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【2024年】慶應商【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.16

慶應義塾大学商学部が2/14に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年慶應義塾商学部英語全体講評2024年慶應義塾商学部英語 Ⅰ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅱ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅲ2024年慶應義塾商学部英語 Ⅳ2024年慶應義塾商学部英

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  • 慶應義塾大学商学部が2/14に入試を迎えました。
    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。
    [toc]

    2024年慶應義塾商学部英語全体講評

    例年通りのレベルの慶應商学部の問題でした。
    一つ一つの問題は標準レベルですが、全体で見ると時間が厳しいというのも例年通りの問題でした。

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅰ

    (1)3
    (2)1
    (3)2
    (4)4
    (5)2
    (6)4
    (7)1
    (8)1
    (9)4
    (10)3

    解答根拠

    (1)

    文章を考慮すると、Donhamはビジネスリーダーたちに単に寄付を増やすよう求めたのではなく、彼が指摘する「責任あるリーダーシップにおけるギャップ」を埋めることを要請しています。この文脈で見ると、「achieve」は「達成する」という意味でこの空白を埋めるという文脈には合いません。「endorse」は「支持する」という意味であり、この場合には適さない選択です。「protect」は「守る」という意味ですが、リーダーシップのギャップを守るという表現は意味を成しません。

    したがって、「fill this gap in responsible leadership」は「責任あるリーダーシップにおけるこのギャップを埋める」という意味になり、指導者たちに対して行動を起こすことで「文明」を救うよう呼びかけていることを示しています。ですので、文脈的にも意味的にも最も適切なのは「fill」、つまり3番です。

    (2)

    文章はビジネスリーダーに利益を超えた社会的影響を求めることが古くからあったと述べています。そして、企業の倫理と責任に関する問題が長きにわたり存在していたことを指摘し、「商人や金融家の貪欲さは、全ての社会を通じて一貫した ( 2 ) であった」と続けています。

    この空欄は「商人や金融家の貪欲さがもたらす問題点を指す名詞」が適切です。「concern」は「関心事」「問題」という意味で、ここでは「社会全体で常に問題視されてきた」という文脈に合います。「level」は「水準」や「レベル」といった意味ですが、この文脈では適していません。「mind」は「心」「精神」という意味で、ここでは文脈に合わない選択肢です。「motion」は「動き」や「提案」という意味ですが、これも文脈に即していません。
    したがって、文脈に合い、意味的にも適切なのは「concern」、つまり1番です。

    (3)

    文章は現代のグローバルビジネスが利益追求に集中しており、さらに「政府や法律の機関を歪ませて (3) に仕える」と述べています。ここでの空欄は「利益を求めるビジネスが支援するもの」を指す名詞が適切です。

    「bureaucrats and lawyers」は「官僚と弁護士」を意味しますが、この文脈において政府や法律の機関が彼らに仕えるという意味は論理的ではありません。「social responsibilities」は「社会的責任」を意味しますが、この部分はビジネスが社会的責任を無視しているという文脈で語られているため、適切ではありません。「world citizens」は「世界市民」という意味ですが、これも文脈に合わない選択肢です。

    一方で、「corporate interests」は「企業の利害」という意味であり、グローバルビジネスが利益追求のために政府や法律の機関を歪めるという文脈にぴったり合います。したがって、文脈に合い、意味的にも適切なのは「corporate interests」、つまり2番です。

    (4)

    1927年の開校式においてDonhamが警告したのは「4. businesspeople disregarding community needs」、つまり「ビジネスパーソンがコミュニティのニーズを無視すること」の影響です。

    文章によると、Donhamは「Unless more of our business leaders learn to exercise their powers with an acute sense of responsibility towards other groups in the community, our civilization may well head for one of its periods of decline」と述べています。これはビジネスリーダーがコミュニティ内の他グループに対する責任感を持って権力を行使することを学ばなければ、文明が衰退する可能性があるという警告です。この部分から、Donhamの警告はビジネスリーダーがコミュニティのニーズを無視することの影響に関するものであることが明確です。

    他の選択肢を見ると、1番「business leaders rejecting scientific insight」、2番「an economic bubble leading to higher prices」、3番「US universities misleading business students」は文中でDonhamが述べた警告とは直接関連していません。したがって、正しい答えは4番です。

    (5)

    Donhamの言葉が「(5 prophetic)」、つまり予言的だった理由は、「2. American society did come to confront serious crises in the 1930s」という選択肢に該当します。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の最後のパラグラフに「The Dean’s warning of a great threat to humanity did not excite much attention amid the booming 1920s, but his words were (5 prophetic). Towards the end of 1929, the New York stock market crash would set off a massive economic depression in the US and beyond, with profound economic and political consequences for the decade that followed」と記されています。この部分は、Dean(Donham)が人類にとっての大きな脅威について警告したが、1920年代の好景気の中でそれはあまり注目されなかったが、彼の言葉は予言的だったと述べています。その後、1929年末にニューヨークの株式市場が大暴落し、アメリカだけでなく世界的な大恐慌を引き起こし、それが1930年代に社会が直面する深刻な危機へとつながったことが述べられています。

    他の選択肢を見ると、1番「American society was actually enjoying prosperity in the 1920s」は文中に「booming 1920s」とあることから確かに1920年代は繁栄していた時期であることが分かりますが、これはDonhamの言葉が予言的であった理由を説明していません。3番「businesspeople soon started to avoid social responsibility」は文中にそのような事実を示す記述はありません。4番「social responsibility triggered a great global depression」はDonhamの警告と大恐慌の間に因果関係を示唆していますが、文中でそのようなことは述べられていません。

    したがって、文中の記述に基づき、Donhamの言葉が予言的だったのは1930年代にアメリカ社会が実際に深刻な危機に直面したという事実によるものです。

    (6)

    選択肢の中で、Adam Smithが利率に対する法的制限を支持した理由を最も論理的に説明しているのは「4. he did not want investors to gain huge profits while most others are impoverished」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は次のように述べられています。「While Smith therefore supported free enterprise for most individuals, he did not do this for those greedy investors who sought “extraordinary profits.” To rein in their activities, he supported legal restrictions on interest rates and also made clear his contempt for gross inequality. “No society can surely be flourishing and happy,” he remarked, “of which the far greater part of the members are poor and miserable.”」この段落は、Smithが大多数の個人に対して自由企業を支持していたが、異常な利益を求める貪欲な投資家に対してはそうではなかったことを示しています。彼はこのような投資家の活動を抑制するために利率に対する法的制限を支持し、また彼は極端な不平等を軽蔑していることを明らかにしています。そして、「どの社会も、そのメンバーの大部分が貧しく不幸な場合には、確かに繁栄し幸せではあり得ない」と述べています。

    他の選択肢に関して、1番「he held that lawmakers should rigorously regulate citizens’ commercial activities」はSmithの考えを一般的すぎる形で表しており、文中の具体的な記述と直接的な関連はありません。2番「he was a philanthropist dedicating his life to helping the poor and underprivileged」はSmithが慈善家であったという記述は文中に見当たりません。3番「he believed in a market mechanism that automatically achieved a proper balance」はSmithの市場メカニズムに対する信念を述べていますが、利率の法的制限を支持した具体的な理由には触れていません。

    したがって、文中の記述に基づき、Smithが利率の法的制限を支持した理由は「投資家が巨大な利益を得る一方で多くの人々が貧困化することを望まなかった」ためであると結論付けられます。正しい答えは4番です。

    (7)

    選択肢の中で、短期的な思考を行っている会社が通例していることを説明しているのは「1. They single-mindedly pursue profits and overlook their social missions」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は、文中の次の文にあります。「Likewise, Dominic Barton, chairman of private investment firm LeapFrog Investments, has denounced short-term thinking by companies that are obsessed with quarterly reporting and blinded to the existence of other important objectives.」このセンテンスは、Dominic Bartonが四半期ごとの報告に取りつかれ、他の重要な目標の存在に盲目になっている会社による短期思考を非難していることを示しています。この文は、短期思考をしている会社が一元的に利益を追求し、社会的使命を見落としていることを意味しています。

    他の選択肢については、2番「They accept temporary losses to secure employment for workers」、3番「They help a variety of stakeholders as a way to increase profitability」、4番「They show no interest in statistical reports and ignore the margin of error」は文中で短期思考に関連した記述としては提供されていません。

    したがって、文中の記述に基づいて短期思考をしている会社が何をしているかについては、社会的使命を見落としながら一元的に利益の追求をしていると述べる1番が正しい答えになります。

    (8)

    選択肢の中で、21世紀における責任の呼びかけの有効性について懐疑的である理由を説明しているのは「1. global business is greedy, with companies knowingly violating ethical codes」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    英文の該当する部分は、次の文にあります。「There is reason to be skeptical whether these calls for enhanced responsibility will be answered more than Donham’s were. Global business today is relentlessly profit-seeking and warps institutions of government and law to serve corporate interests.」このセンテンスは、現代のグローバルビジネスが利益追求を止めず、政府や法律の機関を企業の利益のために歪めていることを指摘しており、このような状況が責任の呼びかけに対する懐疑的な見方を支持する理由となっています。つまり、企業が倫理規範を知りながら違反しているという貪欲さが問題とされています。

    他の選択肢については、2番「BlackRock, LeapFrog, and the Business Roundtable are accumulating debt」、3番「younger entrepreneurs are underfunded and cannot expand their businesses」、4番「Donham’s vision was too idealistic to be implemented by businesspeople」は、懐疑的な理由を説明する文脈として文中には記述されていません。

    したがって、懐疑的な理由としては、グローバルビジネスが利益追求に走り、倫理規範を意図的に破っているためという点を指摘する1番が正しい答えです。

    (9)

    選択肢の中で、著者の歴史へのアプローチを最もよく表しているのは「4. Historical events provide parallels and examples of successes and mistakes we can learn from」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    「The history of private business yields concrete examples of deeply responsible business leaders operating at different times and in different contexts. None is the formula for how to re-imagine a complex system such as capitalism. Rather, they are useful because they show how individual efforts to pursue an increased sense of responsibility have succeeded and failed, and why.」とあります。この部分は、個々の努力が成功したり失敗したりした理由を示す例を通じて、私たちが学ぶことができると述べています。これは歴史的な出来事が成功と失敗の例として役立つことを意味しており、選択肢4が著者の歴史に対するアプローチを最もよく表しています。

    他の選択肢に対する根拠は文中にはっきりと見つかりません。1番「Knowledge of historical context enables us to identify the causes of contemporary problems」、2番「Grasping human nature through the study of history allows us to prevent catastrophe」、3番「By exploring business history, we can find the model for reforming our economic system」は、文中で直接的に言及されているわけではありません。

    したがって、著者の歴史に対するアプローチを表すのは、歴史的な出来事が教訓を提供するという観点、つまり選択肢4です。

    (10)

    選択肢の中で、著者のビジネスにおける責任に関する見解と一致しているのは「3. Future businesses should benefit a wider range of stakeholders than they do now」です。

    解答根拠は以下の通りです:

    文中には次のような文章があります。「Larry Fink, chief executive of BlackRock, the world’s largest asset manager, declared in his annual letter to CEOs in 2018: “Companies must benefit all of their stakeholders, including shareholders, employees, customers, and the communities in which they operate.”」これは企業が現在よりも広範な利害関係者に利益をもたらすべきだというFinkの主張を引用しており、著者がこの視点を提示していることを示しています。

    他の選択肢については、1番「The debate about ethical business practices started with the rise of capitalism」は文中で明確に述べられていません。2番「To be socially responsible, business leaders need to hide their shortcomings」は文脈に反していると言えます。4番「Businesses should support the poor by actively engaging in charitable initiatives」は文中でDonhamが寄付を増やすことを求めていないと述べている部分と矛盾しています。

    したがって、著者のビジネスにおける責任に関する見解と一致しているのは、将来のビジネスが現在よりも多くの利害関係者に利益をもたらすべきだという3番の選択肢です。

    出典

    出典がわからなかったのですが、本文内での説明されている”Roaring Twenties“について。
    作者はGeoffrey Jones氏でHarvard Business Schoolの教授です。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅱ

    (11)2
    (12)4
    (13)4
    (14)4
    (15)2
    (16)4
    (17)1
    (18)3
    (19)4

    解答根拠

    (11)

    根拠は、文章の冒頭で提案されている制度の説明から明らかです。「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文から、「ある決まった収入の閾値またはカットオフラインの下にいる個人や世帯にのみ恩恵を限定する必要がある」ということが分かります。この「下にいる」という概念は「falls below」、つまり「あるレベルの下に落ちる」という意味に直結しており、そのため他の選択肢では意味が合いません。

    「eliminates」は「取り除く」という意味で、文脈にはそぐわない。
    「lowers」は「低くする」という意味ですが、これは受動的な意味合いがあり、この文脈では個人の収入が自動的に低くなるわけではないため不適切です。
    「pushes up」は「押し上げる」という意味で、収入が閾値以上になることを示唆してしまいますが、文脈ではその逆、つまり閾値以下の人々に給付を限定すると述べています。
    したがって、これらの情報をふまえ、「falls below」が正確に文脈に合致します。

    (12)

    選択肢4、「variation」が正しい答えです。

    文脈から判断すると、基本的な特徴を共有しているにもかかわらず、ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の提案には多くの「違い」があると述べられています。「Beyond these three very broad features, there is a lot of (12) among UBI proposals.」という文から、「これら3つの非常に広範な特徴を超えて、UBIの提案の間には多くの(12)がある」という意味が読み取れます。この文脈で最も適切なのは「違い」を意味する「variation」です。

    他の選択肢の意味を見てみましょう:

    「disruption」は「混乱」や「中断」という意味で、提案の多様性を指す文脈では使われません。
    「equality」は「平等」という意味ですが、文脈上、提案間の平等性を指しているわけではないため、不適切です。
    「quarrel」は「口論」や「争い」という意味であり、この文脈での提案の相違点を指すには不適切です。
    したがって、文脈に最も合致するのは「variation」、つまり選択肢4となります。

    (13)

    選択肢4、「supplement」が正しい答えです。

    文章では、UBI(ユニバーサルベーシックインカム)の目的について論じており、その大きさが何に基づいているべきかを問いかけています。選択肢を見る前に、文章の意味を理解してください。「Is the purpose of a UBI to (13) the income of people working in low-wage jobs?」という文から、UBIが低賃金の仕事に就いている人々の収入を「補う」ことを目的としているかどうかを問いかけています。

    各選択肢の意味を考えてみましょう:

    「invest」は「投資する」という意味であり、この文脈では収入を補うという概念とは合致しません。
    「receive」は「受け取る」という意味ですが、ここではUBIの目的としては不適切です。
    「redistribute」は「再分配する」という意味であり、この文脈では特定の人々の収入を高めるというよりは、富を広範囲にわたって再分配する意味合いが強いです。

    「supplement」は「補う」「追加する」という意味で、低賃金の仕事をしている人々の収入を補足する目的に適しています。
    したがって、文脈から判断すると、「supplement」が最も適切であると言えます。低賃金の仕事に就いている人々の収入を補うことが、UBIの一つの目的として提案されているため、選択肢4が正解です。

    (14)

    選択肢4「なぜUBIは富裕層と貧困層に同等に支払うべきではないのか」が、単語(14) “why”を置き換えるのに最も適しています。

    その根拠は以下の文章から得られます。「A UBI that gave money to everybody would either be so expensive as to be unmanageable, or pay such small amounts as to be practically useless to the people who need it most.」これはUBIが全員にお金を与えると、そのコストが手に負えないほど高額になるか、または最もそれを必要としている人々にとって実質的に役に立たないほどの小額になってしまうことを意味しています。これは、なぜ全員に同額を支払うわけにはいかないのかを説明しており、選択肢4に直接関連しています。

    また、「In order to provide a reasonably sized grant to those who are most in need of it, you have to limit benefits to only include individuals or households under a certain income threshold or cut-off line.」という文も重要です。これは、最も支援を必要としている人々に適切な規模の補助金を提供するためには、ある一定の所得の閾値またはカットオフライン以下の個人や世帯にのみ給付を限定する必要があることを示しており、富裕層には支払わない理由を補足しています。

    (15)

    選択肢2「高所得者に税金を課す」という意味でフレーズ(15) “do it on the back end”を著者は使用しています。

    この根拠は、「But if you don’t limit benefits on the front end, you need to do it on the back end. In other words, you give everybody money, but then you tax some or all of the benefit back from people whose income exceeds a certain level.」という文からです。ここで「front end」ではなく「back end」で制限を行うと述べており、すなわち全員にお金を与えた後で、一定の収入を超える人から税金を通じてその給付の一部または全部を回収する、と説明されています。これは選択肢2が正しいことを示唆しており、他の選択肢とは異なる内容です。

    よって、「back end」で行うとは、最初には全員に給付を行い、後から高所得者から税金を通じてその給付を回収することを意味していると理解できます。

    (16)

    選択肢4「person」が単語(16) “one”が指しているものです。

    この根拠は、「Giving 500 per month to every one of the 330 million or so people currently living in the United States would cost165 billion per year」という文からです。ここで”every one of the 330 million or so people”というフレーズは、アメリカに住む約3億3000万人の「各個人」に毎月500ドルを与えるという意味です。したがって、(16) “one”は「アメリカに住む約3億3000万人の人々」を指しており、選択肢4の「person」が正しい答えになります。

    (17)

    選択肢1「人々はUBIの提案がすべて同じだと考えがちですが、実際には多くの点で異なる」というのが、この文章の著者が取り上げている中心的な問題を最もよく表しています。

    その根拠は第一段落にあります。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念についての多くの混乱は、それが単一で、厳密に定義された社会福祉政策であるかのように人々が話すことから生じています。UBIを一連の提案のファミリーと考える方がより役立ちます。)と述べられています。これは、UBIの提案が一見同じに見えるかもしれないが、実際には多くの異なる要素を持っているという中心的な問題を指摘しています。

    そして、文章全体を通して、UBIの提案が三つの共通点を持ちながらも、それらが持つ多くの違いに焦点を当てています。したがって、選択肢1がこの文章の中心的な問題を最も適切に表しています。

    (18)

    UBIに関する文章全体を通して、全てのUBI提案において人々が受け取るものは「現金」であるという点が強調されています。そのため、正しい答えは選択肢3「cash rather than tickets or discount coupons」(チケットや割引券ではなく現金)です。

    第2段落には、以下のように記述されています。「The first thing all UBI proposals have in common is that they involve unrestricted cash payments.」(全てのUBI提案に共通する最初のことは、制限のない現金支払いを含むということです。)これにより、UBIが提供するのは物品やサービスではなく、制限のない現金であることが明らかにされています。

    また、UBIが生活費を完全にカバーする金額を提供するとは限らない(選択肢1)、すべての人に同じ金額を提供するわけではない(選択肢4)、また物品やサービスを提供するわけではない(選択肢2)ということも文章全体から読み取ることができます。

    (19)

    選択肢4「Understanding UBI Proposals: Common Features and Differences」(UBI提案の理解:共通点と相違点)が、この文章の内容を最もよく表すタイトルです。

    この根拠は、第一段落にある文章から明らかです。「A lot of confusion about the concept of a Universal Basic Income (UBI) results from people talking about it as though it were a single, precisely defined social benefit policy. It’s more helpful to think of the UBI as a family of proposals.」(ユニバーサルベーシックインカム(UBI)の概念について多くの混乱が生じていますが、それは人々がUBIを一つの正確に定義された社会福祉政策であるかのように話すからです。UBIを一連の提案の集合体と考える方がより役立ちます。)

    また、文章全体を通じて、UBIの提案が持ついくつかの共通点とそれらの間の大きな違いについて説明しています。著者はUBIを単一の概念としてではなく、多様な提案の「家族」として提示しており、それらの共通点と違いを理解することが重要であると主張しています。

    哲学的な前提(選択肢1)やアメリカ政治史の文脈(選択肢2)、経済的不平等を解決するという提案(選択肢3)は、この文章の主要な内容とは一致しないため、選択肢4が最も適切なタイトルです。

    出典

    Universal Basic Income: What Everyone Needs to Know

    Matt Zwolinski氏
    Miranda Perry Fleischer氏

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅲ

    (20)4
    (21)4
    (22)3
    (23)2
    (24)1
    (25)3
    (26)3
    (27)2
    (28)2
    (29)3

    解答の根拠

    (20)

    選択肢(20)には「reasoned」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文章のこの部分では、既に観察可能、または起こりうると思われるものに基づいて将来を予測することが話題になっています。文中で「at least they will be based on what we can already observe as possible or seems likely to happen」と述べられており、予測が「既に観察可能なもの」または「起こりそうと思われること」に基づいていることが示されています。つまり、これらの予測は根拠があると言えます。

    「baseless」は根拠がないことを意味し、文脈に合わない。「correct」は正しいという意味ですが、予測が正しいかどうかは結果が出た後でないと分かりません。「mistaken」は間違ったという意味ですが、予測が間違っているかどうかも結果次第です。

    したがって、根拠に基づいた予測を意味する「reasoned」が最も文脈に合致しています。

    (21)

    選択肢(21)には「Nor」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文脈では、スティーブ・ジョブズがiPhoneを発表したときの限定された視点について語られています。彼はiPhoneをiPodとして、電話やインターネット接続の機能を持つものとして紹介しましたが、後に登場するUberのような位置情報サービスの入口としては紹介していません。これはUberがまだ存在していなかったからです。また、文中で「could Uber have existed until a collection of technologies including online maps became available」と述べられており、技術の集合体が利用可能になるまでUberは存在できなかったと説明しています。

    「Either」は二つの選択肢を提示するときに使いますが、ここでは適切ではありません。「Even」は「さえも」という意味であり、ここでの文脈には合いません。「Lest」は「〜しないように」という意味で、否定的な結果を避けるための行動を示す際に使われますが、ここでは文脈に合いません。

    したがって、否定の繋がりを示す「Nor」が最も文脈に合致しており、「Nor could Uber have existed until…」という形で、Uberが存在することができなかったという事実を強調しています。

    (22)

    選択肢(22)には「shift」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文中で「the aspirations and desires of human beings may (22) gradually over time」と述べられており、人間の願望や欲求が時間と共に徐々に変化することを指しています。その後に続く文で「our core hopes and fears remain pretty stable」とあり、人間の基本的な希望や恐れはかなり安定していると述べられています。これにより、「aspirations and desires」が時間と共に変化する一方で、「core hopes and fears」は安定しているという対比が示されています。

    「destroy」は破壊することを意味し、文脈に合いません。「maintain」は維持することを意味しますが、ここでは願望や欲求が時間と共に同じままであると言っているわけではありません。「substitute」は代替することを意味しますが、文脈では願望や欲求が置き換わることについてではなく、変化することについて述べています。

    したがって、「shift」が文脈に最も適しており、人間の願望や欲求が時間と共に「徐々に変化する」という意味になります。

    (23)

    選択肢(23)には「lifting」が適切です。

    根拠は以下の通りです:

    文脈では、技術が人々の生活標準を大幅に向上させたことについて述べています。そして、「an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency towards more secure and comfortable lifestyles」というフレーズによって、基本的な自給自足の状態からより安全で快適な生活様式へと移行する人々の割合が増えていることが示されています。

    「earning」は「稼ぐ」という意味で、ここでは文脈に合いません。「making」は「作る」や「確立する」という意味ですが、ここでは人々の状態を変えるというよりは物事を作り出す意味合いが強いため不適切です。「supplying」は「供給する」という意味ですが、ここでは物資やサービスの供給というよりは人々の生活状態の変化に焦点を当てているため合いません。

    したがって、「lifting」が最も適切で、「…technology to make huge improvements in living standards, lifting an increasing proportion of the world’s population out of basic self-sufficiency…」という形で人々の生活水準を向上させ、より良い生活様式へと引き上げていることを示しています。

    (24)

    1They develop slowly, but their eventual impact can be tremendous
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “Most advances are incremental, with each generation of developments gradually building on those of its predecessors. Despite their slower pace, however, over time they can have profound consequences.”

    この部分で、進歩のほとんどが段階的であり、それぞれの世代が先行する開発の上に徐々に築き上げていると説明されています。そして、その進行が遅いにもかかわらず、時間が経つにつれて深い影響を与える可能性があると述べられています。

    2番目の選択肢は、段階的進歩の長期的な効果が予測しにくいと述べていますが、これは文章からは直接的には導かれません。3番目の選択肢は段階的進歩が革命的進歩のプロセスを遅らせる傾向にあると述べていますが、これも文章中で支持されているわけではありません。4番目の選択肢は、かつてはより一般的に見られたが、現在は非常に稀になっていると述べていますが、これも文章からは支持されていません。

    以上のことから、選択肢1が文章に基づいて正しいと言えます。

    (25)

    3,predicting every aspect of technological revolution is impossible
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “But even he could not have imagined the scale of the revolution. How could he? He presented it as an iPod on which you could make telephone calls and connect to the internet, not as an entry point to location-based services such as Uber, because Uber did not exist.”

    この部分で、スティーブ・ジョブズですらiPhoneがもたらす革命の規模を想像できなかったと述べられています。また、「Revolutionary advance is a case of “unknown unknowns” — things that are extraordinarily hard to predict」という文も、技術革新の全ての側面を予測することが不可能であることを示唆しています。

    選択肢1はジョブズがiPhoneに関する「既知の未知」を過小評価したと述べていますが、文章ではジョブズが予測できなかった理由には触れておらず、この理論を直接には支持していません。選択肢2はジョブズがエンジニアであるために消費者のトレンドを見落としたと述べていますが、これも文中での彼の専門性についての議論はありません。選択肢4は外部の人が将来の変化をより客観的に予測できるというものですが、この点についても文中では触れられていません。

    したがって、選択肢3が文章に基づいて正しいと言えます。

    (26)

    正しい答えは以下の通りです:

    3 We achieve a great deal of progress, leaving little room for new advances
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “However, there are limits, and, as we approach these, innovation slows down. It takes roughly the same time now to fly across the Atlantic from London to New York as it did in 1960.”

    この部分で、イノベーションには限界があり、その限界に近づくにつれて革新のペースが遅くなると述べられています。例として、大西洋を横断する飛行時間が1960年代から大きく変わっていないことが挙げられています。

    選択肢1は、生活の質が十分に向上し、すべての人が自給自足になるというシナリオですが、文中ではこの点についてイノベーションの遅延と直接結びつけていません。選択肢2は、物理法則に関する革命的な発見があった場合を挙げていますが、これはイノベーションを遅らせるとは言及されていません。選択肢4は、バイオテクノロジーや人工知能などの新しい分野を探求するシナリオですが、文中ではこれらの分野が新たな進歩をもたらす可能性があると言及されており、革新が遅くなるとは述べられていません。

    したがって、選択肢3が文章に基づいて正しいと言えます。

    (27)

    正しい答えは以下の通りです:

    2 they satisfy our innate desire to keep up bonds with family and friends
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “One such example is social media. Families and friends are important; a WhatsApp group helps keep families and friends together by allowing them to dip in and out of conversation with each other.”

    この部分で、ソーシャルメディアは家族や友人との絆を保つという私たちの基本的な欲求を満たすために役立つと述べています。それにより、将来もソーシャルメディアは依然として有用であると考えられます。

    選択肢1は、ソーシャルメディアがiPhoneと同じように新しいイノベーションを可能にすると述べていますが、この点は文中で直接的に言及されていません。選択肢3は、ソーシャルメディアが生活水準を向上させるための情報を提供すると述べていますが、これも文中で直接的な言及はありません。選択肢4は、ソーシャルメディアの経済効果が大きく、物理法則に制限されないと述べていますが、この点についても文中での言及はありません。

    したがって、選択肢2が文章に基づいて正しいと言えます。

    (28)

    2, the personal integrity of the developers
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “Combine physics and human desires and we have a framework for thinking about how technology will advance over the next generation. There are two tests. First, can something be done, and done at a price society can afford? And, second, do people need and want it to be done? The answer must be yes to both for technological advances to change the way we live.”

    この部分で、著者は技術の進歩を考える際の枠組みとして、「物理」(技術が実現可能かどうか)と「人間の欲求」(人々がそれを必要とし、望んでいるかどうか)を結びつけています。そして、この進歩が私たちの生活を変えるためには、これら二つのテストに対して「イエス」と答える必要があると述べています。

    選択肢1「people’s needs and wants」(人々のニーズと欲求)は、上記の第二のテストで考慮されています。選択肢3「how much research and development will cost」(研究開発のコスト)は、第一のテストで「…at a price society can afford?」として考慮されています。選択肢4「whether the development plan is achievable」(開発計画が実現可能かどうか)も、第一のテストで「can something be done」として言及されています。

    選択肢2「the personal integrity of the developers」(開発者の個人的な誠実さ)は、文中のどの部分にも言及されておらず、著者が技術の進歩を考える際に考慮している要因としては挙げられていません。

    (29)

    正しい答えは以下の通りです:

    3 We will try to develop technology to benefit the entire planet, not only humans
    根拠は以下の文章から取り出されます:

    “But, looking forward, the focus is changing again. We now need technological advance to do something more. It has to reduce the damage humankind has inflicted on the planet. That will be one of the great themes for the next few decades.”

    この部分で、著者は将来の技術進歩が、単に人類の利益だけでなく、人類が地球に与えたダメージを軽減する方向に焦点を移していると指摘しています。これが今後数十年の大きなテーマの一つになるであろうと述べています。

    選択肢1は、革命的進歩が私たちの生活と地球の未来にダメージを与えると述べていますが、これは著者が期待している進歩の種類ではありません。選択肢2は、バイオテクノロジーと人工知能が人類と地球の両方を救うと述べていますが、これも著者が述べている期待される進歩の全体像ではありません。選択肢4は、私たちが革命的な進歩のみを追求し、その結果として環境汚染を止めると述べていますが、これも著者が文中で述べていることではありません。

    したがって、択肢3が著者が予想している、今後数十年で見られるであろう技術進歩の種を最よく捉えています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅳ

    (30)2
    (31)1
    (32)4
    (33)2
    (34)1
    (35)3
    (36)1

    解答の根拠

    (30) 「little」が適切です。文脈から判断すると、合意に至る可能性が低いことを示しています。”considerable” は高い可能性を、”scarcely” と “seldom” はこの文脈では意味をなさないため、”little probability” が正しい表現になります。

    (31) 「drew on」が適切です。この文はポリシー声明が以前の独立研究者によって書かれた公衆衛生レポートを参照しており、彼女の発見をまとめたものであることを示しています。”was drawn on by” と “was drawn up by” は受動態であり、この文では不適切です。

    (32) 「them」が適切です。彫刻家は彼女の完成した芸術作品と、それらを作るために操作する材料との間に強い親近感を感じていると述べています。”it” と “the one” は単数形であり、”ones” は不特定多数を指しますが、”them” は既に述べられた複数の作品に適切に対応します。

    (33) 「another」が適切です。家族はアフガニスタン北部の州での紛争が激化したときに約100キロメートル離れた「別の」地区に移動したと述べています。”alternative”、”different”、”other” は文脈上意味が不明確になる可能性がありますが、”another” は「1つの特定の別の」という意味で、ここでは最も適しています。

    (34) 「had been writing」が適切です。文は過去の詩人の引用を現代的な文脈で再解釈しており、仮定法過去完了(過去の過去)を使う必要があります。”has written” は現在完了形で、”is writing” は現在進行形で、”writes” は現在形ですが、ここで必要なのは「もし彼が今書いていたなら」という時制です。

    (35) 「confirmed」が適切です。安全性能の結果は「確認され次第」公開されると述べています。”confirm” は動詞の原形で、”confirmation” は名詞形で、”confirming” は現在分詞ですが、必要なのは受動態の過去分詞です。

    (36) 「may have improved」が適切です。2001年のワールドカップ勝利が当時数週間にわたって国の一般的なムードを改善したかもしれないが、経済に顕著な影響はなかったことを述べています。”may improve” は現在形、”might be improving” は進行形、”might improve” は未来の可能性を示しますが、ここで必要なのは過去の可能性を示す形です。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅴ

    (37) 1
    (38) 1
    (39) 1
    (40) 2
    (41) 1
    (42) 2

    出典

    Lost in translation: How New Zealand’s plan for bilingual road signs took an unexpected turn in CNN
    https://edition.cnn.com/2023/07/29/asia/new-zealand-bilingual-road-signs-debate-intl-hnk-dst/index.html

    解答の根拠

    (37) 「as it is known to the Maori」が適切です。この文脈では、マオリの人々がニュージーランドをどのように呼んでいるかを説明しているので、”as it is”(それが〜として知られている)が正しい表現となります。したがって、「as it is known to the Maori」が自然な表現です。

    (38) 文章には「The Maori community makes up almost a ( 38 ) of New Zealand’s population」とあります。ニュージーランドの人口のほぼ「fifth」がマオリコミュニティであることが適切です。1/5を意味する「fifth」は、文脈と統計から考えて妥当です。

    (39) 「the most recent census」が適切です。ここで言及されているのは、ニュージーランドの言語使用に関する統計データですので、国の人口統計を示す「census」(国勢調査)が正しい単語です。

    (40) 「preserving te reo Maori」が適切です。この文脈では、マオリ語を保存し、その使用を奨励することが目的であるため、「preserving」(保存する)が最も適しています。

    (41) 「speakers of the two most common local languages」が適切です。ウェールズでの例を挙げており、最も一般的な2つの言語を話す人々を含むことで安全性が向上していると述べていますので、「common」(一般的な)が正しい単語です。

    (42) 「there is no evidence」が適切です。交通行動に特化したエンジニアリングの学者が言及しているのは、バイリンガルの道路標識が運転者の理解に悪影響を与えるという「証拠」がないことです。したがって、「evidence」(証拠)が合っています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅵ

    (43)3
    (44)2
    (45)3
    (46)1

    解答の根拠

    (43)

    答えは 3番、「仮説を暫定的なものとみなし、状況に応じてそれを捨てる用意がある」です。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文の「Central to this approach, however, is holding your hypothesis loosely.」という部分が重要です。これは「このアプローチの中心は、仮説を緩く保持することである」と訳せます。さらに、「If you are too attached to your initial answer, you may refuse to let it go, no matter where the data lead.」という文章があり、「もし初期の答えに固執しすぎると、データがどこへ導こうとそれを手放すことを拒否するかもしれない」と説明しています。この文からは、仮説に固執しすぎるべきでないことが読み取れます。

    そして最後に、「But if you treat your own answer as a straw man, holding your assumptions loosely, you’ll be ready to totally abandon it if the situation demands it.」とあり、「しかし、もし自分の答えをかかしとして、仮定を緩く保持すれば、状況がそれを要求するならば、完全にそれを捨てる準備ができているだろう」と結論づけています。この部分は仮説を暫定的なものと考え、必要に応じて捨てる柔軟性が重要であることを示しています。

    1番は「チームで仮説を立てますが、個々にそれをテストする」という内容が本文からは読み取れません。2番は「仮説が正しいことを証明するために選択的に質問をする」というものですが、これも本文では仮説に固執することが否定されているため該当しません。4番の「一つの仮説を採用し、データをそれに合わせて修正する」という選択肢も、データを追うのではなく、仮説にデータを合わせるという意味で、本文の内容とは対立します。

    したがって、本文の説明と最も合致するのは3番です。

    (44)

    答えは 2番、「椅子の数を増やす方法を見つけるべき」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文には、マーク・ランクがアメリカの貧困をイス取りゲームに例えていると説明されています。「“Imagine a game of musical chairs with ten players and eight chairs. When the music stops and players attempt to sit in one of the chairs, those who aren’t as quick or are in a bad position lose out. Regardless of who the players are, two of them will end up losers.”」という部分がその核心をなしています。これは「10人のプレイヤーと8つの椅子があるイス取りゲームを想像してください。音楽が止まりプレイヤーが椅子に座ろうとすると、十分に早く動けない者や悪い位置にいる者が負けます。プレイヤーが誰であれ、2人は負けることになります」と訳せます。

    ランクは、「社会科学者がこれまで誰がゲームで負けるかに焦点を当ててきた」と述べていますが、「本当の問題はなぜゲームがそもそも負ける人を生むのか、そしてどうやってこの状況に対処するかである」と指摘しています。この文脈において、「椅子の数を増やす」というのは、貧困というゲームにおいて負ける人が出ないようにするための比喩です。つまり、社会科学者は貧困という問題を解決するために、貧困に陥る人々を減らす(つまり「椅子の数を増やす」)方法を見つけるべきだとランクは言っているのです。

    1番、「プレイヤーをより公平に配置する」、3番、「負けた人に財政援助を提供する」、4番、「負けそうなプレイヤーを見つける」については、本文からは直接的な根拠が見つかりません。これらはランクが述べている問題の解決策とは異なるアプローチです。したがって、適切な答えは2番です。

    (45)

    答えは 3番、「ヨーロッパ統合の成功談はしばしばグローバルな視点を欠いている」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    本文の最後の部分に、「Generalizing about “peoples and nations” in the way Barroso and others do mistakes Europe for the world. European integration since the end of the Second World War has brought peoples and nations together, but only within Europe.」という文があります。これは「バローゾや他の人々が行うような“民族や国々”についての一般化は、ヨーロッパを世界と間違えることになる。第二次世界大戦後のヨーロッパ統合は、民族や国々を一つにしたが、それはヨーロッパの内部に限ったことである」と訳せます。

    この文から、ヨーロッパ統合の成功がしばしばヨーロッパの限界を超えたものとして語られるが、実際にはヨーロッパ内部でのみ民族や国々が一つになったということが述べられています。つまり、ヨーロッパ統合の成功談がグローバルな視点を欠いているというのが本文の主な論点です。

    1番「戦争が終わった後、民族や国はより容易に一つになる」というのは、本文には戦後の状況が直接的に統合に影響したとは述べられておらず、主要な議論とは異なります。2番「一般化はしばしばステレオタイプや差別を引き起こす」というのは、本文ではステレオタイプや差別については言及されていません。4番「統合はEUにとって非常に不適切な政策目標であると証明されている」というのも、本文ではEUの統合政策が不適切であるとは述べられておらず、これも主要な議論とは異なります。

    したがって、最も適切な答えは3番です。

    (46)

    答えは 1番、「気圧を測る以外のこともできる」となります。

    解答根拠は以下の通りです。

    文章中で2人の学生が示した解答方法は、気圧の測定に使われることが期待されるバロメーターを用いて、物理試験の問題(高い建物の高さをどうやって測るか)を解決していますが、これは気圧を測定するというバロメーターの通常の使用方法とは異なるアプローチです。

    最初の学生は「バロメーターをいくつかの紐に取り付け、建物の上から吊り下げ、紐の長さにバロメーターの長さを加えて測定する」と提案しました。二番目の学生は「建築家を見つけて、『この建物がどれくらいの高さか教えてくれたら、この素敵なバロメーターをあげるよ』と言う」と提案しました。これらはどちらもバロメーターを直接的な測定ではなく、異なる方法で使用しています。

    2番「広範囲にわたる測定結果をもたらす」、3番「建物の高さを測るのに無用である」、4番「気圧を測るためには使用すべきでない」という選択肢は、文章から直接的な根拠を見つけることはできません。これらは文章が示している学生の創造的な解決策とは異なる内容です。

    したがって、最も適切な答えは1番、「気圧を測る以外のこともできる」です。これは、バロメーターが気圧を測定する以外の使用方法も持っていることを示している学生の回答に基づいています。

    2024年慶應義塾商学部英語 Ⅶ,Ⅷ


    (a)risen
    (b)continue
    (c)underfed
    (d)facing
    (e)adding
    (f)driving


    (a)detection
    (b)selection
    (c)attack
    (d)growth
    (e)confidence

    出典


    Sarah Johnson
    Number of people going hungry has risen by 122m since 2019, UN says in The Guardian


    Padma Ravichander

    2025年慶應商学部を受ける人はどうするか?

    慶應商学部に合格したいのであれば、速読速解力が必要不可欠です。

    速読の訓練を積んでいく必要がありますので、日々速読をしていきましょう。

    難しいのですが、時間内に解いて全体で8~9割程度は取れるような学力が必要です。

    慶應商学部に合格するためには慶應商学部に合格するための特別な対策が必要になります。

    どのように対策をしたら良いのかわからない人はお気軽にご相談ください。

【2024年】慶應理工【英語】解答速報と来年度に向けての対策

2024.02.14

慶應義塾大学理工学部が2/12に入試を迎えました。 このブログ記事では英語の問題を分析していきます。 ページ目次2024年慶應義塾理工英語全体講評2024年慶應義塾理工英語大問12024年慶應義塾理工英語大問22024年慶應義塾理工英語大問32024年慶應義塾理工英語大問42024年慶應義塾理工英語

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  • 慶應義塾大学理工学部が2/12に入試を迎えました。
    このブログ記事では英語の問題を分析していきます。
    [toc]

    2024年慶應義塾理工英語全体講評

    昨年度出題されていた要約問題を用意していた人は肩透かしを食らったかもしれません。
    全体としては、問題が減ったことにより昨年度よりも解きやすくなりました。

    和文英訳については、昨年度も出題されていたので準備していた人は多いので、問題はないでしょう。
    慶應理工は解き方に少しクセがあるのですが、
    ちゃんと勉強していた人であれば、高得点を取ることは十分に可能になっています。

    [toc]

    解答作成には万全を期していますが、間違えている可能性は十分にありえます。速報ですので、参考程度に留めておいてください。少しですが解説・考え方も載せていますので参考にしてください。
    重要:大学側から配点が公式に発表されてませんので、どれくらいあっていたら合格できるかはわかりません。

    2024年慶應義塾理工英語大問1

    [1]

    (1) 1
    (2) 1
    (3) 2
    (4) 5
    (5) 1
    (6) 3
    (7) 4

    [2]
    (1) 5,overwhelming
    (2) 4,hopelessness
    (3) 5,responsible
    (4) 3,destructive
    (5) 2,marginalizagion
    (6) 3,indadequacy
    (7) 5,isolated
    [3]
    (ア)1, across
    (イ)3, over
    (ウ)5, with
    (エ)4, toward
    [4] 1,7

    [5]1,2,5,8

    大問1の解答根拠

    [4]
    when human activities is having devastating consequences for life

    [5]
    1,Another pandemic we face today is social injustice; the dehumanization and ( 5 ) that emerges from in-group domination ( Y ) out-groups that are subordinate in the social hierarchy.」
    選択肢1について、文章は「他」として認識される人々に対する不正義、すなわち社会的不正義について言及しています。
    2,A fifth pandemic is of attention addiction, the draw of our attentional focus ( x ) compelling states of endless comparison and competition and the ensuing feeling of ( 6 ), inferiority, and incompleteness.」
    選択肢2に関しては、注意力を保持し、制御することの困難さ、つまり注意力の中毒について言及されています。
    5,the modern cultural, or what some might call Western, view of an ( 7 ), separate identity—the “solo-self”.」
    選択肢5は、西洋の文化的な観点からの独立した自己、すなわち「ソロ・セルフ」の概念について述べています。

    8,「A fourth pandemic is of misinformation and polarization, made rampant ( ^ ) the internet’s capacity to create self-sustaining bubbles of isolated information sharing.」
    選択肢8は、インターネットが生み出す誤情報や極端な分極化による社会的分裂について言及しています。

    3,人間と動物の関係については、文章では言及されていません。
    4,見知らぬ他人への共感やつながりについては、文章では直接的には言及されておらず、該当する部分がありません。
    6,西洋資本主義の広がりについては、文章では言及されていません。
    7,生命の神秘の解明に関しても、この文章では言及されていません。

    出典

    Daniel J. Siegel, “IntraConnected”

    2024年慶應義塾理工英語大問2

    [1]
    1,5
    2,2
    3,5
    4,1
    5,1
    6,1
    7,3
    8,1

    [2]
    X:2
    Y:1

    [3]
    (ア) 2. minimal
    (イ) 2. contrast
    (ウ) 3. righteously
    (エ) 1. hold
    (オ) 2. redefine
    (カ) 4. take into account
    (キ) 4. thereafter
    (ク) 2. gotten away with
    (ケ) 2. essential
    (コ) 4. one

    出典

    Arthur C Danto “What Art is”

    大問2の解答根拠

    [3]
    (1) 2. minimal
    根拠: “Plato was mainly negatively interested in art, since he was attempting to… and was eager to get rid of the artists on the grounds that art was of minimal practical use.”

    (2) 2. contrast
    根拠: “In his view, what artists created were mere imitations of the real world, which had no practical use. In contrast, philosophers reigned the realm of human intellect…” この箇所では、芸術家と哲学者の間の対比を強調しており、「contrast」が適切です。

    (3) 3. righteously
    根拠: “…philosophers could teach and serve as rulers not susceptible to corruption.” この文脈で「righteously」が適切で、「corruptionに染まらない」ことを意味する。

    (4) 1. hold
    根拠: “Plato’s definition of art remained in place, with little to argue about until it stopped capturing the seeming essence of art.” この文脈では「hold」が「当てはまる」という意味で適切。

    (5) 2. redefine
    根拠: “…in order to get a definition better than Plato’s you have to look to more recent artists…” これは「再定義する」ことを示唆している。

    (6) 4. take into account
    根拠: “…you have to look to more recent artists…” これは「近代のアーティストを考慮に入れる」ことを示唆している。

    (7) 4. thereafter
    根拠: “…that took place in France, mainly in Paris. In my view, to get a definition better than Plato’s you have to look to more recent artists, since they are most likely to subtract from their theories properties that were earlier thought to be essential to art, like beauty.” この文脈では「その後」という意味の「thereafter」が適切。

    (8) 2. gotten away with
    根拠: “…art in recent times has gotten away with such concepts as beauty and imitation…” これは「避ける」または「取り除く」という意味で適切。

    (9) 2. essential
    根拠: “…properties that were earlier thought to be essential to art, like beauty.” この文脈では「不可欠な」という意味の「essential」が適切。

    (10) 4. one
    根拠: “Art, for one thing, has the power to touch people’s hearts.” この文は「一つの点において」という意味合いで使われており、「one」という選択肢が適切です。

    2024年慶應義塾理工英語大問3

    [1]
    (1)3
    (2)3
    (3)1
    (4)2

    [2]
    (1)9
    (2)4
    (3)8
    (4)5
    (5)8
    (6)7
    (7)6
    (8)9

    大問3の解答根拠

    [1]
    (1) “you’re a sight for sore eyes”
    辞書的な意味:非常に会いたかった人に会えて嬉しいという感情を表現するフレーズです。
    用例:After a year of being abroad, seeing my family again was a sight for sore eyes.

    (2) “the green-eyed monster”
    辞書的な意味:嫉妬を象徴するフレーズで、シェイクスピアの「オセロー」で使われたことで知られています。
    用例:When he saw his ex-girlfriend with someone else, the green-eyed monster reared its ugly head.

    (3) “reading too much into”
    辞書的な意味:実際の意味以上に深く解釈すること、または過剰に分析することを意味します。
    用例:I think you’re reading too much into her comments; she probably didn’t mean anything by it.

    (4) “rings a bell”
    辞書的な意味:聞いたことがある、どこかで見たことがある、またはなんとなく覚えているという状態を表すフレーズです。
    用例:The name doesn’t immediately come to mind, but it certainly rings a bell.

    [2]
    1,Didn’t get a ( 9 ) wink of sleep on the plane.
    「一睡もできなかった」を意味する一般的な表現は “didn’t get a wink of sleep” です。
    2,”Ms. Yagami ( 4 ) picked up on my suspicions.” が適切です。
    “picked up on” は「気づく」や「察知する」という意味で使われ、この文脈では、Ms. Yagamiが主人公の疑念に気づいたことを示しています。
    3,I felt like the ( 8 ) third wheel during the entire drive to the campus.
    “third wheel” は、「余計な人」という意味で、ここでは主人公が八神さんとスタンフォードとの間に挟まれて不要な存在のように感じている様子を表しています。
    4,Situation is ( 5 ) serious.
    文脈から、主人公は自身の立場や将来の決断(プロポーズ)について深刻に考えていることが伺えるため、”serious” が適切です。
    5,It may be time to ( 8 ) pop the question.
    「プロポーズをする時が来たかもしれない」という意味で使われる一般的な表現は “pop the question” です。
    6,At the airport I tried to ( 7 ) play the situation down.
    「状況を軽く見せようとした」という意味で使われるのは “play the situation down” です。
    7,I can smell it a ( 6 ) mile away.
    「何かをはるか遠くから感じ取る」という意味で使われる表現は “smell it a mile away” です。
    8,Maybe it’s just the jet lag talking. I’ll see things more clearly after a good night’s ( 9 ) rest.
    「良い休息を取ればもっとはっきり物事を見られるだろう」という意味で使われる表現は “a good night’s rest” です。

    2024年慶應義塾理工英語大問4

    (1) 6
    (2) 5
    (3) 6
    (4) 4

    2024年慶應義塾理工英語大問5

    Some people are continually called back to their hometown, while others feel they can never go back.

    Some are always drawn back to their birthplace, whereas others believe they cannot return.

    For some, the hometown exerts a constant attraction, but for others, returning seems out of reach.

    Some people are constantly pulled back to their hometown, while others feel that they can no longer return there.

    Some individuals feel a continuous pull towards their hometown, while others feel it’s impossible to return.

    There are those who are forever beckoned back to their place of origin, and those who think they can’t make their way back.

    Some feel an unending tug back to their hometown, while others consider it a place they can no longer visit.

    A number of people experience an ongoing pull to return to their hometown, whereas others view it as a chapter permanently closed.

    For some, the hometown calls them back time and again, while for others, the path back seems permanently closed.

    Some are perpetually lured back to their birthplace, while others see it as a place they’ve left behind for good.

    Some people find themselves repeatedly returning to their hometown, while others feel barred from going back.

    2025年慶應理工学部を受ける人はどうするか?

    慶應理工学部は割と単語勝負なところがあるので、
    英検準1級までの単語を取りこぼしのないように覚えてもらうことが肝心になってきます。

    単語がわかれば問題を解くスピードをかなり縮めることができるので、短い時間で高得点を取ることができます。

    また、今年の大問2にでたような要約問題は毎年でているので、この問題は得意になっておく必要があります。

    早稲田理工と比べると英語の難易度はだいぶ下がるので練習次第で高得点を取ることが可能になります。

    お気軽にご相談ください。

【慶應義塾大学理工学部化学】完全攻略と対策|慶應専門塾が監修

2023.10.20

ページ目次慶應義塾大学理工学部化学の傾向と対策慶應理工学部【化学】の傾向慶應理工学部【化学】の特徴慶應理工学部化学の時間配分の目安慶應理工学部【化学】への取り組み 慶應義塾大学理工学部化学の傾向と対策 慶應義塾大学理工学部の化学試験は、私立大学入試の最高峰といわれる難関校です。 理論から有機化学まで

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  • 慶應義塾大学理工学部化学の傾向と対策

    慶應義塾大学理工学部の化学試験は、私立大学入試の最高峰といわれる難関校です。
    理論から有機化学まで高度な知識が求められ、限られた時間での計算力と迅速な思考が必要とされます。
    困難な試験形式に見えますが、傾向と対策さえ押さえれば克服は可能です。

    本記事では、慶應義塾大学理工学部化学の具体的な傾向と特徴を分析し、基礎から応用まで段階的に学習していくためのポイントを解説します。

    理論、無機、有機と全分野で均衡のとれた化学力が求められます。
    まずは出題傾向を把握し、基礎知識を固めることから始めましょう。
    その上で計算力、有機化学の実践力を高めることが重要となります。

    受験生の皆さんが、化学を強みの学科とするための学習術がこの記事には詰まっています。
    ぜひ最後までお読みいただき、慶應義塾大学理工学部合格に向けて一歩踏み出してください。

    [toc]

    慶應理工学部【化学】の傾向

    慶應義塾大学理工学部の化学は、私立大学の中でも最難関の試験です。
    理論化学、無機化学、有機化学の3分野すべてにおいて、高度な知識と思考力が必要とされます。

    特徴としては、理論化学の比重が大きく、計算を要する問題が多数出題されます。
    また、無機化学では理論との融合問題が頻出し、有機化学は構造推定など難易度の高い問題が含まれています。

    出題範囲は化学全般にわたっており、個々の単元を網羅的に学習することが求められます。
    計算力に優れ、論理的思考力がある学生を選抜することを目的とした、非常に難易度の高い試験形式といえます。
    しっかりとした基礎力に加え、応用力と柔軟な思考力が必要となります。

    問題の構成は大問3題で、第1問が理論化学、第2問が無機化学、第3問が有機化学となっています。
    計算を要する問題が多数を占める一方で、構造推定などの思考力を必要とする設問も含まれるため、迅速かつ正確な解答能力が要求されます。
    また、有機化学の問題の難易度が高いことから、時間配分には十分注意が必要不可欠です。

    慶應理工学部【化学】の特徴

    慶應義塾大学理工学部の化学の特徴は以下の3点に集約できます。

    • 理論化学の出題比率が高い
    • 無機化学との融合問題が多数を占める
    • 有機化学の難易度が高い

    まず、理論化学に関しては気体の法則、化学平衡、酸化還元などの計算問題が頻出しています。
    無機化学、有機化学と広範囲から出題されるため、理論化学の知識を確実に持っていることが重要です。
    理論化学の出題比率が高く、計算問題も多数出題されるのが特徴です。出題範囲は化学の全般にわたっており、反応速度、酸化還元、化学平衡などの計算を要す

    次に、無機化学では理論化学の知識を必要とする計算問題が多く出されます。
    化学反応の速度方程式やイオン濃度計算など、理論的知識が求められるのが特徴です。

    そして、有機化学は構造推定を中心に、反応機構に関する知識が問われます。
    脂肪族、芳香族だけでなく高分子に関する出題もあるため、有機化学全般の習熟が欠かせません。

    慶應理工学部化学の時間配分の目安

    時間配分の目安

    1. 理論化学: 20分
    2. 無機化学: 15分
    3. 有機化学: 20分
    4. 見直し: 5分

    慶應義塾大学理工学部の化学の試験では、理科2科目合わせて120分の試験時間が配分されています。
    そのため、化学に特化して使える時間は60分程度と限られています。
    理論化学の比重が高く、計算を要する問題が多数出題されることから、理論化学には20分程度を充てるのが良いでしょう。
    一方、無機化学は知識中心の標準的な問題が主体となるため、15分程度で解答を終えられるように準備しておきましょう。
    最も難易度が高くて時間のかかる有機化学には20分ほどを配分し、構造推定などに注力できるようにします。
    そして試験の終わりには5分程度を確保し、解答の見直しを行うことをおすすめします。このような時間配分をすることで、理論化学と無機化学が効率的に解答でき、重要な有機化学に集中できるため、慶應義塾大学理工学部の化学試験で合格点を取る可能性が高くなります。

    慶應理工学部【化学】への取り組み

    慶應義塾大学理工学部の化学試験に合格するには、以下の3つの取り組みが重要です。

    1. 基礎知識の定着
    2. 応用力の養成
    3. 実戦演習の実施

    1基礎知識の定着
    化学の学習において、まず基礎知識の定着が不可欠です。教科書や基礎的な参考書を繰り返し学習し、理論から有機化学までの基本事項を完全にマスターしましょう。その際、単に暗記するのではなく、なぜその反応が起こるのか、メカニズムの理由など根本的な理解を意識することが大切です。
    2応用力の養成
    基礎知識が身についたら、次はそれを問題に応用する力を鍛える段階です。応用レベルの問題集に取り組み、複合的な計算力や推理力を高めましょう。間違えた問題は必ずノートにまとめておき、同じ間違いを繰り返さないことが重要です。
    3実戦演習の実施
    最後に、過去問題や模試を通じて、実際の試験形式での演習を積み重ねることが重要です。時間管理力や解答スピードも合わせて向上させましょう。実戦では自分のパフォーマンスを記録し、弱点を明確化することが大切です。

    科学の勉強の仕方についてはこちらの記事で詳しく掲載しています。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/kagaku-benkyo/"]

    慶應理工学部【化学】対策1:基礎知識の徹底

    慶應義塾大学理工学部の化学試験で確実に点数を稼ぐには、まず化学の基礎知識を完全に修得することが重要です。
    理論化学では原子の構造、周期律、化学反応の速度論などの基本事項をしっかり押さえる必要があります。過去問題では、ラドンの壊変速度の計算などの反応速度論の問題がよく出題されています。また、無機化学ではイオンの性質や金属の化学、化学反応を中心に学習しましょう。過去問題には、イオン濃度の計算や電気分解の知識が問われるものがありました。有機化学も含め、教科書の内容を確実に習得しておきましょう。
    教科書を読む際には、以下の基礎知識に着目して学習しましょう。

    • 原子構造と電子配置
    • 周期表と周期律
    • 気体の法則
    • 反応速度論
    • 化学平衡
    • 酸と塩基、pH
    • 酸化と還元
    • 無機化合物の命名法と性質
    • 有機化合物の基本的な反応と合成法

    基礎知識を身につけるためには、教科書の丁寧な読み込みが第一歩です。
    読み終わった後は復習を欠かさず、要点ノートを作成する等して知識の定着を図ります。
    また、基礎的な参考書や問題集を解き、知識の習熟度を高めていきましょう。「セミナー化学」や「リードα化学」などの入門書がオススメです。

    慶應理工学部【化学】対策2:計算力の徹底

    慶應義塾大学理工学部の化学試験では、理論化学と無機化学を中心に複雑な計算問題が多数出題されます。短時間で正確に解答できる計算力が求められています。
    理論化学では気体の法則、化学平衡、反応速度論などの計算が必須となります。無機化学でもイオン濃度や電池の電圧計算など、高度な知識が必要とされます。
    これらの計算力は、単に公式を暗記するだけではなく、その背後にある原理・理論を深く理解した上で培われるものです。しっかりと理論的に学習した上で、多数の計算例題をこなしていくことが重要です。
    また、実際の試験形式で時間を意識しながら演習することも欠かせません。致命的なのは計算ミスや時間超過です。正確な計算力とスピード感を身につける訓練が必要不可欠です。
    計算力の徹底的な訓練こそが、慶應義塾大学理工学部化学試験の合格への最短ルートと言えるでしょう。

    慶應理工学部【化学】対策3:有機化学を徹底的にする

    Yuukikagaku

    慶應義塾大学理工学部の化学試験で高得点を狙うには、有機化学の訓練が欠かせません。
    有機化学の出題は、構造決定を中心とした推論力・応用力を問うものが多数を占めます。具体的には、質量スペクトルやNMRスペクトルから求められるデータを手がかりに、目的化合物の構造を推定する多段階の設問が出題されることがあります。
    また、アルケンやアルキンなどの不飽和炭化水素の合成法に関する知識や、芳香族化合物の反応機構についても出題されることがあります。難易度の高い芳香族化合物の置換反応に関するメカニズムの解釈を必要とする設問も少なくありません。
    加えて、官能基変換を含む有機合成路の設計に関する問題や、重合反応によって生成する高分子の推定など、実践的な内容を問う設問も含まれています。
    このように、有機化学の出題範囲は広範囲に及び、解答には高度な知識と柔軟な思考力が求められます。強固な有機化学の実力が慶應化学合格の絶対条件と言えます。

    慶應理工学部【化学】対策4:高分子化合物も抑える

    Kobunshi

    慶應義塾大学理工学部の化学試験では、有機化学のうち高分子化合物に関する出題も重要視されています。
    高分子化合物に関する出題としては、各種合成高分子の単量体と重合反応、ならびに生成する高分子の構造について問うものが見られます。
    具体的には、ポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩化ビニルなどの代表的な合成高分子における単量体と重合反応、生成高分子の構造に関する知識が必要となります。
    また、これらの高分子の合成反応式を化学変化の式として正しく記述できることも要求される重要なポイントです。
    教科書レベルの高分子化合物の知識に加え、重合反応と生成高分子の関係を正しく理解し、簡単な合成反応式が記述できる程度の知識が必要となります。

    慶應理工学部【化学】で使える参考書

    慶應義塾大学理工学部の化学試験対策におすすめの参考書をご紹介します。
    ●基礎知識定着
    * セミナー化学
    * エクセル 化学I・II
    * 基礎問題精講
    ●応用力養成
    * 重要問題集
    ●実戦対策
    * 化学の新演習
    ●有機化学
    * 有機化学演習

    基礎から実戦まで段階的に学習していける参考書を選択することをおすすめします。
    有機化学は専用の演習問題集を準備することも大切です。
    これらの参考書の組み合わせで、効果的な学習が可能となります。
    慶應義塾大学理工学部の化学試験は難関ですが、しっかり戦略を立てて臨めば合格できる可能性は十分にあります。

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【慶應義塾大学薬学部】化学 完全対策と勉強法|慶應専門塾が監修

2023.10.19

ページ目次慶應義塾大学薬学部化学の傾向と対策慶應薬学部【化学】の傾向慶應薬学部【化学】の特徴慶應薬学部【化学】への取り組み慶應薬学部【化学】分野ごとの対策慶應薬学部【化学】対策1:基礎知識の徹底慶應薬学部【化学】対策2:有機化学の訓練慶應薬学部【化学】対策3:計算力の徹底慶應薬学部【化学】で使える参

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  • 慶應義塾大学薬学部化学の傾向と対策

    慶應薬学部の化学試験は、難関国立大学レベルの幅広い知識が求められる上に、限られた時間での計算力や速読力が問われます。
    困難な試験形式ですが、傾向と対策を知れば対応は可能です。

    本記事では、慶應薬学部化学の具体的な傾向・特徴を分析し、基礎固めから高度な対策まで、合格に導くための具体的な学習法を解説します。
    理論・無機・有機ともに弱点のない、充実した化学力が求められます。
    まずは出題傾向を押さえ、弱点のない基礎固めを。その上で計算力と有機化学の実力を高めることが肝要です。
    受験生の皆さんにとって、化学が得意科目となるための学習指針がこの記事には詰まっています。
    ぜひ最後まで熟読いただき、合格への一歩を踏み出してください。がんばってください!

    [toc]

    慶應薬学部【化学】の傾向

    慶應義塾大学薬学部の化学は、5問構成の記述式試験で、理論・無機・有機の化学分野すべてから出題されます。試験時間は100分と限られているため、効率的に解答する計算力と速読力が求められます。
    具体的な傾向は以下の通りです。

    • 5問構成で、理論2問、無機1問、有機2問の出題
    • 記述式が9割を占め、計算量が多い
    • 理論では平衡、速度論、気体の性質などが出題されやすい
    • 無機では典型元素と遷移元素がバランスよく出題
    • 有機では構造決定が毎年の定番で、高分子も出題
    • 問題文が長く、ある程度の読解力が必要
    • 実験に関する記述式問題も多い

    慶應義塾大学薬学部の化学は、難関国立大学並みに幅広い知識が求められます。また計算力や読解力といった総合力も問われる試験形式となっています。

    慶應薬学部【化学】の特徴

    慶應義塾大学薬学部の化学試験は以下の3つの特徴があります。
    1. 基礎から応用まで幅広い出題
    慶應義塾大学薬学部の化学は、基礎的な知識はもちろん、応用力をある程度求める難易度の高い試験です。
    ただし、最難関レベルの問題はほとんど出題されず、むしろ全範囲の標準レベルの力が求められます。難関国立大学並みの幅広い知識と、私立大学らしい基礎的内容のバランスが特徴です。
    2. 計算力と速読力が鍵
    100分という制限時間内で5問を解き切るためには、計算スピードと読解力が不可欠です。
    計算は検算を含めて正確に行う必要があり、読解力は実験を題材にした長文問題で特に重要になります。限られた時間で効率よく解答する総合力が問われています。
    3. 有機化学が得点源
    有機化学は毎回出題され、秀でた受験生にとっては得点を伸ばしやすい分野です。
    一方で、有機化学が苦手な受験生にとっては逆に得点差がつきやすくなります。有機化学の基本的知識と、応用力をある程度備えることが合格の条件となります。

    慶應薬学部【化学】への取り組み

    慶應義塾大学薬学部の化学試験に合格するには、以下の3ステップで取り組むのが効果的です。
    1. 基礎固め(1年生~2年生前半)
    まず教科書と入門書を使って、化学の基礎知識を固めます。この時点では苦手意識がなくなることが目安になります。理論・無機・有機のバランスに気を付け、全範囲を網羅します。
    2. 標準レベルの訓練(2年生後半~3年生前半)
    次に中級の問題集で標準レベルの問題演習を行います。慶應義塾大学薬学部の化学が6~7割解けるレベルを目指します。実戦的な長文問題にも早い段階から取り組みます。
    3. 過去問対策(3年生後半)
    最後に直近10年分の過去問題を解き込みます。時間に厳しく設けて解答し、試験本番さながらの練習を積みます。得意分野から着実に得点を稼ぐ策を身につけます。
    この3ステップを意識して、計画的に学習を進めることが大切です。

    慶應薬学部【化学】分野ごとの対策

    理論化学

    理論化学では、化学平衡、反応速度論、気体の性質などが頻繁に出題されます。例えば、化学平衡ではルシャトリエの原理が問われたり、反応速度論では速度定数kの意味と求め方が問われたりします。気体の性質に関しては、圧力・体積・温度の関係を表す状態方程式からの計算問題が定番です。
    単なる計算問題だけでなく、実験の考察を求める論述形式の問題も多く、科学的思考力が問われます。例えば、ある反応の濃度変化から反応速度について考察し、その速度式を導くことを求められるなど、実験データから化学的知見を引き出す思考力が必要となります。
    対策としては、まず問題集で頻出するパターンを固めることが大切です。その上で、計算を最後まで正確に解き切る訓練を繰り返し行う必要があります。正確な計算力こそが理論化学の基本となるため、手を抜かずにきちんと解答する習慣が必要不可欠です。

    有機化学

    有機化学では、有機化合物の構造決定が毎年の定番となっています。実験データやスペクトルから未知の化合物の構造を推定する力が求められます。そのためには、各物質の化学的性質や反応性に関する知識が不可欠となります。アルデヒド、ケトン、アミン、カルボン酸などの官能基ごとの特徴をしっかり押さえる必要があります。
    過去問題を繰り返し解くことで、出題パターンに慣れるとともに、有機化合物に関する知識の定着がはかれます。また、高分子化合物については、過去問題が中心となるので、アミノ酸、核酸、合成繊維などの具体的な化合物名を頭に入れておくことが重要です。わからない用語が出てきたら、速やかに参考書で調べられるよう、学習の工夫が求められます。

    無機化学

    無機化学は、標準的な知識が問われることが多い分野です。イオンの発色反応、金属イオンの水和数、典型元素と遷移元素の性質など、基本事項はしっかり押さえる必要があります。
    反応物の発色などは、実際に目で見た方が印象に残りやすいので、参考書についている写真や資料集を活用するとよいでしょう。
    全体として出題範囲は広いため、知識の穴がないよう、無機化学の項目を網羅的に学習することが大切です。視覚的なイメージを豊富に持って理解を深めましょう。
    以上、理論・無機・有機のそれぞれの特徴を意識し、弱点を補強しながら学習を進めることが慶應義塾大学薬学部化学の対策として重要です。

    慶應薬学部【化学】対策1:基礎知識の徹底

    慶應義塾大学薬学部の化学試験でまず最初に心がけるべきことは、化学の基礎知識をしっかりと固めることです。
    具体的なポイントは以下の通りです。

    • 教科書を丁寧に読み、内容を全て理解する
    • 入門書で基礎の整理と例題を解き理解を深める
    • 理論・無機・有機の3分野をバランスよく学習する
    • 全範囲を網羅的に学習し、知識の穴を埋める
    • 体系的に頭の中で知識を整理し、意味づけをする
    • 基礎問題集で知識の定着と応用力を養う

    化学の内容は抽象的で暗記事項も多いため、学習したことを体系的に整理する意味づけが重要です。
    また基礎問題集を解きながら、知識の定着と応用力を高めることも大切なポイントとなります。

    慶應薬学部【化学】対策2:有機化学の訓練

    慶應義塾大学薬学部の化学試験で得点源となるのが有機化学です。毎回必ず出題されるだけでなく、秀でた受験生が差をつけられる可能性が高い分野です。
    有機化学では以下の訓練が重要です。

    • 構造決定問題を過去問題で繰り返し解く
    • 官能基ごとの化学的性質や反応を完全に理解する
    • 高分子化合物は名称と構造を暗記する
    • アルデヒド、ケトン、エステルなどの反応を完璧にできるよう訓練
    • 芳香族化合物の求電子置換反応、規則正しい反応をマスター
    • 立体化学の理解を深め、立体異性体が描けるようにする

    有機化学の基本は「なぜその反応が起こるのか」を理解することです。
    反応の理由が分からないと、有機化学の応用問題は解けません。反応のメカニズムに注目し、理解を深めることが大切です。

    慶應薬学部【化学】対策3:計算力の徹底

    慶應義塾大学薬学部の化学試験では、正確な計算力が問われます。制限時間内に解答を仕上げるためには、計算スピードが不可欠となります。
    計算力の向上には以下のポイントが重要です。

    • 四則計算と計算の意味を完全に理解する
    • 問題ごとに最適な解法を知り、手順を整理する
    • 計算過程を丁寧に書き、検算を確実に行う
    • 問題集で時間を決めて解答練習を繰り返す
    • 計算中に考える時間を最小限にし、スピードを上げる
    • 難易度の高い計算問題にも早い段階からチャレンジする

    計算力は反復練習で劇的に向上できます。
    時間を意識して解答練習を積み重ね、計算スピードの訓練を行うことが対策の核心です。

    慶應薬学部【化学】で使える参考書

    慶應義塾大学薬学部の化学試験対策におすすめの主な参考書は以下の通りです。
    ■ 基礎固め

    • 化学 基礎問題精講
    • エクセル 化学基礎+演習

    ■ 高度な演習

    • 化学の新研究・新演習
    • 重要問題集

    学習段階やレベルに合わせて、これらの参考書を使い分けると効果的です。基礎から高度な内容まで系統立てて学習できる教材を選ぶことをおすすめします。

    化学の具体的な勉強法・他の参考書についてはこちらをご覧ください。
    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/program/kagaku-benkyo/"]

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2023年 慶應法学部【英語】解答速報 長文は易化傾向 2024年に向けてどうするのか?

2023.02.17

私大最難関と名高い慶應法学部の解答速報になります。 ここまでの入試で他の学部が軒並み難しくなっていた中でしたが、 例年に比べると、長文、会話問題が圧倒的に読みやすく、 ここでいかに点数を稼ぐかが勝負となりました。 ページ目次慶應法英語2023年の配点は?2023年慶應法解答速報 大問12023年慶應

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  • 私大最難関と名高い慶應法学部の解答速報になります。

    ここまでの入試で他の学部が軒並み難しくなっていた中でしたが、

    例年に比べると、長文、会話問題が圧倒的に読みやすく、

    ここでいかに点数を稼ぐかが勝負となりました。

    [toc]

    慶應法英語2023年の配点は?

    予想にはなりますが、配点は下記と考えられます。

    問題 1問の点数 合計
    2 20
    30
    5 50
    5 40
    5or6 60
    合計 200

    2023年慶應法解答速報 大問1

    単語パズル
    (1) 1
    (2) 3
    (3) 4
    (4) 6
    (5) 5
    (6) 8
    (7) 7
    (8) 2
    (9) 9
    (10) 0

    2023年慶應法解答速報 大問1 講評

    昨年に続いて単語パズルが出ました。

    各人の語彙力によるものの、、

    対策のしようがなく、その場でいかに思い付いたかどうかが勝負になりました。

    2023年慶應法解答速報 大問2

    語句定義問題
    (11) 2
    (12) 9
    (13) 6
    (14) 8
    (15) 4
    (16) 7
    (17) 3
    (18) 0
    (19) 5
    (20) 1

    2023年慶應法解答速報 大問2 講評

    類推する単語のレベルが上がってきましたが、
    前後の単語の使い方や前置詞で類推は可能なレベルでしょう。

    もちろん難しいですが、
    品詞に気をつけて、解くようにすれば7割程度は解けるはずです。

    2023年慶應法解答速報 大問3

    会話問題
    (21) 4
    (22) 3
    (23) 5
    (24) 1
    (25) 2
    (26) 5
    (27) 3
    (28) 4
    (29) 2
    (30) 1

    2023年慶應法解答速報 大問3 講評

    今回は大幅に簡単になりました。
    文章を読まなくても、前後の文法的な処理で十分に答えが絞れるため、
    ここで点数を落としてしまうと、
    合否に響いてしまうでしょう。。

    2023年慶應法解答速報 大問4

    インタビュー問題
    (31),3
    (32),7
    (33),1
    (34),4
    (35),2
    (36),6
    (37),0
    (38),5

    2023年慶應法解答速報 大問4 講評

    慶應法学部名物のインタビュー問題です。

    例年通り、ここは結構難しかったです。

    来年以降の受験を考えていて、
    インタビュー問題とは何か・・どのように対策をしたら良いのか?という人は
    下記をご覧ください。

    [nlink url="https://hiroacademia.jpn.com/blog/taisaku/keio/hougaku/keio-ho-interview/"]

    2023年慶應法解答速報 大問5

    長文問題

    (39) 2
    (40) 3
    (41) 4
    (42) 4
    (43) 2
    (44) 7
    (45) 1
    (46) 3
    (47) 5
    (48) 4
    (49) 1

    2023年慶應法解答速報 大問5 講評

    今年の長文は大幅に易化しました。
    慶應法学部受ける層から考えると、
    40点後半から満点近く取っておかないとかなり厳しい戦いになってしまいます。

    慶應法2024年受ける人はどうするのか

    今年は大幅に慶應法学部は長文は易化しましたが、、
    それでも80分でとき切るには、
    かなりの学力が必要となります。

    早慶特有の文法的に解くという部分と
    速く読む力を鍛えることができないと
    合格点に届くことは難しいです。

    慶應を目指すから難しいことをするのではなく、

    慶應を目指すからこそ、
    基礎に習熟して徹底的にできるようになってください。

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