各予備校/塾の良い点 と気をつけるべき点
まずは具体的な塾の中身にいく前にこの表の縦軸、横軸について見ていきましょう。
指導人数が多い少ないとは?
指導人数の多い少ないという状況が
学習にどのように影響を与えているのかを考えていきます。
指導人数が多い場合は?
単純に指導人数が多い = 多くの生徒をいっぺんに見ることはできないから悪い塾だ!と思ってはいけません。
指導人数が多い場合は、周りに人が多いため授業の最中に躍動感があり、
特に大手予備校のトッププロの講師の授業は長年培われた教える技術があるため、
聞いていて非常にわかりやすいですし、
勉強のモチベーションが上がったり、授業の熱気に包まれることがあります。
そのため、
指導人数が多いほど、教える技術が高く、モチベーションも上がりやすいということは言えるでしょう。
ただし、その反面指導人数が多くなればなるほど、
個人個人の学力にフィットさせて話をするというよりも、
「講師がこのレベルはわかってほしい!」という願望ベースで話が進んでいくため、
学力がその講師のレベルに伴ってない人は、
ただ聞いているだけになってしまい、
具体的にどのようなことをしたら良いのかわからなくなってしまったりすることもあります。
人数が増えるほど講師の教えるレベルは上がるが、反面具体的に何をしたら良いのかわからなくなってしまうこともあります。
指導人数が少ない場合は?
指導人数が少なければ少ないほど、個人にフォーカスが当たってきますので、
実施することは個人の内容に合った内容になってきます。
そのため、初期の学力向上では効果が高いと言えるでしょう。
もちろん、先ほどお話しした指導人数が多い場合にあったメリットの逆向きが
個別指導に当てはまることが多いです。
指導を受けてない学生が担当をしているケースも多く、
指導のスキルがまだない場合も多いです。
講師のレベルがわからないので、体験などを受けてレベル感を見てからにしましょう。
講師によっては、得意な分野や対象があったりします。
勉強法まで教えてくれるのか?
ベターですが、実際はそうそううまくいかないものです。
ですが、その勉強法やスケジュールなどは自分一人で考えて、実践に移すことは非常に難しいといえます。
成績を圧倒的にあげたいのであれば
一貫した勉強法が確立された学習塾や予備校に行くのが良いでしょう。
学習塾は場所によってはなかったりするので、
どのレベルの成績までが上がるのか?という一貫した指導方法を持っている塾・人・予備校に学べる環境かどうかの確認をしたほうが良いでしょう。
「とりあえず塾に入れておけばなんとかなる」、
「とりあえず勉強時間を増えてるし大丈夫」という考え方では、
いけません!
家で何をしたら良いのかまで宿題が落とし込まれているのか?
成績を上げるためには、人の話を聞いているときにではなく、
家でどのように勉強をしていくのか?という点までおとしこまれているかどうか?という点かが要になっています。
理解力が低い学生が理解力を高める際のポイントなど
家で勉強をしている時にどのようにしたらよいのかまで教えてくれるのが良いでしょう。
また具体的な宿題として何を行うのか?、
どのページをどのように意識をして行えばよいのか?という点まで教えてあげられると尚良いでしょう。勉強をただすれば良いわけではありません。
何を意識したら良いのか?、
どのように勉強をしていけば良いのか?という部分まで
落とし込まれていなければ成績は上がってこないのです。
すぐに質問ができることができるかどうか?
悩んだ時にすぐに質問できる環境かどうか?というのは肝心です。
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」ということわざにあるように、質問ができるかどうか?というのは成績が上がっていく際の大きなポイントになっていきます。
特に勉強の初期段階では、自分の困ったことをすぐに聞ける状況かどうか?というのは大事です。
質問をすることで、自分の分かっているところと分かっていないところそして、間違って覚えているところの峻別が可能になります。
そうすることで、今以上の理解を深めることが可能になるといえるでしょう。
よほど「できる」という子以外で質問がしやすくない環境で勉強をするのは難しいでしょう。
そもそも塾に行く=勉強ができないという前提条件があるはずです。
市販されている教材を読んで理解できるのであれば、塾は必要がないはずです。
「わからない」と感じた時にすぐに質問ができるかどうか?これはまず確認しておきましょう。
それぞれの塾をカテゴリー別で見ていく
どこの予備校が良い!どこの塾が良い!というのではなく、
自分の学力に合わせて、塾を選ぶが良いです。
基本的な学力がほとんどないのに、
人数が多い塾で頑張っていくのはかなり無理がありますし、
学力がものすごい高いのに、
レベルの合ってない個別指導や映像を見ていても成績は上がりません。
いかにして、自分に合った指導形態を見つけるかが成績を上げる上では重要です。
塾の対象が自分にあっているかどうか?
講師、塾によってはレベルを用意しています。
ここで勘違いしてはいけないのは、
自身のレベルと塾のレベルが合っているかどうか?という点です。
よくありがちなのが、自分の志望しているレベルが大学が高いからといって、
現在の自分の学力では到底理解できないことをしている
講師、塾に入って自己満足をしてしまうことです。
授業を聞いたあとで即座に実行できないこと、
または自分の言葉で説明できないことは理解できているとはいえません。
適切な時間さえ投入できれば、学力は必ず上がっていきます。
ですが、この基礎学力ということをよく理解できてない子がほとんどです。
順番に積み重ねて行っていけば成績が上がるのに・・
難しいことを行わなければ成績が上がらない!と思ってしまったばかりに成績が上がらないのです。
せっかく勉強したとしても、
理解できてないことを何度も何度も行ってもできるようになりません。
講師、塾によって生徒に求める基礎学力の違いはあります。
塾に入る前にまずはこの点に注意していきましょう。必ず入塾する際に聞いてみましょう。
さて、ここまで色々な塾を見る視点をみていきましたので、
ここからは塾別に見ていきます。
大手予備校は・・・
駿台、河合塾、代ゼミ、Z会教室、城南予備校、グノーブル、(鉄緑会)
大手塾の場合、やはりその特徴としてあげられるのは講師陣の充実および豊富な教材と情報量があげられるでしょう。
受験において、豊富な情報量はやはり大きなアドバンテージとして、合否を左右するのはもちろんです。
さらに、大手塾の場合、現在に至るまでに蓄積してきた大量の経験値があるため、
それを基に指導を行います。
そのため、当たりハズレといったことがなく安心して授業を受ける事ができます。
その反面、大手塾は講師の数に対して
生徒の数が膨大であるため、質問への解答が遅い場合や質問を受け付けない場合などがあります。
その点、個別的なケアが少ないとも言えるでしょう。
加えて、予め定められた教材及びカリキュラムに基づく授業を行っているために、
ここに合わせた融通のきかない授業になってしまうというリスクもあります。
レベルは高いし講師の質も高いが、自分に合っているかは別問題。一度体験などを受けて様子を見てみましょう。
個別指導塾は・・・
東京個別学院、慶應個別指導学院、明光義塾、TOMAS、ways
個別指導塾は生徒の学力に合わせて指導ができるためカスタマイズができるのですが、
大学受験の指導というよりは、学校の補習をベースにしている塾が多いです。
そのため、大学受験を考えている場合は、事前にどのような塾なのか?というお問い合わせはしておいた方が良いでしょう。
また、個別指導塾は上述したように塾側が関与することが少なく、、
講師の先生任せとなっている場合が大半です。
そのため、事前に入念な体験授業を行なってみましょう。
また個別でどのようなことをやったら良いのか?具体的な宿題を
出してくれるかどうかも確認しておきましょう。
先生任せとなっているのか、それとも塾で管理をしてくれるのかを確認していきましょう。
塾で管理をしてくれる方が、有事があった際にも臨機応変に対応してもらいやすいです。
少人数指導塾は・・・
増田塾(校舎による)、ダイエットスタディ、みすず学院、四谷学院、Mr ステップアップ、藤井セミナー
このグループは成績の高くない生徒を少人数で指導するという塾になります。
低い偏差値から少人数制の授業でナビゲートしてくれるためモチベーションの低下がないため、
うまくハマれば、成績アップも夢ではないでしょう。
ですが、質問ができるかどうかなど生徒の自主性による部分もあったり、
過去問の時などで添削ができないといったこともあるので、
そのような場合にどうしたら良いのか、
各塾で事前に問い合わせをしてみた方が良いでしょう。
講師のレベルは高くない場合も多いので、どれくらいの講師のレベルがつくのか、自分の志望校はクリアのできる先生がつくのか?という点は確認した方が良いでしょう。
管理コーチング型塾
武田塾、センセイプレイス、STRUX、慶早進学塾、現論会、FAST-UP
このグループに所属しているのは、
武田塾を筆頭に授業をしないスタイルのコーチング型塾です。
授業をしないで、いかにして効率的に進むことができるかを目的としています。
ただ原則は自習のみになるので、生徒の読解力が高くないと飛躍的な合格力の伸びは期待できないでしょう。
また、一つの教材で行ったことが別の教材での活用ができないというのは、
よく聞く話です。
そのような場合の対処ができるかどうかというのは確認した方が良いでしょう。
個別指導塾と同じですが、コーチング系の塾の講師はあまり教えるレベルとスキルは高くはないです。(早慶以上の指導は難しい・・)
あくまで管理という点に割り切って、指導を受けるのが良いでしょう。
管理コーチング型塾の良い点
管理コーチング型の塾は、
大人数の予備校とは違って、具体的に毎日やることを指示しているので、、
勉強によくありがちな、
「何をしたら良いのかわからない」
ということがなくなります。
これがいちばんのメリットになります。
何をしたら良いのかわからないからは、解消されますが、原則教えるというよりかはコーチングなので、「何をするのか教えるだけ」になります。
そのためわからないことを教えてくれたりなどしてくれるかどうかは塾によるので要注意してください。
悪質なオンラインコーチング塾への注意喚起
悪い話はあまりしたくないのですが、、
相談が非常に増えていることなので、注意喚起の意味も込めてお伝えします。
オンラインコーチング塾は従来の塾のように、
講師を揃えたり、教える側の能力が必要ないため、
簡単に始められることが流行っており、
インターネットを見ると色々なコーチング塾が存在しています。
今回記事で紹介しているような塾であれば問題はないと思いますが、
まだうまくない塾によっては、
生徒が実施している教材の中身をほとんど把握せず
他の塾が公開しているネットの情報をそのまま適用させているだけなんていう・・情報も入ってきています。
そのため、入念に体験授業などを行なって、
ちゃんと質問に答えてくれるかなどを確認しておきましょう。
映像予備校は・・・
東進衛星予備校,マナビス,代ゼミサテライン,スタディサプリ,早稲田合格塾
映像予備校の場合は、
生徒の成績がある程度高い場合は、参考書よりも効率的に進めることができるでしょう。
ですが、本質的には予備校の授業と変わらない点と親主導で塾を進める場合は能動的に授業を聞かなくなり、寝てしまう・・ということも多く聞かれるので注意が必要です。
また、添削などの記述は本文にしないといけないので、なかなか返ってこないという話もよくあります。
ヒロアカデミアとは?
どの形態の塾であってもさまざまな問題点抱えてしまっているのが塾ですが、
私(小野)がこの問題を解決するために立ち上げたのが当塾になります。
私(小野)自身、勉強をしていく上で自己修正をするためにどのようにしたら良いのか?を考えて考え抜きだした上での様々な方法論を用いています。
受験勉強とは、高校生にとって人生ではじめて勉強、
自分自身に向き合う必要のあることです。ここで真剣に立ち向かうようになることで
今後の人生何があっても立ち向かうことのできる骨太な学生を教育できるように指導をしております。
志望校に合格してもらうことはもちろんのことですが、
それだけではなく、
一生を通じた学習の仕方を当塾では指導していきます。
ヒロアカの他塾との違いとは?
管理型コーチング塾のメリットであるスケジュール管理を徹底に行うのは当然ですが、
将来的に役に立つ学習の作法や、個別授業、思考訓練まで対応していきます。
学習の仕方というのは、下記のようなプロセスです。
このような学習のプロセスをできるように普段の授業や合宿を通して身につけていきます。
合宿についてはこちらの記事をどうぞ
2023年夏合宿の様子
2023年春合宿の様子
2022-3年冬合宿の様子
思考訓練というのは、
文章を読む上で具体的にはどのようなことを考えたら良いのかを0から指導をしていきます。
もちろん、これは国語だけの話ではなく、全ての科目に通じてきます。
より細かく各塾のメリットデメリットを参考にしたい方はこちらの記事を参考にしてください。
武田塾とヒロアカの比較
STRUXとヒロアカの比較
ダイエットスタディとヒロアカの比較
みすず学苑とヒロアカの比較
四谷学院とヒロアカの比較
塾別で当塾と比べた記事はこちらへどうぞ。
また、その他、他の塾との比較をこちらの記事でもお伝えしています。