自然で、事故がニューヨーク行きの飛行中に起きたことを示しています。

    2「When Avianca asked」という文脈では、アビアンカが裁判を棄却するよう求めた時点での出来事を指しているため、「When」が適切です。

    3複雑な連邦法に関する詳細な議論を指すのに、「with its detailed discussion」という表現が適しています。

    4,この文脈で「just」は、「その他は全て順調であったが、この一点のみが問題だった」というニュアンスを持たせています。

    5,スティーブン・A・シュワルツ弁護士が裁判所に対して告白したという文脈で、「on the mercy of the court」という表現が使用されます。これは、彼が裁判所に対して自分の過ちを認め、裁判所の慈悲を乞うている状況を示しています。

    出典:Here’s What Happens When Your Lawyer Uses ChatGPT in NYK

    2024年早稲田法学部英語大問6

    [分析中]

    2024年早稲田法学部英語大問7

    [分析中]

    2025年早稲田法を受ける人はどうするか?

    来年度受験を考えている人は、早稲田大学は共通試験の上位互換だと思ってください。
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    早稲田大学法学部を目指す上で、困りごとがあればお気軽にご相談ください。

【2024年】慶應商【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.16

慶應義塾大学商学部が2/14に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年慶應義塾商学部英語全体講評2024年慶應義塾商学部英語 Ⅰ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅱ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅲ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅳ2024年慶應義塾商学部英

  • …続きを読む
  • 慶應義塾大学商学部が2/14に入試を迎えました。
    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。
    [toc]

    2024年慶應義塾商学部英語全体講評

    例年通りのレベルの慶應商学部の問題でした。
    一つ一つの問題は標準レベルですが、全体で見ると時間が厳しいというのも例年通りの問題でした。

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅰ

    (1)3
    (2)1
    (3)2
    (4)4
    (5)2
    (6)4
    (7)1
    (8)1
    (9)4
    (10)3

    解答根拠

    (1)

    文章を考慮すると、Donhamはビジネスリーダーたちに単に寄付を増やすよう求めたのではなく、彼が指摘する「責任あるリーダーシップにおけるギャップ」を埋めることを要請しています。この文脈で見ると、「achieve」は「達成する」という意味でこの空白を埋めるという文脈には合いません。「endorse」は「支持する」という意味であり、この場合には適さない選択です。「protect」は「守る」という意味ですが、リーダーシップのギャップを守るという表現は意味を成しません。

    したがって、「fill this gap in responsible leadership」は「責任あるリーダーシップにおけるこのギャップを埋める」という意味になり、指導者たちに対して行動を起こすことで「文明」を救うよう呼びかけていることを示しています。ですので、文脈的にも意味的にも最も適切なのは「fill」、つまり3番です。

    (2)

    文章はビジネスリーダーに利益を超えた社会的影響を求めることが古くからあったと述べています。そして、企業の倫理と責任に関する問題が長きにわたり存在していたことを指摘し、「商人や金融家の貪欲さは、全ての社会を通じて一貫した ( 2 ) であった」と続けています。

    この空欄は「商人や金融家の貪欲さがもたらす問題点を指す名詞」が適切です。「concern」は「関心事」「問題」という意味で、ここでは「社会全体で常に問題視されてきた」という文脈に合います。「level」は「水準」や「レベル」といった意味ですが、この文脈では適していません。「mind」は「心」「精神」という意味で、ここでは文脈に合わない選択肢です。「motion」は「動き」や「提案」という意味ですが、これも文脈に即していません。
    したがって、文脈に合い、意味的にも適切なのは「concern」、つまり1番です。

    (3)

    文章は現代のグローバルビジネスが利益追求に集中しており、さらに「政府や法律の機関を歪ませて (3) に仕える」と述べています。ここでの空欄は「利益を求めるビジネスが支援するもの」を指す名詞が適切です。

    「bureaucrats and lawyers」は「官僚と弁護士」を意味しますが、この文脈において政府や法律の機関が彼らに仕えるという意味は論理的ではありません。「social responsibilities」は「社会的責任」を意味しますが、この部分はビジネスが社会的責任を無視しているという文脈で語られているため、適切ではありません。「world citizens」は「世界市民」という意味ですが、これも文脈に合わない選択肢です。

    一方で、「corporate interests」は「企業の利害」という意味であり、グローバルビジネスが利益追求のために政府や法律の機関を歪めるという文脈にぴったり合います。したがって、文脈に合い、意味的にも適切なのは「corporate interests」、つまり2番です。

    (4)

    1927年の開校式においてDonhamが警告したのは「4. businesspeople disregarding community needs」、つまり「ビジネスパーソンがコミュニティのニーズを無視すること」の影響です。

    文章によると、Donhamは「Unless more of our business leaders learn to exercise their powers with an acute sense of responsibility towards other groups in the community, our civilization may well head for one of its periods of decline」と述べています。これはビジネスリーダーがコミュニティ内の他グループに対する責任感を持って権力を行使することを学ばなければ、文明が衰退する可能性があるという警告です。この部分から、Donhamの警告はビジネスリーダーがコミュニティのニーズを無視することの影響に関するものであることが明確です。

    他の選択肢を見ると、1番「business leaders rejecting scientific insight」、2番「an economic bubble leading to higher prices」、3番「US universities misleading business students」は文中でDonhamが述べた警告とは直接関連していません。したがって、正しい答えは4番です。

    (5)

    Donhamの言葉が「(5 prophetic)」、つまり予言的だった理由は、「2. American society did come to confront serious crises in the 1930s」という選択肢に該当します。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の最後のパラグラフに「The Dean’s warning of a great threat to humanity did not excite much attention amid the booming 1920s, but his words were (5 prophetic). Towards the end of 1929, the New York stock market crash would set off a massive economic depression in the US and beyond, with profound economic and political consequences for the decade that followed」と記されています。この部分は、Dean(Donham)が人類にとっての大きな脅威について警告したが、1920年代の好景気の中でそれはあまり注目されなかったが、彼の言葉は予言的だったと述べています。その後、1929年末にニューヨークの株式市場が大暴落し、アメリカだけでなく世界的な大恐慌を引き起こし、それが1930年代に社会が直面する深刻な危機へとつながったことが述べられています。

    他の選択肢を見ると、1番「American society was actually enjoying prosperity in the 1920s」は文中に「booming 1920s」とあることから確かに1920年代は繁栄していた時期であることが分かりますが、これはDonhamの言葉が予言的であった理由を説明していません。3番「businesspeople soon started to avoid social responsibility」は文中にそのような事実を示す記述はありません。4番「social responsibility triggered a great global depression」はDonhamの警告と大恐慌の間に因果関係を示唆していますが、文中でそのようなことは述べられていません。

    したがって、文中の記述に基づき、Donhamの言葉が予言的だったのは1930年代にアメリカ社会が実際に深刻な危機に直面したという事実によるものです。

    (6)

    選択肢の中で、Adam Smithが利率に対する法的制限を支持した理由を最も論理的に説明しているのは「4. he did not want investors to gain huge profits while most others are impoverished」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は次のように述べられています。「While Smith therefore supported free enterprise for most individuals, he did not do this for those greedy investors who sought “extraordinary profits.” To rein in their activities, he supported legal restrictions on interest rates and also made clear his contempt for gross inequality. “No society can surely be flourishing and happy,” he remarked, “of which the far greater part of the members are poor and miserable.”」この段落は、Smithが大多数の個人に対して自由企業を支持していたが、異常な利益を求める貪欲な投資家に対してはそうではなかったことを示しています。彼はこのような投資家の活動を抑制するために利率に対する法的制限を支持し、また彼は極端な不平等を軽蔑していることを明らかにしています。そして、「どの社会も、そのメンバーの大部分が貧しく不幸な場合には、確かに繁栄し幸せではあり得ない」と述べています。

    他の選択肢に関して、1番「he held that lawmakers should rigorously regulate citizens’ commercial activities」はSmithの考えを一般的すぎる形で表しており、文中の具体的な記述と直接的な関連はありません。2番「he was a philanthropist dedicating his life to helping the poor and underprivileged」はSmithが慈善家であったという記述は文中に見当たりません。3番「he believed in a market mechanism that automatically achieved a proper balance」はSmithの市場メカニズムに対する信念を述べていますが、利率の法的制限を支持した具体的な理由には触れていません。

    したがって、文中の記述に基づき、Smithが利率の法的制限を支持した理由は「投資家が巨大な利益を得る一方で多くの人々が貧困化することを望まなかった」ためであると結論付けられます。正しい答えは4番です。

    (7)

    選択肢の中で、短期的な思考を行っている会社が通例していることを説明しているのは「1. They single-mindedly pursue profits and overlook their social missions」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は、文中の次の文にあります。「Likewise, Dominic Barton, chairman of private investment firm LeapFrog Investments, has denounced short-term thinking by companies that are obsessed with quarterly reporting and blinded to the existence of other important objectives.」このセンテンスは、Dominic Bartonが四半期ごとの報告に取りつかれ、他の重要な目標の存在に盲目になっている会社による短期思考を非難していることを示しています。この文は、短期思考をしている会社が一元的に利益を追求し、社会的使命を見落としていることを意味しています。

    他の選択肢については、2番「They accept temporary losses to secure employment for workers」、3番「They help a variety of stakeholders as a way to increase profitability」、4番「They show no interest in statistical reports and ignore the margin of error」は文中で短期思考に関連した記述としては提供されていません。

    したがって、文中の記述に基づいて短期思考をしている会社が何をしているかについては、社会的使命を見落としながら一元的に利益の追求をしていると述べる1番が正しい答えになります。

    (8)

    選択肢の中で、21世紀における責任の呼びかけの有効性について懐疑的である理由を説明しているのは「1. global business is greedy, with companies knowingly violating ethical codes」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は、次の文にあります。「There is reason to be skeptical whether these calls for enhanced responsibility will be answered more than Donham’s were. Global business today is relentlessly profit-seeking and warps institutions of government and law to serve corporate interests.」このセンテンスは、現代のグローバルビジネスが利益追求を止めず、政府や法律の機関を企業の利益のために歪めていることを指摘しており、このような状況が責任の呼びかけに対する懐疑的な見方を支持する理由となっています。つまり、企業が倫理規範を知りながら違反しているという貪欲さが問題とされています。

    他の選択肢については、2番「BlackRock, LeapFrog, and the Business Roundtable are accumulating debt」、3番「younger entrepreneurs are underfunded and cannot expand their businesses」、4番「Donham’s vision was too idealistic to be implemented by businesspeople」は、懐疑的な理由を説明する文脈として文中には記述されていません。

    したがって、懐疑的な理由としては、グローバルビジネスが利益追求に走り、倫理規範を意図的に破っているためという点を指摘する1番が正しい答えです。

    (9)

    選択肢の中で、著者の歴史へのアプローチを最もよく表しているのは「4. Historical events provide parallels and examples of successes and mistakes we can learn from」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    「The history of private business yields concrete examples of deeply responsible business leaders operating at different times and in different contexts. None is the formula for how to re-imagine a complex system such as capitalism. Rather, they are useful because they show how individual efforts to pursue an increased sense of responsibility have succeeded and failed, and why.」とあります。この部分は、個々の努力が成功したり失敗したりした理由を示す例を通じて、私たちが学ぶことができると述べています。これは歴史的な出来事が成功と失敗の例として役立つことを意味しており、選択肢4が著者の歴史に対するアプローチを最もよく表しています。

    他の選択肢に対する根拠は文中にはっきりと見つかりません。1番「Knowledge of historical context enables us to identify the causes of contemporary problems」、2番「Grasping human nature through the study of history allows us to prevent catastrophe」、3番「By exploring business history, we can find the model for reforming our economic system」は、文中で直接的に言及されているわけではありません。

    したがって、著者の歴史に対するアプローチを表すのは、歴史的な出来事が教訓を提供するという観点、つまり選択肢4です。

    (10)

    選択肢の中で、著者のビジネスにおける責任に関する見解と一致しているのは「3. Future businesses should benefit a wider range of stakeholders than they do now」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    文中には次のような文章があります。「Larry Fink, chief executive of BlackRock, the world’s largest asset manager, declared in his annual letter to CEOs in 2018: “Companies must benefit all of their stakeholders, including shareholders, employees, customers, and the communities in which they operate.”」これは企業が現在よりも広範な利害関係者に利益をもたらすべきだというFinkの主張を引用しており、著者がこの視点を提示していることを示しています。

    他の選択肢については、1番「The debate about ethical business practices started with the rise of capitalism」は文中で明確に述べられていません。2番「To be socially responsible, business leaders need to hide their shortcomings」は文脈に反していると言えます。4番「Businesses should support the poor by actively engaging in charitable initiatives」は文中でDonhamが寄付を増やすことを求めていないと述べている部分と矛盾しています。

    したがって、著者のビジネスにおける責任に関する見解と一致しているのは、将来のビジネスが現在よりも多くの利害関係者に利益をもたらすべきだという3番の選択肢です。

    出典

    出典がわからなかったのですが、本文内での説明されている”Roaring Twenties“について。
    作者はGeoffrey Jones氏でHarvard Business Schoolの教授です。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅱ

    (11)2
    (12)4
    (13)4
    (14)4
    (15)2
    (16)4
    (17)1
    (18)3
    (19)4

    解答根拠

    (11)

    根拠は、文章の冒頭で提案されている制度の説明から明らかです。「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文から、「ある決まった収入の閾値またはカットオフラインの下にいる個人や世帯にのみ恩恵を限定する必要がある」ということが分かります。この「下にいる」という概念は「falls below」、つまり「あるレベルの下に落ちる」という意味に直結しており、そのため他の選択肢では意味が合いません。

    「eliminates」は「取り除く」という意味で、文脈にはそぐわない。
    「lowers」は「低くする」という意味ですが、これは受動的な意味合いがあり、この文脈では個人の収入が自動的に低くなるわけではないため不適切です。
    「pushes up」は「押し上げる」という意味で、収入が閾値以上になることを示唆してしまいますが、文脈ではその逆、つまり閾値以下の人々に給付を限定すると述べています。
    したがって、これらの情報をふまえ、「falls below」が正確に文脈に合致します。

    (12)

    選択肢4、「variation」が正しい答えです。

    文脈から判断すると、基本的な特徴を共有しているにもかかわらず、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の提案には多くの「違い」があると述べられています。「Beyond these three very broad features, there is a lot of (12) among UBI proposals.」という文から、「これら3つの非常に広範な特徴を超えて、UBIの提案の間には多くの(12)がある」という意味が読み取れます。この文脈で最も適切なのは「違い」を意味する「variation」です。

    他の選択肢の意味を見てみましょう:

    「disruption」は「混乱」や「中断」という意味で、提案の多様性を指す文脈では使われません。
    「equality」は「平等」という意味ですが、文脈上、提案間の平等性を指しているわけではないため、不適切です。
    「quarrel」は「口論」や「争い」という意味であり、この文脈での提案の相違点を指すには不適切です。
    したがって、文脈に最も合致するのは「variation」、つまり選択肢4となります。

    (13)

    選択肢4、「supplement」が正しい答えです。

    文章では、UBI(ユニバーサルベーシックインカム)の目的について論じており、その大きさが何に基づいているべきかを問いかけています。選択肢を見る前に、文章の意味を理解してください。「Is the purpose of a UBI to (13) the income of people working in low-wage jobs?」という文から、UBIが低賃金の仕事に就いている人々の収入を「補う」ことを目的としているかどうかを問いかけています。

    各選択肢の意味を考えてみましょう:

    「invest」は「投資する」という意味であり、この文脈では収入を補うという概念とは合致しません。
    「receive」は「受け取る」という意味ですが、ここではUBIの目的としては不適切です。
    「redistribute」は「再分配する」という意味であり、この文脈では特定の人々の収入を高めるというよりは、富を広範囲にわたって再分配する意味合いが強いです。

    「supplement」は「補う」「追加する」という意味で、低賃金の仕事をしている人々の収入を補足する目的に適しています。
    したがって、文脈から判断すると、「supplement」が最も適切であると言えます。低賃金の仕事に就いている人々の収入を補うことが、UBIの一つの目的として提案されているため、選択肢4が正解です。

    (14)

    選択肢4「なぜUBIは富裕層と貧困層に同等に支払うべきではないのか」が、単語(14) “why”を置き換えるのに最も適しています。

    その根拠は以下の文章から得られます。「A UBI that gave money to everybody would either be so expensive as to be unmanageable, or pay such small amounts as to be practically useless to the people who need it most.」これはUBIが全員にお金を与えると、そのコストが手に負えないほど高額になるか、または最もそれを必要としている人々にとって実質的に役に立たないほどの小額になってしまうことを意味しています。これは、なぜ全員に同額を支払うわけにはいかないのかを説明しており、選択肢4に直接関連しています。

    また、「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文も重要です。これは、最も支援を必要としている人々に適切な規模の補助金を提供するためには、ある一定の所得の閾値またはカットオフライン以下の個人や世帯にのみ給付を限定する必要があることを示しており、富裕層には支払わない理由を補足しています。

    (15)

    選択肢2「高所得者に税金を課す」という意味でフレーズ(15) “do it on the back end”を著者は使用しています。

    この根拠は、「But if you don’t limit benefits on the front end, you need to do it on the back end. In other words, you give everybody money, but then you tax some or all of the benefit back from people whose income exceeds a certain level.」という文からです。ここで「front end」ではなく「back end」で制限を行うと述べており、すなわち全員にお金を与えた後で、一定の収入を超える人から税金を通じてその給付の一部または全部を回収する、と説明されています。これは選択肢2が正しいことを示唆しており、他の選択肢とは異なる内容です。

    よって、「back end」で行うとは、最初には全員に給付を行い、後から高所得者から税金を通じてその給付を回収することを意味していると理解できます。

    (16)

    選択肢4「person」が単語(16) “one”が指しているものです。

    この根拠は、「Giving 500 per month to every one of the 330 million or so people currently living in the United States would cost165 billion per year」という文からです。ここで”every one of the 330 million or so people”というフレーズは、アメリカに住む約3億3000万人の「各個人」に毎月500ドルを与えるという意味です。したがって、(16) “one”は「アメリカに住む約3億3000万人の人々」を指しており、選択肢4の「person」が正しい答えになります。

    (17)

    選択肢1「人々はUBIの提案がすべて同じだと考えがちですが、実際には多くの点で異なる」というのが、この文章の著者が取り上げている中心的な問題を最もよく表しています。

    その根拠は第一段落にあります。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念についての多くの混乱は、それが単一で、厳密に定義された社会福祉政策であるかのように人々が話すことから生じています。UBIを一連の提案のファミリーと考える方がより役立ちます。)と述べられています。これは、UBIの提案が一見同じに見えるかもしれないが、実際には多くの異なる要素を持っているという中心的な問題を指摘しています。

    そして、文章全体を通して、UBIの提案が三つの共通点を持ちながらも、それらが持つ多くの違いに焦点を当てています。したがって、選択肢1がこの文章の中心的な問題を最も適切に表しています。

    (18)

    UBIに関する文章全体を通して、全てのUBI提案において人々が受け取るものは「現金」であるという点が強調されています。そのため、正しい答えは選択肢3「cash rather than tickets or discount coupons」(チケットや割引券ではなく現金)です。

    第2段落には、以下のように記述されています。「The first thing all UBI proposals have in common is that they involve unrestricted cash payments.」(全てのUBI提案に共通する最初のことは、制限のない現金支払いを含むということです。)これにより、UBIが提供するのは物品やサービスではなく、制限のない現金であることが明らかにされています。

    また、UBIが生活費を完全にカバーする金額を提供するとは限らない(選択肢1)、すべての人に同じ金額を提供するわけではない(選択肢4)、また物品やサービスを提供するわけではない(選択肢2)ということも文章全体から読み取ることができます。

    (19)

    選択肢4「Understanding UBI Proposals: Common Features and Differences」(UBI提案の理解:共通点と相違点)が、この文章の内容を最もよく表すタイトルです。

    この根拠は、第一段落にある文章から明らかです。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念について多くの混乱が生じていますが、それは人々がUBIを一つの正確に定義された社会福祉政策であるかのように話すからです。UBIを一連の提案の集合体と考える方がより役立ちます。)

    また、文章全体を通じて、UBIの提案が持ついくつかの共通点とそれらの間の大きな違いについて説明しています。著者はUBIを単一の概念としてではなく、多様な提案の「家族」として提示しており、それらの共通点と違いを理解することが重要であると主張しています。

    哲学的な前提(選択肢1)やアメリカ政治史の文脈(選択肢2)、経済的不平等を解決するという提案(選択肢3)は、この文章の主要な内容とは一致しないため、選択肢4が最も適切なタイトルです。

    出典

    Universal Basic Income: What Everyone Needs to Know

    Matt Zwolinski氏
    Miranda Perry Fleischer氏

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅲ

    (20)4
    (21)4
    (22)3
    (23)2
    (24)1
    (25)3
    (26)3
    (27)2
    (28)2
    (29)3

    解答の根拠

    (20)

    選択肢(20)には「reasoned」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文章のこの部分では、既に観察可能、または起こりうると思われるものに基づいて将来を予測することが話題になっています。文中で「at least they will be based on what we can already observe as possible or seems likely to happen」と述べられており、予測が「既に観察可能なもの」または「起こりそうと思われること」に基づいていることが示されています。つまり、これらの予測は根拠があると言えます。

    「baseless」は根拠がないことを意味し、文脈に合わない。「correct」は正しいという意味ですが、予測が正しいかどうかは結果が出た後でないと分かりません。「mistaken」は間違ったという意味ですが、予測が間違っているかどうかも結果次第です。

    したがって、根拠に基づいた予測を意味する「reasoned」が最も文脈に合致しています。

    (21)

    選択肢(21)には「Nor」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文脈では、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表したときの限定された視点について語られています。彼はiPhoneをiPodとして、電話やインターネット接続の機能を持つものとして紹介しましたが、後に登場するUberのような位置情報サービスの入口としては紹介していません。これはUberがまだ存在していなかったからです。また、文中で「could Uber have existed until a collection of technologies including online maps became available」と述べられており、技術の集合体が利用可能になるまでUberは存在できなかったと説明しています。

    「Either」は二つの選択肢を提示するときに使いますが、ここでは適切ではありません。「Even」は「さえも」という意味であり、ここでの文脈には合いません。「Lest」は「〜しないように」という意味で、否定的な結果を避けるための行動を示す際に使われますが、ここでは文脈に合いません。

    したがって、否定の繋がりを示す「Nor」が最も文脈に合致しており、「Nor could Uber have existed until…」という形で、Uberが存在することができなかったという事実を強調しています。

    (22)

    選択肢(22)には「shift」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文中で「the aspirations and desires of human beings may (22) gradually over time」と述べられており、人間の願望や欲求が時間と共に徐々に変化することを指しています。その後に続く文で「our core hopes and fears remain pretty stable」とあり、人間の基本的な希望や恐れはかなり安定していると述べられています。これにより、「aspirations and desires」が時間と共に変化する一方で、「core hopes and fears」は安定しているという対比が示されています。

    「destroy」は破壊することを意味し、文脈に合いません。「maintain」は維持することを意味しますが、ここでは願望や欲求が時間と共に同じままであると言っているわけではありません。「substitute」は代替することを意味しますが、文脈では願望や欲求が置き換わることについてではなく、変化することについて述べています。

    したがって、「shift」が文脈に最も適しており、人間の願望や欲求が時間と共に「徐々に変化する」という意味になります。

    (23)

    選択肢(23)には「lifting」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文脈では、技術が人々の生活標準を大幅に向上させたことについて述べています。そして、「an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency towards more secure and comfortable lifestyles」というフレーズによって、基本的な自給自足の状態からより安全で快適な生活様式へと移行する人々の割合が増えていることが示されています。

    「earning」は「稼ぐ」という意味で、ここでは文脈に合いません。「making」は「作る」や「確立する」という意味ですが、ここでは人々の状態を変えるというよりは物事を作り出す意味合いが強いため不適切です。「supplying」は「供給する」という意味ですが、ここでは物資やサービスの供給というよりは人々の生活状態の変化に焦点を当てているため合いません。

    したがって、「lifting」が最も適切で、「…technology to make huge improvements in living standards, lifting an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency…」という形で人々の生活水準を向上させ、より良い生活様式へと引き上げていることを示しています。

    (24)

    1They develop slowly, but their eventual impact can be tremendous
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “Most advances are incremental, with each generation of developments gradually building on those of its predecessors. Despite their slower pace, however, over time they can have profound consequences.”

    この部分で、進歩のほとんどが段階的であり、それぞれの世代が先行する開発の上に徐々に築き上げていると説明されています。そして、その進行が遅いにもかかわらず、時間が経つにつれて深い影響を与える可能性があると述べられています。

    2番目の選択肢は、段階的進歩の長期的な効果が予測しにくいと述べていますが、これは文章からは直接的には導かれません。3番目の選択肢は段階的進歩が革命的進歩のプロセスを遅らせる傾向にあると述べていますが、これも文章中で支持されているわけではありません。4番目の選択肢は、かつてはより一般的に見られたが、現在は非常に稀になっていると述べていますが、これも文章からは支持されていません。

    以上のことから、選択肢1が文章に基づいて正しいと言えます。

    (25)

    3,predicting every aspect of technological revolution is impossible
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “But even he could not have imagined the scale of the revolution. How could he? He presented it as an iPod on which you could make telephone calls and connect to the internet, not as an entry point to location-based services such as Uber, because Uber did not exist.”

    この部分で、スティーブ・ジョブズですらiPhoneがもたらす革命の規模を想像できなかったと述べられています。また、「Revolutionary advance is a case of “unknown unknowns” — things that are extraordinarily hard to predict」という文も、技術革新の全ての側面を予測することが不可能であることを示唆しています。

    選択肢1はジョブズがiPhoneに関する「既知の未知」を過小評価したと述べていますが、文章ではジョブズが予測できなかった理由には触れておらず、この理論を直接には支持していません。選択肢2はジョブズがエンジニアであるために消費者のトレンドを見落としたと述べていますが、これも文中での彼の専門性についての議論はありません。選択肢4は外部の人が将来の変化をより客観的に予測できるというものですが、この点についても文中では触れられていません。

    したがって、選択肢3が文章に基づいて正しいと言えます。

    (26)

    正しい答えは以下の通りです:

    3 We achieve a great deal of progress, leaving little room for new advances
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “However, there are limits, and, as we approach these, innovation slows down. It takes roughly the same time now to fly across the Atlantic from London to New York as it did in 1960.”

    この部分で、イノベーションには限界があり、その限界に近づくにつれて革新のペースが遅くなると述べられています。例として、大西洋を横断する飛行時間が1960年代から大きく変わっていないことが挙げられています。

    選択肢1は、生活の質が十分に向上し、すべての人が自給自足になるというシナリオですが、文中ではこの点についてイノベーションの遅延と直接結びつけていません。選択肢2は、物理法則に関する革命的な発見があった場合を挙げていますが、これはイノベーションを遅らせるとは言及されていません。選択肢4は、バイオテクノロジーや人工知能などの新しい分野を探求するシナリオですが、文中ではこれらの分野が新たな進歩をもたらす可能性があると言及されており、革新が遅くなるとは述べられていません。

    したがって、選択肢3が文章に基づいて正しいと言えます。

    (27)

    正しい答えは以下の通りです:

    2 they satisfy our innate desire to keep up bonds with family and friends
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “One such example is social media. Families and friends are important; a WhatsApp group helps keep families and friends together by allowing them to dip in and out of conversation with each other.”

    この部分で、ソーシャルメディアは家族や友人との絆を保つという私たちの基本的な欲求を満たすために役立つと述べています。それにより、将来もソーシャルメディアは依然として有用であると考えられます。

    選択肢1は、ソーシャルメディアがiPhoneと同じように新しいイノベーションを可能にすると述べていますが、この点は文中で直接的に言及されていません。選択肢3は、ソーシャルメディアが生活水準を向上させるための情報を提供すると述べていますが、これも文中で直接的な言及はありません。選択肢4は、ソーシャルメディアの経済効果が大きく、物理法則に制限されないと述べていますが、この点についても文中での言及はありません。

    したがって、選択肢2が文章に基づいて正しいと言えます。

    (28)

    2, the personal integrity of the developers
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “Combine physics and human desires and we have a framework for thinking about how technology will advance over the next generation. There are two tests. First, can something be done, and done at a price society can afford? And, second, do people need and want it to be done? The answer must be yes to both for technological advances to change the way we live.”

    この部分で、著者は技術の進歩を考える際の枠組みとして、「物理」(技術が実現可能かどうか)と「人間の欲求」(人々がそれを必要とし、望んでいるかどうか)を結びつけています。そして、この進歩が私たちの生活を変えるためには、これら二つのテストに対して「イエス」と答える必要があると述べています。

    選択肢1「people’s needs and wants」(人々のニーズと欲求)は、上記の第二のテストで考慮されています。選択肢3「how much research and development will cost」(研究開発のコスト)は、第一のテストで「…at a price society can afford?」として考慮されています。選択肢4「whether the development plan is achievable」(開発計画が実現可能かどうか)も、第一のテストで「can something be done」として言及されています。

    選択肢2「the personal integrity of the developers」(開発者の個人的な誠実さ)は、文中のどの部分にも言及されておらず、著者が技術の進歩を考える際に考慮している要因としては挙げられていません。

    (29)

    正しい答えは以下の通りです:

    3 We will try to develop technology to benefit the entire planet, not only humans
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “But, looking forward, the focus is changing again. We now need technological advance to do something more. It has to reduce the damage humankind has inflicted on the planet. That will be one of the great themes for the next few decades.”

    この部分で、著者は将来の技術進歩が、単に人類の利益だけでなく、人類が地球に与えたダメージを軽減する方向に焦点を移していると指摘しています。これが今後数十年の大きなテーマの一つになるであろうと述べています。

    選択肢1は、革命的進歩が私たちの生活と地球の未来にダメージを与えると述べていますが、これは著者が期待している進歩の種類ではありません。選択肢2は、バイオテクノロジーと人工知能が人類と地球の両方を救うと述べていますが、これも著者が述べている期待される進歩の全体像ではありません。選択肢4は、私たちが革命的な進歩のみを追求し、その結果として環境汚染を止めると述べていますが、これも著者が文中で述べていることではありません。

    したがって、択肢3が著者が予想している、今後数十年で見られるであろう技術進歩の種を最よく捉えています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅳ

    (30)2
    (31)1
    (32)4
    (33)2
    (34)1
    (35)3
    (36)1

    解答の根拠

    (30) 「little」が適切です。文脈から判断すると、合意に至る可能性が低いことを示しています。”considerable” は高い可能性を、”scarcely” と “seldom” はこの文脈では意味をなさないため、”little probability” が正しい表現になります。

    (31) 「drew on」が適切です。この文はポリシー声明が以前の独立研究者によって書かれた公衆衛生レポートを参照しており、彼女の発見をまとめたものであることを示しています。”was drawn on by” と “was drawn up by” は受動態であり、この文では不適切です。

    (32) 「them」が適切です。彫刻家は彼女の完成した芸術作品と、それらを作るために操作する材料との間に強い親近感を感じていると述べています。”it” と “the one” は単数形であり、”ones” は不特定多数を指しますが、”them” は既に述べられた複数の作品に適切に対応します。

    (33) 「another」が適切です。家族はアフガニスタン北部の州での紛争が激化したときに約100キロメートル離れた「別の」地区に移動したと述べています。”alternative”、”different”、”other” は文脈上意味が不明確になる可能性がありますが、”another” は「1つの特定の別の」という意味で、ここでは最も適しています。

    (34) 「had been writing」が適切です。文は過去の詩人の引用を現代的な文脈で再解釈しており、仮定法過去完了(過去の過去)を使う必要があります。”has written” は現在完了形で、”is writing” は現在進行形で、”writes” は現在形ですが、ここで必要なのは「もし彼が今書いていたなら」という時制です。

    (35) 「confirmed」が適切です。安全性能の結果は「確認され次第」公開されると述べています。”confirm” は動詞の原形で、”confirmation” は名詞形で、”confirming” は現在分詞ですが、必要なのは受動態の過去分詞です。

    (36) 「may have improved」が適切です。2001年のワールドカップ勝利が当時数週間にわたって国の一般的なムードを改善したかもしれないが、経済に顕著な影響はなかったことを述べています。”may improve” は現在形、”might be improving” は進行形、”might improve” は未来の可能性を示しますが、ここで必要なのは過去の可能性を示す形です。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅴ

    (37) 1
    (38) 1
    (39) 1
    (40) 2
    (41) 1
    (42) 2

    出典

    Lost in translation: How New Zealand’s plan for bilingual road signs took an unexpected turn in CNN
    https://edition.cnn.com/2023/07/29/asia/new-zealand-bilingual-road-signs-debate-intl-hnk-dst/index.html

    解答の根拠

    (37) 「as it is known to the Maori」が適切です。この文脈では、マオリの人々がニュージーランドをどのように呼んでいるかを説明しているので、”as it is”(それが〜として知られている)が正しい表現となります。したがって、「as it is known to the Maori」が自然な表現です。

    (38) 文章には「The Maori community makes up almost a ( 38 ) of New Zealand’s population」とあります。ニュージーランドの人口のほぼ「fifth」がマオリコミュニティであることが適切です。1/5を意味する「fifth」は、文脈と統計から考えて妥当です。

    (39) 「the most recent census」が適切です。ここで言及されているのは、ニュージーランドの言語使用に関する統計データですので、国の人口統計を示す「census」(国勢調査)が正しい単語です。

    (40) 「preserving te reo Maori」が適切です。この文脈では、マオリ語を保存し、その使用を奨励することが目的であるため、「preserving」(保存する)が最も適しています。

    (41) 「speakers of the two most common local languages」が適切です。ウェールズでの例を挙げており、最も一般的な2つの言語を話す人々を含むことで安全性が向上していると述べていますので、「common」(一般的な)が正しい単語です。

    (42) 「there is no evidence」が適切です。交通行動に特化したエンジニアリングの学者が言及しているのは、バイリンガルの道路標識が運転者の理解に悪影響を与えるという「証拠」がないことです。したがって、「evidence」(証拠)が合っています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅵ

    (43)3
    (44)2
    (45)3
    (46)1

    解答の根拠

    (43)

    答えは 3番、「仮説を暫定的なものとみなし、状況に応じてそれを捨てる用意がある」です。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文の「Central to this approach, however, is holding your hypothesis loosely.」という部分が重要です。これは「このアプローチの中心は、仮説を緩く保持することである」と訳せます。さらに、「If you are too attached to your initial answer, you may refuse to let it go, no matter where the data lead.」という文章があり、「もし初期の答えに固執しすぎると、データがどこへ導こうとそれを手放すことを拒否するかもしれない」と説明しています。この文からは、仮説に固執しすぎるべきでないことが読み取れます。

    そして最後に、「But if you treat your own answer as a straw man, holding your assumptions loosely, you’ll be ready to totally abandon it if the situation demands it.」とあり、「しかし、もし自分の答えをかかしとして、仮定を緩く保持すれば、状況がそれを要求するならば、完全にそれを捨てる準備ができているだろう」と結論づけています。この部分は仮説を暫定的なものと考え、必要に応じて捨てる柔軟性が重要であることを示しています。

    1番は「チームで仮説を立てますが、個々にそれをテストする」という内容が本文からは読み取れません。2番は「仮説が正しいことを証明するために選択的に質問をする」というものですが、これも本文では仮説に固執することが否定されているため該当しません。4番の「一つの仮説を採用し、データをそれに合わせて修正する」という選択肢も、データを追うのではなく、仮説にデータを合わせるという意味で、本文の内容とは対立します。

    したがって、本文の説明と最も合致するのは3番です。

    (44)

    答えは 2番、「椅子の数を増やす方法を見つけるべき」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文には、マーク・ランクがアメリカの貧困をイス取りゲームに例えていると説明されています。「“Imagine a game of musical chairs with ten players and eight chairs. When the music stops and players attempt to sit in one of the chairs, those who aren’t as quick or are in a bad position lose out. Regardless of who the players are, two of them will end up losers.”」という部分がその核心をなしています。これは「10人のプレイヤーと8つの椅子があるイス取りゲームを想像してください。音楽が止まりプレイヤーが椅子に座ろうとすると、十分に早く動けない者や悪い位置にいる者が負けます。プレイヤーが誰であれ、2人は負けることになります」と訳せます。

    ランクは、「社会科学者がこれまで誰がゲームで負けるかに焦点を当ててきた」と述べていますが、「本当の問題はなぜゲームがそもそも負ける人を生むのか、そしてどうやってこの状況に対処するかである」と指摘しています。この文脈において、「椅子の数を増やす」というのは、貧困というゲームにおいて負ける人が出ないようにするための比喩です。つまり、社会科学者は貧困という問題を解決するために、貧困に陥る人々を減らす(つまり「椅子の数を増やす」)方法を見つけるべきだとランクは言っているのです。

    1番、「プレイヤーをより公平に配置する」、3番、「負けた人に財政援助を提供する」、4番、「負けそうなプレイヤーを見つける」については、本文からは直接的な根拠が見つかりません。これらはランクが述べている問題の解決策とは異なるアプローチです。したがって、適切な答えは2番です。

    (45)

    答えは 3番、「ヨーロッパ統合の成功談はしばしばグローバルな視点を欠いている」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文の最後の部分に、「Generalizing about “peoples and nations” in the way Barroso and others do mistakes Europe for the world. European integration since the end of the Second World War has brought peoples and nations together, but only within Europe.」という文があります。これは「バローゾや他の人々が行うような“民族や国々”についての一般化は、ヨーロッパを世界と間違えることになる。第二次世界大戦後のヨーロッパ統合は、民族や国々を一つにしたが、それはヨーロッパの内部に限ったことである」と訳せます。

    この文から、ヨーロッパ統合の成功がしばしばヨーロッパの限界を超えたものとして語られるが、実際にはヨーロッパ内部でのみ民族や国々が一つになったということが述べられています。つまり、ヨーロッパ統合の成功談がグローバルな視点を欠いているというのが本文の主な論点です。

    1番「戦争が終わった後、民族や国はより容易に一つになる」というのは、本文には戦後の状況が直接的に統合に影響したとは述べられておらず、主要な議論とは異なります。2番「一般化はしばしばステレオタイプや差別を引き起こす」というのは、本文ではステレオタイプや差別については言及されていません。4番「統合はEUにとって非常に不適切な政策目標であると証明されている」というのも、本文ではEUの統合政策が不適切であるとは述べられておらず、これも主要な議論とは異なります。

    したがって、最も適切な答えは3番です。

    (46)

    答えは 1番、「気圧を測る以外のこともできる」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    文章中で2人の学生が示した解答方法は、気圧の測定に使われることが期待されるバロメーターを用いて、物理試験の問題(高い建物の高さをどうやって測るか)を解決していますが、これは気圧を測定するというバロメーターの通常の使用方法とは異なるアプローチです。

    最初の学生は「バロメーターをいくつかの紐に取り付け、建物の上から吊り下げ、紐の長さにバロメーターの長さを加えて測定する」と提案しました。二番目の学生は「建築家を見つけて、『この建物がどれくらいの高さか教えてくれたら、この素敵なバロメーターをあげるよ』と言う」と提案しました。これらはどちらもバロメーターを直接的な測定ではなく、異なる方法で使用しています。

    2番「広範囲にわたる測定結果をもたらす」、3番「建物の高さを測るのに無用である」、4番「気圧を測るためには使用すべきでない」という選択肢は、文章から直接的な根拠を見つけることはできません。これらは文章が示している学生の創造的な解決策とは異なる内容です。

    したがって、最も適切な答えは1番、「気圧を測る以外のこともできる」です。これは、バロメーターが気圧を測定する以外の使用方法も持っていることを示している学生の回答に基づいています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅶ,Ⅷ


    (a)risen
    (b)continue
    (c)underfed
    (d)facing
    (e)adding
    (f)driving


    (a)detection
    (b)selection
    (c)attack
    (d)growth
    (e)confidence

    出典


    Sarah Johnson
    Number of people going hungry has risen by 122m since 2019, UN says in The Guardian


    Padma Ravichander

    2025年慶應商学部を受ける人はどうするか?

    慶應商学部に合格したいのであれば、速読速解力が必要不可欠です。

    速読の訓練を積んでいく必要がありますので、日々速読をしていきましょう。

    難しいのですが、時間内に解いて全体で8~9割程度は取れるような学力が必要です。

    慶應商学部に合格するためには慶應商学部に合格するための特別な対策が必要になります。

    どのように対策をしたら良いのかわからない人はお気軽にご相談ください。

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