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【慶應義塾大学薬学部】化学 完全対策と勉強法|慶應専門塾が監修

2023.10.19

ページ目次慶應義塾大学薬学部化学の傾向と対策慶應薬学部【化学】の傾向慶應薬学部【化学】の特徴慶應薬学部【化学】への取り組み慶應薬学部【化学】分野ごとの対策慶應薬学部【化学】対策1:基礎知識の徹底慶應薬学部【化学】対策2:有機化学の訓練慶應薬学部【化学】対策3:計算力の徹底慶應薬学部【化学】で使える参

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  • 慶應義塾大学薬学部化学の傾向と対策

    慶應薬学部の化学試験は、難関国立大学レベルの幅広い知識が求められる上に、限られた時間での計算力や速読力が問われます。
    困難な試験形式ですが、傾向と対策を知れば対応は可能です。

    本記事では、慶應薬学部化学の具体的な傾向・特徴を分析し、基礎固めから高度な対策まで、合格に導くための具体的な学習法を解説します。
    理論・無機・有機ともに弱点のない、充実した化学力が求められます。
    まずは出題傾向を押さえ、弱点のない基礎固めを。その上で計算力と有機化学の実力を高めることが肝要です。
    受験生の皆さんにとって、化学が得意科目となるための学習指針がこの記事には詰まっています。
    ぜひ最後まで熟読いただき、合格への一歩を踏み出してください。がんばってください!

    [toc]

    慶應薬学部【化学】の傾向

    慶應義塾大学薬学部の化学は、5問構成の記述式試験で、理論・無機・有機の化学分野すべてから出題されます。試験時間は100分と限られているため、効率的に解答する計算力と速読力が求められます。
    具体的な傾向は以下の通りです。

    • 5問構成で、理論2問、無機1問、有機2問の出題
    • 記述式が9割を占め、計算量が多い
    • 理論では平衡、速度論、気体の性質などが出題されやすい
    • 無機では典型元素と遷移元素がバランスよく出題
    • 有機では構造決定が毎年の定番で、高分子も出題
    • 問題文が長く、ある程度の読解力が必要
    • 実験に関する記述式問題も多い

    慶應義塾大学薬学部の化学は、難関国立大学並みに幅広い知識が求められます。また計算力や読解力といった総合力も問われる試験形式となっています。

    慶應薬学部【化学】の特徴

    慶應義塾大学薬学部の化学試験は以下の3つの特徴があります。
    1. 基礎から応用まで幅広い出題
    慶應義塾大学薬学部の化学は、基礎的な知識はもちろん、応用力をある程度求める難易度の高い試験です。
    ただし、最難関レベルの問題はほとんど出題されず、むしろ全範囲の標準レベルの力が求められます。難関国立大学並みの幅広い知識と、私立大学らしい基礎的内容のバランスが特徴です。
    2. 計算力と速読力が鍵
    100分という制限時間内で5問を解き切るためには、計算スピードと読解力が不可欠です。
    計算は検算を含めて正確に行う必要があり、読解力は実験を題材にした長文問題で特に重要になります。限られた時間で効率よく解答する総合力が問われています。
    3. 有機化学が得点源
    有機化学は毎回出題され、秀でた受験生にとっては得点を伸ばしやすい分野です。
    一方で、有機化学が苦手な受験生にとっては逆に得点差がつきやすくなります。有機化学の基本的知識と、応用力をある程度備えることが合格の条件となります。

    慶應薬学部【化学】への取り組み

    慶應義塾大学薬学部の化学試験に合格するには、以下の3ステップで取り組むのが効果的です。
    1. 基礎固め(1年生~2年生前半)
    まず教科書と入門書を使って、化学の基礎知識を固めます。この時点では苦手意識がなくなることが目安になります。理論・無機・有機のバランスに気を付け、全範囲を網羅します。
    2. 標準レベルの訓練(2年生後半~3年生前半)
    次に中級の問題集で標準レベルの問題演習を行います。慶應義塾大学薬学部の化学が6~7割解けるレベルを目指します。実戦的な長文問題にも早い段階から取り組みます。
    3. 過去問対策(3年生後半)
    最後に直近10年分の過去問題を解き込みます。時間に厳しく設けて解答し、試験本番さながらの練習を積みます。得意分野から着実に得点を稼ぐ策を身につけます。
    この3ステップを意識して、計画的に学習を進めることが大切です。

    慶應薬学部【化学】分野ごとの対策

    理論化学

    理論化学では、化学平衡、反応速度論、気体の性質などが頻繁に出題されます。例えば、化学平衡ではルシャトリエの原理が問われたり、反応速度論では速度定数kの意味と求め方が問われたりします。気体の性質に関しては、圧力・体積・温度の関係を表す状態方程式からの計算問題が定番です。
    単なる計算問題だけでなく、実験の考察を求める論述形式の問題も多く、科学的思考力が問われます。例えば、ある反応の濃度変化から反応速度について考察し、その速度式を導くことを求められるなど、実験データから化学的知見を引き出す思考力が必要となります。
    対策としては、まず問題集で頻出するパターンを固めることが大切です。その上で、計算を最後まで正確に解き切る訓練を繰り返し行う必要があります。正確な計算力こそが理論化学の基本となるため、手を抜かずにきちんと解答する習慣が必要不可欠です。

    有機化学

    有機化学では、有機化合物の構造決定が毎年の定番となっています。実験データやスペクトルから未知の化合物の構造を推定する力が求められます。そのためには、各物質の化学的性質や反応性に関する知識が不可欠となります。アルデヒド、ケトン、アミン、カルボン酸などの官能基ごとの特徴をしっかり押さえる必要があります。
    過去問題を繰り返し解くことで、出題パターンに慣れるとともに、有機化合物に関する知識の定着がはかれます。また、高分子化合物については、過去問題が中心となるので、アミノ酸、核酸、合成繊維などの具体的な化合物名を頭に入れておくことが重要です。わからない用語が出てきたら、速やかに参考書で調べられるよう、学習の工夫が求められます。

    無機化学

    無機化学は、標準的な知識が問われることが多い分野です。イオンの発色反応、金属イオンの水和数、典型元素と遷移元素の性質など、基本事項はしっかり押さえる必要があります。
    反応物の発色などは、実際に目で見た方が印象に残りやすいので、参考書についている写真や資料集を活用するとよいでしょう。
    全体として出題範囲は広いため、知識の穴がないよう、無機化学の項目を網羅的に学習することが大切です。視覚的なイメージを豊富に持って理解を深めましょう。
    以上、理論・無機・有機のそれぞれの特徴を意識し、弱点を補強しながら学習を進めることが慶應義塾大学薬学部化学の対策として重要です。

    慶應薬学部【化学】対策1:基礎知識の徹底

    慶應義塾大学薬学部の化学試験でまず最初に心がけるべきことは、化学の基礎知識をしっかりと固めることです。
    具体的なポイントは以下の通りです。

    • 教科書を丁寧に読み、内容を全て理解する
    • 入門書で基礎の整理と例題を解き理解を深める
    • 理論・無機・有機の3分野をバランスよく学習する
    • 全範囲を網羅的に学習し、知識の穴を埋める
    • 体系的に頭の中で知識を整理し、意味づけをする
    • 基礎問題集で知識の定着と応用力を養う

    化学の内容は抽象的で暗記事項も多いため、学習したことを体系的に整理する意味づけが重要です。
    また基礎問題集を解きながら、知識の定着と応用力を高めることも大切なポイントとなります。

    慶應薬学部【化学】対策2:有機化学の訓練

    慶應義塾大学薬学部の化学試験で得点源となるのが有機化学です。毎回必ず出題されるだけでなく、秀でた受験生が差をつけられる可能性が高い分野です。
    有機化学では以下の訓練が重要です。

    • 構造決定問題を過去問題で繰り返し解く
    • 官能基ごとの化学的性質や反応を完全に理解する
    • 高分子化合物は名称と構造を暗記する
    • アルデヒド、ケトン、エステルなどの反応を完璧にできるよう訓練
    • 芳香族化合物の求電子置換反応、規則正しい反応をマスター
    • 立体化学の理解を深め、立体異性体が描けるようにする

    有機化学の基本は「なぜその反応が起こるのか」を理解することです。
    反応の理由が分からないと、有機化学の応用問題は解けません。反応のメカニズムに注目し、理解を深めることが大切です。

    慶應薬学部【化学】対策3:計算力の徹底

    慶應義塾大学薬学部の化学試験では、正確な計算力が問われます。制限時間内に解答を仕上げるためには、計算スピードが不可欠となります。
    計算力の向上には以下のポイントが重要です。

    • 四則計算と計算の意味を完全に理解する
    • 問題ごとに最適な解法を知り、手順を整理する
    • 計算過程を丁寧に書き、検算を確実に行う
    • 問題集で時間を決めて解答練習を繰り返す
    • 計算中に考える時間を最小限にし、スピードを上げる
    • 難易度の高い計算問題にも早い段階からチャレンジする

    計算力は反復練習で劇的に向上できます。
    時間を意識して解答練習を積み重ね、計算スピードの訓練を行うことが対策の核心です。

    慶應薬学部【化学】で使える参考書

    慶應義塾大学薬学部の化学試験対策におすすめの主な参考書は以下の通りです。
    ■ 基礎固め

    • 化学 基礎問題精講
    • エクセル 化学基礎+演習

    ■ 高度な演習

    • 化学の新研究・新演習
    • 重要問題集

    学習段階やレベルに合わせて、これらの参考書を使い分けると効果的です。基礎から高度な内容まで系統立てて学習できる教材を選ぶことをおすすめします。

    化学の具体的な勉強法・他の参考書についてはこちらをご覧ください。
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慶應義塾大学薬学部 | 偏差値30から本番で圧勝するための徹底対策

2018.02.19

ページ目次慶應義塾大学薬学部の特徴慶應薬学部の入試動向薬学部生の学生生活について科目別対策慶應義塾大学 薬学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします 慶應義塾大学薬学部の特徴 2008年から共立薬科大学と合併し設置された学部。1年次は他学部生と一緒に日吉で必修と共に一般教養を学ぶが、2年次からは

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  • 慶應義塾大学薬学部の特徴

    2008年から共立薬科大学と合併し設置された学部。1年次は他学部生と一緒に日吉で必修と共に一般教養を学ぶが、2年次からは芝共立キャンパスにて主に必修と実習を行う。

    他学部に比べて必修の量が非常に多い。特に2年次からは午前は必修、午後は5限まで実習が毎日続くため、なかなかアルバイトもしづらい生徒が多い。必修も定期試験のみの評価が多く、1回の授業で扱う内容も多いため、出席は強制ではなくとも必須が暗黙の了解。薬科学科は4年制、薬学科は6年制。他学部と異なり4学期制が導入され、夏休みが少し短く、3学期は9月始まりになった。両学科とも2年次まではほぼ同じ授業が必修となっているが、3年次から薬学科は臨床関連の必修科目が大幅に増え、薬科学科は必修が減り研究室配属となる。薬学科4年生の研究室配属はOSCEとCBTが終わってからになる。

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    慶應薬学部の入試動向

    慶應薬学部薬学科の倍率

    [keio-yakugaku-yakugaku-bairitu]

    慶應薬学部薬科学科の倍率

    [keio-yakugaku-yakka-bairitu]

    受験科目と配点

    受験科目と配点は、英語150点、数学100点、化学150点の計350点となっています。

    薬学部生の学生生活について

    当塾の講師や学生講師、学生インタビューなどから得た貴重な大学での学生生活の情報をお伝えしていきます。

    学生A
    他学部よりもはるかに忙しいですが、全学部のサークルにも所属でき、要領を掴めばアルバイトもできます。午後の実習は人により早く終わることもあります。先輩などから大体の終了時刻を聞いてアルバイトを入れる方も多いです。試験期間が他学部と異なり、定期試験のみの評価の必修が多いこともあって、試験期間は学部の友人との協力が必須です。ここで新たな友情が生まれることも多く、皆一致団結して進級のために頑張っています。特に過去問が薬学部のサークルの先輩から回ってくるため、過去問集めのために他サークル所属の方に連絡をやりとりすることもしばしば。忙しいですが、他学部よりも学部の友人との縁が深く結ばれる学部です。授業もとても情報量のつまったものになり、試験は大変ですが満足度の高いものになっています。

    科目別対策

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    eigo

    英語対策はこちら

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    ▶化学対策はこちら

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    sugaku

    ▶数学対策はこちら

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    慶應義塾大学 薬学部に圧倒的な実力で合格できる専門対策をします

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    早慶専門個別指導塾HIRO ACADEMIAには、慶應大学専門指導塾として薬学部への圧倒的な合格ノウハウがございます。

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    また、慶應義塾大学薬学部に合格するためにどのように勉強をしたらよいのか指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

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慶應義塾大学薬学部【数学】完全対策と勉強法|慶應専門塾が監修

2016.09.06

ページ目次慶應義塾大学薬学部の数学対策・勉強法慶應義塾大学薬学部の数学入試の傾向慶應義塾大学薬学部の数学入試対策慶應義塾大学薬学部の数学の頻出分野の対策慶應薬学部数学の対策過去問を使った問題解説慶應薬学部【数学】で使える参考書慶應義塾大学薬学部に合格できる専門対策 慶應義塾大学薬学部の数学対策・勉強

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  • 慶應義塾大学薬学部の数学対策・勉強法

    慶應義塾大学薬学部の数学入試は、私立大学の薬学部関係する入試の中で最も難関とされています。しかし、傾向と対策を理解すれば、決して不可能なレベルではありません。むしろ、的確な対策を取れば高得点を狙える可能性が高いのが特徴です。
    本記事では、慶應義塾大学薬学部の数学入試の具体的な傾向と対策のポイントを詳しく解説します。
    慶應義塾大学薬学部の数学入試は、出題範囲や形式、必要とされる力が非常に明確です。しっかり傾向を把握し、対策していけば高得点が期待できる入試といえます。
    微分積分、確率・統計、図形、関数などの基礎的な分野全般から出題されるため、幅広くしっかり学習することが重要です。
    また、迅速かつ正確な計算力が問われるため、日頃からの訓練が欠かせません。
    慶應義塾大学薬学部を目指す受験生の方は、この記事を参考に対策を立て、高得点を目指していただければと思います。

    それでは、具体的な傾向と対策のポイントを見ていきましょう。

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    慶應義塾大学薬学部の数学入試の傾向

    全体概観:配点100点 時間80分

    例年すべてマークシート式になっています。慶應義塾大学薬学部の数学入試は、出題範囲が数学Iと数学IIのみであることが大きな特徴です。

    入試の問題量はかなり多く、計算量も多いのが特徴です。
    問題量は多めで、正確かつ迅速な計算力が問われます。難しいと言える出題はほとんどありませんが、基礎的内容であっても確実に解けなければ点数を伸ばすことはできません。
    制限時間は80分と決して長くはないので、効率的に処理していく計算力が求められています。

    瞬時に処理していく高い計算力が必要不可欠です。

    慶應義塾大学薬学部の数学入試対策

    まず教科書の内容をしっかり理解し、基礎学力を身に付けることが大切です。
    関数の微分や積分など、計算が伴う分野は要注意です。例題を解きながら計算力を高め、定理や公式を暗記して理解を深めましょう。
    次に、過去問題集などで、実際の入試レベルの問題に触れて慣れることも重要です。
    特に、時間を意識して解答する訓練を心がけましょう。
    最後に、模擬試験で解答用紙に慣れ、本番さながらの状況で問題を解く練習を行うと効果的です。
    これらを通じて、慶應義塾大学薬学部の数学入試に備えていきましょう

    基本的なことを間違わないように正確に行えるようになる力が重要です

    慶應義塾大学薬学部の数学の頻出分野の対策

    出題範囲は数学ⅠAⅡB(確率分布と統計的推測を除く)となっています。
    かなり繁雑な計算、工夫を要する計算が含まれ、高得点をとるには、計算力と数学的センスを要求されます。融合問題が多いのも特徴です。

    慶應義塾大学薬学部の数学入試では、微分・積分、場合の数・確率、三角関数、ベクトルなどの分野が頻出しています。

    1. 微分・積分
    2. 場合の数・確率
    3. 三角関数
    4. ベクトル

    微分・積分

    微分・積分は毎年必ずと言っていいほど出題される重要分野です。関数の微分計算や、図形の面積を求める積分計算など、処理が面倒な問題が多く見られます。
    慶應義塾大学薬学部では数学I・数学IIの範囲が出題されるため、数学IIの微分・積分の計算力を強化することが大切です。
    例題を解きながら計算の正確さとスピードを高める訓練を積むことが対策のポイントとなります。

    場合の数・確率

    場合の数・確率も頻出分野の一つです。この分野では丁寧な理解が必要不可欠で、慌てずにじっくり考える習慣が大切です。
    場合の数の数え上げ方や、確率の計算手順をおざなりにすると、本番で手こずることになります。毎日の演習で確実に定着させることが対策として重要です。

    三角関数

    三角関数では、余弦定理や整数の倍角の三角比など、多くの公式を暗記しておく必要があります。試験時間が限られているため、公式の演習切れはリスクが大きいのが特徴です。参考書にあるほとんど全ての三角関数の公式を暗記しておくのが無難な対策といえます。

    ベクトル

    ベクトルも必ず毎年のように出題されます。処理に手間のかかる複雑な計算が要求されることが多く、数をこなして計算に慣れておくことが対策の基本となります。可能な限り早く正確に処理できるよう、日頃の訓練が欠かせません。

    慶應薬学部数学の対策

    慶應薬学部数学の問題を解いていくにあたって、どのように考えていくのが良いのかをお伝えしていきます。

    複数の分野にまたがった問題への対応

    慶應義塾大学薬学部の数学入試では、小問集合が出題されます。これは複数の分野から出題されるため、幅広い知識が求められます。例えば、確率の計算後に三角関数を用いた計算が続くといった融合問題があるでしょう。このため、それぞれの分野だけでなく、分野間のつながりも意識しておく必要があります。特に、微分積分と確率、三角関数などを組み合わせた問題に注目し、そうした複合問題にも対応できるよう訓練しておきましょう。

    計算力をつける

    慶應義塾大学薬学部の数学入試は計算量が多いため、計算力が求められます。まずは教科書の例題から、関数の微分や積分、確率計算などの基本的な計算練習を繰り返し行い、手順と計算スピードを身につけましょう。数学IIの内容では、指数関数や対数関数、三角関数の計算が重要です。これらの関数の特徴を理解した上で、実際の計算を何度も練習し、定理や公式を暗記して使いこなせるようにしてください。また、計算過程でのミスを減らすため、答え合わせを必ず行うなど、検算の習慣をつけることも大切です。

    すべてマークシートなので計算ミスが命取りになります。そのため、迅速かつ正確な計算力が必要となります。日ごろの問題演習で要領よく正確に計算していくとともに、より早く解ける別解や公式も身に着けておきましょう。特に大問1の小問集合はただの計算問題だと思えるレベルまでの演習をしないと時間的に相当厳しいです。標準ぐらいまでの問題を計算問題として練習を積むようにしていくといいでしょう。特にベクトルや微分の問題は計算力が問われるので、教科書には載ってないけど覚えておくと便利な公式(ベクトルの外積、積分の1/12公式)なども準備しておくといいでしょう。

    マーク式への対策

    マーク式の問題は結果のみを求められます。マーク式特有のワザ(漸化式の問題なら数字を入れて答えを類推する)などそういった方法も身に着けることが大切です。
    またマーク式だと出題者の意図にそって解かないといけないので、うまく誘導にのれるようになることが大切です。

    過去問を使った問題解説

    [su_box title=”2015年度 薬学部 大問[1](2)” style=”glass”]

    yakugaku[/su_box]

    (i)
    y=x+4\sin\theta+1・・・➀
    y=-x+4\cos\theta-3・・・➁
    ➀+➁より
    2y=4(\sin\theta+\cos\theta)-2
    三角関数の合成を用いて変形すると
    2y=4\sqrt{2}\sin(\theta+\frac{\pi}{4})-2
    今回\theta=\frac{\pi}{12}より
    2y=4\sqrt{2}\sin(\frac{\pi}{12}+\frac{\pi}{4})-2=2\sqrt{6}-1
    \therefore y=\sqrt{6}-1
    ➀-➁をしてxについても同様に三角関数の合成を用いて計算すると
    x=\sqrt{2}-2となるので
    点P:(\sqrt{2}-2,\sqrt{6}-1)
    となります。

    (ii)軌跡の問題を解くときは媒介変数(パラメータ)を消さなければなりません。今回パラメータがθですが、θをただの数字に変える公式
    \sin^{2}\theta +\cos^{2}\theta =1・・・(
    があるので、この式を使っていきます。その際➀、➁をこのように変形します。
    4\sin\theta=y-x-1・・・➂
    4\cos\theta=y+x+3・・・➃
    そして(
    )の両辺を16倍すると
    16\sin^{2}\theta +16\cos^{2}\theta =(4\sin\theta)^{2}+(4\cos\theta)^{2}=16・・・(
    (
    )に➂➃を代入すると
    (y-x-1)^{2}+(y+x+3)^{2}=16
    展開して整理すると
    x^{2}+y^{2}+4x+2y-3=0
    となります。

    このレベルの問題は見た瞬間に解法が出てきてあとは手を動かすだけというレベルまで本番までに持っていきましょう。

    慶應薬学部【数学】で使える参考書

    下記教材を使っていくのが一般的な入試対策になります。

    • 青チャート
    • Z会数学基礎問題集
    • 大学への数学 一対一対応の演習
    • 理系数学 良問のプラチカ

    とはいえ、いきなり上記の教材を使うようになるのは難しいので、どのような順番で勉強をしたら良いのかについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/bunkeisugaku-benkyo/"]

    慶應義塾大学薬学部に合格できる専門対策

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    また、慶應義塾大学薬学部に合格するためにどのよう勉強をしたらよいのかを指示する学習カウンセリングも承っています。学習状況を伺った上で、残りの期間でどう受かるかを提案いたしますので、ぜひお気軽にお電話いただければと思います。

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慶應義塾大学薬学部【英語】本番で圧勝の徹底対策シリーズ

2016.06.29

慶應義塾大学薬学部 長文問題3題とシンプルな問題構成です。記述説明問題が含まれるものの、代名詞を明示して和訳するという形なので答えの根拠がわからないということはないでしょう。 全体概観(80分/100点) 長文3題に使用できる時間は1問あたり20分弱。 この時間で8割取れる学力が欲しいところです。

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  • 慶應義塾大学薬学部

    長文問題3題とシンプルな問題構成です。記述説明問題が含まれるものの、代名詞を明示して和訳するという形なので答えの根拠がわからないということはないでしょう。

    [toc]

    全体概観(80分/100点)

    長文3題に使用できる時間は1問あたり20分弱。
    この時間で8割取れる学力が欲しいところです。

    問Ⅰ Ⅱ Ⅲ

    3題の長文問題が出題されます。

    長文のテーマは自然科学系以外から出題されることも多く、理工系の長文以外にも様々なジャンルの長文に触れておく必要があります。問題形式は単語の言い換え問題や下線部説明問題、内容一致問題が主に出題されます。

    単語言い換え問題はどのように解けばよいのか?

    慶應義塾大学薬学部で例年、単語言い換え問題の出題の傾向が高いです。
    まずこの言い換え問題の出題者の意図は理解できていますか?単純に単語の意味をたくさん知っているかどうかという問題だったら、わざわざ長文の中で問いませんね。
    ということは、つまり大学側は受験生が文章をつなげて読むことができているかどうかを試しているといえるのです。
    それではこの文章をつなげて読むとはどのようなことなのかというと、その秘密は英語の文章の成り立ちにあります。

    英語をつなげて読むにはどうしたら良いのか?

    英語をつなげてよめるようになるためにはまずはじめに、英語には1パラグラフ1メッセージという原則があるのはご存知でしょうか?
    1つのパラグラフで1つだけ言いたいことがあるという原則です。
    1つのパラグラフは通常4~5文で成り立ちますね?
    この文章全てが1つのメッセージを発するために存在していると考えるのです。
    この原則を応用して、先ほどの難単語の問題を考えていきます。
    4~5文あっても全部同じことを言っているということは、文章の方向性が同じということです。
    ただ、使われていることばまで同じではないので注意してくださいね。大学入試で出題されるのはプロのライターが書いた文章です。
    そんな文章が同じ単語で、ずーと同じことを言ってたらちょっとおかしいなってわかります。
    ですから、同じことを説明する場合でも視点を変えて説明を加えなければいけないのです。
    これが文章をつなげて読むということなのです。


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