TOEFLで50点から80点を目指す学生のための記事です。
英語が苦手な人にとっては鬼門になるであろうレベルですので、本記事ではどのようにしたら良いのか丁寧に解説していきます。
どれくらいのレベルなのか
TOEFL IBT 50点はTOEICRLの500点程度、英検準2級~2級程度に相当します。
この点数は、一般的な大学(偏差値50~55程度)入学できるレベルです。高校レベルまでの基本的な単語、文法を習得していれば取ることは難しくありません。ただリスニングをこれまでしてこなかった受験生にとっては、なれるまでが難しいかもしれません。
TOEFL 80点は大学入試や学部で留学をするのであれば、一つの区切りとなる点数でしょう。
TOEICであれば700点~800点程度、英検準一級、IELTS 6.0に相当します。
東京大学に合格する生徒のTOEICの平均点がこのあたりのレベルに相当することを考えると、一般的なレベルから考えると相当な高得点だと考えられます。
大学入試で使用するということであれば、この点数を目標にすると良いでしょう。
準備レベルの点数、50点はどうしたらとれるのか
TOEFLで50点を獲得するのは、高校生までに英語をしっかりしていた人にとってはとても簡単です。
また、何も勉強していなかったという生徒であっても基本的なことをできるようになるだけでもとることができる点数でしょう。
なかなか達成できないという方は英語の基礎がついていない、そしてTOEFLの問題になれていないことが多いです。
こうしたレベルの学生がすべきこととしてまず、アカデミックな単語の語彙を増やしていきましょう。
TOEFLは中学高校で読んでいた日常的で平易な英文はあまり出題されません。
そうではなく、大学の一般教養で行うような英文が出題されます。まずはこうした文章で使われる単語になれてください。
次に必要なのは、出題形式を理解してください。
これで50点を達成できる可能性は大幅に上がるはずです。
このスコアを目指す方が覚えておくべきことは
・英語は結論を先に述べるという性格がある ということです。
長文では各パラグラフの最初の文がそのパラグラフの内容を要約して、最後の文では結論を述べます。 そのため各パラグラフの最初と最後の文は丁寧に読まなければいけません。
ライティングとスピーキングも必ずこのルールを守る必要があります。
最初に自分の意見を述べる→そう思う理由1→理由2→…→結論というのが基本のライティングとスピーキングの構成です。
この基本構成を知っておくだけでライティングもスピーキングもかなり楽になります。
これを意識しながら、模擬試験を繰り返し何度も解くことで、必ず50点は超えることができます。
このレベルの学生の優先順位とは
リーディング>リスニング=>ライティング>スピーキング
このレベルに到達していない学生であればまずはリーディング、リスニングを鍛えていきましょう。CD付きの教材を購入し、リーディングで読み込んだ文章をリスニングを実施するというのも良いでしょう。
大学入試で重要になる80点はどうしたらよいのか
TOEFLで80点は海外大学の交換留学や入試に必要な最低限のスコアであることが多いので、まずは80点超えを目指している方も多いのではないでしょうか?
80点を超えるためにはリスニングセクションを徹底的に勉強することが近道です。
なぜならば、TOEFLにおいてリスニング能力はライティング、スピーキングにも影響を与えてきます。
問題を聞き取れないと答えることができないためです。そのため、50点をなんとか超えることができてもリスニングが苦手・・という場合であれば、毎日英語の音を聞いて、英語の音になれるようにしましょう。
また、リスニングはアカデミックな場面はもちろんですが、大学生活で遭遇するような場面が問題になっていることが多いです。
実際の留学生活においても無くてはならないスキルですので、日本にいる間に問題のないレベルまで高めるようにしてください。
リスニング学習で最適な教材は、公式問題集や模擬試験集です。完璧に解けるようになるまで、繰り返し解き、リスニングで高得点を狙いましょう。
またリスニングとリーディングは推測問題が出題されます。
推測問題とは、書かれている内容、もしくは話された内容から推測して解答を導く問題です。
この推測問題は消去法で解いていきましょう。
明らかに間違っているものが2つあり、1つだけ紛らわしいものがあります。
正解を導くためには文脈や会話の流れを読んで、否定することが絶対に出来ないものを見つけることが大切です。
スピーキングとライティングは50点の対策で紹介したルールを守ることで、まずは十分です。
ライティングとスピーキングでは、高得点を狙うというよりも、減点されるポイントを減らすことが大切です。
具体的には自分のレベルに合っていないような長い英文や、複雑な英文を使用しないということです。 短くシンプルな文を使用することで、かなりの高得点は期待できませんが、減点される可能性は大幅に減ります。
また80点未満の方はまだ英語力が十分ではないので、試験時間が足りなくなるかもしれません。
しかし、わからないところは、適当でいいので解答して、必ず全ての問題を解くようにしましょう。 決して空欄を作ってはいけません。
*練習段階ではおすすめしませんが、あくまでテストの点数を取るという目的のためには仕方がありません。
80点までは単語量がカギとなってきます。前述したとおり、TOEFLはアカデミックな単語が頻出されます。
これまでTOEICだけ勉強してきた方は、必ずTOEFL用の英単語を学ぶ必要があります。
単語帳の使用はもちろん、日頃から英語のニュースや記事を読むのもいい勉強になります。
このレベルの学生の優先順位とは
重要視する順番はリスニング>リーディング>ライティング>スピーキングです。
このことを念頭に入れて日頃の学習を行いましょう。
Published by