参考書の特色
対象者
「問題を解くための数学」から脱却し、数学を学び直したい方
高校数学を、分野ごとに学問として学び直すための参考書です。「問題を解くための数学」ではなく、公式を導く過程や論理を理解することに重点を置いています。大学での学問では問題を解くことそのものよりも、定理を導く過程やその理論を理解することが重要となってくるため、大学で学ぶ上ではこの考え方が非常に重要となります。このような大学数学の入り口として学びたい方はもちろん、「問題を解くための数学」に苦痛を感じる高校生の方にもおすすめの参考書です。
高校数学のほぼ全ての範囲を、分野ごとに7つの章に分けた構成となっています。順番も工夫してあって、先の章の基礎となる分野は最初にあり、また大学で重要となる数学は最後の章にまとめてあります。
使い方
おすすめ使用期間
2ヶ月~
この参考書は「問題を含む読み物」として読むことをおすすめします。問題を解くことではなく、公式の導出過程や理論に重きをおいているため、問題は書いてありますが付属的なものが多いです。そのため説明を読んで理解していくことが重要となりますが、その分公式の導出過程は手を動かして確認するようにしましょう。
また、読み進める際は「今まで知らなかったこと」「読んでパッと理解できなかったこと」をチェックしておくようにしましょう。本質的な数学の理解に重きをおいているため、時には理解が難しい部分も出てくると思います。そのような際はチェックをしておいて、何回も読み返すことで理解を深めるようにしましょう。
1ランク成績を上げるための使い方
考え方が身についてきたと感じたら、本書の中の問題を何も見ずに解いてみてください。解法のテクニックがなくとも、理解ができていれば問題を解けることが分かると思います。また、証明についても何も見ずに書いてみるのも有効です。もし書けなければ、証明のおおまかな流れ(どのような式・定理を用いるのか)を確認してから、時間をおいてまた書いてみましょう。
この参考書によくある質問集
ここではこの参考書によく当塾に寄せられる質問をQ&A形式でお答えします。
解答はプラトン先生にお答えいただきます。
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