方針の立て方
殆ど全てが基本問題であり特筆事項なし.
最後の面積は,円形の部分の面積を求めるのに工夫が必要である.円の積分は(文系数学の範囲では)出来ないため,解析的にではなく幾何学的に求めることになると判断しよう.
解答例
(ⅰ)
(ウ)
(ⅱ)
(4)
(5)
(6)
(7)(8)
(9)
(10)(11)
(ⅲ)
(エ)
(ⅳ)
(12)(13)
(14)(15)
(16)(17)
(18)
(19)
(20)(21)
(22)(23)
解説
(ⅰ)(ⅱ)
放物線と直線の接点をとすると,接線はと表せる.これがと一致するので,係数比較すると,
よって,……(答)
また,より接点の座標は,
……(答)
放物線と直線の接点についても,同様に考える.接点をとおくと,より,接線はと表せる.これがと一致するので,係数比較すると,
よって,接点の座標は,
……(答)
(ⅲ)
原点と直線の距離は,点と直線の距離の公式より.よって,直線が原点を中心とする半径の円と接するための必要十分条件は,
……(答)
(ⅳ)
接点の座標は,円の式がであることより,
を用いてこれを解くと,
(重解)
となる.よって,接点の座標は.
これが点と一致するのは,
は正の実数のため,が適当.これを条件(A)の式:に代入すると,.
……(答)
このとき,円と放物線の共有点は,
より,……(答)
放物線,直線,円:を図示すると,
上図.点の4点を頂点とする正方形内について考えると,題意を満たす領域の面積は,正方形から四分円を引いた面積と等しくなるため,
と書ける.
よって,求める面積は,
……(答)
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